説明

アクリル酸の製造方法

【課題】
アクロレインを接触気相酸化してアクリル酸を製造する方法において、高収率で長期間にわたって安定してアクリル酸を製造する方法を提供する。
【解決手段】
アクロレインを分子状酸素または分子状酸素含有ガスの存在下にて気相酸化する際に用いられるモリブデンおよびバナジウムを必須成分とする触媒を固定床熱交換型反応器の反応管に充填する際、各反応管に充填される触媒の充填密度が0.90g/cm以上および単位容積当たりに充填される触媒の表面積が2,000〜6,000m/L(リッター)になるように設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクロレインの接触気相酸化によりアクリル酸を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アクリル酸は、各種合成樹脂、塗料、可塑剤の原料として工業的に重要であり、現在、全世界で数百万トン/年の規模で生産されている。また、近年では、吸水性樹脂の原料としてその重要性が高まり、需要はさらに伸びており、工業的規模でアクリル酸収率のさらなる向上が望まれている。
【0003】
アクリル酸の工業的製法としては、第1段目の反応として、プロピレンの接触気相酸化により主としてアクロレインとして、さらに第2段目の反応として、第1段目の反応で得られたアクロレインの接触気相酸化によってアクリル酸とする2段酸化方法が最も一般的である。このような2段酸化方法における第2段目の反応であるアクロレインからアクリル酸を製造する工程としては、アクリル酸の収率や寿命等の触媒性能は必ずしも充分なものではなく、その性能の改善を目的として各社で検討がなされ様々な提案がされている。
【0004】
例えば、モリブデン、バナジウム、タングステンからなる触媒(特許文献1)、モリブデン、バナジウム、銅、タングステン、クロムからなる触媒(特許文献2)、モリブデン、バナジウムからなる触媒(特許文献3)、モリブデン、バナジウム、銅とアンチモン、ゲルマニウムの少なくとも1種の元素とからなる触媒(特許文献4)などが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特公昭44−12129号公報
【特許文献2】特公昭49−11371号公報
【特許文献3】特公昭50−25914号公報
【特許文献4】特開昭52−85091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記した技術はいずれも、目的とするアクリル酸の収率や触媒寿命等の面において、工業的な規模から見てなお改善の余地を残すものである。
【0007】
かくして、本発明の目的は、アクロレインの接触気相酸化によりアクリル酸を製造する方法において、高収率で長期間にわたって安定してアクリル酸を製造する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
反応に使用する触媒量が多く、単位容積当たりに充填される触媒の表面積が大きいほど触媒性能および触媒寿命に対して好ましいことは当業者であれば当然認識していることである。
【0009】
しかしながら、アクロレイン等の酸化反応のような発熱を伴う反応では、局部的な異常発熱部(以下、「ホットスポット部」という)が発生し、長期間の反応の間に触媒の粉化、崩壊あるいは構成成分の触媒からの飛散、昇華などが発生し、触媒性能および触媒寿命が低下する傾向があり、1本当たりの反応管に充填される触媒量が多くなる、すなわち、触媒の充填密度が高くなるほどその傾向は強くなる。一方、1本当たりの反応管に充填される触媒量が少ないと反応ガスとの接触効率が低下するため、十分な活性が得られず、また、経時的な触媒の性能劣化が起こり易いなど、触媒性能および触媒寿命の面で好ましくない。また、充填された触媒の表面積に関しても同様の問題が発生する。
【0010】
本発明者らは上記問題を鑑み触媒の充填方法について鋭意検討した結果、固定床熱交換型反応器に触媒を充填するに際し、触媒の充填密度および単位容積当たりの触媒に起因する表面積が特定の範囲になるように触媒を充填することにより長期間安定して高い収率でアクリル酸を製造することができることを見出し本発明に至った。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、アクロレインの接触気相酸化によりアクリル酸を製造する方法において、高収率で長期間にわたって安定してアクリル酸を製造することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明にかかるアクリル酸の製造方法について詳しく説明するが、本発明の範囲はこれらの説明に拘束されることはなく、以下の例示以外についても本発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更し、実施することができる。
【0013】
