説明

クラスDおよび振幅偏移キーイングに基づいた誘導電力およびデータの伝送システム

rf信号伝送リンクが記載され、該rf信号伝送リンクは、rfデータパルスを伝送するために、振幅偏移キーイング(ASK)を用いる。該リンクは、各データパルスの終わりにおいて状態遷移時間を最小化する。状態遷移時間を最小化する手段は、共振回路のQを変更する手段を含む。該リンクは、rfデータパルスを送信する直列同調型共振送信回路をさらに備え、該rfデータパルスを受信する並列同調型受信器回路をさらに備え、該直列同調型共振送信回路は、クラスD増幅器のドライバを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2007年2月15日に出願された米国特許出願第11/675,176号からの優先権を主張するものであり、上記出願の内容は、参考として本明細書に援用される。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、信号処理に関し、特に、データ電力信号を移植型(implanted)システムに提供することに関する。
【背景技術】
【0003】
(背景技術)
電力およびデータを補綴刺激器などの移植型電子システムに提供する一方法は、誘導リンク(inductive link)を介してRF信号を送信することである。誘導リンクは基本的に2つの共振(resonant)回路を有し、該共振回路は、外部の回路と、患者のユーザに移植された内部の共振回路とである。2つの共振回路のインダクタンスは、例えば、20mmと30mmとの間の一般的な外径を有する2つのらせん形のコイルとして実現される。互いに向き合っているときには、コイルは、RFエネルギーの伝送を可能にする変圧器を形成する。誘導リンクは、電力の伝送効率および結合の整列不良の許容範囲を最適化することに関連して調査されてきた。例えば、非特許文献1、および非特許文献2を見られたい。これらの非特許文献は、参考として本明細書中に援用される。
【0004】
多くの用途において、並列同調型(parallel−tuned)受信器回路が用いられる。なぜならば、共振回路をわたるRF電圧が、整流および平滑化によって直流電圧に容易に変換され得るからである。直流電圧は次いで、移植型システム内の電子回路のための電源電圧として用いられる。例えば、図1は、コイル101とコンデンサ102との並列同調型受信器の共振回路を示し、そこでは、信号u(t)が誘導されたRF電圧である。フィルタコンデンサ105および106との組み合わせで整流ダイオード103および104は、交流電圧u(t)を直流のような電圧Vdcに変換する。フィルタコンデンサ105および106が十分に大きい場合には、Vdcのどのような交流成分も無視され得る。電圧Vdcは、移植型システム(例えば、移植された補綴刺激器)の機能性を実装する、後続の電子回路107の電圧供給ポートVCCおよびVSSに接続される。
【0005】
信号u(t)は、電力用の電源電圧の生成として用いられるだけでなく、信号u(t)は、デジタルの情報データを含んでいる。例えば、移植蝸牛刺激装置に対して、信号u(t)は、短い二相パルスを規定する情報を聴神経の電気刺激のために提供する。概して、ビット復号化ステージ108は、RF信号u(t)をさらなる処理に用いられるベースバンドのビットシーケンスに変換する移植型システムの一部分である。
【0006】
デジタルデータ伝送に対しては、u(t)の少なくとも2つの異なる区別可能な状態が規定される。例えば、これらの2つの異なる状態は、u(t)の2つの異なる動作周波数であり得、それらの周波数は、共振周波数fの近くにある。そのようなスキームは一般に、周波数偏移キーイング(FSK)と呼ばれる。実際の例が、例えば上記のGalbraith(非特許文献1)に記載され、そこでは、f=20MHz、そして2つの動作周波数は、19MHzおよび21MHzである。
【0007】
信号u(t)内にデジタル情報を符号化する別の方法は、振幅偏移キーイング(ASK)による方法である。ASKスキームにおいて、u(t)の2つの区別可能な状態は、「RF振幅の存在」と「RF振幅の非存在」とによって定性的に表現され得る。これら2つの(観念的)状態は、エンベロープ検出によって容易に検出され得る。例えば、図1の復号化ステージ108は従って、エンベロープ検出器を含み得る。
【0008】
図2において、誘導リンクシステムの等価回路が示される。並列同調型受信器回路は、受信器コイル201と、コンデンサ202と、抵抗器208とを含み、そこでは、抵抗器208はコイル201の寄生抵抗に起因するオーム性損失を表す。共振周波数fと無負荷時のQ(unloaded quality factor)、Q2,unloadedとは、
