説明

ガラス回収用スクラップ作業車

【課題】 バス及び鉄道客車の廃車解体作業でボトルネックとされていた一連のガラス窓の破砕作業を手作業によらず効率的に可能とするガラス破砕作業機を提供する。
【解決手段】 スクラップ対象車両の一連のガラス窓から窓ガラスを回収するためのガラス破砕作業機。車両側面に接近離反可能な架台ステージ(12)と、架台ステージ(12)上に起伏可能に搭載されたロアブーム(22)と、ロアブーム(22)の上端部でロアブーム(22)の起伏回動面と交差する平面内の側方へ揺動可能な第1ブーム(24)と、第1ブーム(24)の先端部で第1ブーム(24)の揺動平面と平行な平面内の屈曲角度を変更可能な第2ブーム(26)と、第2ブーム(26)の先端部で第1ブーム(24)の揺動平面と平行な平面内の屈曲角度を変更可能な治具ホルダ(28)と、治具ホルダ(28)に装着されたガラス破砕用治具(29)と、外部から車両のガラス窓の下縁部に沿わせることが可能な回収バケット(17)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば一連のガラス窓を有する大型バス・鉄道客車等の廃車車両に装着されたガラスを良好に回収することのできるガラス回収用スクラップ作業車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、先端に開閉作業ペンチャーを有する油圧作動ブームを旋回及び伏仰可能に備えた自走車両の前部又は後部に動力で開閉可能な左右一対の作業アームを装備し、この作業アームに、スクラップ対象物を回動可能に両側から挟んで保持するための一対の対向カップや、スクラップ対象物を両側から強圧して圧潰又は破断するための一対の破断工具など、各種の作業ハンドを取り付けた解体機も知られており(例えば、特許文献1参照)、このような解体機によってスクラップ解体作業の能率は飛躍的に向上し、しかもスクラップの素材別の分別回収も高い効率で可能となったことは事実である。
【0003】
近年、廃棄自動車のみならず、それ以外の種々のスクラップ対象物、例えば冷蔵庫や洗濯機等の家電品、鉄筋や窓枠サッシ等の建築廃材、或いは給水管や配水管等の配管廃材等が通常の解体作業では処理しきれず、各地に各種のスクラップ対象物が集積されて解体を待つ状況となりつつある。例えば廃棄された電気洗濯機などでは、外側の筐体及び洗濯槽と内部の電動機とを解体作業で分別しなければならず、また電気冷蔵庫でも筐体と内側断熱材およびコンプレッサーなどを分別解体しなければならないが、従来の解体機では油圧作動ブーム先端の開閉作業ペンチャーによってこれらの内部の電動機やコンプレッサーを直接取り出すことができず、別の手作業による解体またはやむなく一体のまま分別することなく処分する等の処理が行われていた。
【0004】
このような状況の下、スクラップ対象物の分別回収の取り扱い範囲を寸法及び強度の面で拡大して廃車を始めとする各種のスクラップ対象物の分別解体作業を効率的に行うことのできる多目的スクラップ解体機も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
一方、大型バスの大型廃棄自動車や、鉄道客車のスクラップ解体作業は、手作業にて椅子等の内装材を取り外した後、エンジン部品の取外しを行なった後に、スクラップ工場の作業場で切断トーチ等により、スクラップ対象の自動車や客車を適当な大きさに切断していた。
【0006】
この場合、大型バスの大型廃棄自動車や、鉄道客車は、一連のガラス窓を有しており、これらガラス窓については、一般的に耐衝撃性の高いガラス窓が装着されている。近年、耐衝撃性の高いガラスについては、間にプラスチックフィルムを挟んだ合わせガラスや、表面に強化用のフィルムを貼り付けたガラスや、厳密に言うとガラスではなく特殊ポリカーボネート樹脂製の透明板などのように、廃棄車両の車種や製造年度によっても相違するものとなっている。
【0007】
