説明

アミロイド関連疾患およびてんかん発生関連疾患の治療のための方法および組成物

本発明の化合物の治療量を対象に投与する段階により、対象におけるアミロイド関連疾患を治療または予防する方法を記載する。抗てんかん発生薬の有効量を対象に投与する段階により、対象におけるてんかん発生を抑制するための方法も含まれる。抗てんかん発生薬の有効量を対象に投与する段階により、てんかん発生関連状態に罹患した対象を治療するための方法も含まれる。本発明の化合物の治療量の有効量を対象に投与する段階により、対象におけるけいれんを治療するための方法も記載している。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象におけるアミロイド関連疾患を治療または予防する方法であって、対象における該アミロイド関連疾患が治療または予防されるように、式(I)の化合物の治療量を対象に投与する段階を含み、
該式(I)の化合物が以下のもの

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである、
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、方法。
【請求項2】
対象におけるてんかん発生(epileptogenesis)を抑制するための方法であって、該対象における該てんかん発生が抑制されるように、化合物の有効量を対象に投与する段階を含み、該化合物が式Iのもの

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステル、N-置換類似体およびプロドラッグであり、ただし条件として、ZがC=Oである場合にはnが1、2、3または4である、方法。
【請求項3】
てんかん発生関連状態に罹患した対象を治療するための方法であって、該対象が治療されるように、化合物の有効量を該対象に投与する段階を含み、該化合物が式Iのもの

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステル、N-置換類似体およびプロドラッグであり、ただし条件として、ZがC=Oである場合にはnが1、2、3または4である、方法。
【請求項4】
対象におけるけいれんを治療するための方法であって、該対象が治療されるように、化合物の有効量を該対象に投与する段階を含み、該化合物が式Iのもの

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである、
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステル、N-置換類似体およびプロドラッグであり、ただし条件としてZがC=Oである場合にはnが1、2、3または4である、方法。
【請求項5】
mが0、1または2である、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
【請求項6】
nが0、1または2である、請求項1〜5のいずれか一項記載の方法。
【請求項7】
R3がアリールである、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
【請求項8】
R3がフェニルである、請求項7記載の方法。
【請求項9】
ZがS(O)2である、請求項1〜8のいずれか一項記載の方法。
【請求項10】
化合物が式(II)のもの

式中、それぞれのR4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、アミノ、シアノ、ニトロ、アルキル、アリール、炭素環または複素環からなる群より独立に選択される;
Jは存在しないか、酸素、窒素、イオウ、または低級アルキレン、アルキレニルオキシ、アルキレニルアミノ、アルキレニルチオ、アルキレニルオキシアルキル、アルキレニルアモニアルキル(alkylenylamonialkyl)、アルキレニルチオアルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルアミノもしくはアルケニルチオを含む二価結合部分である;
qは1、2、3、4または5である、
またはそれらの薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグである、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
【請求項11】
R4がアリールである、請求項10記載の方法。
【請求項12】
R4がフェニルである、請求項11記載の方法。
【請求項13】
R4がハロゲンである、請求項10記載の方法。
【請求項14】
R4がアルキルである、請求項10記載の方法。
【請求項15】
R4がメチルまたはトリフルオロメチルである、請求項14記載の方法。
【請求項16】
Jが存在しない、請求項10〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項17】
mが0、1または2である、請求項10〜16のいずれか一項記載の方法。
【請求項18】
nが0または1である、請求項10〜17のいずれか一項記載の方法。
【請求項19】
キラル炭素がR-立体配置を有する、請求項10〜18記載の方法。
【請求項20】
キラル炭素がS-立体配置を有する、請求項10〜18記載の方法。
【請求項21】
化合物が、以下のもの

またはそれらの薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグである、請求項10記載の方法。
【請求項22】
化合物が、以下のもの


またはそれらの薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグである、請求項10記載の方法。
【請求項23】
化合物が、以下のもの

