説明

エコ便座シート&暖房便座

【課題】 従来の暖房便座は一般家庭用電源100ボルトを使用し、スイッチにより切り替え、強、中、弱の温度で便座を暖めているが、常に電源を入れておかないと機能しない為に一般家庭においては大変不経済であった、更に故障などすると電気回路等が細かいため、修理代も嵩んでしまう問題がある。
【解決手段】 太陽熱を、稼動部分がまったくなくメンテナンスが不要の太陽電池より採り入れ、充電制御、バッテリーに充電し変換機を経て本発明のエコ便座&暖房便座内に組み込まれたコードヒーター本体を覆った毛布等に使用されるオーガニックオットンに通電し、常時低電圧DC12Vにて本発明のエコ便座&暖房便座を温め、更にAC100V電気製品にも切り替えできることを特徴とした太陽熱使用のエコ便座&暖房便座であり、一般家庭の電気消費量の削減と環境保全に貢献ができるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術の分野】
【0001】
本発明は、既存の住宅及び新築住宅における一般家庭に太陽熱を使用した便座シート及び暖房便座に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、便座には暖房を必要としない普通便座、家庭用電源AC100Vに接続した暖房便座、シャワーウオッシュレットと一体化になっている暖房便座がある。
【0003】
従来の便座シートには便蓋に発光部を儲け利用者の検知手段により放射熱により便座シートの表面を温めるものがある。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
従来、便座シートは暖房装置のない普通便座上に主に毛質等で作られて使用されていたが冬季には冷たく感じ座り心地が悪い問題点があった。
【0005】
従来の暖房便座及び便座シートなるものは常に電源の入れておく不経済な問題点があった。
【0006】
家庭用電源を使用しているため停電時には機能しなく、更に電源を入れても温まるのに時間が掛かる問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】 特開2000−107083
【特許文献2】
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】
【非特許文献2】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
以上に述べた従来の暖房便座及び便座シートは家庭用電源から成り常時電源を入れておかなければならず大変不経済であった。
【0010】
暖房便座は停電時やスイッチを切ってしまうと機能せず、スイッチが入っても温まるまで時間が掛かり大変不便を感じることがあった。
【0011】
普通便座は便座にカバーを掛けたりしても冬季には冷たく感じ座り心地も良くないものであった。
【0012】
従来の暖房便座、便座シート(例えば、文献1参照)は故障などした場合電気系統が複雑なため修理するのに修理代が嵩むものであった。
【0013】
本発明は、このような従来の問題点を解決しようとするものであり、一般家庭の消費電力を最小限に抑え、環境保全に貢献することを目的とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
既存住宅(又は新築住宅)の屋根、ベランダ、庭等に本発明のエコ便座シート&暖房便座を暖めるのに必要な能力の太陽電池を南向きに10度から40度の角度に設置し、太陽熱を太陽電池から充電制御装置を経て充電したバッテリーから独立型回路図(図3)より低圧DC12Vより本発明のエコ便座シート&暖房便座に電源を常時供給し温め、通常使用の家庭用電源AC100Vのスイッチを切り使用するものである。
【0015】
本発明のエコ便座&暖房便座は雨期等により長時間電圧が不足になった場合は通常使用している暖房便座のスイッチを入れて使用することにより本発明のエコ便座シート&暖房便座が通常使用している暖房便座の上に密着しているため熱伝導により取り外すことなく暖められるものである。
【0016】
太陽電池は稼動部分がまったくないため、長期にわたってメンテナンスが不要で耐久性が長いことを特徴としているため、故障、修理代が抑えられるものである。
【発明の効果】
【0017】
上述したように本発明のエコ便座&暖房便座は一般家庭の通常使用されているAC100Vの電源を使用せず太陽熱より電源を供給したエコ便座&暖房便座であり更に変換機によりAC100V製品にも使用可能にし、一般家庭の電気消費量を軽減させ環境保全に貢献できるものである。
【0018】
使用する電気製品によって電力や電圧が足りない場合は、複数のパネルを直列か並列に繋いで適合させ、電圧変換プラグ、更にバッテリーなど増設などしてトイレ内の室内灯にも使用できるものである。
【0019】
天候によっては電気出力に変動があり、定期的に電気を取り出すためにバッテリーを使用するがこの場合夜間になるとバッテリーから太陽電池パネルへ電流が逆流し、電池パネルを、傷めてバッテリーのロスや寿命を短くするため、間に電流の逆流防止のダイオードを入れるものである。
【0020】
梅雨時はACアダプタを使用して100Vより低圧で使用できることを特徴としたエコ便座シート&暖房便座で経費節減により経済的にも貢献できるものである
