説明

キャビネット

【課題】 本発明は、引き出し自在のキャビネットにおいて、キャビネットの引き出しの際にもレードル類を固定した状態で収納することが可能で、更にはレードル類の出し入れが簡単に行うことのできる収納器具を提案することを目的とする。
【解決手段】 本発明では、略平板状の保持部と、前記保持部を垂直状態に保ったまま奥行き方向に引出し自在に収納する収納部と、前記保持部に配置される支持部とを備えるキャビネットであり、前記支持部は、前記収納部の引出し方向に延びる引っ掛け部を有する収納部材を備え、前記引っ掛け部は、前記保持部から離間して配置されることを特徴とするキャビネットを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、システムキッチンのキャビネットに係り、特にレードル類の収納に好適な収納方法に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
従来、システムキッチンにおいて、調味料や調理器具等を収納するために様々な収納器具を備えているものは多く存在する。調理器具の一種に、柄部と柄部の反対側の先端に本体部を備える、お玉やフライ返しのようなレードル類がある。このようなレードル類を収納するための収納器具としては、引き出し自在なキャビネットにフックを設け、レードル類の柄部に設けられた穴もしくは輪になった形状の紐をフックに掛けることで収納するというものがあった(特許文献1参照)。また、籠状の収納器具を壁面に設けているものもあった(特許文献2参照)。
【特許文献1】実用新案登録3110042号公報
【特許文献2】実開平6−62840号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、フックに引っ掛ける方式のレードル類の収納器具は、レードル類に、フックに引っ掛ける為の穴もしくは輪になった形状の紐が付属されていないと収納できないという問題点があった。また、レードル類の出し入れの際に、フックに備えられた穴もしくは紐にレードル類を引っ掛けたり外したりするのに手間がかかり、使い勝手が悪いという問題もあった。また、特許文献1に示すような、引き出し自在なキャビネットにフックが設けてある場合には、キャビネットの出し入れの際にフックに引っ掛けたレードル類が揺れることがあった。このレードル類の揺れにより、レードル類がキャビネット等に接触してしまい、騒音が生じたりレードル類やキャビネットが傷ついたりしてしまうことがあった。また、揺れが大きい場合は、レードル類がキャビネットより落下してしまうという恐れもあった。特許文献1では、レードル類の揺れを防ぐために振止具を設けている。しかし、レードル類の出し入れの際に振止具からレードル類を取り外す必要があり、使い勝手が悪いという問題があった。
【0004】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、引き出し自在のキャビネットにおいて、キャビネットの引き出しの際にもレードル類を固定した状態で収納することが可能で、更にはレードル類の出し入れが簡単に行うことのできる収納器具を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一様態によれば、略平板状の保持部と、前記保持部を垂直状態に保ったまま奥行き方向に引出し自在に収納する収納部と、前記保持部に配置される支持部とを備えるキャビネットであり、前記支持部は、前記収納部の引出し方向に延びる引っ掛け部を有する収納部材を備え、前記引っ掛け部は、前記保持部から離間して配置されることを特徴とするキャビネットが提供される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、引き出し自在のキャビネットにおいて、キャビネットの引き出しの際にもレードル類を固定した状態で収納することが可能で、更にはレードル類の出し入れが簡単に行うことのできる収納器具が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるシステムキッチンの斜視図である。
【0008】
