説明

ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。

【課題】日常的大気汚染、花粉の飛散、通常的有害ガス発生職場、火災避難時、船舶密閉タンク、等危険な現状社会での最善策は、気安めのマスクか、宇宙服のような行動制約を強いられる重厚防護服しか対応方法が無い。
【解決手段】現在の生活環境での汚染空気を呼吸している現状を、逆に、汚染大気の中で人間個人を新鮮空気で汚染大気から隔離する為に、日常行動に影響を与えない、日常の「ウエア−及び装身具等に装着の新鮮空気放散管から放散される新鮮空気の呼吸によって、汚染大気から新鮮空気によって顔等を覆い、汚染大気や花粉から身を守るものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
大気中の有害物質吸引、種々植物による花粉アレルギ−症状、職業的有害ガスの吸引、建材等によるホ−ムシック症候群、高地による酸欠症状、数えれば切りがない大気吸引による各種要因の疾病の改善策と、患者自身の肉体的及び精神的負担の軽減、同時に健常者の作業労働環境及び日常の疾病予防策の分野である。
【0002】
同時に、四季における環境生活でのク−ルビズ、或はウオ−ムビズでの自己管理的省エネルギ−、職業上での現場環境における自己保護策にも貢献する分野である。
【背景技術】
【0003】
現在の人間社会で、有害物質及びアレルギ−物質の大気中飛散度は、心肺機能に異状がある方々、或は生理的にアレルギ−体質の方々には過極環境下にあり、外出はおろか、居住区内においても、健常者では想定し得ない苦労を強いられており、防毒マスクに匹敵する程の眼鏡や保護マスクを使用せざるを得ず、老若男女で、身体的にもさる事ながら、精神的には計り知れない、社会生活に大きな負担となっている。
【0004】
同時に、通常生活や労働環境で、自然現象とは言っても黄砂の飛散や、現代社会の落とし子とも言える自動車や工場排気ガス等による身体異常の発生は、発展途上国の経済特区市をはじめ首都でさえ頻発している現状は、いかようにもしがたい。
【0005】
このような社会で、呼吸器官の疾病を防止すべく、通常のガ−ゼマスクを着用しているが効果はあまり期待できない。
【0006】
昨今、滅菌ガ−ゼ付き、或は花粉吸入防止のマスクも出回っているが、花粉アレルギ−症防止の為に鼻や喉粘膜保護のマスク着用者が増えており、明らかに花粉症宣言の印しを付けて戸外活動をする事の精神的負担に環をかけて、肉体的負担で目の炎症で涙を拭き拭き歩いている方々の心情は、推して知るべしであり、現代医学界でも解消する研究をしているものの、食餌療法や薬品服用では解決の兆しが全く無い。
【発明の開示】
【0007】
【0008】
従来の対処方法としては、大気吸引の関節療法的なマスクの部類しかなく、マスクメ−カ−は雨後の筍的に無数に存在し、マスク本体の濾過性、滅菌性にのみ充填をおいているのが現状で、本発明に類する文献は見当たらない。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
生命維持の為の大気酸素呼吸は、地球上の各国発展の工業生産過程、温暖化を含めた自然環境、自然保護の為の植林政策、これらの人為的或は自然的に、千差万別の個人体質によって、健康管理の変影響度も変わり、その為に既に各種疾病を発症している者は当然のこと、その予防処置は薬品に頼っている現状を打破することが大きな課題である。
【0010】
人為的な大気汚染は、先進国及び発展途上国といえども同様で、大気放散の有害物質は如何様にもしがたく、この汚染空気の吸入を阻止して新鮮な空気を吸入、又必要あれば数億年前の空気酸素濃度が30%に近い新鮮空気をも、日常行動を疎外せずに呼吸出来ればこの上ない朗報であろう。
【0011】
当然ながら、昨今、生活態様の変化によって増加した各種のアレルギ−発症は、その要因物質から逃避すればよい事ながら、そうすれば日常生活態様の変化と職務遂行不能をも来す為になり、やむを得ず薬品の点眼、服用、塗布に終始し、その上、重厚なマスクや眼球隔離眼鏡の着用もしいられる現状は、肉体的もさる事ながら精神的な負担の重圧に耐えざれを得ない現状の要因からの回避が大きな課題である。