またはそれらの薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグである、請求項10記載の方法。
【請求項24】
化合物が、以下の式のもの

式中、R5は、水素、ハロゲン、アミノ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボニル、チオール、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アシル、アルキルアミノおよびアシルアミノからなる群より選択される;ならびに
qは1、2、3、4または5である;
またはそれらの薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグである、請求項10記載の方法。
【請求項25】
化合物が式(IV)のもの

またはそれらの薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグである、請求項24記載の方法。
【請求項26】
mが0である、請求項25記載の方法。
【請求項27】
化合物が、以下のもの

ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグからなる群より選択される、請求項25記載の方法。
【請求項28】
化合物が、表2中の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグからなる群より選択される、請求項25記載の方法。
【請求項29】
化合物が、式(V)のもの

式中、R6は置換型または非置換型の複素環部分である、
またはそれらの薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグである、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
【請求項30】
mが0または1である、請求項29記載の方法。
【請求項31】
nが0である、請求項29または30記載の方法。
【請求項32】
R6がチアゾリル、オキサゾイリル、ピラゾリル、インドリル、ピリジニル、チアジニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロチアゾリル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、テトラヒドロピリミジニルまたはオキサジニルである、請求項29〜31のいずれか一項記載の方法。
【請求項33】
ZがS(O)2である、請求項29〜32のいずれか一項記載の方法。
【請求項34】
化合物が、以下のもの

ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグからなる群より選択される、請求項29記載の方法。
【請求項35】
式(II)の化合物

式中、Xは酸素または窒素である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
qは1、2、3、4または5である、
R1は水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、または、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
それぞれのR4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、アミノ、シアノ、ニトロ、アルキル、アリール、炭素環または複素環からなる群より独立に選択される;
Jは存在しないか、共有結合、酸素、窒素、イオウ、または低級アルキレン、アルキレニルオキシ、アルキレニルアミノ、アルキレニルチオ、アルキレニルオキシアルキル、アルキレニルアモニアルキル、アルキレニルチオアルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルアミノもしくはアルケニルチオから非制限的になる二価結合部分である;ならびに
それらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグ、ただし条件として、Jが共有結合であり、nが1であり、mが0または1であり、Xが酸素であり、R4が水素である場合には、R2は水素でもアシルでもない;条件として、qが1であり、mが0であり、nが1であり、Jが共有結合であり、R4がパラ位置にあるメチル、エチル、メトキシ、エトキシ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシまたはヨードであり、Xが酸素である場合には、R2は水素ではない;条件として、qが2であり、mが0であり、nが1であり、Jは共有結合であり、R4がオルト位およびパラ位にあるメチルであり、Xが酸素である場合には、R2は水素ではない;条件として、qが2であり、mが0であり、nが1であり、Jが共有結合であり、R4が2位および6位にあるクロロであり、Xが酸素である場合には、R2はアシルではない。
【請求項36】
R4がアリールである、請求項35記載の化合物。
【請求項37】
R4がフェニルである、請求項36記載の化合物。
【請求項38】
mが0または1である、請求項35〜37のいずれか一項記載の化合物。
【請求項39】
nが0または1である、請求項35〜38のいずれか一項記載の化合物。
【請求項40】
Xが酸素である、請求項35〜39のいずれか一項記載の化合物。
【請求項41】
R1が水素である、請求項35〜40のいずれか一項記載の化合物。
【請求項42】
R2が水素である、請求項35〜41のいずれか一項記載の化合物。
【請求項43】
R4がアルキルである、請求項35〜42のいずれか一項記載の化合物。
【請求項44】
R4がトリフルオロアルキルまたはメチルである、請求項43記載の化合物。
【請求項45】
Jが酸素である、請求項35〜44のいずれか一項記載の化合物。
【請求項46】
R4がハロゲンである、請求項35〜42のいずれか一項記載の化合物。
【請求項47】
それぞれのR4が水素である、請求項35〜42のいずれか一項記載の化合物。
【請求項48】
化合物が、以下のもの

ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、請求項35記載の化合物。
【請求項49】
化合物が以下のもの

ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、請求項35記載の化合物。
【請求項50】
化合物が以下のもの

ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、請求項35記載の化合物。
【請求項51】
化合物が以下のもの

ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、請求項35記載の化合物。
【請求項52】
化合物が、以下の式のもの

式中、R5は水素、ハロゲン、アミノ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボニル、チオール、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アシル、アルキルアミノおよびアシルアミノからなる群より選択される;ならびに
qは1〜5より選択される整数である、
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、請求項35記載の化合物。
【請求項53】
化合物が、式(IV)のもの

ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、請求項52記載の化合物。
【請求項54】
mが0である、請求項53記載の化合物。
【請求項55】
化合物が、以下のもの

および

ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグからなる群より選択される、請求項53記載の化合物。
【請求項56】
化合物が、表2中の化合物ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグからなる群より選択される、請求項53記載の化合物。
【請求項57】
式(V)の化合物

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R6は置換型または非置換型の複素環部分である;
R7は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたはアリールである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグ。
【請求項58】
mが0または1である、請求項57記載の化合物。
【請求項59】
nが0である、請求項57または58記載の化合物。
【請求項60】
R6がチアゾリル、オキサゾイリル、ピラゾリル、インドリル、ピリジニル、チアジニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロチアゾリル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、テトラヒドロピリミジニルまたはオキサジニルである、請求項57〜59のいずれか一項記載の化合物。
【請求項61】
ZがS(O)2である、請求項57〜60記載の化合物。
【請求項62】
化合物が、以下のもの

ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグからなる群より選択される、請求項57記載の化合物。
【請求項63】
式(I)の化合物、および本発明の方法に用いるための指示書を含む、アミロイド関連疾患の治療に用いるためのキットであって、
該式Iの化合物が、以下のもの

