説明

ウィルス検出ユニット及びウィルス検出装置

【課題】容易な構成でリアルタイムにウィルスや菌を検出する。
【解決手段】供給される空気に含まれるウィルス又は菌の少なくともいずれかを捕集するフィルタ11と、供給される空気が通過するように前記フィルタを保持するフレーム12と、前記フィルタの面に沿ってテラヘルツ波を発生する発生手段13と、当該発生手段13から発生されたテラヘルツ波を受信する受信手段14とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は空気中のウィルスや菌の有無を検出するウィルス検出ユニット及びウィルス検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ウィルス保菌者を簡単に検出する方法として、ウィルス感染による発熱を計測するサーモグラフィの利用がある。サーモグラフィは簡単に利用することができるため、例えば、新型インフルエンザが流行した際にも、サーモグラフィを利用して空港で旅客からウィルス保菌者を検出したり、企業で社員からウィルス保菌者を検出したりしていた。
【0003】
また、別のウィルス検出方法として、何らかの方法でウィルスを採取してテラヘルツ波を利用して検出する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、サーモグラフィを利用する場合、ウィルス潜伏期間には発熱していない為に検出もれの問題がある。また、特許文献1に記載のテラヘルツ波を利用する場合、ウィルス(サンプル)を採取してから検出するため、検出までに時間がかかる問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−75134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、従来の方法では、ウィルスの潜伏期間には検出もれがあったり、サンプルの採取から検出までに長期間必要になる。したがって、従来の方法では早期にウィルスの保菌者を検出できず、その間に感染者が増加する問題があった。
【0007】
上記課題に鑑み、本発明は、容易な構成でリアルタイムにウィルスや菌を検出することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、供給される空気に含まれるウィルス又は菌の少なくともいずれかを捕集するフィルタと、供給される空気が通過するように前記フィルタを保持するフレームと、前記フィルタの面に沿ってテラヘルツ波を発生する発生手段と、当該発生手段から発生されたテラヘルツ波を受信する受信手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記発生手段は、前記フレームの辺に設置されており、前記受信手段は、前記フィルタを挟んで前記フレームの前記発生手段と対向する位置に設置されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、前記フレームの一辺に配置され、当該フレーム上で前記発生手段と前記受信手段とを往復移動させる駆動手段と、前記フレームの一辺と対向する辺に配置され、前記発生手段から発生されたテラヘルツ波を反射する反射手段とをさらに備えることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、前記フレームに前記フィルタに面して設置され、前記発生手段から発生されたテラヘルツ波を反射する反射手段をさらに備え、前記受信手段は、前記反射手段を反射したテラヘルツ波を受信することができる位置に設置されることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、供給される空気に含まれるウィルス又は菌の少なくともいずれかを捕集するフィルタと、供給される空気が通過するように前記フィルタを保持するフレームと、前記フィルタの面に沿ってテラヘルツ波を発生する発生手段と、当該発生手段から発生されたテラヘルツ波を受信する受信手段と、前記フィルタにウィルス又は菌が吸着されている場合のテラヘルツ波の周波数及び強度のパターンを記憶する記憶装置と、前記受信手段で受信したテラヘルツ波の受信結果のパターンに応じて前記フィルタでのウィルス又は菌の捕集を検出する検出手段と、前記検出手段でウィルス又は菌が検出されると、ウィルス又は菌が検出された旨を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、前記発生手段は、前記フレームの一辺に設置されており、前記受信手段は、前記フィルタを挟んで前記フレームの前記発生手段と対向する位置に設置されていることを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の発明は、前記フレームの一辺に配置され、当該フレーム上で前記発生手段と前記受信手段とを往復移動させる駆動手段と、前記フレームの一辺と対向する辺に設置され、前記発生手段から発生されたテラヘルツ波を反射する反射手段とをさらに備えることを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、前記フレームに前記フィルタに面して設置され、前記発生手段から発生されたテラヘルツ波を反射する反射手段をさらに備え、前記受信手段は、前記反射手段を反射したテラヘルツ波を受信することができる位置に設置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、容易な構成でリアルタイムにウィルスや菌を検出するウィルス検出ユニット及びウィルス検出装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態に係るウィルス検出装置の概略図である。
