説明

インビボ装置を含むシステムにおいて使用するための磁気スイッチ、およびそれを使用する方法

インビボ装置において動作のモードを変えるために、すなわち、たとえばインビボ装置に近接して磁界を導入することによってインビボ装置の保管中に電気回路から電力ユニットを切断するために、常時閉のMEMSスイッチなどのスイッチが用いられてもよい。インビボ装置は使用の際に磁界を除去することによって電力供給されてもよい。通常開のスイッチ、または複数の機能を有する複数組のリードを含むスイッチなど、その他のスイッチが用いられてもよい。装置が包装中にあるときに、磁界を生成する包装がスイッチを動作してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
この発明は、MEMSスイッチなどの磁気動作スイッチ、ならびにこうしたスイッチを用いるインビボ装置、システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
体内の通路または空洞のインビボイメージングを行ない、また画像情報以外のまたはそれに加えた情報(例、温度情報、圧力情報)を集めるための装置および方法は当該技術分野において既知である。こうした装置はとりわけ、種々の内視鏡イメージングシステムおよび種々の内部体腔におけるイメージングを行なうための装置を含んでもよい。
【0003】
インビボイメージング装置はたとえば、GI管などの体腔または管腔の内側からの画像を得るためのイメージングシステムを含んでもよい。イメージングシステムはたとえば、照明ユニット、光学システム、ならびにおそらくは送信機およびアンテナを含んでもよい。送信機を必要としなくてもよい内視鏡およびイメージング以外の機能を行なう装置など、その他の種類のインビボ装置も存在する。
【0004】
種々のシステムおよび装置、たとえばインビボイメージング装置は、その動作時間の殆どの間特定の電気回路が閉じていることを必要としてもよい。スイッチのいくつか、たとえば常時開の(normally open)リードスイッチは、スイッチを閉じておくために動作中の装置が磁界に近接することを必要としてもよい。スイッチを閉じておくために安定磁石が加えられてもよいが、スイッチを磁界に近接させて維持するか、またはスイッチを閉じておくために必要とされる磁界を生成および/または維持することは、非効率的および/または不便かもしれない。インビボ装置において大きさは付加的な要素であり得る。リードスイッチはインビボ装置のいくつかにとっては嵩張り過ぎるかもしれない。
【0005】
マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)装置は典型的に極端に小さい機械的装置である。典型的なMEMSスイッチは、真空または気体を含むプラスチック、ガラスまたはその他の容器内に密封された、典型的に軟らかい強磁性材料からできたかまたはそれを含む2つまたはそれ以上の端子を含んでもよい。端子のうちの1つは、印加される磁界に反応して曲がり得るリード様の弾性素子に接続されてもよい。MEMSスイッチにおいてその他の構造およびその他の好適な材料が用いられてもよい。
【0006】
典型的にMEMSスイッチは常時開いていてもよく、それによって2つの端子は一般的に平行であり、すなわち接触しておらず、互いに部分的に重なり合っている。リードスイッチが磁界の存在下にあるとき、端子の1つまたはそれ以上が曲がって他方の端子に接触することによって、電気回路を閉じてもよい。こうしたスイッチのいくつかにおいては、小さな接触表面積がスイッチを通され得る電流を制限してもよい。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明の概要
この発明の種々の実施例は、たとえばインビボイメージング装置などのたとえばインビボ装置において用いられ得る、MEMSスイッチなどのスイッチを提供する。この発明の実施例の1つにおいて、インビボ装置はシステムの一部であってもよく、インビボ装置に
よって送信されるデータを記録、処理および表示してもよい。
【0008】
この発明の実施例に従うと、インビボ装置は1つまたはそれ以上のMEMSスイッチ、たとえばMEMSリードスイッチを含むことにより、インビボイメージング装置が使用中および/または保管中もしくは休止中のときに、電池またはその他の電源もしくは電力ユニットを接続および/または切断してもよい。
【0009】
この発明の実施例はさらに、インビボイメージング装置の回路において常時閉のMEMSスイッチを使用する方法を提供する。こうしたMEMSスイッチはインビボ装置以外の適用に用いられてもよい。
【0010】
この発明の実施例の1つにおいて、インビボ装置は少なくともセンサおよびMEMSスイッチを含む。センサはたとえば撮像装置であってもよい。インビボ装置はたとえば飲み込むことのできるカプセルであってもよい。MEMSスイッチはたとえば、おそらくは磁界に応答して装置のモードを変えるよう動作可能であってもよい。装置は送信機を含んでもよい。MEMSスイッチはたとえば常時閉のMEMSスイッチであってもよい。MEMSスイッチはたとえば、第1の強磁性導電端子と、可撓性の強磁性導電端子と、非磁性導電端子とを含んでもよく、第1の強磁性導電端子および非磁性導電端子は電気的に分離されている。
