説明

イメージセンサユニット及び画像読取装置

【課題】原稿の光沢の有無によらず安定した画像の読み取りが可能となるように照明するイメージセンサユニット及びそれを備えた画像読取装置を提供する。
【解決手段】密着型イメージセンサユニット5は、光源10と、光源10から入光した光を出光面11bから出光させる導光体11と、導光体11の出光面11bから出光した光のうちS波を遮断し、P波を通過させて原稿を照明する偏光フィルタ12と、原稿からの反射光を結像するロッドレンズアレイ13と、ロッドレンズアレイ13によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子14とを備える。正反射成分としてはS波が支配的であり、そのS波を遮断して、P波を主とする光を原稿に照射するので、正反射成分を低減させて、読み取り画像に白い筋が写り込む等の不具合をなくし、原稿の光沢の有無によらず安定した画像の読み取りが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の画像を光学的に読み取って電気信号に変換するイメージセンサユニット及びそれを備えた画像読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に画像読取装置として、複写機、イメージスキャナー或いはファクシミリ等が知られている。この種の画像読取装置に用いられるイメージセンサに関して、例えば特許文献1が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−295413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
イメージセンサを備えた画像読取装置において、特に原稿が光沢紙である場合、読み取り時、光源からの光を原稿に照明したときに、強く正反射してしまう。そのため、原稿が波打っていたり、原稿に皺があったりすると、意図しない正反射成分を光電変換素子が受けることで光電変換素子の電荷が飽和し、読み取り画像に白い筋が写り込む(白とび)等、画像の読み取り結果に影響を与えることがある。
【0005】
入射角を大きくする、すなわち原稿に対して水平に近い角度で光を入射させて、正反射成分を光電変換素子が受けないようにする構成も考えられるが、照明装置と光電変換素子との配置関係に制約が生じてしまう。また、その場合にも、原稿の波打ちや皺が大きいと、意図しない正反射成分を光電変換素子が受け、画像の読み取り結果に影響を与えるおそれがある。しかも、一般的に入射角が大きいほど意図しない正反射成分は大きくなるので、画像の読み取り結果に多大な影響を与えてしまう。
【0006】
特許文献1には被写体からの光軸を所定の方向にずらす構成が開示されているが、イメージセンサの空間分解能の低下を解決するためのものであり、正反射成分による影響を取り除くものではない。
【0007】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、原稿の光沢の有無によらず安定した画像の読み取りが可能となるように照明するイメージセンサユニット及びそれを備えた画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のイメージセンサユニットは、光源と、前記光源から入光した光を出光面から出光させる導光体と、前記導光体の出光面から出光した光のうちS波を遮断し、P波を通過させる偏光フィルタと、前記原稿からの反射光を結像する結像素子と、前記結像素子によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のイメージセンサユニットの他の特徴とするところは、前記偏光フィルタは、前記導光体の出光面と前記原稿との間に配置される点にある。
また、本発明のイメージセンサユニットの他の特徴とするところは、前記偏光フィルタは、前記原稿と前記結像素子との間、又は、前記結像素子と前記光電変換素子との間に配置される点にある。
本発明の画像読取装置は、本発明のイメージセンサユニットを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、S波を遮断し、P波を主とする光を原稿に照明することにより、原稿の光沢の有無によらず安定した画像の読み取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本実施形態のイメージスキャナーの外観を示す斜視図である。
【図2】図2は、本実施形態のCISユニットの構成を示す模式図である。
【図3】図3(a)は、本実施形態のCISユニットの各部の位置関係を示す模式図、図3(b)は、S波の振動方向を示す模式図、図3(c)はP波の振動方向を示す模式図である。
【図4】図4(a)は、普通紙の場合に入射角30度で光を紙面に照射した状態のイメージを示す図、図4(b)は、光沢紙の場合に入射角30度で光を紙面に照射した状態のイメージを示す図である。
