説明

ゲーム画面の画面表示制御方法及び画面表示制御プログラム

【課題】ゲーム画面における表示情報の配置スペースの効率化と、ゲーム情報を含む複数の情報を好適に表示するゲーム画面の画面表示制御方法及び画面制御プログラムを提供する。
【解決手段】ゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域S1及び該ゲーム進行表示領域S1とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域S2とを有するゲーム画面SGにおける当該情報表示領域S2に、ゲーム情報を含む複数の情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトTOを並列に配置するととともに、該情報表示ウインドウIWを該タブオブジェクトTOの配列方向と並んで配置する第1ステップと、操作によってタブオブジェクトTOが選択された場合に、選択されたタブオブジェクトTOと情報表示ウインドウIWとが、情報表示領域S2内で所定の位置関係となるように、タブオブジェクトTOを移動させる第2ステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ等の表示手段に表示されるゲーム画面(画面ウインドウ)にゲーム情報を含む複数の情報を表示するためのゲーム画面の画面表示制御方法に関し、特に、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及びゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域を有するゲーム画面における当該情報表示領域に、複数の情報を表示するための画面表示制御方法及び画面表示制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンピュータの表示手段に表示される表示画面(画面ウインドウ)は、コンピュータに搭載されたOS(Operating System)やアプリケーションが提供する機能に応じた画面構成(画面レイアウト)がなされ、利用者の操作性、見易さの観点から表示画面に対する様々な画面表示制御が行われている。
【0003】
画面ウインドウには、任意に設定された画面レイアウトに基づいてアプリケーションの機能遂行のために必要な情報が表示され、例えば、画面スクロール制御により利用者がスクロールバーを操作して、多数の情報を1つの画面ウインドウでスクロール表示したり、タブ機能により複数の情報画面を重ねて1つの画面ウインドウ内で表示し、タブを選択することで情報画面を切り替えて表示させるなどの画面表示制御が行われている。また、複数の情報毎に個別の画面ウインドウを表示させる画面表示制御などもある。
【0004】
画面スクロール制御は、1つの画面ウインドウ内の情報表示領域が移動(スクロール)するため、1つの画面ウインドウに対する情報表示領域が大きく、多くの情報を表示させることが可能である。しかしながら、アプリケーションが提供する機能(ネットワークを介したサービスを含む)によっては、利用者に表示される情報が、情報表示領域をスクロールさせなければ見ることできない状態では、利用者に対する情報の利便性等において好ましくない場合がある。例えば、ゲーム画面では、ゲームの操作性やリアルタイム性から、ゲーム情報を含む複数の情報が常に画面ウインドウに表示されるよう、ゲーム進行表示領域に対して情報表示領域が固定的な大きさを有する表示領域として配置されている。
【0005】
図13は、従来のゲーム画面を説明するための図であり、同図は、麻雀ゲームにおけるゲーム画面の一例である。このゲーム画面(ゲームウインドウ)SGには、ゲームオブジェクトとしての複数の麻雀牌オブジェクトMO、プレイヤ表示オブジェクトPOが表示され、プレイヤの操作に応じて麻雀牌オブジェクトMOの移動、表示等が行われるゲーム進行表示領域S1と、ゲームタイトル、プレイヤ数に応じた複数のプレイヤ情報PIやゲーム状況情報GIなどが固定的な大きさを有する表示領域として表示される(麻雀ゲーム以外では、ステータス情報、ゲームシナリオ情報なども表示される)情報表示領域S2とが配置され、各プレイヤは、ゲーム進行画面領域S1でゲームを進行させつつ、情報表示領域S2に表示された情報を参照することができる。
【0006】
また、特許文献1では、ゲーム画面をゲーム進行表示領域S1と情報表示領域S2とに分けずに、ゲーム進行表示領域S1のみで構成し、このゲーム進行表示領域S1にゲーム情報をキャラクタの表示位置に付随した態様で適宜表示する画面表示制御が提案されている。
【0007】
また、図14は、従来のタブ機能を適用した画面ウインドウを示す図であり、特定のアプリケーションにおける専用画面AGの一例である。同図に示すように、複数のタブTOが画面横方向(左右方向)に並列配置され、利用者が選択したタブTOに応じて、各タブTOに対応付けられた情報画面SIが切り換えられて表示される。なお、タブTOは、画面縦方向(上下方向)に並列配置されてもよい。
【0008】
【特許文献1】特開平11−137841号公報(図15等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ゲーム画面やその他のアプリケーション画面のように決まった画面ウインドウに対して複数の情報を表示する場合、言い換えれば、所定の限られた表示領域を有する表示画面に対して固定的な大きさで配置される表示領域に、複数の情報を表示する場合、画面スペースの効率化が課題となる。すなわち、従来の表示画面では、上述のようにそのアプリケーションの特殊性から、図13に示すように、例えば、プレイヤ数分のプレイヤ情報を固定的に表示しており、プレイヤ数が増えた場合やより現在の表示情報よりも多くの情報を表示する場合では、表示画面における情報表示スペースが好適に確保できない。
【0010】
つまり、ゲーム画面では、プレイヤはゲーム進行表示領域S1を見ながらゲームを進行するため、情報表示領域S2に比べてゲーム進行表示領域S1を大きくした画面構成とする必要があり、情報表示領域S2は、極めて限られたスペースとなる。また、上記特許文献1にように、ゲーム進行表示領域S1に情報を表示すると、ゲーム進行表示領域S1に表示される表示オブジェクトが隠れてしまうなど、ゲーム画面の視認性において好ましくなく、ゲームの円滑な進行を妨げる要因となる可能性がある。アプリケーションの操作画面においても同様である。
【0011】
このような従来の問題点に対して、上述のタブ機能を適用し、例えば、固定的に配置されるゲーム画面の情報表示領域に複数の情報を切り換えて表示させることで画面スペースの効率化を図ることが考えられるが、この従来のタブ機能においても、十分な画面スペースの効率化が図れない問題を有している。
【0012】
すなわち、タブは、対応する情報画面のインデックスとしての機能を担うため、常に
