説明

インプラント挿入装置および使用方法

脊柱インプラントに用いるための装置は、通路を有するハンドル構造を含む。ネジ山を有するシャフトが、ハンドル構造の中の通路内で移動できる。プッシャブロックは、シャフトに連結され、且つ脊柱インプラントに係合するように構成された前面を有する。ネジ山クラッチ部材は、シャフトのネジ山に係合し、および係合から外れるように、移動可能にハンドル構造に支持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、例えば、人の脊柱の中にインプラントを設置するために用いられる装置に関する。
【背景技術】
【0002】
脊柱インプラント挿入器は、インプラントを人間の脊柱の2つの(例えば、一対の隣接した)椎骨の間に、あるいは、完全にあるいは部分的に椎骨内に設置する装置である。そのような装置は、典型的には手動で作動され、オペレータが脊柱インプラントを椎骨内空間の中に押し込むために用いるロッドを含む。挿入器は、例えば、前方挿入、後方挿入、側方挿入、あるいはその間のいかなる変化にも用いることができる。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
椎骨インプラントに用いるための装置は、長手方向軸線および通路を有するハンドル構造と、通路内で移動できる且つ少なくとも第1のネジ山を有する部分を有するシャフトと、シャフトに作動可能に連結され、且つ脊柱インプラントに係合するように構成された前面を有するプッシャブロックと、シャフトの第1のネジ山と係合したり外れたり移動可能にハンドル構造に支持されたクラッチ部材と、を含む。装置は、また、一対のパドルを含み、該パドルは、遠位端および近位端を有し、且つハンドルから突出している。挿入器は、例えば、前方挿入、後方挿入、側方挿入、あるいはその間のいかなる変化にも用いることができる。
【0004】
ハンドル構造は、雌ネジを有し、シャフトは、クラッチ部材がシャフトの第1のネジ山と係合しあるいは外れるいずれのときにも、長手方向軸線に沿って移動してハンドル構造の雌ネジと係合できる第2のネジ山を有する。ある実施形態では、ハンドルは、雌ネジを有し、シャフトは、シャフトが通路内で第1の移動範囲軸線方向に摺動できるように、少なくとも雌ネジから間隔を隔てられた第1のネジ山を有する部分を有するのがよい。少なくともシャフトの異なる部分は、第2のネジ山を有するのがよい。第2のネジ山は、シャフトが通路内で第2の移動範囲のみ回転できるように、移動して雌ネジと係合できるのがよい。シャフトは、シャフトを通路の中を前方に移動させるとき、第2の移動範囲が第1の移動範囲に続くように構成されるのがよい。
【0005】
プッシャブロックは、シャフトとともに移動でき且つシャフトに連結されるのがよい。プッシャブロックは、突き出しロッドを受け入れるように寸法決めされた、且つ構成された、受け入れ部分を有する。突き出しロッドは、長手方向軸線を有する中央部分と、中央部分から延びる2つのアームと、を含む。一実施形態では、アームは、中央部分の長手方向軸線からオフセットしている。突き出しロッドの中央部分は、複数のくぼみと、溝と、を含む。プッシャブロックは、突き出しロッドがプッシャブロックに対して回転できるように、くぼみおよび溝に係合するための少なくとも1つの留め具を有する。ある実施形態では、突き出しロッドは、少なくとも1つのアームを有し、且つプッシャブロックに作動可能に連結され、および/またはプッシャブロックから外れることができる。少なくとも一方のパドルがスロットを有する実施形態では、少なくとも1つのアームが、パドルの遠位端と近位端との間で、スロットの中を移動できる。突き出しロッドは、プッシャブロックに解放可能に連結される。パドルの少なくとも一方は開口部を含み、突き出しロッドが該開口部内に位置決めされるとき、突き出しロッドは、プッシャブロックから外れることができ、および/またはプッシャブロックに対して回転できる。
【0006】
シャフトの少なくとも一部分は、パドル間に配置され、且つパドルの近位端を貫いて移動する。パドルの遠位端は、隣接した椎骨間に位置決めされるように寸法決めされ、且つ構成されるのがよい。その上、パドルは、パドルの遠位端が互いに付勢されるように構成されるのがよい。パドルの近位端は、ハンドルに作動可能に取り付けられるように寸法決めされ、且つ構成されるのがよい。一実施形態では、少なくとも一方のパドルが、その遠位端に少なくとも1つのリッジを有し、リッジは、少なくとも一方のパドルと椎骨の係合を強めることができる。ある実施形態では、少なくとも一方のパドルが、少なくとも1つの椎骨に係合するための少なくとも1つの停止構造体を有するのがよく、少なくとも1つの停止構造体は、パドルの遠位端が隣接した椎骨の中に過度に貫入するのを防止するように構成される。一対のパドルの少なくとも一方はスロットを有するのがよく、突き出しロッドはスロットに沿って移動できる。パドルは、プッシャブロックがパドルの近位端からパドルの遠位端まで移動するとき、パドルの遠位端が互いに離れて移動するように構成される。
【0007】
