説明

キャビネット保安管理システム

【課題】指紋認識機に登録された使用者のみキャビネットの開閉が可能で、キャビネットの内部の物品の離脱可否を容易に把握し、管理する事ができるキャビネット保安管理システムの提供。
【解決手段】使用者毎に固有の指紋でキャビネット20の開閉を許可し、キャビネット20の内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否をロードセルを利用し確認する事で、多数のキャビネット20の使用者各々に対するキャビネット20の開閉ログ及びキャビネット20の開閉時におけるキャビネット20の内部の物品の離脱可否を容易に把握し管理する事ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はキャビネット保安管理システムに関する物で、より詳細には指紋認識機とロードセル(load cell)を含めるキャビネットの開閉ログ及びキャビネットの内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否を管理するキャビネット保安管理システムに関する物である。
【背景技術】
【0002】
キャビネットは主に各種文書や貴重品等を入れ保管する場で、一般家庭や会社、学校、銀行、官公署等で広く使用される。
【0003】
図1に表した従来の一般的なキャビネット(10)はドアを開閉するドアハンドル(11)と鍵で閉める或いは閉めるを解除する事が可能な鍵の開閉装置(12)を利用しドアを開閉するのだが、通常的に使用者が鍵を上述の鍵の開閉装置(12)を解除した後に、上述のドアハンドル(10)を開けるの方向に回転させるに従いドアが開き、使用者が上述のドアハンドル(10)を閉めるの方向に回転させドアを閉めた後に鍵で上述の鍵の開閉装置(12)を閉める事でドアが閉まる。
【0004】
このような従来のキャビネット(10)は図2の(ア)に表した様に、内部に単一の収納部(13)を具備したり、図2の(イ)に表した様に上下で区分された2段の収納部(13’)を具備したり、或いは、上中下で区分された3段の収納部(13″)を具備する事が出来、このような収納構造はキャビネット(10)の製作時に必要に従い多段で、多様に具現が可能である。
【0005】
上述した様に一般家庭や会社、学校、予備校、銀行、官公署等で広く使用され多段の収納構造を持つ従来のキャビネット(10)はその内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の重要度に従い保安管理が必要な場合、上述の鍵の開閉装置(12)を閉めたり閉めるを解除する事の出来る鍵の管理者を限定し、定められた使用者のみ上述のキャビネット(10)を開閉出来るよう制限する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した様に、従来のキャビネット(10)に対する保安管理の為に鍵の管理者を限定し、定められた使用者のみキャビネット(10)を開閉出来る様に制限したとしても、非正常的な方法(例えば、窃取、盗難等)で鍵を獲得した使用者であれば、誰でもキャビネット(10)を自由に開閉出来る為、キャビネット(10)に対する保安管理を完璧に維持する事が出来ない。
【0007】
特に、上述した様に、鍵の管理者により全的にキャビネット(10)の保安管理を遂行する場合には、根本的に鍵の管理者によるキャビネット(10)の開閉可否だけではなく、キャビネット(10)の内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否を鍵の管理者以外には誰も全く把握出来ないという短所がある。
【0008】
本発明は、上述した様に、従来の問題点を解決する為の物で、本発明の目的は指紋認識機に登録された使用者のみキャビネットの開閉が可能で、キャビネットの内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否をロードセル(load cell)を利用し、確認する事が出来、各々の使用者に対するキャビネットの開閉ログ及び各々の使用者のキャビネットの開閉時にキャビネットの内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否を内部メモリー或いは外部連結端末を通じ貯蔵、管理するキャビネット保安管理システムを提供する物である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した様に、本発明の目的を達成する為に、本発明に従うキャビネット保安管理システムの実施例は、キャビネットのドアパネルに設置され使用者の登録及び使用者の指紋認識を遂行し、特定の使用者に対応するドア開閉用の指紋認証信号を出力する指紋認識機と;キャビネットのドアパネルに設置され、上述の指紋認識機の指紋認証信号の認可可否に従いドアを閉める或いは閉めるを解除するドアの開閉装置;キャビネットの内部の収納部の底面に設置され、上述のドア開閉装置が閉めるを解除されると作動を開始しキャビネットの内部の物品の離脱可否に対応する重量変化感知信号を出力するロードセル(load cell);及び上述の指紋認識機の使用者対応のドア開閉用の指紋認証信号と、上述のロードセルの重量変化感知信号を受信し、各々の使用者に対するキャビネットの開閉ログ及び各々の使用者のキャビネットの開閉時にキャビネットの内部の物品の離脱可否を内部メモリーに貯蔵する保安管理部;で構想される事を特徴とする。
【0010】