システムキッチン1は、カウンター15と、カウンター15の上に配置されるコンロ16と、カウンター15の下方に配置されるフロアキャビネット17と、フロアキャビネット17の側方に配置されるフロアキャビネット2とを備えている。フロアキャビネット2は、フロアキャビネット2の本体部であるフロアキャビネット本体部2aと、フロアキャビネット本体部2aを収納するための収納部であるフロアキャビネット収納空間10とを備えている。フロアキャビネット本体部2aは、前板3と、保持部であるパネル4と、フロアキャビネット2をスライド移動させる為のレール5とを備えており、システムキッチン1の使用者から見て手前側に向かって、フロアキャビネット収納空間10からフロアキャビネット本体2aを奥行き方向に引き出すことができるよう備えられている。パネル4は、フロアキャビネット2の引出し方向を前面として、前板3の裏面に、前板3及び床面に対して垂直に取り付けられている。
【0009】
パネル4には、お玉やフライ返し等のレードル類を収納するための支持部6と、菜ばし等を収納するための箱状ラック7と、瓶や調味量等を収納するための箱状ラック8とが、上方向に開口した状態で備えられている。支持部6は係止具9を備えており、パネル4に備わる複数の取付孔14と係止具9とが着脱自在に係止する形で、支持部6がパネル4に取付られている。図2は、係止具9の拡大図である。パネル4の支持部6などを備えた面を前面とすると、レール5はパネル4の裏面に、床面に対し平行に取り付けられている。レール5と、フロアキャビネット収納空間10に、床面に対し平行に取り付けられたレール(図示しない)とは、スライド自在に嵌合する。これにより、フロアキャビネット本体部2aは、フロアキャビネット収納空間10に、パネル4が垂直状態を保ったまま出し入れ自在に収納される。
【0010】
図3は、支持部6の拡大図である。
支持部6は、略コの字形状のワイヤ11a、11bと、ワイヤ11cと、ワイヤ11dと、ワイヤ11eと、係止具9とを備える。ワイヤ11aとワイヤ11bとは、床面に対してワイヤ11aが上方、ワイヤ11bが下方に位置するように配置されている。収納部材であるワイヤ11aとワイヤ11bとは、それぞれ引っ掛け部であるワイヤ11aの長軸部20aとワイヤ11bの長軸部20bとを有する。ワイヤ11aとワイヤ11bとは、それぞれ床面に対して平行に配置されており、ワイヤ11aの長軸部20aとワイヤ11bの長軸部20bの長さは等しい。ワイヤ11aとワイヤ11bそれぞれの短軸部19a、19bの端部は、ワイヤ11aおよび11bに対して垂直に伸びたワイヤ11cによって接続されている。ワイヤ11cの上下方向中央には、係止具9を取り付けるためのワイヤ11eが、ワイヤ11a,11bと平行に備えられている。また、ワイヤ11aは、その長軸部20aからパネル4に向かって延びるワイヤ11dを備えている。本実施例において、ワイヤ11aと、ワイヤ11bと、ワイヤ11cと、ワイヤ11dと、ワイヤ11eとは、一体的に成形されている。本実施例においては、ワイヤ11dは2本備えられている。ワイヤ11cの長さ、すなわちワイヤ11aとワイヤ11bとの距離をXとすると、本実施例でのXは約50mmである。Xは、50mmプラスマイナス5mm程度であることが好ましい。ワイヤ11aの短軸部19aの長さ、すなわちワイヤ11aの長軸部20aとパネル4との離間距離である距離Yは、ワイヤ11bの短軸部19bの長さ、すなわちワイヤ11bの長軸部20bとパネル4との離間距離である距離Zより短い。本実施例では、Yは約25mm、Zは約50mmである。
【0011】
支持部6には、図3に示すように、コンロ廻りで使用されるお玉やフライ返し等のようなレードル類が、被収納物として収納される。本実施例においては、レードル類としてお玉12とフライ返し13を例にあげる。お玉12は、柄部12cと、柄部12cとは反対側の端部である本体部12aとを備える。フライ返し13は、柄部13cと、柄部13cとは反対側の端部である本体部13aとを備える。お玉12の柄部12cと本体部12aが成す角度は、フライ返し13の柄部13cと本体部13aが成す角度よりも比較的大きい。図4はお玉12を、図5はフライ返し13を、図6はお玉21を、それぞれ支持部6に収納した際の側面図である。
【0012】
次に、本実施例の使用シーンの例を挙げ、本実施例の作用効果を説明する。