クラッチ部材は、その中を貫く開口部を含み、該開口部は、第1の部分と、第2の部分と、を有し、第1の部分はネジ部分を含み、第2の部分はネジの無い部分を含む。クラッチ部材は、また、第1の側部と、該側部上の少なくとも一対のポケットを含む。ハンドルは、一度に一対のポケットの一方のみに選択的に係合することができる第1の留め具を有する。クラッチ部材は、第2の側部と、該第2の側部上の第2の対のポケットと、を更に含む。ハンドルは、一度に第2の対のポケットの一方のみに選択的に係合することができる第2の留め具を有する。一実施形態では、第1および第2の留め具は、ハンドルの中に位置決めされたボール戻り止めであるのがよい。クラッチ部材は、シャフトの第1のネジ山と係合し、および係合から外れるように、移動可能にハンドルに支持されるのがよく、クラッチ部材が第1のネジ山と係合したとき、シャフトは通路内で第1の移動範囲のみ回転する。クラッチ部材は、シャフトが長手方向軸線と平行にハンドル内で摺動することのできる第1の位置と、シャフトが長手方向移動とは異なる第2の方法でハンドル内で移動することのできる第2の位置との間で移動するように、ハンドル構造に支持される。第2の異なる移動方法は、少なくとも一部にはシャフトを回転させることによるのを含む。
【0008】
インプラントを隣接した椎骨の間に挿入する方法は、長手方向軸線と、通路と、を有するハンドル構造と、ハンドルから延び且つ遠位端および近位端を有する一対のパドルと、通路内で移動可能であり、且つ少なくとも第1のネジ部分を有する部分を有するシャフトと、シャフトに作動可能に連結され、且つ脊柱インプラントに係合するように構成された前面を有するプッシャブロックと、少なくとも一部分がシャフトの第1のネジ部分に選択的に係合するためのネジ山を有するクラッチ部材と、を含むインプラント挿入器を準備するステップを含む。本方法は、インプラントをプッシャブロックに向って、且つパドルの間に挿入するステップと、パドルの遠位端を隣接した椎骨の間に挿入するステップと、インプラントがパドルの遠位端に向って移動するように、且つパドルを離して広げるように、シャフトをハンドルの通路の中で移動させるステップと、パドルを隣接した椎骨間から引っ込めるステップと、を更に含む。更に、本方法は、クラッチ部材のネジ山を移動させてシャフトの第1のネジ部分と係合させるステップを含む。その上、シャフトが第2のネジ部分を含み、且つハンドルが雌ネジを含む一実施形態では、本方法は、シャフトの第2のネジ部分をハンドルの雌ネジと係合させるステップと、シャフトをハンドルに対して回転させてプッシャブロックをパドルの間に移動させるステップと、を更に含む。パドルは、インプラントがパドルの遠位端に向って移動するときに離れて移動する。インプラント挿入器が、プッシャブロックに作動可能に連結された突き出しロッドを含む実施形態では、突き出しロッドは、シャフトが回転するとき、パドルの遠位端が隣接した椎骨の間から外へ移動するように少なくとも1つの椎骨と係合する。更に、インプラント挿入器が、プッシャブロックに作動可能に連結された突き出しロッドを含み、且つパドルの少なくとも一方が開口部を含む実施形態では、本方法は、開口部内で突き出しロッドを回転させるステップを更に含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明および本発明の更なる開発が、以下の例示的図面に更に詳細に説明される。本発明は、以下の図面を参照することによってより良く理解することができ、図面では、同一の参照番号は同一の要素を表す。図面は、単独であるいは他の特徴と組み合わせて用いることができる或る特徴を図示するための単なる例示であり、本発明は、示される実施形態に限定されるべきではない。
【0010】
図面に示す装置10は、特許請求の範囲に記載された構成要素の例である部分を有する脊柱インプラント挿入器である。かくして、挿入器10は、当業者が発明をどのように実施し且つ使用することができるかの例を含み、且つ特許請求の範囲に記載されていない限定を課すことなしに、発明の実施可能性および最良の形態を提供するためにここに記載される。かくして、図面は、挿入器の例示であり、且つ説明のためのものである。この観点において、脊柱の中にインプラントを挿入するための装置が記載され且つ図示されるが、他の位置に且つ人間以外の動物/物に挿入されるべき他のタイプのインプラントに用いてもよい。
【0011】
図1に示す挿入器10の部品は、グリップハンドル12と、シャフト14と、シャフト14の端のTハンドル16と、を含む。パドルと呼んでもよい、一対のディストラクタバネ18が、グリップハンドル12から前方に突出するのがよい。シャフト14は、グリップハンドル12の中を貫いて延び、パドル18の間にグリップハンドル12から前方に突出しているのがよい。
【0012】
プッシャブロック20が、パドル18の間に受け入れられる。プッシャブロック20は、シャフト14と連接されあるいは関連し、オペレータがTハンドル16をグリップハンドル12に向って移動させるとき、前方に駆動されるようになっている。次いで、プッシャブロック20は、脊柱インプラント22をパドル18の遠位端24の間に前方に押し、脊柱インプラントがパドル18を互いに押し離し、同時に一対の椎骨を逸らし、そしてインプラント22を椎骨内空間の中に前進させる。
