説明

カーテン昇降装置

【課題】カーテン地の下降時には操作チェーンの当たり音などが発生することがなく、また、カーテン地の上昇時には生地およびウエイトバーの重量に抗して安定にカーテン地を引き上げることができるカーテン昇降装置を提供する。
【解決手段】カーテン昇降装置1において、操作チェーン6によって回転駆動されるプーリ10と、プーリ10の回転動力を巻取りドラム8に連結および連結解除させるクラッチ装置20が設けられ、プーリ10の回転動力を巻取りドラム8に連結させて昇降コード3を巻取り、さらに、プーリ10を巻取りドラム8から連結解除させ、カーテン地4の重量によって昇降コード3を巻解きするようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は昇降式カーテンを開閉させるカーテン昇降装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明でいう昇降式カーテンとは、例えばローマンシェードのように、カーテン地が使用され、カーテン地が上下に開閉するタイプを指し、昇降コードを操作することによってカーテン地を上から下ろして閉じるものをいう。また、通常のカーテンと同じような生地をそのまま使用できることから装飾性が高く、ヒダや、ギャザーの取り方や、ウェーブの感覚といったスタイルも豊富で、近年人気が高まっている。
【0003】
また、このような昇降式カーテンでは、カーテン地を昇降させるための昇降コードや、昇降コードを巻き取るための巻取りドラムなどからなるカーテン昇降装置が必要となるが、従来のカーテン昇降装置では、操作チェーンが掛装されたプーリを回転させると、巻取りドラムが一体に回転し、これによって昇降コードを巻取りまたは巻解きすることで、カーテン地を上昇または下降させるものが一般的によく知られている。
【0004】
しかしながら、このようなカーテン昇降装置では、プーリと巻取りドラムが常に一体に回転するため、カーテン地の下降時に生地およびウエイトバーの重量によって、巻取りドラムが勢いよく回転することとなり、巻取りドラムに連結されたプーリもこれと一体となって回転するため、操作チェーンの当たり音など騒音が発生するという問題がある。また、それを回避するためには、操作チェーンを常に手で引きながら回転動力を緩和するという煩わしい操作が必要であった。
【0005】
さらに、ロールスクリーンの巻取り装置としては、例えば特許文献1のように、プーリと巻取りドラムとの間にクラッチ装置を設けて、スクリーン巻上げ時には、クラッチを切り離し、プーリを回転させることなく、巻取りドラムに内蔵された巻取りスプリングの弾性力によってスクリーンを巻き上げる方法が知られている。しかしながら、カーテン昇降装置の場合には、カーテン地として、しばしば分厚い生地が使用され、さらに、ロールスクリーンの巻取り装置とは違って、生地およびウエイトバーの重量に抗する巻取りスプリングの弾性力を利用しないために、クラッチ装置を設けた場合には、その係合部分に掛かる荷重が5kgf以上と非常に大きくなる虞がある。このような理由から、カーテン昇降装置では、このようなクラッチ装置はこれまで考えられていなかった。
【0006】
【特許文献1】特許第3219260号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明では、カーテン地の下降時には、操作チェーンの当たり音などが発生することがなく、また、カーテン地の上昇時には、生地およびウエイトバーの重量に抗して安定にカーテン地を引き上げることができるカーテン昇降装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のカーテン昇降装置は、カーテン地に連結された昇降コードを回転シャフトに一体回転可能に設けた巻取りドラムで巻取りおよび巻解きすることによってカーテン地を昇降させるカーテン昇降装置において、操作チェーンによって回転駆動されるプーリと、前記プーリの回転動力を前記巻取りドラムに連結および連結解除させるクラッチ装置を設け、前記プーリの回転動力を前記巻取りドラムに連結させて前記昇降コードを巻取り、さらに、前記プーリを前記巻取りドラムから連結解除させて前記カーテン地の重量によって前記昇降コードを巻解くことを第1の特徴とする。
