説明

カーエアーコンの負荷を低減する車体冷却装置

【課題】ヒートポンプ方式のカーエアーコン冷房は、日差しの厳しい時期では、カーエアーコンの負荷が大きくなり燃費悪化とバッテリーの大きな消耗があったため、エアーコンの負荷が大きくなったときに気化熱で車室内の温度を下げ、燃費を改善しバッテリーの消耗を少なくする車体冷却装置を提供する。
【解決手段】車体先端にノズルを設置し、そこからミストを噴射しその気化熱により車体表面の温度を下げ、カーエアーコンの負荷を低減する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の冷房装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来はヒートポンプによる冷風で車内温度を低下させる方法のみだった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来はヒートポンプによる冷風で車内温度を低下させる方法のみだったため、日差しの厳しい時期では、エアーコンの負荷が大きくなり燃費悪化とバッテリー消耗が問題であった。
【0004】
本発明はエアーコンの負荷が大きくなったときに気化熱で車室内の温度を下げ、燃費を改、善しバッテリーの消耗を少なくすることを目的にするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記目的を達成するために、車体表面にミストを噴出できるノズルを設け、冷却水をノズルに送るためのポンプと冷却水タンクを設け、冷却水噴射時間と噴射間隔を制御する制御装置を設けたものである。
【0006】
上記の課題解決手段による作用は、車体表面に取り付けられたノズルよりミストがボンネットとフロントガラスに吹き付けられ、そのミストが蒸発する際の気化熱によりボンネットとフロントガラスの熱が低下し車室内の温度上昇が抑えられ、エアーコンの負荷が減少する。
【0007】
また、フロントガラス下面に温度センサーを設置しその温度データを基に冷却ミスト噴射時間と噴射間隔を制御する制御装置を有する。
【0008】
また、エアーコンで排出される水を冷却水タンクに導く水路を有する。
【0009】
また、冷却水タンクの補給が車室内からできるタンクの構造になっている。
【発明の効果】
【0010】
車体表面を冷却水のミストで覆いその気化熱により車体表面を冷却することにより、車室内の温度上昇を抑えカーエアーコンの負荷を低減し燃費向上とバッテリー消耗を抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図−1】本装置の実施例を示す。
【発明を実施するための形態】
【00112】
本発明を実施するための形態について説明する。
【0013】
冷却水タンクはエンジンルームまたは車室内に設置し、ボンネットの先端2箇所にミストを噴出できるノズルが設置され、冷却水タンクに組み付けられたポンプにより冷却水はチューブを通りノズルに供給される。
【0014】
冷却水タンクへの冷却水の補給は手動とカーエアコンで排出される水もタンクに補給される。
【0015】
ノズルから噴出されたミストはボンネットとフロントガラス面を覆うような噴射範囲になっている。
【0016】
噴射時間と噴射間隔はフロントガラス下面に設置された温度センサーのデータを基にコンピュータで自動で制御されるオートモードと運転者が操作する手動モードが有りどちらでも選択できる。
【符号の説明】
1 ノズル
2 チューブ
3 タンク
4 温度センサー
5 作動制御装置
【図−1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】


【公開番号】特開2012−176740(P2012−176740A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−57207(P2011−57207)
【出願日】平成23年2月25日(2011.2.25)
【出願人】(511067433)
【Fターム(参考)】