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型または非置換型アリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、キット。
【請求項64】
疾患がアルツハイマー病、脳アミロイドアンギオパチー、封入体筋炎、黄斑変性症またはダウン症候群である、前記の請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項65】
アミロイド線維の形成もしくは沈着、神経変性または細胞毒性が軽減または抑制される、前記の請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項66】
化合物が表および図に示されたものより選択される、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
【請求項67】
アミロイド関連疾患がアルツハイマー病、脳アミロイドアンギオパチー、ダウン症候群、封入体筋炎または黄斑変性症である、前記の請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項68】
アミロイド関連疾患がII型糖尿病である、前記の請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項69】
対象がヒトである、前記の請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項70】
化合物が、アルツハイマー病患者において、認知機能の安定化、認知機能のさらなる低下の防止、または疾患の進行の防止、緩徐化もしくは阻止を引き起こす、本明細書の請求項のいずれか記載の方法。
【請求項71】
対象が、頭部外傷、疼痛、脳卒中、不安、統合失調症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、精神病、脳虚血、ハンチントン舞踏病、髄膜炎、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、癌、熱性発作(fibrile seizure)または痴呆に罹患している、本明細書の請求項のいずれか記載の方法。
【請求項72】
対象が、アミロイド関連疾患およびてんかん関連状態に罹患している、前記の請求項のいずれか記載の方法。
【請求項73】
アミロイド関連疾患がアルツハイマー病である、請求項72記載の方法。
【請求項74】
てんかん関連状態がてんかんである、請求項72記載の方法。
【請求項75】
対象におけるてんかん発生を抑制するための方法であって、該てんかん発生が抑制されるように、化合物の有効量を対象に投与する段階を含み、該化合物が、式II、III、IVもしくはVのもの、または前記の請求項に定義されたもの、ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステル、N-置換類似体およびプロドラッグである、方法。
【請求項76】
対象におけるてんかん発生関連状態を治療するための方法であって、該対象が該てんかん発生関連状態に関して治療されるように、化合物の有効量を該対象に投与する段階を含み、該化合物が、式II、III、IVもしくはVのもの、または前記の請求項に定義されたもの、ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステル、N-置換類似体およびプロドラッグである、方法。
【請求項77】
対象におけるけいれんを治療するための方法であって、該対象が該けいれんに関して治療されるように、化合物の有効量を該対象に投与する段階を含み、該化合物が式II、III、IVもしくはVのもの、または前記の請求項に定義されたもの、ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステル、N-置換類似体およびプロドラッグである、方法。
【請求項78】
化合物がGAT-1、GAT-2またはGAT-3を調節する、請求項2〜4および75〜77のいずれか一項記載の方法。
【請求項79】
化合物がシナプス性GABAの取り込みを抑制する、請求項2〜4および75〜77のいずれか一項記載の方法。
【請求項80】
化合物がGABA受容体アゴニストである、請求項2〜4および75〜77のいずれか一項記載の方法。
【請求項81】
化合物がグルタミン酸作動性興奮調節因子である、請求項2〜4および75〜77のいずれか一項記載の方法。
【請求項82】
化合物がグルタミン酸作動性興奮抑制因子である、請求項2〜4および75〜77のいずれか一項記載の方法。
【請求項83】
化合物がNMDA受容体と相互作用する、請求項2〜4および75〜77のいずれか一項記載の方法。
【請求項84】
化合物が血液脳関門を通過しうる、請求項2〜4および75〜77のいずれか一項記載の方法。
【請求項85】
化合物が毒性でない、請求項2〜4および75〜77のいずれか一項記載の方法。
【請求項86】
てんかん発生関連状態が、頭部外傷、疼痛、脳卒中、不安、統合失調症、その他の精神病、脳虚血、ハンチントン舞踏病、運動ニューロン疾患、髄膜炎、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳外科手術、癌、熱性発作または痴呆である、前記の請求項のいずれか記載の方法。
【請求項87】
てんかん発生関連状態がてんかんである、請求項86記載の方法。
【請求項88】
化合物の治療的有効量、および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物であって、該化合物が、請求項48〜51、55、56および62のもの、ならびにそれらの薬学的に許容される塩またはエステル、N-置換類似体およびプロドラッグである、薬学的組成物。
【請求項89】
請求項2〜4および75〜77のいずれか一項記載の式の化合物の有効量を含む、てんかん発生関連状態を治療するための薬学的組成物であって、該有効量がてんかん発生関連状態を治療するのに有効であるような薬学的組成物。
【請求項90】
てんかん発生関連状態が、頭部外傷、疼痛、脳卒中、不安、統合失調症、その他の精神病、脳虚血、ハンチントン舞踏病、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳外科手術、髄膜炎、癌、熱性発作または痴呆である、請求項89記載の薬学的組成物。
【請求項91】
てんかん発生関連状態がてんかんである、請求項90記載の薬学的組成物。
【請求項92】
化合物がGABAトランスアミナーゼを阻害または調節する、前記の請求項のいずれか記載の方法。
【請求項93】
対象におけるアミロイド沈着を抑制するための方法であって、式(I)の治療用化合物

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくはまたは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグの有効量を、該治療用化合物がアミロイド生成性タンパク質と基底膜の糖タンパク質成分またはプロテオグリカン成分との間の相互作用を阻害してアミロイド沈着を抑制するように、対象に投与する段階を含む方法。
【請求項94】
アミロイド沈着物を有する対象におけるアミロイド沈着物を減少させるための方法であって、式(I)の治療用化合物

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグの有効量を、アミロイド沈着物が減少するように、該対象に投与する段階を含む方法。
【請求項95】
治療用化合物が経口投与される、請求項93〜94のいずれか一項記載の方法。
【請求項96】
治療用化合物が薬学的に許容される媒体中にある状態で投与される、請求項93〜95のいずれか一項記載の方法。
【請求項97】
治療用化合物が経口投与される、請求項96記載の方法。
【請求項98】
治療用化合物が薬学的に許容される媒体中にある状態で投与される、請求項96または97記載の方法。
【請求項99】
対象におけるアミロイド沈着を抑制するための方法であって、式(I)の治療用化合物の有効量を、治療用化合物の活性を維持しながら意図した標的部位に対する治療用化合物の生体内分布が妨げられないようにし、アミロイド沈着が抑制されるように、対象に投与する段階を含み、該式Iの化合物が