【0009】
さらに、本発明のカーテン昇降装置は、前記第1の特徴に加えて、前記クラッチ装置が、前記プーリと、前記プーリの回転によって、前記巻取りドラムに向かって所定長さを進退自在に摺動する筒状部材とを備え、さらに、前記筒状部材の前端には係止爪が取り付けられ、前記係止爪が前記プーリと一体に回転するとともに前記筒状部材とは一体に摺動し、前進終端においては、前記巻取りドラムと一体に回転する係合部材と互いに噛み合うことを第2の特徴とする。
【0010】
さらに、本発明のカーテン昇降装置は、前記第1および第2の特徴に加えて、前記クラッチ装置が、前記プーリに外嵌されるとともに前記筒状部材には内嵌される環状部材を備えており、前記環状部材と前記プーリが一体に回転することによって前記筒状部材を摺動させ、さらに、前記筒状部材の前進終端および後退終端においては、前記環状部材が前記プーリに対して空転することを第3の特徴とする。
【0011】
さらに、本発明のカーテン昇降装置は、前記第1および第2および第3の特徴に加えて、前記クラッチ装置が、前記係止爪を前記係合部材に向かって押しやるスプリングを備えていることを第4の特徴とする。
【0012】
さらに、本発明のカーテン昇降装置は、前記第1および第2および第3および第4の特徴に加えて、前記クラッチ装置において、前記係止爪が、ABS樹脂およびポリアセタール樹脂およびポリカーボネイト樹脂から選ばれる少なくとも一つの樹脂を主体とすることを第5の特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明のカーテン昇降装置では、プーリと巻取りドラムとの間にクラッチ装置を設けることにより、カーテン地を下降させる場合は、クラッチ装置を連結解除させることで、プーリに掛装された操作チェーンの当たり音などの騒音が発生することなく、カーテン地およびウエイトバーの重量によってカーテン地を下降させることができる。
【0014】
さらに、カーテン地を上昇させる場合は、係止爪の噛み合いおよびそれを補助するスプリングによって、プーリと巻取りドラムとを強固に連結させるクラッチ装置を用いることで、カーテン地およびウエイトバーの重量に抗してカーテン地を安定に引き上げることができる。
【0015】
さらに、カーテン地を所定の位置で停止させる場合は、従来のカーテン昇降装置にみられるような渦巻き溝の所定の位置でのみロックされるハートカムのような停止機構ではないため、カーテン地を所定の位置で止めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1に本発明を実施したカーテン昇降装置1の全体図を示す。ヘッドレール2のサイドプレートに回転シャフト7の両端が回転可能に支持され、回転シャフト7の中央付近にはカーテン地4の裏面に連結された昇降コード3を巻取り及び巻解きする巻取りドラム8が回転シャフト7と一体に回転するように連結され、回転シャフト7の一端はプーリ装置10に嵌め込まれ、さらに、プーリ装置10には操作チェーン6が掛装される。また、カーテン地4の下端には吊り下げ状態を安定させるためにウエイトバー5が取り付けられる。
【0017】
図2に本発明に係るプーリ10およびクラッチ装置20の分解斜視図を示す。図2のように、プーリ10は、プーリケース11にプーリカバー12とプーリリド18を取り付けることで筐体を成し、プーリカバー12の外側には、ヘッドレール2のサイドプレートに締結されるネジ孔が設けられ、内側には第2プーリ15を固定する固定軸12aが形成される。プーリケース11には、プーリカバー12に向かう側面に第1プーリ14を固定する固定軸11aが形成される。さらに、プーリリド18には、回転シャフト7の回転軸を軸受けする挿通孔18aが設けられている。
【0018】
