説明

カプセル排出装置

【課題】 玩具の入ったカプセルの排出におけるランダム性を維持しつつ、排出されるカプセルに入った玩具に対する遊技者の期待感を煽ることができるカプセル排出装置を提供すること。
【解決手段】 CPU21は、カプセル収納部3の底部に配置されたリーダ/ライタ24のアンテナ25により、カプセル収納部3の底部に存在する或るカプセル100内のICタグ31のICチップ32に記憶された識別情報を無線通信で取得する。そして、液晶駆動回路75は、CPU21から送信されたその識別情報に基づき、その識別情報に対応する動画(映像情報)を液晶ディスプレイ8に表示する。これにより、当該ICタグ31とカプセル100内に一緒に封入されたフィギュア100の種別を液晶ディスプレイ8に表示される動画(映像情報)で知らせることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玩具が入ったカプセルが排出されるカプセル排出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、カプセル排出装置では、例えば、下記の特許文献1に示すように、玩具を入れたカプセルがカプセル収納部に収納されており、硬貨を投入してハンドルの回転が許容されると、そのハンドルの回転により、カプセル収納部からカプセルを排出させることができる。
【特許文献1】特開平9−282538号公報
【0003】
この点、カプセル排出装置では、ハンドルが回転されるとカプセル収納部のカプセルが攪拌される構造又は、カプセル収納部から排出されるカプセルを外部から予め確認することができない構造になっている。従って、排出されるカプセルに入った玩具の種類を特定することはできないが、もっとも、このカプセルの排出におけるランダム性は、遊技者の好奇心を刺激し、カプセル排出装置の面白さ・魅力の源になっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このカプセルの排出におけるランダム性は、その一方で、所望しない種類の玩具を重複して遊技者にもたらすことになり、その結果が幾度となく発生すると、かえって、繰り返して遊技する意欲を減退させる要因になっていた。
【0005】
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、玩具の入ったカプセルの排出におけるランダム性を維持しつつ、排出されるカプセルに入った玩具に対する遊技者の期待感を煽ることができるカプセル排出装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、玩具(例えば、フィギュア101)が入ったカプセル(例えば、カプセル100)を収納するカプセル収納部(例えば、カプセル収納部3)と、前記カプセル収納部(例えば、カプセル収納部3)の底部に設けられることにより前記カプセル収納部(例えば、カプセル収納部3)から前記カプセル(例えば、カプセル100)を排出するカプセル排出部(例えば、カプセル排出部9)と、を有するカプセル排出装置(例えば、カプセル排出装置1)において、各カプセル内(例えば、カプセル100,フィギュア101)に設けられたICタグ(例えば、ICタグ31)と、前記ICタグ(例えば、ICタグ31)からの電波を受信して当該ICタグ(例えば、ICタグ31)に記憶された情報を取得するための通信部(例えば、リーダ/ライタ24)と、前記通信部(例えば、リーダ/ライタ24)で取得された情報に基づいて画像情報が表示される表示部(例えば、液晶ディスプレイ8)と、を備えたこと、を特徴としている。
【0007】
ここで、「各カプセル内に設けられたICタグ」とは、例えば、「カプセル」又は「玩具」に内蔵された「ICタグ」であってもよいし、「カプセル」の内側又は「玩具」に貼付された「ICタグ」であってもよいし、「玩具」とともに「カプセル」に入った状態の「ICタグ」であってもよい。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載するカプセル排出装置(例えば、カプセル排出装置1)であって、前記カプセル排出部(例えば、カプセル排出部9)に前記通信部(例えば、リーダ/ライタ24)のアンテナ(例えば、アンテナ25)を設けたこと、を特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