使用者が、システムキッチンでの作業、主にコンロ前での作業を行う際、使用者はフロアキャビネット2を利用して、被収納物を出し入れすることができる。フロアキャビネット本体部2aに設けられたレール5と、フロアキャビネット収納空間10に設けられたレールが、パネル4は前板3と床面に対して垂直な状態を維持するよう、且つスライド自在に嵌合している。これにより、使用者はパネル4を垂直状態に保ったまま、フロアキャビネット本体部2aを手前側に引き出したり、フロアキャビネット収納空間10に押し入れたりすることができる。その際、フロアキャビネット本体部2aは、パネル4の支持部6や箱状ラック7、箱状ラック8が備わった面を使用者に向けた状態で引き出されるように配置されている。そのため、使用者は、コンロ16などを利用している際、立つ位置を変えることなくフロアキャビネット2に収納された被収納物を利用することができる。
【0013】
まず、被収納物をフロアキャビネット2に収納する場合について説明する。その際は、まずフロアキャビネット本体部2aをフロアキャビネット収納空間10から手前側に引き出してから、使用した被収納物を支持部6に収納する。被収納物の支持部6への収納方法を、お玉12およびフライ返し13、お玉21を収納する場合を例に挙げ説明する。
【0014】
お玉12を支持部6に収納する際、使用者は、支持部6のワイヤ11aとワイヤ11bとの間に、上方向から柄部12cを下としてお玉12を差し入れることで、お玉12を支持部6に収納することができる。図4は、支持部6にお玉12を収納した状態の側面図である。支持部6にお玉12が収納されている場合、お玉12はワイヤ11bとパネル4との間に位置している。柄部12cと本体部12aが成す角度が比較的大きいお玉12は、柄部12cとワイヤ11bの長軸部20bとの当接点b、本体部12aとパネル4との当接点であり、当接点bの上方に位置する当接点a、柄部12cとパネル4との当接点であり、当接点bの下方に位置する当接点cとの3点にて支持されるため、安定した状態で収納されている。
【0015】
フライ返し13を支持部6に収納する際、使用者は、支持部6のワイヤ11aとパネル4との間に、上方向から柄部13cを下としてフライ返し13を差し入れることで、フライ返し13を支持部6に収納することができる。図5は、支持部6にフライ返し13を収納した状態の側面図である。支持部6にフライ返し13が収納されている場合、フライ返し13はワイヤ11aとパネル4との間に位置している。柄部13cと本体部13aが成す角度が比較的小さいフライ返し13は、柄部13cとワイヤ11aの長軸部20aとの当接点e、本体部13aとパネル4との当接点であり、当接点eの上方に位置する当接点d、柄部13cとパネル4との当接点であり、当接点eの下方に位置する当接点fとの3点にて支持されるため、安定した状態で収納される。
【0016】
また、図6は、支持部6にお玉21を収納した状態を示す側面図である。お玉21は、柄部21cと、柄部21cとは反対側の端部である本体部21aとを備える。お玉21の柄部21cと本体部21aが成す角度は、お玉12が成す角度よりも小さく、フライ返し13が成す角度よりも大きい。お玉21を支持部6に収納する際、使用者は、お玉12を収納する際と同様に、支持部6のワイヤ11aとワイヤ11bとの間に、上方向から柄部21cを下としてお玉21を差し入れることで、お玉21を支持部6に収納することができる。支持部6にお玉21が収納されている場合、お玉21はワイヤ11aとワイヤ11bとの間に位置している。お玉21は、柄部21cとワイヤ11bの長軸部20bとの当接点h、本体部21aとワイヤ11aの長軸部20aとの当接点であり、当接点hの上方に位置する当接点g、柄部21cとパネル4との当接点であり、当接点hの下方に位置する当接点iとの3点にて支持されるため、安定した状態で収納される。
【0017】
このように、お玉12やフライ返し13、お玉21のような被収納物は、支持部6とパネル4によって支持されているため、特許文献1に示すようなフック状の収納器具と違い、被収納物にフックに引っ掛けるための穴や輪になった形状の紐を必要としない。そのため、多くの種類の被収納物を収納することができ、使い勝手が良い。更に、被収納物を支持部6に収納する際、上方向から被収納物を差し入れるだけで収納できるため、フックや振止具に収納する手間がいらず、使い勝手は更に向上することとなる。
【0018】
