説明

キメラカニューレタンパク質、それをコードする核酸、その製造方法およびその使用方法

本発明は、キメラカニューレポリペプチド及びそれらの作製法及び使用法を提供する。一例として、本発明は、タンパク又はリガンドの同定、選別又は合成のための組成物及び方法を提供する。一例として、本発明は、ナノチューブルの作製および使用のための組成物及び方法を提供する。一例として、本発明は、ラセミ混合物からキラル構成成分を選別及び精製するための組成物及び方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、カニューレポリペプチドを含む第一のドメイン、および異種ポリペプチド又はペプチドを含む第二のドメイン、を含むキメラポリペプチド。
【請求項2】
異種ポリペプチド又はペプチドがカニューレペプチドのアミノ末端、カルボキシル末端、またはカニューレペプチド内部に挿入されている、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項3】
カニューレポリペプチドが、配列番号:2、配列番号:4、又は配列番号:6に対し70%の配列同一性を有するタンパク質を含み、ポリマーへのアッセンブルが可能である又はキラル選別因子として作用可能である、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項4】
カニューレポリペプチドが、配列番号:2、配列番号:4、又は配列番号:6に対し80%の配列同一性を有するタンパク質を含み、ポリマーへのアッセンブルが可能である請求項3記載のキメラポリペプチド。
【請求項5】
カニューレポリペプチドが、配列番号:2、配列番号:4、又は配列番号:6に対し90%の配列同一性を有するタンパク質を含み、ポリマーへのアッセンブルが可能である請求項4記載のキメラポリペプチド。
【請求項6】
カニューレポリペプチドが、配列番号:2、配列番号:4、又は配列番号:6に対し95%の配列同一性を有するタンパク質を含み、ポリマーへのアッセンブルが可能である請求項5記載のキメラポリペプチド。
【請求項7】
カニューレポリペプチドが、配列番号:2、配列番号:4、又は配列番号:6の配列を有するタンパク質を含み、ポリマーへのアッセンブルが可能である請求項6記載のキメラポリペプチド。
【請求項8】
カニューレポリペプチドがポリマーにアッセンブルすることが出来る、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項9】
カニューレポリペプチドがナノチューブルへアッセンブルすることが出来る、請求項8記載のキメラポリペプチド。
【請求項10】
異種ポリペプチド又はペプチドがナノチューブルの内腔で発現される、請求項9記載のキメラポリペプチド。
【請求項11】
異種ポリペプチド又はペプチドがナノチューブルの外表面で発現される、請求項9記載のキメラポリペプチド。
【請求項12】
異種ポリペプチド又はペプチドがキラル選別モチーフを含む、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項13】
異種ポリペプチド又はペプチドが受容体又はリガンドを含む、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項14】
異種ポリペプチド又はペプチドが酵素を含む、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項15】
異種ポリペプチド又はペプチドが酵素の活性部位を含む、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項16】
異種ポリペプチド又はペプチドが抗原又は抗原結合部位を含む、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項17】
異種ポリペプチド又はペプチドがグリーン蛍光タンパク質、α-ガラクトシターゼ又はクロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼを含む、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項18】
キメラポリペプチドが組換えタンパク質である、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項19】
カニューレポリペプチドの少なくとも一つのサブ配列が除去されている、請求項1記載のキメラポリペプチド。
【請求項20】
カニューレポリペプチドのサブ配列が除去された箇所へ異種ポリペプチド又はペプチドが挿入されている、請求項19記載のキメラポリペプチド。
【請求項21】
カニューレポリペプチドがCanAポリペプチドであり、そして除去されたサブ配列が配列番号:2(PDKTGYTNTSIWVP)の残基123から136から成る14残基モチーフ、又は配列番号:2 (PDKTGYTNTSIWVPGEP) の残基123から139から成る17の残基モチーフである、請求項19記載のキメラポリペプチド。
【請求項22】
CanAポリペプチドの配列が除去された箇所へ異種ポリペプチド又はペプチドが挿入されている、請求項21記載のキメラポリペプチド。
【請求項23】
異種ポリペプチド又はペプチドが、除去された14又は17残基モチーフを置き換えるためのCanAポリペプチドに挿入された、14又は17残基モチーフである、請求項22記載のキメラポリペプチド。
【請求項24】
請求項1記載のキメラポリペプチドを含む固定化キメラポリペプチド。
【請求項25】
請求項1記載の複数のキメラポリペプチドを含むナノチューブル。
【請求項26】
異種ポリペプチド又はペプチドが酵素を含む、請求項25記載のナノチューブル。
【請求項27】
複数の異なった酵素を含む、請求項26記載のナノチューブル。
【請求項28】
複数の酵素が生合成経路を含む、請求項27記載のナノチューブル。
【請求項29】
複数の酵素がナノチューブルに沿って生合成経路での作用順序と同じ順序で配置されている、請求項28記載のナノチューブル。
【請求項30】
異種ポリペプチド又はペプチドがキラル選別モチーフを含む、請求項25記載のナノチューブル。
【請求項31】
請求項1のキメラポリペプチドをコードする配列を含む核酸。
【請求項32】
請求項31の核酸を含む発現用カセット。
【請求項33】
請求項31の核酸を含む細胞。
【請求項34】
細菌性細胞、植物細胞、酵母細胞、真菌細胞、昆虫細胞又は哺乳類細胞である、請求項33記載の細胞。
【請求項35】
請求項31記載の核酸を含む非ヒトトランスジェニック動物。
【請求項36】
請求項31記載の核酸を含む植物。
【請求項37】
a) 請求項12記載のキメラポリペプチドを提供する工程;
b) 組成物のラセミ混合物を提供する工程;および、
c) 前記組成物のただ一種のエナンチオマーのみが前記キメラポリペプチドと結合する条件の下、前記ラセミ混合物と前記キメラポリペプチドを接触させる工程を含み、
それによって、前記ラセミ混合物から単一のキラル種を選別する、組成物のキラル選別方法。
【請求項38】
a) 請求項29記載のナノチューブルを提供する工程;
b) ラセミ混合物組成を提供する工程;および、
c) 前記組成物のただ一種のエナンチオマーのみが前記ナノチューブルと結合する条件の下、前記ラセミ混合物と前記ナノチューブルを接触させる工程を含み、
それにより前記ラセミ混合物から単一のキラル種を選定する、組成物のキラル選別方法。
【請求項39】
a) 請求項28記載の生合成経路を構成する複数の酵素を含むナノチューブルを提供する工程;
b) 少なくとも一つの前記酵素に対する基質を提供する工程;および、
c) 前記生合成経路の前記酵素が組成物の合成を触媒するような条件の下、前記ナノチューブルと前記基質とを接触させる工程、
を含む、組成物の酵素的生合成方法。
【請求項40】
酵素がナノチューブルの内腔にて発現される、請求項39記載の方法。
【請求項41】
酵素がナノチューブルの外表面にて発現される、請求項39記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2006−502695(P2006−502695A)
【公表日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−569853(P2003−569853)
【出願日】平成15年2月18日(2003.2.18)
【国際出願番号】PCT/US2003/004828
【国際公開番号】WO2003/070961
【国際公開日】平成15年8月28日(2003.8.28)
【出願人】(503089489)ダイヴァーサ コーポレイション (31)
【Fターム(参考)】