すなわち、本発明のカプセル排出装置では、通信部により、カプセル収納部に存在する或るカプセル内に設けられたICタグの情報を取得し、さらに、その情報に基づいた画像情報が表示部に表示されており、遊技者は、表示部の画像情報を介して、カプセル排出部から次回又は近い将来に排出されるであろうカプセルに入った玩具の種類を想定することができることから、玩具の入ったカプセルの排出におけるランダム性を維持しつつ、排出されるカプセルに入った玩具に対する遊技者の期待感を煽ることができる。
【0010】
さらに、本発明のカプセル排出装置において、カプセル排出部に通信部を設ければ、カプセル排出部により排出されるカプセル内に設けられたICタグの情報を取得し、さらに、その情報に基づいた画像情報が表示部に表示されることから、表示部の画像情報を介して、カプセル排出部からカプセルが排出される際に、当該カプセルに入った玩具に対応する演出を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。
図2は、本実施の形態のカプセル排出装置の斜視図である。図2に示すように、本実施の形態のカプセル排出装置1では、本体2の上方において、複数のカプセル100を収納することができるカプセル収納部3が設けられている。このカプセル収納部3は、側面がガラスやプラスチック製の透明なカバー3aで形成されており、さらに、上面がカプセル100を補充するための蓋3bで形成されている。一方、本体2の前面には、ハンドル4や、硬貨投入口7、カプセル排出口6などが設けられている。
この点、カプセル排出口6は、本体2の前面に突設されたテーブル5において設けられている。
【0012】
そして、本実施の形態のカプセル排出装置1では、硬貨投入口7に硬貨を投入すると、ハンドル4の回転が許容されるので、そのハンドル4を回転させることにより、カプセル収納部3からカプセル排出口6にカプセル100を排出させることができる。
【0013】
尚、この実施の形態では、カプセル収納部3に収納された複数のカプセル100のそれぞれに、9種類のフィギュアのうちいずれか一つが封入されている。
【0014】
さらに、本実施の形態のカプセル排出装置1では、カプセル収納部3の前面において、液晶ディスプレイ8が設けられており、また、本体2の側面において、スピーカ11が設けられている。
【0015】
また、図1は、本実施の形態のカプセル排出装置のブロック図である。図1に示すように、本実施の形態のカプセル排出装置1には、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU21が搭載されており、さらに、CPU21には、そのプログラムなどが記憶されたROM22や、その制御動作の際に必要なワークエリアなどが確保されたRAM23、液晶ディスプレイ8を制御するための液晶駆動回路75、スピーカ11を制御するための音出力回路26、カプセル収納部3の底部にアンテナ25が配置された非接触型のリーダ/ライタ24などが接続されている。
【0016】
一方、カプセル収納部3に収納された複数のカプセル100のそれぞれには、一つのフィギュア101が封入されるとともに、ラベルタイプで非接触型のICタグ31が一つ封入されている。この点、ICタグ31は、当該カプセル100と一緒に封入されたフィギュア101の種類を判別するための識別情報などが記憶されたICチップ32や、上述したリーダ/ライタ24と無線通信を行うためのアンテナ33などから構成される。
【0017】
尚、リーダ/ライタ24のアンテナ25が配置されたカプセル収納部3の底部には、上述したハンドル4(図2参照)の回転に連動して、カプセル収納部3に収納された複数のカプセル100を攪拌しつつカプセル収納部3から一つのカプセル100を排出させるカプセル排出部9が設けられている。そして、このカプセル排出部9は、本体2(図2参照)の内部において、カプセル搬送路10を介してカプセル排出口6(図2参照)に連通している。
【0018】
また、図3は、本実施の形態のカプセル排出装置における液晶駆動回路のブロック図である。図3に示すように、本実施の形態のカプセル排出装置1における液晶駆動回路75には、プログラムROM81や、画像ROM82、画像制御CPU83、ワークRAM84、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)85、ビデオRAM86などで構成されている。そして、プログラムROM81には、液晶ディスプレイ8での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。
【0019】