【図5】図5(a)は、図4(a)において、正反射方向への拡散、反射した光の強度分布をゴニオメータで測定した結果を示す図、図5(b)は、図4(b)において、正反射方向への拡散、反射した光の強度分布をゴニオメータで測定した結果を示す図である。
【図6】図6は、P波及びS波を合わせた光を照射したときの鉛直方向の成分の強度及び正反射成分の強度を示す特性図である。
【図7】図7(a)は、S波を主とする光を照射したときの鉛直方向の成分の強度及び正反射成分の強度を示す特性図、図7(b)は、P波を主とする光を照射したときの鉛直方向の成分の強度及び正反射成分の強度を示す特性図である。
【図8】図8は、他の実施形態のイメージスキャナーの外観を示す斜視図である。
【図9】図9(a)、(b)は、第2の実施形態のCISユニットの各部の位置関係を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下で説明する各図では、必要に応じてイメージセンサユニットの主走査方向を矢印Mで示し、副走査方向を矢印Sで示している。
【0012】
(第1の実施形態)
まず、画像読取装置として、フラットベッド方式のイメージスキャナー1の構造について図1を参照して説明する。図1は、フラットベッド方式のイメージスキャナー1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、イメージスキャナー1は、筐体2と、原稿を覆うことができるように筐体2に対して開閉自在に設けられるプラテンカバー3と、を備える。
【0013】
筐体2には、プラテンガラス4、密着型イメージセンサユニット(以下、CISユニット5という)、保持部材6、スライドシャフト7、駆動モータ8、ワイヤ9等が設けられる。プラテンガラス4は原稿載置部としてのガラス製の透明板である。プラテンガラス4上に原稿を載置するときは、原稿の読み取り面をプラテンガラス4側に向ける。CISユニット5は、プラテンガラス4上に載置された原稿の画像を光学的に読み取って電気信号に変換する。CISユニット5の詳細な構成については後述する。保持部材6は、CISユニット5の周囲を囲むように保持する。駆動モータ8を駆動することによってワイヤ9を介して、保持部材6に保持されたCISユニット5が、スライドシャフト7に沿って読取方向(副走査方向)に移動する。
【0014】
次に、CISユニット5の構成部品と光源10からの光路との関係について図2、図3(a)を参照して説明する。図2は、CISユニット5の構成を示す模式図、図3(a)は、CISユニット5の各部の位置関係を示す模式図である。CISユニット5は、光源10と、導光体11と、偏光フィルタ12と、ロッドレンズアレイ13と、光電変換素子14が実装されたセンサ基板15とを備える。
【0015】
光源10は、原稿を照明するためのものであり、例えば赤緑青3色の発光波長を持つ発光素子10r、10g、10bを有している。光源10は、発光素子10r、10g、10bを順次点灯駆動することによって光を照射する。
【0016】
導光体11は、光源10から照射された光を上述したプラテンガラス4上に載置された原稿へと導くものであり、原稿の幅に対応した長さの細長状に形成されている。導光体11は、アクリル樹脂やポリカーボネート等の透明プラスチックにより形成される。導光体11の長手方向(主走査方向)の一方側の端面は、光源10からの光が入光する入光面11aである。CISユニット5では、光源10からの光を効率よく導光体11に入光させるように、光源10の発光素子10r、10g、10bが入光面11aに対向して配置される。また、導光体11の長手方向に沿い、かつプラテンガラス4上の原稿と対向する面は、導光体11に入光した光を出光させる出光面11bである。また、出光面11bと対向する面は、入光面11aからの光を導光体11の内部で反射させる反射面11cである。したがって、導光体11は、入光面11aから入光した光を反射面11cで散乱させ、出光面11bから出光させる。
【0017】
偏光フィルタ12は、導光体11の出光面11bから出光した光のうちS波を遮断し、P波を通過させて原稿を照明する。偏光フィルタ12は、導光体11の長さに対応した長さの板状に形成され、導光体11の出光面11bに対向するように、導光体11の出光面11bとプラテンガラス4との間に配置されている(図3(a)を参照)。S波は、入射面すなわち原稿の読み取り面に対して電場が垂直に振動する偏光であり、S偏光とも呼ばれる(図3(b)を参照)。また、P波は、入射面すなわち原稿の読み取り面に対して電場が平行に振動する偏光であり、P偏光とも呼ばれる(図3(c)を参照)。以上のようにした光源10、導光体11及び偏光フィルタ12は、原稿を照明する照明装置として機能する。
【0018】
ロッドレンズアレイ13は、正立等倍結像型の結像素子を導光体11の長手方向と同方向に複数配列したものである。ロッドレンズアレイ13は、原稿からの反射光をセンサ基板15に実装された光電変換素子14に結像する。