本発明に従うキャビネット保安管理システムの実施例にあり、上述の保安管理部は、上述の各々の使用者に対するキャビネットの開閉ログ及び各々の使用者のキャビネットの開閉時にキャビネットの内部の物品の離脱可否を有無線通信網(例えば、有無線インターネット、LAN、ケーブル通信方式、RF通信方式等)を通じて外部連結端末(例えば、パーソナルコンピュータ、ノートブック、移動電話機、PDA等)に転送し貯蔵、管理する事を特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に従うキャビネット保安管理システムによると、使用者毎に固有の指紋でキャビネットの開閉を許与し、キャビネットの内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否をロードセルを(load cell)を利用し確認する事が出来るので多数のキャビネットの使用者各々に対しキャビネットの開閉ログ及びキャビネットの開閉時にキャビネットの内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否を容易に把握し管理する事でキャビネットに対する保安管理を完璧に維持する事が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施例を添付された図面を参照し、より詳細に説明する。
【0013】
図3若しくは図5を参照すると、指紋認識機(21)はキャビネット(20)のドアパネルに設置され、使用者の登録及び使用者の指紋認識を遂行し、特定の使用者に対応するドア開閉用の指紋認証信号を出力する。
【0014】
ドア開閉装置(22)はキャビネット(20)のドアパネルに設置され、上述の指紋認識機(21)の指紋認証信号の認可可否に従いドアを閉める或いは閉めるを解除する。
【0015】
ロードセル(load cell;24)はキャビネット(20)の内部の収納部(23)の底面に設置され、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除されると作動を開始し、キャビネット(20)の内部の物品の離脱可否に対応する重量変化感知信号を出力する。
【0016】
上述のロードセル(24)は図5の(イ)と(ウ)に表した様に、内部に多段の収納構造を持つキャビネット(20)の各々の収納部(23’、23″)の底面に固有の識別者を持ち設置され、上述の保安管理部(25)で自身の識別者と一緒に重量変化感知信号を認可する。
【0017】
参考に、図5の(ア)は単一の収納部(23)を具備し、この単一の収納部(23)の底面にロードセル(24)が設置されたキャビネット(20)の内部状態を表し、図5の(イ)は2段の収納部(23’)を具備し、この2段の収納部(23’)の底面にロードセル(24)が設置されたキャビネット(20)の内部状態を表し、図5の(ウ)は3段の収納部(23″)を具備し、この3段の収納部(23″)の底面にロードセル(24)が設置されたキャビネット(20)の内部状態を表し、このような収納構造はキャビネット(20)の製作時に必要に従い多段で、多様に具現が可能である。
【0018】
保安管理部(25)は上述の指紋認識機(21)の使用者対応のドア開閉用の指紋認証信号と、上述のロードセル(24)の重量変化感知信号を受信し、各々の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ及び各々の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の内部の物品の離脱可否を内部メモリーに貯蔵する。
【0019】
上述の保安管理部(25)は、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除される時に、上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の内部の物品の重量と、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除された後、次に閉まる時に上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の内部の物品の重量を比較しキャビネット(20)の内部の物品の離脱可否を判別する。
【0020】
上述の保安管理部(25)は、上述の様に固有の識別者を持つロードセル(24)から出力される重量変化感知信号が、上述の保安管理部(25)で認可されると、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除される時に、上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の各収納部(23’,23″)の内部の物品の重量と、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除された後、次に閉まる時に上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の各収納部(23’,23″)の内部の物品の重量を比較し、上述のキャビネット(20)の各収納部(23’,23″)別の内部の物品の離脱可否を判別し内部メモリーに貯蔵する。
【0021】
上述の保安管理部(25)は、上述の各々の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ及び各々の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の内部の物品の離脱可否を有無線通信網を通じて外部連結端末に転送し貯蔵、管理する。
【0022】
上述の保安管理部(25)は、上述の各々の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ及び各々の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の各収納部(23’,23″)別の内部の物品の離脱可否を有無線通信網を通じて外部連結端末に転送し貯蔵、管理する。
