説明

カード保持具

【課題】カードをケースから容易に取り出すことができるカード保持具を提供する。
【解決手段】
内側ケース12と、中間ケース13と、中間ケース13が内側ケース出し入れ用の開口23を内側に向けて収容される格納位置と内側ケース出し入れ用の開口23を外側に向けて排出される排出位置に回動切り換え可能に取り付けられた外側ケース14と、内側ケース12を内側ケース出し入れ用の開口23に向かって付勢する弾性部材と、係止部29と被係止部28とで成り、内側ケース12を弾性部材15の付勢に抗して中間ケース13の内側ケース用ポケット部内底部に保持しておく解除可能なロック部材16と、中間ケース13の排出位置への回動操作に連動してロック部材16によるロックを解除するロック解除部材17と、を備えてなるカード保持具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム装置において使用されるゲームカードやキャッシュカード、ハイウエイカード等のカードを保持するカード保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、収納されたカードがケースに設けられた突起を押されるとばね等の弾性によって突出し、簡単に取り出せるようになっているカードケースが知られている(特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭59−72924号公報
【特許文献2】特開平5−277007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び特許文献2に記載のカードケースにおいては、カードを取り出す際にはカードケース上の突起の位置を探らなければならず、面倒であった。
【0005】
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、カードを容易に取り出すことができるカード保持具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係るカード保持具は、前記カード取出用の開口を有し、内部に前記カードを保持可能な扁平箱形の内側ケースと、前記内側ケース出し入れ用の開口を有し、内部に前記内側ケースを前後方向移動自在に収容する内側ケース用ポケット部を設けてなる扁平箱形の中間ケースと、前記中間ケース出し入れ用の開口を有し、内部に前記中間ケースを収容する中間ケース用ポケット部を設けて扁平箱形に形成されているとともに、前記中間ケースが内側ケース出し入れ用の開口を内側に向けて収容される格納位置と内側ケース出し入れ用の開口を外側に向けて排出される排出位置に回動切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、前記内側ケースを前記内側ケース出し入れ用の開口に向かって付勢する弾性部材と、係止部と被係止部とで成り、前記内側ケースを前記弾性部材の付勢に抗して前記中間ケースの内側ケース用ポケット部内底部側に保持する解除可能なロック部材と、前記中間ケースの前記排出位置への回動操作に連動して前記ロック部材によるロックを解除するロック解除部材と、を備えてなる。
【0007】
上記構成において、前記中間ケースは、前記格納位置に回動されると、前記外側ケースの前記中間ケース出し入れ用の開口を閉塞して配置される、構成を採用できる。
【0008】
上記構成において、前記中間ケースの外面にガイドピンを突設し、前記外側ケースの内面側に前記ガイドピンが係合されて前記中間ケースの回動を案内する弧状のガイド用長孔を設けてなる、構成を採用できる。
【0009】
上記構成において、前記ロック部材は前記係止部を被係止部側に向かって付勢するロック用弾性部材を備え、前記ロック解除部材は前記中間ケースの移動に連動して前記係止部をロック解除側に逃がすロック解除操作片を備えてなる、構成を採用できる。
【0010】
上記構成において、前記内側ケースには、保持されたカードの端部を外方から指で把持し得る切欠部を設けてなる、構成を採用できる。
【0011】
また、本発明に係るカード保持具は、開口を有し、前記カードを支持するカード支持部と、前記カード支持部が第1の位置と第2の位置に切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、前記カードを前記開口に向かって付勢する弾性部材と、前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して前記カード支持部における保持位置に保持する保持手段と、を有し、前記カード支持部が前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記保持手段による保持が解除される。
【0012】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを支持するカード支持部と、前記カード支持部が第1の位置と第2の位置に切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、前記カード支持部が前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記カードを前記カード支持部から突出させることが可能な突出動作手段と、を有する。
【0013】
また、本発明に係るカード保持具は、基部と、開口を有するとともに、前記カードを支持し、前記基部に対して相対的に動かすことが可能なカード支持部と、前記カードを前記開口に向かって付勢する弾性部材と、前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して前記カード支持部における保持位置に保持する保持手段と、を有し、前記カード支持部を前記基部に対して相対的に動かすことにより、前記カードに対する前記保持手段による保持が解除される。