【0012】
同時に、人間の生命維持における空気中の十数%しかない酸素を人間が汚染し、汚染空気を人間が吸入し、その人間が種々の身体異常を訴えて、症状緩和の為の手段として病院シェルタ−や高価な商品を購入使用するしかないが、一般人でも日常生活に影響を来さないような行動中でも、この汚染大気環境の中で常時新鮮空気吸引を可能にすれば良い。
【課題を解決するための手段】
【0013】
これらの課題を解決する為には、大気汚染改善が最善策であるが、気の遠くなるような期間経由後では現存人類の残存生命年数から見れば意味が無く、唯一の方法は、現状の汚染或は飛散の大気環境から人体を新鮮空気によって隔離するしかない。
【0014】
なぜならが、地球全体を宇宙から隔離して、しかも地球は勿論一都市でさえ、大気を入れ替えるというような技はあるはずがない。
【0015】
しかし、このままの汚染大気や飛散物の中での生活継続は、人類にとって、ましてや種々疾病発症の人間個人にとっては悲劇である。
【0016】
そこで、人類の、個人個人の段階で、健常者から疾病者迄、日常業務遂行者から運動選手、微細物性放散環境の勤労者迄、現在の生活就労環境を変えずに、汚染大気或は飛散物を回避せざるを得ないと想定する。
【0017】
もう一歩前進して、建材含有成分での疾病発病者、或は各種の大気飛散物質によるアレルギ−発症者でも、現状の制約された生活環境を従来の生活態様に戻す為にも、汚染空気の追放が不可能である限り、個人個人の身体、特に粘膜暴露の顔面全体を、新鮮空気で覆い、結果的には汚染空気を隔離したも同様である。
【0018】
大気からの回避、それも、マスクもしなければ眼鏡も着用しない状態で、それ以上の効果を発揮させる方法は、只一つ、視力や聴力或は言語の明朗さも代わらず、他人も意識し得ない現実の方法としては、新鮮空気放散幕で大気から隔離する方法しか無い。
【0019】
この新鮮空気は、圧縮空気缶に、液体空気、或は圧縮空気を充填して保持し、軟質チュ−ブで、額頭部から顔面に、或は額頭部全周から新鮮空気を減圧して顔面時には首方向に放散し、目、鼻、喉の粘膜を汚染大気から隔離して、新鮮な放散空気を鼻から吸入することが最善である。
【0020】
当然ながら、固定位置での作業による有害ガス吸入防止では、固定の空気供給管から、軟質チュ−ブで額頭部から顔面に、或は全周から新鮮空気を減圧して放散して健康被害を防止すればよく、労働への影響は全く無い。
【0021】
額頭部から下に向けて放散する新鮮空気の装着方法は種々あり、屋内や、夏期の屋外では日よけのサンバイザ−のつば部位や時には全周、或は専用の頭部位バンド、冬期には防寒帽、防寒服等々、如何様にも装着は可能である。
【0022】
同時に、現在市販品の、顔全面を覆うようなマスクや重厚な眼鏡の装着は、当該者にとっては対外的に精神負担の面が大きく、本発明のサンバイザ−或はつば付きの帽子の装着によって、逆にスタイリッシュ的感覚になり、思春期的年齢によっては、逆に新鮮空気放散管装着のサンバイザ−や帽子、或ははち巻きのヘア−バンド等のデザイン選択の興味まで沸きだし、従来外出時の精神的落ち込みも解消されることは間違いない。
【発明の効果】
【0023】
身体的苦痛は健常者にはわからず、精神的な面においても勿論、本発明の着用により、大きな負担を解消することになるが、以下その効果を列挙する。
【0024】
1、アレルギ−体質である発明者個人の感覚で「如何なる重厚なマスクを着用しても効果が無かった」発症が、本発明によって症状が停止し、解放感さえ生まれた。
【0025】
2水中眼鏡にも匹敵するアレルギ−症対応眼鏡は、社会的立場の人間で着用不能で、その為に絶えず涙を拭く煩雑さと、面会者対応での各種誤解発生が解消した。
【0026】
3、大気アレルギ−物質吸入過程での薬品服用は、効果が遅々として進まなかったが、本発明着用で、症状消滅は歴然としている。
【0027】
4、開発という職務柄最重要課題の発想能力が、アレルギ−発症時の思考力減退が解消した。
【0028】
5、夏期のサンバイザ−使用経験は無かったが、購入に当たってデザインやファッション気質への関心が想像以上に高まった。