【0011】
この発明の実施例の1つにおいて、インビボ装置は少なくともセンサと、スイッチとを含み、このスイッチは少なくとも第1の強磁性導電端子と、可撓性の強磁性導電端子と、非磁性導電端子とを含み、第1の強磁性導電端子および非磁性導電端子は電気的に分離されている。スイッチはたとえばMEMSスイッチであってもよい。センサはたとえば撮像装置であってもよい。インビボ装置はたとえば飲み込むことのできるカプセルであってもよい。スイッチはたとえば、おそらくは磁界に応答して装置のモードを変えるよう動作可能であってもよい。
【0012】
この発明の実施例の1つにおいて、インビボイメージングのためのシステムは、少なくともセンサおよびMEMSスイッチを含むインビボ装置と、外部制御装置とを少なくとも含み、この外部制御装置は少なくとも、スイッチを動作させるために十分な磁界を生成する磁界源を含む。センサはたとえば撮像装置であってもよい。このシステムは、インビボ条件に関するデータを受信し、それに応答して磁界源を動作させ、および/またはインビボ条件を定めるためのコントローラを含んでもよい。この条件はインビボ装置の場所であってもよい。スイッチの動作はインビボ装置の動作を変えてもよい。動作を変えることは、インビボ装置の構成要素の動作を停止することを含んでもよい。MEMSスイッチは第1の強磁性導電端子と、可撓性の強磁性導電端子と、非磁性導電端子とを含んでもよく、第1の強磁性導電端子および非磁性導電端子は電気的に分離されている。この装置は飲み込むことのできるカプセルであってもよい。
【0013】
この発明の実施例の1つにおいて、MEMSスイッチはたとえば、第1の強磁性導電端子と、可撓性の強磁性導電端子と、非磁性導電端子とを含み、第1の強磁性導電端子および非磁性導電端子は電気的に分離されている。スイッチはたとえばハウジングを含んでもよく、このハウジングは第1の強磁性導電端子と、可撓性の強磁性導電端子と、非磁性導電端子とを囲んでいる。このスイッチは乾燥気体を囲んでもよい。第1の強磁性導電端子および可撓性の強磁性導電端子は非スティクション層で被覆されていてもよく、非導電層が、おそらくは絶縁層で被覆されて、含まれてもよい。スイッチはたとえば共通リードと、常時開のリードとを含んでもよい。スイッチはたとえば共通リードと、常時閉のリードとを含んでもよい。
【0014】
この発明の実施例の1つにおいて、方法はたとえば、体内のインビボ装置を動作させるステップを含み、そのインビボ装置は少なくともセンサと、常時閉の磁気動作可能スイッチとを含み、この方法はさらに磁界によってスイッチを動作させるステップを含む。磁界源は、インビボ装置からのデータを受信する受信システムによって動作されてもよい。この方法は、インビボ装置からのインビボデータを受信して、それに応答して磁界を操作するステップを含んでもよい。磁界によってスイッチを動作させるステップは、磁界を付加するステップを含んでもよい。この方法は、インビボ装置のモードを変えるステップを含んでもよい。この方法は、インビボ装置から送信される画像データを受信システムにおいて受信するステップを含んでもよい。インビボ装置は飲み込むことのできるカプセルであってもよい。スイッチはMEMSスイッチであってもよい。
【0015】
この発明の実施例の1つは、たとえば少なくとも常時閉の磁気スイッチとセンサとを含むインビボ検知装置を含むインビボ検知システムを含んでもよい。スイッチはたとえばMEMSスイッチであってもよい。センサはたとえば撮像装置であってもよい。装置は少なくとも送信機を含んでもよい。
【0016】
発明とみなされる内容はこの明細書の最終部分に特に示され明瞭に主張されている。しかし、この発明の構成および動作の方法の両方、ならびにその目的、特徴および利点に関しては、添付の図面とともに読まれる以下の詳細な説明を参照することによって最もよく理解されるであろう。
【0017】
例示の簡潔性および明瞭性のために、図面に示される要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていないことが認められるであろう。たとえば、要素のいくつかの寸法は明瞭性のために他の要素に比べて誇張されているかもしれない。さらに、適切と考えられるときには、対応するかまたは類似の要素を示すために図面間で参照番号が繰返されていることがある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
発明の詳細な説明
以下の説明には、この発明の種々の局面が記載される。説明の目的のために、この発明の完全な理解を提供するために特定の構成および詳細が示される。しかし、ここに示される特定の詳細なしでこの発明を行なってもよいことも当業者に明らかになるだろう。さらに、この発明を不明瞭にしないために、周知の特徴は省略されるかまたは簡略化されていることがある。
【0019】
