説明

アジャスタ付き融雪ヒータ及び融雪ヒータの固定構造、並びにアジャスタ

【課題】排水路を塞ぐことなく、また取付け対象となる建造物を傷つけることなく融雪ヒータを建造物に取付けることが可能な技術の提供。
【解決手段】線状発熱体12と、これを組み込む複数の長尺伝熱カバー13と、長尺伝熱カバー13を支持する梁材14とを有する融雪ヒータ11に対し、梁材14の端側に取付ける取付け端24と、建造物に当てて押圧する当圧部23と、この当圧部23を有するアジャスタ基部22とを設けたアジャスタ21を梁材14の両端側に取り付けて、融雪ヒータ11を挟むように形成される建造物の縦壁に対し、少なくとも2つのアジャスタ21,21の当圧部23を、互いに反対方向外側に押圧して建造物の縦壁を突っ張って融雪ヒータ11を固定可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は主に寒冷地域の建造物に適用するアジャスタ付き融雪ヒータと、こうした建造物に融雪ヒータを固定する融雪ヒータの固定構造、そしてこれらに用いられるアジャスタに関する。
【背景技術】
【0002】
主に寒冷地における建造物の屋根や軒樋には降り積もった雪を融かすために融雪ヒータを外付けして用いている。こうした融雪ヒータは、例えば特開2008−50842号公報(特許文献1)に記載された発明のように、すのこ状に加工することで融雪対象エリアの全域を効果的に融雪することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−50842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このすのこ状に加工した融雪ヒータは屋外に設置されるため、融雪箇所にただ載置するだけでは風にあおられて飛ばされるおそれがあり、屋根等の高所に設置する場合には特に落下などの危険を未然に防止する必要がある。そのため建物等に強固に取り付けることが求められるが、その際の固定手段は溶けた水の流れを妨げないよう排水路を塞いではならない。また、ネジ止め等の穴を開けたりすると、その穴から溶けた水が外部に伝わるおそれがあり、こうした加工をしないことが求められる。
したがって、本発明は、排水路を塞ぐことなく、また取付け対象となる建造物を傷つけることなく融雪ヒータを建造物に取付けることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成すべく本発明は以下のように構成される。
即ち、建造物に固定するアジャスタが付いたアジャスタ付き融雪ヒータであって、融雪ヒータが、線状発熱体と、この線状発熱体を組み込む複数の長尺伝熱カバーと、この長尺伝熱カバーに交差して長尺伝熱カバーを支持する梁材とを有し、アジャスタが、前記梁材の端側に取付ける取付け端と、建造物に当てて押圧する当圧部と、この当圧部を有するアジャスタ基部とを設けたものであり、融雪ヒータを挟むように形成される建造物の縦壁に対し、前記梁材の両端側に取り付けた少なくとも2つの前記アジャスタの当圧部を、互いに反対方向外側に押圧して該建造物の縦壁を突っ張って固定可能としたアジャスタ付き融雪ヒータを提供するものである。
【0006】
建造物に固定するアジャスタが付いたアジャスタ付き融雪ヒータについて、融雪ヒータが、線状発熱体と、この線状発熱体を組み込む複数の長尺伝熱カバーと、この長尺伝熱カバーに交差して長尺伝熱カバーを支持する梁材とを有する構造としたため、長尺伝熱カバーと梁材で融雪ヒータをすのこ状に形成することができ、融雪水が流れる建造物の樋状部位に容易に配置することができる。また、線状発熱体が長尺伝熱カバーに組み込まれているため、線状発熱体が直接的に雪や人体に触れることを防止し、線状発熱体を保護するとともに、線状発熱体から長尺伝熱カバーへの効率的な熱伝導を通じて雪を効果的に溶かすことができる。さらに、長尺伝熱カバーに交差して長尺伝熱カバーを支持する梁材を設けたため、軒樋などの排水溝に沿った方向に線状発熱体を配置させる一方で梁材を前記排水溝に垂直に設けることができる。こうすることによって、前記排水溝に沿って長く、かつ端部に生じる線状発熱体の曲げ箇所を少なくした融雪ヒータを設計することができる。また、これに加えて、梁材にアジャスタを設置すれば前記排水溝の縦壁を融雪ヒータの固定に利用することができる。