画面ウインドウに対して表示されることが好ましい。このため、例えば、情報量の増加に伴いタブを増加させる場合、複数のタブを配置するスペースを(画面縦方向、又は画面横方向に)確保しなければならない。つまり、並列配置される複数のタブ群に対応した大きさの表示領域を構成しなければならず、また、固定的な表示領域に対して多数のタブを表示する場合には、タブ群をスクロール表示させたり、タブ同士を重ねて表示させなければならず、インデックス機能としてのタブの利便性が低下してしまう(図14参照)。
【0013】
そこで、本発明の目的は、ゲーム画面の画面スペースの効率化が図れるとともに、ゲーム情報を含む複数の情報を好適に表示することができるゲーム画面の画面表示制御方法及び画面表示制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の1つの観点としての、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及び該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域を有するゲーム画面の画面表示制御方法は、上記情報表示領域に、上記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、上記情報表示ウインドウを上記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1ステップと、利用者の操作によって上記タブオブジェクトが選択された場合に、選択されたタブオブジェクトと情報表示ウインドウとが情報表示領域内で所定の位置関係となるように、選択されたタブオブジェクト又は選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを上記配列方向に移動させる第2ステップと、を含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の他の観点としての、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及び該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域を有するゲーム画面の画面表示制御方法は、上記情報表示領域に、上記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、上記情報表示ウインドウを上記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1ステップと、上記ゲーム進行表示領域内に表示され、上記情報と関連付けられた表示オブジェクト若しくは又は該ゲーム進行表示領域内の所定の領域と上記タブオブジェクトとを関連つける第2ステップと、上記表示オブジェクト又は上記所定の領域が利用者により選択された場合に、選択された上記表示オブジェクト又は上記所定の領域と関連付けられたタブオブジェクトと情報表示ウインドウとが、上記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、関連付けられたタブオブジェク又は関連付けられたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを上記配列方向に移動させる第3ステップと、を含むことを特徴とする。
【0016】
また、本発明のさらに他の観点としての、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及び該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域を有するゲーム画面の画面表示制御方法は、上記情報表示領域に、上記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、上記情報表示ウインドウを上記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1ステップと、上記タブオブジェクトと関連付けられた上記情報表示ウインドウ内に表示される上記情報が利用者の操作によって選択された場合に、上記選択された情報に関連付けられた上記タブオブジェクトと上記情報表示ウインドウとが上記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、上記選択された情報に関連付けられたタブオブジェクト又は上記選択された情報に関連付けられたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを上記配列方向に移動させる第2ステップと、を含むことを特徴とする。
【0017】
また、本発明のさらなる他の観点としての、所定の大きさの表示領域に少なくとも複数の麻雀牌オブジェクト及びプレイヤ表示オブジェクトが表示され、麻雀ゲームの進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及び該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、少なくとも対局情報及び麻雀ゲームに参加しているプレイヤのプレイヤ情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域を有するゲーム画面の画面表示制御方法は、上記情報表示領域に、上記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、上記情報表示ウインドウを上記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1ステップと、利用者の操作によって上記タブオブジェクトが選択された場合に、上記選択されたタブオブジェクトと上記情報表示ウインドウとが上記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、上記選択されたタブオブジェクト又は上記選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを上記配列方向に移動させる第2ステップと、を含むことを特徴とする。
【0018】