【0019】
センサ基板15は、ロッドレンズアレイ13により結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子14を導光体11の長手方向と同方向に複数並べて実装したものである。ロッドレンズアレイ13及び光電変換素子14は、原稿の幅に対応する長さに形成されている。
【0020】
上述したように構成されるCISユニット5を備えたイメージスキャナー1で原稿の読み取りを行う場合、イメージスキャナー1は原稿の読み取り開始位置までCISユニット5を移動する。読み取り開始位置に移動したCISユニット5は、光源10の発光素子10r、10g、10bを順次点灯する。光源10からの光は、導光体11の入光面11aから入光した後、出光面11bから均一に出光する。導光体11を出光した光は、偏光フィルタ12を通過してS波が遮断され、P波が主となった状態で、原稿の読み取り面を主走査方向に沿ってライン状に照射される。原稿に照射されたP波を主とする光は、読み取り面で反射した後、ロッドレンズアレイ13によってセンサ基板15に実装された光電変換素子14に結像する。光電変換素子14は、結像した反射光を電気信号に変換する。CISユニット5は、赤緑青全ての反射光を変換することで、主走査方向に沿った1走査ラインの読み取り動作が終了する。
【0021】
続いて、イメージスキャナー1は、CISユニット5を1走査ライン分だけ副走査方向に移動する。CISユニット5は、上述したのと同様に1走査ラインの読み取り動作を行う。このように、CISユニット5が1走査ラインの移動と読み取り動作とを繰り返すことで、原稿の読み取り面全面の読み取りを行うことができる。イメージスキャナー1では、CISユニット5によって変換された電気信号を、必要に応じて画像処理したり、記憶部に画像データとして記憶したりすることで、プラテンガラス4上に載置された原稿全面の読み取りが完了する。
【0022】
以下では、本発明を適用できるイメージセンサユニット及びそれを用いた画像読取装置の作用、効果について説明する。まず、紙質の違いによる反射光成分の差異について述べる。図4(a)は、普通紙の場合に入射角α=30度で光を紙面に照射した状態のイメージを示す図、図4(b)は、光沢紙の場合に入射角α=30度で光を紙面に照射した状態のイメージを示す図である。図5(a)は、図4(a)において、正反射方向への拡散、反射した光の強度分布をゴニオメータで測定した結果を示す図、図5(b)は、図4(b)において、正反射方向への拡散、反射した光の強度分布をゴニオメータで測定した結果を示す図である。なお、ここで照射する光は、P波及びS波を合わせたものである。
【0023】
原稿が普通紙の場合、図4(a)、図5(a)に示すように、ほぼランバート散乱に近く、紙面に垂直の成分が強いことが観察された。この場合、法線ベクトルNに対して任意の角度θ方向の出射光強度ILは、法線方向の反射光強度IN、法線ベクトルNと光ベクトルLとの間の角度θとして、
L=INcosθ
に近い関係が見られる。それに対して、原稿が光沢紙の場合、図4(b)、図5(b)に示すように、強い正反射成分、即ちθ=α方向の出射光が観測された。この結果からも、原稿が光沢紙である場合、原稿を照明したときに、強く正反射してしまうことが確認された。通常、原稿の読み取りには、法線方向の反射光強度INを用い、それ以外の方向の光線は迷光となるものである。
【0024】
次に、原稿が光沢紙の場合に、入射角を変化させて、光を紙面に照射し、紙面で拡散、反射した光の鉛直方向(紙面の法線方向)の成分の強度及び正反射成分の強度をゴニオメータで測定した。ここで照射する光は、P波及びS波を合わせたものである。図6は、鉛直方向の成分の強度及び正反射成分の強度を示す特性図であり、横軸が入射角、縦軸が強度を表わす。図6に示す結果からも、鉛直方向の成分は入射角に依存しないが、正反射成分は入射角に依存し、入射角が大きいほど大きくなることが確認された。
【0025】
次に、原稿が光沢紙の場合に、入射角を変化させて、偏光成分としてS波を主とした光を紙面に照射し、紙面で拡散、反射した光の鉛直方向(紙面の法線方向)の成分の強度及び正反射成分の強度をゴニオメータで測定した。図7(a)は、S波を主とする光を照射したときの鉛直方向の成分の強度及び正反射成分の強度を示す特性図であり、横軸が入射角、縦軸が強度を表わす。
【0026】
同様に、原稿が光沢紙の場合に、入射角を変化させて、偏光成分としてP波を主とした光を紙面に照射し、紙面で拡散、反射した光の鉛直方向(紙面の法線方向)の成分の強度及び正反射成分の強度をゴニオメータで測定した。図7(b)は、P波を主とする光を照射したときの鉛直方向の成分の強度及び正反射成分の強度を示す特性図であり、横軸が入射角、縦軸が強度を表わす。
【0027】
