説明

インフラストラクチャ報告のためのシステム及び方法

【課題】必要に応じて、1つ以上のデバイスを、その時のユーザの要求を予想して、その時々に設定出来る施設制御システムを提供する。
【解決手段】複数のデバイスは、ユーティリティを介して相互接続され施設全体に配設され、各デバイスは、ユーザが要望する情報ととともにサービスを提供するように一時的に設定される操作可能である。一実施形態において、前記サービスは、電灯スイッチ、電源出力、サーモスタットのリストから選択さ、前記情報は、環境状態、消費電力、電力網状態、インターネットアクセス、アナウンスのリストから選択される。必要に応じて、1つ以上のデバイスを、その時のユーザの要求を予想して、その時々に設定出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、同時出願であり、同時係属の、同一譲受人による、“SYSTEMS AND METHOD FOR LINKING UTILITY CONTROL DEVICES”と題する、2007年3月7日に出願された、米国特許出願番号11/683,304;“LIGHT SWITCH USED AS A COMMUNICATION DEVICE”と題する、2007年3月7日に出願された、米国特許出願番号11/683,298;“SYSTEM AND METHOD FOR PREMISES MONITORING USING WEIGHT DETECTION”と題する、2007年3月7日に出願された、米国特許出願番号11/683,308;“ANTICIPATORY UTILITY CONTROL DEVICE”と題する、2007年3月7日に出願された、米国特許出願番号11/683,326;“PLUG AND PLAY UTILITY CONTROL MODULES”と題する、2007年3月7日に出願された、米国特許出願番号11/683,335;及び“SYSTEM AND METHOD FOR SUBSTITUTING DATA IN RESPONSES TO MULTIMEDIA INQUIRIES”と題する、2007年3月7日に出願された、米国特許出願番号11/683,354に関し、その開示は、これによって、参照によってここに取り込まれる。
【0002】
本発明は、インフラストラクチャ報告に関し、より具体的には、施設の稼動を、施設内の複数の点から報告及び制御するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
住宅所有者又はインフラストラクチャの居住者が、いずれかの時点で、電力消費又はあらゆる運転パラメータ(例えば、過去12時間の間の、平均気温、電力消費、居住パターン、電灯レベル、部屋又は冷蔵庫の最高又は最低温度等)を監視しようとすれば、それらの情報は、精巧な装置がなければ、生成することは困難又は不可能であろう。確かに、それらの情報を、ユーザが要望するあらゆるその他の情報とともに提供するためのシステムを設けることは可能である。しかしながら、そのようなシステムは、おそらく、多数の異種センサ、センサデータを記憶するための精巧なデータベースを必要とし、特定の場所から、又は、少なくともハブに無線接続されたコンピュータからアクセスされるコンピュータを利用したものであろう。その場合、ユーザは、所望の情報を得るためにコンピュータにアクセスしなければならない。
【0004】
多くの場合、そのようなコンピュータアクセスは、これに必要な時間、コンピュータ使用の専門知識の欠如、又は、それらの情報が望まれる時点又は場所においてコンピュータが無い等のいずれかのために、実行不可能である。
【0005】
