説明

エレベーター装置

【課題】
本発明の目的は、巻上機の分解組立が簡単に行い得るエレベーター装置を提供することにある。
【解決手段】
本発明は、昇降路1内に設置された巻上機11と、綱車26に巻掛けられた主ロープ5を介して昇降路1内を昇降する乗かご3及び釣合いおもり8を有するエレベーター装置において、前記巻上機11をその片持ち側が前記昇降路1の中央側に位置し自由端側が前記昇降路1の壁側に位置するように配置し、前記巻上機11の回転枠16の側面に対して前記綱車26を着脱可能に取付けたのである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーター装置に係り、特に、小型化を要求される巻上機を備えたエレベーター装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、小型化を要求される巻上機を備えたエレベーター装置は、例えば特開昭63−
277190号公報,特公平7−45315 号公報,特表平9−506237号公報に示されているように構成されている。
【0003】
【特許文献1】特開昭63−277190号公報
【特許文献2】特公平7−45315号公報
【特許文献3】特表平9−506237号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の技術は、いずれも巻上機の分解組立についての配慮がなされておらず、分解組立に多大な労力と時間を必要とする問題があった。
【0005】
本発明の目的は、巻上機の分解組立が簡単に行い得るエレベーター装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するために、昇降路内に設置された巻上機と、綱車に巻掛けられたロープを介して昇降路内を昇降する乗かご及び釣合いおもりを有するエレベーター装置において、前記巻上機をその片持ち側が前記昇降路の中央側に位置し自由端側が前記昇降路の壁側に位置するように配置し、前記巻上機の回転枠の側面に対して前記綱車を着脱可能に取付けたのである。
【0007】
上記構成により、モータと綱車とを別部品として組立及び分解作業を行うことができるので、作業は簡単となり、しかも綱車など部品単位での交換を行うことができる。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、本発明によれば、巻上機の分解組立が簡単に行い得るエレベーター装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下本発明による一実施の形態を図1乃至図3に基づいて説明する。
【0010】
昇降路1内に間隔を置いて立設した一対のかご用案内レール2A,2Bによって乗かご3が上下方向に昇降可能に案内されている。この乗かご3は乗降のためのかごドア3Dを有し、かつ底部の間口方向の両側に一対の案内プーリ4A,4Bを軸支している。これら案内プーリ4A,4Bに巻掛けられて主ロープ5が乗かご3の底部を通過している。この主ロープ5の一端は、例えば昇降路1の天井側の梁6に支持されている。
【0011】
また、前記昇降路1には、前記かご用案内レール2A,2Bと平行に一対のおもり用案内レール7A,7Bが間隔を置いて立設され、釣合いおもり8が上下方向に昇降可能に案内されている。この釣合いおもり8の上部には案内プーリ9が軸支され、前記主ロープ5の他端がこの案内プーリ9に巻掛けられて天井側の梁6に支持されている。
【0012】
一方、昇降路1の上部には、支持台10が設置され、この支持台10上に巻上機11が支持されている。この巻上機11には、後述する綱車26があり、前記乗かご3の底部の案内プーリ4A,4Bを通って前記釣合いおもり8の案内プーリ9に至る前記主ロープ5を巻掛けている。
【0013】
次に、巻上機11の具体的構成について説明する。巻上機11は、支持台10に固定されるベース12を基本に構成されている。即ち、ベース12には、垂直面14を有する固定枠13が設けられ、この垂直面14に直角で水平に延在する固定軸15が片持ち支持されている。この固定軸15は、片持ち側に大径部15aを有し、自由端側に小径部15bを有する。そして、固定軸15の小径部15bに回転枠16が軸受18A,18Bを介して回転自在に軸支されている。
【0014】
回転枠16は、中心に軸受保持部18を有する円盤状の底部17と、この底部17の周縁に形成された周壁19とで有底筒体状あるいはカップ状に形成されている。そして、有底筒体状の開口部が前記固定枠13の垂直面14に等間隔で接近するように、この回転枠16を軸受18A,18Bを介して前記固定軸15の小径部15bに回転自在に支持している。軸受18A,18Bは回転枠16を安定して回転させるために、軸方向に間隔を置いて配置したほうが望ましい。この回転枠16の軸受保持部18の外周面20及び周壁
19の内外周面は、夫々前記固定軸15の軸心と同心に形成されている。
【0015】
このように固定軸15と同心となるように軸支された回転枠16は、その周壁19の内周に回転子21を支持している。この回転子21は、永久磁石を周壁19の内周に複数張付けて形成してもよく、また、複数の永久磁石を埋め込んだ回転子鉄心を周壁19の内周に配置してもよい。さらに、回転子巻線を巻付けた回転子鉄心を周壁19の内周に配置してもよい。
【0016】
