説明

ケラチン繊維の同時染色・艶出し剤

本出願は、
少なくとも1つの過酸化塩と、
少なくとも1つの、アゾ染色色素、キノン染色色素、トリフェニルメタン染色色素、ニトロ染色色素、酸性染色色素および塩基性染色色素から成る群から選択される、過酸化塩に対して安定性のある染色色素と、
を含むことに特徴づけられる、ケラチン繊維の同時艶出し・染色のための剤に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本願の対象は、ケラチン繊維、例えば、羊毛、絹ないし毛髪および特にヒトの毛髪の同時染色・艶出しのための剤である。
【背景技術】
【0002】
直接染色性染色色素および酸化性染色色素を含む艶出しおよび染色製剤が公知である。これらの製剤は、含有されるアンモニアと、過酸化水素の添加により、1〜2度の艶出し効果を達成するものである。しかし、既に染色されている毛髪においてはいずれも、これらの製剤の艶出し効果は、ごくわずかなものにすぎない。このように劣った艶出し効果によっては、達成されるニュアンスが非常に制限されてしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
それゆえ、6度までの艶出しおよび大きなニュアンススペクトルを可能にする艶出し染色剤を提供して使用に供することが、課題として存在する。ここで、そのような艶出し染色剤の使用は、特に、天然の毛髪にも、既に染色された毛髪にも可能であるものでなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ここに、所定の直接染色性染色色素と過酸化塩の組み合わせの使用により、非常に優れた方法で前記課題を解決することができ、特に優れた染色効果、被覆効果およびセット効果を伴う染色が達成されることが見出された。
本発明の対象は即ち、過酸化塩と、過酸化塩に対して安定性のある染色剤−アゾ染色色素、キノン染色色素、トリフェニルメタン染色色素、酸性染色色素、塩基性染色色素およびニトロ染色色素から成る群から選択されるもの−とを含む、同時艶出し・染色剤である。
当該艶出し染色剤中の前記直接染色性染色色素の全量は、約0.001〜10重量%、特に0.002〜8重量%である。この直接染色性染色色素の濃度は、過酸化水素と混合した即時使用可能な艶出し染色剤において、約0.0005〜5重量%である。
【0005】
所望の染色ニュアンスを達成するための直接染色性染色色素としては、アゾ染色色素、キノン染色色素、トリフェニルメタン染色色素、酸性染色色素、塩基性染色色素およびニトロ染色色素またはその組み合わせから選択される、通常の生理学上許容される、過酸化塩に対して安定性ある染色色素を用いることができ、例えば、3-(2',6'-ジアミノピリジル-3'-アゾ)-ピリジン(=2,6-ジアミノ-3-((ピリジン-3-イル)アゾ)ピリジン);2-((4-(エチル(2-ヒドロキシエチル)-アミノ)-2-メチルフェニル)アゾ)-5-ニトロ-1,3-チアゾール(ディスパース・ブルー106); N,N-ジ(2-ヒドロキシエチル)-3-メチル-4-((4-ニトロフェニル)アゾ)-アニリン(ディスパース・レッド17; Cl 11210);
【0006】
3-ジエチルアミノ-7-(4-ジメチルアミノフェニルアゾ)-5-フェニル-フェナジニウムクロライド(Cl 11050); 4-(2-チアゾリルアゾ)-レゾルシン; 4-(((4-フェニルアミノ)アゾ)ベンゾスルホン酸-ナトリウム塩(オレンジIV); 1-((3-アミノプロピル)アミノ)-9,10-アントラセン-ジオン(HC レッド No.8); 3',3",4,5,5',5",6,7-オクタブロムフェノールスルホンフタレイン(テトラブロムフェノール・ブルー); 1-((4-アミノ-3,5-ジメチルフェニル)-(2,6-ジクロロフェニル)メチレン)-3,5-ジメチル-4-イミノ-2,5-シクロへキサジエン-リン酸(1:1)(ベイシック・ブルー77); 3',3",5',5"-テトラブロム-m-クレゾールスルホンフタレイン; 2,4-ジニトロ-1-ナフトール-7-スルホン酸-ジナトリウム塩(アシッド・イエロー1; Cl 10 316); 4-[2'-ヒドロキシ-1'-ナフチル)アゾ]-ベンゾールスルホン酸-ナトリウム塩(アシッド・オレンジ7; Cl 15 510); 3',6'-ジヒドロキシ-2',4',5',7'-テトラヨードスピロ-[イソベンゾ-フラン-1(3H), 9'(9H)-キサンテン]-3-オン-ジナトリウム塩(アシッド・レッド 51; Cl 45 430);