【0013】
図2および3に別々に示すように、グリップハンドル12は、長手方向の中心軸線25を有するほぼ円筒形態であるのがよく、且つその両端に向って半径方向内方にテーパするのがよい。端ぐり31が、図面に見られるように右にある、グリップハンドル12の近位端32から軸線方向内方に延びるのがよい。同様の端ぐり35が、図面に見られるように左にある、遠位端36から軸線方向内方に延びるのがよい。端ぐり31、35および内穴39は、一緒になって軸線25に沿ってグリップハンドル12の中を貫いて長手方向に延びる通路41を構成するのがよい。一実施形態では、ハンドル12は、長さが約10cm乃至約15cmであるのがよい。
【0014】
他の通路43が、グリップハンドル12の中を貫いて横方向に延びるのがよい。その通路43は、長手方向通路41と交差するのがよく、長手方向軸線25に垂直な横方向軸線45上に中心を有するのがよい。一対の細いネジ穴47が、図2に最も良く示すように、横方向の通路43から反対方向に外方に延びるのがよい。また、スロット49が、グリップハンドル12の中を貫いて横方向に延び、スロット49は、図1に最も良く示すように、グリップハンドル12の長さ方向に細長いのがよい。
【0015】
シャフト14は、異なる長さおよび直径を有するいくつかの別々の部分を有するのがよい。図4に示すように、これらは、シャフト14の最大直径d1を有する近位端部分50と、最小半径d2を有する遠位端部分52と、を含むのがよい。近位端部分50は、T−ハンドル16を受け入れるように構成されるのがよい(図1)。遠位端部分52は、プッシャブロック20を受け入れるように構成されるのがよい(図1)。一実施形態では、シャフト14は、長さが約30cm乃至約40cmであるのがよい。一実施形態では、挿入器10は、長さが約35cm乃至約45cmであるのがよい。
【0016】
シャフト14の他の部分は、主長さ部分56を含むのがよく、該主長さ部分56は、2つの中間部分60と62との間に中央部分58を含むのがよい。中央部分58は、シャフト14の最も長い個別部分であるのがよく、ほぼ全長に沿って延びる第1のネジ山64を有するのがよい。中央部分58は、ネジ山64のそばに第3の直径d3を有するのがよく、ネジ山64に第4の直径d4を有するのがよい。中間部分60および62も、また、第4の直径d4を有するのがよい。より大きな直径d5を有する他の中間部分66が、近位端部分50と隣接したネジ山の無い中間部分62との間に軸線方向に延びるのがよい。シャフト14のその部分66は、最大直径d1を有する第2のネジ山68を有するのがよい。
【0017】
図5および6に拡大して詳細に示すように、プッシャブロック20は、シャフト14の遠位端部分52に取付けられるのがよく、且つリテーナリング80によってシャフト14に保持されるのがよい。プッシャブロック20の前面82は、脊柱インプラント22の向かい合った面84の輪郭に合う輪郭を有するのがよい。また、プッシャブロック20に取付けられた突き出しロッド86も、図5および6に示される。図7に分離して示すように、突き出しロッド86は、円形断面を有する中央部分88を有するのがよく、且つ卵形、楕円あるいはいかなる他の適当な断面を有する、一対のアーム90を有するのがよい。突き出しロッド86は少なくとも1つのアーム90を有するのがよいことに留意しなければならない。突き出しロッド86の中央部88は、図6に示すように、プッシャブロック20の中を貫いて延びる円形穴91に受け入れられるのがよい。アーム90は、図5に示すように、プッシャブロック20から突出しているのがよい。一対の留め具92が、突き出しロッド86をプッシャブロック20に固定するのがよい。
【0018】
1つのパドル18があってもよいしあるいは複数のパドル18があってもよい。例示的な実施形態では、挿入器10は2つのパドル18を有する。パドル18は、図示するように、単一のバネ構造体100の別々に撓む部分であってもよいし、あるいは他の実施形態では、ベースに取付けられた多数(例えば、2つ)のバネの組立体であってもよい。図8および9に示すように、バネ構造体100は、その近位端に管状ベース102を有するのがよい。パドル18は、ベース102から横方向外方に曲がり、遠位端24で先細になっている細長い板バネに似ており、且つそのように構成されるのがよい。少なくとも1つのパドル18は、ベース102の近くの鍵穴形状開口111を有する中央に配置されたスロット109を有するのがよい。開口111は、突き出しロッド86をプッシャブロック20から分離することができる手段を提供するので、交換突き出しロッドあるいは異なる形態を有する突き出しロッドを挿入器10に用いることができる。例えば、突き出しロッド86が開口111の近くあるいは中に配置されるとき、留め具92を突き出しロッド86から外し、そして突き出しロッド86をプッシャブロック20から取り外して、開口111から取り外すことができる。
【0019】
