説明

キノコ栽培瓶の搬送装置及びキノコの選別装置

【課題】キノコの生長を確認して選別する工程の自動化に適し、キノコ栽培の省力化が好適にできるキノコ栽培瓶の搬送装置及びキノコ選別装置を提供すること。
【解決手段】チェーン51等による無限軌道の回動を利用して、広口瓶状のキノコ栽培瓶10を一列に水平方向へ送るべく、各キノコ栽培瓶10の胴部を進行方向の前後両側から挟むと共に進行方向に実質的に直交する水平方向へ出入自在に保持するように、チェーン51等による無限軌道にキノコ栽培瓶10の胴部の直径に対応して所要の間隔をおいて固定された複数の移動片55を備えるチェーン等の駆動による搬送部50を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、チェーン等による無限軌道の回動を利用して、広口瓶状のキノコ栽培瓶を一列に水平方向へ送るキノコ栽培瓶の搬送装置、及びそれを利用したキノコの選別装置に関する。なお、キノコの瓶栽培の対象となるキノコの種類としては、エノキ、シメジ類、ナメコ、マイタケ、バイリング等がある。
【背景技術】
【0002】
従来から、キノコ栽培にかかる自動化・省力化のための装置、及びそれに用いられるキノコ栽培瓶を搬送する装置は、種々考案されてきている。
【0003】
例えば、本発明人によれば、キノコ栽培瓶及びそれを収納するコンテナの特徴に適応する搬送装置が提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平07−144756号公報(特許請求の範囲)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
キノコ栽培瓶の搬送装置及びキノコの選別装置に関して解決しようとする問題点は、従来においては、キノコの生長を確認して選別する工程の自動化、及びそれに用いることのできるキノコ栽培瓶の搬送装置については検討がなされてこなかった点にある。
【0005】
そこで本発明の目的は、キノコの生長を確認して選別する工程の自動化に適するキノコ栽培瓶の搬送装置及びキノコの選別装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかるキノコ栽培瓶の搬送装置の一形態によれば、チェーン等による無限軌道の回動を利用して、広口瓶状のキノコ栽培瓶を一列に水平方向へ送るべく、各キノコ栽培瓶の胴部を進行方向の前後両側から挟むと共に進行方向に実質的に直交する水平方向へ出入自在に保持するように、前記チェーン等による無限軌道に前記キノコ栽培瓶の胴部の直径に対応して所要の間隔をおいて固定された複数の移動片を備えるチェーン等の駆動による搬送部を具備することを特徴とする。
【0007】
また、本発明にかかるキノコ栽培瓶の搬送装置の一形態によれば、前記移動片はバネ性のある材料で設けられ、そのバネ性によってキノコの栽培瓶を挟んで保持することを特徴とすることができる。
【0008】
また、本発明にかかるキノコ栽培瓶の搬送装置の一形態によれば、複数列のキノコ栽培瓶が収納されたコンテナから全てのキノコ栽培瓶を持ち上げて次の工程へ移動させるべく、前記キノコ栽培瓶の列における複数の瓶口に亘る部分同士の隙間に水平方向へ移動することで挿入され、下端が引っ掛かり部として他の部分よりも厚く設けられた列間板と、該列間板と平行に配され、前記複数列のキノコ栽培瓶の外側で複数瓶口に亘る部分に位置する一対の側板と、前記列間板と前記一対の側板とが下端側で自由端となるように保持固定される基部と、該基部に設けられ、少なくとも前記一対の側板の一方における下端が該一対の側板の他方と前記列間版との間で前記複数列のキノコ栽培瓶の各瓶口を挟持すべく水平方向へ回動可能に装着される一方の側板の装着部と、前記基部に設けられて前記一方の側板を回動させる駆動装置とを構成要素とする前記複数列のキノコ栽培瓶を保持する保持ヘッドを備え、該保持ヘッドが装着され、前記複数列のキノコ栽培瓶を持ち上げて移動させる移動駆動機構を具備することを特徴とすることができる。
【0009】