【0014】
また、本発明に係るカード保持具は、基部と、前記カードを支持し、前記基部に対して相対的に動かすことが可能なカード支持部と、前記カード支持部を前記基部に対して相対的に動かすことにより、前記カードを前記カード支持部から突出させることが可能な突出動作手段と、を有する。
【0015】
また、本発明に係るカード保持具は、開口を有し、前記カードを支持するカード支持部と、前記カードを前記開口に向かって付勢する弾性部材と、前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して前記カード支持部における保持位置に保持する保持手段と、を有し、前記カード支持部を動かすことにより、前記カードに対する前記保持手段による保持が解除される。
【0016】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを支持するカード支持部と、前記カード支持部を動かすことにより、前記カードを前記カード支持部から突出させることが可能な突出動作手段と、を有する。
【0017】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを支持するカード支持部と、前記カード支持部が第1の位置と第2の位置に切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、前記カード支持部を付勢する弾性部材と、前記カード支持部を前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、を有し、前記カード支持部が前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記保持手段による保持が解除される。
【0018】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを支持するカード支持部と、前記カード支持部が第1の位置と第2の位置に切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、前記カード支持部が前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記カード支持部を突出させることが可能な突出動作手段と、を有する。
【0019】
また、本発明に係るカード保持具は、基部と、前記カードを支持し、前記基部に対して相対的に動かすことが可能なカード支持部と、前記カード支持部を付勢する弾性部材と、前記カード支持部を前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、を有し、前記カード支持部を前記基部に対して相対的に動かすことにより、前記保持手段による保持が解除される。
【0020】
また、本発明に係るカード保持具は、基部と、前記カードを支持し、前記基部に対して相対的に動かすことが可能なカード支持部と、前記カード支持部を前記基部に対して相対的に動かすことにより、前記カード支持部を突出させることが可能な突出動作手段と、を有する。
【0021】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを支持するカード支持部と、前記カード支持部を付勢する弾性部材と、前記カード支持部を前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、を有し、前記カード支持部を動かすことにより、前記保持手段による保持が解除される。
【0022】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを支持するカード支持部と、前記カード支持部を動かすことにより、前記カード支持部を突出させることが可能な突出動作手段と、を有する。
【0023】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを第1の位置と第2の位置に切り換え可能に保持できる外側ケースと、前記カードを付勢する弾性部材と、前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、を有し、前記カードが前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記保持手段による保持が解除される。
【0024】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを第1の位置と第2の位置に切り換え可能に保持できる外側ケースと、前記カードが前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記カードを突出させることが可能な突出動作手段と、を有する。
【0025】
また、本発明に係るカード保持具は、基部と、前記カードを付勢する弾性部材と、前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、を有し、前記基部に対して相対的に前記カードを動かすことにより、前記保持手段による保持が解除される。
【0026】
また、本発明に係るカード保持具は、基部と、前記基部に対して相対的に前記カードを動かすことにより、前記カードを突出させることが可能な突出動作手段と、を有する。
【0027】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを付勢する弾性部材と、前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、を有し、前記カードを動かすことにより、前記保持手段による保持が解除される。
【0028】
また、本発明に係るカード保持具は、前記カードを動かすことにより、前記カードを突出させることが可能な突出動作手段と、を有する。