【図2】本発明の実施形態に係るウィルス検出ユニットの概略図である。
【図3】図1のウィルス検出装置で利用する検出用データの一例である。
【図4】他の実施形態に係るウィルス検出ユニットの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施形態に係るウィルス検出装置は、エアコンなどの空調機や空気清浄機に組み込んで容易に使用することができる。例えば、図1に示すように、ウィルス検出装置1は、ウィルス検出ユニット10とコンピュータ20とを備えている。ウィルス検出ユニット10は、例えば、図1に示すようなゴミや埃を除去するプレフィルタ31、触媒や放電によってウィルスや菌を分解する分解手段32、分解手段32で分解されなかったウィルスや菌を捕集する最終フィルタ33及び清澄な空気を送り出すファン34等を有する空気清浄機30内に設置される。
【0019】
図2(a)に示すように、ウィルス検出ユニット10は、空気清浄機30内に導入され、プレフィルタ31でゴミや埃が除去された空気に含まれるウィルスや菌を捕集するフィルタ11と、このフィルタ11を保持するフレーム12と、フィルタ11の面に沿ってテラヘルツ波を発生する発生手段13と、発生手段13から発生されたテラヘルツ波を受信する受信手段14とを有している。なお、ここで言うテラヘルツ波とは0.1〜10THzの電磁波を意味するものとする。
【0020】
フィルタ11は、空気中に含まれるウィルスや菌を吸着する物質が表面に塗布されていたり、ウィルスや菌を捕集するように表面が加工されている等により、ウィルス検出装置10で検出したいウィルスや菌を捕集することができる。またフレーム12は、空気がフィルタ11を通過するように配置される。例えば、フレーム12は、空気清浄機30内で空気の流れに垂直に配置されるようにフィルタ11を保持する。
【0021】
図2(a)に示すウィルス検出ユニット10は、フレーム12の一辺に複数の発生手段13が配置され、フレーム12の各発生手段13と対向する位置にそれぞれ複数個の受信手段14が配置されている例である。図2(b)に示すように、各発生手段13から発生されたテラヘルツ波は、フィルタ11の面に沿って直進し、対向する位置に配置される受信手段13で受信される。受信手段14は、テラヘルツ波の受信結果をコンピュータ20に出力する。
【0022】
コンピュータ20は、演算手段や記憶装置を有する計算機である。図1に示す例では、コンピュータ20は、フィルタ11にウィルスや菌が捕集されている場合に受信するテラヘルツ波の周波数を記憶する記憶装置21と、受信手段14で受信したテラヘルツ波の周波数に応じてフィルタ11でのウィルスや菌の捕集を検出する検出手段22と、検出手段22によるウィルスや菌の捕集の検出結果を出力する出力手段23を有している。
【0023】
記憶装置21では、受信手段14の受信結果からウィルスや菌の検出に利用する検出用データとして、図3に示す一例のように、ウィルス又は菌の種類毎の周波数と強度との関係に関するパターンを記憶している。すなわち、フィルタ11でのウィルスや菌の捕集の有無によって受信結果で特定される周波数と強度との関係が異なる。また、フィルタ11で捕集されるウィルスや菌の種類によっても周波数と強度との関係が異なる。したがって、各ウィルスや菌を捕集している際に受信されるテラヘルツ波のパターンを記憶しておくことで、受信結果からフィルタ11に捕集されているウィルスや菌の検出や種類の特定に利用することができる。ここで、検出用データでは、ウィルス検出装置1で検出対象のウィルス又は菌に関するパターンのみを含んでいればよい。したがって、一種類のウィルス又は菌のみしか検出しない場合には検出データでは1つのパターンのみ含まれ、複数の種類のウィルス又は菌のみしか検出しない場合には検出データでは複数のパターンが含まれている。
【0024】
検出手段22は、受信手段14からテラヘルツ波の受信結果を入力すると、記憶装置21に記憶されている検出用データを読み出して、検出用データの各パターンと比較して該当するパターンを抽出し、該当するパターンに応じてフィルタ11で捕集されているウィルス又は菌を検出する。また、検出手段22は、ウィルスや菌の検出結果を出力手段23に出力する。ここで、該当するパターンがない場合には、フィルタ11には該当するウィルスや菌が捕集されていないと判断することができる。
【0025】