また、本発明のさらに他の観点としての情報処理装置は、表示手段と、上記表示手段に表示されるゲーム画面であって、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及びゲーム情報を含む複数の各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトと上記情報を表示する情報表示ウインドウとを含み、該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置される情報表示領域を有する上記ゲーム画面を生成する画面生成手段と、上記情報表示領域に複数のタブオブジェクトを並列に配置するとともに、上記情報表示ウインドウを上記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置し、操作手段を介して利用者によってタブオブジェクトが選択された場合に、選択されたタブオブジェクトと情報表示ウインドウとが、上記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、選択されたタブオブジェクト又は選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを上記配列方向に移動させる制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、複数のタブオブジェクトを複数並列に配置するとともに、情報表示ウインドウをタブオブジェクトの配列方向に並んで配置し、利用者により選択されたタブオブジェクトと情報表示ウインドウとが、この情報表示領域内で所定の位置関係となるように移動する。
【0020】
このため、従来のタブ機能よりもゲーム画面における情報表示における配置スペースの効率化が図れるとともに、選択されたタブオブジェクトと情報表示ウインドウとが、所定の位置関係となるように移動配置されるので、例えば、ゲーム中にゲームに関連する多種多様な詳細情報を提供可能にし、かつ利用者により任意に選択されたこれらの情報を好適に表示することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を説明する。
【0022】
本発明のゲーム画面の画面表示制御方法は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等の表示手段を備えたパーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話機、PDA、ゲーム装置などの情報処理装置に画面表示制御プログラムとして適用され、各情報処理装置の表示手段に表示されるゲーム画面において、ゲーム情報を含む複数の情報を表示する画面表示制御(画面制御)を遂行する。
【0023】
そして、本発明は、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及び該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域とを有するゲーム画面の画面表示制御方法であり、当該ゲーム画面に表示される複数の情報と関連付けられた複数のタブオブジェクト(情報カテゴリ)とタブオブジェクトに関連付けられた情報を表示する1つの情報表示ウインドウを、情報表示領域における所定の方向に並んで配置し、かつ選択されたタブオブジェクトと情報表示ウインドウとを所定の位置関係となるように移動させる画面表示制御を行うことにより、従来のタブ機能よりもゲーム画面における情報表示の配置スペースの効率化が図られたゲーム画面を提供する。
【0024】
以下の実施例では、情報処理装置としてのコンピュータ端末(利用者端末)を一例に説明するとともに、表示画面としてゲーム画面を一例に説明する。なお、本発明の画面表示制御方法は、ゲーム画面に限らず、情報処理装置に適用されるOS(Operating System)やアプリケーションなどの操作画面にも適用可能である。また、本発明の画面表示制御プログラムは、通信手段を介し、インターネット等のネットワークを通じてコンピュータ端末にインストールされたり、ゲーム装置のように予めゲーム処理部に設置されたり、また、本発明の画面表示制御方法を画面表示制御プログラムとして格納した読取可能な記録媒体を介して情報処理装置に適用される。
【0025】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における画面表示制御方法が適用された利用者端末100の内部構成図である。本実施形態では、インターネット等のネットワークを介して複数のプレイヤがオンラインで行うオンラインゲームシステムの利用者端末100であって、複数のプレイヤで行う麻雀ゲームのゲーム画面(ゲーム操作画面)を一例に説明する。なお、ゲームの種別、プレイヤの人数に限らず、本実施形態の画面表示制御方法を適用することが可能である。
【0026】
図1に示すように、本実施形態の利用者端末100は、ネットワークNを介して不図示のゲームサーバとの通信制御を行う通信制御部110、利用者端末100全体の制御を司る制御部(CPU)120、利用者端末100側のゲーム処理全般を遂行するゲーム処理部130(ゲームクライアント)を備えるとともに、外部インターフェース140、操作部150(キーボード、マウス、コントローラ等)、表示インターフェース160、表示部170(液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等)を備える。
【0027】
本実施形態のゲーム処理部130は、ゲームを行う利用者の利用者端末100に対して予め(若しくはゲーム開始時に)にオンラインシステムからプログラムとして提供され、利用者端末100側のゲーム処理全般を担う。そして、ゲームクライアント130は、利用者が操作部150を介して操作した操作信号に基づいて所定のゲームアルゴリズム(ゲームルール)に従うゲーム制御を遂行するゲーム制御部131、ゲーム画面SGを構成する画面構成オブジェクトを生成する画面生成部132、画面生成部132により生成された画面構成オブジェクトを後述する配置構成となるように制御してゲーム画面SGを形成するとともに、表示インターフェース160を介して表示部170にゲーム画面SGを表示し、ゲーム画面SGに表示される表示オブジェクトや情報の画面表示制御を行う画面制御部133、及び当該ゲームに使用されるゲーム画面SGを構成する画面データや多様なグラフィックデータ、ゲーム制御におけるゲームルールが定義されたゲーム基本ファイル、及び更新ファイルなどの情報が格納されるゲームデータ格納部134を備える。
【0028】
図2は、本実施形態のゲーム画面の一例を示す図であり、ゲーム処理部130は、利用者からの操作部150を介したゲーム画面起動要求(ゲーム起動/開始操作)に応答して、画面生成部132によりゲーム画面生成処理を遂行するとともに、生成されたゲーム画面SGに対して画面制御部133による画面表示制御処理が開始される。画面生成部132は、所定の画面データをゲームデータ格納部134から抽出し、ゲーム画面SGを構成する画面構成オブジェクトを生成する。
【0029】
画面制御部133は、生成された画面構成オブジェクトを予め設定された画面構成情報に基づいたゲーム画面SGに形成して表示部170に表示し、表示されたゲーム画面SGの画面表示制御を遂行する。
【0030】
