説明

キャップ式ボールペン

【課題】ボール抱持室の底壁の摩耗を抑制し、長距離筆記に適したキャップ式ボールぺンを簡単な構造で提供する。
【解決手段】軸筒内に、ボールペン用インキを収容したインキタンクを配設し、前記軸筒の先端部にキャップを着脱自在に装着してなる、ボールをボール抱持室の底壁に載置し、チップ先端部を内側にかしめることにより、ボールの一部をチップ先端縁より突出させて回転自在に抱持してなるボールペンチップを筆記媒体とし、前記キャップが、キャップ本体の先端部に設けた挿入部に、前記チップ先端部を密閉する弾性体を配設してなるキャップ式ボールペンであって、前記チップ先端部の表面及び/又は前記ボールの表面に潤滑被膜層を設けるとともに、前記チップ先端部のかしめ角度が、40度以上、90度以下であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸筒内に、ボールペン用インキを収容したインキタンクを配設し、前記軸筒の先端部にキャップを着脱自在に装着してなる、ボールをボール抱持室の底壁に載置し、チップ先端部を内側にかしめることにより、ボールの一部をチップ先端縁より突出させて回転自在に抱持してなるボールペンチップを筆記媒体とするキャップ式ボールペンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、軸筒内に、ボールペン用インキを収容したインキタンクを配設し、前記軸筒の先端部にキャップを着脱自在に装着してなる、ボールをボール抱持室の底壁に載置し、チップ先端部を内側にかしめることにより、ボールの一部をチップ先端縁より突出させて回転自在に抱持してなるボールペンチップを筆記媒体とするキャップ式ボールペンについてはよく知られている。
【0003】
こうした、従来のキャップ式ボールペンにおいて、特開平9−262532号公報「塗布具」や実開平6−64961号公報「筆記具」のように、キャップ本体の先端部に設けた挿入部に、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップのチップ先端部を密閉する弾性体を配設し、チップ先端部を密閉することで、チップ先端部のインキ漏れを抑制し、且つチップ内のインキ乾燥を抑制した構造も、数多く提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−262532号公報
【特許文献2】実開平6−64961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記した特許文献1、2は、キャップ内に配設した弾性体によって、チップ先端部を密閉するには、弾性体とチップ先端部及びボールが当接し、弾性体を弾性変形させて密閉する必要がある。しかし、チップ先端部やボールに付着したインキが弾性体に転着し、該インキが乾燥固化することで、チップ先端部やボールと弾性体が粘着することで、キャップの着脱性能が低下し、酷い場合には、チップ先端部のボール保持力が小さいと、ボールが脱落する恐れがあった。
【0006】
ところで、落下によるチップ先端部の損傷や筆記による摩耗によるクリアランスの増大によって、ボール保持力が低下しやすい。チップ先端部のかしめによって抱持したボールの保持力は、かしめ角度に依存することが大きく、かしめ角度を大きくすることでボール保持力を高めることが望ましい。しかし、かしめ角度を大きくすると、ボールとボール抱持室の径方向の隙間量が、かしめ部に対応した位置において大きくなる傾向にあるため、安定したインキ消費を得られにくい問題があった。
【0007】
本発明はこれらの従来技術に鑑みてなされたものであって、長期及び長距離において安定した筆記性能を得ることができるキャップ式ボールペンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記問題を解決するために、軸筒内に、ボールペン用インキを収容したインキタンクを配設し、前記軸筒の先端部にキャップを着脱自在に装着してなる、ボールをボール抱持室の底壁に載置し、チップ先端部を内側にかしめることにより、ボールの一部をチップ先端縁より突出させて回転自在に抱持してなるボールペンチップを筆記媒体とし、前記キャップが、キャップ本体の先端部に設けた挿入部に、前記チップ先端部を密閉する弾性体を配設してなるキャップ式ボールペンであって、前記チップ先端部の表面及び/又は前記ボールの表面に潤滑被膜層を設けるとともに、前記チップ先端部のかしめ角度が、40度以上、90度以下であることを特徴とする。
【0009】
また、前記ボールペンチップと前記インキタンクとの間に配置され、前記インキタンク内の内圧上昇に伴う溢出インキを一時的に保持するインキ保溜部材とを具備し、前記インキ保溜部材の後方に前記インキタンクを着脱自在に取り付けた直液式ボールペンであることを特徴とする。
【0010】