また、本発明にかかるキノコ栽培瓶の搬送装置の一形態によれば、前記基部に設けられ、前記一対の側板の他方における下端が前記一方の側板と同様に回動可能に装着される他方の側板の装着部と、前記基部に設けられ、前記他方の側板の取付角度を調整する角度調整部とを具備することを特徴とすることができる。
【0010】
また、本発明にかかるキノコ栽培瓶の搬送装置の一形態によれば、前記複数列のきのこ栽培瓶を一列ごと間欠的に水平方向へ送ることで前記移動片を備えるチェーン等の駆動による搬送部へ供給する間欠送り装置を具備することを特徴とすることができる。
【0011】
また、本発明にかかるキノコの選別装置の一形態によれば、前記のキノコ栽培瓶の搬送装置の構成を備えると共に、前記チェーン等の駆動による搬送部に、生長したキノコの子実体の高さについて検出する高さセンサーと、その高さセンサーの検出データに基づいて規格外のキノコを外へ出すべく、該当キノコ栽培瓶を進行方向に実質的に直交する水平方向へ押し出す押出装置とを備えること特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明にかかるキノコ栽培瓶の搬送装置及びキノコの選別装置によれば、キノコの生長を確認して選別する工程の自動化に適し、キノコ栽培の省力化が好適にできるという特別有利な効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明にかかるキノコ栽培瓶の搬送装置及びキノコ選別装置について最良の形態例を添付図面(図1〜9)に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明にかかるキノコ選別装置の搬送システムの形態例を示す説明図である。
また、図2〜5は複数列のキノコ栽培瓶が収納されたコンテナから全てのキノコ栽培瓶を持ち上げて次の工程へ移動させる搬送部の形態例を示す斜視図及び側面図である。
また、図6及び7はチェーン等による無限軌道の回動を利用して、広口瓶状のキノコ栽培瓶を一列に水平方向へ送るチェーン等の駆動による搬送部の形態例を示す斜視図である。図8はチェーンの無限軌道の設置向きにかかる形態例を示す側面図であり、図9は他の形態例を示す平面図である。
【0014】
図1に示すように、キノコ栽培瓶10では、キノコの子実体が成長し易いように瓶口11(図5参照)に紙巻12がなされ、複数列になって複数本(本形態例では5×5の25本)がコンテナ15に収容された状態でキノコの育成がなされる。
その複数列のキノコ栽培瓶10を、後述する保持ヘッド20とその移動駆動機構40(図3参照)で持ち上げてコンテナ15から出して間欠送り装置30上に置く。この間欠送り装置は、複数列のキノコ栽培瓶10を、一列ごと間欠的に水平方向へ送ることで、後述する移動片55を備えるチェーン等の駆動による搬送部50へ供給する。なお、31は押し出し用部材であり、間欠送り装置30に設けられており、複数列のキノコ栽培瓶10を後から押して順次送るように、既知の駆動手段によって移動できるように設けられている。
【0015】
次に、保持ヘッド20の形態例について、図2〜5に基づいて以下に説明する。
21は列間板であり、キノコ栽培瓶10の列における複数の瓶口11に亘る部分同士の隙間に水平方向へ移動することで挿入され、下端21aが引っ掛かり部として他の部分よりも厚く設けられている。本形態例では、キノコ栽培瓶10の列が5×5であるため、この列間板21は、3枚が垂下された状態に設けられている。
【0016】
また、一対の側板22a、22bが、列間板21と平行に配され、複数列のキノコ栽培瓶の外側で複数瓶口11に亘る部分に位置する。本形態例の一対の側板22a、22bにおいても、下端に相当する部分22cがキノコ栽培瓶10の瓶口11の鍔部11a(図5参照)の引っ掛かり部として設けられている。
【0017】
23は基部であり、列間板21と一対の側板22a、22bとが下端側で自由端となるように保持固定されている。本形態例の基部は、平面形状として矩形に設けられている。