【0029】
6、東南アジアで首都での大気汚染状況は想像を絶するもので、自動車或は工場排気で、近距離景観でも目視不能な霞み状態の中、市街地を市民全員がマスク着用で通行している状況で、渡航中は健康管理面からも本発明の着用を励行したが、すれ違う第三者は、本発明着用には全く気がつかず、親切にも、マスク着用を促される場面も発生した。
【0030】
7、同様な環境下の先進国を含めた各工場、例えば指輪やネックレス製造工場の一角で行われている金属溶着作業に使用する有害ガス発生の顔面側近での手仕事は、いくら局所排気設備があっても作業の特質から強力排気は出来ず、マスク装着では有害ガス吸入は阻止できず、経年累積での身体異常発生を否定は出来ないが、本発明着用では顔面を新鮮空気で追われているので、薬品臭気さえも感じられなかった。
【0031】
8赤道直下の極暑地域での直射日光を浴びることの過極さは推して知るべしであるが、先進国でも火炎環境、高温環境下での労務は脱水症状さえ起き得ることで、現状の、作業に影響ある重厚な断熱服着用を止めて、軽量化した服装で洋服内部に柔軟チュ−ブを装着し、同時にヘルメットへの装着を行い、絶えず新鮮空気を放散することによって、快適環境での作業に一変することは言うまでも無い。
【0032】
9、同時に新鮮空気を送気する段階に、電子回路による軽量簡便なペルチェ素子で、温熱或は冷却した新鮮空気を供給すれば、環境の寒暖による体力減退にも対応可能であり、ク−ルビズやウオ−ムビズによる小エネルギ−にも貢献する。
【0033】
10、これらの他、医療用としては、重症患者以外では、危険域をはずして酸素濃度をあげ、新鮮酸素放散吸入での治療効果も期待できる。
【0034】
11、最も大切な、人間の社会的行動の制約無しで、本発明を装着して運動をも可能にして、登山や陸上練習による酸素供給には、酸素濃度変更で、平地にいながら高地対応トレ−ニングから、高地での体力維持の為の高酸素濃度の新鮮空気供給も可能である。
【発明の実施する為の最良の形態】
【0035】
「請求項1」は、「図1」の様に、ウエア−及び装身具、例えばサンバイザ−のひさしつばの裏側部位に複数の空気放散孔又は開口溝(1)がついた、軟質又は硬質の新鮮空気放散管(2)を、固着するか或は脱着可能な方法で装着し、吹き出す新鮮空気(6)が顔面に僅かに、かする程度の位置で装着した。
【0036】
その理由は、自然動作の中で、サンバイザ−の位置ずれによる新鮮空気(6)の顔面離脱度を少なくする為である。
【0037】
この新鮮空気放散管(2)と新鮮空気供給源(5)とをワンタッチ脱着開閉弁(4)にを経由して送気管(3)で接続する。
【0038】
新鮮空気供給源(5)は「請求項3」記載の携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)が、又定位置作業のような場合には固定設備空気圧縮機の新鮮空気供給源(5)を使用する。
【0039】
この新鮮空気放散管(2)から顔面寸前を吹きつけ通過する新鮮空気(6)の放散膜によって、気中有害物質(7)を顔面から遮断し、絶えず新鮮空気(6)を鼻腔及び口腔から吸入し、当然ながら眼球への気中有害物質(7)の付着をも防止した。
【0040】
「請求項2」は、「図2」の様に、顔面に受ける風圧の大小で異なる新鮮空気供給源(5)が適正圧力供給でない場合、又顔面の正面及び側面等で新鮮空気放散管(2)の放散圧力を変化させる場合には、放散空気量調整弁(8)を適正個所に設置して流量調整すると同時に、放散角度調整管(9)の手動調整で新鮮空気放散の方向をも調整することによって、機能効果の維持昂進を図るものである。
【0041】
「請求項3」は、「図3」「図4」の様に、前述の通り、屋外行動における新鮮空気供給源(5)の所持で、それを可能にする為の携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)で、充填空気種類は、加圧空気と液体空気の二種があり、短時間の使用は加圧空気で、又長時間の使用は液体空気を充当すればよい。
【0042】