この発明のシステムおよび方法の実施例は典型的に、いずれもこの発明と共通の譲受人に譲渡され、いずれもここに引用により援用される、イダン(Iddan)らの米国特許第5,604,531号および/または2001年9月13日に公開された「インビボイメージングのための装置およびシステム(A Device And System For In-Vivo Imaging)」と題する国際出願番号第WO01/65995号に記載されるものなどのインビボセンシングシステムまたは装置とともに用いられる。しかし、この発明の種々の実施例に従う装置、システムおよび方法は、あらゆるインビボ装置とともに用いられてもよい。この発明のシステムおよび方法の代替的な実施例は、他の装置、非イメージングおよび/または非インビボ装置とともに用いられてもよい。
【0020】
インビボ装置の実施例は典型的に自律的であってもよく、また典型的に独立型であってもよい。たとえば、インビボ装置はカプセルまたは他のユニットであってもよく、そこでは容器またはシェルの中にすべての構成要素が実質的に含まれていてもよく、またインビボ装置はたとえば電力を受取るかまたは情報を送信するためにいかなるワイヤまたはケーブルも必要としなくてもよい。インビボ装置は外部の受信および表示システムと通信する
ことによってデータ、制御またはその他の機能の表示を与えてもよい。たとえば、内部電池またはワイヤレス受信システムによって電力が与えられてもよい。他の実施例は、他の構成および能力を有してもよい。たとえば、構成要素が複数のサイトまたはユニットに分配されてもよい。制御情報は外部供給源から受取られてもよい。
【0021】
この発明の実施例のいくつかに従ったシステムは、おそらくは対象に近いかまたは対象に着けられたデータ受信機および/またはレコーダに情報(例、画像またはその他のデータ)を送信するインビボ検知装置を含む。データ受信機および/またはレコーダはその他の好適な構成をとってもよい。データ受信機および/またはレコーダは、受信した情報をワークステーションまたはパーソナルコンピュータなどのより大きな計算装置に転送してもよく、そこでデータはさらに分析され、保存され、および/またはユーザに表示されてもよい。他の実施例において、種々の構成要素の各々が必要とされなくてもよい。たとえば、内部装置が、見せるためのシステムまたは処理システムに直接情報を送信するかまたは別の方法で(例、ワイヤによって)転送してもよい。
【0022】
図1Aを参照すると、この発明の実施例の1つに従ったインビボイメージングシステムの概略図が示される。実施例の1つにおいて、装置40はたとえば画像を捕捉する飲み込むことのできるカプセルであってもよいが、画像情報以外のまたはそれに加えた情報を集め得る別の装置であってもよい。典型的に、装置40は、画像を捕捉するためのたとえば撮像装置46などの少なくとも1つのセンサと、撮像装置46によって生成される信号を処理する処理チップまたは回路47と、体管腔を照らすためのたとえば1つまたはそれ以上の白色LEDまたはあらゆるその他の好適な光源などの1つまたはそれ以上の照明源42とを含んでもよい。たとえば、1つまたはそれ以上のレンズまたは複合レンズ集合(図示せず)、1つまたはそれ以上の好適な光学フィルタ(図示せず)、またはあらゆるその他の好適な光学素子(図示せず)などの1つまたはそれ以上の光学素子(図示せず)を含む光学システム50が、反射光を撮像装置46の上に焦点合せすること、およびその他の光処理を行なうことを助けてもよい。処理チップ47は別個の構成要素である必要はなく、たとえば処理または処理チップは撮像装置46に一体化されていてもよく、また必要とされなくてもよい。センサは、温度センサ、pHセンサ、圧力センサ、またはその他の好適なセンサなど、他の種類のセンサであってもよい。
【0023】
装置40は典型的に、画像およびおそらくはその他の情報(例、制御情報)を受信装置12に送信するための送信機41を含んでもよい。送信機41は典型的に、おそらくはチップスケールパッケージング中に与えられる高帯域入力を有する超低電力無線周波数(RF)送信機であってもよい。送信機41はアンテナ48を介して送信してもよい。送信機41はまた装置40を制御するための回路および機能を含んでもよい。典型的に、装置40は1つまたはそれ以上の電池などの電源または電力ユニット45を含んでもよい。たとえば、電源45は酸化銀電池、リチウム電池、または高エネルギ密度を有するその他の電気化学セルなどを含んでもよい。その他の好適な電源が用いられてもよい。たとえば電源45は外部供給源から電力を受取るよう設計されたユニットであってもよい。
【0024】
実施例の1つにおいて、撮像装置46は相補型金属酸化膜半導体(CMOS)イメージングカメラであってもよい。こうしたCMOS撮像装置は典型的に超低電力撮像装置であってもよく、チップスケールパッケージング(CSP)中に設けられてもよい。他の種類のCMOS撮像装置が用いられてもよい。別の実施例において、CCD撮像装置または他の好適な撮像装置などの他の撮像装置が用いられてもよい。
【0025】