【0009】
【数1】

および、
【0010】
【数2】

として規定される。図1のステージ107の電力消費は、オーム性負荷207によって表される。整流ダイオード103および104は、単純な等価回路203および204によって表され、それらの等価回路自体は、観念的スイッチ2031および2041、ならびにオーム性抵抗器2032および2042から構成される。スイッチの状態は、電圧u(t)と、コンデンサ205および206それぞれをわたる電圧VおよびVとに依存する。u(t)>Vの場合には、スイッチ2031は閉じられ、そしてu(t)≦Vの間、スイッチ2031は、その高インピーダンス状態にあるとみなされる。同様に、スイッチ2041は、u(t)<−Vの場合には、閉じられ、そしてu(t)≧−Vの間、開かれる。
【0011】
受信器コイル201は、送信器コイル209に誘導的に結合され、結合の強さは、結合係数kによって表現される。送信器コイル209は、コンデンサ210および抵抗器211とともに、直列同調型(series−tuned)送信器共振回路を形成し、そこでは、抵抗器211はコイル209の寄生抵抗を表す。共振周波数fと無負荷時のQ、Q1,unloadedとは、
【0012】
【数3】

および、
【0013】
【数4】

として規定される。送信器回路の入力は、入力電圧u(t)を生成する電圧源212によって駆動される。ASKに対しては、一般的に2つの動作モード(すなわち、状態RF−ONおよび状態RF−OFF)が用いられる。図3に描かれるように、状態RF−ONにおいて、u(t)は、接地電位と電源電圧VDDとの間で周期的に切り換えられる。周期TはRFの周期を示す。状態RF−OFFの間、u(t)は、接地電位に接続される。
【0014】
図4は、自己クロッキング(self clocking)ビットフォーマットを用いるビットのシーケンスに対する電圧u(t)の例を示す。ここで、論理的「0」は、RF−ONの後にRF−OFFが続くシーケンスへと符号化され、逆もまた同様に、論理的「1」は、RF−OFFの後にRF−ONが続くシーケンスへと符号化される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0015】
【非特許文献1】Galbraith DC、Soma M、およびWhite RL、「A Wide−Band Efficient Inductive Transdermal Power And Data Link With Coupling Insensitive Gain」、IEEE Trans. Biomed. Eng. BME−34、p.265−275、1987年4月
【非特許文献2】Zierhofer CMおよびHochmair ES、「High−Efficiency Coupling−Insensitive Power And Data Transmission Via An Inductive Link」、IEEE−Trans. Biomed. Eng. BME−37、p.716−723、1990年7月
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0016】
(発明の概要)
本発明の実施形態は、rfデータパルスを伝送するために、振幅偏移キーイング(ASK)を用いるrf信号伝送リンクに向けられる。該リンクは、状態遷移時間を最小化する手段を含む。
【0017】
例えば、上記最小化する手段は、上記rfデータパルスを受信する並列同調型受信器回路または該rfデータパルスを送信する直列同調型共振送信回路において有用であるように、共振回路のQを変更する手段を含み得る。例えば、直列同調型共振送信回路は、クラスD増幅器のドライバを含む。さらに特定の実施形態において、該クラスD増幅器は、単一のマイクロチップ上に統合され得る。該直列同調型共振送信回路は、該rfのオフ時間の間、送信器回路のインダクタンスと直列のダンピング抵抗器Rを含み得る。例えば、該ダンピング抵抗器Rは、無限大の抵抗を有する開回路であり得るか、または該ダンピング抵抗器Rは、上記状態遷移時間を最小化するために、最適の抵抗を有し得る。一部の実施形態において、該ダンピング抵抗器Rは、rf波形の減衰が結合係数から独立であるように、該共振受信回路を機能させ得る。
【0018】
実施形態はまた、移植型電子システム用の受信器回路を含む。移植型受信器回路は、振幅偏移キーイング(ASK)されたrfデータパルスを外部送信器から受信する。該受信器回路は、状態遷移時間を最小化する手段を含む。一部の実施形態において、該最小化する手段は、共振回路のQを変更する手段を含み得る。
【0019】