「請求項4」は、「図5」の様に、新鮮空気貯留缶(10)の内部充填交換による経費節減の為に、汚染空気濾過装置(11)を通過吸引した空気を、濾過空気供給ファン(12)で、新鮮空気放散管(2)によって放散し、汚染空気吸入から離脱するものであるが、この場合には送気管(3)や新鮮空気放散管(2)の口径を不徳せざるを得ない。
【0043】
携帯の場合は当然ながら駆動電池の携帯と、電池消耗後の充電は行う。
【0044】
「請求項5」は、「図6」「図7」の様に、定位置での有害空気環境の中での作業場合、或は行動範囲が部屋内の場合、送気管(3)が柔軟性を持ち、或る程度の長さがあれば、自由に行動が可能で、当然ながら、送気管(3)は、新鮮空気放散管(2)に結続されて、空気放散孔又は開口溝(1)から新鮮空気が放散される。
【0045】
「請求項6」は、「図8」の様に、図新鮮空気放散管(2)が、ウエア−及び装身具等に固定化装着されてもよいが、外出目的によってはウエア−及び装身具等の着用変更は当然であり、その場合に、新鮮空気放散管(2)の脱着つけ替えもあり得ることから、マジックテ−プ或は釦形式等で、簡単に脱着可能とさせたものである。
【0046】
「請求項7」は、「図1」に一例として記載の様に、ウエア−及び装身具等としてのサンバイザ−(14)に新鮮空気放散管(2)を装着したものであり、ひさしつばの裏側の額側近部位から、ひさしつばの先端迄の適当な位置を選べば良く、新鮮空気の放散風の顔面への接触度合いの問題で、効果には江お経は無い。
【0047】
この場合、顔面周囲に新鮮空気(6)を放散して顔面寸前でエア−カ−テンを構成して汚染大気から顔面隔離で新鮮空気での呼吸保護であるが、外耳及び鼓膜破孔の場合の中耳への異常物質の侵入防止と、首筋に放散して、通常は肩部位に多く付着する汚染物質の清浄化と清涼感覚も付加する事で健康管理に有効である。
【0048】
サンバイザ−(14)のひよけつばの裏側に、つばの先端から額接触部位の間の適当な位置に、新鮮空気放散管(2)が装着されるが、その意味は、世界中の人種によっては高い鼻の人種の場合と、発明者の様にそうでない人種を同一の位置で新鮮空気放散管(2)を設置することの矛盾もあるからである。
【0049】
「請求項8」は、「図9」の様に、帽子(18)に新鮮空気放散管(2)が装着されたもので、つばのある帽子とつばの無い帽子もあるが、これも「請求項7」同様に、つばの先端から額接触部位迄の適切な位置を設定して装着する。
【0050】
サンバイザ−(14)及び帽子(18)においても、ファッション的感覚での選択で、精神的余裕が生じて、楽しさ迄生まれてくる。
【0051】
「請求項9」は、「図10」の様に、サンバイザ−(14)や帽子(18)に代わってはち巻き(19)に新鮮空気放散管(2)が装着されたものであるが、はち巻き(19)といっても、髪押さえバンド類もあり、当然ながら額頭部位に装着となる為に、この場合は空気放散孔又は開口溝(1)には放散角度調整管(9)の装着が望まれるが、実施例では、放散角度調整管(9)にすずらん花やつりがね草花の造花によってデコレ−ションし違和感の解消をした。
【0052】
「請求項10」は、「図11」の様に、ウエア−及び装身具等としての上着(20)裏側の肩部位、袖内部、或は背中に新鮮空気放散管(2)が装着され、新鮮空気が上着の裏側で放散されたものである。
【0053】
新鮮空気放散管(2)の空気放散孔又は開口溝(1)の数と位置は、使用目的によって変化する。
【0054】
同時に、放散空気の種類管理も、乾燥、加湿、高酸素、低酸素、静電気帯電防止、皮膚病等の薬品添加、加温、冷却等々による場合がある。
【0055】
新鮮空気供給源(5)は、携帯移動の新鮮空気貯留缶(10)及び固定設備の供給源の場合もある。
【0056】
「請求項11」は、「図12」の様に、ウエア−及び装身具等としてのズボン(24)裏側の大腿部位及びすね部位に新鮮空気放散管(2)が装着され、必要な個所に新鮮空気が放散されたもので、目的は「請求項10」の上着と同様である。
【0057】
「請求項12」は、「図13」の様に、ウエア−及び装身具等として上着(20)、ズボン(24)、長靴或は通常靴(27)、手袋(28)等の内側に新鮮空気放散管(2)が装着され、長靴或は通常靴(27)は靴先端指部位、或は土踏まず部位等の必要な個所に新鮮空気が放散されたものである。