具体的には、画面制御部133は、ゲームオブジェクトとしての複数の麻雀牌オブジェクトMO、プレイヤ表示オブジェクトPOが表示され、プレイヤ(利用者)の操作に応じて麻雀牌オブジェクトMOの移動、表示等が行われるゲーム進行表示領域S1と、ゲーム進行表示領域S1とは別の表示領域であって、ゲームタイトル(イベントタイトル)や任意の情報が表示される領域とともに、複数のタブオブジェクトTO(TO1、TO2、TO3、TO4、TO5)と1つの情報表示ウインドウIWとで構成される表示領域S3を含む情報表示領域S2と、をゲーム画面SGに配置し(ゲーム画面SGを形成し)、表示部170に表示する。ゲーム進行表示領域S1及び情報表示領域S2は、所定の大きさの表示領域を有するゲーム画面SGに対して固定された大きさを有する表示領域として、配置している。なお、本実施形態のゲーム画面SGの情報表示領域S2は、ゲーム進行表示領域S1に表示される麻雀牌オブジェクトMO、プレイヤ表示オブジェクトPOが当該情報表示領域S2によって隠れてしまうなど、ゲーム画面の視認性を低下させないように、ゲーム画面SGにおいてゲーム進行表示領域S1とは別の表示領域に配置され、ゲーム画面に表示される各情報が、ゲーム進行表示領域S1と重畳表示されないようにしている。
【0031】
そして、本実施形態の表示領域S3は、初期表示状態において、ゲーム画面横(左右)方向に文字表示される矩形状のタブオブジェクトTO1からTO5が、該ゲーム画面の縦(上下)方向に並列に配置され、かつタブオブジェクトTO1からTO5の各々に対応した情報を表示する1つの情報表示ウインドウIWが、ゲーム画面の縦方向であって該タブオブジェクトTOの配列方向に並んで配置される。なお、本実施形態では、情報表示領域S2内の表示領域S3内に複数のタブオブジェクト及び情報表示ウインドウIWを配置しているが、情報表示領域S2を表示領域S3や他の表示領域に区分せずに、情報表示領域S2内に配置するように構成してもよい。
【0032】
図2では、複数の表示領域S3の上端側から順にタブオブジェクトTO1からTO5が配列配置されており、表示領域S3下方のタブオブジェクトTO1からTO5が配置されていない領域に、配列順において最下段に位置するタブオブジェクトTO5と隣接して情報表示ウインドウIWが配置されている。なお、情報表示ウインドウIWに、その情報表示ウインドウIW内の表示領域をスクロール表示させるためのスクロールバーSBを設けることも可能である。
【0033】
情報表示ウインドウIWに表示される情報は、例えば、ゲーム状況情報(対局状況)、プレイヤ情報(プロファイル情報)、観戦者、ゲームルール情報、ヘルプ情報が表示される。したがって、本実施形態のタブオブジェクトは、これらの情報(情報カテゴリ)のインデックスとしての機能を担い、特定のタブオブジェクトTOと特定の情報とが関連付けられている。
【0034】
このため、特定のタブオブジェクトTOが利用者により選択されると、画面制御部133が、選択されたタブオブジェクトTOに関連付けられた特定の情報が情報表示ウインドウIWに表示されるように制御するとともに、後述するように、表示領域S3(情報表示領域S2)内でのタブオブジェクトTO又は/及び情報表示ウインドウIWを移動する画面表示制御を行い、選択されたタブオブジェクトTOと情報表示ウインドウIWが、タブオブジェクトTO1からTO5の配列方向において、隣接配置されるように制御する。
【0035】
図8は、本実施形態の情報表示ウインドウIWに表示される情報の一例を説明するための図であり、同図に示すように、タブオブジェクトTO2は、プレイヤのプロファイル情報が関連付けられ、タブオブジェクトTO2を選択すると、ID(プレイヤ名)、対戦局数、成績、最近5戦の順位、最近40戦での戦績(平均順位、1位を獲得した割合(%)、2位を獲得した割合(%)、3位を獲得した割合(%)、4位を獲得した割合(%)、浮き率(%))、累計での戦績(平均順位、1位を獲得した割合(%)、2位を獲得した割合(%)、3位を獲得した割合(%)、4位を獲得した割合(%)、浮き率(%))、和了率、平均和了率、放銃率、平均放銃率、立直率、副露率、役満和了回数がゲーム画面SGの縦方向に表示される。
【0036】
また、タブオブジェクトTO1は、現在ゲーム状況として対局状況に関する情報が関連付けられ、当該タブオブジェクトTO1を選択すると、親プレイヤ名(親プレイヤのID)、ロンしたプレイヤ名、放銃したプレイヤ名、各プレイヤに割り振られた得点結果などの情報が、対局毎が情報表示ウインドウIWに表示される。
【0037】
また、タブオブジェクトTO3は、プレイ中の当該麻雀ゲームを観戦している観戦者に関する情報と関連付けられ、当該タブオブジェクトTO3を選択すると、情報表示ウインドウIWに、観戦者の名前(ID)が表示される。タブオブジェクトTO4は、当該麻雀ゲームのゲームルール情報と関連付けられ、当該タブオブジェクトTO4を選択すると、得点の計算方法や順位の付け方、対局条件などの情報が情報表示ウインドウIWに表示される。タブオブジェクトTO5は、当該麻雀ゲームのヘルプ情報と関連付けられ、当該タブオブジェクトTO5を選択すると、マウス、キーボード等の操作手段の操作方法(操作キーの割り当て情報)、対局ゲームの始め方、表示オブジェクトの説明などの情報が情報表示ウインドウIWに表示される。
【0038】
また、図8では、さらにタブオブジェクトTO6を配置し、当該タブオブジェクトTO6を、プレイ中のプレイヤ及び観戦者とのチャット機能と関連付けている。そして、当該タブオブジェクトTO6を選択すると、所定の入力欄から入力された入力情報が情報表示ウインドウIWに表示(会話表示)される。
【0039】
なお、本実施形態の画面制御部133は、ゲーム画面SGに対して、ゲーム制御部131のゲーム制御に基づくゲーム進行表示領域S1の画面表示制御及び表示領域S3を含む情報表示領域S2の画面表示制御を遂行する(ゲーム画面全体の画面表示制御全般を遂行する)。
【0040】
次に、画面制御部133による表示領域S3の画面表示制御について、図3から図6を参照しながら、詳細に説明する。図3から図6は、本実施形態のゲーム画面SGにおける表示領域S3を示す図である。
【0041】
図3に示すように、表示領域S3に配置されたタブオブジェクトTO1が、利用者の操作によって選択されると、画面制御部133は、選択されたタブオブジェクトTO1をアクティブ状態とし(選択されたことを検出し)、当該タブオブジェクトTO1と情報表示ウインドウIWとが、表示領域S3内でタブオブジェクトTO1からTO5の配列方向(本実施形態では、画面縦方向)に隣接配置される位置関係(所定の位置関係)となるように、タブオブジェクトTO2からTO5を移動させる。
【0042】
すなわち、本実施形態では、選択されたタブオブジェクトTOの下に情報表示ウインドウIWが隣接配置されるように、タブオブジェクトTOを移動させる。そして、タブオブジェクトTO1は、ゲーム画面初期状態において表示領域S3の上端に配置され、タブオブジェクトTO2は、タブオブジェクトTO1と隣接して配置され、以下、タブオブジェクトTO3、TO4、TO5が各々隣接配置されている。さらに、情報表示ウインドウIWは、タブオブジェクトTO5と隣接して配置されている。