【0023】
上述の外部連結端末は、上述の保安管理部(25)と有無線通信が可能なパーソナルコンピュータ、ノートブック、移動電話機、PDA等で、上述保安管理部(25)と有無線インターネット、LAN、ケーブル通信方式、RF通信方式等で通信する。
【0024】
上述の様に構成された本発明によるキャビネット保安管理システムは、次の様に作動する。
【0025】
本発明に従うキャビネット保安管理システムは図5の(ア)に表した様に、単一の収納部(23)を具備し、この単一の収納部(23)の底面にロードセル(24)が設置されたキャビネット(20)、或いは図5の(イ)に表した様に、2段の収納部(23’)を具備し、この2段の収納部(23’)の底面にロードセル(24)が設置されたキャビネット(20)、或いは図5の(ウ)に表した様に、3段の収納部(23″)を具備し、この3段の収納部(23″)の底面にロードセル(24)が設置されたキャビネット(20)等と内部収納部(23、23’、23″)の底面にロードセル(24)が設置可能な多様な種類のキャビネットに適用が可能である。又、単一のキャビネット(20)だけではなく、複数のキャビネット(20)に対し各キャビネット(20)毎に識別者を付与し適用可能である。
【0026】
例えば、複数のキャビネット(20)に対し各キャビネット(20)毎に識別者を付与し適用する場合には、各キャビネット(20)の保安管理部(25)から外部連結端末と通信しながら識別者を出力する事が出来、これにより外部連結端末は複数のキャビネット(20)に対し識別者で区分し、各キャビネット(20)の使用者各々に対しキャビネット(20)の開閉ログ及びキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否或いはキャビネット(20)の各収納部(23’、23″)別の内部の物品の離脱可否を受信し貯蔵、管理する事が出来る。
【実施例】
【0027】
以下では、単一のキャビネット(20)に本発明に従うキャビネット保安管理システムが適用された実施例を説明する。
【0028】
本発明では使用者毎に固有の指紋で一般家庭や会社、学校、予備校、銀行、官公署等に設置されたキャビネット(20)の開閉を許与する為に、上述の指紋認識機(21)を通じて使用者の登録を最初に行う。
【0029】
上述の様に指紋の使用者の登録が完了された状態で、特定の使用者が上述の指紋認識機(21)に指紋認識を要請すると、上述の指紋認識機(21)は登録された指紋と入力した指紋を対照し指紋認識を遂行する。
【0030】
もし、特定の使用者に対する指紋認識の結果、キャビネット(20)の使用が許可された使用者であると判別されると、上述の指紋認識機(21)はドアの開放用の指紋認証信号を出力し、キャビネット(20)の使用が許可されない使用者であると判別されると、上述の指紋認識機(21)はドアの閉鎖用の指紋認証信号を出力したり、或いは現在の使用者がキャビネット(20)の使用が許可されない使用者である事を知らせる音声や文字メッセージをスピーカーやLCD表示窓で表したり警告灯等を点滅する事が出来る。
【0031】
これに従い、上述のドア開閉装置(22)は上述の指紋認識機(21)の指紋認証信号の認可可否に従いドアを閉める或いは閉めるを解除するのだが、ドアの開放用の指紋認証信号が認可されるとドアを閉めるを解除し、ドアの閉鎖用の指紋認証信号が認可されるとドアを閉める。
【0032】
上述の特定の使用者に対し指紋認識の結果、キャビネット(20)の使用が許可された使用者であると判別され上述の指紋認識機(21)がドアの開放用の指紋認証信号を出力した場合の実施例を具体的に説明すると次の様になる。
【0033】
上述した様に、特定の使用者によりキャビネット(20)が開くと、即ち上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除されれば、上述のロードセル(24)が作動を開始し上述のキャビネット(20)の内部の物品の離脱可否に対応する重量変化感知信号を出力する。
【0034】
例えば、上述の特定の使用者がキャビネット(20)を開け、図5の(ア)に表した様に単一の収納部(23)に収容された内部の物品(例えば、文書や貴重品等)を出すと、特定の内部の物品を上述の収納部(23)から出す前と出した後の重量の変化が発生する。
【0035】
従って、上述の保安管理部(25)は、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除される時に、上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の内部の物品の重量と、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除した後、次に閉まる時に、上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の内部の物品の重量を比較しキャビネット(20)の内部の物品の離脱可否を判別する。
【0036】
この時に、キャビネット(20)の内部の物品の離脱が無ければ、上述の保安管理部(25)は上述の指紋認識機(21)の使用者対応のドア開閉用の指紋認証信号を根拠に該当する特定の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ(例えば、使用者の名前、開閉時間等)を内部メモリーに貯蔵する。
【0037】
