アポリポタンパクA−I模倣物
ペプチド、その組成物、および脂質異常症、心血管疾患、内皮機能不全、大血管障害、または微小血管障害を治療または予防するための方法が提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式Iを有する22〜29残基のペプチド
R1−Y1−X1−X2−X3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17−X18−X19−X20−X21−X22−X23−Y2−R2
式I
またはその薬学的に許容できる塩
(式中、
X1は、存在しないか、または塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、もしくは塩基性L−アミノ酸残基であり、
X2は、塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、または塩基性L−アミノ酸残基であり、
X3は、脂肪族アキラルアミノ酸残基、脂肪族D−アミノ酸残基、または脂肪族L−アミノ酸残基であり、
X4は、塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、または塩基性L−アミノ酸残基であり、
X5は、Gln、Asn、D−Gln、D−Asn、または塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、もしくは塩基性L−アミノ酸残基であり、
X6は、塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、または塩基性L−アミノ酸残基であり、
X7は、疎水性アキラルアミノ酸残基、疎水性D−アミノ酸残基、または疎水性L−アミノ酸残基であり、
X8は、疎水性アキラルアミノ酸残基、疎水性D−アミノ酸残基、または疎水性L−アミノ酸残基であり、
X9は、親水性アキラルアミノ酸残基、親水性D−アミノ酸残基、または親水性L−アミノ酸残基であり、
X10は、Leu、Trp、Gly、Nal、D−Leu、D−Trp、またはD−Nalであり、
X11は、Glyまたは脂肪族アキラルアミノ酸残基、脂肪族D−アミノ酸残基、もしくは脂肪族L−アミノ酸残基であり、
X12は、親水性アキラルアミノ酸残基、親水性D−アミノ酸残基、または親水性L−アミノ酸残基であり、
X13は、親水性アキラルアミノ酸残基、親水性D−アミノ酸残基、または親水性L−アミノ酸残基であり、
X14は、Leu、Trp、Gly、D−Leu、またはD−Trpであり、
X15は、Leu、Gly、またはD−Leuであり、
X16は、酸性アキラルアミノ酸残基、酸性D−アミノ酸残基、または酸性L−アミノ酸残基であり、
X17は、親水性アキラルアミノ酸残基、親水性D−アミノ酸残基、または親水性L−アミノ酸残基であり、
X18は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X19は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X20は、酸性アキラルアミノ酸残基、酸性D−アミノ酸残基、または酸性L−アミノ酸残基であり、
X21は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X22は、脂肪族アキラルアミノ酸残基、脂肪族D−アミノ酸残基、または脂肪族L−アミノ酸残基であり、
X23は、Inp、Nip、azPro、Pip、azPip、D−Nip、またはD−Pipであり、
Y1は、存在しないか、または1〜7個のアミノ酸残基の配列であり、ここで、配列の各残基は、独立して、アキラル、D−、またはL−アミノ酸残基であり、
Y2は、存在しないか、または1〜7個のアミノ酸残基の配列であり、ここで、配列の各残基は、独立して、アキラル、D−、またはL−アミノ酸残基であり、
R1は、Hまたはアミノ保護基であり、
R2は、OHまたはカルボキシル保護基であり、
ここで、(a)末端アミノ酸残基および末端アミノ酸残基に直接に隣接する残基以外のすべてのアミノ酸残基は、アキラルもしくはL−アミノ酸残基であり、または(b)末端アミノ酸残基および末端アミノ酸残基に直接に隣接する残基以外のすべてのアミノ酸残基は、アキラルまたはD−アミノ酸残基である)。
【請求項2】
以下の式IIを有する15〜22残基のペプチド
R1−Y1−X1−X2−X3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17−X18−Y2−R2、
式II
またはその薬学的に許容できる塩
(式中、
X1は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X2は、LeuまたはD−Leuであり、
X3は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X4は、Gln、Asn、D−Gln、またはD−Asnであり、
X5は、Leu、D−Leu、またはアキラル、D−、もしくはL−塩基性アミノ酸アミノ酸残基であり、
X6は、Leu、Trp、Phe、D−Leu、D−Trp、またはD−Pheであり、
X7は、アキラル、D−、またはL−酸性アミノ酸残基であり、
X8は、Asn、D−Asn、またはアキラル、D−、もしくはL−酸性アミノ酸残基であり、
X9は、Leu、Trp、D−Leu、またはD−Trpであり、
X10は、Leu、Trp、D−Leu、またはD−Trpであり、
X11は、アキラル、D−、またはL−酸性アミノ酸残基であり、
X12は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X13は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X14は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X15は、アキラル、D−、またはL−酸性アミノ酸残基であり、
X16は、LeuまたはD−Leuであり、
X17は、アキラル、D−、またはL−脂肪族アミノ酸残基であり、
X18は、Inp、Nip、azPro、Pip、azPip、D−Nip、またはD−Pipであり、
Y1は、存在しないか、または1〜4個の残基を有するアミノ酸配列であり、
Y2は、存在せず、
R1は、Hまたはアミノ保護基であり、
R2は、OHまたはカルボキシル保護基であり、
ここで、残基X1〜X17のうちの0〜3個は、存在せず、
ここで、
a)各キラルアミノ酸残基は、L−アミノ酸残基であり、
b)各キラルアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基であり、
c)各キラル末端アミノ酸残基およびそれに直接隣接する各キラルアミノ酸残基の1つもしくは複数がD−アミノ酸残基であるという点を除いて、各キラルアミノ酸残基は、L−アミノ酸残基であり、または
d)各キラル末端アミノ酸残基およびそれに直接隣接する各キラルアミノ酸残基の1つもしくは複数がL−アミノ酸残基であるという点を除いて、各キラルアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基である)。
【請求項3】
以下の式IIIを有する22〜29残基のペプチド
R1−Y1−X1−X2−X3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17−X18−X19−X20−X21−X22−X23−Y2−R2
式III
またはその薬学的に許容できる塩