【0043】
なお、本実施形態の所定の位置関係は、情報表示ウインドウIWの上に選択されたタブオブジェクトTOが隣接配置される位置関係に限らず、例えば、情報表示ウインドウの下にタブオブジェクトTOを配置した位置関係や、情報表示ウインドウの横方向にタブオブジェクトTOを縦に配置した位置関係であってもよい。また、表示領域S3内でのタブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウの配列方向も、画面縦方向に限らず、表示領域S3に合わせて画面横方向に配置することも可能である。
【0044】
この状態においてタブオブジェクトTO1が選択された場合、タブオブジェクトTO1は、表示領域S3の上端に位置することから、タブオブジェクトTO1を移動させずに、タブオブジェクトTO1以外のタブオブジェクトTO2からTO5を、情報表示ウインドウIWが位置していた表示領域S3内の第1領域S3bにスライド移動させる。
【0045】
そして、タブオブジェクトTO2からTO5が移動することにより形成された表示領域S3内の第2領域S3a、言い換えれば、タブオブジェクトTO1が選択される際にタブオブジェクトTO2からTO5が位置していた第2領域S3aを少なくとも含む表示領域に、情報表示ウインドウIWを移動させる。また、情報表示ウインドウIWには、選択されたタブオブジェクトTO1と関連付けられた情報が表示される。
【0046】
なお、選択されたタブオブジェクトTOの下に情報表示ウインドウIWが隣接配置されるようにタブオブジェクトTOを移動させるため、表示領域S3の上端に配置される本実施形態のタブオブジェクトTO1は、表示領域S3に対して移動しない固定的なオブジェクトとして表示されることになる。
【0047】
続いて、図4に示すように、タブオブジェクトTO1が、初期状態において表示領域S3の上端に配置され、タブオブジェクトTO2からTO5が順に隣接配置され、情報表示ウインドウIWが、タブオブジェクトTO5の下方に隣接配置されている場合に、利用者によりタブオブジェクトTO2が選択されると、選択されたタブオブジェクトTO2の下に情報表示ウインドウIWが隣接配置されるように制御するために、タブオブジェクトTO3からTO5を情報表示ウインドウIWが位置していた表示領域S3内の第1領域S3bにスライド移動させ、タブオブジェクトTO2が選択される際にタブオブジェクトTO3からTO5が位置していた第2領域S3aを少なくとも含む表示領域に、情報表示ウインドウIWを移動させる。
【0048】
このように、タブオブジェクトTO1が、初期状態において表示領域S3の上端に配置され、タブオブジェクトTO2からTO5が順に隣接配置され、情報表示ウインドウIWが、タブオブジェクトTO5の下方に隣接配置されている場合、利用者によりタブオブジェクトTO3又はTO4のいずれかが選択されても、図3及び図4で説明した画面制御がなされる。
【0049】
すなわち、タブオブジェクトTO3が選択された場合、タブオブジェクトTO3の下に情報表示ウインドウIWが隣接配置されるように制御するために、タブオブジェクトTO4及びTO5を情報表示ウインドウIWが位置していた表示領域S3内の第1領域S3bにスライド移動させ、タブオブジェクトTO3が選択される際にタブオブジェクトTO4及びTO5が位置していた第2領域S3aを少なくとも含む表示領域に、情報表示ウインドウIWを移動させる。
【0050】
また、タブオブジェクトTO4が選択された場合に、タブオブジェクトTO4の下に情報表示ウインドウIWが隣接配置されるように制御するために、タブオブジェクトTO5を情報表示ウインドウIWが位置していた表示領域S3内の第1領域S3bにスライド移動させ、タブオブジェクトTO4が選択される際にタブオブジェクトTO5が位置していた第2領域S3aを少なくとも含む表示領域に、情報表示ウインドウIWを移動させる。
【0051】
一方、図5は、図4に示すタブオブジェクトTO2と情報表示ウインドウIWとが隣接配置された位置関係において、利用者の操作により情報ウインドウIWの下方に位置するタブオブジェクトTO3が選択された場合の画面制御を説明するための図であり、タブオブジェクトTO2と情報表示ウインドウIWとが隣接配置された位置関係からタブオブジェクトTO3が選択されると、画面制御部133は、タブオブジェクトTO3の下に情報表示ウインドウIWが隣接配置されるように、選択されたタブオブジェクトTO3を移動させる。
【0052】
より具体的には、画面制御部133は、タブオブジェクトTO3が選択された場合、タブオブジェクトTO3が、情報ウインドウIWの下方に位置するか否かを判別する。そして、選択されたタブオブジェクトTO3が、情報ウインドウIWの下方に位置すると判別された場合は、情報ウインドウIWの上方に隣接配置されているタブオブジェクトTO2とタブオブジェクトTO3を隣接配置するように、選択された当該タブオブジェクトTO3を情報表示ウインドウIWが位置していた表示領域S3内の第1領域S3bに移動させ、タブオブジェクトTO3が位置していた第2領域S3aを少なくとも含む表示領域に、情報表示ウインドウIWを移動させる。
【0053】
また、図6は、タブオブジェクトTO1と情報表示ウインドウIWとが隣接配置された図3の状態において、タブオブジェクトTO5が利用者の操作によって選択された場合の画面制御を説明するための図である。図6に示すように、タブオブジェクトTO5が選択されると、画面制御部133は、タブオブジェクトTO5が、情報ウインドウIWの下方に位置するか否かを判別する。
【0054】
そして、選択されたタブオブジェクトTO5が、情報ウインドウIWの下方に位置すると判別された場合は、選択されたタブオブジェクトTO5を含むタブオブジェクトTO2からTO5を、情報表示ウインドウIWが位置していた表示領域S3内の第1領域S3b(表示領域S3の上方)に移動させ、タブオブジェクトTO5を含むタブオブジェクトTO2からTO5が位置していた第2領域S3aを少なくとも含む表示領域に、情報表示ウインドウIWを移動させる。
【0055】
また、本実施形態のタブオブジェクトTO1からTO5の移動制御において、各タブオブジェクトTO1からTO5を所定の加速度を有する移動速度で移動させるように制御することが可能である。つまり、タブオブジェクトTO1からTO5の移動速度が、移動距離に応じて変化するように設定し、例えば、選択した際の速度よりもスライド移動終了の際の速度が高くなるように、スライド移動全体で速度が異なるように設定する。このように設定すると、タブオブジェクトを選択した際の速度が、移動が終わる際の速度よりも低いため、タブオブジェクトの視認性を好適に確保できる。
