説明

イメージセンサユニットおよびそれを用いた画像読取装置

【課題】コストの上昇を回避しながら、良好な読み取り画像を得ることができるイメージセンサユニットおよびそれを用いた画像読取装置を提供する。
【解決手段】赤外光を含む光を発する光源30と、前記光源30からの光を入光面11aから入光し、出光面11bから出光して被照明体を照明する導光体11と、前記被照明体からの反射光を結像するロッドレンズアレイ12と、前記ロッドレンズアレイ12によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子13が実装されるセンサ基板とを備え、前記光源30の発光面31aと前記光電変換素子13の受光部13aとの間の赤外光を含む光の経路に、赤外線吸収色素を含有する樹脂32が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージセンサユニットおよびそれを用いた画像読取装置に関するものである。特に、カラー原稿等から良好な読み取り画像を得ることができるイメージセンサユニットおよびそれを用いた画像読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
赤色光(R)を発する赤色LED、緑色光(G)を発する緑色LED、及び青色光(B)を発する青色LEDを光源に用いたライン状照明装置及びそれを用いた画像読取装置が本出願人により提案されている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−287923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の画像読取装置を用いて原稿の読み取りを行った場合、原稿と読み取り結果との間に差異が生じることがある。つまり、良好な読み取り画像が得られないことがある。
【0005】
本発明者は、この原因について検討を行ったところ、光源に含まれる赤色LEDから可視領域の赤色光だけでなく、赤外光も発せられており、原稿で反射した赤外光が読み取り素子(光電変換素子)により検出されていることを見出した。つまり、人間の目では認識されない赤外光の成分が、読み取り結果に含まれているため、良好な読み取り画像が得られないのである。
赤色LEDとして、赤外光を発せずに可視領域の赤色光を発するものを用いれば、このような問題を回避することは可能であるが、このような赤色LEDは非常に高価である。つまり、このような赤色LEDを用いると、コストが上昇してしまう。
【0006】
本発明は、コストの上昇を回避しながら、良好な読み取り画像を得ることができるイメージセンサユニットおよびそれを用いた画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載のイメージセンサユニットは、光源と、被照明体からの反射光を結像する結像素子と、前記結像素子によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子が実装されるセンサ基板とを備えるイメージセンサユニットであって、前記光源の発光面と前記光電変換素子の受光部との間の光の経路に、赤外線吸収色素を含有する樹脂が設けられていることを特徴とする。
請求項5記載のイメージセンサユニットは、光源と、被照明体からの反射光を結像する結像素子と、前記結像素子によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子が実装されるセンサ基板とを備えるイメージセンサユニットであって、前記光源の発光面と前記光電変換素子の受光部との間の光の経路に、赤外線吸収色素を含有する樹脂が設けられていると共に、前記光源の発光面と前記被照明体との間の光の経路に、蛍光材を含有する樹脂が設けられていることを特徴とする。
請求項8記載の画像読取装置は、上記イメージセンサユニットを用いたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コストの上昇を回避しながら、原稿から良好な読み取り画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本実施形態のイメージスキャナー1の外観を示す斜視図である。
【図2】図2は、本実施形態のCISユニット5内の構成を示す模式図である。
【図3】図3は、光源30の構成を示す図である。
【図4】図4は、LED33r、33g及び33bから発せられる光のスペクトルを示す図である。
【図5】図5は、光の反射の例を示す図である。
【図6】図6は、光源60の構成を示す図である。
【図7】図7は、蛍光材の蛍光スペクトルを示す図である。
【図8】図8は、光電変換素子13及び樹脂70の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明に係るイメージセンサユニットおよびそれを用いた画像読取装置の好適な実施形態について説明する。なお、以下で説明する各図では、必要に応じてイメージセンサユニットの主走査方向を矢印Mで示し、副走査方向を矢印Sで示している。
まず、画像読取装置として、フラットベッド方式のイメージスキャナー1の構造について図1を参照して説明する。図1は、フラットベッド方式のイメージスキャナー1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、イメージスキャナー1は、筐体2と、原稿を覆うことができるように筐体2に対して開閉自在に設けられるプラテンカバー3と、を備えている。
【0011】