【0007】
そして、アジャスタが、前記梁材の端側に取付ける取付け端と、建造物に当てて押圧する当圧部と、この当圧部を有するアジャスタ基部とを設けたものとしたため、融雪ヒータの梁材を利用して取付け端を通じてアジャスタを融雪ヒータに簡単に取付けることができ、また、当圧部で建造部を傷つけずに押圧することができ、そして、アジャスタ基部で建造物と融雪ヒータとを連絡することができる。
融雪ヒータを挟むように形成される建造物の縦壁を利用するため、この建造物の底部にある軒樋等の水の流れる部分に固定部位を設ける必要がない。そのため、融雪ヒータの固定部位によって流水を妨げることがない。また、梁材の両端側に取り付けた少なくとも2つの前記アジャスタの当圧部を、互いに反対方向外側に押圧して該建造物の縦壁を突っ張って固定可能としたため、建造物にネジ止め等の加工を施す必要がなく、加工部位を通じた水漏れ等の不安がない。また、軒樋等の排水溝の水が流れる方向に対して交差する方向に押圧しているため、水流の影響を受けにくく押圧状態を安定的に保つことができる。
【0008】
アジャスタは、その当圧部がアジャスタボルトと、その先端に取り付けた弾性体とでなり、アジャスタ基部に対して螺合するアジャスタボルトがアジャスタ基部から螺送して弾性体で建造物を押圧する構成とすることができる。
当圧部に、アジャスタ基部に対して螺合するアジャスタボルトを設けたため、当圧部の先端に設けた弾性体をアジャスタ基部に対して螺送することで建造物に近づけ、かつ建造物に接触してからは押圧することができる。そして、アジャスタ基部に対してネジを回すことで弾性体を移動させて固定するため、アジャスタボルトの回転方向と弾性体の進行方向が異なり押圧が容易な一方で押圧が弛みにくい。
また、当圧部の先端に弾性体を設けたため、弾性体の柔軟性や弾性により押し圧の過剰や線膨張率差による弛みを吸収し防止することができる。
【0009】
アジャスタに前記梁材へ直接取付け可能な取付け端を有し、前記梁材にこの取付け端を挿入可能な角穴を有する構成とすることができる。
アジャスタは、融雪ヒータに設けた梁材へ直接取付け可能な取付け端を有し、融雪ヒータの梁材にこの取付け端を挿入可能な角穴を有する構成としたため、取付け端を角穴に挿入することでアジャスタを融雪ヒータに簡単に取付けることができる。また、融雪ヒータの梁材にアジャスタを取付けるため、線状発熱体を傷つけることなく取付けることができ、また梁材は線状発熱体から離れているため融雪能に影響し難い。
【0010】
梁材を融雪ヒータの載置面から浮き上がらせる脚を備えることができる。
梁材を融雪ヒータの載置面から浮き上がらせる脚を備えたため、融雪ヒータの線状発熱体やこれを組み込む長尺伝熱カバーだけでなく、梁材をも融雪ヒータの載置面から浮き上がらせることができる。このため、梁材が融雪水で生じる水の流れを妨害せずに、少なくとも梁材の下に融雪水を通すことができる。
【0011】
アジャスタのアジャスタ基部を板バネとすることができる。アジャスタのアジャスタ基部を板バネとすれば、板バネの反発力で建造物を押圧することができる。これにより、当圧部の弾性体を螺送せずに押圧することができ、または、当圧部の弾性体を螺送することに加えて板バネの反発力でも押圧することができる。
【0012】