実施形態はまた、移植型電子システム用の送信器回路を含む。外部送信器回路は、振幅偏移キーイング(ASK)されたrfデータパルスを移植型受信器に送信する。該送信器回路は、状態遷移時間を最小化する手段を含む。該最小化する手段は、該rfデータパルスを送信する直列同調型共振送信回路などの共振回路のQを変更する手段を含み得る。該直列同調型共振送信回路は、クラスD増幅器のドライバを含み得る。さらに特定の実施形態において、該クラスD増幅器は、単一のマイクロチップ上に統合され得る。該直列同調型共振送信回路は、該rfのオフ時間の間、送信器回路のインダクタンスと直列のダンピング抵抗器Rを含み得る。例えば、該ダンピング抵抗器Rは、無限大の抵抗を有する開回路であり得るか、または該ダンピング抵抗器Rは、受信回路の状態遷移時間を最小化するために、最適の抵抗を有し得る。一部の実施形態において、該ダンピング抵抗器Rは、rf波形の減衰が結合係数から独立であるように、該共振受信回路を機能させ得る。
【0020】
本発明の実施形態はまた、rfデータパルスを伝送するために、振幅偏移キーイング(ASK)を用いるrf伝送リンクを含む。該リンクは、rf波形の減衰が結合係数から独立であるように、上記システムを機能させる手段を含む。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】図1は、従来技術に従った、並列同調型受信器共振回路および電力用電源電圧の生成を示す。
【図2】図2は、従来技術に従った、直列同調型送信器と並列同調型受信器共振回路とによる誘導リンクの等価回路を示す。
【図3】図3は、振幅偏移キーイング(ASK)のための入力電圧u(t)のRF−ONモードおよびRF−OFFモードを示す。
【図4】図4は、自己クロッキングビットフォーマットを用いるビットシーケンスに対するu(t)の例を示す。
【図5】図5は、本発明の一実施形態に従った、直列同調型送信器と並列同調型受信器共振回路とによる誘導リンクの等価回路を示す。
【図6A】図6A〜図6Cは、受信器共振回路内の様々な回路値に対する状態の信号および電圧の図形を示す。
【図6B】図6A〜図6Cは、受信器共振回路内の様々な回路値に対する状態の信号および電圧の図形を示す。
【図6C】図6A〜図6Cは、受信器共振回路内の様々な回路値に対する状態の信号および電圧の図形を示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
(特定の実施形態の詳細な説明)
データおよびエネルギー送信用の図2のようなASKベースの信号伝送リンクシステムは潜在的な問題を有する。電圧u(t)の入力状態RF−ONおよびRF−OFFの周期的なシーケンスを仮定し、さらに定常状態の条件を仮定すると、負荷Rdcをわたる直流電圧Vdcは一定である。状態RF−ONの間、電圧u(t)は、Vdc/2よりもわずかに高いピーク振幅に達する。スイッチ2031または2041は、それぞれu(t)>Vdc/2の場合またはu(t)<−Vdc/2の場合に閉じられる。これらの非常に短い期間の間のみ、電荷がネットワークC、C、Rdcへと流入する。しかしながら、これらのダイオード電流は、特定の負荷時(loaded)のQ、Q2,loadedを規定し、Q2,loadedは、上記の式(2)で規定されたような無負荷時のQ、Q2,unloadedよりもかなり小さい。
【0023】
(t)が状態RF−ONから状態RF−OFFに変わる場合に、u(t)の電圧振幅は、そのような変化にすぐに追従できない。その代わりに、RF振幅が減少して基準線(baseline)へと戻るためにはしばらく時間がかかり、減衰の速度は、受信器回路のQによって強く影響される。すなわち、Qがより低いほど、減衰はより速くなる。あいにく、基本的に負荷時のQ、Q2,loadedよりもかなり高い無負荷時のQ、Q2,unloadedがここであてはまり、その理由は、u(t)の振幅がVdc/2を下回るとすぐにダイオードスイッチ2031および2041が開いたままとなるからであり、RFエネルギーは、ネットワークC、C、Rdcに流入し得ない。RF−OFFの間、受信器回路内の唯一の有効な交流負荷はRである。
【0024】
RF−OFFの間のu(t)の正確な緩和挙動は、ネットワークR、C、L、R、C、L、および結合係数kによって決定され、従って、無負荷時のQ、Q1,unloadedおよびQ2,unloadedが直接的に関連する。しかしながら、これらのQは、RF−ONの間の高い電力伝送効率に関しては可能な限り高くあるべきである。従って、ASKスキームにおける高い出力効率と、RF−OFFの間の速いRF緩和とに対する要件は、互いに相反している。
【0025】