出力手段23は、ウィルスや菌の検出結果に応じて、出力装置を介して警告等を出力する。例えば、出力手段23に出力装置としてディスプレイ(図示せず)が接続されている場合、ウィルスや菌が検出された旨や検出されたウィルスや菌の種類をディスプレイに出力させる。その他、ウィルスや菌の検出や検出されたウィルスや菌の種類に対応する色やパターンの光を出力させランプやウィルスや菌の検出や検出されたウィルスや菌の種類に対応する音を出力させるスピーカ等を接続してもよい。
【0026】
上述したように、本発明に係るウィルス検出装置及びウィルス検出ユニットによれば、フィルタにウィルスや菌を捕集し、所定のパターンと比較するという簡単な構成でウィルスや菌を検出することができる。したがって、フィルタにウィルスや菌を捕集し、これらをサンプルとして処理することなくリアルタイムに検出することができる。
【0027】
なお、ここでは、ウィルス検出ユニット10が空気清浄機30に組み込まれるものとして説明したが、取り入れた空気を処理した後に排出するものであれば、他の装置に組み込むこともできる。また、ウィルス検出装置1に空気の取込手段及び排気手段を有していれば、他の装置の内部に組み込むことなく利用することも可能となる。さらに、図示を用いた説明を省略するが、ウィルス検出装置1がノイズの影響を受けやすい場所に設置されるときには、ウィルス検出装置1は、検出手段22でパターンと比較してウィルスや菌を検出する前に、ノイズを補正する補正手段を備えていてもよい。
【0028】
〈変形例〉
続いて、図4を用いて、変形例に係るウィルス検出ユニット10について説明する。以下では、上述したウィルス検出ユニット10と同一の構成については、同一の符号を用いて説明を省略する。また、図4に示す各変形例でも、同一の構成については、同一の符号を用いて説明を省略する。
【0029】
図4(a)に示すウィルス検出ユニット10aは、フィルタ11を支持するフレーム12の一辺に発生手段13及び受信手段14の両方が配置されている。この他、ウィルス検出ユニット10aは、フレーム12の他辺に配置され、発生手段13から発生されたテラヘルツ波を反射して受信手段14に導く反射体15を有している。反射体15は、鏡等であってテラヘルツ波を反射する性質を持つ。また、ウィルス検出ユニット10aは、発生手段13及び受信手段14をフレーム12上で矢印A,Bの方向に往復移動させる駆動手段16を有している。
【0030】
ここで、発生手段13によってテラヘルツ波を発生する角度、反射体15によってテラヘルツ波を反射する角度、受信手段14によってテラヘルツ波を受信する角度を調節することで、発生手段13で発生するテラヘルツ波を受信手段14で受信することができる。
【0031】
このウィルス検出ユニット10aでは、駆動手段16を用いて発生手段13及び受信手段14を往復移動させることで、発生手段13及び受信手段14を複数有する必要がない。また、ウィルス検出ユニット10aでは、駆動手段16で発生手段13及び受信手段14を移動させることにより、発生手段13及び受信手段14を固定した場合と比較して、フィルタ11の全範囲又は高密度にテラヘルツ波が当たるようにすることができる。
【0032】
なお、図示は省略するが、フレーム12の一辺で発生手段13を駆動手段で往復移動するように設置し、フレーム12の対向する辺に別の駆動手段で発生手段13と同期して受信手段14を移動するようにしてもよい。この場合、2台の駆動手段が必要となるが、反射体15は不要になる。
【0033】
図4(b)に示すウィルス検出ユニット10bでは、フレーム12の対角線上に位置する二辺の端部に送信手段13と受信手段14とが配置されている。また、ウィルス検出ユニット10bでは、発生手段13が配置されるフレーム12の一辺に第1反射体15aを有し、この第1反射体15aに対向するフレーム12の一辺に第2反射体15bを有している。
【0034】
ウィルス検出ユニット10bでは、発生手段13から発生されたテラヘルツ波はフィルタ11に沿って進むとまず第2反射体15bで反射され、再びフィルタ11を通って第1反射体15aで反射される。その後も第2反射体15bと第1反射体15aとの間で反射を続けて最後に受信手段14で受信される。
【0035】
ここで、発生手段13によってテラヘルツ波を発生する角度、第1反射体15a及び第2反射体15bによってテラヘルツ波を反射する角度、受信手段14で受信する角度を調節することで、発生手段13で発生するテラヘルツ波を受信手段14で受信することができる。またこのとき、反射の回数が多くなるように角度を調節することで、高密度にテラヘルツ波が当たるようにすることができる。
【0036】
図4(c)に示すウィルス検出ユニット10cは、フレーム12の一辺の一端に発生手段13が配置され、発生手段13と対向する位置に受信手段14が配置されている。また、ウィルス検出ユニット10cでは、発生手段13が配置される一端から受信手段14が配置される他端までの三辺に反射体15a〜15cが配置されている。
【0037】
ウィルス検出ユニット10cでは、発生手段13から発生されたテラヘルツ波はフィルタ11に沿って進むとまず第2反射体15bで反射され、再びフィルタ11を通って第1反射体15aで反射される。テラヘルツ波は、その後も第2反射体15bと第1反射体15aとの間で反射を続け、第3反射体15cで反射されてさらに第1反射体15aと第2反射体15bとの間を反射して最後に受信手段14で受信される。