図7Aに示すように、変形例の突き出しロッド86aを挿入器10に用いることができる。突き出しロッド86aは、アーム90aおよび長手方向軸線86bを有する中央部分88aを有するのがよい。突き出しロッド86aは少なくとも1つのアーム90aを有するのがよいことに留意しなければならない。アーム90aは、中央部分88aの長手方向軸線86bに対して偏心するのがよい。更に、突き出しロッド86aは、1つ以上のくぼみ89と、溝93と、を有するのがよい。突き出しロッド86aは、例えば、くぼみ89に係合することができるボール戻り止め(図示せず)のような留め具92によってプッシャブロック20に保持されるのがよい。アーム90aが、パドル18の開口111内に配置されるとき、中央部88aは、開口111内で回転することができる。外科医は、留め具92をくぼみ89から外し、そして、突き出しロッド86aを回転させて溝93に沿って移動させる。次いで、留め具92が別のくぼみ89と係合するので、アーム90aは、パドル18の遠位端24により近くなるか、あるいはより遠くなる。そのような構造により、外科医は、椎骨間のインプラント22の皿穴深さを制御することができる。例えば、中央部88aの第1の側88bが遠位端24に面する位置では、インプラント22の皿穴深さは約3mmであり、中央部88aの第2の側88cが遠位端24に面する位置では、インプラント22の皿穴深さは約6mmである。アーム90aは、印Iの表面90bを有するのがよく、該表面90bは、突き出しロッド86aが異なる向きにあるとき、インプラント22の皿穴深さの視覚的表示を提供する。
【0020】
一対の停止構造体110が、パドル18の遠位端24の近くでスロット109の両側から突出しているのがよい。停止構造体110は、挿入器10が椎骨内空間の中へ遠くに前進しすぎるのを防止する。更なる追加として、停止部分を調節して、所望の挿入距離をあらかじめ選択することができる。例えば、器具使用者の選択で停止構造体110の遠位あるいは近位のいずれかに配置するために、停止構造体110にヒンジ止めで取付けることができるスタッドあるいはこぶによってもたらされる、2つの挿入距離オプションがあってもよい。
【0021】
各パドル18は、停止構造体110の前方位置で、互いに間隔の近接した一対の平行な細いリッジ112を更に有するのがよい。細いリッジ112は、挿入器10が手術中いままであった所から移動するのを防止する保持部分として作用する。リッジ112の各対は、隣接したスロット109によって遮られてもよいし、さもなければそれぞれのパドル18を完全に横切って延びてもよい。一実施形態では、パドル18は、長さが約17cm乃至約27cmであるのがよい。
【0022】
図10および11に示すように、バネ構造体100のベース102は、グリップハンドル12の遠位端ぐり35の中に受け入れられるのがよい。留め具114が、端ぐり35の中にベース142を固定するのがよい。グリップハンドル12の他端で、留め具116が、近位端ぐり31の中にスリーブ120を固定するのがよい。スリーブ120の雌ネジ山122(図12)は、軸線25に沿ってグリップハンドル12の中を貫いて延びる通路41内に配置されるのがよい。シャフト14は、通路41の中を貫いて軸線方向に延び且つ移動可能であり、シャフト14の第1のネジ山64が、通路41の中の雌ネジ山122から半径方向内方に間隔を隔てられている。突き出しロッド86のアーム90は、パドル18のスロット109を通して外方に突出し、プッシャブロック20がシャフト14とともに軸線方向に移動するとき、スロット109に沿って摺動することができる。
【0023】
シャフト14およびプッシャブロック20の軸線方向移動は、2つの異なる操作モードのいずれにおいても達成することができる。第1のモードでは、シャフト14は、シャフト14の(Tハンドル16に隣接した)第2のネジ山68が前方に移動して、グリップハンドル12のスリーブ120の中の雌ネジ山122と係合するまで、通路41の中を自由に摺動できる。更にプッシャブロック20およびインプラント22の前進は、Tハンドル16をグリップハンドル12に対して回転させ、シャフト14を軸線25に沿って前方にねじ込むことによって達成することができる。第2の操作モードでは、シャフト14はグリップハンドル12内の通路41の中を自由に摺動しないが、Tハンドル16を回転させてシャフト14を通路41の中にねじ込むことのみによって、軸線方向前方に移動することができる。オペレータは、グリップハンドル12に取付けられたクラッチ機構130を移動させることによって、挿入器10を2つの異なる操作モード間でシフトさせることができる。
【0024】
クラッチ機構130は、可動クラッチ部材132と、ハンドル12に作動可能に連結された一対の留め具(例えば、ボール戻り止め134)と、を含むのがよい。図13〜19に示すように、クラッチ部材132は、平らな上端面136および平らな下端面138を有する円筒部であるのがよい。クラッチ部材132の端面140および142は、図15および16に示すように、作動の印を有してもよい。一対の凹面144が、少なくとも1つの両端面136および138上に(例えば、中央に)配置されるのがよい。凹面144は、同様であるのがよく、且つ各々が、一対のポケット147および149を構成するカム面部分146(図19)を有するのがよい。図14に最も良く示すように、図示例のポケット147および149は、クラッチ部材132の長さ方向に、互いに反対側に離れて延びる涙形状を有するのがよい。