【発明の効果】
【0029】
本発明に係るカード保持具によれば、カードを容易に取り出すことが可能なカード保持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施例に係るカード保持具の全体斜視図。
【図2】同上カード保持具を取付バンドと共に裏面側より見て示す全体斜視図。
【図3】カードを出し入れする状態で示す同上カード保持具の全体斜視図。
【図4】同上カード保持具の主要部品を分解して示す斜視図。
【図5】同上カード保持具の内側ケースを中間ケースの内側ケース用ポケット部内の底部に収容した状態で、内側ケースと中間ケースにおける主要部品の配置構成を示す図。
【図6】同上カード保持具の内側ケースの一部が中間ケースの内側ケース用ポケット部内より飛び出している状態で、内側ケースと中間ケースにおける主要部品の配置構成を示す図。
【図7】同上カード保持具のロック部材とロック解除部材の周辺構造を示す斜視図。
【図8】同上カード保持具の保持手段と解除手段の構造説明とその動作を説明する図であり、(a)は中間ケースが外側ケース内に完全に収容された状態で示す図、(b)は中間ケースが外側ケースから引き出されている途中の状態で示す図、(c)は中間ケースが外側ケースから完全に引き出された状態で示す図。
【図9】同上カード保持具の保持手段と解除手段の構造説明とその動作を説明する図であり、(a)は中間ケースが外側ケース内に完全に収容された状態で示す図、(b)は中間ケースが外側ケースから引き出されている途中の状態で示す図、(c)は中間ケースが外側ケースから完全に引き出された状態で示す図。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明に係る好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0032】
図1乃至図9は本発明の一実施例に係るカード保持具を示す。なお、以下の説明において、図1の矢印A−B方向を前後方向として矢印A方向を前側(または表側)、矢印B方向を後側(または裏側)、矢印C−D方向を上下方向として矢印C方向を上側、矢印D方向を下側、矢印E−F方向を左右方向として矢印E方向を左側、矢印F方向を右側として説明する。
【0033】
図1乃至図9において、このカード保持具11は、内側ケース12と、中間ケース13、外側ケース14、弾性部材15、ロック部材16、ロック解除部材17、等により構成されている。そして、内側ケース12内に、ゲーム装置において使用されるゲームカードや、キャッシュカード、ハイウエイカード等のカード18を、図3に示すように複数枚重ねて収容し、これを例えば図2に示すような取付バンド19を介してズボンのベルトに装着して持ち運べるようになっている。なお、本実施例においては、内側ケース12または中間ケース13が、本発明における「カード支持部」に相当し、外側ケース14が「基部」に相当する。
【0034】
前記内側ケース12は、図3乃至図6に示すように、右側面(図3乃至図6では上方を向いている)にカード取出用の開口20(以下、開口20という)を有する空間、すなわち、カード用ポケット部21を内部に設けて扁平箱形に形成されたケースであり、合成樹脂を成形して形成されている。このカード用ポケット部21には、開口20を通って前記カード18が1枚または複数枚重ねて収容され、また、取り出し可能になっている。なお、カード用ポケット部21は、カード18の全体を収容することができる大きさ(スペース)を有している。また、内側ケース12の前後面には、開口20に連通して切欠部22が設けられている。この切欠部22は、内側ケース12内に収容されたカード18の端部を外方から指で把持して取り出すのに使用され、切欠部22に露出しているカード18の端部を把持することにより内側ケース12内に収容されたカード18を容易に取り出すことができる。
【0035】
前記中間ケース13は、図1乃至図6に示すように、右側面(図3乃至図6では上方を向いている)に内側ケース出し入れ用の開口23(以下、開口23という)を有する空間、すなわち、内側ケース用ポケット部24を内部に設けて扁平箱形に形成されたケースであり、合成樹脂を成形して形成されている。内側ケース用ポケット部24には、内側ケース12が開口23から進退出可能に収容される。また、内側ケース用ポケット部24は、内側ケース12の全体を収容することができる大きさ(スペース)を有している。
【0036】
また、中間ケース13と内側ケース12との間には、図5及び図6に示すように、前記弾性部材15と前記ロック部材16が配設されている。
【0037】
前記弾性部材15は、コイルスプリングである。この弾性部材15は、一端部15aが内側ケース12側に設けた係止部25に掛け止めされているとともに、他端部15bが中間ケース13側に設けた係止部26に掛け止めされており、内側ケース12を開口23側に向けて常に付勢している状態で張設されている。すなわち、弾性部材15は、内側ケース12を「カード支持部」と考えれば、「カード支持部」を付勢している。また、弾性部材15は、中間ケース13を「カード支持部」と考えれば、内側ケース12を付勢することで、内側ケース12とともにカード18自体を「カード支持部」の開口23側に向けて常に付勢していることにもなる。なお、内側ケース12の開口23側への移動は、内側ケース12の前面12aに設けられている突起部27が、中間ケース13の内側ケース用ポケット部24の内面に設けたストッパー(図示せず)と当接することにより規制される。
【0038】