【0058】
「請求項13」は、「図14」の様に、ウエア−及び装身具としての眼鏡縁(29)の上部又は下部に装着されて、眼球及び鼻腔及び口腔からの汚染大気吸入を阻止するものであるが機能比較的には「請求項7乃至9」のサンバイザ−(14)用の方が有利であるが眼鏡着用者には、眼鏡縁(29)に装着すれば、それなりの効果はあった。
【0059】
「請求項14」は、新鮮空気放散管(2)の空気放散孔又は開口溝(1)から放散の新鮮空気(6)の乾燥度を上げて、ドライエア−として供給するもので、湿度大気中の相対湿度が90%以上ある場合の環境で、ウエア−及び装身具の頭部から脚部全般に新鮮空気放散管(2)を装着して放散する事によって、装着者の行動過程の発汗を防止し、体内水分の適正化に基づいて血液流度を維持し、体内結石防除効果もある。
【0060】
「請求項15」は、この新鮮空気(6)の除湿乾燥方法として、携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)に充填する新鮮空気(6)自体をドライエア−にして充填するか、乾燥剤経由、或は固定設備の新鮮空気供給源(5)の場合はチ−リングユニット等で除湿した空気の供給をする事もある。
【0061】
「請求項16」は、加湿空気(31)で、大気が過乾燥の場合の皮膚を乾燥から守るもので、特に皮膚疾患の場合に有効性が高く、同時に風邪ウイ−ルスの飛散付着吸入防止にも有効である。
【0062】
「請求項17」は、新鮮空気(6)の湿度を上げるため、携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)に充填する新鮮空気(6)自体を加湿空気にして充填するが、或は固定設備の新鮮空気供給源(5)の場合は、水槽内の水中に放散して加湿した空気の供給をする事もあるが、超音波加湿装置併用が望ましい。
【0063】
「請求項18」は、新鮮空気(6)を高酸素濃度(34)と低酸素濃度(35)にするには、携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)に充填する新鮮空気(6)自体を高濃度と低濃度にした新鮮空気(6)を充填するか、固定設備の新鮮空気供給源(5)の場合も、窒素と酸素野割合を調整した新鮮空気(6)の供給をする。
【0064】
「請求項19」は、現在簡単に製作出来る超小型で超軽量な3000Vから5000Vのプラズマ発生装置を併用し、新鮮空気放散管(5)によって、プラズマによるプラスとマイナスの両者のイオンを発散させ、その電荷イオン放散によって滅菌作用の効果を加え持ち、同時に人体の電荷バランスを採って静電気帯電防止の機能も有効である。
【0065】
「請求項20」は、新鮮空気(6)の中に、病気治療薬品(37)を超音波気化装置等で気化して同時放散も良く、携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)に種類によっては気化混合充填する事も出来、或は超音波素子の発振装置等で薬品気化装置を併合するか、固定設備の新鮮空気供給源(5)の場合も同様の供給をする。
【0066】
現状の医薬品では、気化薬品は咽喉吸入吸入薬が種であるが、乳幼児の場合には医薬業の吸入器が不可能で自然呼吸吸入が最善であり、健常者においても近い将来ではストレス解消等の開発商品が生まれることは間違いない、
【0067】
「請求項21」は、新鮮空気(6)の中に、神経性病気治療或は健常者のストレス解消等の目的で、アロマセラピ−分野として、ハ−ブ香料分子を気化して放散する芳香療法で、携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)に混合充填するか或は薬品気化装置を併合するかどちらかで、固定設備の新鮮空気供給源(5)の場合も同様の供給をする。
【0068】
当然ながら化学薬品による香料は出来れば極力使用せず、安全な植物抽出香料による芳香であるが、時には、身体に塗布する香水同様の効果目的にも使える。