天気予報を得るという簡単な作業を例として挙げる。(この情報が欲しい時に便利ではないかもしれない)ラジオ又はテレビ局にアクセスしなければならないか、(電子式又はそれ以外の)1つ以上の温度計を施設の外に設置することもあり得、在住者がその温度計を読んで温度を得る。在住者(又はその他の建造物のユーザ)がどのようにその情報を得ようとするかに関わらず、在住者は、例えばテレビ画面、ラジオ、又は温度計である読み出し装置の場所に行かなくてはならない。もしユーザが、仕事や学校へ行く途中の交通条件等のその他のデータ点が欲しい場合、在住者は、(コンピュータが使用されている場合を除き)更に別の場所へ行かなければならない。必要なデータが公にアクセス出来ない場合(例えば、建造物の監視されていない領域、例えば、ガレージや奥の寝室における温度、消費電力又は電灯レベル)、ユーザはまず様々なセンサを設置し、データを収集し、個々の局部的なディスプレイ装置を設置して、データを見なければならない。ユーザがこのデータを中央集中的場所から見たい場合、各センサへのネットワークを設置しなければならない。もしユーザが、過去データを見たい場合、又は(傾向)過去データと現在のデータを比較したい場合、データは更に、データベースとして体系化される必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記検討では、典型的な住居環境に焦点が当てられている。しかし、検討された問題は、住居に限らず、あらゆるインフラストラクチャ、例えば、事業拠点、ホテル、学校、店舗、等にまで及ぶ。例えば、人がホテルにチェックインして簡単な夜食が欲しいと思う。典型的には、その人は、フロントデスクに電話してそのような情報を得なければならない。これは、時として不便であり、成果が出ない場合がある。いずれの場合にも、既存のシステムは、特定のユーザの好みに対して対応を調整することが出来ない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
複数のデバイスが、ユーティリティを介して相互接続され、施設全体に配設され、各デバイスは、ユーザが要望する情報とともにサービスを提供するように一時的に設定されるよう操作可能である。一実施形態においては、前記サービスは、電灯(電灯)スイッチ、電源出力、サーモスタットのユーティリティリストから選択され、一方、前記情報は、環境状態、消費電力、電力網状態、セキュリティ状態、電話、建造物自動化状態、インターネットアクセス、アナウンス、及び宣伝からなるリストから選択される。必要に応じて、1つ又は複数のデバイスは、その時のユーザの要求を予期して、その時々に設定することが出来る。更に、1つ又は複数のデバイスは、ユーザ及びユーザのタイプを予想して行動するように設定することが出来る。例えば、独自の電子ID、例えば、車のキーのフォブ、自宅のキー、IDブレスレット、又は携帯電話を有するユーザは、独自のユーザインターフェースディスプレイ/メニュー及びカスタマイズされたサービスを有するそれら電子IDに応対する、電灯スイッチ、電源出力、サーモスタットを有する。一実施形態において、ユーザインターフェースは、特定のユーザに合わせられる。
【0008】
以上では、以下の本発明の詳細な記述がより良く理解されるために、本発明の特徴及び技術的優位性が、広く説明されている。本発明のさらなる特徴及び利点は、以下に記述され、本発明の請求項の主題を形成する。開示された概念及び特定の実施形態が、本発明の同一の目的を実行するためのその他の構造を修正又は設計するための基礎として容易に利用されることは、当業者によって、理解されるべきである。そのような均等の構造は、添付の請求項において説明される本発明の精神及び範囲から逸脱しないことも、当業者によって実現されるべきである。本発明の特徴と信じられる新規の特徴は、その組織及び操作方法の両方に関して、更なる目的及び利点とともに、添付の図面に関連して考慮された場合、以下の記述からより良く理解される。しかしながら、各図面は、説明及び解説のみの目的で提供され、本発明の制限の定義として意図されていないことは、明確に理解されるべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明のより完全な理解のため、添付の図面と併せて以下の記述を参照する。
【0010】
図1A乃至1Dでは、本明細書の本発明思想によるデバイスの実施形態が示されている。
【0011】
図1Aでは、画面11がオンボタン100及びオフボタン101を有する従来の電灯スイッチとして設定されたデバイス10が示されている。この場合、ユーザは、オンボタン100を押すことによって明かり又はその他の電気装置をオンにすることが出来る。同様に、オフボタン101を押すことで、電気装置をオフにする。必要に応じて、画面11は温度及び時間のディスプレイ102を有して構成される。下で検討されるように、デバイス10は、コントローラ、例えば、デバイス10の内部又は外部、又はその組合せとなっているコントローラ20によって制御される。