本発明において、固定床熱交換型反応器の各反応管に触媒を充填するに際して、各反応管に充填されるべき触媒の充填密度および表面積を特定の範囲内に調整する必要がある。具体的には、固定床熱交換型反応器の各反応管に充填された触媒の充填密度が0.90g/cm以上、好ましくは1.00〜1.60g/cmの範囲、かつ触媒1L(リッター)当たりの表面積が2,000〜6,000m、より好ましくは2,100〜4,000mの範囲になるように触媒を充填する。触媒の充填密度および表面積が上記範囲未満の場合、触媒と反応ガスとの接触効率が低下するため、十分な活性が得られずアクリル酸の収量が低く、また、触媒の経時劣化も進み易く触媒寿命も短い。一方、反応管に充填された触媒の充填密度および表面積が上記範囲より大きい場合、圧力損失が増加し、ブロワー等のランニングコストが増加すると共に逐次反応の増加により、結果として目的生成物のアクリル酸の収量が低くなる。更に先述したように高温のホットスポット部の発生により局部的な触媒の劣化の点からも不利である。
【0014】
本発明における反応管に充填された触媒の充填密度および触媒1L(リッター)当たりの表面積は、下記式により算出される。
充填密度(g/cm
=反応管に充填された触媒の質量(g)/反応管に充填された触媒の容量(cm
ここで、
反応管に充填された触媒の容量(cm
=反応管に充填された触媒の充填層長×((反応管内径/2)×円周率)
であり、
表面積(m)=充填密度(g/cm)×比表面積(m/g)×1,000(cm
充填密度は以下により求められる。
【0015】
なお、比表面積は、この種の測定に一般的に用いられるBET比表面積計などの装置を用いて測定できる。
【0016】
本発明に用いられる触媒としては、触媒成分としてモリブデンおよびバナジウムを必須成分とする触媒であって、下記一般式(1)
Mo12 (1)
(ここで、Moはモリブデン、Vはバナジウム、Aはニオブおよび/またはタングステン、Bはクロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、およびビスマスからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素、Cはスズ、アンチモン、テルルからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素、Dはチタン、アルミニウム、ケイ素およびジルコニウムから選ばれる少なくとも1種の元素、Oは酸素を表し、またa、b、c、d、eおよびzはそれぞれV、A、B、C、DおよびOの原子比を表し、a=1〜14、b=0〜12、c=0〜10、d=0〜6、e=0〜40であり、zは各元素の酸化状態によって定まる数値である)で表される触媒が好適である。
【0017】
前記した触媒の調製には、この種の触媒の調製に一般的に用いられる方法を用いて製造することができ、下記に一例を示す。
【0018】
触媒活性成分の原料として、各成分元素の酸化物、水酸化物、アンモニウム塩、硝酸塩、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩などの塩類や、それらの水溶液、ゾルなど、あるいは、複数の元素を含む化合物などを、例えば、水に混合して水溶液あるいは水性スラリー(以下、「出発原料混合液」)とする。
【0019】
次に、必要に応じて、得られた出発原料混合液を加熱や減圧など各種方法により乾燥させて触媒前駆体とする。加熱による乾燥方法としては、例えば、スプレードライヤー、ドラムドライヤー等を用いて粉末状の触媒前駆体を得ることもできるし、箱型乾燥機、トンネル型乾燥機等を用いて気流中で加熱してブロック状またはフレーク状の触媒前駆体を得ることもできる。また、一旦、出発原料混合液を濃縮、蒸発乾固してケーキ状の固形物を得て、この固形物をさらに上記加熱処理する方法も採用できる。減圧による乾燥方法としては、例えば、真空乾燥機を用いて、ブロック状または粉末状の触媒前駆体を得ることができる。
【0020】
得られた乾燥物は、必要に応じて適当な粒度の粉体を得るための粉砕工程や分級工程を経て、続く成形工程に送られる。なお、上記触媒前駆体の粉体の粒度は、特に限定されないが、成形性に優れる点で500μm以下が好ましい。
【0021】
触媒の成形方法としては、前記触媒前駆体あるいは前記触媒前駆体と粉体状の不活性担体との混合物を押し出し成形法や打錠成形法などにより一定の形状に成形する方法、触媒成分を一定の形状を有する任意の不活性担体上に担持する担持法がある。
【0022】
押し出し成形法や打錠成形法等の場合、その形状に特に制限はなく、球状、円柱状、リング状、不定形などのいずれの形状でもよい。もちろん球状の場合、真球である必要はなく実質的に球状であればよく、円柱状およびリング状についても同様である。
【0023】