【0056】
次に、画面制御部133による表示領域S3の画面制御遷移を、図7を参照しながら詳細に説明する。
【0057】
本実施形態の画面表示制御方法では、タブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウIWの配列情報を用いて、画面表示制御を行う。
【0058】
画面制御部133は、表示画面に表示されるゲーム画面SGの現在のタブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウIWの配列情報を利用者端末100に設けられたメモリ又はゲームデータ格納部134に格納する(ステップS101)。なお、ゲーム画面SGの初期表示状態では、デフォルトで、例えば、図2に示すように、タブオブジェクトTO1、TO2、TO3、TO4、TO5、情報表示ウインドウIWの配列順序を配列情報として格納する。
【0059】
次に、画面制御部133は、表示領域S3のタブオブジェクトTO1からTO5のいずれか1つが選択されたか否かを判別し(ステップS102)、選択されたと判別した場合には(タブオブジェクトがアクティブ状態に変化した場合には)、ステップ103に進み、選択されたタブオブジェクトを判別する。
【0060】
そして、本実施形態では、選択後の現在のタブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウIWの配列順序(配列情報)を、現在のタブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウIWの配列順序(配列情報)と選択されたタブオブジェクトとから判別できるように、予めゲームデータ格納部134に格納する。
【0061】
具体的には、例えば、図2に示す「タブオブジェクトTO1、TO2、TO3、TO4、TO5、情報表示ウインドウIW」の配列順序において、タブオブジェクトTO1が選択された場合の選択後の配列順序は、「タブオブジェクトTO1、情報表示ウインドウIW、TO2、TO3、TO4、TO5」となり、タブオブジェクトTO2が選択された場合の選択後の配列順序は、「タブオブジェクトTO1、TO2、情報表示ウインドウIW、TO3、TO4、TO5」となる。タブオブジェクトTO3からTO5が選択された場合の選択後の配列順序もそれぞれ、「タブオブジェクトTO1、TO2、TO3、情報表示ウインドウIW、TO4、TO5」、「タブオブジェクトTO1、TO2、TO3、TO4、情報表示ウインドウIW、TO5」、「タブオブジェクトTO1、TO2、TO3、TO4、TO5、情報表示ウインドウIW」となる。
【0062】
また、図5に示す「タブオブジェクトTO1、TO2、情報表示ウインドウIW、TO3、TO4、TO5」の配列順序において、タブオブジェクトTO3が選択された場合の選択後の配列順序は、「タブオブジェクトTO1、TO2、TO3、情報表示ウインドウIW、TO4、TO5」となり、タブオブジェクトTO4が選択された場合の選択後の配列順序は、「タブオブジェクトTO1、TO2、TO3、TO4、情報表示ウインドウIW、TO5」となる。タブオブジェクトTO5が選択された場合の選択後の配列順序は、「タブオブジェクトTO1、TO2、TO3、TO4、TO5、情報表示ウインドウIW」となり、タブオブジェクトTO1が選択された場合の選択後の配列順序は、「タブオブジェクトTO1、情報表示ウインドウIW、TO2、TO3、TO4、TO5」となる。
【0063】
このように、現在のタブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウIWの配列順序(配列情報)から、タブオブジェクトTOの選択に対して、選択後のタブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウIWの配列順序が一義的に決まることから、現在のタブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウIWの配列順序(配列情報)と選択されたタブオブジェクトとに対応付けられた選択後のタブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウIWの配列順序(配列情報)を、予めゲームデータ格納部134に格納する。
【0064】
そして、ステップS104では、現在の配列順序とステップ103において判別された選択されたオブジェクトTOを用いて、選択後の配列順序をゲームデータ格納部134から抽出(取得)する。
【0065】
そして、ステップ105において、移動対象、移動方向を判別し、タブオブジェクト及び/又は情報表示ウインドウIWの移動処理を遂行する。具体的には、現在の配列順序が、「タブオブジェクトTO1、TO2、情報表示ウインドウIW、TO3、TO4、TO5」であり、選択されたタブオブジェクトが、タブオブジェクトTO3である場合、選択後の配列順序として抽出される配列情報は、「タブオブジェクトTO1、TO2、TO3、情報表示ウインドウIW、TO4、TO5」となる。
【0066】
そして、現在の配列順序と選択後の配列順序とを比較すると、選択後の配列順序は、タブオブジェクトTO3が、情報表示ウインドウIWよりも1つ前(表示領域S3の上方)に位置することになる。そこで、画面制御部133は、タブオブジェクトTO3を現在位置から表示領域S3の上方に移動させ、情報表示ウインドウIWをタブオブジェクトTO3とTO4との間(現在位置から表示領域S3の下方向)に移動させることについての情報(移動対象、移動方向)を判別(取得)することができる。
【0067】
そして、画面制御部133は、判別された移動対象及び移動方向に基づいて、タブオブジェクトTO1からTO5又は/及び情報表示ウインドウIWを移動させる。
【0068】
なお、配列順序ではなく、タブオブジェクトTO1からTO5及び情報表示ウインドウIWの位置を各々判別及び検出して、移動対象及び移動方向を算出し、タブオブジェクトTO1からTO5又は/及び情報表示ウインドウIWを移動させるように構成することも可能である。
【0069】
このように本実施形態のゲーム画面の画面表示制御方法は、複数のタブオブジェクトTOを複数並列に配置するとともに、情報表示ウインドウIWをタブオブジェクトTOの配列方向に並んで配置し、利用者により選択されたタブオブジェクトTOと情報表示ウインドウIWとが、限られた表示領域S3内で隣接配置の位置関係となるように移動制御する。
【0070】
したがって、従来のタブ機能よりもゲーム画面における表示情報の配置スペースの効率化が図れるとともに、ゲーム情報を含む複数の情報を好適に表示することが可能となる。特に、オンラインサービスでは、多数のプレイヤの情報を表示する必要があり、進行しているゲームに関する情報の他に、チャット機能に係る会話表示、各プレイヤの経歴表示(所属コミュニティや利用者属性等)など、多様なオンラインサービスに関する情報を表示する。したがって、多数の情報カテゴリを限られた画面スペースに好適に配置することが可能となる。