【0007】
6-ヒドロキシ-5-((2-メトキシ-5-メチル-4-スルホフェニル)アゾ)-2-ナフタリン-スルホン酸-ジナトリウム塩(FD & C レッド 40; Cl 16035); 2,4-ジニトロ-1-ナフトール-ナトリウム塩(アシッド・イエロー 24; Cl 10315); 2',4',5',7'-テトラブロム-4,5,6,7-テトラクロロ-3',6'-ジヒドロキシ-スピロ[イソベンゾフラン-1(3H), 9'[9H]キサンテン]-3-オン-ジナトリウム塩(アシッド・レッド92; Cl 45410); 4-(2-ヒドロキシ-1-ナフチルアゾ)-3-メチル-べンゾールスルホン酸ナトリウム塩(アシッド・オレンジ8, Cl 15575); 2-アミノ-1,4-ナフタリンジオン; ジチゾン-(1,5-ジフェニルチオカルバゾン); N-(2-ヒドロキシエチル))-2-ニトロ-4-(トリフルオロメチル)アニリン(HC イエロー 13); N-(2-ヒドロキシエチル)-4-ニトロ-アニリンおよび4-クロロ-N-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-2-ニトロ-アニリンがある。
【0008】
ここで、当該艶出し染色剤の全量に対する前記染色色素の量は、約0.001〜10重量%、特に0.002〜8重量%である。
過酸化塩としては、特に過硫酸塩、例えば過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムまたはこれら過硫酸塩の混合物が挙げられる。
【0009】
前記過酸化塩の濃度は、艶出し染色剤中、約0.1〜50重量%、特に1〜40重量%である。
本発明による艶出し染色剤のさらなる要素は、アニオン性、非イオン性または両性界面活性剤化合物、例えば、脂肪族アルコールスルフェート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、脂肪族アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、アルキルポリグリコシドおよびエトキシル化脂肪族アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、ソルビタン脂肪酸エステルおよび脂肪酸アルカノールアミドから成る群から選択される一般的な界面活性剤(Tenside)および乳化剤; 増粘剤およびゲル化剤、例えば、脂肪族アルコール、脂肪酸、パラフィン油、脂肪酸エステル、メチルセルロースまたはヒドロキシエチルセルロース、澱粉、ポリビニルピロリドンおよびポリアクリレートなどの合成ポリマー、またはアルギン酸などのバイオポリマー;
【0010】
過酸化化合物のための安定化剤、例えばシリケート; ならびに錯化剤; 香油および毛髪手入れ用添加物、例えば、カチオン性ポリマー、ラノリン誘導体、コレステリン、パントテン酸、タンパク質誘導体およびタンパク質加水分解物、プロビタミンおよびビタミンならびに植物抽出物、アルカリスルフェートまたはアルカリ土類スルフェート、例えば硫酸ナトリウムおよび硫酸アンモニウム、アルカリステアレートまたはアルカリ土類ステアレート、例えばナトリウムステアレートおよびアルミニウムステアレートである。これらの添加物は、本発明による艶出し染色剤の製造のために、これらの目的のための通常量にて含まれる。例えば、界面活性剤および乳化剤は、約0.2〜30重量%の濃度で、増粘剤は0.1〜30重量%の濃度で含まれる(それぞれ、即時使用用艶出し染色剤に関して示す)。
【0011】