【0025】
クラッチ部材132の内面150は、通路151を構成する。内面150は、通路151の反対側に別個の部分152および154を有するのがよい。内面150の第1の側部152は、第1の軸線157に中心がある半円筒形の外形を有するのがよい。第2の側部154は、第1の軸線157から間隔を隔てた第2の軸線159に中心がある半円筒形の外形を有し、第2の軸線159の周りに部分的に延びるネジ山160を構成するのがよい。
【0026】
再び図10および11を参照すると、クラッチ部材132は、グリップハンドル12の中の横方向通路43の中を貫いて延びるのがよい。クラッチ部材132の中を貫いて延びる通路151は、グリップハンドル12の中の長手方向通路41と整合させるのがよい。ボール戻り止め134は、グリップハンドル12のクラッチ部材132に係合し、且つクラッチ部材132を保持することができる。特に、各ボール戻り止め134は、図20に示すように雄ネジ山166を有するケーシング164を有するのがよい。ボール戻り止め134は、グリップハンドル12の狭い穴47(図2)の中に、ケーシング164の端部のボール168が通路43の中へ突出する位置までねじ込まれる。クラッチ部材132が通路43内に設置されると、ボール168は両方とも、クラッチ部材132の第1のポケット147あるいは第2のポケット149のいずれかに着座される。2つの端面140および142を交互に押すことによって、オペレータは、カム面146をボール戻り止め134の抵抗に抗して摺動させて、クラッチ部材132を、ボール168が第1のポケット147内に着座する第1の位置とボール168が第2のポケット149内に着座する第2の位置との間で、前後に移動させることができる。
【0027】
クラッチ部材132が第1の位置にあるとき、ネジ山の無い内面152が、図11に示すように、シャフト14の第1のネジ山64のそばに配置される。すると、通路151の反対側の雌ネジ山160は、シャフト14にネジ切りされた第1のネジ山64から横方向に間隔を隔てられる。従って、ネジ山160はネジ山64と噛み合わず、シャフト14は軸線25に沿って自由に摺動する。
【0028】
クラッチ部材132を、第1の位置から第2の位置へ移動させるとき、クラッチ部材132のネジ山の無い内面152は、シャフト14の第1のネジ山64から離れて横方向に移動する。クラッチ部材132の雌ネジ山160は、同時に横方向に移動して、シャフト14の第1のネジ山64と係合することができる。従って、クラッチ部材132が第2の位置にあるとき、オペレータは、Tハンドル16をグリップハンドル12に対して回転させて、シャフト14をグリップハンドル12内の通路41の中へねじ込むことのみによって、シャフト14を軸線25に沿って移動させることができる。雌ネジ山160および122は、シャフト14が軸線25に沿って移動するとき、シャフト14のネジ山64が雌ネジ山160および122と同時に噛み合うように、それぞれ位置決めされ、且つ同一のピッチを有するのがよい。
【0029】
挿入器10の使用中、オペレータは、インプラント22をパドル18の間で前方に手動で摺動させ、パドル18のバネ力がインプラント22を定位置に保持するまで、パドル18を広げる。レール−溝タイプの関係が、パドル18とインプラント22との間に確立され、インプラント22を遠位方向に前進させるとき、インプラント22をパドル18と適切な整合状態に保つ。例えば、パドル18の各々は、インプラント22の外面(例えば、上面および下面)上の対応する溝に係合する複数の(例えば、2つの)レール26を有する。
【0030】
オペレータは、シャフト14およびプッシャブロック20を、プッシャブロック20の前面82がインプラント22の相補面84に係合するまで、軸線方向前方に移動させる。パドル18の遠位端24が一対の椎骨間に挿入され、且つ停止構造体110が椎骨に当接すると、プッシャブロック20の更なる前方移動が、インプラント22をパドル18の遠位端24の間に押す。これにより、パドル18を互いに離れて移動し、インプラント22の厚さによって椎骨を逸らし、同時にインプラント22を椎骨内空間の中に移動させる。もしクラッチ部材132が第1の位置にあるならば、ロッド14およびプッシャブロック20は、Tハンドル16を回転させる必要なしに、ロッド14を軸線25に沿って前方へ摺動させることのみによって、第1の移動範囲前進させることができる。
【0031】
