説明

キッチン家具用ポケットドア

【課題】ドア開放時、衝撃を減らすことができるキッチン用ポケットドアを提供する。
【解決手段】キッチン家具の前面に固定される支持板20と、支持板20の下端部と回動可能に連結され、相互間で所定の収納空間を形成する開閉可能なドア30と、を備える。支持板20の前面の一側には、ダンパーハウジング42が設けられ、ダンパーハウジング42の内部にはダンパーが設けられている。連結リンク50の下端部は、ドア30と回動可能に連結され、上端部はダンパーハウジング42の内部において上下動可能に設けられている。ドア30が開放されると、連結リンク50の上端部が下方に移動し、ダンピング手段40と接触することにより、ドア30の開放による衝撃を減らす。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キッチン家具に関し、より詳しくはキッチン家具の前方に装着され、包丁などのキッチン用小品を収納可能に構成されるポケットドアに関する。
【背景技術】
【0002】
一般にキッチン家具、例えば流し台等には、多数の収納空間が設けられている。このような収納空間には、キッチン用品等が収納されることが一般的である。最近、包丁のようなキッチン用小品を収納するために、ポケットドアがキッチン家具の前面に装着されている。
【0003】
図6には、一般のキッチン家具のポケットドアが示されている。図示のように、キッチン家具の前面に装着されるポケットドアは、キッチン家具の前面に固定される支持板10と、支持板10の下端部と回動可能に連結されるドア12と、を備えている。ドア12と支持板10との間には、たとえ狭くても包丁のようなキッチン用小品を収納可能な空間が設けられる。また、通常、ドア12は、支持板10を取り囲む程度の大きさを有しており、前面からみて、実質的にドア12がポケットドアの全体をなしている。
【0004】
ドア12と支持板10との間の空間には、例えばキッチンで用いられる多様な用途の包丁を整然と保管するように、多数個の包丁を差し込んで保管することができる包丁差し14が設置される。また、ドア12は、支持板10に対して開閉可能に構成され、包丁の危険性を考慮して、閉鎖状態を維持することができるロック装置が設けられることが一般的である。
【0005】
このようなポケットドアを開放するためには、ロック装置を解除し、ドア12を下方に引っ張らなければならない。すると、ドア12はその引張力及び自重により、その下端部(回動軸)を基準として開放されるようになる。この際、ドア12の最大開放角を制限するために、支持板10とドア12の両側面には、1対の二節リンク16が設けられている。従ってドア12が開放されると、二節リンク16は、ドア12が一定の角度以上開放されないように保持することになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、ドア12が最大角度まで開放されると、その自重又は開放力により衝撃が支持板10に加えられることになる。このような開放衝撃は騷音の発生をはじめ、ポケットドアの使用上の不便さを生じるという短所がある。
【0007】
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、ドア開放時、衝撃を減らすことができるキッチン用ポケットドアを提供することを目的とする。
また、ポケットドアの衝撃を減らすためのダンパーを、容易且つ簡単に装着可能にすることを他の目的とする。
また、ドアの最大開放角を制限すると共に、ダンピング機能を有するポケットドアを提供することを更なる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するため、本発明によるキッチン用ポケットドアは、キッチン家具の前面に固定される支持板と、前記支持板の下端部と回動可能に連結され、相互間で所定の収納空間を形成する開閉可能なドアと、前記支持板の前面の一側に設置されるダンピング手段と、下端部が前記ドアと回動可能に連結されると共に上端部が前記ダンピング手段と連結され、ドア開放時、上端部が下方に移動しながら、前記ダンピング手段と接触し、ドアの開放による衝撃を減らすように設置される連結リンクと、を備えることを技術的特徴とする。
【0009】
また、前記ダンピング手段についての実施形態によると、ドアの前面に装着され、長手方向にガイド孔が形成され、一側面には、前記ガイド孔に連通する長手方向のスロットが形成されたダンパーハウジングと、前記ガイド孔の内部に設置されるダンパーと、を有する。そして、連結リンクの上端部は、前記スロットを介して前記ガイド孔の内部に連結され且つ上下動可能に保持され、ドア開放時、下降しながら前記ダンパーの上面に接触するように設置されている。
【0010】
また、前記ガイド孔は、ダンパーハウジングの前面に形成されてもよく、ダンパーハウジングの側面に形成されてもよい。