図7(a)、(b)に示す結果から、正反射成分としては主としてS波から生成されていることが確認された。換言すれば、P波を主とする光を原稿に照射すれば、正反射成分を低減できるので、光電変換素子が意図しない正反射成分を受けることにより生じる光電変換素子の電荷の飽和を低減できるものである。これにより、読み取り画像に白い筋が写り込む(白とび)等の影響を低減でき、原稿の光沢の有無によらず安定した画像の読み取りが可能となる。また、図7(b)の丸で囲んだ部分に示すように、ブリュースター角で照射すると、正反射成分を極小値にできることが確認された。
【0028】
なお、第1の実施形態では偏光フィルタ12を板状とした例を説明したが、それに限定されるものではない。一例を挙げれば、図8に示すように、偏光フィルタ12をフィルム状とし、導光体11の出光面11bの全面に貼着するような形態でもよい。
【0029】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を説明する。なお、画像読取装置及びCISユニット5の基本構成は第1の実施形態と同様であり、以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0030】
意図しない正反射成分による影響を低減するためには、原稿の読み取り面に対してS波となる偏光成分を遮断する必要がある。したがって、S波を遮断する偏光フィルタ12は、導光体11の出光面11cより後段に配置する必要がある。導光体11内では入光面11aから入光した光が散乱するため、導光体11の前段に偏光フィルタ12を配置しても、出光面11cから出光するときに原稿の読み取り面に対してS波となる偏光成分を遮断することはできないからである。
【0031】
そこで、第1の実施形態では、偏光フィルタ12を、導光体11の出光面11cと原稿との間に配置したが、第2の実施形態では、図9(a)、(b)に示すように、偏光フィルタ12を、原稿とロッドレンズアレイ13との間、又は、ロッドレンズアレイ13と光電変換素子14との間に配置している。この場合、原稿が波打っていたり、原稿に皺があったりして、意図しない正反射成分が光電変換素子14に向かっても、主としてS波から生成されている正反射成分を遮断できるので、光電変換素子が意図しない正反射成分を受けることにより生じる光電変換素子の電荷の飽和を低減できるものである。これにより、読み取り画像に白い筋が写り込む(白とび)等の影響を低減でき、原稿の光沢の有無によらず安定した画像の読み取りが可能となる。
【0032】
なお、第2の実施形態でも偏光フィルタ12を板状とした例を説明したが、それに限定されるものではなく、例えば偏光フィルタ12をフィルム状とし、ロッドレンズアレイ13の入光面(図9でいう上端)や出光面(図9でいう下端)に貼着するような形態でもよい。
【0033】
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明のイメージセンサユニットはイメージスキャナー、ファクシミリ、複写機等の画像読取装置として有効に利用される。
【符号の説明】
【0035】
1:イメージスキャナー、5:CISユニット(密着型イメージセンサユニット)、10:光源、10r、10g、10b:発光素子、11:導光体、11a:入光面、11b:出光面、11c:反射面、12:偏光フィルタ、13:ロッドレンズアレイ、14:光電変換素子、15:センサ基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源と、
前記光源から入光した光を出光面から出光させる導光体と、
前記導光体の出光面から出光した光のうちS波を遮断し、P波を通過させる偏光フィルタと、
前記原稿からの反射光を結像する結像素子と、
前記結像素子によって結像された反射光を電気信号に変換する光電変換素子とを備えたことを特徴とするイメージセンサユニット。
【請求項2】
前記偏光フィルタは、前記導光体の出光面と前記原稿との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサユニット。
【請求項3】
前記偏光フィルタは、前記原稿と前記結像素子との間、又は、前記結像素子と前記光電変換素子との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサユニット。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のイメージセンサユニットを備えたことを特徴とする画像読取装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−244344(P2012−244344A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−111412(P2011−111412)
【出願日】平成23年5月18日(2011.5.18)
【出願人】(000104629)キヤノン・コンポーネンツ株式会社 (49)
【Fターム(参考)】