説明

アゾロトリアジノンメラニン凝集ホルモン受容体−1アンタゴニスト

本願は、MCHR1アンタゴニストとして、特に、肥満症の治療に有用である式I


[式中、Rは、単環式アリールまたは単環式ヘテロアリールからなる群から選択され;Wは、直接結合、−O−、および−N(R)−からなる群から選択されるが;ただし、Wが直接結合である場合、Dは環状アミンであり、その窒素原子によりAに結合し;Dは、直接結合、置換もしくは非置換CからCアルキル、置換もしくは非置換CからCシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、および4から6員環状アミンからなる群から選択されるが、ただし、Dが直接結合である場合、R2a、R2b、およびR2cは、H、アルキル、またはシクロアルキルから選択されなければならず;EおよびGは、独立して、NまたはCHであるが、ただし、両方ともNではなく;Rは、置換もしくは非置換フェニルまたは置換もしくは非置換単環式ヘテロアリールであり;R2a、R2b、およびR2cは、独立して、水素、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、−NR5a、−SO34、−CO35、−NRCO21、−NR−COR21、置換もしくは非置換CからCアルキル、置換もしくは非置換CからCシクロアルキル、置換もしくは非置換4から6員環状アミン(ここで、該環状アミンは、−OHで適宜置換される)、カルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノからなる群から選択されるか、あるいはR2a、R2b、およびR2cのうちの少なくとも1つは、アミノ酸エステルまたはリン酸エステル(ここで、該アミノ酸エステルは、式−OC(O)CH(NH)R31(式中、R31は、HまたはCからCアルキルである)を有する)から選択されるプロドラッグ部分であるか;あるいはR2a、R、またはR2cのうちのいずれか2つは、一緒になって環を形成してもよく;RおよびR3aは、各々独立して、水素、ヒドロキシル、低級アルコキシ、ハロ、CN、置換もしくは非置換CからCアルキル、アルキル、ペルフルオロアルキル、置換もしくは非置換CからCシクロアルキル、シクロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、およびアミノアルキルからなる群から選択されるか、あるいはRもしくはR3aおよびDは、それらが結合する原子と一緒になって5から7員環を形成していてもよく;RおよびR5aは、同一または異なって、独立して、水素、置換もしくは非置換低級アルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルシクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、カルボキシアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、ならびに置換もしくは非置換シクロアルキルアルキルからなる群から選択されるものであって、RおよびR5a基ならびにそれらが結合する窒素原子は、環を形成していてもよく;R21およびR31は各々、HまたはCからCアルキルであり;R34は、アルキルであり;R35は、Hまたはアルキルであり;ならびにRは、H、CからCアルキルおよびCからCシクロアルキルからなる群から選択される]で示される化合物(その全ての立体異性体、溶媒和、プロドラッグおよび医薬的に許容される形態を含む)を提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

[式中、
【化2】

は、単環式アリールまたは単環式ヘテロアリールからなる群から選択され;
Wは、直接結合、−O−、および−N(R6)−からなる群から選択されるが;ただし、Wが直接結合である場合、Dは環状アミンであり、その窒素原子によりAに結合し;
Dは、直接結合、置換もしくは非置換C1からC4アルキル、置換もしくは非置換C3からC7シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、および4から6員環状アミンからなる群から選択されるが、ただし、Dが直接結合である場合、R2a、R2b、およびR2cは、各々独立して、H、アルキル、またはシクロアルキルであり;
EおよびGは、独立して、NまたはCHであるが、ただし、両方ともNではなく;
1は、置換もしくは非置換フェニルまたは置換もしくは非置換単環式ヘテロアリールであり;
2a、R2b、およびR2cは、独立して、水素、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、−NR55a、−SO234、−CO235、−NR5CO221、−NR5COR21、置換もしくは非置換C1からC4アルキル、置換もしくは非置換C3からC7シクロアルキル、置換もしくは非置換4から6員環状アミン(ここで、該環状アミンは、−OHで適宜置換される)、カルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノからなる群から選択されるか、あるいはR2a、R2b、およびR2cのうちの少なくとも1つは、アミノ酸エステルまたはリン酸エステル(ここで、該アミノ酸エステルは、式−OC(O)CH(NH2)R31(式中、R31は、HまたはC1からC4アルキルである)を有する)から選択されるプロドラッグ部分であるか;あるいはR2a、Rb、またはR2cのうちのいずれか2つは、一緒になって環を形成してもよく;
3およびR3aは、各々独立して、水素、ヒドロキシル、低級アルコキシ、ハロ、CN、置換もしくは非置換C1からC4アルキル、ペルフルオロアルキル、置換もしくは非置換C3からC7シクロアルキル、およびシクロアルコキシからなる群から選択されるか、あるいはR3もしくはR3aおよびDは、それらが結合する原子と一緒になって5から7員環を適宜形成してもよく;
5およびR5aは、独立して、水素、置換もしくは非置換低級アルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルシクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、カルボキシアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、および置換もしくは非置換シクロアルキルアルキルからなる群から選択されるか、あるいはR5およびR5aならびにそれらが結合する窒素原子は、環を形成してもよく;
21およびR31は各々、HまたはC1からC4アルキルであり;
34は、アルキルであり;
35は、Hまたはアルキルであり;ならびに
6は、H、C1からC4アルキルおよびC3からC7シクロアルキルからなる群から選択される]
で示される化合物またはその医薬的に許容される塩もしくは立体異性体。
【請求項2】
Dが、ピロリジニル、モルホリニル、アゼチジニル、ピペリジニル、モルフィリニルからなる群から選択される環状アミンであり、R2a、R2b、およびR2cが、各々独立して、H、−OH、−N(R55a)、−NR5CO221、−NR5COR21、−アゼチジニル、オキソ、−OC(O)C(NH2)R31であるか、あるいはR2aおよびR2bが一緒になってヒドロキシアルキルで置換されたシクロアルキル環を形成するものである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Dが、直接結合、メチル、エチル、またはプロピルであり、R2a、R2b、およびR2cの各々が、独立して、H、−OH、−OC(O)C(NH2)R31、ヒドロキシアルキル、シクロプロピル、ピロリジニル、−SO234、−CO2Hであるか、あるいはR2aおよびR2bが、一緒に結合してハロまたはヒドロキシルで置換されたシクロアルキルを形成するものである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
1が、フェニル、ピリジニル、またはピリミジニルであり、それらのうちのいずれもが、ハロで置換されていてもよく、
【化3】