また、画像ROM82には、液晶ディスプレイ8で表示される画像データなどが記憶されており、特に、図4のテーブルに示すように、動画のドットデータ(映像情報(「画像情報」に相当するもの))がフィギュア101の種類(識別情報)に対応させて格納されている。すなわち、画像ROM82では、動画Aの映像情報がフィギュアAの識別情報に対応するように格納され、動画Bの映像情報がフィギュアBの識別情報に対応するように格納され、動画Cの映像情報がフィギュアCの識別情報に対応するように格納され、動画Dの映像情報がフィギュアDの識別情報に対応するように格納され、動画Eの映像情報がフィギュアEの識別情報に対応するように格納され、動画Fの映像情報がフィギュアFの識別情報に対応するように格納され、動画Gの映像情報がフィギュアGの識別情報に対応するように格納され、動画Hの映像情報がフィギュアHの識別情報に対応するように格納され、動画Iの映像情報がフィギュアIの識別情報に対応するように格納されている。
【0020】
また、画像制御CPU83は、CPU21で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM81内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM82内に予め記憶されたドットデータの中から液晶ディスプレイ8に表示する画像の決定を行うものである。
【0021】
この点を具体的に言えば、例えば、リーダ/ライタ24により取得した識別情報がフィギュアAのものである場合には液晶ディスプレイ8に表示する画像を動画Aの映像情報と決定し、リーダ/ライタ24により取得した識別情報がフィギュアBのものである場合には液晶ディスプレイ8に表示する画像を動画Bの映像情報と決定し、リーダ/ライタ24により取得した識別情報がフィギュアCのものである場合には液晶ディスプレイ8に表示する画像を動画Cの映像情報と決定し、リーダ/ライタ24により取得した識別情報がフィギュアDのものである場合には液晶ディスプレイ8に表示する画像を動画Dの映像情報と決定し、リーダ/ライタ24により取得した識別情報がフィギュアEのものである場合には液晶ディスプレイ8に表示する画像を動画Eの映像情報と決定し、リーダ/ライタ24により取得した識別情報がフィギュアFのものである場合には液晶ディスプレイ8に表示する画像を動画Fの映像情報と決定し、リーダ/ライタ24により取得した識別情報がフィギュアGのものである場合には液晶ディスプレイ8に表示する画像を動画Gの映像情報と決定し、リーダ/ライタ24により取得した識別情報がフィギュアHのものである場合には液晶ディスプレイ8に表示する画像を動画Hの映像情報と決定し、リーダ/ライタ24により取得した識別情報がフィギュアIのものである場合には液晶ディスプレイ8に表示する画像を動画Iの映像情報と決定する。
【0022】
また、ワークRAM84は、前記画像制御プログラムを画像制御CPU83で実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDP85は、画像制御CPU83で決定された表示内容に応じた画像を形成し、下側液晶ディスプレイ4に出力するものである。これにより、例えば、画像ROM82に格納された動画A〜Iなどが、液晶ディスプレイ8で表示される。尚、ビデオRAM86は、VDP85で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
【0023】
尚、図1の音出力回路26においても、フィギュア101の種類(識別情報)に対応させて音データが格納されており、CPU21は、リーダ/ライタ24により取得した識別情報に基づいて選択した音データをスピーカ11から出力させる。
【0024】
以上詳細に説明したように、本実施の形態のカプセル排出装置1では、図1に示すように、CPU21は、カプセル収納部3の底部に配置されたリーダ/ライタ24のアンテナ25により、カプセル収納部3の底部に存在する或るカプセル100内のICタグ31のICチップ32に記憶された識別情報を無線通信で取得する。そして、画像制御CPU83は、CPU21から送信されたその識別情報に基づき、図4に示すように、その識別情報に対応する動画A〜I(映像情報)のいずれかを液晶ディスプレイ8に表示する。これにより、当該ICタグ31とカプセル100内に一緒に封入されたフィギュア100の種別を液晶ディスプレイ8に表示される動画A〜I(映像情報)で知らせることができる。
【0025】
従って、遊技者は、液晶ディスプレイ8に表示される動画A〜I(映像情報)を介して、カプセル排出部9(図1参照)から次回又は近い将来に排出されるであろうカプセル100(図1又は図2参照)に入ったフィギュア100(図2参照)の種類(この実施の形態では、フィギュアA〜Iの9種類)を想定することができることから、フィギュア100(図2参照)の入ったカプセル100(図1又は図2参照)の排出におけるランダム性を維持しつつ、排出されるカプセル100(図2参照)に入ったフィギュア100(図2参照)に対する遊技者の期待感を煽ることができる。