筐体2は、プラテンガラス4、密着型イメージセンサユニット(以下、CISユニット5という)、保持部材6、スライドシャフト7、駆動モータ8、ワイヤ9などを備えている。プラテンガラス4は原稿載置部としてのガラス製の透明板である。CISユニット5は、プラテンガラス4上に載置された被照明体としての原稿の画像情報を光学的に読み取って電気信号に変換する。CISユニット5の詳細な構成については後述する。保持部材6は、CISユニット5の周囲を囲むように保持する。駆動モータ8を駆動することによってワイヤ9を介して、保持部材6に保持されたCISユニット5が、スライドシャフト7に沿って読取方向(副走査方向)に移動する。
【0012】
次に、CISユニット5内の構成部品と光源10からの光路との関係について図2を参照して説明する。図2は、CISユニット5内の構成を示す模式図である。CISユニット5の内部には、光源10、導光体11、ロッドレンズアレイ12、センサ基板14が配設されている。
光源10は、原稿を照明するためのものであり、例えば赤緑青3色の発光波長を持つ発光素子10r、10g、10bを有している。光源10は、発光素子10r、10g、10bを順次点灯駆動することによって光を照射する。
【0013】
導光体11は、光源10から照射された光を上述したプラテンガラス4上に載置された原稿へと導くものであり、原稿の幅に対応した長さの細長状に形成されている。導光体11は、アクリル樹脂やポリカーボネートなどの透明プラスチックにより形成される。
導光体11の長手方向(主走査方向)の一方側の端面は、光源10からの光が入光される入光面11aである。CISユニット5では、光源10からの光が効率よく導光体11に入光するように、光源10の発光素子10r、10g、10bが入光面11aに対向して配置される。また、導光体11の長手方向に沿い、かつプラテンガラス4上の原稿と対向する面は、導光体11に入光した光が出光される出光面11bである。また、出光面11bと対向する面は、入光面11aからの光を導光体11の内部で反射させる反射面11cである。
【0014】
したがって、導光体11は、入光面11aから入光された光を反射面11cで散乱させ、出光面11bから出光させて、原稿を照明する。このように、光源10と導光体11とは、原稿を照明する照明装置として機能する。
ロッドレンズアレイ12は、正立等倍結像型の結像素子を導光体11の長手方向と同方向に複数配列したものである。ロッドレンズアレイ12は、原稿からの反射光を光電変換素子13に結像する。
センサ基板14は、ロッドレンズアレイ12により結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子13を導光体11の長手方向と同方向に複数実装したものである。
ロッドレンズアレイ12および光電変換素子13は、原稿の幅に対応する長さに形成されている。
【0015】
上述したように構成されるCISユニット5を備えたイメージスキャナー1が原稿の読み取りを行う場合、イメージスキャナー1は原稿の読み取り開始位置までCISユニット5を移動する。読み取り開始位置に移動したCISユニット5は、光源10の発光素子10r、10g、10bを順次点灯する。光源10からの光は、導光体11の入光面11aから入光した後、出光面11bから均一に出光する。導光体11を出光した光は、原稿の表面を主走査方向に沿ってライン状に照射する。照射された光は、原稿によって反射された後、ロッドレンズアレイ12によってセンサ基板14上に実装された光電変換素子13に結像される。光電変換素子13は、結像された反射光を電気信号に変換する。CISユニット5は、赤緑青全ての反射光を変換することで、主走査方向に沿った1走査ラインの読み取り動作が終了する。
【0016】
続いて、イメージスキャナー1は、CISユニット5を1走査ライン分だけ副走査方向に移動する。CISユニット5は、上述と同様に1走査ラインの読み取り動作を行う。このように、CISユニット5が1走査ラインの移動と読み取り動作とを繰り返すことで、原稿全面の読み取りを行うことができる。イメージスキャナー1では、CISユニット5によって変換された電気信号を、必要に応じて画像処理したり、記憶部に画像データとして記憶したりすることで、プラテンガラス4上に載置された原稿全面の読み取りが完了する。
【0017】
さて、上述したように構成されるCISユニット5において、コストの上昇を回避しながら、原稿から良好な読み取り画像を得るためには、発光素子10rとして可視領域の赤色光だけでなく赤外光をも発するものを用いつつ、発光素子10rから光電変換素子13までの経路において、赤外光を排除することが重要である。
【0018】
以下、本実施形態のCISユニット5において、上述のような赤外光を排除する態様について説明する。
【0019】
(第1の実施形態)
まず、本発明を適用できる第1の実施形態における光源10の構成について説明する。図3は光源の構成を示す図である。図3(a)は正面図であり、図3(b)は図3(a)中のI−I線に沿った断面図である。
本実施形態における光源10は、赤緑青をそれぞれ発光する発光素子としてのLEDを備えたLEDモジュール30である。LEDモジュール30は、本体部31と、本体部31から突出する4本のリード端子38とを備えている。本体部31の発光面31aに、赤色光(R)を発する赤色LED33r、緑色光(G)を発する緑色LED33g、及び青色光(B)を発する青色LED33bが配置されている。赤色LED33r、緑色LED33g及び青色LED33bは、赤外線を吸収する色素(赤外線吸収色素)を含む樹脂32により被覆されている。赤外線吸収色素としては、例えば、日本化薬社製の「KP Deeper NR Paste」、山田化学工業社製の「特定波長吸収色素」等を用いることができる。樹脂32の材料としては、例えば、エポキシ樹脂及びシリコーン樹脂等の透明な樹脂を用いることができる。なお、赤色LED33r、緑色LED33g及び青色LED33bは、本体部31の中心線から幅方向の一方側に偏倚して配置されている。