また、前記ダンパーハウジングは、前記ドアの両側面の少なくとも一つの前面に取り付けられることが好ましい。
【0011】
また、本発明の実施形態によると、前記ダンパーハウジングは、前記ドアの両側面に取り付けられる合成樹脂材の側面部材と一体成形されてもよい。又は前記ダンパーハウジングは、アルミニウム等の他の材質で成形され、取り付けられてもよい。
【0012】
また、前記ドアの最大開放角を制限するために、前記ドアと前記支持板の両側面の少なくとも一つに設置される二節リンクを更に有することも可能である。
また、前記ダンパーは、シリンダーと、前記シリンダーの内部と連結され、外力により収縮してその外力が除去されると復元するシャフトと、を有し、前記シャフトの外側に相当する前記ガイド孔に内蔵されるコイルばねを更に有してもよい。
また、前記連結リンクの上端部には、回動可能に保持されるボールが設けられ、前記ガイド孔の内部において上下動可能に保持されるように構成することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、キッチン用家具の前面に設置されるポケットドアのドアが開放されるとき、ダンピング機構を設置することにより、ドアの開放時に生じる衝撃及び騒音の発生を抑制することができる。また、このようにキッチン用家具のドアがスムーズに動作することは、実質的に製品の高級化及び機能の多様化を追求・実現する等の長所も期待される。また、本発明によると、ドア及び支持板の一側又は両側面を用いて、ダンピング機構を設置しているので、構造的に簡単であるという長所、及びこれによる生産性の向上の効果も期待することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付した図面に基づき、本発明の実施形態についてより詳述する。
図1に示すように、本発明によるポケットドアは、キッチン家具(例えば流し台等、図示せず)の前面に装着される支持板20と、下端部で支持板20と回動可能に連結されるドア30と、を備えている。ドア30の閉鎖状態で、支持板20とドア30の相互間の内側には所定の収納空間が形成され、例えば、その内部に多数の包丁を差すことができる包丁差しKが設けられてもよく、他のキッチン用小品を収納可能に構成されてもよい。
【0015】
支持板20は一般に、アルミニウムで作られる本体22と、本体22の両側端部に組み込まれ、合成樹脂材で射出成形される側面部材24と、を有している。また、ドア30も、アルミニウムで作られる本体32と、本体32の両側端部に組み込まれ、合成樹脂材で射出成形される側面部材34と、を有している。支持板20はキッチン用家具の前面に締付固定され、ドア30はその下端部が、支持板20の下端部と回動可能に連結されることにより、支持板20との間で形成される収納空間を開閉可能となるように構成される。
【0016】
側面部材24と側面部材34との間には、従来の技術で説明した二節リンクが設けられてもよい。以下、本発明の実施形態の説明において、従来の技術で説明した二節リンクについての説明は省略する。本発明において、二節リンクの構成は、選択的であると言える。即ち、ドア30の最大開放角を制限するために、二節リンクを設置することも可能である。この場合、後述のように本発明のダンピング機構40は、ドア開放時、ダンピング機能と、ドアの最大開放角を制限可能な機能を同時に実現することができるので、二節リンクの構成を省略することが好ましい。
【0017】
本発明において、支持板20の一側面又は両側面には、ダンピング機構40が設けられている。また、ダンピング機構40の下端部は、ドア30と回動可能に連結される連結リンク50の上端部と結合されている。
【0018】
先ず、ダンピング機構40について、図1〜図4を参照して説明する。本発明のダンピング機構40は、ダンパーハウジング42とダンパー60(図4参照)を有する。ダンパーハウジング42は射出成形されることが好ましく、ダンパー60を収容可能なガイド孔44を有している。ダンパーハウジング42の一側面(図示した実施形態では正面手前)には、長手方向にスロット46が形成されており、ガイド孔44に連通するようになる。スロット46は、連結リンク50をダンパーハウジング42の内部に組込み可能に形成されたものである。スロット46は、ダンパーハウジング42において、下方に一定の長さを有するように形成されている。
【0019】
ダンパーハウジング42は、支持板30の両側面に設置されるが、図示の実施形態では、支持板30の両側面に取り付けられた側面部材24に設置される。ダンパーハウジング42は、合成樹脂材で射出成形する場合は、側面部材24とダンパーハウジング42を一体に成形することが好ましい。
【0020】