しかしながら、もしクラッチ部材132が第2の位置にあるならば、ロッド14およびプッシャブロック20は、上述したように、Tハンドル16を回転させてロッド14をグリップハンドル12の中へねじ込むことのみによって、第1の移動範囲前進させることができる。いずれの場合でも、シャフト14の第2のネジ山68が軸線方向に移動してスリーブ120内の雌ネジ山122と係合するときに、第2の移動範囲が続く。シャフト14が第2の移動範囲前方にねじ込まれると、プッシャブロック20は、インプラント22をパドル18の遠位端24の間から追い出す。インプラント22がパドル18の遠位端24を越えて、隣接した椎骨間内に移動すると、突き出しロッド86、86aのアーム90、90aは、隣接した椎骨の外壁に係合する。シャフト14の回転により、アーム90、90aを椎骨に押しつけ、それによってパドル18が第2の移動範囲内で、椎骨の間から引っ込められる。図示した実施形態では、様々なネジ山領域によって行われる様々なネジ山移動範囲は、それぞれの領域に沿った同じ移動速度あるいはペースを果す同じそれぞれのピッチを有する。
【0032】
前述の記載および図面は、本発明の好ましい実施形態を表すが、添付した特許請求の範囲に定められた発明の精神および範囲から逸脱することなしに、様々な追加、変形および置換をなすことができることが理解されるであろう。特に、本発明は、発明の精神あるいは本質的な特徴から逸脱することなしに、他の特定の形態、構造、配置、比率で、および他の要素、材料、および部品で、具体化することができることが、当業者に明らかであろう。当業者は、本発明は、発明の原理から逸脱することなしに、特定の環境および作動要求に個々に適合された、構造、配置、比率、材料、および部品、および本発明の実施に用いられるその他の、多くの変形とともに使用することができることを理解するであろう。従って、今開示された実施形態は、全ての点において、例示的であり且つ限定されないものとして考えられるべきであり、発明の範囲は、添付した特許請求の範囲によって示され、且つ前述の記載に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】脊柱インプラントを有する脊柱インプラント挿入器の斜視図である。
【図2】図1に示す挿入器の一部の断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った断面図である。
【図4】図1の挿入器の一部の側面図である。
【図5】図1のインプラントおよび挿入器の部分の拡大図である。
【図6】図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】図5および6に示す一部の斜視図である。
【図7A】図7の部分の変形実施形態の斜視図である。
【図8】図1の挿入器の一部の側面図である。
【図9】図8に示す部分の上面図である。
【図10】或る部分を断面で示す、図1のインプラントおよび挿入器の側面図である。
【図11】図10の11−11線に沿った図である。
【図12】図1の挿入器の一部の断面図である。
【図13】図1の挿入器の一部の断面の側面図である。
【図14】図13に示す部分の上面図である。
【図15】図13の15−15線に沿った端面図である。
【図16】図13の16−16線に沿った端面図である。
【図17】図13に示す部分の部分拡大図である。
【図18】図13の18−18線に沿った断面図である。
【図19】図13の19−19線に沿った断面図である。
【図20】図1の挿入器の一部の側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脊柱インプラントに用いるための装置であって、
長手方向軸線と、通路と、を有するハンドル構造と、
通路内で移動できるシャフトと、少なくとも第1のネジ山を有する部分と、
シャフトに作動可能に連結され、且つ脊柱インプラントに係合するように構成された前面を有するプッシャブロックと、
シャフトの第1のネジ山と係合し、および係合から外れるように、移動可能にハンドル構造に支持されたクラッチ部材と、を有する、
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
ハンドル構造は、雌ネジを有し、シャフトは、クラッチ部材がシャフトの第1のネジ山と係合しあるいは外れるいずれのときにも、長手方向軸線に沿って移動してハンドル構造の雌ネジと係合できる第2のネジ山を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
ハンドルの端部から突き出た一対のパドルと、少なくともパドルの間に配置されたシャフトの一部分と、を更に含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
プッシャブロックは、受け入れ部分を有し、該受け入れ部分は、突き出しロッドを受け入れるように寸法決めされ且つ構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
突き出しロッドは、長手方向軸線を有する中央部分と、中央部分から延びる2つのアームと、を含む、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
アームは、中央部分の長手方向軸線からオフセットされている、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