次いで、プーリカバー12の固定軸12aには、第1ワンウェイスプリング13が掛設され、第1ワンウェイスプリング13の外側に第2プーリ15が回転可能に嵌め込まれる。第2プーリ15には、プーリカバー12の固定軸12aに嵌め込まれる延設された円筒部15aが形成され、円筒部15aに連接されて変速用ギア15bが形成され、さらに、円筒部15aの内面には、半円状の段差部15cが設けられる。プーリケース11の固定軸11aには、第2プーリ15の下方において第1プーリ14が回転可能に嵌め込まれる。第1プーリ14には、プーリケース11の固定軸11aに嵌め込まれる延設された円筒部14aが形成され、円筒部14aの外周に操作チェーン6が掛装されるチェーン噛合部14bが形成され、さらに、チェーン噛合部14bに連接されて第2プーリ15と互いに噛み合う変速用ギア14cが形成される。さらに、第2プーリ15の内側には、第1プーリ軸16が嵌め込まれる。第1プーリ軸16には、第2プーリ15に嵌め込まれる延設された扇状の突起部16aが形成され、扇状の突起部16aに連接されてプーリケース11に内接するフランジ部16bが形成され、さらに、フランジ部16bに連接されて扇状の突起部16aの反対方向に延設された円筒部16cが形成される。
【0019】
図3に本発明に係るプーリ10の主要部分を拡大した断面図を示す。図3のように、プーリカバー12の固定軸12aにおいて、第1ワンウェイスプリング13の返し部13aが第2プーリ15に設けられた半円状の段差部15cと第1プーリ軸16に設けられた扇状の突起部16aとの間に配置される。このとき、第1ワンウェイスプリング13は、第2プーリ15の反時計周りへの回転を許容し、時計周りへの回転にはブレーキとして作用するように配置される。
【0020】
次いで、図2のように、第1プーリ軸16の内側には、回転シャフト7の方向から第2プーリ軸17が一体回転可能となるように嵌め込まれる。第2プーリ軸17には、第1プーリ軸16に嵌め込まれる外周に嵌め込み溝17bを有する第1円筒部17aと、第1円筒部17aに連接される第2円筒部17cが形成され、第2円筒部17cには、環状部材として、第2ワンウェイスプリング21が掛設され、さらに、第2ワンウェイスプリング21が抜け落ちないようにフランジ部17dが設けられる。
【0021】
さらに、第2プーリ軸17の外側には、筒状部材として、スライダ23が嵌め込まれる。スライダ23の頂上部にはプーリケース11上部の内壁に設けられた溝に嵌合する突条部23aが形成され、側部には第2ワンウェイスプリング21の返し部21aが嵌合する斜溝23bが形成され、前端には枠部23cが形成される。スライダ23の内側にはプーリクラッチ22が嵌め込まれる。プーリクラッチ22の先端には、係止爪22aが形成され、係止爪22aの後方にはスライダ23の前端に設けられた枠部23cに当接される縁部22bが形成され、縁部22bのさらに後方には、第2プーリ軸17の内側に嵌め込まれる円筒部22cが形成される。これにより、プーリクラッチ22は、スライダ23と一体に摺動し、かつ、第2プーリ軸17と一体に回転する。このとき、第2プーリ軸17の内部に規定された空洞には、プーリクラッチ22を前方に押しやるようにスプリング24が設けられ、スプリング24の弾性力によって、プーリクラッチ22に設けられた縁部22bがスライダ23の前端に設けられた枠部23cに当接するように、プーリクラッチ22の係止爪22aがスライダ23の前端から突出した状態で位置決めされる。プーリクラッチ22の前方には、係合部材として、回転シャフト7に連結され、一体に回転するシャフトクラッチ25が設けられる。シャフトクラッチ25には、プーリクラッチ22の係止爪22aと互いに係合する係合部材として、係止爪25aが設けられ、プーリリド18の挿通孔18aによって軸受けされる。これらの係止爪22a・25aとしてはポリアセタール樹脂を成形したものが好適に用いられる。しかし、カーテン地4の重量が大きくなる場合など係合部分に掛かる負荷が増大する場合では、ポリカーボネイト樹脂を用いると良い。
【0022】