【0069】
「請求項22」は用途目的に応じて、加温空気(37)、又は冷却空気(38)のいずれかの新鮮空気(6)の供給で、一例では製鉄所の高温作業には冷却空気(38)を、冷凍倉庫等では加温空気(37)を放散することによって、身体江緒保護する事も使用例である。
【0070】
「請求項23」は、加温装置(39)が、携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)の周囲を酸化鉄粉酸化発熱剤で覆い、或は場合には炭素による電気抵抗発熱で十分であるが、既設の固定設備の新鮮空気供給源(5)の場合はニクロム線電気発熱が簡単である。
【0071】
「請求項24」は、冷却装置(40)に、携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)の周囲を氷又はドライアイスで覆うのが簡単で、固定設備の新鮮空気供給源(5)の場合は、チ−リングユニットを使用すればよい。
【0072】
「請求項25」は、電気回路でペルチェ素子を使用し、加温と冷却の両者が効率よく使用でき、体温的に超高温或は極冷の必要も無く、しかも電気回路であることから軽量で、携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)の加温と冷却には十分に使用可能であった。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】サンバイザ−に装着例の、携帯用の新鮮空気貯留缶による、新鮮空気供給装置の斜視図、一部透視図である。
【図2】サンバイザ−に装着例の、携帯用の新鮮空気貯留缶による、放散空気流量調整弁及び放散角度調整管付きの、新鮮空気供給装置の斜視図、一部透視図である。
【図3】携帯用の新鮮空気貯留缶に充填した空気種類が加圧空気充填の断面図である。
【図4】携帯用の新鮮空気貯留缶に充填した空気種類が液化空気充填の断面図である。
【図5】新鮮空気供給源が、空気濾過装置経由で濾過空気供給ファンの斜視図である。
【図6】新鮮空気供給源が、固定設備の一例として加圧空気固定配管により、柔軟性をもった送気管で自由行動が出来、前つば付きの帽子に、新鮮空気放散管を装着の、上視図一部透視図である。
【図7】「図6」の、帽子部位のA−A断面図である。
【図8】新鮮空気放散管が脱着可能構造の一例として、ウエア−側固着用と新鮮空気放散管側固着のマジックテ−プ脱着方式の斜視図である。
【図9】新鮮空気供給源が、空気濾過装置経由で濾過空気供給ファンによって全周つば付きで、額頭部全周から新鮮空気を放出する帽子の、斜視図一部透視図である。
【図10】新鮮空気放出管が、はち巻きの一例として、樹脂製のヘア−バンドに装着した斜視図である。
【図11】新鮮空気放出管が、上着の背中、肩、袖の内部に装着した斜視図、一部透視図である。
【図12】新鮮空気放出管が、ズボンの大腿部、ひざ脚部の内側に装着した斜視図、一部透視図である。
【図13】新鮮空気放出管が、上着、ズボン、手袋、靴の内側に装着した斜視図、一部透視図である。
【図14】新鮮空気放出管が、眼鏡の縁に装着した斜視図、一部透視図である。
【符号の説明】
【0074】
1 空気放散孔又は開口溝
2 新鮮空気放散管
3 送気管
4 脱着開閉弁
5 新鮮空気供給源
6 新鮮空気
7 気中有害物質
8 放散空気流量調整弁
9 放散角度調整管
10 新鮮空気貯留缶
11 空気濾過装置
12 濾過空気供給ファン
13 脱着可能構造
14 サンバイザ−
15 ひよけつば部位
16 額頭部全周部位
17 顔面
18 帽子
19 はち巻き
20 上着
21 肩部位内側
22 袖内部
23 背中内部
24 ズボン
25 大腿部部位
26 ひざ脚部位
27 長靴或は通常靴
28 手袋
29 眼鏡縁
30 乾燥空気
31 加湿空気
32 高酸素濃度
33 低酸素濃度
34 プラズマ電荷イオン発生器
35 病気治療薬品
36 無害香料
37 加温空気
38 冷却空気
39 加温装置
40 冷却装置
41 ペルチェ素子冷暖電気制御