スクラップ品の再利用を目的とするならば、同種類・同素材のスクラップ品をきちんと分別して回収されたものが資源として再利用できる。このため、最近ではスクラップ破砕施設内で、スクラップを粗く破砕し、更に細かく破砕した後、得られた破砕片について、種々の分離手段によって分離回収される。
【0008】
例えば、サイクロン装置により、比重の軽いプラスチック主体の破砕片と、比重の重い破砕片とに分離される。比重の重い破砕片についてはドラム磁選機により、鉄系破砕片と、非鉄系破砕片とに分離される。鉄系破砕片が分離された非鉄系破砕片は、磁界の中に非鉄系金属を通過させることにより通過方向に加速させるアルミ選別機によって、非鉄系金属破砕片と、その他の破砕片とに分離される。
【0009】
非鉄系金属片が分離されたその他の破砕片は、第2のサイクロン装置により、比重の軽いプラスチック破砕片と、より重い破砕片とに分離される。このプラスチック破砕片が分離された破砕片には、ガラス・陶器が主であり、その他として、木材とアルミ選別機で分離されなかったアルミニウム等の非鉄系金属破砕片を含む。
【0010】
この破砕片は、ドラム状のトロンメル(回転式ふるい)で、ガラス・陶器などの不燃物が多く存在する粒径と、アルミニウム等が多く存在する粒径と、可燃物が多く存在する粒径との3種類に選別される。即ち、非鉄系金属の破砕片では、回転によりガラスや陶器はかなり細かく砕かれ、一方、木材など可燃物は、おおまかな大きさになり、アルミニウムはその中間ぐらいの細かさになることを利用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特公平3−78460号公報
【特許文献2】特許第3101717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
スクラップ破砕施設でのスクラップの破砕と分別回収が可能となってはいるが、スクラップの回収時に同一の素材のスクラップはまとめて回収されるべきである。このため、本発明は、一連のガラス窓を有する大型バス・鉄道客車等の廃車車両に装着されたガラスを良好に回収するガラス回収用スクラップ作業車を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
請求項1に記載された発明に係るガラス回収用スクラップ作業車は、自走車両に旋回可能に搭載された架台ステージと、このステージに伏仰可能に搭載された油圧作動ブームと、このブームの先端に取付けられたガラス破砕用治具と、前記架台ステージに搭載された起伏駆動可能な作業アームと、該作業アームの先端に取付けられたガラス破砕片回収バケットとを備えたスクラップ作業車であって、
前記油圧作動ブームが、前記架台ステージに伏仰可能に搭載されたロアブームと、前記ロアブームの上端部でロアブームの起伏回動面と交差する平面内の側方へ揺動可能な第1アッパーブームと、前記第1アッパーブームの先端部で第1アッパーブームの揺動平面と平行な平面内の屈曲角度を変更可能な第2アッパーブームと、第2アッパーブームの先端部で第1アッパーブームの揺動平面と平行な平面内の屈曲角度を変更可能な治具アームホルダと、治具アームホルダに装着されたガラス破砕用治具と、外部から車両のガラス窓の下縁部に沿わせることが可能な回収バケットとを備えたものである。
【0014】
請求項2に記載された発明に係るガラス回収用スクラップ作業車は、請求項1に記載のガラス破砕用治具が遠隔操作によって先端部が開閉作動するニブラーであることを特徴とするものである。
【0015】
請求項3に記載された発明に係るガラス回収用スクラップ作業車は、請求項1又は2に記載のガラス破砕片回収バケットが取付けられた作業アームが、前記ロアブームの伏仰面に平行な起伏駆動面を有するように配されたことを特徴とするものである。
【0016】