赤色LED33rとしては、赤外光を発せずに可視領域の赤色光を発するものを用いてもよいが、可視領域の赤色光だけでなく、赤外光も発するものを用いることが好ましい。安価だからである。そして、可視領域の赤色光だけでなく、赤外光も発するものを用いた場合には、赤色LED33r、緑色LED33g及び青色LED33bから、例えば、図4に示すようなスペクトルの光が発せられる。つまり、赤色光、緑色光及び青色光だけでなく、赤色LED33rに含まれる赤外光が発せられる。しかし、本実施形態では、樹脂32が赤外線吸収色素を含んでいるため、赤外光は赤外線吸収色素に吸収され、LEDモジュール30の外部へは放出されない。
【0020】
ここで、LEDモジュール30から発せられた光が原稿においてどのように拡散・反射されるかについて図5を参照しながら説明する。ここでは、図5に示すように、原稿51として、用紙52上に白色部53及び黒色部54が存在するものが用いられるとする。
【0021】
LEDモジュール30から赤外光を含む光が発せられた場合、この入射光は、図5(a)に示すように、白色部53では吸収されずに拡散・反射する。つまり、白色部53からの拡散・反射光には、赤色光、緑色光、青色光及び赤外光が含まれる。また、黒色部54では、同じく図5(a)に示すように、赤色光、緑色光及び青色光が吸収されるものの、赤外光は黒色部54で吸収されずに用紙52まで到達し、用紙52の表面で拡散・反射する。つまり、黒色部54からの拡散・反射光には、赤外光が含まれる。そして、これらの拡散・反射光は光電変換素子13において電気信号に変換され、この電気信号から読み取り画像が生成される。つまり、赤外光の成分を含む読み取り画像が生成される。一方、人間の目は赤外光を認識しない。従来の画像読取装置では、このような理由で良好な読み取り画像が得られず、全体的に諧調にズレが生じる等の影響を及ぼすものであった。
【0022】
これに対し、本実施形態では、LEDモジュール30から発せられる光に赤外光が含まれない。このため、この入射光は、図5(b)に示すように、白色部53では吸収されずに拡散・反射するが、白色部53からの拡散・反射光には、赤色光、緑色光及び青色光が含まれ、赤外光は含まれない。また、黒色部54では、同じく図5(b)に示すように、赤色光、緑色光及び青色光が吸収されて拡散・反射が生じない。入射光に赤外光が含まれないからである。そして、これらの拡散・反射光は光電変換素子13において電気信号に変換され、この電気信号から読み取り画像が生成される。つまり、赤外光の成分を含まない読み取り画像が生成される。従って、人間の目で認識する結果と同様の良好な読み取り画像を得ることができる。
【0023】
なお、赤外線吸収色素は、樹脂32の全体に含有されている必要はなく、少なくとも、赤色LED33rから発せられた赤色光の経路に相当する領域に含まれていればよい。また、樹脂32の赤色光の経路に相当する領域に赤外線吸収色素が含まれていれば、LEDモジュール30に3色のLEDが含まれている必要はない。
【0024】
(第2の実施形態)
次に、本発明を適用できる第2の実施形態における光源10の構成について説明する。図6は光源の構成を示す図である。図6(a)は正面図であり、図6(b)は図6(a)中のI−I線に沿った断面図である。
本実施形態における光源10は、青を発光する発光素子としてのLEDを備えたLEDモジュール60である。LEDモジュール60は、本体部61と、本体部61から突出する2本のリード端子68とを備えている。本体部61の発光面61aに、青色光(B)を発する青色LED63bが配置されている。青色LED63bは、赤外線吸収色素及び青色光を白色光に変換する蛍光材を含む樹脂62により被覆されており、これにより、光源10は白色光を発する光源として作用するものである。赤外線吸収色素としては、例えば、日本化薬社製の「KP Deeper NR Paste」、山田化学工業社製の「特定波長吸収色素」等を用いることができる。樹脂62の材料としては、例えば、エポキシ樹脂及びシリコーン樹脂等の透明な樹脂を用いることができる。
なお、青色LED63bは、本体部61の中心線から幅方向の一方側に偏倚して配置されている。
蛍光材としては、種々のものを用いることが可能であり、例えば、図7に示すように、蛍光スペクトルに赤外成分が含まれるものを用いてもよい。このような場合、樹脂62中で赤外光も発生することになる。しかし、本実施形態では、樹脂62が赤外線吸収色素を含んでいるため、赤外光は赤外線吸収色素に吸収され、LEDモジュール60の外部へは放出されない。
【0025】
このため、LEDモジュール60から発せられた白色光の拡散・反射光が光電変換素子13において電気信号に変換され、この電気信号から読み取り画像が生成されるが、この電気信号には赤外成分に相当する信号は含まれない。つまり、赤外光の成分を含まない読み取り画像が生成される。従って、第1の実施形態と同様に、人間の目で認識する結果と同様の良好な読み取り画像を得ることができる。
【0026】
尚、発光素子として青色LEDの説明を行ったが、LEDと蛍光材との組み合わせで白色光とみなせる発光をするLEDモジュールであれば青色LED63に限らず、紫外線(UV)LEDでもよく、複数のLEDの組み合わせであっても構わない。また、同様に蛍光材についても複数の組み合わせでも構わない。