次に、本発明に係るカーテン昇降装置1の動作について説明する。図4および図5に本発明に係るクラッチ装置20の断面図を示す。カーテン地4を上昇させる場合、操作チェーン6の手前側を下向きに引くと、第1プーリ14が回転し始めるとともに、変速用ギア14c・15bの作用によって、第2プーリ15がそれとは反対向きに回転し始める。第2プーリ15が一定角度回転すると、図3のように、第2プーリ15に設けられた段差部15cの窪みに嵌め込まれた第1ワンウェイスプリング13の返し部13aが一体に回転し始める。このとき、第1ワンウェイスプリング13は回転を許容する方向に回転する。さらに一定角度回転すると、第1プーリ軸16及び第2プーリ軸17が一体に回転し始める。第2プーリ軸17が回転すると、第2プーリ軸17に掛設された第2ワンウェイスプリング21に回転力が付与され、第2ワンウェイスプリング21の返し部21aはスライダ23の側壁に設けられた斜溝23bに嵌合されるとともに、スライダ23の突条部23aはプーリケース11に設けた溝に回転不能に固定されている為に、第2ワンウェイスプリング21の返し部21aが回転することによって、スライダ23は相対的に前進する。第2ワンウェイスプリング21の返し部21aがスライダ23の斜溝23bの後端にくると、図4のように、スライダ23と一体に摺動するプーリクラッチ22は最も前進した位置に到達し、シャフトクラッチ25と互いに係合するとともに、この時点から、第2プーリ軸17と第2ワンウェイスプリング21とは空回りし始める。これによって、回転動力が有効にカーテン地4を引き上げる動作に利用される。また、スプリング24の弾性力は、プーリクラッチ22とシャフトクラッチ25との係合を補助するために作用する。このようにして、プーリ10の回転動力がドラム8に連結されると、巻取りドラム8によって、昇降コード3が巻取られ、カーテン地4が上昇する。
【0023】
一方、カーテン地4を下降させる場合、操作チェーン6の奥側を下方に引くと、第1のプーリ14が回転し始めるとともに、変速用ギア14c・15bの作用によって、第2プーリ15が反対向きに回転し始める。第2プーリ15が一定角度回転すると、図3のように、第2プーリ15に設けられた段差部15cの窪みに嵌め込まれた第1プーリ軸16が一体に回転し始める。さらに一定角度回転すると、第1ワンウェイスプリング13の返し部13aが一体に回転し始める。このとき、第1のワンウェイスプリング13はブレーキとして作用する方向に回転し、第2プーリ15の回転を停止させる。一方、第1プーリ軸16の回転によって、第2プーリ軸17が回転することによって、第2プーリ軸17に掛設された第2のワンウェイスプリング21に回転力が付与される。このとき、第2ワンウェイスプリング21の返し部21aはスライダ23の側壁に設けられた斜溝23bに嵌合されるとともに、スライダ23の突条部23aはプーリケース11に設けられた溝に回転不能に嵌合されている為、第2ワンウェイスプリング21の返し部21aが回転することによって、スライダ23は相対的に後退する。第2ワンウェイスプリング21の返し部21aがスライダ23の斜溝23bの前端にくると、図5のように、スライダ23と一体に摺動するプーリクラッチ22とシャフトクラッチ25との係合が外れて、プーリ10と巻取りドラム8との連結が解除される。これにより、カーテン地4及びウエイトバー5の自然降下によって、昇降コード3が巻解かれ、カーテン地4が下降する。
【0024】
カーテン地4を上昇途中で停止させる場合、操作チェーン6の回転操作を停止すると、カーテン地4及びウエイトバー5の自然降下によって巻取りドラム8にカーテン地4を下降させる方向の回転動力が加えられる。このとき、クラッチ装置20によって巻取りドラム8と連結された第1プーリ軸16によって、第1ワンウェイスプリング13が回転し始める。このとき、第1ワンウェイスプリング13がブレーキとして作用するように回転する為、カーテン地4は停止する。この構造によると、ブレーキ部に渦巻き溝の所定の位置でのみロックできるハートカム機構を用いる従来のカーテン昇降装置に較べて、カーテン地4を所望の位置に停止させる点で優れる。
【0025】