この回転子21と周方向にギャップを持った固定子22が前記固定枠13に固定されている。固定子22は、前記固定軸15を貫通する穴を有し珪素鋼板を積層して形成された固定子鉄心23と、この固定子鉄心23に巻付けた固定子巻線24とで構成され、前記固定枠13にブラケット25を介して固定されている。
【0017】
前記回転子21,固定子22,固定子22を支持する前記固定枠13,前記回転子21を支持する回転枠16,回転枠16を支持する固定軸15とで外転型のモータを構成している。ここで、モータの外径部は、前記回転子21を支持する回転枠16の周壁19の外周面となる。
【0018】
また、前記回転枠16は、有底筒体状の底部17の外側、云い代えれば前記回転枠16の反固定枠13側に綱車26を固定している。即ち、固定軸15と同心となるように回転枠16の底部17に形成した軸受保持部18の外周面20を利用して綱車26を固定している。この構成は、回転枠16がモータの回転部を形成していることから、綱車26はモータの回転部に取付け固定されていることになる。この綱車26は、前記モータを小型化するために、ロープ溝26Gが前記モータの外径、即ち、回転枠16の周壁19の外周面よりも小径となるように形成され、回転枠16の底部17にボルト27を捩じ込むことにより固定されている。尚、この綱車26の中心部には取付穴28が設けられ、この取付穴28と前記ロープ溝26Gとの中心が同一となるように形成され、さらに、取付穴28の径は、前記軸受保持部18の外周面に微小隙間をもって装着できる大きさに形成されている。したがって、軸受保持部18の外周面が固定軸15の軸心と同心に形成されているので、綱車26を回転枠16の軸受保持部18の外周面に装着するだけで、ロープ溝26Gの中心は固定軸15の軸心と一致する。
【0019】
尚、前記綱車26は、前記主ロープ5を巻掛けて乗かご3と釣合いおもり8とを昇降させるとき、前記主ロープ5との間に必要な摩擦力を確保するために、前記ロープ溝26GをV溝に形成しており、かつ前記主ロープ5との摩擦に対しても長期間使用できるように、前記回転枠16とは異なる耐摩耗性の優れた材料で形成されている。
【0020】
さらに、前記綱車26は、主ロープ5を巻掛けて駆動できる機能を有すれば、その形状は特に限定されるものではなく、例えば、ロープ溝26Gを切った筒状の形状であってもよい。
【0021】
このほか、回転枠16の周壁19の外周に、制動機29を設けている。この制動機29は、ベース12に一端を軸支された一対の制動腕30A,30Bと、この制動腕30A,30Bの中間部に前記周壁19の外周面に対向するように軸支された制動靴31A,31Bと、前記制動腕30A,30Bの他端を貫通して向い合う一対の制動軸32A,32Bと、これら制動軸32A,32Bを引き付けるように設けられた制動ばね33A,33Bと、前記制動軸32A,32Bを制動ばね33A,33Bに逆らって引き離すように作動する電磁石34とを備えている。そして、前記制動靴31A,31Bが対向する回転枠16の周壁19を制動機29の回転ドラムとして利用することにより、ドラム型の制動機を構成している。
【0022】
この回転枠16の周壁19も前記制動靴31A,31Bとの摺動接触によって、ある程度の摩耗が見られるが、前記制動靴31A,31Bの周壁19への接触摺動は、乗かご3の速度が十分に減速されて停止する直前であるので、前記綱車26と前記主ロープ5との接触に比べれば、その摩耗量は僅かである。したがって、制動機29の回転ドラムとなる回転枠16の周壁19の交換時期は、前記綱車26の交換時期が5〜10年に一度であるのに対し、それ以上である。
【0023】
さらに、固定枠13と回転枠16とで囲まれた空間内で、回転枠16の底部17から固定軸15と同心の筒体35を設けている。この筒体35は、固定枠13の垂直面14に直交するように突出し、周方向に間隔を持つ複数のスリット(図示せず)を形成している。この筒体35のスリットを両側から挟むようにセンサ36が固定枠13に支持され、このセンサ36によりモータの速度を検出している。
【0024】
尚、これら筒体35やセンサ36は塵埃を嫌うので、固定枠13の垂直面14と、この垂直面14に接近する回転枠16の周壁19端間に、シール部を形成している。シール部の具体的構成として、前記垂直面14と周壁19端のいずれか一方に他方に対して摺動させるシール体37を設けて塵埃などの浸入を防止する構成と、回転枠16の周壁19端が接近する垂直面14側から前記周壁19端の内側に、周壁19の全周に微小隙間をもって対向するように突出する仕切壁14Rを設けて塵埃の浸入を防止する構成などが考えられる。ただし、前記シール体37や仕切壁14Rは、エレベーター装置が設置される場所や環境によって図示のように併用してもよく、仕切壁14Rのみ、あるいはシール体37のみの構成によって塵埃の浸入を防ぐようにしてもよい。
【0025】
上記構成において、制動機29の保守点検は外部から目視できるので、保守点検のための分解は必要ない。しかし、巻上機11を小型化したことにより、モータやセンサ36等の保守点検は、分解しなければ行えない。しかし、本発明の形態によれば、回転枠16を固定軸15から固定枠13とは反対側に引き抜くことにより、回転枠16に支持されたモータの回転子21と筒体35と綱車26とを同時に外すことができる。回転枠16を固定軸15から引き抜いた後、固定枠13に支持されたモータの固定子22やセンサ36をそのままの状態で保守点検することができ、必要に応じて部品の交換を行うことができる。一方、引き抜かれた回転枠16は、カップ状の中を目視することができるので、モータの回転子21や筒体35の保守点検や部品の交換を行うことができる。