【0071】
すなわち、所定の大きさの表示領域を有するゲーム画面SGにおける該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置された限られた表示画面領域である情報表示領域S2(表示領域S3)に、複数のタブオブジェクトTOを画面縦方向に複数並列に配置することで、従来のタブ機能では実現できなかった画面横方向に対する画面スペースの効率化が図られ、かつ、情報表示ウインドウIWもタブオブジェクトTOの配列方向、つまり、画面縦方向に並んで配置されるため、限られた情報表示領域S2の画面縦方向における好適なスペースの効率化を図ることができる。
【0072】
言い換えれば、従来のように限られた情報表示領域S2にタブオブジェクトTOを複数表示画面横方向に配列する場合、表示される情報のインデックス(情報カテゴリ)としての機能を担うタブオブジェクトTOが増えると、画面横方向に表示領域を広げる(表示領域を増やす)必要がある。したがって、画面横方向への画面の拡張を防ぐために、タブオブジェクトTOを限られた表示領域内でスクロールさせたり、タブオブジェクトの大きさを小さくしたり、表示文字のフォントを小さくしなければならない。しかしながら、実際に利用者が操作する画面にタブオブジェクトが表示されていない状態や、タブオブジェクトの大きさが小さく、表示文字のフォントが小さいと、タブオブジェクトの情報カテゴリとしてのインデックス機能が損なわれてしまう。
【0073】
これに対して、本実施形態の画面表示制御方法は、長方形状のタブオブジェクトTOが画面縦方向に配列され、ゲーム状況情報、プレイヤ情報(プロフファイル情報)、観戦者、ゲームルール情報、ヘルプ情報などの複数の情報インデックスを表示することができるとともに、これらの情報を表示する情報表示ウインドウが、従来のタブ機能のようにタブオブジェクトTOの配列方向と平行に配置されるのではなく(図12参照)、タブオブジェクトTOの配列方向に並んで配置されているため、タブオブジェクトTOに対する画面横方向又は画面縦方向における画面スペースの効率化が実現され、従来のタブ機能では実現できなかった複数の情報カテゴリに対応した好適な情報表示領域を提供することが可能となる。つまり、限られた表示領域の拡張やタブオブジェクトのスクロール制御などを適用することなしに、タブオブジェクトの情報カテゴリとしてのインデックス機能及び情報の表示が実現できる。
【0074】
また、本実施形態では、複雑な情報を好適に情報表示ウインドウIWに表示させることが可能となる。すなわち、図8に示すように、麻雀ゲームでは、現在又は過去の戦績結果(ID(プレイヤ名)、対戦局数、成績、最近5戦の順位)や戦績の解析結果(最近40戦での戦績(平均順位、1位を獲得した割合(%)、2位を獲得した割合(%)、3位を獲得した割合(%)、4位を獲得した割合(%)、浮き率(%))、累計での戦績(平均順位、1位を獲得した割合(%)、2位を獲得した割合(%)、3位を獲得した割合(%)、4位を獲得した割合(%)、浮き率(%))、和了率、平均和了率、放銃率、平均放銃率、立直率、副露率、役満和了回数)などの複雑な情報を対局している各プレイヤがゲーム中に知ることで、他のプレイヤに対する戦略を組み立てたり、プレイヤ自身のレベルに合った対局相手プレイヤを選択することも可能となり、麻雀ゲームの面白さが増大する。
【0075】
そして、本実施形態の画面表示制御方法は、上述のように限られた情報表示領域S2の画面縦方向における好適な画面スペースの効率化が図られ、情報表示ウインドウIWがゲーム進行表示領域S1に重畳表示されることなく、ゲームに関連する多種多様な詳細情報を提供することが可能となるとともに、利用者により任意に選択された情報を好適に表示することが可能となる。
【0076】
(第2実施形態)
図9及び図10は、本発明の第2実施形態における画面表示制御方法を説明する図である。本実施形態は、上記第1実施形態における画面表示制御において、ゲーム進行表示領域S1と情報表示領域S2の表示領域S3におけるタブオブジェクトTO及び情報表示ウインドウIWの移動制御とを連動させた実施形態である。なお、以下の説明において、上記第1実施形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略し、相違する点のみを説明する。
【0077】
図9に示すように、ゲーム画面SGを構成するゲーム進行表示領域S1には、プレイヤ表示オブジェクトPOが表示されている。このため、本実施形態の画面制御部133は、タブオブジェクトTO2にプレイヤ情報(プロファイル情報)が関連付けられている場合に、利用者がゲーム進行表示領域S1内のプレイヤ表示オブジェクトPO(プレイヤ表示オブジェクトに対応した文字オブジェクトや所定の領域を含む)をポインタPで選択した際、又はポインタPをプレイヤ表示オブジェクトPOが表示される領域に移動させた際に、図4に示した画面表示制御を遂行して、表示領域S3におけるタブオブジェクトTO2と情報表示ウインドウIWとを所定の位置関係にスライド移動させる(図10参照)。
【0078】
このため、本実施形態の画面制御部133は、プレイヤ情報とタブオブジェクトTO2とを関連付けるとともに、情報表示領域S2(表示領域S3)以外のゲーム画面SGにおけるゲーム進行表示領域S1に表示されるプレイヤ表示オブジェクトPOとプレイヤ情報とを関連付けている。
【0079】
つまり、画面制御部133は、プレイヤ情報と関連付けられたゲーム進行表示領域S1のプレイヤ表示オブジェクトPOと情報表示領域S2の表示領域S3におけるタブオブジェクトTO2とを関連付ける。そして、ゲーム進行表示領域S1のプレイヤ表示オブジェクトPOが利用者により選択された場合に、画面制御部133は、上記第1実施形態の図4で説明したタブオブジェクトTO及び情報表示ウインドウIWを制御し、図10に示すタブオブジェクトTO2と情報表示ウインドウIWとの隣接配置への移動制御がなされる。
【0080】
このように本実施形態の画面制御部133は、情報表示領域S2(表示領域S3)以外の表示領域であるゲーム進行表示領域S1の表示オブジェクト又は所定の領域が利用者により選択された場合に、表示領域S3の対応するタブオブジェクトTOが選択されたものとして擬制し、図4に示した画面表示制御を遂行することで、利用者に対して好適な情報の表示を提供している。
【0081】
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態における画面表示制御方法を説明する図である。上記第2実施形態では、ゲーム進行表示領域S1と情報表示領域S2の表示領域S3におけるタブオブジェクトTO及び情報表示ウインドウIWの移動制御とを連動させているが、本実施形態では、情報表示ウインドウIWに表示された情報とタブオブジェクトTOとを関連付けた画面制御を遂行する。なお、以下の説明において、上記第1及び2実施形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略し、相違する点のみを説明する。