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウエア−及び装身具に、複数の空気放散孔又は開口溝(1)を持った新鮮空気放散管(2)が装着され、送気管(3)を経由して、脱着開閉弁(4)により、新鮮空気供給源(5)に結続で、常温常湿無添加、或は温冷、乾湿、各種添加等の新鮮空気(6)を身辺に放散して、気中有害物質(7)の呼吸吸引及び付着防止、又は疾病対象或は身体の外気環境対応の為の、空気放散管がウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項2】
複数の空気放散孔又は開口溝(1)の全部又は一部に、放散空気流量調整弁(8)、及び放散角度調整管(9)の単独又は両者を装着した、請求項1記載の空気放散管がウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項3】
新鮮空気供給源(5)が、携帯可能な新鮮空気貯留缶(10)で、その中に充填する空気種類は加圧空気充填或は液化空気充填の請求項1乃至2記載の、空気放散管がウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項4】
新鮮空気供給源(5)が、携帯可能な空気濾過装置(11)がついた濾過空気供給ファン(12)の、請求項1乃至3記載の、空気放散管がウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項5】
新鮮空気供給源(5)が、固定設備圧縮機による新鮮空気供給源(5)で、送気管(3)が柔軟性を持っていて移動が可能な、請求項1乃至2記載の、空気放散管がウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項6】
新鮮空気放散管(2)が、ウエア−及び装身具に、新鮮空気放散管(2)が脱着可能構造(13)で装着の、請求項1乃至5記載の、新鮮空気放散管がウエア−及び装身具に新鮮空気放散管(2)が装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項7】
新鮮空気放散管(2)が、ウエア−及び装身具としてのサンバイザ−(14)のひよけつば部位(15)又は額頭部全周部位(16)に装着されて、顔面(17)又は額頭部全周部位(16)から下部位に向けて新鮮空気(6)放散の、請求項1乃至6記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項8】
新鮮空気放散管(2)が、ウエア−及び装身具としての帽子(18)のひよけつば部位(15)又は額頭部全周部位(16)に装着されて、顔面(17)又は頭部全周部位(16)から下部位に向けて新鮮空気(6)放散の、請求項1乃至6記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項9】
新鮮空気放散管(2)が、ウエア−及び装身具としてのはち巻き(19)の額頭部全周部位(16)又は顔面(17)上部位に装着されて、顔面(17)又は頭部全周部位(16)から下部位に向けて新鮮空気(6)放散の、請求項1乃至6記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項10】
新鮮空気放散管(2)が、ウエア−及び装身具としての上着(20)の肩部位内側(21)、袖内部(22)、背中内部(23)に装着されて、その一部位又は複数部位に、新鮮空気(6)放散の、請求項1乃至6記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項11】
新鮮空気放散管(2)で、ウエア−及び装身具としてのズボン(24)の大腿部部位(25)或はズボンのひざ脚部位(26)に装着されて、その全域に新鮮空気(6)放散の、請求項1乃至6記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項12】
新鮮空気放散管(2)が、ウエア−及び装身具としての上着(20)、ズボン(24)、長靴或は通常靴(27)、手袋(28)等の内部に装着されて、内部に新鮮空気(6)放散の、請求項1乃至6記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項13】