即時使用用艶出し染色剤のpH-値は、通常約6〜12であり、6.5〜10.5および特に7〜10のpH値が好ましい。
pH値の調整のためには、特に、反応性アルカリ塩ないしアルカリ土類塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、珪酸ナトリウムまたはこれらの塩の混合物を水溶液にて使用する。これらの塩の濃度は、艶出し染色剤の全量に対して、0.1〜60重量%、特に0.5〜55重量%である。
【0012】
本発明による艶出し染色剤は、他の標準的な、脱色剤に含まれる成分との混合物として、水を含まない粉末として、または水を含まない液状またはクリーム状の媒質(「染料ペースト」)にて、化粧用製剤として製造される。粉末製剤の場合は、例えばパラフィン油、シリコン油、ポリエーテル、脂肪酸エステル、ポリ有機シロキサン(例えば、インターナショナル・コスメティック・イングレディエント・ディクショナリー、第5版、第220/221頁(1993)において、ジメチルポリシロキサンを引用した「ジメチコン」の名称下)またはワックスなどの担体を用いてスプレーすることにより、防塵処理をなす。このような防塵法は、例えば、米国特許第5698186号および米国特許第5891423号により、公知である。
【0013】
使用される直接染色性染色色素に関しては、水溶液形態で保存することができ、水を含まない過酸化塩含有製剤とは別個に保存することができ、これをまず、当該艶出し剤の使用前に簡単に短時間混合することができる。また、マイクロカプセル形態の染色剤を水溶性の包装(例えば、ポリビニルアルコールまたはポリビニルピロリドン製の袋など)に包装し、これを過酸化物製剤と混合することにより、顕色させる。
【0014】
本発明による艶出し染色剤の使用は、ヒトが、使用前に、粉末の剤を水性の過酸化水素製剤と、塗布性のある粥状の剤へと混合することにより行うが、ここで、これらの混合は、シャーレにおいて、ないし塗布容器中で振とうすることによりなすことができる。ここに使用される過酸化水素製剤(例えば、水溶液またはエマルジョン)は、約0.5〜20重量%の過酸化水素またはその付加塩を含み、1.5〜12重量%の量が好ましい。
【0015】
本発明による染色剤の過酸化水素製剤に対する混合比は、約1:1〜1:3であり、1:1.5〜1:2が好ましい。
作成した即時使用用染色剤(「染料ペースト」)は、乾燥させた繊維(特にヒトの毛髪)に一様に塗布し、約5〜80分間、20〜50℃にて、特に15〜60分間室温にて(20〜25℃)、もしくは10〜50分間、暖温下(30〜50℃)にて、作用させ、水で洗浄し、次いで乾燥する。
本発明による染色剤は、特に、過酸化水素製剤と共に、2成分キットの形態で製造してよいが、染色剤と過酸化水素製剤を2つ別個に包装して製造することも難なく可能である。
【発明の効果】
【0016】
本発明による染色剤は、1の処置でケラチン繊維を脱色および染色することができ、さらに、既に染色されている毛髪を短時間で新たに染色することができる。本発明による染色剤を用いて得られる染色は、非常に優れた染色強度、カバー力、およびセット力を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下の実施例は、本発明の対象をより詳細に説明するものであり、これを制限するものではない。
[実施例]
【0018】
実施例1:艶出し染色剤
艶出し粉末基剤
過硫酸カリウム 20.0
過硫酸アンモニウム 30.0
珪酸ナトリウム 24.0
酸化マグネシウム 12.5
ヒドロキシエチルセルロース 5.0
界面活性剤 6.0
分散シリカ 2.0
ジナトリウム-EDTA 0.5
【0019】
染色色素を、前記の艶出し粉末基剤中に含める。次いで、得られた染色粉末剤を12%の水性過酸化溶液と、1:2の比率で混合し、混合シャーレ中で均質にかき混ぜ、次いで乾燥した濃い金色の天然の毛髪に塗布する。20分間(表1)もしくは45分間(表2)、40℃ので作用時間の後、毛髪を温水ですすぎ、次いで乾燥する。使用した染色色素および得られた染色結果を表1および表2にまとめる。
【0020】
【表1】

