説明

インクジェットヘッド、インクジェットヘッドに装着される覆部材

【課題】 インクタンク非装着部へのインクタンクの誤装着を防ぐための覆部材がインクジェットヘッドの走査時にインクタンク非装着部内でがたつくことを抑制できるインクジェットヘッドを提供する。
【解決手段】 インクジェットヘッドは、インクを吐出する吐出部と、吐出部に供給されるインクを収容するインクタンクが装着されるインクタンク装着部と、インクタンクが装着されないインクタンク非装着部と、を備え、インクタンク非装着部に覆部材が装着されるインクタンク装着部材と、を有する。また、インクタンク非装着部を形成し、インクジェットヘッドの走査方向に垂直な方向に沿う内面、を備えた壁には、内面に対して突出した非装着部リブが設けられている。覆部材がインクタンク非装着部に装着された状態で、覆部材に形成された覆部材リブによって、非装着部リブがインクジェットヘッドの走査方向に関して押圧される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクを吐出するインクジェットヘッド、およびこれに装着される覆部材に関する。
【背景技術】
【0002】
他機種との部材を共通化することを目的としたインクジェットヘッドの一例として、インクジェットヘッドに装着され、画像記録に用いられるインクタンクの数よりも多い数のインクタンク収容部が設けられたインクジェットヘッドが知られている。すなわち、このインクジェットヘッドでは、インクタンク収容部のうち、インクタンクが装着されない「インクタンク非装着部」が設けられることになる。この様に、インクタンク非装着部を設けることにより、装着されるインクタンクの数が異なる機種に用いられるインクジェットヘッドであっても、インクタンクを収容する部材を共通化することができる。
【0003】
ただし、上述のインクタンク非装着部を有するインクジェットヘッドでは、ユーザーが誤ってインクタンク非装着部にインクタンクを装着してしまう可能性がある。これを防止するための構成として、特許文献1に記載の構成が知られている。特許文献1では、インクタンク非装着部へのインクタンクの誤装着を防止するため、インクタンク非装着部を覆うように覆部材が装着された構成(特許文献1の図2)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−168140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、装着部材がインクタンク非装着部に装着された状態であっても、インクジェットヘッドの走査方向に関して、覆部材がインクタンク非装着部に対して確実に固定されていないと以下の課題が生じる恐れがある。すなわち、インクジェットヘッドの走査時において、覆部材がインクジェットヘッドの走査方向に関してインクタンク非装着部に当たってしまい、印刷時の動作音が大きくなってしまう恐れがあった。また、インクジェットヘッド1000や覆部材1006に成形上の寸法ばらつきが生じることがあるが、この場合には、覆部材1006のがたつきの課題が生じる可能性が高くなる。
【0006】
そこで、本発明は、インクタンク非装着部へのインクタンクの誤装着を防ぐための覆部材がインクジェットヘッドの走査時にインクタンク非装着部内でがたつくことを抑制できるインクジェットヘッドを提供することを目的とする。また、インクジェットヘッドの走査時にインクタンク非装着部内でがたつくことを抑制できる覆部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のインクジェットヘッドは、インクを吐出する吐出部と、前記吐出部に供給されるインクを収容するインクタンクが装着されるインクタンク装着部と、インクタンクが装着されないインクタンク非装着部と、を備え、前記インクタンク非装着部に覆部材が装着されるインクタンク装着部材と、を有し、キャリッジに装着されて走査されるインクジェットヘッドであって、前記インクタンク非装着部を形成し、前記インクジェットヘッドの走査方向に垂直な方向に沿う内面、を備えた壁には、前記内面に対して突出した非装着部リブが設けられており、前記覆部材が前記インクタンク非装着部に装着された状態で、前記覆部材に形成された覆部材リブによって、前記非装着部リブが前記走査方向に関して押圧されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の覆部材は、インクを吐出する吐出部と、インクを収容するインクタンクが装着されるインクタンク装着部と、インクタンクが装着されないインクタンク非装着部、とを備えたインクタンク装着部材と、を有し、キャリッジに装着されて走査されるインクジェットヘッドの、前記インクタンク非装着部に装着される覆部材であって、前記覆部材には覆部材リブが設けられており、前記覆部材が前記インクタンク非装着部に装着された状態で、前記覆部材リブが、前記インクタンク非装着部を形成し、前記インクジェットヘッドの走査方向に垂直な方向に沿う内面、を備えた壁の前記内面に対して突出した非装着部リブを押圧することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、インクタンク非装着部へのインクタンクの誤装着を防ぐための覆部材がインクジェットヘッドの走査時にインクタンク非装着部内でがたつくことを抑制できるインクジェットヘッドを提供することができる。また、インクジェットヘッドの走査時にインクタンク非装着部内でがたつくことを抑制できる覆部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】インクジェットヘッドと、これに装着されるインクタンクおよび覆部材とを示す斜視図である。