24は一方の側板の装着部であり、基部23に設けられ、少なくとも一対の側板の一方22aにおける側板の下端22cがその一対の側板の他方22bと列間板21との間で複数列のキノコ栽培瓶10の各瓶口11を挟持すべく水平方向へ回動可能に装着されている。本形態例では蝶番25によって、基部23に対して一方の側板22aが回動できるように構成されている。
【0018】
また、26は駆動装置であり、基部23に設けられて、一方の側板22aを回動させる。この駆動装置26としては既知の技術を適宜用いればよく、本形態例では、ロッド26aが伸縮するシリンダ26bが用いられている。ロッド26aが突起すると、一方の側板22aは回動して対向する他方の側板22bは固定されているため、列間板21と一対の側板22a、22bとの間で全体的に締まる方向に圧力が加わり、複数列の全てのキノコ栽培瓶10を保持できる。
【0019】
27は他方の側板の装着部であり、基部23に設けられ、一対の側板の他方22bにおける側板の下端22cが、一方の側板22aと同様に蝶番25で回動可能に装着されている。また、28は角度調整部であり、基部23に設けられ、他方の側板22bの取付角度を調整できるように設けられている。なお、具体的な角度調整部28の形態例は、図5に示すようにネジ機構になっているが、これに限らず、既知の調整機構を適宜用いればよい。
【0020】
以上の列間板21、一対の側板22a、22b、基部23、他方の側板の装着部27、角度調整部28、一方の側板の装着部24及び駆動装置26を構成要素として、複数列のキノコ栽培瓶10を保持する保持ヘッド20が設けられている。
この保持ヘッド20によれば、コンテナ15に収納された全てのキノコ栽培瓶10を一気に持ち上げて移送でき、作業効率を向上できる。特にキノコの子実体が大きく生長した収穫段階においても、好適にキノコ栽培瓶10を取り扱って移送できる点に優れている。また、比較的シンプルな構成であり、コスト的なメリットもある。
【0021】
また、40は移動駆動機構(図3参照)であり、保持ヘッド20が装着され、複数列のキノコ栽培瓶10を持ち上げて移動させる。本形態例を示す図面では詳細を示していないが、既知の上下方向及び水平方向へ移動可能な移動体(保持ヘッド20が装着される被装着体)を有する駆動機構や多関節ロボットを活用することができる。
なお、以上では、複数(列)のキノコ栽培瓶をコンテナ15から取り出す場合について説明したが、逆に複数のキノコ栽培瓶10をコンテナ15に収納する場合にも、この保持ヘッド20と移動駆動機構40を構成要素とする搬送装置を用いることができる。
【0022】
次に、図6及び7に基づいて、チェーン等による無限軌道の回動を利用して、広口瓶状のキノコ栽培瓶10を一列に水平方向へ送るように設けられたチェーン51の駆動による搬送部50の形態例について説明する。
55は移動片であり、各キノコ栽培瓶10の胴部を進行方向の前後両側から挟むと共に進行方向に実質的に直交する水平方向へ出入自在に保持するように、チェーン51による無限軌道にキノコ栽培瓶10の胴部の直径に対応して所要の間隔をおいて複数が固定されて設けられている。
【0023】
この移動片55は、バネ性のある材料で設けられ、そのバネ性によってキノコ栽培瓶10を挟んで保持できるように設けられている。バネ性のある材料としては、通常の鋼板でもよいが、ステンレス鋼板であるとさらによい。また、本形態例のように板状であることで、隣り合うキノコ栽培瓶の間に挿入され易い利点はあるが、それに限定されることはない。例えば、弾性に富む線状材を適宜の形状に曲げて成形し、この移動片55として用いることもできる。
【0024】
また、本形態例では、コの字状に曲げた板を一つ間隔置きにチェーン51に固定することで移動片55を二つずつ設けている。これによれば、効率よく移動片55を装着することができる。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、L字状に曲げた板を、一定間隔を置いてチェーン51に固定して一つずつ移動片55を形成してもよい。