支持部6に被収納物を収納した後、フロアキャビネット本体部2aをフロアキャビネット収納空間10に押し入れる。被収納物は支持部とパネル4によって3点で支持された状態を保っているため、フロアキャビネット本体部2aを押し入れる際に、被収納物が揺れ動くことはない。そのため、揺れによる落下、被収納物とパネル4の接触による騒音、被収納物やパネル4の損傷などの不具合を防ぐことができる。
【0019】
また、本実施例においては、被収納物を収納するための支持部6において、ワイヤ11aとワイヤ11bとは、その端部を垂直なワイヤ11cによって接続されており、上下方向に並列し且つ平行に位置するよう配置されている。また、支持部6において、ワイヤ11aの長軸部20aとパネル4との距離Yと、ワイヤ11bの長軸部20bとパネル4との距離Zとはそれぞれ異なっているおり、距離Yは距離Zよりも比較的狭い。図7は、本発明の実施の形態にかかる支持部6のパネル4とワイヤ11aとの間にお玉12を収納した場合を示す側面図である。比較的角度の大きい被収納物であるお玉12を収納する際、比較的狭いワイヤ11aとパネル4との間に収納しようとすると、お玉12は、柄部12cとワイヤ11aとの当接点B、本体部12aとパネル4との当接点A、柄部12cとパネル4との当接点Cとの3点で支持される。しかし、当接点Aと当接点Cは、それぞれ図4に示す当接点aおよび当接点cよりも上方に位置することとなる。また、当接点Bは、図4に示す当接点bに比べて、柄部12cの下方に位置することとなる。つまり、お玉12のように重心が本体部12a側に偏った収納物の場合、当接点A、Bの距離が当接点B、Cの距離より長くなり、不安定になってしまう。つまり、お玉12が支持部6に収納された際、重心が上部に偏り安定性が極めて悪く、ちょっとした衝撃で支持部6から滑落してしまう恐れがある。そのため、比較的角度の大きい被収納物であるお玉12は、比較的広いワイヤ11bとパネル4との間に収納するのがよい。また、比較的角度の小さい被収納物であるフライ返し13を収納する際、比較的広いワイヤ11bとパネル4との間に収納しようとすると、フライ返し13がワイヤ11bまたは支持部6と当接することができず、3点による支持ができず落ちてしまうことがある。そのため、比較的角度の小さい被収納物であるフライ返し13は、比較的狭いワイヤ11aとパネル4との間に収納するのがよい。また、お玉21のように、本体部と柄部の成す角度が、お玉12よりも小さくフライ返し13よりも大きいようなレードル類は、本体部21aがワイヤ11aの長軸部20aと当接した状態で3点による支持できるのならば、ワイヤ11bとパネル4との間に収納するのがよい。使用者は、収納するレードル類の角度や長さによって、支持部6への収納方法を適宜選択することができる。
【0020】
次に、フロアキャビネット2に収納した被収納物を使用する場合について説明する。
この場合、使用者は、フロアキャビネット本体部2aをスライド移動にて手前に引き出す。この場合も、被収納物は支持部6とパネル4によって3点で支持された状態を保っているため、フロアキャビネット本体部2aを引き出す際に、被収納物が揺れ動くことはない。そのため、揺れによる落下、被収納物とパネル4の接触による騒音、被収納物やパネル4の損傷などの不具合を防ぐことができる。使用者は、フロアキャビネット本体部2aを引き出した後、支持部6に収納された被収納物を取り出す。被収納物は、支持部6とパネル4によって3点で支持されているが、固定されているわけではない。そのため、使用者は、支持部6の上方向から被収納物を掴み、上方向に引き出すだけで簡単に取り出すことができる。上方向に引き出すだけなので、使用者は被収納物を取り出す際、特許文献1のように振止具やフックから被収納物を取り外す必要もなく、容易に取り出すことが可能である。
【0021】
このように、本実施例の形態によれば、お玉やフライ返しのような被収納物を支持部6とパネル4に当接することで支持した状態で収納することにより、被収納物にフックに引っ掛けるための穴や紐を必要としないため、より多くの種類の被収納物を収納することができる。また、被収納物の収納の際には、支持部6の上方向より被収納物を差し入れるだけで収納することができ、取り出す際も上方向から被収納物を掴んで引き出すだけでよい。すなわち、本実施例によれば、被収納物の出し入れを容易に行うことができる。また、被収納物は、収納状態において、支持部6とパネル4によって3点で支持されている。このように、安定した状態で被収納物が収納されているため、フロアキャビネット本体部2aを出し入れする際にも被収納物が揺れ動くことはなく、被収納物とパネル4との接触による騒音や損傷、被収納物の落下を防ぐことができる。また、パネル4からの離間距離の異なるワイヤ11aと11bを上下方向に並列に配置することにより、角度の異なる被収納物も収納することができ、使い勝手が向上する。