本願発明の第1の構成によれば、チップ先端部を密閉する弾性体を配設してなるキャップ式ボールペンであって、前記チップ先端部の表面及び/又は前記ボールの表面に潤滑被膜層を設けるとともに、前記チップ先端部のかしめ角度が、40度以上、90度以下とすることで、長期及び長距離に渡り安定した筆記性能を満足することができる。
【0011】
これは、かしめ角度を40度以上、90度以下、好ましくは50度〜80度、より好ましくは、60度〜70度とすることで、ボールとボール抱持室の径方向における隙間量、特にかしめ部に対応した位置にの変化が小さく、良好な筆記を長距離において維持するとともに、安定した筆記を長期に渡って得ることができるためである。
【0012】
また、前記チップ先端部の表面及び/又は前記ボールの表面に潤滑被膜層を設けることで、筆記時に紙面等の筆記面にチップ先端部が当接しても抵抗を小さくでき、良好な筆感とチップ先端部及び筆記面の損傷を防止することができ、ボール保持力の低下を抑制し、前述したかしめ角度との相乗効果によって、長期及び長距離において安定して筆記性能を抑制することができる。
【0013】
さらにまた、弾性体によってチップ先端部を密閉した状態では、チップ先端部の表面及び/又は前記ボールの表面に付着したインキによって、弾性体にはりつき、キャップの着脱時によって、筆跡に影響が出る恐れがあるが、前記チップ先端部の表面及び/又は前記ボールの表面に潤滑被膜層を設けることで、チップ先端部及び又はボールと弾性体をはりつき難くすることができる。
【0014】
尚、本発明に用いる潤滑被膜層としては、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)、二硫化タングステン(WS2)、二硫化モリブデン(MoS2)やグラファイト、四フッ化エチレン(PTFE)等の含フッ素高分子、シリコーン樹脂等、従来から知られている固体潤滑剤などを適宜用いることができる。また、潤滑被膜層を被覆する方法は、特に制限されず、真空蒸着、イオン蒸着、物理的蒸着、化学的蒸着、真空アーク蒸着などが挙げられ、直接又は前記した潤滑剤を含有した被膜層であってもよい。特に前記した潤滑剤の中でも、耐摩耗性及び潤滑性、インキの付着しにくさを考慮してダイヤモンドライクカーボン(DLC)を用いることが最も好ましい。
【0015】
また、本願発明の第2の構成によれば、前記ボールペンチップを、インキを直に貯溜するインキタンクの先端に直接、またはチップホルダーを介して装着し、前記ボールペンチップと前記インキタンクとの間に配置され、前記インキタンク内の内圧上昇に伴う溢出インキを一時的に保持するインキ保溜部材とを具備し、前記インキ保溜部材の後方に前記インキタンクを着脱自在に取り付けた直液式ボールぺンとすることで、ボールペンチップの交換を不要とし、長期及び長距離にわたり安定した筆記性能を維持することができる。
【0016】
本発明に用いるボール材としては、タングステンカーバイドの超硬材やジルコニアなどのセラミックス材、ステンレス鋼材等、特に限定されるものではく、チップ本体もステンレス鋼や銅合金、アルミニウム等、特に限定されるものではない。
【0017】
本発明における弾性体は、弾性変形可能な天然ゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル樹脂、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、熱可塑性エラストマー、その他合成ゴム等、一般的に知られているゴム弾性体のなかから、チップ先端部の材質、インキの成分等に応じて適宜選定すればよい。また、本発明における弾性体の硬度は、特に限定されるものではないが、JIS Aが100より大きいと、変形し難く、密閉性が低下し、JIS Aが30より低いと、配設時に変形しやすく、元に戻り難くなるため、JIS Aで30以上、100以下とすることが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、長期及び長距離において安定した筆記性能を得ることができるキャップ式ボールペンを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施例1のボールペンを示す縦断面図である。
【図2】図1のキャップを取り外した状態を示す図である。
【図3】図1のボールペンチップを示す一部省略した要部拡大縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
実施例1
図1から図3に示す実施例1のキャップ式ボールペン1は、ボールペンチップ2とインキタンク4との間に、インキタンク4の内圧上昇に伴う溢出インキを一時的に保持する櫛歯状のインキ保溜部材3を配置し、前記インキ保溜部材3の後方にインキタンク4を着脱自在に取り付けたインキタンク交換式の直液式のボールペンである。
