説明

ガスガスヒータ熱交換器の漏洩検出方法と装置

【課題】プラント運転中でも漏洩管の箇所と数量を把握し、プラント運転中に補修対策を実施できる構造を有するガスガス熱交換器の漏洩検出方法と装置を提供することである。
【解決手段】熱媒の止弁で出入口を閉止可能な伝熱管11,12群で構成されてるガスガス熱交換器で、熱媒の漏洩発生が起ると漏洩個所特定対象となる伝熱管ブロックの止弁44〜47を閉止した後、ティー型継手35に取り付けたキャップ36を取り外し、その部位から閉止治具38を挿入してヘッダ管台34を閉止し、圧力計付き治具39をティー型継手35に接続してポンプ等で昇圧することで伝熱管11,12内の降圧により漏洩の有無を判別し、漏洩管を特定した場合は圧力計付き治具39、ティー型継手35、閉止治具38を外した後、管台34をケーシング37の外部で切断し、管台34の端部に閉止栓40を溶接し、プラント運転中でも伝熱管の漏洩箇所を特定して補修処置を可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は排煙処理システムに係り、特にボイラ等から排出する排ガスを処理するのに好適なガスガス熱交換器(以下、GGHと称する)に関する。
【背景技術】
【0002】
排煙処理システムの系統を図7に、GGHの系統を図8に示す。なお、各図において同一機器には同一番号を付すこととする。
図7において、ボイラ1からの排ガスは脱硝装置2に導入され、排ガス中の窒素酸化物が除去された後、空気予熱器(A/H)3においてボイラ1への燃焼用空気と熱交換される。次に、排ガスはGGH熱回収器4に導入され、ガス温度が低下し、ガス中の煤塵の電気抵抗値が低下した状態で集塵装置5に導入され、排ガス中の煤塵の大半が除去される。その後、排ガスはファン6により昇圧されて、湿式排煙脱硫装置7に導入され、気液接触により排ガス中の硫黄酸化物および煤塵の一部が除去される。湿式排煙脱硫装置7において、飽和ガス温度まで冷却された排ガスは、GGH再加熱器8により昇温され、脱硫ファン9により昇圧され、煙突10より排出される。
【0003】
次に、図8に示すGGH系統について説明する。
GGH熱回収器伝熱管11とGGH再加熱器伝熱管12には、通常、熱交換の効率を向上させるためにフィン付伝熱管が用いられている。GGH熱回収器4内のGGH熱回収器伝熱管11とGGH再加熱器8内のGGH再加熱器伝熱管12を連絡配管13(GGH熱回収器4からGGH再加熱器8への熱媒体の流路である連絡配管13−1とGGH再加熱器8からGGH熱回収器4への熱媒体の流路である連絡配管13−2を)で連絡し、熱媒循環ポンプ14により熱媒を循環させる系統となっている。
【0004】
前記熱媒循環系統には、系内の熱媒の膨張を吸収する目的で熱媒タンク15が、また、特開平9−122438号公報に示された技術として、GGH熱回収器4の出口排ガス温度を制御するために、連絡配管13−1と連絡配管13−2を接続する熱媒バイパスライン18が設けられ、GGH熱回収器4の出口排ガス温度計21の信号により、GGH熱回収器4の出口排ガス温度が設定値以上となるように、熱媒バイパスライン18に設けられた熱媒循環流量調整弁31の開度が調整される。このようにGGH熱回収器伝熱管11とGGH再加熱器伝熱管12との間で交換熱量を制御する目的で、系内を循環する熱媒量が調整されている。
【0005】
プラント停止時の補修工事において熱媒の循環を停止するために連絡配管13−2のGGH熱回収器伝熱管11の入口と出口にはそれぞれ止弁44,45が設けられ、連絡配管13−1のGGH再加熱器伝熱管12の入口と出口にはそれぞれ止弁46,47が設けられている。
【0006】
さらに、ボイラ等の如何なる条件下でも安定した運用が可能なように、熱媒温度を制御(熱媒の温度が一定値以上となるように制御)する目的で熱媒ヒータ16がGGH熱回収器4からGGH再加熱器8への熱媒の流路である連絡配管13-1に設置され、系内で熱媒温度が最も低くなるGGH熱回収器4の入口温度計22の信号に応じ、GGH熱媒ヒータ蒸気量調整弁32の開度調整をして蒸気が供給される。熱媒ヒータ16で発生する蒸気ドレンは熱媒ヒータドレンタンク17に回収し、その後、ボイラ側タンクに搬送される。従来、GGH熱回収器4およびGGH再加熱器8は図6に示すようにダクトケーシング37の内部に伝熱管と伝熱管ヘッダ33を設置する構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平9−122438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のガスガス熱交換器、特にGGH再加熱器8においては、湿式排煙脱硫装置7からSO2を吸収したpH2〜3のミストが飛散して排ガスと一緒にGGH再加熱器8に飛んでくるため、GGH再加熱器8の伝熱管は腐食の懸念がある。