ダンパーハウジング42のガイド孔44の内部には、ダンパー60が収納されている。ダンパー60は筒状、好ましくは円筒状のシリンダー62と、円筒状のシリンダー62の内部から同軸に外側に延設されたシャフト64と、を有している。このダンパー60自体は既に公知のものであるので、詳細な説明を省略し、概略的に説明する。
【0021】
即ち、シリンダー62の内部には、粘性を有する流体が入れられており、シャフト64と連結されるピストン又はプランジャーが設けられている。また、ピストン又はプランジャーは、シリンダー62の内部から軸方向に移動可能に設置され、上述した流体が所定量ずつピストン又はプランジャーの内部又は外側に沿って流れるようになっている。従って、シリンダー62又はシャフト64のいずれか一側に軸方向の外力が加えられると、流体とピストンの相対運動によりダンピング機能が発揮される。また、シリンダー62の内部にはばねが内蔵されており、圧縮されながらダンピング機能を発揮したダンパー60はそのばね力により、元の位置(シリンダー及びシャフトが最大に長くなった状態)に戻るようになる。
【0022】
図示した実施形態では、ガイド孔44の内部において、シリンダー62が上方に、シャフト64が下方に位置して組み込まれている。また、ダンパーハウジング42の下端部の外周縁には、ネジ山が加工された調節ボルト48が螺着している。もちろん、ダンパーハウジング42のガイド孔44の下端部の内周縁にも、調節ボルト48が螺合するネジが螺設されている。調節ボルト48を回転させて位置を調節することにより、実質的にダンパー60のシリンダー62の高さを調節することができる。これは、実質的にどの高さ位置で、開放されるドアと接触し始めるかを決定することができるのを意味する。
【0023】
また、ガイド孔44の内部において、シャフト64が組み込まれた部分(シャフト64の外側に相当する部位)にコイルばね66を更に設けてもよい。ばね66は、ドアの衝撃を更に安全に吸収すると共に、ダンパー60を元の位置に戻す機能も行うことができる。
【0024】
シリンダー62の上部には、連結リンク50の上端部が接触するようになる。即ち、連結リンク50は、ダンパーハウジング42の正面に形成されたスロット46を通じて、ガイド孔44の内部に入っている状態を維持している。また、連結リンク50の上端部が、ダンパーハウジング42から離脱すると、本発明のダンパー機能が行われないので、連結リンク50の上端部は、ガイド孔44の内部において上下方向に運動可能に保持されなければならない。図示した実施形態では、連結リンク50の上端部にボール52を設置している。ボール52は、連結リンク50に回動可能に設けられることにより、上下動をより円滑にガイドすることができる。
【0025】
また、連結リンク50の下端部は、ドア30とは支持軸38を中心として回動可能に連結されている。
【0026】
上述した本発明の説明において、ダンパーハウジング42のスロット46は、正面に成形されているものと説明したが、これに限定されるものではない。例えばスロット46は、ダンパーハウジング42の外側面又は内側面のような側面に形成されることも可能である。この場合は、連結リンク50の形状も、スロット46の位置に応じて変更される。
【0027】
また、図示した実施形態において、連結リンク50は直線状ではなく、その中間部分が適度に曲げられた形状のものとして示されている。しかし、連結リンク50は、その下端部がドア30に回動可能に連結され、上端部がダンパーハウジング42の内部において上下動可能な範囲内で、様々な変形が可能であることは言うまでもない。
【0028】
次に、本発明によるポケットドアのダンピング作用について説明する。
図2は、ポケットドアのドア30の閉鎖状態を、また図3は、ドア30の開放状態を示している。図示のようにドア30の閉鎖状態では、ドア30が直立状態を維持しており、図示していないロック装置により支持板30に締め付けられた状態である。このような状態で連結リンク50の上端部は、ガイド孔44の内部において最上部に位置している。
【0029】
ロック装置を解除し、ドア30を前方に引っ張ると、ドアが開放されることになる。ドア30が開放されると、ドア30の回動軸Dsを中心として図3において反時計方向に回転する。すると、連結リンク50の上端部、即ちボール52は下降するようになり、一定水準位置まで下降すると(最大開放角の直前)、ボール52はダンパー60のシリンダー62と接触するようになる。シリンダー62がボール52により押圧されると、シリンダー62も下降しながら圧縮され、このような過程によりダンピング過程が進行する。
【0030】
また、このようなダンピング過程が徐々に進行するので、ドア30の開放速度が減少した状態でドア30が最大に開放されるようになる。ドア30が最大に開放されると、図3に示すように、ダンパー60が最大に圧縮された状態となる。また、このような状態は、ドア30の最大開放角が制限された状態である。このようにドア30の最大開放角を制限することは、実質的にダンパーアセンブリーの最大収縮能力とも関係するが、スロット46の長さを制限することによっても、最大開放角を制限することが可能である。即ち、連結リンク50がスロット46の下端部に当接すると、これ以上ドア30が開放されないように構成することも可能である。