担持法としては、例えば、一定の形状を有する所望の不活性担体に、出発原料混合液を乾燥させずに水溶液あるいは水性スラリーのまま、加熱しながら塗布あるいは付着させて乾燥担持させる蒸発乾固法や、不活性担体に前記触媒前駆体を粉体状で担持させる造粒法にしたがって製造することができる。中でも、特に特開昭64−85139号公報に記載の遠心流動コーティング法、特開平8−299797号公報に記載の転動造粒法、特開2004−136267号公報に記載のロッキングミキサー法を用いて不活性担体に担持する造粒法が好ましい。
【0024】
不活性担体としては、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、チタニア、マグネシア、ステアタイト、コージェライト、シリカ−マグネシア、炭化ケイ素、窒化ケイ素、ゼオライト等が挙げられる。担持法で使用する場合、その形状についても特に制限はなく、球状、円柱状、リング状など公知の形状のものが使用できる。
【0025】
成形工程においては、成形性を向上させるための成形補助剤やバインダー、触媒に適度な細孔を形成させるための気孔形成剤などを用いることができる。具体例としては、エチレングリコール、グリセリン、プロピオン酸、マレイン酸、ベンジルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコールまたはフェノール類の有機化合物や水、硝酸、硝酸アンモニウム、炭酸アンモニウムなどが挙げられる。
【0026】
また、別に触媒の機械強度を向上させる目的で、セラミック繊維、ガラス繊維、炭化ケイ素、窒化ケイ素などの補強剤を用いることもできる。補強剤は、出発原料混合液に添加しておいてもよいし、触媒前駆体に配合してもよい。
【0027】
上記成形工程で得られた成形体あるいは担持体は、続く焼成工程に送られる。焼成温度としては、300℃〜500℃、好ましくは350℃〜450℃、更に好ましくは370℃〜430℃、焼成時間としては好ましくは1〜10時間である。焼成雰囲気としては、酸化雰囲気であれば良いが、分子状酸素含有ガス雰囲気が好ましく、特に、分子状酸素含有ガス流通下に焼成工程を行うのが好ましい。分子状酸素含有ガスとしては空気が好適に用いられる。
【0028】
なお、焼成工程で用いる焼成炉としては特に制限はなく、一般的に使用される箱型焼成炉あるいはトンネル型焼成炉等を用いればよい。
【0029】
本発明における固定床熱交換型反応器の各反応管に充填された触媒の充填密度および表面積が上記範囲になるようにするためには、充填される触媒の物性、特に密度、比表面積等を制御する必要があり、触媒調製時の条件調整が特に重要である。
【0030】
具体的には、前記した成形工程において用いられる成形補助剤、バインダー、気孔形成剤、補強剤の添加量を制御する方法、打錠成型する場合における圧縮する圧力(打圧)を制御する方法、等を挙げることが出来る。また、触媒が充填される反応管の内径に対して触媒の粒径を制御することによっても前記範囲内になるように制御することが可能であり、もちろん、これらを組み合わせてもよい。
【0031】
本発明におけるアクロレインを分子状酸素又は分子状酸素含有ガスにより接触気相酸化してアクリル酸を製造するのに用いられる反応器については、固定床反応器である限り特段の制限はないが、特に固定床多管式反応器が好ましい。その反応管の内径は通常15〜50mm、より好ましくは20〜40mm、さらに好ましくは22〜38mmである。
【0032】
固定床多管式反応器の各反応管には、必ずしも単一の触媒を充填する必要はなく、各反応管に充填される触媒の充填密度および単位容積当たりに充填される触媒の表面積が本発明の特定範囲内である限り、従来公知の複数種の触媒をそれぞれ層(以下、「反応帯」という)をなすように充填することも可能である。例えば、特開平9−241209号公報のような異なる占有容積を有する複数の触媒を原料ガス入口側から出口側に向かって占有容積が小さくなるように充填する方法、あるいは特開平7−10802号公報のような担持率の異なる複数の触媒を原料ガス入口側から出口側に向かって担持率が高くなるように充填する方法、あるいは特表2008−528683号公報のような触媒の一部を不活性な担体などで希釈する方法、あるいはこれらを組み合わせる方法などを採用してもよい。この時、反応帯の数は、反応条件や反応器の規模により適宜決定されるが、反応帯の数が多すぎると触媒の充填作業が煩雑になるなどの問題が発生するため工業的には2〜6程度までが望ましい。
【0033】
本発明における反応条件には特に制限は無く、この種の反応に一般に用いられている条件であればいずれも実施することが可能である。例えば、原料ガスとして1〜15容量%、好ましくは4〜12容量%のアクロレイン、0.5〜25容量%、好ましくは2〜20容量%の分子状酸素、0〜30容量%、好ましくは0〜25容量%の水蒸気、残部が窒素などの不活性ガスからなる混合ガスを200〜400℃の温度範囲で0.1〜1.0MPaの圧力下、300〜5,000Hr−1(STP)の空間速度で触媒に接触させればよい。
【0034】
反応原料ガスとしては、アクロレイン、酸素および不活性ガスからなる混合ガスはもちろんのこと、グリセリンの脱水反応やプロパンおよび/またはプロピレンの酸化反応によって得られるアクロレイン含有の混合ガスも使用可能である。また、この混合ガスに必要に応じ、空気または酸素などを添加することもできる。