又、キャビネット(20)の内部の物品の離脱があると、上述の保安管理部(25)は上述の指紋認識機(21)の使用者対応のドア開閉用の指紋認証信号を根拠に該当する特定の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ(例えば、使用者の名前、開閉時間等)を内部メモリーに貯蔵すると同時に、該当する特定の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の内部の物品の離脱があった事を知らせる情報を内部メモリーに貯蔵する。
【0038】
上述の様に内部メモリーに貯蔵されるキャビネット(20)の開閉ログ(例えば、使用者の名前、開閉時間等)及び特定の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の内部の物品の離脱情報は有無線通信網(例えば、有無線インターネット、LAN、ケーブル通信方式、RF通信方式等)を通じ外部連結端末(例えば、パーソナルコンピュータ、ノートブック、移動電話機、PDA等)に転送し貯蔵、管理され、これにより遠隔地で容易にキャビネット(20)の保安管理を遂行する事が出来る様になる。
【0039】
一方、上述の特定の使用者がキャビネット(20)を開け、図5の(イ)或いは(ウ)に表した様に2段或いは3段の収納部(23’、23″)に収容された内部の物品(例えば、文書や貴重品等)を出すと、特定の内部の物品を上述の収納部(23)から出す前と出した後の重量の変化が発生する。
【0040】
従って、上述の保安管理部(25)は、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除される時に、上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の各収納部(23’、23″)の内部の物品の重量と、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除された後、次に閉まる時に、上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の各収納部(23’、23″)の内部の物品の重量を比較し、上述のキャビネット(20)の各収納部(23’、23″)別の内部の物品の離脱可否を判別する。
【0041】
この時に、キャビネット(20)の内部の物品の離脱が無ければ、上述の保安管理部(25)は上述の指紋認識機(21)の使用者対応のドア開閉用の指紋認証信号を根拠に該当する特定の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ(例えば、使用者の名前、開閉時間等)を内部メモリーに貯蔵する。
【0042】
又、キャビネット(20)の内部の物品の離脱があると、上述の保安管理部(25)は上述の指紋認識機(21)の使用者対応のドア開閉用の指紋認証信号を根拠に該当する特定の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ(例えば、使用者の名前、開閉時間等)を内部メモリーに貯蔵すると同時に、該当する特定の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の各収納部(23’、23″)別の内部の物品の離脱があった事を知らせる情報を内部メモリーに貯蔵する。
【0043】
上述の様に内部メモリーに貯蔵されるキャビネット(20)の開閉ログ(例えば、使用者の名前、開閉時間等)及び特定の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の各収納部(23’、23″)別の内部の物品の離脱情報は有無線通信網(例えば、有無線インターネット、LAN、ケーブル通信方式、RF通信方式等)を通じ外部連結端末(例えば、パーソナルコンピュータ、ノートブック、移動電話機、PDA等)に転送し貯蔵、管理され、これに従い遠隔地で容易にキャビネット(20)の保安管理を遂行する事が出来る様になる。
【0044】
上述した様に、使用者毎に固有の指紋でキャビネットの開閉を許与し、キャビネット(20)の内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否をロードセルを(24)を利用し確認すると、多数のキャビネット(20)の使用者各々に対しキャビネット(20)の開閉ログ及びキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の内部の物品(例えば、文書や貴重品等)の離脱可否或いはキャビネット(20)の各収納部(23’、23″)別の内部の物品の離脱可否を容易に把握し管理する事が出来る。
【0045】
以上、説明した本発明に従うキャビネット保安管理システムは、上述した実施例に限定されず、以下の特許請求範囲で請求する本発明の要旨を外れる事なく、本発明が属する分野で通常の知識を持っている者であれば、誰でも多様に変更し実施する事が出来る範囲まで技術的精神がある。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】は従来のキャビネットを表した実施例。
【図2】は従来のキャビネットの内部の収納構造を表した実施例。
【図3】は本発明に従うキャビネット保安管理システムを表した実施例。
【図4】は本発明に従うキャビネットのブロック図。
【図5】は本発明に従うキャビネットの内部にロードセルが設置された状態を表した実施例。
【符号の説明】
【0047】
10:キャビネット 11:ドアハンドル
12:鍵の開閉装置 13、13’、13″:収納部
20:キャビネット 21:指紋認識機
22:ドア開閉装置 23、23’、23″:収納部