請求項4に記載された発明に係るガラス回収用スクラップ作業車は、請求項3に記載の架台ステージ上に操縦者が前記ロアブーム及び作業アームに正対するように搭乗可能な操縦席を更に備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、バス及び鉄道客車の廃車解体作業でボトルネックとされていた一連のガラス窓の破砕作業を手作業によらず効率的に可能とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明のガラス回収用スクラップ作業車の一実施例の構成を示す説明図である。
【図2】図1のスクラップ作業車の操作状況を示す正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明においては、自走車両に旋回可能に搭載された架台ステージと、このステージに伏仰可能に搭載された油圧作動ブームと、このブームの先端に取付けられたガラス破砕用治具と、前記架台ステージに搭載された起伏駆動可能な作業アームと、該作業アームの先端に取付けられたガラス破砕片回収バケットとを備えたスクラップ作業車である。
【0020】
本スクラップ作業車の油圧作動ブームは、架台ステージに伏仰可能に搭載されたロアブームと、前記ロアブームの上端部でロアブームの起伏回動面と交差する平面内の側方へ揺動可能な第1アッパーブームと、前記第1アッパーブームの先端部で第1アッパーブームの揺動平面と平行な平面内の屈曲角度を変更可能な第2アッパーブームと、第2アッパーブームの先端部で第1アッパーブームの揺動平面と平行な平面内の屈曲角度を変更可能な治具アームホルダと、治具アームホルダに装着されたガラス破砕用治具と、外部から車両のガラス窓の下縁部に沿わせることが可能な回収バケットとを備える。
【0021】
即ち、油圧作動ブームは、第1アッパーブームと第2アッパーブームとにより、横方向に曲折可能となり、先端部の治具アームホルダ及びガラス破砕用治具がロアブーム近傍に移動可能となっている。このため、窓ガラスが車体長手方向に2つ以上連続して形成されたスクラップ車両の一つの窓ガラスに油圧作動ブームを進入させ、進入窓ガラスに隣接する窓ガラスの外側下方にガラス破砕片回収バケットを沿わせた後、ガラス破砕用治具で前記隣接する窓ガラスを内側から外側へ破壊することにより、廃車車両に装着されたガラスをガラス破砕片回収バケット内に良好に回収することができる。
【0022】
また、本発明のガラス破砕用治具としては、廃棄車両の内側から外側へ移動させることにより、窓ガラスを破壊して外方に沿わせておいたガラス破砕片回収バケット内に破片を誘導するものであればよいが、好ましくは操縦者の遠隔操作によって先端部が開閉作動するニブラーである。これにより、ガラス窓を破壊することができ、破壊した後に、窓枠に残ったガラス破片もニブラーで摘んでガラス破砕片回収バケット内に廃棄することが可能となる。
【0023】
更に、本発明のガラス破砕片回収バケットが取付けられた作業アームとしては、この作業アームの先端に取付けられたガラス破砕片回収バケットを窓ガラスの外側下方に沿わせるものであればよいが、好ましくはロアブームの伏仰面に平行な起伏駆動面を有するように配される。これにより、廃棄車両の破壊される窓ガラスの近傍直下に沿わせることが可能となり、破壊されたガラス片がバケット外へ落下することを防ぐことができる。また、ロアブームを下方に降ろそうとする場合に、ロアブームと作業アーム先端のバケットとが衝突しないように、ロアブームの下げ位置と作業アームの上げ位置とを関連づけて制御することも可能となる。
【0024】
また、本発明のスクラップ作業車の操縦者は遠隔操作によって作業車、油圧作動ブーム等を操縦するのであれば、どのような場所にいてもよいが、作業車上で操縦するのが好ましい。好ましい本発明では、架台ステージ上に操縦者が前記ロアブーム及び作業アームに正対するように搭乗可能な操縦席を更に設け、この操縦席上で操縦することにより、細やかな操縦が可能となる。
【実施例】
【0025】
図1は本発明のガラス回収用スクラップ作業車の一実施例の構成を示す説明図である。図に示す通り、本実施例のガラス回収用スクラップ作業車10は、エンジン出力又は外部電源から供給される電力で駆動される架台ステージ12が搭載された自走車両11を備える。