新鮮空気放散管(2)が、ウエア−及び装身具としての眼鏡縁(29)に装着されて、新鮮空気(6)を顔面(17)に放散する、請求項1乃至6記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項14】
新鮮空気(6)が、乾燥剤或は空気乾燥設備で処理された乾燥空気(30)の、請求項1乃至13記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項15】
新鮮空気(6)の、乾燥空気(37)の除湿方法が、新鮮空気貯留缶(10)に既に処理された乾燥空気(37)を充填するか、水分吸着乾燥剤経由で、或は他の設備で処理された乾燥空気(37)の、請求項1乃至13記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項16】
新鮮空気(6)が、超音波発振器等で加湿された加湿空気(31)の、請求項1乃至13記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項17】
新鮮空気(6)の、加湿空気(31)の加湿方法が、新鮮空気貯留缶(10)に既に処理された加湿空気(31)を充填するか、水中放散加湿機等による、請求項1乃至13記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項18】
新鮮空気(6)が、高酸素濃度(32)或は低酸素濃度(33)の、請求項1乃至17記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項19】
新鮮空気(6)に、静電気帯電防止のプラズマ電荷イオン発生器(34)を添加装着した、請求項1乃至18記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項20】
新鮮空気(6)に、病気治療薬品(35)を蒸散添加した、請求項1乃至19記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項21】
新鮮空気(6)に、ハ−ブ等の無害香料(36)を添加した、請求項1乃至20記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項22】
新鮮空気(6)が、加温空気(37)、或は冷却空気(38)の、請求項1乃至21記載の、ウエア−及び装身具に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項23】
新鮮空気(6)の、加温装置(39)が、酸化鉄粉酸化発熱、炭素による電気抵抗発熱、及びニクロム線電気抵抗発熱により、送気管(3)或は新鮮空気供給源(5)を冷却する、請求項1乃至21記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項24】
新鮮空気(6)の、冷却装置(40)が、氷又はドラオアイス、或は市販の化学的冷却パックにより、送気管(3)或は新鮮空気供給源(5)を冷却する、請求項1乃至21記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。
【請求項25】
ペルチェ素子冷暖電気制御(41)により、新鮮空気(6)を加温又は冷却する、請求項1乃至24記載の、ウエア−及び装身具等に装着可能な新鮮空気供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−301317(P2007−301317A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−156609(P2006−156609)
【出願日】平成18年5月8日(2006.5.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(591220148)伸洋産業株式会社 (69)
【Fターム(参考)】