この発明の実施例において、装置40はスイッチ200、たとえば常時閉のMEMSスイッチまたはその他の好適なスイッチ、などのスイッチを含んでもよく、それは磁界の存在下で開いてもよく、その構造および機能をここに詳細に説明する。スイッチ200はた
とえば、保管中および/または装置40を休止状態に保つことが望まれる期間の間、電源45を切断するために用いられてもよい。たとえば、この発明の実施例において、スイッチ200は電源45を含む電気回路に接続されてもよく、スイッチ200は常時閉じているので、磁界の存在なしにその電気回路を閉じていてもよい。付加的または代替的に、装置40が動作的でないことが望まれるとき、たとえば装置40が保管中であるときには、装置40は磁界に近接して置かれてもよく、よってスイッチ200が開いてもよく、あらゆる好適な電気回路、たとえば電源45を含む回路を切断してもよい。
【0026】
スイッチ200は、たとえば装置40内の電気回路を閉モードから開モードにするか、またはその逆にするなどの、装置40内の種々の機能のために用いられてもよいことが当業者に認められるであろう。付加的または代替的に、スイッチ200は装置40の特性もしくはモードおよび/またはその機能を変更するために用いられてもよく、たとえばスイッチ200は処理チップ47または撮像装置46上の処理回路に電気的に接続されてもよく、その動作によってたとえば装置40の画像捕捉率を変更してもよい。スイッチ200の動作は回路を制御してもよく、その回路は次いで装置40の動作またはオン/オフ状態を制御する。なお、この発明の実施例において、装置40はスイッチ200または複数のスイッチ200を含むことによって、こうした電気回路の1つまたはそれ以上を閉じおよび/または開くか、または電源45と同様の1つまたはそれ以上の電源を接続および/または切断するなどの機能の1つまたはそれ以上を行なってもよい。以下に詳細に説明するとおり、スイッチ200の開モードへの始動はたとえば、永久磁石、安定磁石、外部電磁コイルなどの外部磁石によって達成されてもよい。
【0027】
典型的に、装置40は患者によって飲み込まれて患者のGI管を横切ってもよいが、その他の体管腔または空洞がイメージングされるかまたは調べられてもよい。装置40は、患者の身体の外側に設置されたデータを受信し処理し得る構成要素に、画像およびおそらくは他のデータを送信してもよい。典型的には、患者の身体の外側の1つまたはそれ以上の場所に、装置40からの画像およびおそらくは他のデータを受信するためのアンテナまたはアンテナアレイ11を典型的に含む受信機12と、画像および他のデータを保存するための受信機記憶ユニット16と、データプロセッサ14と、データプロセッサ記憶ユニット19と、圧縮されたデータを復元するための任意データ復元モジュール610と、とりわけ装置40から送信され受信機12によって記録された画像を表示するためのたとえば画像モニタ18などのディスプレイとが設置される。受信機12は、たとえばデータ収集を制御したり、装置40への信号の送信を制御したりしてもよいコントローラ17またはプロセッサを含んでもよい。典型的に、受信機12および受信機記憶ユニット16は小さくかつ携帯型であってもよく、画像の記録の間患者の身体に着けられてもよい。典型的に、データプロセッサ14、データプロセッサ記憶ユニット19およびモニタ18はパーソナルコンピュータまたはワークステーションの一部であってもよく、それはたとえばコントローラ17またはプロセッサ13(例、CPUまたはその他のプロセッサ)、メモリ(例、記憶装置19またはその他のメモリ)、ディスクドライブ、および入出力装置などの標準的な構成要素を含んでもよいが、代替的な構成も可能である。代替的な実施例において、データ受信および記憶構成要素は別の構成であってもよい。さらに、画像および他のデータは他の組の構成要素によって他の態様で受信されてもよい。典型的に、動作中、画像データはデータプロセッサ14に転送され、データプロセッサ14はプロセッサ13およびソフトウェアとともに画像データを保存し、おそらくは処理してモニタ18に表示する。集められた画像データを保存および/または表示するその他のシステムおよび方法が用いられてもよい。
【0028】
図1Bを参照すると、この発明の別の実施例に従うインビボイメージングシステムの概略図が示される。装置40において、撮像装置46はMEMSスイッチまたはその他の好適な磁気動作スイッチなどのスイッチ200を介して送信機41および電源45に電気的