(式中、
X1は、存在しないか、またはアキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X2は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X3は、LeuまたはD−Leuであり、
X4は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X5は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X6は、Gln、Asn、D−Gln、またはD−Asnであり、
X7は、LeuまたはD−Leuであり、
X8は、AlaまたはD−Alaであり、
X9は、AspまたはD−Aspであり、
X10は、Leu、Phe、Gly、D−Leu、またはD−Pheであり、
X11は、Gly、Leu、またはD−Leuであり、
X12は、ArgまたはD−Argであり、
X13は、アキラル、D−、またはL−酸性アミノ酸残基であり、
X14は、Leu、Trp、Gly、D−Leu、またはD−Trpであり、
X15は、LeuまたはD−Leuであり、
X16は、GlnまたはD−Glnであり、
X17は、Glu、Leu、D−Glu、またはD−Leuであり、
X18は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X19は、アキラル、D−、またはL−脂肪族アミノ酸残基であり、
X20は、GluまたはD−Gluであり、
X21は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X22は、アキラル、D−、またはL−脂肪族アミノ酸残基であり、
X23は、Inp、Nip、azPro、Pip、azPip、D−Nip、またはD−Pipであり、
Y1は、存在しないか、または1〜7個の残基を有するアミノ酸配列であり、
Y2は、存在しないか、または1〜7個の残基を有するアミノ酸配列であり、
R1は、Hまたはアミノ保護基であり、
R2は、OHまたはカルボキシル保護基であり、
ここで、
a)各キラルアミノ酸残基は、L−アミノ酸残基であり、
b)各キラルアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基であり、
c)各キラル末端アミノ酸残基およびそれに直接隣接する各キラルアミノ酸残基の1つもしくは複数がD−アミノ酸残基であるという点を除いて、各キラルアミノ酸残基は、L−アミノ酸残基であり、または
d)各キラル末端アミノ酸残基およびそれに直接隣接する各キラルアミノ酸残基の1つもしくは複数がL−アミノ酸残基であるという点を除いて、各キラルアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基である)。
【請求項4】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩および薬学的に許容できる担体またはビヒクルを含む組成物。
【請求項5】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩および薬学的に許容できる担体またはビヒクルを含む組成物。
【請求項6】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩および薬学的に許容できる担体またはビヒクルを含む組成物。
【請求項7】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、脂質異常症を治療または予防するための方法。
【請求項8】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、脂質異常症を治療または予防するための方法。
【請求項9】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、脂質異常症を治療または予防するための方法。
【請求項10】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、心血管疾患を治療または予防するための方法。
【請求項11】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは薬学的に許容できる前記ペプチドの塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、心血管疾患を治療または予防するための方法。
【請求項12】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、心血管疾患を治療または予防するための方法。
【請求項13】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、内皮機能不全を治療または予防するための方法。
【請求項14】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、内皮機能不全を治療または予防するための方法。
【請求項15】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、内皮機能不全を治療または予防するための方法。
【請求項16】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、大血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項17】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、大血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項18】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、大血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項19】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、微小血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項20】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、微小血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項21】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、微小血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項1】
以下の式Iを有する22〜29残基のペプチド
R1−Y1−X1−X2−X3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17−X18−X19−X20−X21−X22−X23−Y2−R2
式I
またはその薬学的に許容できる塩
(式中、
X1は、存在しないか、または塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、もしくは塩基性L−アミノ酸残基であり、
X2は、塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、または塩基性L−アミノ酸残基であり、