【0021】
【表2】

【0022】
【表3】

【0023】
【表4】

【0024】
【表5】

【0025】
【表6】

【0026】
実施例2:艶出し染色剤
艶出し粉末基剤
過硫酸カリウム 20.0
過硫酸アンモニウム 30.0
珪酸ナトリウム 24.0
酸化マグネシウム 12.5
ヒドロキシエチルセルロース 5.0
界面活性剤 6.0
分散シリカ 2.0
ジナトリウム-EDTA 0.5
【0027】
表3に示す染色色素を0.5%のアシッド・レッド92と共に、上記の艶出し粉末基剤に添加する。次いで、こうして得られた染色粉末を12%の過酸化水素溶液と、1:2の比率で混合し、混合シャーレにおいて均一に混合し、次いで、乾燥させた濃褐色の天然の毛髪に塗布する。20分間40℃での作用時間の後、毛髪の房を温水ですすぎ、そして乾かす。
【0028】
【表7】

【0029】
実施例3:艶出し染色剤
艶出し染色粉末
過硫酸カリウム 20.0
過硫酸アンモニウム 30.0
珪酸ナトリウム 24.0
酸化マグネシウム 12.5
ヒドロキシエチルセルロース 5.0
界面活性剤 6.0
分散シリカ 2.0
ジナトリウム-EDTA 0.5
アシッド・レッド92 (Cl 45410) 0.01
テトラブロムフェノール・ブルー 0.01
ベイシック・ブルー77 0.10
【0030】
上記染色粉末を12%の過酸化水素溶液と1:2の比率で混合し、混合シャーレ中で均一に混合し、次いで、乾燥、酸化染色された薄い褐色の毛髪に塗布する。20分間40℃での作用時間の後、毛髪の房を温水ですすぎ、次いで乾かす。
毛髪は、柔らかな青桃色に染色された。
【0031】
実施例4:艶出し染色剤
艶出し染色粉末
過硫酸カリウム 20.0
過硫酸アンモニウム 30.0
珪酸ナトリウム 24.0
酸化マグネシウム 12.5
ヒドロキシエチルセルロース 5.0
界面活性剤 6.0
分散シリカ 2.0
ジナトリウム-EDTA 0.5
アシッド・レッド92 (Cl 45410) 0.1
アシッド・イエロー1 (Cl 10316) 0.2
アシッド・イエロー24 (Cl 10315) 0.8
アシッド・オレンジNo.8 (Cl 15575) 1.0
アシッド・オレンジNo.7 (Cl 15510) 1.0
【0032】
上記染色粉末を12%の過酸化水素溶液と1:2の比率で混合し、混合シャーレ中で均一に混合し、次いで、乾燥、酸化染色された黒い毛髪に塗布する。20分間40℃での作用時間の後、毛髪の房を温水ですすぎ、次いで乾かす。
毛髪は、光沢のある橙色に染色される。
【0033】
実施例6:艶出し染色剤
艶出し染色粉末
過硫酸カリウム 20.00
過硫酸アンモニウム 30.00
珪酸ナトリウム 24.00
酸化マグネシウム 12.50
ヒドロキシエチルセルロース 5.00
界面活性剤 6.00
分散シリカ 2.00
ジナトリウム-EDTA 0.50
アシッド・レッド92 (Cl 45410) 0.10
アシッド・イエロー1 (Cl 10316) 0.15
アシッド・イエロー24 (Cl 10315) 0.05
アシッド・オレンジNo.8 (Cl15575) 0.02
アシッド・オレンジNo.7 (Cl 15510) 0.20
3-(2',6'-ジアミノ-ピリジル-3'-アゾ)-ピリジン 0.10
アシッド・レッド51 (Cl 45430) 0.20
3',3",5',5"-テトラブロム-m-クレゾールスルホンフタレイン0.20
テトラブロムフェノール・ブルー 0.05
ディスパース・ブルー106 0.10
ベイシック・ブルー77 0.10
ディスパース・レッド17 (Cl 11210) 0.01
【0034】
上記染色粉末を12%の過酸化水素溶液と1:2の比率で混合し、混合シャーレ中で均一に混合し、次いで、乾燥、酸化染色した黒色の毛髪に塗布する。20分40℃での作用時間後、毛髪の房を温水ですすぎ、次いで乾燥する。
毛髪は、灰褐色に染色される。
本明細書中の記載中、全て得られたパーセントは、他を記載しない限り、重量パーセントを示すものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの過酸化塩と、
少なくとも1つの、アゾ染色色素、キノン染色色素、トリフェニルメタン染色色素、酸性染色色素、および塩基性染色色素から成る群から選択される、過酸化塩に対して安定性のある染色色素と、
を含むことに特徴づけられる、ケラチン繊維の同時艶出し・染色のための剤。