【図2】第1の実施形態を説明するための図であり、(a)は覆部材の前方斜視図であり、(b)は覆部材の後方斜視図である。
【図3】(a)は覆部材が装着される前のインクジェットヘッドの上面図であり、(b)は覆部材が装着された状態を説明するためのインクジェットヘッドの上面図である。
【図4】第2の実施形態で、覆部材がインクジェットヘッドに装着された状態を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係るインクジェットヘッド1000と、これに装着されるインクタンク1002、覆部材1006を模式的に示す斜視図である。
【0013】
インクジェットヘッド1000が装着されるインクジェット記録装置は、複数色のインクにより画像記録を行うものである。異なる色のインクがそれぞれ収容された8個のインクタンク1002は、インクジェットヘッド1000の有するインクタンク装着部材1020に設けられた8箇所のインクタンク装着部1003にそれぞれ装着される。
【0014】
インクジェットヘッド1000には不図示の記録素子基板が装着されている。記録素子基板にはインクを吐出する吐出口(吐出部)、および吐出口からインクを吐出させるためのエネルギーを発生するヒーターなどの記録素子が設けられている。インクジェットヘッド1000は、インクジェット記録装置に設けられたキャリッジに搭載されて、インクタンク1002の配設方向に沿って走査され、インクタンク1002から供給されたインクを吐出して画像記録を行う。
【0015】
ここで、本実施形態のインクジェットヘッド1000は、他機種と部材を共通化することを目的として、装着されるインクタンク1002の数よりも多いインクタンク1002を装着し得る部分を有する。したがって、インクタンク1002を装着し得る部分には、画像記録時にインクタンク1002が装着される部分である「インクタンク装着部1003」と、インクタンクが装着されない部分である「インクタンク非装着部1004」とが設けられることになる。
【0016】
インクタンクを装着し得る部分であるインクタンク収容部は、インクタンク装着部材1020に設けられた仕切り壁1005によって、インクタンク装着部材1020の空間が仕切られることで形成されている。本実施形態では、図1に示すように、10箇所あるインクタンク1002を装着し得る部分のうち、図の左端から連続する2箇所がインクタンク非装着部1004であり、残る8箇所がインクタンク装着部1003である。
【0017】
ユーザーが誤ってインクタンク非装着部1004にインクタンク1002を装着することを防ぐために、覆部材1006がインクタンク非装着部1004を覆うようにインクタンク非装着部1004に装着される。
【0018】
次に、図2、図3を用いて本実施形態の覆部材1006の構成について説明する。図2(a)は覆部材1006の前方斜視図であり、図2(b)は覆部材1006の後方斜視図である。また、図3(a)は覆部材1006を装着する前のインクジェットヘッド1000の上面図であり、図3(b)は覆部材1006を装着した後のインクジェットヘッド1000の上面図である。なお、図3(b)では、説明のために、覆部材1006については後述する基準当接リブ1010と押圧リブ1011のみを示している。
【0019】
図3(a)に示すように、インクタンク非装着部1004を形成する面の一つである、インクタンク装着部材1020のインクタンク1002が配設される方向の最外壁1001の内面1001aには、2個の基準リブ1007が形成されている。基準リブ1007は、内面1001aに対して突出した凸部である。また、内面1001aに対向する仕切り壁1005の内面1005aには、基準リブ1007と同様に、内面1005aに対して突出した凸部である押圧受けリブ1008が1個形成されている。なお、本実施形態では、基準リブ1007および押圧受けリブ1008は、インクタンク装着部材1020に一体的に形成されている。
【0020】
一方、覆部材1006には、図2(a)、(b)に示すように、2個の基準当接リブ1010と1個の押圧リブ1011とが形成されている。図3(b)に示すように、覆部材1006がインクタンク非装着部1004に装着された状態で、2個の基準当接リブ1010は2個の基準リブ1007にそれぞれ当接され、押圧リブ1011は押圧受けリブ1008に当接される。
【0021】
ここで、基準リブ1007および押圧受けリブ1008は、インクタンク非装着部1004に形成された非装着部リブであり、それぞれ、基準リブ1007が第1の非装着部リブであり、押圧受けリブ1008が第2の非装着部リブである。また、基準当接リブ1010および押圧リブ1011は、覆部材1006に形成された覆部材リブであり、それぞれ、基準当接リブ1010が第1の覆部材リブであり、押圧リブ1011が第2の覆部材リブである。