突き出しロッドの中央部分は、複数のくぼみと、溝と、を含み、プッシャブロックは、突き出しロッドがプッシャブロックに対して回転できるように、くぼみおよび溝に係合するための少なくとも1つの留め具を含む、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
ハンドルから延びる一対のパドルを更に含み、パドルは遠位端および近位端を有し、パドルの遠位端は、隣接した椎骨間に位置決めされるように寸法決めされ且つ構成され、パドルの近位端は、ハンドルに作動可能に取付けられるように寸法決めされ且つ構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
少なくとも一方のパドルは、その遠位端に少なくとも1つのリッジを有する、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
クラッチ部材は、第1の部分および第2の部分を有する開口部を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
第1の部分はネジ部分を含み、第2の部分はネジの無い部分を含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
クラッチ部材は、第1の側部と、該側部上の少なくとも一対のポケットと、を更に含み、ハンドルは、一度に一対のポケットの一方のみに選択的に係合するための第1の留め具を有する、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
クラッチ部材は、第2の側部と、該第2の側部上の第2の対のポケットと、を更に含み、ハンドルは、一度に第2の対のポケットの一方のみに選択的に係合するための第2の留め具を有する、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
第1および第2の留め具は、ハンドルの中に位置決めされたボール戻り止めである、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
脊柱インプラントに用いるための装置であって、
通路を有するハンドル構造と、
通路内で移動できるシャフトと、少なくともネジ山を含むシャフトの一部分と、
近位端および遠位端を有する一対のパドルと、を含み、
パドルの近位端は、ハンドル構造に作動可能に連結され、一対のパドルの少なくとも一方はスロットを有し、
シャフトとともに移動でき、且つシャフトに連結されたプッシャブロックを含み、
プッシャブロックは、脊柱インプラントに係合するように構成された前面を有し、
少なくとも1つのアームを有する突き出しロッドを含み、
突き出しロッドは、プッシャブロックに作動可能に連結され、少なくとも1つのアームは、少なくとも一方のパドルの遠位端と近位端との間で、スロット内で移動でき、
ハンドルは、雌ネジを有し、シャフトは、シャフトが通路内で第1の移動範囲軸線方向に摺動するように、少なくとも雌ネジから間隔を隔てられた第1のネジ山を有する部分を有し、少なくともシャフトの異なる部分が、第2のネジ山を有し、第2のネジ山は、シャフトを通路内で第2の移動範囲のみ回転させるように、移動して雌ネジと係合できる、
ことを特徴とする装置。
【請求項16】
パドルは、プッシャブロックがパドルの近位端からパドルの遠位端まで移動すると、パドルの遠位端が互いに離れて移動するように構成される、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
シャフトは、シャフトを通路の中を前方に移動させるとき、第2の移動範囲が、第1の移動範囲に続くように構成される、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
クラッチ部材は、少なくともネジ山を有する部分を更に有し、クラッチ部材は、クラッチ部材が第1のネジ山と係合したときに、シャフトが通路内で第1の移動範囲のみ回転するように、シャフトの第1のネジ山と係合しおよび係合から外れるように移動可能にハンドルに支持される、請求項15に記載の装置。
【請求項19】
突き出しロッドは、プッシャブロックに解放可能に連結される、請求項15に記載の装置。
【請求項20】
少なくとも一方のパドルは、少なくとも1つの椎骨に係合するための少なくとも1つの停止構造体を有し、少なくとも1つの停止構造体は、パドルの遠位端が隣接した椎骨の中に過度に貫入するのを防止するように構成される、請求項15に記載の装置。
【請求項21】
インプラントを挿入するための装置であって、
長手方向軸線と、第1の端部と、第2の端部と、通路と、を有するハンドル構造と、
通路内で移動でき、且つハンドルの第1および第2の端部から突出したシャフトと、
シャフトに連結され、且つインプラントに係合するように構成された前面を有する、プッシャブロックと、
シャフトが長手方向軸線と平行にハンドル内で摺動することのできる第1の位置と、シャフトが長手方向移動とは異なる第2の方法でハンドル内で移動することのできる第2の位置との間で移動するように、ハンドル構造に支持されたクラッチ機構と、を含む、