前記ロック部材16は、内側ケース12の外面に設けられた被係止部である切欠凹部28と、中間ケース13側に設けられた係止部としての係止爪部材29等により構成されている。係止爪部材29は、中間ケース13の下側面13近傍に、枢軸29dを支点にして左右方向回動可能な状態で取り付けられている。また、係止爪部材29の一端部側には、内側ケース12の切欠凹部28と係合可能な爪部29aと、後述するロック解除部材17で使用する解除ピン部29bが一体に設けられている。一方、係止爪部材29の他端部側にはロック用弾性部材としてのスプリング30が取り付けられる取付片部29cが設けられている。スプリング30は圧縮スプリングであり、係止爪部材29の爪部29aが内側ケース用ポケット部24内に突出するための回動付勢力を、常に該係止爪部材29に付与している。したがって、図5に示すように、内側ケース12が中間ケース13の内側ケース用ポケット部24の底部まで押し込まれると、係止爪部材29の爪部29aが内側ケース12側の切欠凹部28内に落ち込み係合されてロック状態となり、該内側ケース12を内側ケース用ポケット部24内に収容保持しておくことができるようになっている。すなわち、本実施例においては、ロック部材16が、本発明にいう「保持手段」に相当する。
【0039】
前記外側ケース14は、上面及び左側面内に連続した状態で開設されている中間ケース出し入れ用の開口31(以下、開口31という)を有する空間、すなわち中間ケース用ポケット部32を内部に設けて扁平箱形に形成されたケースであり、合成樹脂を成型して形成されている。中間ケース用ポケット部32には、開口31を通って中間ケース13が収容される。この中間ケース用ポケット部32は、中間ケース13の全体を収容することができる大きさ(スペース)を有する。また、図1及び図2に示すように、中間ケース13が中間ケース用ポケット部32内の格納位置に配置されているときには、中間ケース13の上側面13a及び左側面13cは図2に示すように外側ケース14の開口31を閉塞するようにしてそれぞれ配置される。この構成によれば、中間ケース13を格納位置に配置させると、該中間ケース13が外側ケース14の前記中間ケース出し入れ用の開口32を閉塞して、外側ケース14の側壁を形成して見栄えを良くすることができる。
【0040】
図2に示すように、前記外側ケース14の裏面14a側には、左右1対のバンド取付部33が成形時に一体に形成して設けられている。このバンド取付部33には、取付バンド19が挿通されて取り付けられるバンド取付穴34が形成されている。取付バンド19は、このカード保持具11を別のカバンの吊り紐等に取り付けるときに使用される。また、バンド取付穴34は、取付バンド19を取り付ける以外にも、所有者がカード保持具11を携行する際、ズボンのベルトを通すのに使用される。
【0041】
一方、外側ケース14の中間ケース用ポケット部32の前後の内面には、この前後の内面のほぼ全体に亘って、それぞれ内張板35a,35bが取り付けられている。内張板35a,35bには、図4及び図7に示すように、外側ケース14の左側面と下側面が交差するコーナ部分に位置して、切欠部36が各々形成されている。内張板35a,35bの各切欠部36には、中間ケース13の左側面13cと下側面13bとが交差するコーナ部に位置して、中間ケース13の前後面13e,13fからそれぞれ直角に突設されている支軸37(図4乃至図7参照)が通り、この支軸37が外側ケース14の前後内面に設けられている軸受部45(図4参照)に上下方向回動可能に結合されている。すなわち、中間ケース13は、その左側面13cと下側面13bとが交差するコーナ部が、外側ケース14の正面視左下のコーナ部に取り付けられている。また、係止爪部材29は、中間ケース13上の側面のうち、第1の位置から第2の位置に切り替えられる際に後追側になる側面(本実施例でいう下側面13b)に設けられている。
【0042】
すなわち、外側ケース14には、中間ケース13が支軸37と軸受部15の結合部分を支点として上下方向回動可能に取り付けられている。そして、中間ケース13を正面視右方向(時計回り方向)に回転させると、この中間ケース14は外側ケース14の中間ケース用ポケット部32内に全てが収容される図1及び図2に示す格納位置に配置される。逆に、格納位置から中間ケース13を正面視左方向(半時計回り方向)に回転させると、この中間ケース14を中間ケース用ポケット部32内から引き出して図3に示す排出位置、すなわち、中間ケース13が内側ケース12と共に約90度回転され、開口20,23が上側を向いた位置に配置することができる。なお、中間ケース13の上側面13aの右側端部には、指を掛ける摘み38が設けられており、この中間ケース13を外側ケース14の前記格納位置から前記排出位置に回転させて引き出す際、摘み38に指を掛けると中間ケース14を回転させ易くなり、容易に引き出すことができる。
【0043】
すなわち、中間ケース13を「カード支持部」と考えれば、「カード支持部」は、外側ケース14に対して第1の位置(格納位置)と第2の位置(収納位置)に切り換え可能に取り付けられている。また、外側ケース14を「基部」と考えるならば、「カード支持部」である中間ケース13は「基部」に対して相対的に動かすことが可能となっていることになる。
【0044】
また、中間ケース13とともに内側ケース12も回転するので、内側ケース12も外側ケース14に対して第1の位置(格納位置)と第2の位置(収納位置)に切り換え可能に取り付けられていることになる。したがって、内側ケース12を「カード支持部」として考えても、やはり、「カード支持部」は外側ケース14に対して第1の位置と第2の位置に切り換え可能に取り付けられていることになる。また、外側ケース14を「基部」と考えるならば、「カード支持部」である内側ケース12は「基部」に対して相対的に動かすことが可能となっていることになる。
【0045】