【0021】
従来既存の住宅及び新築住宅においても、全ソーラーシステムを取り入れるには、大変な費用を要さなければならない為、なかなかシステムには取り組めないのが現状である、本発明のエコ便座シート&暖房便座は、使用量の多いトイレに簡単に費用も安価で、できることを特徴とした本発明のエコ便座シート&暖房便座である。
【0022】
従来の既存の普通便座、及び暖房便座の種類に合わせて製造ができ、既存の便座を取り外すことなく、既存の便座の上に載せて固定するだけで使用できる本発明のエコ便座シート&暖房便座である、
【0023】
普通暖房便座、既存のウォッシュレットと一体化になっている暖房便座は便座だけが取り外すことができるため、本発明のエコ便座シート&暖房便座の厚みを既存の便座に合わせて製造することによりエコ暖房便座にもなるものである。
【0024】
最大動作電力70W・最大動作電圧15.81V・最大動作電流4.43A・開放電圧20.4V・短絡電流4.87A・寸法1200×530×35mm・重量8.5kg位のソーラーパネルを使用すれば、ソーラー発電時間(電池の残量が半分の場合)拡張用アシストバッテリーを含む:約4時間、20Wの電気製品で、約25時間使用できるものである。
【0025】
全国既存の住宅に本発明のエコ便座シート&暖房便座の取り付けを奨めていくことにより、大きく地球環境保護に貢献できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】 本発明のエコ便座シート&暖房便座にコードヒーター、コードヒーター本体、オーガニックコットンの組み込まれる位置図。
【図2】 本発明のエコ便座シート&暖房便座にコードヒーター、コードヒーター本体、オーガニックコットンの組み込み完成図
【図3】 本発明のエコ便座シート&暖房便座に接続する独立型回路図
【図4】 本発明のエコ便座シート&暖房便座に組み込まれるコードヒーター、コードヒーター本体、オーガニックコットンの詳細図
【図5】 電磁波を抑える電流の詳細図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明のエコ便座シート&暖房便座の実施の形態について図面を参照にして説明する。
【0028】
エコ便座シート&暖房便座上部(2)とエコ便座シート&暖房便座下部(3)との間の空間(4)に図4と図5が一体化されたオーガニックコットン(5)をエコ便座シート&暖房便座の上部(2)下部(3)内側に組み込む
【0029】
コードヒーター(6)コードヒーター本体(7)を覆ったオーガニックコットン(5)はエコ便座シート&暖房便座の上部(2)下部(3)の内側に密着させるものである
【0030】
太陽電池(A)よりバッテリー(B)からエコ便座シート&暖房便座に接続しうる各装置(図3)を経てエコ便座シート&暖房便座に接続通電(12)するものである。
【0031】
体に有害な磁場をカットするため、電流の向きa方向(9)片方を、b方向(10)に異なる2本の熱線を交互に巻きつけることにより電磁波(磁界)(11)を互いに打ち消し合い磁界の発生を抑えるものである。
【0032】
本発明のエコ便座シート&暖房便座の内側上部(2)下部(3)の空間(4)に組み込まれるコードヒーター(6)コードヒーター本体(7)を覆っているオーガニックコトン(5)は電気毛布等に使用されている材質であるが、伝熱効率が良い材質であれば、材質にはこだわらないものである。
【符号の説明】
【0033】
1 本発明のエコ便座シート&暖房便座
2 本発明のエコ便座シート&暖房便座上部
3 本発明のエコ便座シート&暖房便座下部
4 本発明のエコ便座シート&暖房便座上部下部内側の空間
5 コードヒーター・コードヒーター本体・オーガニックコットン組み込み
6 コードヒーター
7 コードヒーター本体
8 オーガニックコットン
9 a、方向の電流の流れ
10 b、方向の電流の流れ
11 電磁波
12 太陽電池接続コード
A 太陽電池
B バッテリー
C シューズ
D 電圧計
E 電流計
F スイッチ
G ダイオード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便座シートに成りえる伝導効率のよい材質の薄いポリエチレン等を既存の便座の型に打ち抜き、製造した上下の内側にコードヒーター本体を、毛布等に使用するオーガニックコットンで覆い内側上下に密着させ組み込み、完成した便座シートを既存便座の上に敷き、太陽熱を太陽パネルに採り入れ、太陽パネルから独立型の回路を介し、本発明のエコ便座シート&暖房便座に通電し、DC12Vの電圧を常時供給し便座シートを温め、更にAC100V電気製品にも切り替え、使用可能なことを特徴とする太陽熱使用のエコ便座シート&暖房便座。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−279657(P2010−279657A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−149130(P2009−149130)
【出願日】平成21年6月3日(2009.6.3)
【出願人】(509176983)
【Fターム(参考)】