X3は、脂肪族アキラルアミノ酸残基、脂肪族D−アミノ酸残基、または脂肪族L−アミノ酸残基であり、
X4は、塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、または塩基性L−アミノ酸残基であり、
X5は、Gln、Asn、D−Gln、D−Asn、または塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、もしくは塩基性L−アミノ酸残基であり、
X6は、塩基性アキラルアミノ酸残基、塩基性D−アミノ酸残基、または塩基性L−アミノ酸残基であり、
X7は、疎水性アキラルアミノ酸残基、疎水性D−アミノ酸残基、または疎水性L−アミノ酸残基であり、
X8は、疎水性アキラルアミノ酸残基、疎水性D−アミノ酸残基、または疎水性L−アミノ酸残基であり、
X9は、親水性アキラルアミノ酸残基、親水性D−アミノ酸残基、または親水性L−アミノ酸残基であり、
X10は、Leu、Trp、Gly、Nal、D−Leu、D−Trp、またはD−Nalであり、
X11は、Glyまたは脂肪族アキラルアミノ酸残基、脂肪族D−アミノ酸残基、もしくは脂肪族L−アミノ酸残基であり、
X12は、親水性アキラルアミノ酸残基、親水性D−アミノ酸残基、または親水性L−アミノ酸残基であり、
X13は、親水性アキラルアミノ酸残基、親水性D−アミノ酸残基、または親水性L−アミノ酸残基であり、
X14は、Leu、Trp、Gly、D−Leu、またはD−Trpであり、
X15は、Leu、Gly、またはD−Leuであり、
X16は、酸性アキラルアミノ酸残基、酸性D−アミノ酸残基、または酸性L−アミノ酸残基であり、
X17は、親水性アキラルアミノ酸残基、親水性D−アミノ酸残基、または親水性L−アミノ酸残基であり、
X18は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X19は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X20は、酸性アキラルアミノ酸残基、酸性D−アミノ酸残基、または酸性L−アミノ酸残基であり、
X21は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X22は、脂肪族アキラルアミノ酸残基、脂肪族D−アミノ酸残基、または脂肪族L−アミノ酸残基であり、
X23は、Inp、Nip、azPro、Pip、azPip、D−Nip、またはD−Pipであり、
Y1は、存在しないか、または1〜7個のアミノ酸残基の配列であり、ここで、配列の各残基は、独立して、アキラル、D−、またはL−アミノ酸残基であり、
Y2は、存在しないか、または1〜7個のアミノ酸残基の配列であり、ここで、配列の各残基は、独立して、アキラル、D−、またはL−アミノ酸残基であり、
R1は、Hまたはアミノ保護基であり、
R2は、OHまたはカルボキシル保護基であり、
ここで、(a)末端アミノ酸残基および末端アミノ酸残基に直接に隣接する残基以外のすべてのアミノ酸残基は、アキラルもしくはL−アミノ酸残基であり、または(b)末端アミノ酸残基および末端アミノ酸残基に直接に隣接する残基以外のすべてのアミノ酸残基は、アキラルまたはD−アミノ酸残基である)。
【請求項2】
以下の式IIを有する15〜22残基のペプチド
R1−Y1−X1−X2−X3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17−X18−Y2−R2、
式II
またはその薬学的に許容できる塩
(式中、
X1は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X2は、LeuまたはD−Leuであり、
X3は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X4は、Gln、Asn、D−Gln、またはD−Asnであり、
X5は、Leu、D−Leu、またはアキラル、D−、もしくはL−塩基性アミノ酸アミノ酸残基であり、
X6は、Leu、Trp、Phe、D−Leu、D−Trp、またはD−Pheであり、
X7は、アキラル、D−、またはL−酸性アミノ酸残基であり、
X8は、Asn、D−Asn、またはアキラル、D−、もしくはL−酸性アミノ酸残基であり、
X9は、Leu、Trp、D−Leu、またはD−Trpであり、
X10は、Leu、Trp、D−Leu、またはD−Trpであり、
X11は、アキラル、D−、またはL−酸性アミノ酸残基であり、
X12は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X13は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X14は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X15は、アキラル、D−、またはL−酸性アミノ酸残基であり、
X16は、LeuまたはD−Leuであり、
X17は、アキラル、D−、またはL−脂肪族アミノ酸残基であり、
X18は、Inp、Nip、azPro、Pip、azPip、D−Nip、またはD−Pipであり、
Y1は、存在しないか、または1〜4個の残基を有するアミノ酸配列であり、
Y2は、存在せず、
R1は、Hまたはアミノ保護基であり、
R2は、OHまたはカルボキシル保護基であり、
ここで、残基X1〜X17のうちの0〜3個は、存在せず、
ここで、
a)各キラルアミノ酸残基は、L−アミノ酸残基であり、
b)各キラルアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基であり、
c)各キラル末端アミノ酸残基およびそれに直接隣接する各キラルアミノ酸残基の1つもしくは複数がD−アミノ酸残基であるという点を除いて、各キラルアミノ酸残基は、L−アミノ酸残基であり、または
d)各キラル末端アミノ酸残基およびそれに直接隣接する各キラルアミノ酸残基の1つもしくは複数がL−アミノ酸残基であるという点を除いて、各キラルアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基である)。
【請求項3】
以下の式IIIを有する22〜29残基のペプチド
R1−Y1−X1−X2−X3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X14−X15−X16−X17−X18−X19−X20−X21−X22−X23−Y2−R2
式III
またはその薬学的に許容できる塩
(式中、
X1は、存在しないか、またはアキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X2は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X3は、LeuまたはD−Leuであり、
X4は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X5は、アキラル、D−、またはL−塩基性アミノ酸残基であり、
X6は、Gln、Asn、D−Gln、またはD−Asnであり、
X7は、LeuまたはD−Leuであり、
X8は、AlaまたはD−Alaであり、
X9は、AspまたはD−Aspであり、
X10は、Leu、Phe、Gly、D−Leu、またはD−Pheであり、
X11は、Gly、Leu、またはD−Leuであり、
X12は、ArgまたはD−Argであり、
X13は、アキラル、D−、またはL−酸性アミノ酸残基であり、