【0012】
画面11は、異なるキーの機能が、その時のユーザの要求を見込んでその時々に表示されることが出来るようにした公知の方法によって設計されたタッチセンサ画面であることが出来る。例えば、クロック204(図2)又はその他の環境センサ206(光センサ等)のいずれかから判断される日中では、表示されるべき電灯オン/オフボタンの必要性はほとんどないので、デバイス10が、例えば図1Bに示すように設定され、ディスプレイ110により(又は図示しないスピーカを使用して)温度を表示する(又は告げる)ことが出来る。温度ディスプレイとともに、ユーザが、施設の空調装置又はヒータの温度設定を変えることができるよう、上/下ボタン111、112がそれぞれ示されるようにできる。ボタン113を表示し、ユーザが、あらゆる数の機能ボタン又はディスプレイ画面を表示することを可能にすることが出来る。その他の例は、ユーザが電話送受器又は玄関のドアよりも、作動状態の電灯スイッチの近くにいる場合に、電話に出ること又は玄関のドアに誰がいるかを見ることである。更にその他の例は、有用なメッセージ、例えば、最も近い出口、又は、建造物がセキュリティ警戒態勢下又はユーティリティ需要反応要求リクエストサイクルにあるかどうかを表示することである。いずれの場合にも、これらの例のいずれも、適切なディスプレイが最も近いユーザのために表示される可能性が高い状態で、カスタマイズし、あらゆるユーザに独自に応対することも出来る。
【0013】
図1Cは、インターネット等から又は1つ以上のセンサ、例えば、図2のセンサ206から、メッセージを提供するように設定されたディスプレイ画面120の一例を示す。これらのセンサは、デバイスの内部にあることも、デバイスから離れていることも、又は、その組合せであることも可能である。ディスプレイ121は、例えば、お気に入りのテレビ又はラジオ局からのヘッドラインニュースを表示することが出来、ディスプレイ122により、所望の機能が実行されていることを確認することが出来る。そのような機能及びディスプレイのリストは無限であり、施設に関連する機能、例えば、芝生に水をまく必要がある、ヒータフィルタを変えるべきである、及び、リモート機能、例えば、オフィス(学校等)の開始が道路凍結のため本日は遅らせる等の両方を含むことが出来る。
【0014】
図1Dでは、デバイス10では、ディスプレイのその他の予想されるセットが示され、ここでは、例えば真夜中(又は寝室の明かりが1時間以上オフにされている10時以降のいつでも)に、常夜灯130がクロック131及び温度ディスプレイ132とともに形成されるように形成されている。ユーザがその他の機能を望む場合、ボタン133に触れる。ただし、図1Dのデバイス10は、寝室で明かりをオン/オフするために使用されるデバイスと同一である必要はない。また、2個以上のデバイスを、予想に基づいた構成とすることができる。従って、一連のユーティリティ電源デバイス、例えば、スイッチ、プラグ、電話用アウトレット、サーモスタット等が、ここにおいて検討された概念に基づいて備えることが出来る。そのような状況において、例えば、子供の寝室への道に沿うそのような各ユーティリティデバイスは、ユーザのプログラムされた又は予想された要求に基づいて、常夜灯、又は、ノイズセンサ又は泣き声アラームとすることができる。その他の例として、ドア又は一階の窓への通路に沿う各ユーティリティデバイスが、セーフティ誘導システムであることが出来、各々が、閉じ込められた人を最も安全な出口へ誘導するために、早い速度でビー又はキーという音を鳴らし、明るく点滅する。同一のシステムは、そのセンサを使用して閉じ込められたユーザの存在を判定及び確認することが出来、近くの場所にあるその他のデバイスが、他の人に危険及び閉じ込められた人の存在を警告することが出来る。
【0015】