【0031】
このようなドア30の開放状態で、内部に収納されているキッチン用小品、例えば包丁等を出し入れすることができる。
また、ポケットドアの使用が終わり、ドア30を閉鎖すると、図2に示した状態となる。すると、ダンパー60は、シリンダー62の内部に内蔵されたばね又はコイルばね66の復元力により、圧縮状態から再び伸脹して、図2に示した元の状態に戻る。
【0032】
次に、図5に基づき、本発明の他の実施形態について説明する。この実施形態は、ダンパーハウジングのスロットを外側面に成形している例である。
図示のようにこの実施形態のダンピング機構70は、支持板20の両側端部の前面に設けられている。ダンピング機構70は、ダンパーハウジング72と、ダンパーハウジング72の内部に設置されたダンパーとで構成されるが、このダンパー自体は、上述した実施形態と同一であるので、その説明を省略する。
【0033】
ダンパーハウジング72は、支持板20の両側端部の前面に設けられる。ダンパーハウジング72の中心には、上下方向にガイド孔74が形成されている。また、ダンパーハウジング72の外側面には、長手方向のスロット76が形成されており、スロット76は、ガイド孔74に連通している。
【0034】
また、連結リンク50の下端部は、ドア30の下端部と回動可能に連結される。連結リンク50の上端部は、最終的にダンパーハウジング72の内部において昇下降可能に保持される。
【0035】
この実施形態において、連結リンク50の上端部には、ローラー78が回動可能に連結されている。ローラー78の外周縁には、所定の幅を有する溝78aが成形されている。溝78aは、ダンパーハウジング72の幅t(板厚)に対応する寸法を有して結合されている。従って、溝78aを基準としてその一部は、ダンパーハウジング72のガイド孔74の内部で保持されながら、昇下降可能になる。ここで、溝78aは、ローラー78をガイド孔74の内部において正確に上下動させるためのものであり、ダンパーハウジング72のスロット76部分に沿って正確に上下動可能なように構成されている。
【0036】
このような実施形態以外にも、連結リンク50の上端部に回動可能に設置されるローラー78の全体が、ガイド孔74の内部に収納された状態で、上下動するように構成することも可能である。
この実施形態でも、ドア30の開閉に従って、ローラー78がガイド孔74の内部において昇下降しながら、所定のダンピング機能を発揮するのは、上述した実施形態と同様である。この実施形態では、連結リンク50がダンパーハウジング72の側面に設けられている。ここで、図示の実施形態では、ダンパーハウジング72の外側面にスロット76を成形し、連結リンク50を介して連結している。なお、スロット76をダンパーハウジング72の内側面に設置してもよい。
【0037】
上述したように本発明によれば、ポケットドアにダンピング機構を装着することにより、ドア30が最大に開放されたときの衝撃を吸収し、騷音の発生を防止し、衝撃による損傷を防止するように構成することを基本的な技術的思想とする。
このような本発明の基本的な技術的思想の範疇内で、当業界の通常の知識を有する者にとっては、他の様々な変形が可能であることは言うまでもなく、本発明は、特許請求の範囲に基づいて解釈されなければならないのは自明である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明によるポケットドアを示す要部斜視図である。
【図2】本発明によるポケットドアの閉鎖状態を示す断面図である。
【図3】本発明によるポケットドアの開放状態を示す断面図である。
【図4】本発明に用いられるダンパーを示す図である。
【図5】本発明による他の実施例を示す要部斜視図である。
【図6】従来のポケットドアを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0039】
20 支持板
22,32 本体
24,34 側面部材
30 ドア
38 支持軸
40 ダンピング機構
42 ダンパーハウジング
44 ガイド孔
46 スロット
50 連結リンク
62 シリンダー
64 シャフト
66 コイルばね
72 ローラー
74 溝
DS 回動軸
K 包丁差し

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キッチン家具の前面に固定される支持板と、
下端部が前記支持板の下端部と回動可能に連結され、相互間で所定の収納空間を形成する開閉可能なドアと、
前記支持板の前面の一側に設置されるダンピング手段と、