また、前記内張板35a,35bには、図8及び図9に示すように、中間ケース13の前後の側面13e,13fに設けられているガイドピン39がスライド可能に係合されるガイド用長孔40が各々形成されている。このガイド用長孔40は、支軸37と軸受部45の結合部分を支点として中間ケース13が回転するときにガイドピン39が描く弧状の軌跡に対応して弧状に形成されており、中間ケース13が回転するときにガイドピン39を介して該中間ケース13の回転を案内する。この構成によれば、中間ケース13が外側ケース14に対して回動されるとき、この回動がガイドピン39とガイド用長孔40との係合を介してガイドされ、スムーズに移動できる。また、ガイド用長孔40は、中間ケース13が排出位置または格納位置に移動を終えると、この中間ケース13のガイドピン39がガイド用長孔40の端部に当接し、中間ケース13がそれ以上回転しないように規制するストッパーの機能も有している。
【0046】
さらに、前記内張板35aには、図7乃至図9に示すように、前記係止爪部材29の解除ピン部29bに対応して、ロック解除用長孔42が形成されている。ロック解除用長孔42は、中間ケース13の回転と一体に移動する解除ピン部29bが描く弧状の軌跡に対応して弧状に形成されている。すなわち、中間ケース13は、その左側面13cと下側面13bとが交差するコーナ部が、外側ケース14の左側面と下面が交差するコーナ部に取り付けられているので、ロック解除用長孔42は、外側ケース14の左側面と下面が交差するコーナ部付近(支軸37と軸受部45が存在する付近)を中心とする円弧状に形成されている。
【0047】
前記ロック解除部材17は、図7に示すように、前記係止爪部材29に設けられている前記解除ピン部29bと、ロック解除用長孔42に隣接して内張板35aの裏面側に配設されているロック解除操作片43と、弾性部材であるコイルスプリング44等により構成されている。
【0048】
前記ロック解除操作片43は、枢軸46を支点として回転可能に内張板35aの裏面に取り付けられており、一端部43aはロック解除用長孔42内に延出し、中間ケース13の前記排出位置への回動に伴って該中間ケース13と一体に移動されて来る解除ピン部29bと当接可能に配設されており、他端部43bはコイルスプリング44の一端と連結されている。なお、コイルスプリング44のばね力は、ロック部材16をロック方向に回動付勢している弾性部材15のばね力よりも大きく設定してある。
【0049】
次に、このように構成されたカード保持具11の動作を図1乃至図7に図8及び図9を加えて説明する。
【0050】
(カード18をカード保持具11に収容して携行する場合)
カード18を携行する場合は、内側ケース12のカード用ポケット部21内にカード18が1枚または複数枚重ねて収容された後、この内側ケース12が中間ケース12の内側ケース用ポケット部24内に押し込まれ、図5に示すように、係止爪部材29の爪部29aが該内側ケース12の切欠凹部28に係合されてロック状態とされる。すなわち、中間ケース13を「カード支持部」と考えるならば、係止爪部材29と切欠凹部28からなるロック部材16、つまり、「保持手段」は、カード18を内側ケース12とともに弾性部材15の付勢に抗して「カード支持部」である中間ケース13の保持位置に保持していることになる。また、内側ケース12を「カード支持部」と考えるならば、「保持手段」であるところのロック部材16は、「カード支持部」であるところの内側ケース12を弾性部材15の付勢に抗して保持していることになる。さらにいえば、「保持手段」であるところのロック部材16は、内側ケース12を保持することで、内側ケース12とともにあるカード18をも保持しているといえる。さらに、中間ケース12が格納位置側に回転されて、カード18、内側ケース12、中間ケース13の全てが外側ケース14内に収容されて、コンパクトな状態にされる。また、この状態では、内側ケース12の開口20は外側ケース14の右側面13dの内面と対向して閉塞され、内側ケース12内のカード18がカード保持具11から脱落することはない。図1、図2、図7、図8(a)、図9(a)は、この携行時の状態を示している。この構成によれば、内側ケース12を中間ケース13の内側ケース用ポケット部24に収容し、かつ、この中間ケース13を、外側ケース14の中間ケース用ポケット部32内の格納位置に向けて回動させると、該中間ケース14が内側ケース出し入れ用の開口23を内側に向けて外側ケース14内に収容される。また、この収容された状態がロック部材16によるロック操作で保持される。そして、この収容状態では、内側ケース12のカード取出用の開口20及び中間ケース13の内側ケース出し入れ用の開口23は、外側ケース14の内面と対向することによって塞がれる。したがって、カードは内側ケースから脱落することなく、確実に保持される。
【0051】
(カード18をカード保持具11から取り出す場合)
次に、カード18をカード保持具11から取り出す場合は、外側ケース14の上面に露出している中間ケース13の摘み38を指で摘んで上側に引き出すと、カード18と内側ケース12を収容している中間ケース13が、正面視反時計回り方向(排出方向)に支軸37と軸受部45との結合部を支点にして回転する。そして、中間ケース13が開口23を上側に向けた90度(排出位置)の近くまで回転すると、係止爪部材29の解除ピン部29bがロック解除操作片43と当接する。
【0052】
中間ケース13がさらに回転されると、解除ピン部29bはロック解除操作片43に進路を妨害され、係止爪部材29がスプリング30の付勢に抗して正面視反時計回り方向に回転し、内側ケース12の切欠凹部28から係止爪部材29の爪部29aが外れ、ロック部材16によるロックが解除される。この構成によれば、中間ケース13を外側ケース14の格納位置から排出位置に向かって回動させ、中間ケース13が所定の位置まで移動されると、ロック解除操作片43がロック部材16の係止部をロック解除側に逃がし、ロック部材16の内側ケース12に対するロックを自動的に解除できる。なお、このとき、ロック解除操作片43はコイルスプリング44の付勢に抗して正面視反時計回り方向に僅かに回転して、解除ピン部29bがロック解除操作片43を越えて排出位置側に移動するのを許容する。図8(b)及び図9(b)は、解除ピン部29bがロック解除操作片43を越える時の状態を示し、図8(c)及び図9(c)は解除ピン部29bがロック解除操作片43を越えて排出位置に移動し終えた状態を示している。