図2は、図1A乃至1Dのデバイス10、又はその他の同様なデバイスを使用可能にするための制御回路、例えば、制御回路20の一実施形態を示す。プロセッサ201は、コントローラ20と同一位置であることが可能であり、或いは、例えば、1つ以上のデバイス10から離れて位置し且つ入力/出力制御203を介してそのデバイス10と通信しているPCであることも可能である。デバイス間の相互接続は図示されていない。この相互接続は、例えば、無線、有線、(電気供給ライン・通信ライン等の)ユーティリティライン又はそれらのあらゆる組合せであることが可能である。この相互接続は、施設内又はそこから離れたいずれかの場所やデバイスとの通信のためのインターネット接続を含むことが出来る。メモリ202には、各デバイス10に関連する様々な画面設定及び/又はその他のデータを記憶することが出来る。クロック204は、必要に応じて時間を記録し、センサ205,206は、デバイス10内又はデバイス10から離れたセンサから入力を提供する。入力/出力制御は、例えば、その他のデバイス10及び/又はLAN又はインターネット等のネットワークに接続出来る。1つ又は複数のこれらの接続は、無線及び/又は1つ又は複数の施設のユーティリティラインで通信された信号で良い。スピーカ/ディスプレイ207を使用して、ひとつの部屋又は施設全体の居住者に対して、可聴及び/又は可視メッセージ又は警報信号を配信することが出来る。
【0016】
図3は、フローチャートの一実施形態、例えば図1A乃至1Dに示すデバイスの操作を示すフローチャート30を示す。301の工程では、センサ、ユーザ、入力/出力制御、メモリ、及びあらゆるその他の所望の刺激を監視し、302の工程では、入力が検知されているかどうかを判断する。状況によっては、監視されるパラメータは、特定のデバイスから離れ、施設からも離れていてもよい。デバイスから離れた刺激の例は、ホテルのロビーでの火事である。そのような場合、可聴メッセージが居住者に対してスピーカ/ディスプレイ207を介して配信出来る。施設から離れた刺激の例は、近隣での爆発(又は洪水、又は火事等)であり、又は民防衛警報又は行方不明の子供のための誘拐事件の速報システムでもあり得る。
【0017】
303の工程では、これが予期された刺激であるかどうかを決定する。例えば、もし夜間であり、寝室で動きが検知された(しかし、家の他の場所では検知されない)場合、システムは、居住者の一人が動き回っていると推測し、1つ又は複数の常夜灯を、又は、望まれる場合、1つ以上の主要ライト、図1Dでは130をオンにする。認識される刺激はユーザ近傍の動きの検知、大きなノイズの検知、又はユーザによるディスプレイ上のボタンへの接触である。その刺激が認識又は予想されたものである時、304の工程で、(ディスプレイを再設定する又は明かりをオンにする等であることが出来る)適切な機能を実行し、必要に応じて、実行された機能は、305の工程を介してメモリに記録出来る。
【0018】
刺激が予想も認識もされない、又は、曖昧さが残る状況において、又は、応答は適切だが時間が間違っている(午前2時に寝室の明かりがオンにされる)状況においては、システムは、ユーザに対して306の工程を介して追加的なオプションを表示することが出来、又はシステムは、(内部又は遠隔)ロジックを利用して、適切な応答を判断することが出来る。例えば、移動が主寝室において検知されるだけでなく、いくつかの温度(又は煙)センサが警告状態に向かい始めているとする。これらのイベントのコンビネーションがいくつかの異なる場所で起きているため、システムは、工程308により、局所的又は遠隔の(又はその両方の)警報状態を発する又は表示することを(事前のプログラミングに応じて)決定することが出来る。ディスプレイは、次に、第1の緊急時対応要員の現在位置を可視的に提供することが出来、通信指令係に対して直接通信路を開くことが出来、それによって、個々の電話を使用する必要性を回避することができる。その他の例では、誰もいないと予期される時/場所で移動が検知される事である。システムは、加害者の写真を取って、その写真は警察及び/又は救助隊員へ直ちに送られる。
【0019】
幾つかの状況では、その刺激は、曖昧なままであり、これは、直ちに又はしばらく経ってからメッセージを介して、ユーザに報告される。
【0020】
ここで検討されるように、ユーティリティデバイスは、独立して、又は、より高い可能性として、連動して使用され、施設監視制御及び報告システムを形成することが出来、ユーザが電気又はその他の装置を制御することを可能にするだけでなく、全ての所望の機能を実行するための多数の特化したデバイスを必要とすることなく局所的に又は遠隔的に情報を提供し、取得し、及び、表示することを可能にする。