X14は、Leu、Trp、Gly、D−Leu、またはD−Trpであり、
X15は、LeuまたはD−Leuであり、
X16は、GlnまたはD−Glnであり、
X17は、Glu、Leu、D−Glu、またはD−Leuであり、
X18は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X19は、アキラル、D−、またはL−脂肪族アミノ酸残基であり、
X20は、GluまたはD−Gluであり、
X21は、Leu、Phe、D−Leu、またはD−Pheであり、
X22は、アキラル、D−、またはL−脂肪族アミノ酸残基であり、
X23は、Inp、Nip、azPro、Pip、azPip、D−Nip、またはD−Pipであり、
Y1は、存在しないか、または1〜7個の残基を有するアミノ酸配列であり、
Y2は、存在しないか、または1〜7個の残基を有するアミノ酸配列であり、
R1は、Hまたはアミノ保護基であり、
R2は、OHまたはカルボキシル保護基であり、
ここで、
a)各キラルアミノ酸残基は、L−アミノ酸残基であり、
b)各キラルアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基であり、
c)各キラル末端アミノ酸残基およびそれに直接隣接する各キラルアミノ酸残基の1つもしくは複数がD−アミノ酸残基であるという点を除いて、各キラルアミノ酸残基は、L−アミノ酸残基であり、または
d)各キラル末端アミノ酸残基およびそれに直接隣接する各キラルアミノ酸残基の1つもしくは複数がL−アミノ酸残基であるという点を除いて、各キラルアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基である)。
【請求項4】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩および薬学的に許容できる担体またはビヒクルを含む組成物。
【請求項5】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩および薬学的に許容できる担体またはビヒクルを含む組成物。
【請求項6】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩および薬学的に許容できる担体またはビヒクルを含む組成物。
【請求項7】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、脂質異常症を治療または予防するための方法。
【請求項8】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、脂質異常症を治療または予防するための方法。
【請求項9】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、脂質異常症を治療または予防するための方法。
【請求項10】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、心血管疾患を治療または予防するための方法。
【請求項11】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは薬学的に許容できる前記ペプチドの塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、心血管疾患を治療または予防するための方法。
【請求項12】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、心血管疾患を治療または予防するための方法。
【請求項13】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、内皮機能不全を治療または予防するための方法。
【請求項14】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、内皮機能不全を治療または予防するための方法。
【請求項15】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、内皮機能不全を治療または予防するための方法。
【請求項16】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、大血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項17】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、大血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項18】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、大血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項19】
有効量の請求項1に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、微小血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項20】
有効量の請求項2に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、微小血管障害を治療または予防するための方法。
【請求項21】
有効量の請求項3に記載のペプチドまたは前記ペプチドの薬学的に許容できる塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、微小血管障害を治療または予防するための方法。
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A−C】
【図11A−F】
【図12】
【図13】
【図14A−B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A−B】
【図21A−B】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A−C】
【図11A−F】
【図12】
【図13】
【図14A−B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A−B】
【図21A−B】
【公表番号】特表2012−518006(P2012−518006A)
【公表日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−550271(P2011−550271)
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/024096
【国際公開番号】WO2010/093918
【国際公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(511196722)セレニス セラピューティクス エスエー (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/024096
【国際公開番号】WO2010/093918
【国際公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(511196722)セレニス セラピューティクス エスエー (1)
【Fターム(参考)】
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