【0009】
その対策として伝熱管にはステンレス鋼等を採用しているが、腐食量はゼロになることはなく、腐食は避けることができないのが実情である。万一、伝熱管から熱媒が漏洩した場合は熱媒タンク15の液レベルが低下してくることから、プラント運転中でも漏洩発生の事象は把握できるようになっている。しかしながら、図6に示すようにプラント運転中の閉止処置などの補修は勿論のこと漏洩箇所の特定やその数も把握できない構造になっている。
【0010】
ガスガス熱交換器はこのような場合に備え、伝熱面積に裕度を見込んで設計されているため腐食の程度にもよるが、多少漏洩しても熱交換性能上は問題なく装置を運転することが可能である。よって、プラント停止時の補修工事においても、適宜の止弁44〜47をを閉止する処置により運転を再開する場合が多いものである。
【0011】
上述したガスガス熱交換器の構造により、プラント停止後の内部点検により漏洩管の確認と補修材料の手配や補修方法を検討するため、補修などにかかる工期が長くなり、結果的にプラント停止期間を長くせざるを得ないといった問題点があった。
【0012】
本発明の課題はプラント運転中でも漏洩管の箇所と数量を把握し、且つプラント運転中に補修対策を実施できる構造を有するガスガス熱交換器の漏洩検出方法と装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、熱媒と排ガスの熱交換を行う伝熱管(11,12)の熱媒入口側と出口側にそれぞれ管台(34)を有する管寄せ(33)を設け、前記伝熱管(11,12)と前記管寄せ(33)の管台(34)の間に三方以上に分岐した管路を有する継手類(35,41,42又は43)を設け、前記継手類(35,41,42又は43)の前記伝熱管(11,12)と前記管台(34)が接続されていない管路に閉止部品(36)を設け、前記閉止部品(36)を取り外した前記継手(35,41,42又は43)の管路から前記管台(34)が接続された管路に向けて前記管台(34)を閉止する閉止冶具(38)を挿入して、前記閉止冶具(38)を挿入した前記継手類(35,41,42又は43)の管路に圧力検出手段(39)と加圧手段を接続して伝熱管(11,12)の漏洩を検出することを特徴とするガスガス熱交換器の伝熱管漏洩検出方法である。
【0014】
請求項2記載の発明は、伝熱管(11,12)の漏洩検出後に、管台(34)から継手類(35,41,42又は43)を取り除き、継手類(35,41,42又は43)を取り除いた管台(34)部分に閉止栓(40)を取り付けることを特徴とする請求項1に記載のガスガス熱交換器伝熱管漏洩検出方法である。
【0015】
請求項3記載の発明は、熱媒と排ガスの熱交換を行う伝熱管(11,12)の熱媒入口側と出口側にそれぞれ管台(34)を有する管寄せ(33)を設け、前記伝熱管(11,12)と前記管寄せ(33)の管台(34)の間に三方以上に分岐した管路を有する継手類(35,41,42又は43)を設けた伝熱管(11,12)の漏洩を検出する熱交換器の漏洩検出装置であって、前記継手類(35,41,42又は43)の前記伝熱管(11,12)と前記管台(34)が接続されていない管路に設ける閉止部品(36)と、前記閉止部品(36)を取り外した前記継手(35,41,42又は43)の管路から前記管台(34)が接続された管路に向けて前記管台(34)を閉止するために挿入可能な閉止冶具(38)と、前記閉止冶具(38)を挿入した前記継手類(35,41,42又は43)の管路に接続する圧力検出手段(39)と加圧手段を備えたガスガス熱交換器の漏洩検出装置である。
【0016】
(作用)
本発明では、ガスガス熱交換器の伝熱管11,12とヘッダ管台34をティー型継手35、三方コック42、クロス継手43またはバルブ類41等の継手類により接続することで該接続部分をダクトケーシング37の外部に出す構造とする。一例として、キャップ36付きのティー型継手35を設け、このティー型継手35が接続された部分をダクトケーシング37の外部に設ける構造とする。
【0017】