ことを特徴とする装置。
【請求項22】
第2の異なる移動方法は、少なくとも一部がシャフトを回転させることによるのを含む、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
脊柱インプラントに用いるための装置であって、
通路を有するハンドルと、
各々が近位端および遠位端を有する一対のパドルと、を含み、
パドルの近位端は、ハンドル構造に作動可能に連結され、パドルは、遠位端が一緒に付勢されるように構成され、
通路内で移動できる、且つパドルの近位端を貫くシャフトを含み、
シャフトの少なくとも一部分は、ネジ山を有し、
シャフトに作動可能に連結され、且つ脊柱インプラントに係合するように構成された前面を有するプッシャブロックと、
プッシャブロックに作動可能に連結され、且つプッシャブロックから外れることができる突き出しロッドと、を含む、
ことを特徴とする装置。
【請求項24】
パドルの少なくとも一方は開口部を含み、突き出しロッドが開口部内に位置決めされるとき、突き出しロッドがプッシャブロックから外れることができるようになっている、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
パドルの少なくとも一方は、開口部を含み、突き出しロッドが開口部内に位置決めされるとき、突き出しロッドがプッシャブロックに対して回転できるようになっている、請求項23に記載の装置。
【請求項26】
インプラントを隣接した椎骨の間に挿入する方法であって、
長手方向軸線と、通路と、を有するハンドル構造と、
ハンドルから延びる一対のパドルと、を含み、
パドルは、遠位端および近位端を有し、
通路内で移動できるシャフトと、第1のネジ部分を有する少なくとも一部分と、
シャフトに作動可能に連結され、且つ脊柱インプラントに係合するように構成された前面を有するプッシャブロックと、
クラッチ部材と、を含み、
該クラッチ部材の少なくとも一部分は、シャフトのネジ部分に選択的に係合するためのネジ山を有する、
インプラント挿入器を準備するステップと、
インプラントをプッシャブロックに向って、且つパドルの間に挿入するステップと、
パドルの遠位端を隣接した椎骨の間に挿入するステップと、
インプラントを前方、すなわちパドルの遠位端に移動させて、パドルを離して広げるように、シャフトをハンドルの通路の中で移動させるステップと、
パドルを隣接した椎骨間から引っ込めるステップと、を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項27】
クラッチ部材のネジ山を移動させてシャフトの第1のネジ部分と係合させるステップを更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
シャフトが、第2のネジ部分を更に含み、ハンドルが、雌ネジを含み、前記方法が、シャフトの第2のネジ部分をハンドルの雌ネジと係合させるステップと、シャフトをハンドルに対して回転させてプッシャブロックをパドルの間で移動させるステップと、を更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
インプラントがパドルの遠位端に向って移動するとき、パドルを移動させて離すステップを更に含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
インプラント挿入器が、プッシャブロックに作動可能に連結された突き出しロッドを更に含み、前記方法は、シャフトが回転するとき、パドルの遠位端が隣接した椎骨の間から外へ移動するように、突き出しロッドを少なくとも1つの椎骨と係合させるステップを更に含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
インプラント挿入器は、プッシャブロックに作動可能に連結された突き出しロッドを更に含み、パドルの少なくとも一方は開口部を含み、前記方法は、突き出しロッドを開口部内で回転させるステップを更に含む、請求項26に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図7A】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2008−531124(P2008−531124A)
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−557112(P2007−557112)
【出願日】平成18年2月22日(2006.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2006/006191
【国際公開番号】WO2006/093737
【国際公開日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(505377463)ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (186)
【Fターム(参考)】