【0026】
保守点検後は、分解とは逆の順に回転枠16を固定軸15に装着すれば、作業は完了する。
【0027】
また、綱車26は、主ロープ5との接触により、長期間使用のうちにロープ溝26Gが摩耗して主ロープ5との間に滑りが発生することがあり、その場合には、綱車26を交換しなければならない。しかし、本発明による形態によれば、ボルト27を外して回転枠
16から綱車26を撤去し、新しい綱車26を軸受保持部18の外周面20をガイドとして装着し、ボルト27を貫通させて回転枠16に捩じ込めば、新しい綱車26のロープ溝26Gは、固定軸15と同心となって固定される。
【0028】
このように、本発明の実施の形態によれば、巻上機11の分解組立を容易に行うことができ、組立て後の芯出しも簡単になるので、分解組立ての作業時間を短縮することができる。
【0029】
図4は、本発明による他の実施の形態を示すもので、前記実施の形態と異なるのは、回転枠16の外周形状であり、図1乃至図3と同一符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する。
【0030】
この実施の形態によれば、回転枠16の周壁19の底部17の外周への延長上に固定軸15と直交するディスク38を形成し、このディスク38を挟む位置に周知の電磁ディスクブレーキ(図示せず)を配置することにより、電磁ディスクブレーキ付巻上機11を得ることができる。
【0031】
さらに、前記ディスク38に変えて、前記回転枠16の周壁19の開口側に、ディスク39を形成して電磁ディスクブレーキ(図示せず)を対向させることにより、このディスク39が補強肉厚環体となって前記周壁19の開口側の剛性を上げることができるので、周壁19の厚さを薄くすることが可能となる。しかし、前述の実施の形態で説明した回転枠16の周壁19を制動機29の回転ドラムとして利用する場合、周壁19の開口側に補強肉厚環体を形成することにより、制動時に周壁19に作用する挟圧力に対して、周壁
19が変形することがなくなるので、周壁19の肉圧を薄くすることが可能である。
【0032】
次に、図5,図6は、昇降路1内の最適な機器の配置を示すもので、図1乃至図3と同一符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する。
【0033】
昇降路1内において、乗かご3のかごドア3Dに対する間口方向両外側に間隔を置いて一対のかご用案内レール2A,2Bを立設している。また、乗かご3の底部には、前記一対のかご用案内レール2A,2Bと同じ間口方向に間隔を置いた案内プーリ4A,4Bを平面的に見て前記かご用案内レール2A,2Bに対して反かごドア3D側寄りに軸支している。
【0034】
乗かご3の案内プーリ4A側と昇降路1の側壁との空間には、乗かご3の出入口方向に沿って間隔を置いた一対のおもり用案内レール7A,7Bを立設して釣合いおもり8の昇降を案内している。しかも、この一対のおもり用案内レール7A,7Bは、平面的に見て前記空間の奥に、云い代えれば前記かご用案内レール2Aに対して反かごドア3D側寄りに配置されている。
【0035】
一方、平面的に見て、前記乗かご3の側壁から外側に張出した案内プーリ4Aの径方向の一端に、巻上機11の綱車26の径方向の一端が重なり、あるいは接近するように配置されている。この綱車26の側面は、前記一対のおもり用案内レール7A,7Bの間隔方向と平行に設置されており、その径方向の一端が前記おもり用案内レール7A側に、径方向の他端が前記おもり用案内レール7B側に位置している。
【0036】
前記釣合いおもり8の上部には、案内プーリ9が軸支されており、この案内プーリ9の径方向の一端が、前記綱車26の径方向の他端と重なり、あるいは接近するように、前記一対のおもり用案内レール7A,7Bの間隔方向に対して傾斜して配置されている。
【0037】
上記のように乗かご3に対して、釣合いおもり8,各案内プーリ4A,4B,9及び綱車26を配置したので、狭い昇降路1内に効率よく設置することができ、巻上機を昇降路1内に設置したとしても、昇降路の面積を増加させることはない。
【0038】
以上説明した各実施の形態は、回転枠16内の回転子21を固定子22の外径側に対向させて配置した外転型のモータを用いた巻上機11であるが、図7に示すように、回転子21を固定子22の内径側に対向させてた内転型のモータを巻上機11に用いても同等の効果を奏することができる。
【0039】
回転子内転型のモータの場合、固定子22は、その外径側に位置する保持部材22Yを介して固定枠13に支持される構成なので、モータとしての外径部は前記保持部材22の外周部となる。
【0040】
以上、本発明によるエレベーター装置に用いる巻上機の綱車は、固定軸に支持された回転枠に取付けられる構成である。しかし、回転子が回転軸上に構成されているモータを巻上機に用いた場合には、その回転軸に綱車を取付け固定することも考えられるが、回転軸は小径なので、そこに綱車を着脱可能に取付けることは構成的に厄介となるので、このような場合には、回転軸を除くモータの回転部に綱車を着脱可能に取付ける必要がある。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明によるエレベーター装置の巻上機の一実施の形態を示す一部破断側面図。