【0026】
この点、カプセル100(図1又は図2参照)に入ったフィギュア100(図2参照)の種類(この実施の形態では、フィギュアA〜Iの9種類)の排出頻度に応じて、液晶ディスプレイ8に表示される動画A〜I(映像情報)の内容を作成し、例えば、排出頻度が低いものに対しては所謂「激アツ」の動画を作成すれば、遊技者の期待感を一層に煽ることができる。
【0027】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態のカプセル排出装置1では、ラベルタイプのICタグ31をフィギュア101と一緒にカプセル100に封入しているが、この点、ICタグ31をフィギュア101又はカプセル100の内側に貼り付けてもよい。
【0028】
また、ICタグ31について、ラベルタイプに代えて細片タイプのもの使用するとともに、フィギュア101又はカプセル100に内蔵させてもよい。ここで、フィギュア101に内蔵させた具体例を言えば、例えば、図7に示すように、包装用の透明な内袋102に入ったフィギュア101を、注意書き等が記載された説明用紙103とともに、カプセル100内に封入する。この点、フィギュア101は、人形111と台座112の2つの部分から構成される。図8は、フィギュア101の台座112の部分の正面図である。そして、フィギュア101の台座112の部分については、図9の分解図に示すように、フィギュア101を固定するための凸部116が設けられた上蓋113と、上蓋113の底面をカバーするための下蓋115、上蓋113と下蓋115とで形成される内部空間に内在する細片タイプのICチップ114で構成される。尚、ICチップ114は、上蓋113又は下蓋115の内側に貼付される。
【0029】
また、本実施の形態のカプセル排出装置1では、図1に示すように、リーダ/ライタ24のアンテナ25をカプセル収納部3の底部に配置させているが、この点、図5に示すように、カプセル排出部9の内部に配置させてもよい。このような場合には、CPU21は、カプセル排出部9の内部に配置されたリーダ/ライタ24のアンテナ25により、カプセル排出部9からカプセル排出口6に排出されるカプセル100内のICタグ31のICチップ32に記憶された識別情報を無線通信で取得する。そして、画像制御CPU83は、CPU21から送信されたその識別情報に基づき、図4に示すように、その識別情報に対応する動画A〜I(映像情報)のいずれかを液晶ディスプレイ8に表示する。これにより、液晶ディスプレイ8に表示される動画A〜I(映像情報)を介して、カプセル排出部9からカプセル排出口6にカプセル100が排出される際に、当該カプセル100に入ったフィギュア100(図2参照)の種類(この実施の形態では、フィギュアA〜Iの9種類のいずれか)に対応する演出を行うことができる。
但し、動画A〜I(映像情報)のいずれかを液晶ディスプレイ8に表示するタイミングは、カプセル排出部9からカプセル100が排出されているときであってもよいし、カプセル排出口6にまでカプセル100が排出されたときであってもよい。
【0030】
尚、図1では、リーダ/ライタ24のアンテナ25がカプセル収納部3の底部のみに配置される一方、図5では、リーダ/ライタ24のアンテナ25がカプセル排出部9の内部のみに配置されているが、この点、カプセル収納部3の底部にアンテナ25が配置されたリーダ/ライタ24とカプセル排出部9の内部にアンテナ25が配置されたリーダ/ライタ24とを兼ね備えてもよい。
【0031】
また、本実施の形態のカプセル排出装置1において、液晶駆動回路75の画像ROM82(図3参照)では、図4に示すように、液晶ディスプレイ8に表示される動画A〜I(映像情報)がフィギュア101の種類(識別情報)(この実施の形態では、フィギュアA〜Iの9種類)に一対一に対応させて格納されている。
この点、フィギュア101の種類(識別情報)としてフィギュアAが認識された場合には、例えば、図10のフィギュアAのテーブルに示すように、「0」〜「127」での乱数抽出結果に基づいて、「演出1」又は「演出2」の異なる内容の動画を液晶ディスプレイ8に表示させたり、「演出なし」として動画そのものを表示させなかったりしてもよい。また、フィギュア101の種類(識別情報)としてフィギュアBが認識された場合には、例えば、図10のフィギュアBのテーブルに示すように、「0」〜「127」での乱数抽出結果に基づいて、「演出2」又は「演出3」の異なる内容の動画を液晶ディスプレイ8に表示させたり、「演出なし」として動画そのものを表示させなかったりしてもよい。