この問題に対処する一方法は、各rfデータパルスが、パルス振幅のより急速な減少によって終了するように、RF−OFFの間の送信器共振回路内のQを減少させることである。信号伝送リンクの特定の一実施形態が図5に示され、それは、rfデータパルスを振幅偏移キーイング(ASK)伝送するためのシステムである。ブロック501は、誘導的な信号伝送リンクを表す。ブロック501は、ASKを用いてrfデータパルスを送信するための外部の直列同調型共振送信器回路と、該rfデータパルスを受信するための移植された並列同調型受信器モジュールとを含む。入力ノード502は、スイッチの対503および504と、抵抗器505と、スイッチ506とから構成されるネットワークに接続されている。状態RF−ONの間、スイッチ506は開いており(高インピーダンス)、ノード502は、スイッチの対503および504によって接地電位と電源電圧VDDとの間で切り換えられる。このことは、無線周波数における矩形の電圧を引き起こし、そのような動作モードは、クラスDスイッチング方式(paradigm)と通常呼ばれる。状態RF−OFFの間に、スイッチ503および504は開いており、スイッチ506は閉じられる。ここで、Rの直列ダンピング抵抗器505がRと直列に接続され、そのことは、送信器のQをかなり低減することを意味する。各rfデータパルスの終わりにおける送信器共振回路のQのこの低減は、パルスの立下りエッジが急速に減少して基準線に戻るために必要とされる時間を最小化するように、受信器共振回路内のRF振幅の減衰を加速する。
【0026】
図5の回路に対する定量的解析が、表1に要約されるような仕様によって行われた。シミュレーションは、0.5nsの計算時間増分による状態空間モデルに基づいている。RF周波数は10MHzであり、T=100nsとなる。シミュレーション結果が図6A〜図6Cに示され、そこでは、上方の図形が信号の状態を描く。STATE=HIGHに対しては、クラスDドライバは、RF信号(状態RF−ON)を作り出し、STATE=LOWに対しては、送信器の直列回路の入力は、R(状態RF−OFF)に接続される。ここでは、2μsのビット継続時間を有する自己クロッキングビットフォーマットが仮定される。RF−ONに対して可能な最短の継続時間は1μsであり、それはちょうど10個のRFサイクルを含むことに留意されたい。
【0027】
【表1】

さらなるシミュレーションは、k=0.2の結合におけるRの異なる値に対して計算された。図6Aは、R=0に対する結果を示す。明らかに、STATE=0の周期の間に、u(t)の振幅は非常にゆっくりと減衰しており、減衰は典型的なうなり効果によって重ね合わされる。エネルギーは、送信器共振回路と受信器共振回路との間で約2MHzのうなり周波数によって振動する。データの構造は、視覚的に識別され得るけれども、電子回路によるデータ検出は、容易に達成され得ない。
【0028】
図6Bに示されるように、ダンピング抵抗器がR→∞に設定される場合には、うなり効果は消滅する。この場合には、受信器共振回路は、それが送信器に結合されなかったかのように緩和する。なぜならば、送信器内の電流が強制的にゼロにされるからである。従って、2次システム(2nd order system)の挙動が観察され、すなわち、u(t)の振幅は、無負荷時の受信器回路のL、C、Rの時定数に従って指数的に減衰する。ここでのu(t)波形は、図6Aに比べてあまり複雑ではない。R→∞に対する減衰が結合係数kから独立であり、そのことは、その後のデータ復号化ステージに対して重要な特徴であり得ることに留意されたい。例えば、移植蝸牛刺激装置のシステムでは、このことは重要な判断基準である。なぜならば、データ復号化が相互のコイル位置に反応するべきではないからである。
【0029】
図6Cは、R=150Ωに対する場合を示している。電圧u(t)は、図6Aおよび図6Bよりも明らかに優れている。各rfデータパルスの終わりにおいてかなり速く減衰している。従って、u(t)は、データ復号化に非常によく適合する。
【0030】
図5に示されたような実施形態の1つの本質的な利点は、外部システムの多くの構成要素が単一のマイクロチップ上に統合され得、従って、電力消費およびシステムのサイズを非常に小さく保ち得ることである。また、RF−ONの間にスイッチ503および504を駆動するrf発電器(図5に示されない)が、そのようなマイクロチップ上に容易に統合され得る。スイッチ503および504の性能は特に重要である。オン抵抗は、一般的に1Ωを超えるべきではなく、ゲートキャパシタンスは、10pFよりも小さくあるべきである。しかしながら、そのような特性は、既存の技術、例えば0.35μmのCMOSによって達成され得る。多くの信号伝送リンクの用途においては、スイッチ503および504がRF−ONの間に同時に閉じられないことがまた重要であり得る。もしそうでなければ、非常に大きな電流がスイッチを介して流れ得、該電流は、電力消費を劇的に増大し、そして回路の構成要素を破損し得る。