そしてまた、発熱体として線状発熱体を有する融雪ヒータを建造物に固定する融雪ヒータの固定構造であって、並行に配列する線状発熱体に対して交差する梁材の両端側にアジャスタを設け、融雪ヒータを挟むように形成される建造物の縦壁に対し、梁材の長手方向に沿って梁材の両端側からそれぞれアジャスタで前記縦壁を押圧し突っ張って融雪ヒータを建造物に固定する融雪ヒータの固定構造を提供する。
【0013】
並行に配列する線状発熱体に対して交差する梁材の両端側にアジャスタを設け、融雪ヒータを挟むように形成される建造物の縦壁に対し、梁材の長手方向に沿って梁材の両端側からそれぞれアジャスタで前記縦壁を押圧し突っ張って融雪ヒータを建造物に固定するため、建造物を傷つけることなく、融雪ヒータを取付けることができる。また、簡単に取り外しもできる。さらに、既存の融雪ヒータにアジャスタを取付けることで、融雪ヒータを容易に建造物に固定することができる。
【0014】
さらに、発熱体として線状発熱体を有する融雪ヒータを建造物に固定するアジャスタであって、融雪ヒータに取付ける取付け端と、建造物に当てて押圧する当圧部と、この当圧部を有するアジャスタ基部とを設けたものであり、当圧部の先端で建造物に当たる部位に弾性体を設け、取付け端が融雪ヒータに設けたアジャスタ取付け穴に対して差込固定可能であるアジャスタを提供する。
こうしたアジャスタであれば、融雪ヒータへの取付けが容易で、建造物に対し融雪ヒータを強固に固定することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、建造物を破損することなく融雪ヒータの固定が可能であり、融雪ヒータの位置ずれによる機能低下や融雪ヒータの飛散、落下の危険を防止することができる。また融雪ヒータの取り外しも容易である。
また、融雪水や雨水の流れを妨げることなく融雪ヒータを建造物に取付けることができ、固定による線状発熱体の傷付きも無く、固定による機能低下を起こしにくい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】融雪ヒータの平面図である。
【図2】図1の融雪ヒータのSA−SA線断面図である。
【図3】図1の融雪ヒータのSB−SB線断面を示す断面斜視図である。
【図4】アジャスタの斜視図であり、分図4(A)はクッションゴムでなる弾性体を、分図4(B)は吸盤でなる弾性体をそれぞれ有するアジャスタの斜視図である。
【図5】分図4(A)のアジャスタを図1の融雪ヒータに取付ける状態を示す斜視図である。
【図6】アジャスタの斜視図であり、分図6(A)は折り曲げ形状の取付け端を、分図6(B)は二股形状の取付け端をそれぞれ有するアジャスタの斜視図である。
【図7】アジャスタを融雪ヒータに取付けたアジャスタ付き融雪ヒータの断面図である。
【図8】図7のアジャスタ付き融雪ヒータを建造物に取り付けた状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明を図面を参照して説明する。
図1は、融雪ヒータ11の平面図であり、図2は、この融雪ヒータ11のSA−SA線断面図である。また、図3は、融雪ヒータ11のSB−SB線断面を示す断面斜視図である。
融雪ヒータ11は、図3の断面斜視図に表れる線状発熱体12を有し、この線状発熱体12を収容する長尺伝熱カバー13が図1に示すように並列に複数本配置されるとともに、長尺伝熱カバー13からはみ出す線状発熱体12を収容する直交伝熱カバー15が、各長尺伝熱カバー13の両端に直交して配置されている。即ち、直交伝熱カバー15には、隣接する長尺伝熱カバー13間を湾曲して繋ぐ線状発熱体12を収容している。
そして、長尺伝熱カバー13の下側には長尺伝熱カバー13に直交する梁材14が固定されている。また、梁材14には脚17が付いて梁材14を底上げしており、長尺伝熱カバー13の長手方向に向かって流れる融雪水が梁材14によって妨げられず、梁材14の下方をスムーズに流れるようになっている。
【0018】