なお、本形態例のコの字状に曲げた板同士が固定された間のチェーン51には、キノコ栽培瓶10が水平方向に同じ深さだけ入るように、深さを調整する調整板56が固定されている。
【0025】
この移動片55によれば、キノコ栽培瓶10を好適に保持して移送することができる。すなわち、キノコ栽培瓶10の転倒を防止して、一列に確実に移送することができる。特に、本形態例のように胴部の直径が細くなっているエノキ茸の栽培に用いられるキノコ栽培瓶10の搬送に適している。
なお、本形態例のチェーン51の駆動装置については、詳細を説明しないが、既知のモータ装置、減速装置、制御装置等を利用すればよい。本形態例では、キノコ栽培瓶10を5本ずつ間欠的に送ることができるように設定されている。
【0026】
次に、図6及び7に基づいて、本形態例のキノコ栽培瓶の搬送装置を用いたキノコ選別装置について説明する。
60は高さセンサーであり、チェーン51の駆動による搬送部50に生長したキノコの子実体の高さについて検出する。本形態例では、上記の搬送部50で5本ずつ搬送されてきたキノコ栽培瓶10について、その栽培瓶10の中に充填された培地によって成長されたキノコの子実体の高さを同時に検査するために、5台の高さセンサー60が配置されている(図6及び7参照。)
【0027】
70押出装置であり、高さセンサー60の検出データに基づいて規格外のキノコを外へ出すべく、該当するキノコ栽培瓶10を進行方向に実質的に直交する水平方向へ押し出すように設けられている。本形態例では、シリンダの伸縮ロッドの先端にL字状の押圧片70aが固定されて設けられている。なお、この押出装置70としては、図6に示したようなシリンダ装置に限定されることはなく、既知の往復運動が可能な駆動手段を適宜選択的に用いることができるのは勿論のことである。
ここで押し出されたキノコ栽培瓶10(生長の遅れているキノコ)は、集められて栽培室に戻され、継続して再度キノコの育成がなされる。また、押し出されなかったキノコ栽培瓶10は、キノコの収穫作業を行うスペースへ移動される。
【0028】
以上の構成を備えるキノコ選別装置によれば、キノコ栽培瓶10の転倒を防止して、一列に確実に移送することができ、規格外のキノコについては、確実に選別して所要の場所へ仕分けすることができる。
また、5本ずつ停止したところでまとめて高さを検査するため、確実にキノコを選別できると共に、効率よく迅速に選別できる。
【0029】
次に、図8及び9に基づいて、無限軌道がチェーン51による場合の配置方向について説明する。
本形態例では、図8のように、チェーン51を鉛直面内で回動するように、縦置きに配置してある。なお、52はスプロケットであり、13はキノコ栽培瓶10の移動面である。
これによれば、平面的なスペースを小さくすることができ、設置スペースを効果的に利用できる。また、隣接する装置間とのレイアウトを好適に設置することができる。例えば、チェーンによる駆動を用いた二つの搬送部50を対面させて使用することが可能である。これによれば、選別されたキノコ栽培瓶10を一方の搬送部50から他の搬送部50へ容易に移し替えることができる。この際、一方の搬送部50と他の搬送部50の移送方向は同一であっても、反対であってもよい。
【0030】
また、設置条件によっては、図9に示すように、チェーン51を水平面内で回動するように、横置きに配置して利用してもよいのは勿論である。なお、52はスプロケットであり、13はキノコ栽培瓶10の移動面である。
【0031】
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係るキノコ選別装置の搬送システムの形態例を示す説明図である。
【図2】キノコ栽培瓶をコンテナから搬送する搬送部の形態例を示す斜視図である。
【図3】図2の形態例の側面図である。
【図4】図2の形態例の作動状態を示す斜視図である。
【図5】図5の作用状態の側面図である。
【図6】チェーンの駆動による搬送部の形態例を示す斜視図である。
【図7】図6の形態例の作動状態を示す斜視図である。
【図8】チェーンによる無限軌道の設置向きに係る形態例を示す側面図である。