【0021】
メッセージ及び作動上のリンクは、一つの建造物内又は近辺の範囲内又は地理的領域内に制限される必要はなく、長距離に及ぶことが出来る。例えば、ユーザは、医療的監視又はセキュリティ目的(又はその他の目的)のためにカルガリーの自宅をカリフォルニアの親の自宅とリンクすることが出来る。もし母親が彼女の寝室で倒れた場合、ユーザの自宅のすべてにおける(例えば、カルガリー及び他の場所のビーチハウスにおける)電灯スイッチ及び壁プラグが点灯され、母親が危うい状況にあることを知らせる。もし彼女の心拍数及び血圧が危険なまでに不安定な場合、システムは、例えば、彼女の隣人、病院、911(救急番号)等に電話もかける。全ての場合において、ユーザは、ユーザの電灯スイッチのメッセージ表示から母親の問題が分かり、直ちに、いずれかの電灯スイッチのボタンを押して、母親がいる部屋の対応する電灯スイッチに対してインターネットで母親に話しかけることが出来る。もし母親が応答しない場合、ユーザは、ボタンを押して母親のシステムにメッセージを送り、母親のシステムが地元で助けを呼ぶようにすることが出来る。タギング(特定)システムが、“警戒優先事項”リストに記載された番号を順に追い、ユーザが自宅にいない場合の携帯電話に電話をかけるようにし、その後、電話リストにある順に電話を掛ける。救急サービスは、しばしば、発信番号を利用して、発信者の場所を参照するため、システムは、デフォルトでは母親の自宅から市内通話発信を行う必要がある。
【0022】
デバイスから制御可能なサービスの例は、電灯スイッチ、電源出力、サーモスタット、タッチスクリーン、電化製品、通信デバイス、キーパッド、アクセスカード、セキュリティカード、クレジットカード、スキャナ、RFID、電話、マイクロホン、VoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)、スピーカ、テレビ、遠隔制御、ドアベルである。
【0023】
デバイスで表示可能な情報の例は、環境状態、消費電力、電力網状態、インターネットアクセス、日付及び時間、季節、アナウンス、電力の現在価格、セキュリティシステムの状態、人物の占有状態、CO及びCO、等価及び回避された温室効果ガス放出、メッセージ、重要な電話の知らせ、投資/株ポートフォリオ/為替レートの状態、コンプライアンスの問題、薬剤警報、運動警告及びメッセージ、医療警報、年老いた親/愛する人物の健康、将来のミーティング/電話会議の状態、テレビ又はコンピュータゲームの“タイムアップ”の警告、帰宅通勤のための交通混雑警告、事故、花粉指標、アレルギー警報、国土安全保障、バイオハザード警告、近々の天気、設備の状態に関するインジケータ、ゲームのスコア、地元の商店の特売品に関する注意、リアルタイムの資産管理/保全(例えば、電球の故障、現実及び仮想のゾーンの性能、稼働率、故障間隔、利用可能性)である。
【0024】
予期されるユーザ要求の例は、時間、センサ入力、ユーザ規定ルール、入力及び出力のシステム相互作用、デバイスユーザの前回の行動パターン、前記デバイスの外部に提供された指示である。
【0025】
本発明及びその利点は、詳細に記述されているが、様々な変更、置換及び修正は、添付の請求項によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱することなくここで行われることが出来ることは理解されるべきである。更に、本出願の範囲は、本明細書に記述されたプロセス、機械、製造、合成物、手段、方法及び工程の特定の実施形態に制限されることを意図しない。当業者は、本発明の開示から容易に理解できるので、ここで記述される対応する実施形態と実質的に同一の機能を実行する、又は実質的に同一の結果を達成する、現在存在する又は後に開発されるプロセス、機械、製造、合成物、手段、方法、又は工程は、本発明に基づき利用されてもよい。従って、添付の請求項は、その範囲内において、そのようなプロセス、機械、製造、合成物、手段、方法、又は工程含むことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1A】本明細書の本発明の概念によるデバイスの実施形態を示す図
【図1B】本明細書の本発明の概念によるデバイスの実施形態を示す図