が、フェニル、ピリジニル、およびピリミジニルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
1が、フェニル、ピリジニル、またはピリミジニルであり、それらのうちのいずれもが、ハロで置換されていてもよく、
【化4】

が、フェニル、ピリジニル、およびピリミジニルからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
1が、フェニル、ピリジニル、またはピリミジニルであり、それらのうちのいずれもが、ハロで置換されていてもよく、
【化5】

が、フェニル、ピリジニル、およびピリミジニルからなる群から選択される、請求項3に記載の化合物。
【請求項7】
下記の構造:
【化6】


【化7】

、または
【化8】

[構造中、
【化9】

は、フェニル、ピリミジニル、またはピリジニルであり;
1は、ハロで適宜置換されたフェニル、ピリミジニル、またはピリジニルであり;
3aおよびR3は、独立して、Hまたはメトキシであり;
Wは、直接結合またはOであるが、ただし、Wが直接結合である場合、Dは環状アミンであり、その窒素原子によりAに結合し;
Dは、直接結合、メチル、エチル、プロピル、またはピロリジニル、モルホリニル、アゼチジニル、ピペリジニル、モルフィリニルから選択される環状アミンであり;ならびに
2a、R2b、およびR2cは、独立して、水素、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、−NR55a、−SO234、−NR5CO221、−NR5COR21、置換もしくは非置換C1からC4アルキル、置換もしくは非置換C3からC7シクロアルキル、置換もしくは非置換4から6員環状アミン(該環状アミンは、−OHで適宜置換される)、カルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノからなる群から選択されるか、あるいはR2a、R2b、およびR2cのうちの少なくとも1つが、アミノ酸エステルまたはリン酸エステル(該アミノ酸エステルは、式−OC(O)CH(NH2)R31(式中、R21およびR31は、HまたはC1からC4アルキルである)を有する)から選択されるプロドラッグ部分であるか;あるいはR2a、Rb、またはR2cのうちのいずれか2つが一緒になって環を形成していてもよい]
を有する、その全ての立体異性体を含む化合物またはその医薬的に許容される塩。
【請求項8】
下記
【化10】


【化11】


【化12】


【化13】


【化14】


【化15】


【化16】


【化17】


【化18】


【化19】


【化20】


【化21】


【化22】


【化23】


【化24】


【化25】


【化26】


【化27】


【化28】


【化29】


【化30】


【化31】


【化32】




【化33】


【化34】


【化35】


【化36】


【化37】


【化38】


【化39】


【化40】


【化41】


【化42】


【化43】




【化44】


【化45】


【化46】


【化47】


【化48】


【化49】


【化50】


【化51】


【化52】


【化53】


【化54】


【化55】


【化56】


【化57】


【化58】


【化59】


【化60】


【化61】


【化62】


【化63】


【化64】


【化65】


【化66】


【化67】


【化68】


【化69】


【化70】


【化71】


【化72】


【化73】


【化74】


【化75】

、および
【化76】

のうちの1つから選択される請求項1に記載の化合物であって、その全ての立体異性体および塩を含む化合物。
【請求項9】
請求項1に記載の少なくとも1つの化合物および医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項10】
少なくとも1つのさらなる抗肥満症薬を含む、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項11】
請求項9に記載の医薬組成物および少なくとも1つのさらなる抗糖尿病薬。
【請求項12】
肥満症の治療を必要とする患者に、治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することを特徴とする、肥満症を治療するための方法。
【請求項13】
糖尿病の治療を必要とする患者に、治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することを特徴とする、糖尿病を治療するための方法。
【請求項14】
肥満症の治療のための医薬の製造における、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項15】
糖尿病の治療のための医薬の製造における、請求項1に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2012−505232(P2012−505232A)
【公表日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−531163(P2011−531163)
【出願日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際出願番号】PCT/US2009/059941
【国際公開番号】WO2010/042682
【国際公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】