もっとも、図10には、フィギュア101の種類(識別情報)として、フィギュアA又はフィギュアBが認識された場合のテーブルしか明記されていないが、フィギュアC〜Iの残りの7種類についても、同様なテーブルが用意され、各テーブルは、液晶駆動回路75の画像ROM82(図3参照)に格納される。
但し、各テーブルにおいては、演出(動画)の数を同一にする必要はなく、また、「演出なし」がなくてもよい。
これにより、フィギュア101の種類(識別情報)(この実施の形態では、フィギュアA〜Iの9種類)のそれぞれに対して、液晶ディスプレイ8に表示される演出が抽選で決定されるので、液晶ディスプレイ8に表示される演出にランダム性をもたせることができる。
【0032】
また、画像ROM82に代えて、図6に示すように、画像EEPROM87を搭載すれば、リーダ/ライタ24を介して、図4の各動画A〜I(映像情報)や図10の各演出(「演出なし」も含む)等を書き換えることも可能となる。
【0033】
尚、画像ROM82(図3参照)や画像EEPROM87に記憶された動画A〜I(映像情報)を選択して液晶ディスプレイ8に表示するのではなく、カプセル100内のICタグ31のICチップ32に記憶された映像情報を、リーダ/ライタ24を介して、ワークRAM84などに読み込んで液晶ディスプレイ8に表示させてもよい。
もっとも、この点は、音出力回路26(図1参照)がスピーカ11(図1参照)から出力させる音データについても反映させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、カプセル内の封入された玩具に関する情報を表示する技術に適用しうる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置における液晶駆動回路のブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置における液晶駆動回路の画像ROMに記憶された動画の格納形態を示すテーブルの説明図である。
【図5】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置のブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置における液晶駆動回路のブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置においてカプセル及びその封入物を示した説明図である。
【図8】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置におけるフィギュアの台座の部分の正面図である。
【図9】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置におけるフィギュアの台座の部分の分解図である。
【図10】本発明の一実施形態によるカプセル排出装置における液晶駆動回路の画像ROMに記憶された動画の格納形態を示すテーブルの説明図である。
【符号の説明】
【0036】
1 カプセル排出装置
3 カプセル収納部
8 液晶ディスプレイ
9 カプセル排出部
25 アンテナ
24 リーダ/ライタ
31 ICタグ
100 カプセル
101 フィギュア
114 ICタグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
玩具が入ったカプセルを収納するカプセル収納部と、前記カプセル収納部の底部に設けられることにより前記カプセル収納部から前記カプセルを排出するカプセル排出部と、を有するカプセル排出装置において、
各カプセル内に設けられたICタグと、
前記ICタグからの電波を受信して当該ICタグに記憶された情報を取得するための通信部と、
前記通信部で取得された情報に基づいて画像情報が表示される表示部と、を備えたこと、を特徴とするカプセル排出装置。
【請求項2】
請求項1に記載するカプセル排出装置であって、
前記カプセル排出部に前記通信部のアンテナを設けたこと、を特徴とするカプセル排出装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2006−4199(P2006−4199A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−180224(P2004−180224)
【出願日】平成16年6月17日(2004.6.17)
【出願人】(598098526)アルゼ株式会社 (7,628)
【Fターム(参考)】