【0022】
インクタンク装着部材1020の最外壁1001(第1の壁)は、仕切り壁1005(第2の壁)よりも厚さが厚く、高い剛性を有している。したがって、覆部材1006がインクタンク非装着部1004に装着された状態では、基準リブ1007と基準当接リブ1010が当接する面を基準として、押圧リブ1011が押圧受けリブ1008を図3(b)の右方向(X方向)へ押圧する。これにより、覆部材1006はインクタンク非装着部1004に対してインクジェットヘッド1000の走査方向に関して固定された状態となる。
【0023】
これにより、インクジェットヘッド1000の走査時におけるインクタンク非装着部材1020内での覆部材1006のがたつきを抑制することができ、覆部材1006のがたつきによる印刷時の動作音の増大を抑制することができる。
【0024】
なお、押圧受けリブ1008が押圧リブ1011によって押圧されることにより、押圧受けリブ1008が形成された仕切り壁1005が変形する可能性がある。仮にインクタンク装着部1003を形成する仕切り壁1005に押圧受けリブ1008が設けられていると、以下の課題を生じてしまう。すなわち、覆部材1006の押圧リブ1011によって仕切り壁1005が押圧されて変形し、インクタンク装着部1003のスペースが狭くなり、インクタンク1002を装着しにくくなってしまう恐れがある。
【0025】
本実施形態では、インクタンク装着部1003と隣接するインクタンク非装着部1004a(第1のインクタンク非装着部)と、インクタンク装着部1003と隣接しないインクタンク非装着部1004b(第2のインクタンク非装着部)と、がある。そこで、本実施形態では、インクタンク装着部1003と隣接しないインクタンク非装着部1004bを形成する壁1001、1005の、内面1001aに基準リブ1007、内面1005aに押圧受けリブ1008を設けた構成としている。
【0026】
これにより、仕切り壁1005が押圧リブ1011によって押圧されて変形したとしても、スペースが狭くなるのはインクタンク非装着部1004bである。そのため、インクタンク装着部1003のスペースが狭くなってインクタンク1002を装着しにくくなることを抑制することができる。
【0027】
このように、インクタンク非装着部1004が複数設けられている場合には、上述の形態とすることが好ましい。
【0028】
また、本実施形態では、押圧受けリブ1008は、覆部材1006のインクタンク非装着部1004に対する装着方向に沿って延びた形状を有している。また、押圧受けリブ1008は仕切り壁1005の内面1005aのY方向(図3参照)における中央部に形成されている。押圧リブ1011によって内面1005aがX方向に押圧されて変形する際には、内面1005aのY方向における中央部が最も変形しやすい。したがって、この構成により、覆部材1006を装着する際に要する力が低減され、覆部材1006をインクタンク非装着部1004に容易に装着することができる。
【0029】
本実施形態では、インクタンク非装着部1004を形成し、互いに対向する壁1001、1005の内面1001a、1005aのそれぞれにリブを設け、また、覆部材1006にもこれに対応する位置にリブを設けた構成であった。なお、インクタンク非装着部1004を形成する、インクジェットヘッド1000の走査方向に垂直な方向に沿う少なくとも一つの面にリブが設けられ、また、覆部材1006に対応する位置にリブを設けた構成であれば、同様の効果を得ることができる。
【0030】
(第2の実施形態)
図4は、本発明に係る第2の実施形態を説明するための図であり、覆部材1006がインクタンク非装着部1004に装着された状態を示す断面図である。なお、図4は、第1の実施形態を示す図3(b)のA−A断面に対応する第2の実施形態を示す図である。
【0031】
本実施形態は、覆部材1006をインクタンク非装着部1004に装着する際に要する力をより低減するための構成である。ここでは、第1の実施形態と異なる点について説明し、第1の実施形態と同様の構成については記載を省略する。
【0032】
覆部材1006をインクタンク非装着部1004に装着する際には、覆部材1006に形成された押圧リブ1011が仕切り壁1005に形成された押圧受けリブ1008を押圧しながら、覆部材1006が装着される。
【0033】
そこで、本実施形態では、基準リブ1007および押圧受けリブ1008のそれぞれの上部には、覆部材1006の装着方向(図4の−Z方向)に交差する方向に傾斜した傾斜面1012が形成されている。傾斜面1012が形成されることで、覆部材1006の装着方向に垂直なインクタンク非装着部1004の断面積が、装着方向の上流から下流に向かって徐々に小さくなる構成となっている。また、基準リブ1007および押圧受けリブ1008のそれぞれの傾斜面1012と繋がる部分には、Z方向に略垂直な面であるZ方向基準面1013が形成されている。
【0034】
これにより、覆部材1006をインクタンク非装着部1004に装着する際には、覆部材1006の基準当接リブ1010および押圧リブ1011を傾斜面1012に沿うように移動させて、覆部材1006を装着することができる。したがって、覆部材1006を装着する際に要する力を低減することができる。