【0021】
また、キャップ式ボールペン1は、先軸5と、前記先軸5の後端部に着脱自在に構成される後軸6とを備え、先軸に5キャップ18を着脱自在に装着するとともに、先軸5内にインキ保溜部材3が収容され、後軸6内にインキタンク4が収容される。さらに、先軸5の後端部には筒状の結合部5Bが突出され、結合部5Bにインキタンク4が着脱自在に接続される。また、インキ保溜部材3の先端にペン先となるボールペンチップ2が取り付けてある。インキタンク4からボールペンチップ2へは、第1、第2インキ誘導部材7、8によりボールペン用インキ(図示せず)が誘導される。
【0022】
先軸5は、両端が開口された円筒体よりなり、先軸5の後端部には、縮径された筒状の螺合部に、雄ネジ部5Aが形成される。また、結合部5Bは、インキタンク4の開栓時、インキタンク4の開口部内に圧入され、結合部5Bの後端の一部には、インキタンク4の開栓時にインキタンク4の開口部の栓体9を後方へ押し外す突片5BAが形成される。
【0023】
後軸6は、前端が開口された有底筒状体よりなり、後軸6の先端開口部内周面には、先軸5の螺合部5Aの雄ネジ部に着脱自在に螺合可能な雌ネジ部6Aが形成される。また、後軸6は、インキタンク4内のインキ残量を外部より視認可能なよう、透明性を有するポリエチレンからなる合成樹脂で形成してある。
【0024】
インキ保溜部材3は、複数の円板状の櫛歯3Aを備える。櫛歯3Aの相互間には、インキを一時的に保溜する保溜溝3Bが形成される。櫛歯3Aには、各々の保溜溝3Bと接続する、軸方向に延びるスリット状の誘導溝3Cが形成される。インキ保溜部材3の櫛歯3A群の最後端に位置する鍔部3Dには、誘導溝3Cと接続し且つインキタンク4側に開口する連通溝3Eが前後に貫設される。また、櫛歯3Aには、空気流通用の凹溝3Fが形成される。また、インキ保溜部材3の中心には、中心孔3Gが貫設され、中心孔3Gには、合成樹脂の押出成形体からなる第1のインキ誘導部材7が挿着される。また、ボールペンチップ2の内部には、ボール10後面にインキを誘導する繊維加工体よりなる第2のインキ誘導部材8が収容される。
【0025】
インキタンク4は、先端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体であり、開口部の内周面には、インキタンク4内を封鎖する栓体9が設けられ、インキタンク4内には、水性ボールペン用インキが直接収容される。
【0026】
キャップ18は、キャップ本体19の後端が開口され且つ先端が閉鎖された有底筒状体であり、先端部内に内方側に突出するリブ19Aを設け、このリブ間に、チップ先端部12とボール10を閉鎖する弾性体20を圧入保持によって配設してある。
【0027】
ボールペンチップ2について詳述すると、φ2.3mm、硬度が230Hv〜280Hvのステンレス鋼線材を切削加工によって得ている。このボールペンチップ2は、チップ本体11のボール抱持室13、インキ流通孔16と、インキ流通孔16から放射状に伸びるインキ流通溝15を作製後、ボール抱持室の底壁14に、φ0.5mmのボール10を載置し、チップ先端部12を内側へかしめることで、ボール10を回転自在に抱持してある。
【0028】
チップ先端部12のかしめ角度αは、紙当たり角度やインキ流路を考慮して60度としてある。また、底壁4の角度βは、110度であった。尚、底壁の角度は、150度を超えると、長距離筆記における摩耗を抑制し難く、90度より小さいと当接面の面積が大きくなり過ぎる恐れがあるため、底壁の角度βは、90度以上、150度以下が好ましく、100度から140度が最も好ましい。
【0029】
ボールペンチップ2のチップ先端部12の内面及び底壁14には、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)の表層部からなる耐摩耗被膜層17を被覆して設けてある。チップ先端部12の内面に耐摩耗被膜層17を設けたことにより、筆記時におけるボール抱持室13の底壁14とボール10の表面及びチップ先端部12の内面とボール10の表面の耐摩耗性が著しく向上し、ボールペンチップの交換を不要にでき、長期にわたり安定した筆記性能を満足することができる。また、ボール抱持室13の底壁14とボール10の表面との接触抵抗も軽減してあるので、ボール10の回転を円滑にすることができる。
【0030】
さらにまた、キャップ内の弾性体20の接触においても、接触抵抗を低減するため、キャップ18の着脱においても抵抗を低減でき、繰り返しのキャップの着脱を安定して行うことができる。
【0031】