【0053】
また、前記ロック部材16による内側ケース12のロックが解除されると、内側ケース12の突起部27が中間ケース13側のストッパーと当接して移動が規制されるまで、内側ケース12が中間ケース13内から弾性部材15の付勢により突出される。図3及び図6は、この状態を示す。これにより、開口20を上側に向けている内側ケース12内からカード18を取り出し、または収容することができる。
【0054】
以上のとおり、中間ケース13を「カード支持部」と考えるならば、「カード支持部」たる中間ケース13が第1の位置(格納位置)から第2の位置(排出位置)に切り換えられたことに応じて、内側ケース12とともに行われている、カード18のロック部材16(「保持手段」)による保持が、解除ピン部29bおよびロック解除操作片43によって解除されることになる。また、外側ケース14を本発明にいう「基部」と考えるのであれば、「カード支持部」たる中間ケース13を「基部」たる外側ケース14に対して動かすことにより、「保持手段」たるロック部材16による保持が解除されることになる。さらに、弾性部材15、「保持手段」たるロック部材16、ロック部材16による保持を解除する解除ピン部29bおよびロック解除操作片43は、「カード支持部」たる中間ケース13の動きに応じて、内側ケース12とともにカード18を「カード支持部」たる中間ケース13から突出させることになる。すなわち、弾性部材15、「保持手段」たるロック部材16、ロック部材16による保持を解除する解除ピン部29bおよびロック解除操作片43は、本発明にいう「突出動作手段」を構成することになる。
【0055】
また、内側ケース12を「カード支持部」と考えるならば、「カード支持部」たる内側ケース12が、中間ケース13とともに第1の位置(格納位置)から第2の位置(排出位置)に切り換えられたことに応じて、解除ピン部29bおよびロック解除操作片43によって「カード支持部」たる内側ケース12に対するロック部材16(「保持手段」)による保持が解除されることになる。また、外側ケース14を本発明にいう「基部」と考えるのであれば、「カード支持部」たる内側ケース12を、中間ケース13とともに、「基部」たる外側ケース14に対して動かすことにより、「保持手段」たるロック部材16による保持が解除されることになる。さらに、弾性部材15、「保持手段」たるロック部材16、ロック部材16による保持を解除する解除ピン部29bおよびロック解除操作片43は、「カード支持部」たる内側ケース12が中間ケース13とともに動かされることに応じて、「カード支持部」たる内側ケース13を突出させている。すなわち、弾性部材15、「保持手段」たるロック部材16、ロック部材16による保持を解除する解除ピン部29bおよびロック解除操作片43は、本発明にいう「突出動作手段」を構成することになる。
【0056】
また、カード18が、内側ケース12、中間ケース13とともに第1の位置(格納位置)から第2の位置(排出位置)に切り換えられたことに応じて、解除ピン部29bおよびロック解除操作片43によって、内側ケース12に対するロック部材16(「保持手段」)による保持が解除され、すなわち、カード18に対する保持も解除されることになる。また、外側ケース14を本発明にいう「基部」と考えるのであれば、カード18が、内側ケース12、中間ケース13とともに、「基部」たる外側ケース14に対して動かされることにより、「保持手段」たるロック部材16による保持が解除されることになる。さらに、弾性部材15、「保持手段」たるロック部材16、ロック部材16による保持を解除する解除ピン部29bおよびロック解除操作片43は、カード18が、内側ケース12、中間ケース13とともに動かされることに応じて、カード18を内側ケース13とともに突出させている。すなわち、弾性部材15、「保持手段」たるロック部材16、ロック部材16による保持を解除する解除ピン部29bおよびロック解除操作片43は、本発明にいう「突出動作手段」を構成することになる。
【0057】
(内側ケース12及び中間ケース13を再び外側ケース14内に収納する場合)
内側ケース12及び中間ケース13を再び外側ケース14内に収納する場合は、まず、内側ケース12を中間ケース12の内側ケース用ポケット部24内に、弾性部材15の付勢に抗して押し込む。内側ケース12が内側ケース用ポケット部24の底部まで押し込まれると、図5に示すように、係止爪部材29の爪部29aが再び該内側ケース12の切欠凹部28に係合されてロック状態になる。
【0058】
次いで、中間ケース12を格納位置側に回転させる。このとき、解除ピン部29bがロック解除操作片43と当接する。しかしながら、解除ピン部29bには、スプリング30によってロック解除方向とは反対のロック方向の力が付加されるので、係止爪部材29はロック解除方向に回転することなく、ロック解除操作片43をロック解除用長孔42の外側方向に逃がし、ロック状態を維持したまま格納位置側に回転される。そして、格納位置では、カード18、内側ケース12、中間ケース13の全てが外側ケース14内に収容される。これにより、内側ケース12内のカード18がカード保持具11から脱落することのない、図1、図2、図7、図8(a)、図9(a)の状態に戻る。
【0059】
したがって、本実施の形態によるカード保持具11によれば、カード18を取り出すときにはカード保持具11から容易に取り出すことが可能になる。
【0060】