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、方法。
【請求項100】
対象におけるアミロイド沈着を抑制するための方法であって、式(I)の治療用化合物の有効量を、治療用化合物がアミロイド生成性タンパク質と基底膜の成分との間の相互作用を阻害してアミロイド沈着が抑制されるように、対象に投与する段階を含み、治療用化合物が式(I)を有する:

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、方法。
【請求項101】
対象におけるアミロイド沈着を抑制するための方法であって、式(I)の化合物の有効量を、アミロイド生成性タンパク質と基底膜の成分との間の相互作用が阻害されてアミロイド沈着が抑制されるように、対象に投与する段階を含み、治療用化合物が以下の式を有する:

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1,2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、方法。
【請求項102】
アミロイド沈着物を有する対象におけるアミロイド沈着物を減少させる方法であって、式(I)の治療用化合物の有効量を、対象におけるアミロイド沈着物が減少するように、対象に投与する段階を含み、式Iを有する治療用化合物が以下のもの

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、方法。
【請求項103】
対象におけるアミロイド沈着を抑制するための方法であって、式(I)の治療用化合物の有効量を、治療用化合物がアミロイド生成性タンパク質と基底膜の糖タンパク質成分またはプロテオグリカン成分との間の相互作用を阻害し、アミロイド沈着が抑制されるように、対象に投与する段階を含み、該治療用化合物が式(I)を有する:

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである、
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、方法。
【請求項104】
アミロイド関連疾患の治療または予防のための医薬品の調製における、請求項35〜53のいずれか記載の式(I)の化合物の使用法であって、該式(I)の化合物が、以下のもの

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、使用法。
【請求項105】
請求項35〜62のいずれか一項記載または式(I)の化合物を含む、アミロイド関連疾患の治療のための薬学的組成物。
【請求項106】
請求項35〜62のいずれか一項記載の化合物を含む薬学的組成物。
【請求項107】
式(I)による化合物を含む薬学的組成物であって、該式Iの化合物が、以下のもの

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、薬学的組成物。
【請求項108】
アミロイドーシスを治療するための薬学的組成物であって、治療用化合物を、対象におけるアミロイド沈着を抑制するのに十分な量として含み、治療用化合物が以下の式(1)を有する:

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、薬学的組成物。
【請求項109】
アミロイドーシスを治療するための薬学的組成物であって、治療用化合物を、アミロイド生成性タンパク質と基底膜の成分との間の相互作用を阻害して対象におけるアミロイド沈着を抑制するのに十分な量として含み、治療用化合物が以下の式(I)を有する:

式中、Xは酸素または窒素である;
ZはC=O、S(O)2またはP(O)OR7である;
mおよびnはそれぞれ独立に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10である;
R1およびR7はそれぞれ独立に水素、金属イオン、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、Xとともに天然もしくは非天然のアミノ酸残基を形成する部分、または-(CH2)p-Yである;
Yは水素、またはチアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルからなる群より選択される複素環部分である;
pは0、1、2、3または4である;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニルまたはアルコキシカルボニルである;
R3は水素、アミノ、シアノ、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、複素環、置換型もしくは非置換型のアリール、ヘテロアリール、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリルまたはベンゾイミダゾリルである;
ならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステルおよびプロドラッグである、薬学的組成物。

【公表番号】特表2007−526228(P2007−526228A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−517497(P2006−517497)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【国際出願番号】PCT/US2004/019839
【国際公開番号】WO2005/000406
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(505475769)ニューロケム (インターナショナル) リミテッド (7)
【Fターム(参考)】