【0026】
またこのステージ12上には、走行時に前向きとなるように操縦者が搭乗する操縦席を内部に備えた操縦キャビン13が前部左側に設けられており、また中央部には油圧作動ブーム20が搭載されており、右側部には油圧発生装置14が搭載されている。ステージ12の操縦席前方には、一対の作業アーム15が油圧シリンダ16で起伏可能に枢支されている。
【0027】
油圧作動ブーム20は、起伏シリンダ21で伏仰可能に架台ステージに搭載されたロアブーム22と、このロアブーム22の先端に第1揺動シリンダ23で横方向に揺動可能に取付けられた第1アッパーブーム24と、この第1アッパーブーム24の先端に第2揺動シリンダ25で横方向に揺動可能に取付けられた第2アッパーブーム26と、この第2アッパーブーム26の先端に第3揺動シリンダ27で上下方向に揺動可能に取付けられた治具アームホルダ28と、このホルダ28の先端に図示しない電動モータで回動可能に取付けられたニブラー29とを有している。
【0028】
一対の作業アーム15は、常に操縦者の正面に配置されるように、ステージ12の回転に伴って回転する。この作業アーム15の先端にはガラス破砕片回収バケット17が設置されている。バケット17は油圧シリンダ16による作業アーム15の起伏によって廃棄車両の窓の外側下方に沿わせることができ、細やかな操縦が可能となる。
【0029】
尚、作業アーム15は、ロアブーム22の伏仰面に平行な起伏駆動面を有するように配される。これにより、廃棄車両の破壊される窓ガラスの近傍直下に沿わせることが可能となり、破壊されたガラス片がバケット外へ落下することを防ぐことができる。また、ロアブーム22を下方に降ろそうとする場合に、ロアブーム22と作業アーム15先端のバケット17とが衝突しないように、ロアブーム22の下げ位置と作業アーム15の上げ位置とを関連づけて制御することも可能となる。
【0030】
次に本ガラス回収用スクラップ作業車10の作業手順を説明する。図2は図1のスクラップ作業車の操作状況を示す正面図である。図3は図2の平面図である。図に示す通り、廃棄車両41の周囲に配された高さ調節のためのプラットホーム40上に本スクラップ作業車10が配置されている。
【0031】
スクラップ作業車10の自走車両11の走行方向は廃棄車両41の長手方向と平行に運転される。その際には、油圧シリンダ16を駆動して作業アーム15を持ち上げ、ガラス破砕片回収バケット17を廃棄車両41の窓の直下位置に合わせておく。
【0032】
廃棄車両41の長手方向の一端(図3における上方)に配される窓を予め撤去するか、内側から外側に向かって破壊しておく。尚、廃棄車両41からのスクラップが、種々の分離手段によって分離回収されるスクラップ破砕施設に送られるのであれば、スクラップ作業車10の先端に配されたニブラー29で外側から内側へ叩き割ってもよい。
【0033】
廃棄車両41の開放された窓42からニブラー29先端を進入させ、油圧作動ブーム20のロアブーム22と、第1アッパーブーム24と、第2アッパーブーム26と、治具アームホルダ28とを駆動して開放された隣の窓43の内側にニブラー29先端を移動させる。
【0034】
ニブラー29を駆動して窓43のガラスを内側から外側に向かって移動させてガラスを割り、破片を廃棄車両41の外側に配したバケット17に落下させる。窓43に残ったガラス片はニブラー29を駆動して摘み、バケット17内に入れて取り除く。図に示す通り、操縦者の正面にニブラー29先端が配置されるため、細やかな操縦が可能となる。
【0035】
窓43のガラス片の全てをバケット17に入れて取り除いた後に、油圧作動ブーム20のロアブーム22と、第1アッパーブーム24と、第2アッパーブーム26と、治具アームホルダ28とを駆動して開放された窓42からニブラー29を退出させる。自走車両11を、バケット17が更に隣の窓の直下位置まで後方に移動させる。
【0036】