に接続されてもよく、センサ49は送信機41および/または電源45に直接電気的に接続されてもよい。センサ49はたとえば温度センサ、pHセンサ、圧力センサ、光センサ、またはその他の好適なセンサであってもよい。センサ49はたとえば、検知したデータを送信機41およびアンテナ48を介して外部受信機12に送信してもよい。コントローラ(例、コントローラ17またはプロセッサ13)は、インビボ条件(例、物質の存在、インビボ装置の位置)に関する情報を検出または受信し、それに応答して磁界源を動作する。たとえば、受信機12は磁界を生成または付加し得る1つもしくはそれ以上の電磁コイル15またはその他の好適なユニットを含んでもよい。典型的に、磁界は、インビボ装置に設置されてもよいMEMSまたはその他の好適なスイッチを動作させるために十分な強度のものである。この発明の実施例の1つにおいて、磁界は予め定められた値および/または閾値に対応するセンサ49または撮像装置46からのデータの受信の際に開始されるかまたは代替的に終了されてもよい。センサ49または撮像装置46から受信したデータに対する分析が行なわれることによって、たとえば物質の存在、光レベルの変化などを検出する画像分析などの磁界動作がもたらされてもよい。センサ49は用いられなくてもよい。さらに、磁界生成ユニットは受信機12と分離していてもよい。電磁コイル15によって生成される磁界の終了または除去はスイッチ200の閉鎖を起こしてもよく、それによって装置40または装置40内の構成要素の動作変更がもたらされてもよい。たとえば、撮像装置46が電源45および送信機41と電気的に接続されるようになってもよい。画像捕捉率の変更、照明の変更などのその他の動作変更がもたらされてもよい。センサ49および撮像装置46から受信されるデータに対して種々の分析方法が行なわれることによって、受信機12などの外部ユニットが磁界をオンにするかまたは変えるようにさせてもよく、こうした磁界は装置40に対する他の好適な影響を有してもよい。実施例の1つにおいて、磁界の変更によって撮像装置46に画像の捕捉を開始させ、および/または送信機41に画像を送信させてもよい。
【0029】
たとえば受信機12またはデータプロセッサ14中に設置される外部プロセッサが磁気源を制御してインビボ装置40を制御または動作してもよい。たとえば、コントローラはインビボ条件(例、圧力、pH、場所など)に関するデータを受信しても、またはそれ自身がこうした条件の存在を計算してもよい。「インビボ条件」は装置40の運動性、場所などの条件を含んでもよい。コントローラは次いで電磁源を動作してもよく、電磁源はインビボ装置40の内部のスイッチを動作してもよい。これに応答して、装置40の動作が変更されてもよい。たとえば、装置40の場所または相対的な場所の検出に応答して、フレーム捕捉率が変えられてもよい。装置40の相対的な動きの欠如に応答して、装置40は一時休止中となり、特定の構成要素(例、撮像装置、送信機など)はその動作を減少または停止させてもよい。インビボまたは装置条件およびモードまたは動作変更のその他の組合せが用いられてもよい。
【0030】
この発明の別の実施例において、磁界、または磁界の生成、付加もしくは除去が代替的な態様で実現されてもよい。たとえば、装置40の付近に外部磁石が物理的に置かれてもよい。受信機12は、音声または視覚信号によって予め定められた値および/または閾値に対応するデータの受信を示すことにより、ユーザが外部磁石を除去するかまたは代替的に位置決めすることを促してもよい。この発明の他の実施例において、スイッチ200は代替的な態様で位置決めされてもよく、装置40中の他の構成要素または構成要素の組に電気的に接続されてもよい。たとえば、この発明の実施例の1つにおいて、MEMSスイッチを用いて送信機41への電力供給をオン/オフしてもよい。このようにして、磁界の存在および/または不在によって送信が制御されてもよい。他の実施例に従うと、MEMSスイッチを用いて照明源をオン/オフしてもよい。
【0031】
図2Aは、この発明の実施例に従った、閉じた非活性化モードにおけるMEMSスイッチ200の概略図である。スイッチ200はたとえば表面実装パッケージング(SMP)
などのハウジング205を含んでもよく、そのハウジングは端子210、220および230、ならびに層240、250、260、270および280を囲んでもよい。たとえばその他の公知のシリコン装置に用いられるその他の好適なパッケージングなど、その他の好適な種類のパッケージング(包装)が用いられてもよい。プラスチックなどの材料が用いられてもよく、他の数の層が用いられてもよい。ハウジングには、たとえば真空またはたとえば窒素もしくはアラゴンなどの乾燥した希ガスなどの気体が充填されていてもよく、またたとえば密封されていてもよい。
【0032】
端子210は、たとえば金もしくはクロムなどの非磁性金属などの非磁性導電材料、またはあらゆるその他の好適な導電材料もしくは合金で形成されてもよい。たとえば端子220および230の各々は、たとえばパーマロイなどの典型的には軟らかい強磁性導電材料でできた端子を含んでもよい。端子220および230は好適な非スティクション層で被覆されてもよく、それによって端子220および230が接触した後に分離に抵抗することが防止されてもよい。端子220は可撓性の強磁性導電端子であってもよい。
【0033】
非導電層240、250、260、270および280は、たとえばシリコンでできたMEMS層を含んでもよく、絶縁のためにたとえば酸化シリコンまたは窒化シリコンなどの絶縁層で被覆されていてもよい。シリコン系材料以外の材料が用いられてもよい。さらに、他の数の層および他の構造が用いられてもよい。たとえば、層260および280によって与えられる支持および間隔が他の構造によって与えられてもよい。
【0034】