図8に示すGGH熱回収器4またはGGH再加熱器8などのガスガス熱交換器は複数に分割され、熱媒の止弁44,45;46,47で出入口を閉止可能な伝熱管群で構成されているため、熱媒の漏洩発生が起った場合、漏洩個所特定対象となる伝熱管ブロックの止弁44〜47の中のいずれか適切なものを閉止した後、図2に示すように、例えばティー型継手35に取り付けたキャップ36を取り外し、その部位から閉止治具38を挿入してヘッダ管台34を閉止する。次に圧力計付き治具39をティー型継手35に接続し、ポンプ等により昇圧することで、伝熱管11,12が漏洩管していれば降圧するため、漏洩有無の判別が可能になる。更に、漏洩管を特定した場合は圧力計付き治具39、ティー型継手35及び閉止治具38を取り外した後、ヘッダ管台34をダクトケーシング37の外部で切断し、閉止栓40を溶接することで閉止できるため、プラント運転中でも伝熱管11,12の漏洩箇所を特定して補修処置を可能とする。
【発明の効果】
【0018】
これまで、プラント運転中にGGH熱回収器伝熱管11又はGGH再加熱器伝熱管12の漏洩管の判別はできなかったため、漏洩箇所を特定するにはプラントを停止する必要があった。しかしながら、本発明によりプラント運転中でも漏洩箇所を判別できることから、プラントの稼動効率低下を抑制できるようになった。
【0019】
また、漏洩管の補修もこれまではプラント内部から実施する必要があったが、これについてもプラント運転中にケーシング37の外部から伝熱管の補修が可能となったことで、定期点検などのプラント停止時は他の設備に補修に工期を割り当てできるため、工期を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の継手を設けたGGH伝熱管構造図を示す。
【図2】本発明の伝熱管の漏洩有無の判別と漏洩発生確認後の伝熱管の閉止処置の操作手順を示す。
【図3】本発明のティ-型継手をバルブとした、他の実施例を示す。
【図4】本発明のティ-型継手を三方コックとした、他の実施例を示す。
【図5】本発明のティ-型継手をクロス継ぎ手とした、他の実施例を示す。
【図6】従来のGGH伝熱管構造図を示す。
【図7】排煙処理システムの系統図を示す。
【図8】一般的なGGH系統図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1に本発明になるガスガス熱交換器の構造を示す。図1(a)には伝熱管11,12の群が成す平面に垂直な方向から見たガスガス熱交換器を示し、図1(b)は図1(a)の矢印A方向から見たガスガス熱交換器を示す。
【0022】
図1のガスガス熱交換器は図8に示すGGH熱回収器4とGGH再加熱器8内のGGH熱回収器伝熱管11、GGH再加熱器伝熱管12に連絡配管13−1,13−2で熱媒を循環させる系統に適用させるが、GGH熱回収器伝熱管11とGGH再加熱器伝熱管12は通常、伝熱管11,12と連絡配管13−1,13−2の取合部に設けられる伝熱管ヘッダ33を介して接合しており、伝熱管11,12と伝熱管ヘッダ33は排ガスとの熱媒の熱交換効率を上げるため、ケーシング37の内部に設けている。
【0023】
本実施例では、GGH熱回収器伝熱管11とGGH再加熱器伝熱管12と伝熱管ヘッダ33は、従来通り、ケーシング37の内部に設置しているが、伝熱管ヘッダ33にヘッダ管台34、ティー型継手35、三方コック42、クロス継手43など及びバルブ類41を設けることで、この部位をダクトケーシング37の外部に出すことを可能にした。
【0024】
図2に本実施例の熱交換器を構成する伝熱管の漏洩有無の判別と漏洩発生確認後の伝熱管の閉止処置の操作手順を示す。
プラント運転中に、判別対象となるGGH熱回収器4またはGGH再加熱器8の伝熱管ブロックの入口側と出口側に設けられた連絡配管13−1,13−2の止弁44〜47を閉止した後、図2(a)に示すダクトケーシング37の外部に出ているヘッダ33の管台34からティー型継手35のキャップ36を取り外し(図2(b))、ティー型継手35の内部からヘッダ管台34に閉止治具38を差し込んで伝熱管の端部を塞ぎ(図2(c))、他の列の伝熱管ルートと遮断して、該当する部位の漏洩有無の検査を実施することが可能となる。なお、図2(c)にはそれぞれ左右鏡面となる位置にある二つのティー型継手35が配置されている場合の両方の伝熱管の閉止処置を行う例を示す。
【0025】
更に、圧力計付き治具39(図2(d)参照)をティー型継手35に取り付けて、図示しないポンプ等により該当する伝熱管内を昇圧することで、ポンプの吐出圧力と治具39の圧力計39aの指示値に差異があると伝熱管に漏洩箇所があることが分かる。
【0026】
前記圧力計付き治具39による判別の結果、伝熱管11,12の該当列に漏洩を確認した場合は圧力計付き治具39、閉止治具38およびティー型継手35をヘッダ管台34から取り外し、ダクトケーシング37の外部に出ているヘッダ管台34を切断後、ヘッダ管台34の開放端部に閉止栓40を溶接等で接合する。
