説明

アド・クラフトペーパー

【課題】ビラなどの紙媒体の二次利用を目的とすることに加え、受取人にQRコードの発見のしやすさ、受取人をHPへ誘導することを容易にさせること、そして広告の認知から購買までの距離を縮めること、以上が開発の目的である。
【解決手段】紙媒体の裏面(表面)にペーパークラフトとQRコードを印刷すること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は(本ビジネスモデルは)、選挙活動、広告宣伝活動、販促活動、教育活動などに紙媒体を用いて活動する場合に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、配布することを目的とした紙媒体のビラなどは、それの配布後、受取人は印刷掲載された内容を見ることが少なく、また、二次利用されることもなく廃棄することが多い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、ビラなどの紙媒体は視覚的効果しか得られず、受取人のアクション効果として購買活動までに至ることが少なかった。加え、紙媒体と一緒に現物品などを一緒に配布することは、多大なコストを要することになる。
【0004】
従来のビラなどに印刷されたQRコードは、受取人は実際にQRコードをアクセスせずに廃棄することが多かった。それはQRコードがわかりにくい場所にあることやビラそのものに関心を持たないことなどが原因に挙げられる。
【0005】
本発明が目的とするところは、紙媒体の裏面(表面)にペーパークラフトとQRコードを印刷することで、1つに受取人によるペーパークラフト製作という心理的にエンターテイメント性を与えること、2つにその完成物による視覚的効果を与えること、3つに従来に比べQRコードの発見やアクセスを容易にさせること、4つに認知から購買までの距離を縮めること、5つに従来のビラなどの印刷物より広告効果を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成する本発明のアド・ペーパークラフトは、紙やビラなどの紙媒体にペーパークラフトの図面を、QRコードとともに印刷する。ペーパークラフトは、ターゲットとする受取人の対象によって製作の複雑さを決める。一例として、子供を持つ母親をターゲットとするのであるのならば、子供と母親が一緒になり製作することが予想されるので、ペーパークラフトの図面は容易なものにする。
【0007】
QRコードの情報は、受取人にアクセスしてほしいWEBサイトやホームページなどである。一例として、選挙活動で配布するビラにペーパークラフトとQRコードを印刷し、QRコードの情報には、立候補者に意見を届けるためのメッセージ投稿可能なWEBサイトなどである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、紙媒体の広告物にペーパークラフト図面とQRコードを印刷することで、メッセージ性、インパクト性、広告効果の持続性、アクション効果(購買など)、それぞれにおいて対象となるターゲットに高い効果を期待できる。また、本発明を、商業用に使われることを目的とする以外に、選挙活動などの分野、教育活動の分野などにおいて使用することで、上記に挙げたそれぞれの広告効果は高まるものとして期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を、選挙で使われることを想定した実例として、図面に基づき詳細に説明する。
【0010】
図1〜図3について、図1は紙媒体に印刷したクラフトペーパー展開図を表し、図2は図1のクラフトペーパー展開図を切り取り製作した完成物の例と携帯電話を表し、図3はWEBサイトを介したそれぞれの情報の流れを表している。
【0011】
紙媒体1の表面は選挙立候補者の選挙活動広告が印刷され、裏面にクラフトペーパー展開図が印刷されている。クラフトペーパー展開図にQRコード(4)が印刷されている。
【0012】
図2では、クラフトペーパー展開図を切り取り、組み立て完成させたものが(5)であり、QRコード(4)が印刷されている。QRコードに組み込まれた情報をビラ受取人であるユーザーが携帯(6)で読み取れるようにする。
【0013】
図3では、ユーザーはQRコードの情報であるWEBサイト(番号:9 立候補者である12が製作者)にアクセスした結果、ユーザーがそのWEBサイト(9)に書き込んだ情報が立候補者である(12)に送信されることになる。また、立候補者(12)は、そのWEBサイト(9)を利用してユーザーそれぞれにコメントなどの情報を送ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明は、選挙活動の配布ビラに、企業の販促広告や教育活動などにおける分野において利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】 図1は、紙媒体に描かれたクラフトペーパー展開図である。
【図2】 図2は、図1の展開図を組み立てた完成物である。
【図3】 図3は、QRコードの情報であるWEBサイトを介したそれぞれの情報の流れである。
【符号の説明】
【0016】
1 紙媒体表面
2 紙媒体裏面
3 クラフトペーパー展開図
4 QRコード
5 クラフトペーパー完成物
6 ビラ受取人(ユーザー)
7 12が書き込んだ情報を9が自動送信
8 6が9にアクセス
9 12が製作したWEBサイト
10 6が9で書き込んだ情報の流れ
11 12が9に書き込む情報の流れ
12 選挙立候補者

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙媒体にペーパークラフトの図面を印刷し、かつ、そのペーパークラフト図面にQRコードやWEBサイトのアドレス、ホームページアドレスが印刷され、それぞれからホームページやWEBサイトにアクセスすることができる。印刷されたQRコードは、携帯電話を使い読み取ることでWEBサイトやホームページなどにアクセスすることが出来る。
【請求項2】
「紙」は、選挙活動に用いるビラや名刺などの配布物や印刷物、企業や個人が宣伝活動や販促活動、教育活動などのために製作した印刷物であり、その紙にペーパークラフトの図面とQRコードを印刷するものとする。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2010−181846(P2010−181846A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−43086(P2009−43086)
【出願日】平成21年2月3日(2009.2.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(509054485)
【Fターム(参考)】