下端部が前記ドアと回動可能に連結されると共に上端部が前記ダンピング手段と連結され、ドア開放時、上端部が下方に移動しながら前記ダンピング手段と接触し、ドア開放による衝撃を減らすように設置される連結リンクと、
を備えることを特徴とするキッチン家具用ポケットドア。
【請求項2】
前記ダンピング手段は、前記ドアの前面に装着され、長手方向にガイド孔が形成され、一側面には前記ガイド孔に連通する長手方向のスロットが形成されたダンパーハウジングと、前記ガイド孔の内部に設置されるダンパーと、を有し、
前記連結リンクの上端部は、前記スロットを介して前記ガイド孔の内部に連結され且つ上下動可能に保持され、ドア開放時、下降しながら前記ダンパーの上面に接触することを特徴とする請求項1に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項3】
前記連結リンクは、中間部分が上方に曲げ成形されることを特徴とする請求項2に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項4】
前記スロットは、前記ドアの最大開放角を制限可能に一定の長さを有することを特徴とする請求項2に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項5】
前記ガイド孔は、前記ダンパーハウジングの前面に形成されることを特徴とする請求項2に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項6】
前記ダンパーハウジングは、前記ドアの両側端部の少なくとも一つの前面に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項7】
前記ダンパーハウジングは、前記ドアの両側面に取り付けられる合成樹脂材の側面部材と一体成形されることを特徴とする請求項2に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項8】
前記ダンパーは、シリンダーと、前記シリンダーの内部と連結され、外力により収縮してその外力が除去されると復元するシャフトと、を有し、
前記シャフトの外側に相当する前記ガイド孔に内蔵されるコイルばねを更に有することを特徴とする請求項2に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項9】
前記連結リンクの上端部には、回動可能に保持されるボールが設けられ、前記ガイド孔の内部において上下動可能に保持されることを特徴とする請求項2に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項10】
前記ガイド孔は、前記ダンパーハウジングの側面に形成されることを特徴とする請求項2に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項11】
前記連結リンクの上端部には、回動可能に保持されるローラーが設けられ、前記ローラーの外周縁には前記ダンパーハウジングの幅に対応する溝が形成され、
前記ローラーの一部が、前記ダンパーハウジングのガイド孔の内部において上下動可能に保持されることを特徴とする請求項10に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項12】
前記連結リンクの上端部には、回動可能に保持されるローラーが設けられ、
前記ローラーは、ダンパーハウジングのガイド孔の内部に位置した状態で上下動可能に保持されることを特徴とする請求項8に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項13】
前記ダンパーハウジングのガイド孔の下端部には、調節ボルトが螺合されており、前記調節ボルトの調整により、その上面で保持される前記ダンパーの上下位置が調節可能であることを特徴とする請求項2〜10のいずれか1項に記載のキッチン家具用ポケットドア。
【請求項14】
前記ドアの最大開放角を制限するために、前記ドアと前記支持板の両側面の少なくとも一つに設置される二節リンクを更に有することを特徴とする請求項13に記載のキッチン家具用ポケットドア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−284369(P2008−284369A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−131016(P2008−131016)
【出願日】平成20年5月19日(2008.5.19)
【出願人】(508149847)ミネルヴァ カンパニー リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】MINERVA CO., LTD.
【Fターム(参考)】