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明に係るカード保持具は上述した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変化が可能である。例えば、本実施例の内側ケース12、中間ケース13、外側ケース14は、それぞれ一体に形成しないで、複数の部品に形成して、それを組み合わせてケース13,14,15として形成してもよい。
【符号の説明】
【0061】
11 カード保持具
12 内側ケース
13 中間ケース
13a 上側面
13b 下側面
13c 左側面
13d 右側面
13e 前側面
13f 後側面
14 外側ケース
14a 裏面
15 弾性部材
16 ロック部材
17 ロック解除部材
18 カード
19 取付バンド
20 カード取出用の開口
21 カード用ポケット部
22 切欠部
23 内側ケース出し入れ用の開口
24 内側ケース用ポケット部
25 係止部
26 係止部
27 突起部
28 切欠凹部(被係止部)
29 係止爪部材(係止部)
29a 爪部
29b 解除ピン部
29c 取付片部
29d 枢軸
30 スプリング
31 中間ケース出し入れ用の開口
32 中間ケース用ポケット部
33 バンド取付部
34 バンド取付穴
35a 内張板
35b 内張板
36 切欠部軸孔
37 支軸
38 摘み
39 ガイドピン
40 ガイド用長孔
41 ガイド用長孔
42 ロック解除用長孔
43 ロック解除操作片
44 コイルスプリング
45 軸受部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カード保持具であって、
前記カード取出用の開口を有し、内部に前記カードを保持可能な扁平箱形の内側ケースと、
前記内側ケース出し入れ用の開口を有し、内部に前記内側ケースを前後方向移動自在に収容する内側ケース用ポケット部を設けてなる扁平箱形の中間ケースと、
前記中間ケース出し入れ用の開口を有し、内部に前記中間ケースを収容する中間ケース用ポケット部を設けて扁平箱形に形成されているとともに、前記中間ケースが内側ケース出し入れ用の開口を内側に向けて収容される格納位置と内側ケース出し入れ用の開口を外側に向けて排出される排出位置に回動切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、
前記内側ケースを前記内側ケース出し入れ用の開口に向かって付勢する弾性部材と、
係止部と被係止部とで成り、前記内側ケースを前記弾性部材の付勢に抗して前記中間ケースの内側ケース用ポケット部内底部側に保持する解除可能なロック部材と、
前記中間ケースの前記排出位置への回動操作に連動して前記ロック部材によるロックを解除するロック解除部材と、
を備えてなることを特徴とするカード保持具。
【請求項2】
前記中間ケースは、前記格納位置に回動されると、前記外側ケースの前記中間ケース出し入れ用の開口を閉塞して配置されることを特徴とする請求項1に記載のカード保持具。
【請求項3】
前記中間ケースの外面にガイドピンを突設し、前記外側ケースの内面側に前記ガイドピンが係合されて前記中間ケースの回動を案内する弧状のガイド用長孔を設けてなることを特徴とする請求項1または2に記載のカード保持具。
【請求項4】
前記ロック部材は前記係止部を被係止部側に向かって付勢するロック用弾性部材を備え、前記ロック解除部材は前記中間ケースの移動に連動して前記係止部をロック解除側に逃がすロック解除操作片を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカード保持具。
【請求項5】
前記内側ケースには、保持されたカードの端部を外方から指で把持し得る切欠部を設けてなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のカード保持具。
【請求項6】
カード保持具であって、
開口を有し、前記カードを支持するカード支持部と、
前記カード支持部が第1の位置と第2の位置に切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、
前記カードを前記開口に向かって付勢する弾性部材と、
前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して前記カード支持部における保持位置に保持する保持手段と、
を有し、
前記カード支持部が前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記保持手段による保持が解除される、
ことを特徴とするカード保持具。
【請求項7】
カード保持具であって、
前記カードを支持するカード支持部と、
前記カード支持部が第1の位置と第2の位置に切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、
前記カード支持部が前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記カードを前記カード支持部から突出させることが可能な突出動作手段と、
を有することを特徴とするカード保持具。
【請求項8】
カード保持具であって、
基部と、
開口を有するとともに、前記カードを支持し、前記基部に対して相対的に動かすことが可能なカード支持部と、
前記カードを前記開口に向かって付勢する弾性部材と、
前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して前記カード支持部における保持位置に保持する保持手段と、
を有し、
前記カード支持部を前記基部に対して相対的に動かすことにより、前記カードに対する前記保持手段による保持が解除される、
ことを特徴とするカード保持具。
【請求項9】
カード保持具であって、
基部と、
前記カードを支持し、前記基部に対して相対的に動かすことが可能なカード支持部と、
前記カード支持部を前記基部に対して相対的に動かすことにより、前記カードを前記カード支持部から突出させることが可能な突出動作手段と、