【実施例】
【0035】
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。なお、以下では、便宜上、「質量部」を単に「部」、と記すことがある。
【0036】
アクロレイン転化率およびアクリル酸収率は次式によって求めた。
アクロレイン転化率[モル%]
=(反応したアクロレインのモル数)/(供給したアクロレインのモル数)×100
アクリル酸収率[モル%]
=(生成したアクリル酸のモル数)/(供給したアクロレインのモル数)×100
[触媒の比表面積測定]
BET比表面積計として株式会社マウンテック製 Macsorb model−1210を用いて触媒の比表面積を測定した。
〔触媒製造例1:触媒(1)の調製〕
イオン交換水2000部を加熱撹拌しながら、この中にパラモリブデン酸アンモニウム350部、メタバナジン酸アンモニウム116部およびパラタングステン酸アンモニウム44.6部を溶解した。別にイオン交換水200部を加熱撹拌しながら、硝酸第二銅87.8部および三酸化アンチモン12部を添加した。得られた2つの液を混合し、懸濁液を得た。この懸濁液を蒸発乾固してケーキ状の固形物を得た。得られた固形物を乾燥後、500μm以下に粉砕し、触媒前駆体粉体を得た。遠心流動コーティング装置に平均粒径5mmのシリカ−アルミナからなる球状担体1,200質量部を投入し、次いでバインダーとして15質量%の硝酸アンモニウム水溶液と共に触媒前駆体粉体を90℃の熱風を通しながら投入して担体に担持させた。得られた担持体を空気雰囲気下400℃で6時間焼成して触媒(1)を調製した。この触媒(1)の担持率は約32質量%であり、担体および酸素を除く金属元素の組成は原子比で次のとおりであった。
触媒(1) Mo12Cu2.2Sb0.5
なお、担持率は下記式により求めた。
担持率(質量%)=
[(焼成後の触媒の質量(g)−用いた担体の質量)/用いた担体の質量(g)]×100
触媒(1)の比表面積を測定したところ、2.3m/gであった。
〔触媒製造例2〜7:触媒(2)〜(7)の調製〕
触媒製造例1において、担体の粒径を表1に示したように変更した以外は、同様に調製した。それぞれの触媒の比表面積を測定した結果も表1に示す。
【0037】
【表1】

【0038】
<実施例1〜6および比較例1>
〔酸化反応〕
触媒(1)〜(7)それぞれを反応管内径が25mmφのステンレス鋼製反応管に触媒の充填層長が2000mmになるように充填した。この時の触媒(1)〜(7)それぞれの充填密度および充填された触媒の表面積は表2に示す。この反応管にアクロレイン5容量%、酸素6容量%、水蒸気25容量%および窒素等からなる不活性ガス64容量%の混合ガスを空間速度1500Hr−1にて導入し、反応温度260℃で酸化反応を行った。適宜反応温度を変更しながら、酸化反応を4000時間継続させた。その結果も表2に示す。
【0039】
【表2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクロレインを分子状酸素または分子状酸素含有ガスの存在下にて接触気相酸化する際に用いられるモリブデンおよびバナジウムを必須成分とする触媒を固定床熱交換型反応器の反応管に充填する際、各反応管に充填される触媒の充填密度が0.90g/cm以上および単位容積当たりに充填される触媒の表面積が2,000〜6,000m/L(リッター)になるように設定されていることを特徴とするアクリル酸の製造方法。
【請求項2】
モリブデンおよびバナジウムを必須成分とする触媒が下記一般式(1)である請求項1記載のアクリル酸の製造方法。
Mo12 (1)
(ここで、Moはモリブデン、Vはバナジウム、Aはニオブおよび/またはタングステン、Bはクロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、およびビスマスからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素、Cはスズ、アンチモン、テルルからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素、Dはチタン、アルミニウム、ケイ素およびジルコニウムから選ばれる少なくとも1種の元素、Oは酸素を表し、またa、b、c、d、eおよびzはそれぞれV、A、B、C、DおよびOの原子比を表し、a=1〜14、b=0〜12、c=0〜10、d=0〜6、e=0〜40であり、zは各元素の酸化状態によって定まる数値である)

【公開番号】特開2011−102248(P2011−102248A)
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−256895(P2009−256895)
【出願日】平成21年11月10日(2009.11.10)
【出願人】(000004628)株式会社日本触媒 (2,292)
【Fターム(参考)】