【図1C】本明細書の本発明の概念によるデバイスの実施形態を示す図
【図1D】本明細書の本発明の概念によるデバイスの実施形態を示す図
【図2】図1のデバイスを可能にするための制御回路の一実施形態を示す図
【図3】図1に示されるデバイスの操作を説明するフローチャートの一実施形態を示す図
【符号の説明】
【0027】
10 デバイス
20 デバイス設定手段
100 インターフェース
102 ディスプレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設制御システムであって、
前記施設全体に配設され、ユーティリティを介した相互接続に適している複数のデバイスと、
ユーザが要望する情報と共にサービスを提供するために前記デバイスを一時的に設定するための、各前記デバイスに設けられた手段とを備え、前記サービスは、電灯スイッチ、電源出力、サーモスタット、タッチスクリーン、電化製品、通信デバイス、キーパッド、アクセスカード、セキュリティカード、クレジットカード、スキャナ、RFID、電話、マイクロホン、VoIP、スピーカ、テレビ、遠隔制御、ドアベルからなるリストから選択され、前記情報は、環境状態、消費電力、電力網状態、インターネットアクセス、時刻、季節、アナウンス、電力の現在価格、セキュリティシステムの状態、占有状態、CO及びCO、等価及び回避された温室効果ガス放出、メッセージ、重要な電話の知らせ、投資/株ポートフォリオ/為替レートの状態、コンプライアンスの問題、薬剤注意、運動警告及びメッセージ、医療警報、年老いた親/愛する人物の健康状態、将来のミーティング/電話会議の状態、テレビ又はコンピュータゲームのタイムアップの警告、帰宅通勤のための交通混雑警告、事故、花粉指標、アレルギー警報、国土安全保障、バイオハザード警告、近々の天気、設備の状態に関するインジケータ、ゲームのスコア、地元の商店の特売品への注意、リアルタイムの資産管理/保全からなるリストから選択され、更に、
特定のデバイスに関して検知された施設状態に応答する、前記デバイスを設定するため手段を備える施設制御システム。
【請求項2】
前記デバイスが、ユーザからの入力を受け入れるためのインターフェースを備える請求項1に記載の制御システム。
【請求項3】
前記デバイスが、メッセージを配信するためのインターフェースを備える請求項1に記載の制御システム。
【請求項4】
前記インターフェースが、少なくともひとつの接触応答部を備える請求項3に記載の制御システム。
【請求項5】
前記デバイスの少なくとも1つが、前記特定のデバイスに関する状態を予期するための手段を備える請求項1に記載の制御システム。
【請求項6】
前記予期手段は、時間、センサ入力、ユーザ定義ルール、入力及び出力のシステム相互作用、デバイスユーザの以前の行動パターン、前記デバイスの外部に提供された指示からなるリストから選択される請求項5に記載の制御システム。
【請求項7】
前記施設の外部のソースから情報を受け入れるための手段を更に備え、前記外部から提供された指示は、前記情報の内の受け入れられたものによって提供される請求項1に記載の制御システム。
【請求項8】
ユーティリティ制御デバイスであって、
施設の内の少なくともひとつのユーティリティに接続するための端子と、
前記デバイスを設定して少なくとも一組のオペレーションを実行するためのプロセッサと、
前記デバイスによって現在実行されることが出来る操作に関連するいかなる前記設定をユーザに対して示すためのインターフェースと、を備えるユーティリティ制御デバイス。
【請求項9】
前記オペレーションが、電灯スイッチ、電源出力、サーモスタット、タッチスクリーン、電化製品、通信デバイス、キーパッド、アクセスカード、セキュリティカード、クレジットカード、スキャナ、RFID、電話、マイクロホン(声)、VoIP、スピーカ(音声出力)、テレビ、遠隔制御、ドアベルからなるリストから選択される請求項8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記プロセッサは、更に、情報インターフェースを提供するために前記デバイスを設定するために操作可能であり、前記情報は、環境状態、消費電力、電力網状態、インターネットアクセス、アナウンス、電力の現在価格、セキュリティシステムの状態、占有状態、CO及びCO、等価及び回避された温室効果ガス放出、メッセージ、重要な電話の知らせ、投資/株ポートフォリオ/為替レートの状態、コンプライアンスの問題、薬剤警報、運動警告及びメッセージ、医療警報、年老いた親/愛する人物の健康、将来のミーティング/電話会議の状態、テレビ又はコンピュータゲームのタイムアップの警告、帰宅通勤のための交通混雑警告、事故、花粉指標、アレルギー警報、国土安全保障、バイオハザード警告、近々の天気、設備の状態に関するインジケータ、ゲームのスコア、地元の商店の特売品への注意、リアルタイムの資産管理/保全からなるリストから選択される請求項9に記載のデバイス。