一方、カーテン地4を下降途中で停止させる場合、操作チェーン6の手前側を下向きに引くと、前述のとおり、クラッチ装置20が連結解除状態から連結状態に変更され、同様に第1ワンウェイスプリング13のブレーキ作用によってカーテン地4は停止する。この構造によると、ブレーキ部にハートカム機構を用いる従来のカーテン昇降装置に較べて、カーテン地4を所望の位置に停止させる点で優れる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明を実施したカーテン昇降装置の全体図である。
【図2】本発明に係るプーリおよびクラッチ装置の分解斜視図である。
【図3】本発明に係るプーリの主要部分を示す断面図である。
【図4】本発明に係るクラッチ装置における連結時の状態を示す断面図である。
【図5】本発明に係るクラッチ装置における連結解除時の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0027】
1:カーテン昇降装置
2:ヘッドレール
3:昇降コード
4:カーテン地
5:ウエイトバー
6:操作チェーン
7:回転シャフト
8:巻取りドラム
10:プーリ
11:プーリケース
12:プーリカバー
13:第1ワンウェイスプリング
14:第1プーリ
15:第2プーリ
16:第1プーリ軸
17:第2プーリ軸
18:プーリリド
20:クラッチ装置
21:第2ワンウェイスプリング
22:プーリクラッチ
23:スライダ
24:スプリング
25:シャフトクラッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーテン地に連結された昇降コードをシャフトに一体回転可能に設けたドラムで巻取りおよび巻解きすることによって前記カーテン地を昇降させるカーテン昇降装置において、
操作チェーンによって回転駆動されるプーリと、
前記プーリの回転動力を前記ドラムに連結および連結解除させるクラッチ装置を設け、
前記プーリの回転動力を前記ドラムに連結させて前記昇降コードを巻取り、
さらに、前記プーリを前記ドラムから連結解除させて前記カーテン地の重量によって前記昇降コードを巻解くことを特徴とするカーテン昇降装置。
【請求項2】
前記クラッチ装置が、
前記プーリと、
前記プーリの回転によって前記ドラムに向かって所定長さを進退自在に摺動する筒状部材とを備え、
前記筒状部材の前端には係止爪が取り付けられ、
前記係止爪が、前記プーリと一体に回転するとともに前記筒状部材とは一体に摺動し、
さらに、前進終端においては、前記ドラムと一体に回転する係合部材と互いに噛み合うことを特徴とする請求項1に記載のカーテン昇降装置。
【請求項3】
前記クラッチ装置が、
前記プーリに外嵌されるとともに前記筒状部材には内嵌される環状部材を備えており、
前記環状部材と前記プーリが一体に回転することによって前記筒状部材を摺動させ、
さらに、前記筒状部材の前進終端および後退終端においては、前記環状部材が前記プーリに対して空転することを特徴とする請求項2に記載のカーテン昇降装置。
【請求項4】
前記クラッチ装置が、
前記係止爪を前記係合部材に向かって押しやるスプリングを備えていることを特徴とする請求項2または請求項3の何れかに記載のカーテン昇降装置。
【請求項5】
前記クラッチ装置において、
前記係止爪が、ABS樹脂或いはポリアセタール樹脂或いはポリカーボネイト樹脂から選ばれる少なくとも一つの樹脂を主体とすることを特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載のカーテン昇降装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−100395(P2007−100395A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−291859(P2005−291859)
【出願日】平成17年10月5日(2005.10.5)
【出願人】(000148151)株式会社川島織物セルコン (104)
【Fターム(参考)】