24:ロードセル 25:保安管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャビネット(20)のドアパネルに設置され使用者の登録及び使用者の指紋認識を遂行し、特定の使用者に対応するドア開閉用の指紋認証信号を出力する指紋認識機(21)と;
キャビネット(20)のドアパネルに設置され、指紋認識機(21)の指紋認証信号の認可可否に従いドアを閉める或いは閉めるを解除するドアの開閉装置(22);
キャビネット(20)の内部の収納部(23)の底面に設置され、ドア開閉装置(22)が閉めるを解除されると作動を開始しキャビネット(20)の内部の物品の離脱可否に対応する重量変化感知信号を出力するロードセル(load cell;24);及び
指紋認識機(21)の使用者対応のドア開閉用の指紋認証信号と、ロードセル(24)の重量変化感知信号を受信し、各々の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ及び各々の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の内部の物品の離脱可否を内部メモリーに貯蔵する保安管理部(25);
で構想される事を特徴とするキャビネット保安管理システム。
【請求項2】
第1項で、上述の保安管理部(25)は、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除される時に、上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の内部の物品の重量と、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除された後、次に閉まる時に上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の内部の物品の重量を比較しキャビネット(20)の内部の物品の離脱可否を判別する事を特徴とするキャビネット保安管理システム。
【請求項3】
第1項、又は第2項で、上述の保安管理部(25)は、上述の各々の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ及び各々の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の内部の物品の離脱可否を有無線通信網を通じて外部連結端末に転送し貯蔵、管理する事を特徴とするキャビネット保安管理システム。
【請求項4】
第3項で、上述の外部連結端末は、上述の保安管理部(25)と有無線通信が可能なパーソナルコンピュータ、ノートブック、移動電話機、PDAの中の一つである事を特徴とするキャビネット保安管理システム。
【請求項5】
第3項で、上述の外部連結端末は、上述保安管理部(25)と有無線インターネット、LAN、ケーブル通信方式、RF通信方式の中の一つの方式で通信する事を特徴とするキャビネット保安管理システム。
【請求項6】
第1項で、上述のロードセル(24)は、内部に多段の収納構造を持つキャビネット(20)の各々の収納部(23’、23″)の底面に固有の識別者を持ち設置され、上述の保安管理部(25)で自身の識別者と一緒に重量変化感知信号を認可する事を特徴とするキャビネット保安管理システム。
【請求項7】
第6項で、上述の固有の識別者を持つロードセル(24)から出力される重量変化感知信号が、上述の保安管理部(25)に認可されると上述の保安管理部(25)は、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除される時に、上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の各収納部(23’,23″)の内部の物品の重量と、上述のドア開閉装置(22)が閉めるを解除された後、次に閉まる時に上述のロードセル(24)が表す上述のキャビネット(20)の各収納部(23’,23″)の内部の物品の重量を比較し、上述のキャビネット(20)の各収納部(23’,23″)別の内部の物品の離脱可否を判別し内部メモリーに貯蔵する事を特徴とするキャビネット保安管理システム。
【請求項8】
第6項、又は第7項で、上述の保安管理部(25)は、上述の各々の使用者に対するキャビネット(20)の開閉ログ及び各々の使用者のキャビネット(20)の開閉時にキャビネット(20)の各収納部(23’、23″)別の内部の物品の離脱可否を有無線通信網を通じて外部連結端末に転送し貯蔵、管理する事を特徴とするキャビネット保安管理システム。
【請求項9】
第8項で、上述の外部連結端末は、上述の保安管理部(25)と有無線通信が可能なパーソナルコンピュータ、ノートブック、移動電話機、PDAの中の一つである事を特徴とするキャビネット保安管理システム。
【請求項10】
第8項で、上述の外部連結端末は、上述の保安管理部(25)と有無線インターネット、LAN、ケーブル通信方式、RF通信方式の中の一つの方式で通信する事を特徴とするキャビネット保安管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−150205(P2009−150205A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−84736(P2008−84736)
【出願日】平成20年2月29日(2008.2.29)
【出願人】(508093436)株式会社ケーワンテック (1)
【氏名又は名称原語表記】K−ONETECH CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】904HANLIM HUMAN TOWER 1−40,GEUMJEONG−DONG,GUNPO−SI,GYONGGI−DO,KOREA
【Fターム(参考)】