【請求項11】
前記インターフェースが、ユーザから入力を受け入れる請求項10に記載のデバイス。
【請求項12】
前記インターフェースが、少なくともひとつの接触応答部を含む請求項10に記載のデバイス。
【請求項13】
前記デバイスの外部の場所から情報を受け入れるための受信機を更に備え、
外部から提供された指示は、前記デバイスを設定するために前記プロセッサによって使用される請求項8に記載のデバイス。
【請求項14】
遠隔地におけるデバイスから情報を受信するための通信経路であって、前記受信された情報は、前記遠隔地で発生している出来事に関連する通信経路を更に備える請求項8に記載のデバイス。
【請求項15】
前記インターフェースは、ユーザからのコマンドを受け入れるために操作可能であり、前記コマンドは、前記遠隔地の前記通信経路を介して通信するためである請求項14に記載のデバイス。
【請求項16】
施設ユーザに対する情報フローを制御するための方法であって、前記方法は、
継続的に様々なパラメータを監視する工程、及び
前記監視された施設のパラメータに従って制御デバイスの現在の状況を反映するために、時々にユーティリティ制御デバイス上のユーザへの提示を変化する工程であって、前記制御デバイスは、施設の設備の特定の一つを制御するために前記ユーザに対して主に使用可能である方法。
【請求項17】
前記パラメータは、光、音、温度、煙、警報環境状態、消費電力、電力網状態、インターネットアクセス、アナウンス、電力の現在価格、セキュリティシステムの状態、占有状態、CO及びCO、等価及び回避された温室効果ガス放出、メッセージ、重要な電話の知らせ、投資/株ポートフォリオ/為替レートの状態、コンプライアンスの問題、薬物警報、運動警告及びメッセージ、医療警報、年老いた親/愛する人物の健康、将来のミーティング/電話会議の状態、テレビ又はコンピュータゲームのタイムアップの警告、通勤のための交通混雑警告、事故、花粉指標、アレルギー警報、国土安全保障、バイオハザード警告、近々の天気、設備の状態に関するインジケータ、ゲームのスコア、地元の商店の特売品への注意、リアルタイムの資産管理/保全からなるリストから選択される請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ユーザの提示は、ユーティリティ操作ボタン、ディスプレイ、可聴メッセージ、光、RFメッセージ、デジタル及びアナログメッセージからなるリストから選択される請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記施設の設備の特定の一つは、電灯スイッチ、電源出力、電話用ジャック、インターネット接続、ケーブル接続、サーモスタット、タッチスクリーン、電化製品、通信デバイス、キーパッド、アクセスカード、セキュリティカード、クレジットカード、スキャナ、RFID、電話、マイクロホン(声)、VoIP、スピーカ(音声出力)、テレビ、遠隔制御、ドアベルからなるリストから選択される請求項16に記載の方法。
【請求項20】
特定の提示の必要を、前記ユーティリティ制御デバイスによって予測する工程を更に備える請求項16に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−219904(P2008−219904A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−57931(P2008−57931)
【出願日】平成20年3月7日(2008.3.7)
【出願人】(508064344)オプティマル・イノヴェーションズ・インコーポレイテッド (12)
【Fターム(参考)】