線状発熱体12は、図1で示すように、一端が電源コード16aに連通し、もう一端が電源コード16bに連通して、電気を取り入れて発熱するようになっている。また、線状発熱体12は、図3で示すように、長尺伝熱カバー13の中では下側から、好ましくは弾性体でなる充填材18によって長尺伝熱カバー13に押し付けられており、長尺伝熱カバー13に降り積もる雪に効果的に熱を伝えるようになっている。
図2で示す脚17は、梁材14の下に点状に、しかし長尺伝熱カバー13や梁材14等が建造物の載置面上で安定するように取り付けられている。
【0019】
図4は、融雪ヒータ11に取り付けるアジャスタ21であり、金属や硬質樹脂でなるアジャスタ基部22には、建造物の縦壁等に当てて押圧する当圧部23が取り付けられでおり、アジャスタ基部22の一端側には融雪ヒータ11への取付け箇所となる取付け端24を有している。
【0020】
当圧部23は、その先端が弾性体23aで形成され、その弾性体23aの中心にアジャスタボルト23bが取り付けられており、アジャスタ基部22に設けたナット穴(図示せず)内を回転して弾性体23aが建造物を押圧するようになっている。弾性体23aとは反対側のアジャスタボルト23bの端部には、人手でアジャスタボルト23bを回転可能とするアジャスタハンドル23cを取り付けている。但し、アジャスタハンドル23cは必須ではなく、アジャスタボルト23bの先端を六角レンチで締め付け可能なように六角ボルトの形状としても良い。
弾性体23aは、建造物の縦壁等に当てて押圧する部位であるため、建造物を傷つけない柔らかで押圧に対し適度の収縮を起こす性質を有している。加えて、屋外に置かれることで風雨や日光に曝されるため耐候性に優れることが求められる。こうした材質としては、軟質樹脂やゴム状弾性体が好ましく、シリコーンゴムは好適な材質の一つである。
弾性体23aの形状は、アジャスタ21からの強力な押圧力に耐えるべく図4(A)に示すような円柱状の弾性体23a1とすることができるが、建物等との間の密着性を高めるべく図4(B)で示す吸盤状の弾性体23a2とすることもできる。
【0021】
アジャスタ基部22は、弾性体23を取付ける部位である一方でその一端は融雪ヒータ11への取付け端24に連接しており、取付け端24とともに側面視で略L字状に形成されている。
アジャスタ基部22には、前述のナット穴を設けているが、ナット穴の代わりに単なる貫通穴とし、その貫通穴出口にナット(図示せず)を固着した構成としても良い。ナット付きのアジャスタ基部22とすれば、アジャスタボルト23bとの間で螺合している面積が広くなり、弾性体23aを安定的に押し引きすることができるからである。
こうしたアジャスタ基部22は、板バネとして形成することもできる。板バネの持つ復元力でアジャスタ21を縦壁間で突っ張ることができるからである。この場合には、弾性体23aを接着剤で直接アジャスタ基部22に固着することも可能で、ネジ締めで弾性体23aを押圧するような構造を省くこともできる。
【0022】
もちろん板バネの復元力で突っ張るとともにアジャスタ21をナット等で締め付けて押圧力を加えて突っ張ることを併用してもよい。この場合に、アジャスタボルト23bが挿通される貫通穴を上下方向に広く開口する長穴として形成することが好ましい。これによりアジャスタ基部22の板バネが少々傾斜した場合であってもアジャスタ21の弾性体23aを縦壁に垂直に当圧させることができる。
【0023】
取付け端24は、融雪ヒータ11の梁材11との結合部位であり、図5で示すように、
梁材14に設けた角穴14aに取付け端24を挿入して取付けることができる。
取付け端24の形状は、角穴14aに差し込む形状とすることができ、図4で示すような角穴14aに相応する形状とした取付け端24a1とする他、図6(A)で示すような先端を反対側に折り曲げた形状の取付け端24a2や、図6(B)で示すような先端を二股としてやや拡開した二股形状とした取付け端24a3とすると、取付け易く、取れ難いことから好ましい。