【図9】チェーンによる無限軌道の設置向きに係る他の形態例を示す平面図である。
【符号の説明】
【0033】
10 キノコ栽培瓶
11 瓶口
15 コンテナ
20 保持ヘッド
21 列間板
21a 下端
22a 一方の側板
22b 他方の側板
23 基部
24 一方の側板の装着部
26 駆動装置
27 他方の側板の装着部
28 角度調整部
30 間欠送り装置
40 移動駆動機構
50 チェーンの駆動による搬送部
51 チェーン
55 移動片
60 高さセンサー
70 押出装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
チェーン等による無限軌道の回動を利用して、広口瓶状のキノコ栽培瓶を一列に水平方向へ送るべく、
各キノコ栽培瓶の胴部を進行方向の前後両側から挟むと共に進行方向に実質的に直交する水平方向へ出入自在に保持するように、前記チェーン等による無限軌道に前記キノコ栽培瓶の胴部の直径に対応して所要の間隔をおいて固定された複数の移動片を備えるチェーン等の駆動による搬送部を具備することを特徴とするキノコ栽培瓶の搬送装置。
【請求項2】
前記移動片はバネ性のある材料で設けられ、そのバネ性によってキノコの栽培瓶を挟んで保持することを特徴とする請求項1記載のキノコ栽培瓶の搬送装置。
【請求項3】
複数列のキノコ栽培瓶が収納されたコンテナから全てのキノコ栽培瓶を持ち上げて次の工程へ移動させるべく、
前記キノコ栽培瓶の列における複数の瓶口に亘る部分同士の隙間に水平方向へ移動することで挿入され、下端が引っ掛かり部として他の部分よりも厚く設けられた列間板と、
該列間板と平行に配され、前記複数列のキノコ栽培瓶の水平方向の外側で複数瓶口に亘る部分に位置する一対の側板と、
前記列間板と前記一対の側板とが下端側で自由端となるように保持固定される基部と、
該基部に設けられ、少なくとも前記一対の側板の一方における下端が該一対の側板の他方と前記列間版との間で前記複数列のキノコ栽培瓶の各瓶口を挟持すべく水平方向へ回動可能に装着される一方の側板の装着部と、
前記基部に設けられて前記一方の側板を回動させる駆動装置とを構成要素とする前記複数列のキノコ栽培瓶を保持する保持ヘッドを備え、
該保持ヘッドが装着され、前記複数列のキノコ栽培瓶を持ち上げて移動させる移動駆動機構を具備することを特徴とする請求項1又は2記載のキノコ栽培瓶の搬送装置。
【請求項4】
前記基部に設けられ、前記一対の側板の他方における下端が前記一方の側板と同様に回動可能に装着される他方の側板の装着部と、前記基部に設けられ、前記他方の側板の取付角度を調整する角度調整部とを具備することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のキノコ栽培瓶の搬送装置。
【請求項5】
前記複数列のきのこ栽培瓶を一列ごと間欠的に水平方向へ送ることで前記移動片を備えるチェーン等の駆動による搬送部へ供給する間欠送り装置を具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のキノコ栽培瓶の搬送装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載のキノコ栽培瓶の搬送装置の構成を備えると共に、前記チェーン等の駆動による搬送部に、生長したキノコの子実体の高さについて検出する高さセンサーと、その高さセンサーの検出データに基づいて規格外のキノコを外へ出すべく、該当キノコ栽培瓶を進行方向に実質的に直交する水平方向へ押し出す押出装置とを備えることを特徴とするキノコの選別装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−35523(P2010−35523A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−204895(P2008−204895)
【出願日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【出願人】(505364717)
【Fターム(参考)】