端子210、220および230ならびに層240、250、260、270および280は、図2Aに概略的に例示されるような形に製造されて置かれることによって、端子220が予め定められた弾性変形を有して端子210に接触するが、磁界によって活性化されると端子230に接触しないようにされてもよい。
【0035】
種々のリード(lead)およびリードの組合せが用いられてもよい。共通リード290、常時閉のリード292、および常時開のリード296はボールグリッドアレイ、リードフレーム、またはその他の好適なリードの形であってもよい。共通リード290および常時閉のリード292を電気回路に接続するとき、MEMSスイッチ200は常時閉のスイッチとして作用する。共通リード290および常時開のリード296を電気回路に接続するとき、MEMSスイッチ200は常時開のスイッチとして作用してもよい。このようにして、この発明の実施例に記載されるMEMSスイッチは、常時開のスイッチおよび常時閉のスイッチの両方として働いてもよい。この発明の実施例の1つにおいて、リード290、292および296はそれぞれ端子220、210および230と一体化した部分であってもよい。リードのその他の組が用いられてもよい。たとえば、リード292および296の一方が省略されることによって常時開または常時閉のみのスイッチを生成してもよい。
【0036】
図2Bも参照すると、磁界に近接して置かれたときの、この発明の実施例に従うMEMSスイッチ200の概略図が示される。スイッチ200は磁石300に近接して置かれ、これによってスイッチ200は開モードに切換えられるることが示される。なお、磁石300はたとえば安定磁石、永久磁石、電磁コイルなどのあらゆる好適な磁石または磁界の供給源を含んでもよい。スイッチ200をこのように磁石300に近接して置くと、端子220および230は磁気特性を得て、端子220は曲がるかまたは端子210から離れるよう移動し、端子220および端子210間の開位置を生成してもよい。さらに、この発明はこれに関して制限されるものではないが、端子220は曲がって端子230に接触し、電気回路を形成および/または閉じ、端子220および端子230の間の閉位置を生成してもよい。
【0037】
この発明はこれに関して制限されるものではないないが、この発明の実施例において、スイッチ200を磁石300に近接して置く際に、端子220および230が外部磁石300によって生成される流線の磁気「短絡」を形成してもよい。たとえば、この発明の実施例において、最低限の磁気抵抗を得るために、端子220が端子230に向かって曲がり、それによって電気回路を開き、そこに端子210および220が接続されてもよい。よって、磁界を印加する際に端子220および端子210は開モードであってもよく、この発明の実施例において、端子220および端子230は閉モードであってもよい。なお、外部磁石300に加えるかまたはそれに代えて、たとえば電磁コイルを用いるなど、磁界の他の供給源を用いて同じ結果が得られてもよい。さらに、2方向スイッチが示されているが、他の数の端子が用いられてもよい。
【0038】
この発明はこれに関して制限されるものではないが、たとえばこの発明の実施例に従うスイッチ200は、たとえば殆どの時間は磁界を用いることなくデフォルトで閉じられる必要があり、たとえば小さい割合の時間必要なときに磁界によって開かれてもよい電気回路の一部として用いられてもよい。代替的には、たとえばこの発明の別の実施例に従うスイッチ200は、たとえば殆どの時間は磁界を用いることなくデフォルトで開かれる必要があり、たとえば小さい割合の時間必要なときに磁界によって閉じられてもよい電気回路の一部として用いられてもよい。
【0039】
動作中、この発明の実施例に従うスイッチ200は、たとえばインビボ装置内の電気回路中に置かれ、および/または接続されてもよい。こうした配置または接続の際に、常時閉のスイッチ200は閉モードにあってもよい。端子220および230の間に達成され得る表面接触面積によって、閉モードにおけるスイッチを高電流が通過することが可能にされてもよい。さらに、2方向スイッチが示されているが、他の数の端子が用いられてもよい。
【0040】
磁界を付加または増加させることによって、スイッチ200が開モードに(または端子の好適な配置を用いて閉モードに)切換えられてもよい。この発明の実施例において、これは外部磁石またはたとえば電磁コイルなどのあらゆる好適な磁界の供給源を用いて行なわれてもよい。実施例の1つにおいて、スイッチ200がインビボ装置に含まれるとき、永久磁石または電磁コイルなどの外部供給源によって磁界が与えられてもよい。
【0041】
次いで任意には、磁界を除去または減少させることによって、スイッチ200が閉モードに(または端子の好適な配置を用いて開モードに)再び切換えられてもよい。なお、常時閉もしくは常時開のMEMSスイッチを用いるためのその他の適用、またはこの発明の実施例に従う他の好適なスイッチが実現されてもよい。代替的な実施例において、この発明の実施例に従うスイッチは他の用途を有してもよく、また他の装置で用いられてもよい。たとえば、こうしたスイッチが他の種類のインビボ装置において用いられてもよい。さらに、こうしたスイッチが非インビボ装置および非医療装置において用いられてもよい。