ボールペン用インキは、水、有機溶剤、着色剤(水溶性染料)からなる市販(パイロットコーポレーション製)の水性ボールペン用インキであり、20℃の環境下におけるインキ粘度は、2mPa・sであった。また、100m当たりのインキ消費量は、0〜100mまでが、120mgであり、400m〜500mが132mg、900m〜1000mが132mgであった。さらに、カートリッジを交換して、連続的に測定した結果、1400〜1500mが135mg、1900m〜2000mが137mgであった。尚、インキ消費量の測定は、螺旋状に筆記する筆記試験機(筆記速度:4m/分、筆記荷重:100g、筆記角度:70度)にて筆記させ、筆記距離100mにおけるインキ消費量を測定した数値である。
【0032】
ボールとチップ先端部との縦方向の隙間(クリアランス)は、未筆記で18μm、0〜100m筆記後、22.0μmであり、500m筆記後が23μm、1000m筆記後が24μmであった。さらに、カートリッジを交換して、連続的に測定した結果、1500m筆記後が24μmであり、2000m筆記後が25μmであった。
【0033】
本実施例では、便宜上、本実施例では、便宜上、チップ本体にのみ耐摩耗被膜層を設けているが、ボールの表面及び/又はチップ本体の表面に耐摩耗被膜層を設けてもよい。また、ステンレス鋼線材をドリルによる切削加工によってボールペンチップを形成する切削タイプを例示しているが、ステンレス鋼パイプを押圧加工等によってボールペンチップを形成するパイプタイプのボールペンチップであってもよい。また、インキ流通溝も便宜上、後部孔まで貫通しない形状を用いているが、貫通、非貫通など特に限定されるものではない。
【0034】
また、本発明に用いるボールペン用インキは、油性ボールペン用インキ、水性ボールペン用インキ等、特に限定されるものではないが、ニュートン粘性の水性ボールペン用インキ、剪断減粘性を付与した水性ボールペン用インキは、ボールとチップ本体が境界潤滑の傾向となり、摩耗し易い問題があるため、ボール抱持室の内壁及び/又はボールに潤滑被覆層を設けることが好ましい。さらに、本発明のボールペン用インキのインキ粘度も、特に限定されるものではないが、筆記時の粘度が10mPa・s未満の場合には、ボールと底壁とが境界潤滑となり易く底壁が摩耗し易いため、本発明の効果は顕著である。
【0035】
また、本実施例では、耐摩耗被膜層17は、便宜上、チップ先端部12の表面及び内面に設けているが、これ以外にも、チップ先端部12の内面とボール10の表面の両方に設ける構成、またはボール10の表面のみに設ける構成を採用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明のキャップ式ボールペンは、ボールペンとして広く利用可能であり、特に0.5mm以下の小径のボールを用いたボールペンとして好適に用いることができる。
【符号の説明】
【0037】
1 キャップ式ボールペン
2 ボールペンチップ
3 インキ保溜部材
3A 櫛歯
3B 保留溝
3C 誘導溝
3D 鍔部
3E 連通溝
3F 凹溝
3G 中心孔
4 インキタンク
5 先軸
5A 螺合部
5B 結合部
6 後軸
6A 螺合部
7 第1のインキ誘導部材
8 第2のインキ誘導部材
9 栓体
10 ボール
12 チップ本体
13 ボール抱持室
14 底壁
14A 当接面
15 インキ流通溝
16 インキ流通孔
17 耐摩耗被膜層
18 キャップ
19 キャップ本体
20 弾性体
α かしめ角度
β 底壁の角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸筒内に、ボールペン用インキを収容したインキタンクを配設し、前記軸筒の先端部にキャップを着脱自在に装着してなる、ボールをボール抱持室の底壁に載置し、チップ先端部を内側にかしめることにより、ボールの一部をチップ先端縁より突出させて回転自在に抱持してなるボールペンチップを筆記媒体とし、前記キャップが、キャップ本体の先端部に設けた挿入部に、前記チップ先端部を密閉する弾性体を配設してなるキャップ式ボールペンであって、前記チップ先端部の表面及び/又は前記ボールの表面に潤滑被膜層を設けるとともに、前記チップ先端部のかしめ角度が、40度以上、90度以下であることを特徴とするキャップ式ボールペン。
【請求項2】
前記ボールペンチップと前記インキタンクとの間に配置され、前記インキタンク内の内圧上昇に伴う溢出インキを一時的に保持するインキ保溜部材とを具備し、前記インキ保溜部材の後方に前記インキタンクを着脱自在に取り付けた直液式ボールペンであることを特徴とする請求項1に記載のキャップ式ボールペン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−103468(P2013−103468A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−250466(P2011−250466)
【出願日】平成23年11月16日(2011.11.16)
【出願人】(303022891)株式会社パイロットコーポレーション (647)
【Fターム(参考)】