前述の開放された窓43からニブラー29先端を進入させ、油圧作動ブーム20のロアブーム22と、第1アッパーブーム24と、第2アッパーブーム26と、治具アームホルダ28とを駆動して開放された更に隣の窓44の内側にニブラー29先端を移動させ、これを駆動して窓44のガラスを内側から外側に向かって移動させてガラスを割り、破片を廃棄車両41の外側に配したバケット17に落下させる。前述と同様に、窓44に残ったガラス片はニブラー29を駆動して摘み、バケット17内に入れて取り除く。
【0037】
同様に、窓44のガラス片の全てをバケット17に入れて取り除いた後に、油圧作動ブーム20のロアブーム22と、第1アッパーブーム24と、第2アッパーブーム26と、治具アームホルダ28とを駆動して開放された窓43からニブラー29を退出させる。自走車両11を、バケット17が更に隣の窓の直下位置まで後方に移動させ、これを繰り返して、廃棄車両41の片側の窓ガラスを取り除き、他方側の窓ガラスも同様に行うことにより、一連のガラス窓を有する大型バス・鉄道客車等の廃車車両に装着されたガラスを良好に回収することができる。
【符号の説明】
【0038】
10…ガラス回収用スクラップ作業車、
11…自走車両、
12…架台ステージ、
13…操縦キャビン、
14…油圧発生装置、
15…作業アーム、
16…油圧シリンダ、
17…ガラス破砕片回収バケット、
20…油圧作動ブーム、
21…起伏シリンダ、
22…ロアブーム、
23…第1揺動シリンダ、
24…第1アッパーブーム、
25…第2揺動シリンダ、
26…第2アッパーブーム、
27…第3揺動シリンダ、
28…治具アームホルダ、
29…ニブラー、
40…プラットホーム、
41…廃棄車両、
42…開放された窓、
43…開放された隣の窓、
44…更に隣の窓、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自走車両に旋回可能に搭載された架台ステージと、このステージに伏仰可能に搭載された油圧作動ブームと、このブームの先端に取付けられたガラス破砕用治具と、前記架台ステージに搭載された起伏駆動可能な作業アームと、該作業アームの先端に取付けられたガラス破砕片回収バケットとを備えたスクラップ作業車であって、
前記油圧作動ブームが、前記架台ステージに伏仰可能に搭載されたロアブームと、前記ロアブームの上端部でロアブームの起伏回動面と交差する平面内の側方へ揺動可能な第1アッパーブームと、前記第1アッパーブームの先端部で第1アッパーブームの揺動平面と平行な平面内の屈曲角度を変更可能な第2アッパーブームと、第2アッパーブームの先端部で第1アッパーブームの揺動平面と平行な平面内の屈曲角度を変更可能な治具アームホルダと、治具アームホルダに装着されたガラス破砕用治具と、外部から車両のガラス窓の下縁部に沿わせることが可能な回収バケットとを備えたことを特徴とするガラス回収用スクラップ作業車。
【請求項2】
前記ガラス破砕用治具が遠隔操作によって先端部が開閉作動するニブラーであることを特徴とする請求項1に記載のガラス回収用スクラップ作業車。
【請求項3】
前記ガラス破砕片回収バケットが取付けられた作業アームが、前記ロアブームの伏仰面に平行な起伏駆動面を有するように配されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス回収用スクラップ作業車。
【請求項4】
前記架台ステージ上に操縦者が前記ロアブーム及び作業アームに正対するように搭乗可能な操縦席を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載のガラス回収用スクラップ作業車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−975(P2011−975A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−145992(P2009−145992)
【出願日】平成21年6月19日(2009.6.19)
【出願人】(508127915)株式会社とわに (11)
【Fターム(参考)】