【0027】
(第3の実施形態)
第1、第2の実施形態では、LEDモジュール30、60の樹脂32、62に赤外線吸収色素が含まれているのに対し、本発明を適用できる第3の実施形態では、図8に示すように、光電変換素子13の受光部13aに、赤外線吸収色素を含む透明な樹脂70が塗布されている。
【0028】
このような第3の実施形態では、原稿からの拡散・反射光に赤外光が含まれるが、この赤外光は、光電変換素子13に入射する前に赤外線吸収色素に吸収される。従って、第1、第2の実施形態と同様に、人間の目で認識する結果と同様の良好な読み取り画像を得ることができる。
【0029】
なお、光電変換素子13がラインセンサを構成している場合には、1ラインの読み取り領域の全体に、赤外吸収色素を含んだ樹脂が塗布されていてもよく、特定の1ラインの読み取り領域の一部に塗布されていてもよい。また、副走査方向に複数の読み取りラインが設けられている場合には、赤外吸収色素を含んだ樹脂が全読み取りラインに塗布されていてもよく、特定のラインにのみ塗布されていてもよく、ラインの一部のみに塗布されていてもよい。
また、光電変換素子13が面センサを構成している場合には、赤外吸収色素を含んだ樹脂が、面センサの全域に塗布されていてもよく、一部のみに塗布されていてもよい。
【0030】
これらの実施形態によれば、上述のように、光電変換素子13による赤外光の検出が抑制されるため、良好な読み取り画像を得ることができる。また、赤外光を遮断するために赤外光カットフィルムを用いることも考えられるが、これらの実施形態と比較すると、部材数の増加、及びこれに伴う組立工数の追加が生じる。
【0031】
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明のイメージセンサユニットはイメージスキャナー、ファクシミリ、複写機等の画像読取装置として有効に利用される。
【符号の説明】
【0033】
1:イメージスキャナー 5:CISユニット(密着型イメージセンサユニット) 10:光源 10r、10g、10b:発光素子 11:導光体 11a:入光面 11b:出光面 11c:反射面 12:ロッドレンズアレイ 13:光電変換素子 13a:受光部 14:センサ基板 30:LEDモジュール 31:本体部 31a:発光面 32:樹脂 33r:赤色LED 33g:緑色LED 33b:青色LED 38:リード端子 60:LEDモジュール 61:本体部 61a:発光面 62:樹脂 63b:青色LED 68:リード端子 70:樹脂

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源と、
被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
前記結像素子によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子が実装されるセンサ基板とを備えるイメージセンサユニットであって、
前記光源の発光面と前記光電変換素子の受光部との間の光の経路に、赤外線吸収色素を含有する樹脂が設けられていることを特徴とするイメージセンサユニット。
【請求項2】
前記光源は、赤色LEDを有することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサユニット。
【請求項3】
前記光源の発光面に赤外線吸収色素を含有する樹脂が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のイメージセンサユニット。
【請求項4】
前記光電変換素子の受光部に赤外線吸収色素を含有する樹脂が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のイメージセンサユニット。
【請求項5】
光源と、
被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
前記結像素子によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子が実装されるセンサ基板とを備えるイメージセンサユニットであって、
前記光源の発光面と前記光電変換素子の受光部との間の光の経路に、赤外線吸収色素を含有する樹脂が設けられていると共に、
前記光源の発光面と前記被照明体との間の光の経路に、蛍光材を含有する樹脂が設けられていることを特徴とするイメージセンサユニット。
【請求項6】
前記光源は、発光素子として、LEDと、
前記LEDからの光により蛍光を発する蛍光材とを有することを特徴とする請求項5に記載のイメージセンサユニット。
【請求項7】
前記光源の発光面に赤外線吸収色素及び蛍光材を含有する樹脂が設けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載のイメージセンサユニット。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1項に記載のイメージセンサユニットを用いたことを特徴とする画像読取装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−239031(P2012−239031A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−106611(P2011−106611)
【出願日】平成23年5月11日(2011.5.11)
【出願人】(000104629)キヤノン・コンポーネンツ株式会社 (49)
【Fターム(参考)】