【請求項2】
前記過酸化塩に対して安定性のある染色色素が、3-(2',6'-ジアミノピリジル-3'-アゾ)-ピリジン; 2-((4-(エチル(2-ヒドロキシエチル)-アミノ)-2-メチルフェニル)アゾ)-5-ニトロ-1,3-チアゾール; N,N-ジ(2-ヒドロキシエチル)-3-メチル-4-((4-ニトロフェニル)アゾ-アニリン; 3-ジエチルアミノ-7-(4-ジメチルアミノ-フェニルアゾ)-5-フェニル-フェナジニウムクロライド; 4-(2-チアゾリルアゾ)-レゾルシン; 4-(((4-フェニルアミノ)アゾ)ベンゾスルホン酸-ナトリウム塩; 1-((3-アミノ-プロピル)アミノ)-9,10-アントラセンジオン; 3',3",4,5,5',5",6,7-オクタブロム-フェノールスルホンフタレイン; 1-((4-アミノ-3,5-ジメチルフェニル)-(2,6-ジクロロフェニル)メチレン)-3,5-ジメチル-4-イミノ-2,5-シクロへキサジエン-リン酸(1:1)(ベイシック・ブルー77); 3',3",5',5"-テトラブロム-m-クレゾール-スルホンフタレイン; 2,4-ジニトロ-1-ナフトール-7-スルホン酸-ジナトリウム塩; 4-[2'-ヒドロキシ-1'-ナフチル)アゾ]-ベンゾールスルホン酸-ナトリウム塩; 3',6'-ジヒドロキシ-2',4',5',7'-テトラヨードスピロ-[イソベンゾ-フラン-1(3H),9'(9H)-キサンテン]-3-オン-ジナトリウム塩; 6-ヒドロキシ-5-((2-メトキシ-5-メチル-4-スルホフェニル)アゾ)-2-ナフタリン-スルホン酸-ジナトリウム塩; 2,4-ジニトロ-1-ナフトール-ナトリウム塩; 2',4',5',7'-テトラブロム-4,5,6,7-テトラクロロ-3',6'-ジヒドロキシ-スピロ[イソベンゾフラン-1(3H),9'[9H]キサンテン]-3-オン-ジナトリウム塩; 4-(2-ヒドロキシ-1-ナフチルアゾ)-3-メチル-ベンゾールスルホン酸ナトリウム塩; 2-アミノ-1,4-ナフタリンジオン; ジチゾン; N-(2-ヒドロキシエチル))-2-ニトロ-4-(トリフルオロメチル)アニリン; N-(2-ヒドロキシエチル)-4-ニトロ-アニリンおよび4-クロロ-N-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-2-ニトロ-アニリンから選択されることに特徴づけられる、請求項1記載の剤。
【請求項3】
前記染色色素を0.001〜10重量%含むことに特徴づけられる、請求項1記載の剤。
【請求項4】
前記過酸化塩が、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムまたはこれら過硫酸塩の混合物から選択されることに特徴づけられる、請求項1〜3のいずれか1項記載の剤。
【請求項5】
前記過酸化塩を、0.1〜50重量%含有することに特徴づけられる、請求項1〜4のいずれか1項記載の剤。
【請求項6】
すぐに使用できる状態にあり、6〜12のpH値を示すことに特徴づけられる、の請求項1〜5のいずれか1項記載の剤。
【請求項7】
1つの染色剤と1つの過酸化水素製剤とから構成される2成分キットであって、当該染色剤が、請求項1〜6のいずれか1項記載の剤であることに特徴づけられるキット。
【請求項8】
前記過酸化水素製剤が水溶液またはエマルジョンであることに特徴づけられる、請求項7記載の剤。
【請求項9】
前記過酸化水素製剤が0.5〜20重量%の過酸化水素ないしその付加塩を含むことに特徴づけられる、請求項7または8記載の剤。

【公表番号】特表2006−514669(P2006−514669A)
【公表日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−569019(P2004−569019)
【出願日】平成15年11月21日(2003.11.21)
【国際出願番号】PCT/EP2003/013066
【国際公開番号】WO2004/078150
【国際公開日】平成16年9月16日(2004.9.16)
【出願人】(591011627)ウエラ アクチェンゲゼルシャフト (64)
【氏名又は名称原語表記】WELLA AKTIENGESELLSCHAFT
【出願人】(505072937)ラバン ギャルド インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】