【0042】
図3を参照すると、この発明の実施例に従う使用前にインビボ装置を休止状態にしておくための方法が説明される。ブロック320において、MEMSスイッチなどのスイッチ、たとえば常時開のMEMSスイッチが、インビボ装置内の電力ユニットに接続、たとえば電気的に接続されてもよい。保管中、インビボ装置は磁界(340)に近接して保管されてもよい。たとえば、永久磁石がインビボ装置とともに包装されてもよい。磁界を生成するその他の好適な方法が実現されてもよい。使用の際に磁界源がインビボ装置(360)の近接から除去されてもよい。たとえば、ユーザが包装を開いて永久磁石を除去してもよい。その他の好適な方法が用いられてもよい。
【0043】
図4を参照すると、この発明の実施例に従うインビボ装置のモードまたは動作を変える
ための方法が説明される。ブロック500において、インビボ装置は内視鏡またはその他の道具などを介して、たとえば飲み込むことによって体内に挿入される。インビボ装置はこの発明の実施例に記載されるようなものであってもよく、または異なる好適な構造を有していてもよい。たとえば、装置は画像センサ、pHセンサ、圧力センサなどのセンサを有してもよい。ブロック510において、外部磁界が装置内の磁気スイッチを動作してもよい。たとえば、外部コントローラが電磁石をオンまたはオフにしてもよく、磁石は患者の上の装置が設置された領域などの近くへ、またはそこから離れて移動されてもよい。スイッチはその構造に依存して、磁界の存在下で開かれるかまたは閉じられてもよい。実施例の1つにおいて、スイッチは常時閉のMEMSスイッチであるが、他の好適なスイッチが用いられてもよい。いくつかの実施例においては、磁界の動作はインビボから受信するデータ(例、画像データ)に応答するものであってもよい。ブロック520において、スイッチの動作が装置におけるモードまたは動作の変更をもたらす。たとえば、インビボ装置の場所または相対的な場所の検出に応答して、フレーム捕捉率が変えられてもよい。装置の相対的な動きの欠如に応答して、装置は一時休止状態となってもよく、特定の構成要素(例、撮像装置、送信機など)がその動作を減少または停止させてもよい。インビボまたは装置条件およびモードまたは動作変更のその他の組合せが用いられてもよい。他のステップまたは一連のステップが用いられてもよい。
【0044】
いくつかの実施例において、インビボ装置内のスイッチを制御するための磁界は、おそらくは保管中にインビボ装置を保持するよう設計される包装または容器によって生成されてもよい。装置を包装から取出すことによって装置のモードが変わってもよく、たとえば装置を休止から非休止モードに切換えるか、または装置をオンにしてもよい。他のモード変更が起こってもよい。包装のためのシステムおよび方法、ならびにその包装によって制御され得る装置の実施例は、ここに引用により援用する「画像収集プロセスを活性化する方法(Method For Activating An Image Collecting Process)」と題する2001年5月25日に公開された国際出願第WO01/35813号に開示される。いくつかの実施例において、インビボ装置は常時閉のMEMSスイッチまたは他の好適なスイッチなどの常時閉のスイッチを含んでもよい。こうした配置はいくつかの実施例において、常時開のスイッチからの信号を変換する回路の削除を可能にし、構成要素、消費電流などを減少させてもよい。他の、または異なる利益が得られてもよい。図5は、この発明の実施例に従うインビボ装置および装置を保持するための包装または容器を示す図である。装置40はここに記載される他の実施例と同様の構造および動作(例、センサ、電源など)を有してもよく、明瞭性のために図5においては他の箇所に記載されるような構成要素は示されていない。スイッチ200はたとえばMEMSスイッチまたは他の好適なスイッチなどの常時閉のスイッチであってもよく、それは閉じているときに装置40を動作させ、開いているときに装置40を非活性にしてもよい。その他の好適なモード変更がもたらされてもよい。包装400は装置40を収容するかまたは部分的に収容してもよく、永久磁石410または別の好適な磁界の供給源を含んでもよい。包装400はプラスチック、ガラス、金属またはその他の好適な材料から作られてもよい。装置40が包装400に挿入されるとき、磁石410がスイッチ200を動作してスイッチ200を開かせてもよく、それによってたとえば装置40の動作を防いでもよい。装置40が包装400から取出される(または特定の距離だけ離れる)とき、スイッチ200は閉じられてもよく、それによってたとえば装置40の動作がもたらされるかまたは開始されてもよい。その他の好適な包装構造が用いられてもよく、その他のモード変更がもたらされてもよい。
【0045】