【0031】
本発明の様々な例示的な実施形態が開示されたけれども、本発明の正当な範囲を逸脱することなく本発明の利点のいくつかを達成する様々な変更および修正がなされ得ることは当業者に対して明らかである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
rfデータパルスを伝送するために、振幅偏移キーイング(ASK)を用いるためのrf信号伝送リンクであって、状態遷移時間を最小化する手段を含む、rf信号伝送リンク
を備える、リンク。
【請求項2】
前記最小化する手段は、共振回路のQを変更する手段を含む、請求項1に記載のリンク。
【請求項3】
前記rfデータパルスを受信する並列同調型受信器回路をさらに備える、請求項1に記載のリンク。
【請求項4】
前記rfデータパルスを送信する直列同調型共振送信回路をさらに備える、請求項1に記載のリンク。
【請求項5】
前記直列同調型共振送信回路は、クラスD増幅器のドライバを含む、請求項4に記載のリンク。
【請求項6】
前記クラスD増幅器は、単一のマイクロチップ上に統合される、請求項5に記載のリンク。
【請求項7】
前記直列同調型共振送信回路は、前記rfのオフ時間の間、送信器回路のインダクタンスと直列のダンピング抵抗器Rを含む、請求項4に記載のリンク。
【請求項8】
前記ダンピング抵抗器Rは、無限大の抵抗を有する開回路である、請求項7に記載のリンク。
【請求項9】
前記ダンピング抵抗器Rは、受信器回路の状態遷移時間を最小化するために、最適の抵抗を有する、請求項7に記載のリンク。
【請求項10】
前記ダンピング抵抗器Rは、rf波形の減衰が結合係数から独立であるように、共振受信回路を機能させる抵抗を有する、請求項7に記載のリンク。
【請求項11】
移植型電子システム用の受信器回路であって、該回路は、
振幅偏移キーイング(ASK)されたrfデータパルスを外部送信器から受信する移植型受信器回路であって、状態遷移時間を最小化する手段を含む、移植型受信器回路
を備える、受信器回路。
【請求項12】
前記最小化する手段は、共振回路のQを変更する手段を含む、請求項11に記載の受信器回路。
【請求項13】
移植型電子システムのための送信器回路であって、該回路は、
振幅偏移キーイング(ASK)されたrfデータパルスを移植型受信器に送信する外部送信器回路であって、状態遷移時間を最小化する手段を含む、外部送信器回路
を備える、送信器回路。
【請求項14】
前記最小化する手段は、共振回路のQを変更する手段を含む、請求項13に記載の送信器回路。
【請求項15】
前記rfデータパルスを送信する直列同調型共振送信回路をさらに備える、請求項13に記載の送信器回路。
【請求項16】
前記直列同調型共振送信回路は、クラスD増幅器のドライバを含む、請求項15に記載の送信器回路。
【請求項17】
前記クラスD増幅器は、単一のマイクロチップ上に統合される、請求項16に記載の送信器回路。
【請求項18】
前記直列同調型共振送信回路は、前記rfのオフ時間の間、送信器回路のインダクタンスと直列のダンピング抵抗器Rを含む、請求項15に記載の送信器回路。
【請求項19】
前記ダンピング抵抗器Rは、無限大の抵抗を有する開回路である、請求項18に記載の送信器回路。
【請求項20】
前記ダンピング抵抗器Rは、受信器回路の状態遷移時間を最小化するために、最適の抵抗を有する、請求項18に記載の送信器回路。
【請求項21】
前記ダンピング抵抗器Rは、rf波形の減衰が結合係数から独立であるように、前記共振受信回路を機能させる抵抗を有する、請求項18に記載の送信器回路。
【請求項22】
rfデータパルスを伝送するために、振幅偏移キーイング(ASK)を用いる信号伝送リンクであって、rf波形の減衰が結合係数から独立であるように、システムを機能させる手段を含む、信号伝送リンク
を備える、rf伝送リンク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【公表番号】特表2010−519818(P2010−519818A)
【公表日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−550148(P2009−550148)
【出願日】平成20年2月15日(2008.2.15)
【国際出願番号】PCT/US2008/054065
【国際公開番号】WO2008/101151
【国際公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(507417101)メド−エル エレクトロメディジニシェ ゲラテ ゲーエムベーハー (26)
【Fターム(参考)】