【0035】
また、傾斜面1012に沿って移動された基準当接リブ1010および押圧リブ1011が、それぞれ基準リブ1007および押圧受けリブ1008に形成されたZ方向基準面1013に当接する。これで、覆部材1006のインクタンク非装着部1004への装着が完了した状態となる。
【0036】
基準リブ1007および押圧受けリブ1008のそれぞれにZ方向基準面1013を設けることにより、基準リブ1007と基準当接リブ1010との当接量、押圧受けリブ1008と押圧リブ1011との当接量をそれぞれ調節できる。これにより、覆部材1006をインクタンク非装着部1004に装着する際に要する力や仕切り壁1005に形成された押圧受けリブ1008が押圧される力を調節することができる。
【符号の説明】
【0037】
1000 インクジェットヘッド
1002 インクタンク
1003 インクタンク装着部
1004 インクタンク非装着部
1005 仕切り壁
1006 覆部材
1007 基準リブ(第1の非装着部リブ)
1008 押圧受けリブ(第2の非装着部リブ)
1010 基準当接リブ(第1の覆部材リブ)
1011 押圧リブ(第2の覆部材リブ)
1020 インクタンク装着部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクを吐出する吐出部と、
前記吐出部に供給されるインクを収容するインクタンクが装着されるインクタンク装着部と、インクタンクが装着されないインクタンク非装着部と、を備え、前記インクタンク非装着部に覆部材が装着されるインクタンク装着部材と、
を有し、キャリッジに装着されて走査されるインクジェットヘッドであって、
前記インクタンク非装着部を形成し、前記インクジェットヘッドの走査方向に垂直な方向に沿う内面、を備えた壁には、前記内面に対して突出した非装着部リブが設けられており、前記覆部材が前記インクタンク非装着部に装着された状態で、前記覆部材に形成された覆部材リブによって、前記非装着部リブが前記走査方向に関して押圧されることを特徴とするインクジェットヘッド。
【請求項2】
前記内面を備えた前記壁には、第1の壁と、前記第1の壁の内面に対向する内面を備え、前記第1の壁よりも低い剛性を有する第2の壁と、があり、前記第1の壁の内面には、前記非装着部リブである第1の非装着部リブが形成されており、前記第2の壁の内面には、前記非装着部リブである第2の非装着部リブが形成されており、
前記覆部材が前記インクタンク非装着部に装着された状態で、前記第1の非装着部リブは、前記覆部材に形成された第1の覆部材リブに当接され、前記第2の非装着部リブは、前記第1の非装着部リブと前記第1の覆部材リブとが当接する部分を基準として、前記覆部材に形成された第2の覆部材リブに押圧されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項3】
前記インクタンク非装着部には、前記インクタンク装着部と隣接する第1のインクタンク非装着部と、前記第1のインクタンク非装着部と隣接し、前記インクタンク装着部とは隣接しない第2のインクタンク非装着部と、があり、
前記非装着部リブは、前記第2のインクタンク非装着部を形成する壁の前記内面に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットヘッド。
【請求項4】
前記非装着部リブは、前記覆部材の前記インクタンク非装着部に対する装着方向に沿って延びた形状を有し、前記内面の前記装着方向に垂直な方向に関する中央部に配されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインクジェットヘッド。
【請求項5】
前記非装着部リブは、前記覆部材の前記インクタンク非装着部に対する装着方向に対して交差する方向に傾斜した傾斜面を有し、前記覆部材が前記インクタンク非装着部に装着される際に、前記覆部材リブが前記傾斜面に沿って移動することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のインクジェットヘッド。
【請求項6】
インクを吐出する吐出部と、インクを収容するインクタンクが装着されるインクタンク装着部と、インクタンクが装着されないインクタンク非装着部、とを備えたインクタンク装着部材と、を有し、キャリッジに装着されて走査されるインクジェットヘッドの、前記インクタンク非装着部に装着される覆部材であって、
前記覆部材には覆部材リブが設けられており、
前記覆部材が前記インクタンク非装着部に装着された状態で、前記覆部材リブが、前記インクタンク非装着部を形成し、前記インクジェットヘッドの走査方向に垂直な方向に沿う内面、を備えた壁の前記内面に対して突出した非装着部リブを押圧することを特徴とする覆部材。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−103359(P2013−103359A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−246935(P2011−246935)
【出願日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】