この発明の特定の特徴をここに例示および記載したが、通常の当業者には多くの変更、置換、修正および同等物が思い浮かぶであろう。したがって、添付の請求項はこの発明の真の精神の中にあるすべてのこうした変更および修正を含むことが意図されることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1A】この発明の実施例に従うインビボイメージングシステムの概略図である。
【図1B】この発明の実施例に従うセンサを有するインビボイメージングシステムの概略図である。
【図2A】この発明の実施例に従う、閉じた非活性化モードにおけるMEMSスイッチの概略図である。
【図2B】この発明の実施例に従う、活性化した開モードにおける図2AのMEMSスイッチの概略図である。
【図3】この発明の実施例に従うインビボ装置を休止状態に保つための方法を説明するフローチャートである。
【図4】この発明の実施例に従うインビボ装置のモードまたは動作を変えるための方法を説明する図である。
【図5】この発明の実施例に従うインビボ装置および装置を保持するための包装または容器を示す図である。





【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサと、
MEMSスイッチとを含む、インビボ装置。
【請求項2】
前記センサは撮像装置である、請求項1に記載のインビボ装置。
【請求項3】
前記インビボ装置は飲み込むことのできるカプセルである、請求項1に記載のインビボ装置。
【請求項4】
前記MEMSスイッチは装置のモードを変えるよう動作可能である、請求項1に記載のインビボ装置。
【請求項5】
装置のモードを変えることは磁界に応答して行なわれる、請求項1に記載のインビボ装置。
【請求項6】
送信機を含む、請求項1に記載のインビボ装置。
【請求項7】
前記MEMSスイッチは常時閉のMEMSスイッチである、請求項1に記載のインビボ装置。
【請求項8】
前記MEMSスイッチは
第1の強磁性導電端子と、
可撓性の強磁性導電端子と、
非磁性導電端子とを含み、第1の強磁性導電端子および非磁性導電端子は電気的に分離されている、請求項1に記載のインビボ装置。
【請求項9】
センサと、
スイッチとを含み、前記スイッチは
第1の強磁性導電端子と、
可撓性の強磁性導電端子と、
非磁性導電端子とを含み、第1の強磁性導電端子および非磁性導電端子は電気的に分離されている、インビボ装置。
【請求項10】
前記スイッチはMEMSスイッチである、請求項9に記載のインビボ装置。
【請求項11】
前記センサは撮像装置である、請求項9に記載のインビボ装置。
【請求項12】
前記インビボ装置は飲み込むことのできるカプセルである、請求項9に記載のインビボ装置。
【請求項13】
前記スイッチは磁界に応答して装置のモードを変えるよう動作可能である、請求項9に記載のインビボ装置。
【請求項14】
センサおよびMEMSスイッチを少なくとも含むインビボ装置と、
外部制御装置とを含み、前記外部制御装置は少なくともスイッチを作動させるために十分な磁界を生成する磁界源を含む、インビボイメージングのためのシステム。
【請求項15】
前記センサは撮像装置である、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
インビボ条件に関するデータを受信し、それに応答して磁界源を動作させるためのコントローラを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項17】
前記コントローラはインビボ条件を定めるためのものである、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記条件はインビボ装置の場所である、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
前記スイッチの動作でインビボ装置の動作を変える、請求項14に記載のシステム。
【請求項20】
動作を変えることはインビボ装置の構成要素の動作を停止することを含む、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記スイッチは
第1の強磁性導電端子と、
可撓性の強磁性導電端子と、
非磁性導電端子とを含み、第1の強磁性導電端子および非磁性導電端子は電気的に分離されている、請求項14に記載のシステム。
【請求項22】
前記インビボ装置は飲み込むことのできるカプセルである、請求項14に記載のシステム。

【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−525069(P2006−525069A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−507592(P2006−507592)
【出願日】平成16年3月28日(2004.3.28)
【国際出願番号】PCT/IL2004/000280
【国際公開番号】WO2004/086434
【国際公開日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【出願人】(500277630)ギブン・イメージング・リミテツド (44)
【Fターム(参考)】