上述の手順により、プラント運転中にダクトケーシング37の外部から漏洩管の判別を行い、更には、補修処置を可能とした。
【0027】
図3には、図1に示す構成のティー型継手35の部分をバルブ41に置き換えた場合の実施例を、図4には、図1に示す構成のティー型継手35の部分を三方コック42に置き換えた場合の実施例を、図5にクロス継手43に置き換えた場合の実施例をそれぞれ示す。図3(a)〜図5(a)には伝熱管11,12の群が成す平面に垂直な方向から見たガスガス熱交換器を示し、図3(b)〜図5(b)には図3(a)〜図5(a)の矢印A方向からそれぞれ見たガスガス熱交換器を示す。
【0028】
なお、図1(a)に示すティー型継手35の代わりに図3(a)に示すバルブ類41、図4(a)に示す三方コック42又は図5(a)に示すクロス継手43を採用した場合も漏洩有無の判別と補修処理操作方法は同様であり、バルブ類41、三方コック42又はクロス継手43のキャップ36を取り外し、バルブ類41、三方コック42又はクロス継手43の内部からヘッダ管台34に閉止冶具38を差し込み、他の列の伝熱管ルートを塞ぎ、該当する部位の検査を実施可能とする。以下の漏洩判別方法と閉止方法はティー型継手35を採用した場合と同様である。
【符号の説明】
【0029】
1 ボイラ 2 脱硝装置
3 空気予熱器 4 GGH熱回収器
5 集塵装置 6 ファン
7 湿式排煙脱硫装置 8 GGH再加熱器
9 脱硫ファン 10 煙突
11 GGH熱回収器伝熱管
12 GGH再加熱器伝熱管
13−1,13−2 連絡配管
14 循環ポンプ 15 熱媒タンク
16 熱媒ヒータ 17 ドレンタンク
18 熱媒バイパスライン
21,22 温度計 33 伝熱管ヘッダ
34 ヘッダ管台 35 ティー型継手
36 キャップ 37 ダクトケーシング
38 閉止治具 39 圧力計付き治具
39a 圧力計 40 閉止栓
41 バルブ類 42 三方コック
43 クロス継手 44〜47 止弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱媒と排ガスの熱交換を行う伝熱管(11,12)の熱媒入口側と出口側にそれぞれ管台(34)を有する管寄せ(33)を設け、前記伝熱管(11,12)と前記管寄せ(33)の管台(34)の間に三方以上に分岐した管路を有する継手類(35,41,42又は43)を設け、前記継手類(35,41,42又は43)の前記伝熱管(11,12)と前記管台(34)が接続されていない管路に閉止部品(36)を設け、前記閉止部品(36)を取り外した前記継手(35,41,42又は43)の管路から前記管台(34)が接続された管路に向けて前記管台(34)を閉止する閉止冶具(38)を挿入して、前記閉止冶具(38)を挿入した前記継手類(35,41,42又は43)の管路に圧力検出手段(39)と加圧手段を接続して伝熱管(11,12)の漏洩を検出することを特徴とするガスガス熱交換器の伝熱管漏洩検出方法。
【請求項2】
伝熱管(11,12)の漏洩検出後に、管台(34)から継手類(35,41,42又は43)を取り除き、継手類(35,41,42又は43)を取り除いた管台(34)部分に閉止栓(40)を取り付けることを特徴とする請求項1に記載のガスガス熱交換器伝熱管漏洩検出方法。
【請求項3】
熱媒と排ガスの熱交換を行う伝熱管(11,12)の熱媒入口側と出口側にそれぞれ管台(34)を有する管寄せ(33)を設け、前記伝熱管(11,12)と前記管寄せ(33)の管台(34)の間に三方以上に分岐した管路を有する継手類(35,41,42又は43)を設けた伝熱管(11,12)の漏洩を検出する熱交換器の漏洩検出装置であって、
前記継手類(35,41,42又は43)の前記伝熱管(11,12)と前記管台(34)が接続されていない管路に設ける閉止部品(36)と、
前記閉止部品(36)を取り外した前記継手(35,41,42又は43)の管路から前記管台(34)が接続された管路に向けて前記管台(34)を閉止するために挿入可能な閉止冶具(38)と、
前記閉止冶具(38)を挿入した前記継手類(35,41,42又は43)の管路に接続する圧力検出手段(39)と加圧手段
を備えたガスガス熱交換器の漏洩検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−58679(P2011−58679A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−207429(P2009−207429)
【出願日】平成21年9月8日(2009.9.8)
【出願人】(000005441)バブコック日立株式会社 (683)
【Fターム(参考)】