【0038】
ここで、発生手段13によってテラヘルツ波を発生する角度、第1反射体15a、第2反射体15b及び第3反射体15cによってテラヘルツ波を反射する角度、受信手段14で受信する角度を調節することで、発生手段13で発生するテラヘルツ波を受信手段14で受信することができる。またこのとき、反射の回数が多くなるように角度を調節することで、高密度にテラヘルツ波が当たるようにすることができる。
【0039】
図4(d)に示すウィルス検出ユニット10dでは、フレーム12の対角線上に位置する二辺の端部に送信手段13と受信手段14とが配置されている。また、ウィルス検出ユニット10dでは、フレーム12の全ての辺に反射体15a〜15dが配置されている。
【0040】
ウィルス検出ユニット10dでは、発生手段13から発生されたテラヘルツ波はフィルタ11に沿って進むとまず第2反射体15bで反射され、再びフィルタ11を通って第1反射体15aで反射される。テラヘルツ波は、その後も第2反射体15bと第1反射体15aとの間で反射を続けて第3反射体15cで反射されてさらに第1反射体15aと第2反射体15bとの間で反射を続け、第3反射体15dに反射される。テラヘルツ波は再び、第1反射体15aと第2反射体15bで反射されて最後に受信手段14で受信される。
【0041】
ここで、発生手段13によってテラヘルツ波を発生する角度、第1反射体15a、第2反射体15b、第3反射体15c及び第4反射体15dによってテラヘルツ波を反射する角度、受信手段14で受信する角度を調節することで、発生手段13で発生するテラヘルツ波を受信手段14で受信することができる。またこのとき、反射の回数が多くなるように角度を調節することで、高密度にテラヘルツ波が当たるようにすることができる。
【0042】
このような図4に示す変形例に係るウィルス検出ユニット10a〜10dも、図2を用いて上述したウィルス検出ユニット10と同様に、図1に示すウィルス検出装置1に利用することができる。また、このウィルス検出ユニット10a〜10dを使用した場合も、フィルタにウィルスや菌を捕集し、所定のパターンと比較するという簡単な構成でリアルタイムにウィルスや菌を検出することができる。
【符号の説明】
【0043】
1…ウィルス検出装置
10,10a〜10d…ウィルス検出ユニット
11…フィルタ
12…フレーム
13…発生手段
14…受光手段
15,15a〜15d…反射体
16…駆動手段
20…コンピュータ
21…記憶装置
22…検出手段
23…出力部
30…空調機
31…プレフィルタ
32…分解手段
33…最終フィルタ
34…ファン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
供給される空気に含まれるウィルス又は菌の少なくともいずれかを捕集するフィルタと、
供給される空気が通過するように前記フィルタを保持するフレームと、
前記フィルタの面に沿ってテラヘルツ波を発生する発生手段と、
当該発生手段から発生されたテラヘルツ波を受信する受信手段と、
を備えるウィルス検出ユニット。
【請求項2】
前記発生手段は、前記フレームの辺に配置されており、
前記受信手段は、前記フィルタを挟んで前記フレームの前記発生手段と対向する位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のウィルス検出ユニット。
【請求項3】
前記フレームの一辺に配置され、当該フレーム上で前記発生手段と前記受信手段とを往復移動させる駆動手段と、
前記フレームの一辺と対向する辺に配置され、前記発生手段から発生されたテラヘルツ波を反射する反射手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のウィルス検出ユニット。
【請求項4】
前記フレームに前記フィルタに面して配置され、前記発生手段から発生されたテラヘルツ波を反射する反射手段をさらに備え、
前記受信手段は、前記反射手段を反射したテラヘルツ波を受信することができる位置に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のウィルス検出ユニット。
【請求項5】
請求項1、2、3又は4に記載のウィルス検出ユニットと、
前記ウィルス検出ユニットのフィルタにウィルス又は菌が吸着されている場合のテラヘルツ波の周波数及び強度のパターンを記憶する記憶装置と、
前記受信手段で受信したテラヘルツ波の受信結果のパターンに応じて前記フィルタでのウィルス又は菌の捕集を検出する検出手段と、
前記検出手段でウィルス又は菌が検出されると、ウィルス又は菌が検出された旨を出力する出力手段と、
を備えるウィルス検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−21829(P2012−21829A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−158563(P2010−158563)
【出願日】平成22年7月13日(2010.7.13)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】