【0022】
また、本実施例においては、支持部6には係止具9が備えられている。これにより、複数の取付孔14を持つパネル4に、支持部6が自由に着脱できるため、支持部6の取り付け位置を自由に変更できる。それにより、使用者によって使い勝手の良い環境を作ることが可能となる。
【0023】
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれら具体例に限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲において適宜設計変更して採用したものも、本発明の要旨を有する限りにおいて本発明の範囲に包含される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施の形態にかかるシステムキッチン1の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる係止具9を示す拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる支持部6を示す拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる支持部6にお玉12を収納した場合を示す側面図である 。
【図5】本発明の実施の形態にかかる支持部6にフライ返し13を収納した場合を示す側面図 である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる支持部6にお玉21を収納した場合を示す側面図である 。
【図7】本発明の実施の形態にかかる支持部6のパネル4とワイヤ11aとの間にお玉12を 収納した場合を示す側面図である。
【符号の説明】
【0025】
1…システムキッチン
2…フロアキャビネット
2a…フロアキャビネット本体部
3…前板
4…パネル
5…レール
6…支持部
7…箱状ラック
8…箱状ラック
9…係止具
10…フロアキャビネット収納空間
11a…ワイヤ
11b…ワイヤ
11c…ワイヤ
11d…ワイヤ
11e…ワイヤ
12…お玉
12a…本体部
12c…柄部
13…フライ返し
13a…本体部
13c…柄部
14…取付孔
15…カウンター
16…コンロ
17…フロアキャビネット
19a…短軸部
19b…短軸部
20a…長軸部
20b…長軸部
21…お玉
21a…本体部
21c…柄部
a…当接点
b…当接点
c…当接点
d…当接点
e…当接点
f…当接点
g…当接点
h…当接点
i…当接点
A…当接点
B…当接点
C…当接点
X…距離
Y…距離
Z…距離

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略平板状の保持部と、
前記保持部を垂直状態に保ったまま奥行き方向に引出し自在に収納する収納部と、
前記保持部に配置される支持部と
を備えるキャビネットであり、
前記支持部は、前記収納部の引出し方向に延びる引っ掛け部を有する収納部材を備え、
前記引っ掛け部は、前記保持部から離間して配置される
ことを特徴とするキャビネット。
【請求項2】
複数の前記引っ掛け部は、
前記保持部からの離間距離がそれぞれ異なるよう、上下に並列に配置されており、
上方に位置する前記引っ掛け部は、
下方に位置する前記引っ掛け部よりも前記離間距離が小さくなるよう配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のキャビネット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−142167(P2008−142167A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−330458(P2006−330458)
【出願日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】