【図2】図1に示す巻上機の正面図。
【図3】本発明によるエレベーター装置の概念を示す概略斜視図。
【図4】本発明によるエレベーター装置の巻上機の他の実施の形態を示す一部破断側面図。
【図5】本発明によるエレベーター装置の実際に即した機器の配置を示す正面図。
【図6】図5の拡大平面図。
【図7】本発明によるエレベーター装置の巻上機の別の実施の形態を示す一部破断側面図。
【符号の説明】
【0042】
11…巻上機、13…固定枠、15…固定軸、16…回転枠、17…底部、18…軸受保持部、19…周壁、21…回転子、22…固定子、26…綱車、29…制動機。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
昇降路内に設置された巻上機と、綱車に巻掛けられたロープを介して昇降路内を昇降する乗かご及び釣合いおもりを有するエレベーター装置において、前記巻上機はその片持ち側が前記昇降路の中央側に位置し自由端側が前記昇降路の壁側に位置するように配置され、前記巻上機の回転枠の側面に対して前記綱車が着脱可能に取付けられていることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項2】
請求項1において、前記巻上機は、内転型のモータを有していることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項3】
綱車に巻掛けられたロープと、このロープを介して昇降路内を昇降する乗かご及び釣合いおもりを有するエレベーター装置において、巻上機が、その片持ち支持された軸が昇降路壁面のうち2つと略垂直となるように配置され、前記巻上機の回転枠とそれに対面する昇降路壁との距離が前記巻上機の固定枠とそれに対面する昇降路壁との距離よりも小さく、前記回転枠の側面に対して前記綱車が着脱可能に取付けられていることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項4】
綱車に巻掛けられたロープと、このロープを介して昇降路内を昇降する乗かご及び釣合いおもりを有するエレベーター装置において、巻上機が、その片持ち支持された軸が昇降路壁面のうち2つと略垂直となるように昇降路内に配置され、前記巻上機の回転枠とそれに対面する昇降路壁との距離が前記巻上機の固定枠とそれに対面する昇降路壁との距離よりも小さく、前記回転枠の側面に対し、前記回転枠の外径よりも小さい綱車が着脱可能に取付けられていることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項5】
請求項3又は4のいずれかにおいて、前記巻上機は、前記回転枠に支持された回転子が前記固定枠に支持された固定子の内径側に対向して配置されたモータを備えていることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項6】
請求項1,3,4のいずれかにおいて、前記巻上機は、外転型のモータを有していることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記回転枠の周壁に対向するように制動機の制動靴が配置されていることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項8】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記巻上機にディスクブレーキが設けられていることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかにおいて、前記巻上機は前記昇降路内の上部に配置されていることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項10】
請求項3又は4のいずれかにおいて、前記回転枠と前記固定枠の間にシール部が形成されていることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれかにおいて、前記綱車が、前記回転枠とは異なる材料で形成されていることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項12】
請求項1乃至11のいずれかにおいて、前記綱車を貫通するボルトによって前記回転枠に前記綱車が取付けられることを特徴とするエレベーター装置。
【請求項13】
請求項1乃至12のいずれかにおいて、ロープ溝と同心の取付穴を前記綱車に設け、この取付穴を前記回転枠に嵌着させて取付けたことを特徴とするエレベーター装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−55816(P2007−55816A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−326424(P2006−326424)
【出願日】平成18年12月4日(2006.12.4)
【分割の表示】特願2003−202761(P2003−202761)の分割
【原出願日】平成10年7月7日(1998.7.7)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【出願人】(000232955)株式会社日立ビルシステム (895)
【Fターム(参考)】