を有することを特徴とするカード保持具。
【請求項10】
カード保持具であって、
開口を有し、前記カードを支持するカード支持部と、
前記カードを前記開口に向かって付勢する弾性部材と、
前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して前記カード支持部における保持位置に保持する保持手段と、
を有し、
前記カード支持部を動かすことにより、前記カードに対する前記保持手段による保持が解除される、
ことを特徴とするカード保持具。
【請求項11】
カード保持具であって、
前記カードを支持するカード支持部と、
前記カード支持部を動かすことにより、前記カードを前記カード支持部から突出させることが可能な突出動作手段と、
を有することを特徴とするカード保持具。
【請求項12】
カード保持具であって、
前記カードを支持するカード支持部と、
前記カード支持部が第1の位置と第2の位置に切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、
前記カード支持部を付勢する弾性部材と、
前記カード支持部を前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、
を有し、
前記カード支持部が前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記保持手段による保持が解除される、
ことを特徴とするカード保持具。
【請求項13】
カード保持具であって、
前記カードを支持するカード支持部と、
前記カード支持部が第1の位置と第2の位置に切り換え可能に取り付けられた外側ケースと、
前記カード支持部が前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記カード支持部を突出させることが可能な突出動作手段と、
を有することを特徴とするカード保持具。
【請求項14】
カード保持具であって、
基部と、
前記カードを支持し、前記基部に対して相対的に動かすことが可能なカード支持部と、
前記カード支持部を付勢する弾性部材と、
前記カード支持部を前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、
を有し、
前記カード支持部を前記基部に対して相対的に動かすことにより、前記保持手段による保持が解除される、
ことを特徴とするカード保持具。
【請求項15】
カード保持具であって、
基部と、
前記カードを支持し、前記基部に対して相対的に動かすことが可能なカード支持部と、
前記カード支持部を前記基部に対して相対的に動かすことにより、前記カード支持部を突出させることが可能な突出動作手段と、
を有することを特徴とするカード保持具。
【請求項16】
カード保持具であって、
前記カードを支持するカード支持部と、
前記カード支持部を付勢する弾性部材と、
前記カード支持部を前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、
を有し、
前記カード支持部を動かすことにより、前記保持手段による保持が解除される、
ことを特徴とするカード保持具。
【請求項17】
カード保持具であって、
前記カードを支持するカード支持部と、
前記カード支持部を動かすことにより、前記カード支持部を突出させることが可能な突出動作手段と、
を有することを特徴とするカード保持具。
【請求項18】
カード保持具であって、
前記カードを第1の位置と第2の位置に切り換え可能に保持できる外側ケースと、
前記カードを付勢する弾性部材と、
前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、
を有し、
前記カードが前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記保持手段による保持が解除される、
ことを特徴とするカード保持具。
【請求項19】
カード保持具であって、
前記カードを第1の位置と第2の位置に切り換え可能に保持できる外側ケースと、
前記カードが前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられたことに応じて、前記カードを突出させることが可能な突出動作手段と、
を有することを特徴とするカード保持具。
【請求項20】
カード保持具であって、
基部と、
前記カードを付勢する弾性部材と、
前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、
を有し、
前記基部に対して相対的に前記カードを動かすことにより、前記保持手段による保持が解除される、
ことを特徴とするカード保持具。
【請求項21】
カード保持具であって、
基部と、
前記基部に対して相対的に前記カードを動かすことにより、前記カードを突出させることが可能な突出動作手段と、
を有することを特徴とするカード保持具。
【請求項22】
カード保持具であって、
前記カードを付勢する弾性部材と、
前記カードを前記弾性部材の付勢に抗して保持する保持手段と、
を有し、
前記カードを動かすことにより、前記保持手段による保持が解除される、
ことを特徴とするカード保持具。
【請求項23】
カード保持具であって、
前記カードを動かすことにより、前記カードを突出させることが可能な突出動作手段と、
を有することを特徴とするカード保持具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−115341(P2011−115341A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−274810(P2009−274810)
【出願日】平成21年12月2日(2009.12.2)
【出願人】(000135748)株式会社バンダイ (246)
【Fターム(参考)】