しかしながら、こうした取付け端24の構造をとらずに、別途設けたネジ等でアジャスタ21を梁材14にネジ止めすることも可能である。
【0024】
図7には前記アジャスタ21を前記融雪ヒータ11に取り付けたアジャスタ付き融雪ヒータ31の断面図を示す。
こうしたアジャスタ付き融雪ヒータ31は、図8で示すように、建造物1の縦壁2,2の間に形成された軒樋3などに配置され、アジャスタ21,21で、両縦壁2,2を押圧することで縦壁2,2の間で突っ張って融雪ヒータ11を保持することができる。アジャスタ付き融雪ヒータ31は、屋根4から落ちる雪をも溶かすことができ、脚17で長尺伝熱カバーを軒樋底5から浮かしているので、脚17でできたスペースを排水がスムーズに流れるとともに、線状発熱体12が水中に埋もれることを防止することができる。
【符号の説明】
【0025】
1 建造物
2 縦壁
3 軒樋
4 屋根
5 軒樋底
11 融雪ヒータ
12 線状発熱体
13 長尺伝熱カバー
14 梁材
14a 角穴
15 直交伝熱カバー
16a、16b 電源コード
17 脚
18 充てん材
21 アジャスタ
22 アジャスタ基部
23 当圧部
23a(23a1,23a2) 弾性体
23b アジャスタボルト
23c アジャスタハンドル
24(24a1,24a2,24a3) 取付け端


【特許請求の範囲】
【請求項1】
建造物に固定するアジャスタが付いたアジャスタ付き融雪ヒータであって、
融雪ヒータが、線状発熱体と、この線状発熱体を組み込む複数の長尺伝熱カバーと、この長尺伝熱カバーに交差して長尺伝熱カバーを支持する梁材とを有し、
アジャスタが、前記梁材の端側に取付ける取付け端と、建造物に当てて押圧する当圧部と、この当圧部を有するアジャスタ基部とを設けたものであり、
融雪ヒータを挟むように形成される建造物の縦壁に対し、前記梁材の両端側に取り付けた少なくとも2つの前記アジャスタの当圧部を、互いに反対方向外側に押圧して該建造物の縦壁を突っ張って固定可能としたアジャスタ付き融雪ヒータ。
【請求項2】
アジャスタの当圧部が、アジャスタボルトとその先端に取り付けた弾性体とでなり、アジャスタ基部に対して螺合するアジャスタボルトがアジャスタ基部から螺送して弾性体で建造物を押圧する請求項1記載のアジャスタ付き融雪ヒータ。
【請求項3】
アジャスタに前記梁材へ直接取付け可能な取付け端を有し、前記梁材にこの取付け端を挿入可能な角穴を有する請求項1または請求項2記載のアジャスタ付き融雪ヒータ。
【請求項4】
前記梁材を融雪ヒータの載置面から浮き上がらせる脚を備える請求項1〜請求項3何れか1項記載のアジャスタ付き融雪ヒータ。
【請求項5】
アジャスタの前記アジャスタ基部が板バネである請求項1〜請求項4何れか1項記載のアジャスタ付き融雪ヒータ。
【請求項6】
発熱体として線状発熱体を有する融雪ヒータを建造物に固定する融雪ヒータの固定構造であって、
並行に配列する線状発熱体に対して交差する梁材の両端側にアジャスタを設け、融雪ヒータを挟むように形成される建造物の縦壁に対し、梁材の長手方向に沿って梁材の両端側からそれぞれアジャスタで前記縦壁を押圧し突っ張って融雪ヒータを建造物に固定する融雪ヒータの固定構造。
【請求項7】
発熱体として線状発熱体を有する融雪ヒータを建造物に固定するアジャスタであって、
融雪ヒータに取付ける取付け端と、建造物に当てて押圧する当圧部と、この当圧部を有するアジャスタ基部とを設けたものであり、
当圧部の先端で建造物に当たる部位に弾性体を設け、取付け端が融雪ヒータに設けたアジャスタ取付け穴に対して差込固定可能であるアジャスタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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