【0082】
図11に示すように、情報表示ウインドウIWには、表示領域S3の観戦者タブ(タブオブジェクトTO3)に関連付けられた観戦者に関する情報(観戦者の名前若しくはID)が表示されている。そして、本実施形態の観戦者は、他のプレイヤの対局を観戦できるとともに、プレイヤとして当該麻雀ゲームを行うことができる。このため、観戦者は、プレイヤ情報を有する。
【0083】
そこで、本実施形態の画面制御部133は、情報表示ウインドウIWに表示される観戦者とプレイヤ情報が予め紐付けられていることから、当該情報表示ウインドウIW内に表示されている観戦者(観戦者ID、若しくは観戦者IDに対応した画像等)をポインタPで選択した際、図5に示したような画面表示制御を遂行して、表示領域S3におけるタブオブジェクトTO2と情報表示ウインドウIWとを所定の位置関係にスライド移動させる。
【0084】
つまり、画面制御部133は、情報表示ウインドウIWに表示される情報と該情報に関連付けられたタブオブジェクトTO2とを関連付ける。そして、情報表示ウインドウIW内の情報が利用者により選択された場合に、画面制御部133は、上記第1実施形態の図5で説明したタブオブジェクトTO及び情報表示ウインドウIWを制御し、図11に示すタブオブジェクトTO2と情報表示ウインドウIWとが隣接配置されるように、タブオブジェクトTO3及び情報表示ウインドウIWの移動制御が遂行する。
【0085】
このように本実施形態の画面制御部133は、表示領域S3(情報表示領域S2)内の情報表示ウインドウIWと、表示領域S3内のタブオブジェクトTOとを関連付け、情報表示ウインドウIW内の情報が選択された場合に、対応するタブオブジェクトTOが選択されたものとして擬制し、図5に示した画面表示制御を遂行することで、利用者に対して好適な情報の表示を提供している。
【0086】
(変形例)
図12は、本発明の第1から第3実施形態における画面表示制御方法の変形例を説明するための図である。本変形例は、上記第1から第3実施形態の画面表示制御に対し、タブオブジェクトTO1からTO5のみをスライド移動させる。
【0087】
すなわち、上記第1から第3実施形態では、選択されたタブオブジェクトTO又は/及び選択されたタブオブジェクトTO以外のタブオブジェクトを表示領域S3内でスライド移動させ、タブオブジェクトTOがスライド移動して形成された領域に情報表示ウインドウIWを移動させて選択されたタブオブジェクトTOと情報表示ウインドウIWとを隣接配置する制御を行っている。
【0088】
これに対して、本実施形態では、図12に示すように、情報表示ウインドウIWをタブオブジェクトTO1からTO5に対して表示領域S3の下方に固定的に配置し、タブオブジェクトTO1が選択された場合、選択されたタブオブジェクトTO1が、固定的に配置された情報表示ウインドウIWと隣接配置される位置にスライド移動させる。
【0089】
より具体的に説明すると、選択されたタブオブジェクトTO1及びタブオブジェクトTO2からTO5は、情報表示ウインドウIWが位置している表示領域S3内の第1領域S3bにスライド移動せず、タブオブジェクトTO1からTO5が位置している第2領域S3a内を画面縦方向にスライド移動し、選択されたタブオブジェクトTO1と情報表示ウインドウIWとが、所定の位置関係となるように制御される(タブオブジェクトTO1の下に情報表示ウインドウIWが隣接配置されるように、選択されたタブオブジェクトTO1が表示領域S3の下方向にスライド移動し、タブオブジェクトTO2からTO5が、上方向にスライド移動する)。
【0090】
このように本変形例では、タブオブジェクトTOのみがスライド移動するため、タブオブジェクトTO及び情報表示ウインドウIWの移動制御が簡略化されるとともに、情報表示ウインドウIWが固定的に表示されつつ、選択されたタブオブジェクトTOのみがスライド移動するので、利用者は、情報表示ウインドウIWを固定的に表示される表示領域として認識することができ、好適な情報表示が実現される。その他の構成、制御遷移、及び作用効果は、上記実施形態と同様である。
【0091】
以上、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の要旨から逸脱しない範囲内で多様に変形できる。よって、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
【0092】
また、上記第1から第3実施形態では、ゲーム画面における特定の表示領域に本発明の画面表示制御を適用した場合について説明したが、上述のように表示領域の大きさに関係なく適用可能である。
【0093】
また、選択されたタブオブジェクトTOに対して情報表示ウインドウIWを所定の位置関係に配置しているが、タブオブジェクトTOが選択された際に、ゲーム画面(操作画面)とは別の画面を表示し、選択されたタブオブジェクトに関連する情報を表示することも可能である。すなわち、本発明の画面表示制御方法は、選択されたタブオブジェクトTOと情報表示ウインドウIWを所定の位置関係に配置する画面表示制御と、選択されたタブオブジェクトTOに対して別画面を表示する画面ポップアップ制御の両画面表示制御を混在した態様で構成することも可能である。
【0094】
また、上記実施形態では、麻雀ゲームを一例に説明しているが、例えば、クイズゲーム、パズルゲーム、レースゲーム、格闘ゲーム、対戦ゲーム、シュミレーションゲーム、ロールプレイングゲーム、アクションゲームなどのゲームにも適用可能である。そして、情報表示領域S2、言い換えれば、タブオブジェクトTO及び情報表示ウインドウIWに関連又は表示される情報は、各ゲーム(ゲームジャンル)に関する情報が表示され、例えば、ランキング情報、レースタイム情報、各ゲームステージでのアイテム取得状況など、多様な情報が表示されるように、本発明の画面表示制御方法を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明の第1実施形態における情報処理装置の構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態における表示画面(ゲーム画面)を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態における画面制御を説明するための模式図である。
【図4】本発明の第1実施形態における画面制御を説明するための模式図である。
【図5】本発明の第1実施形態における画面制御を説明するための模式図である。
【図6】本発明の第1実施形態における画面制御を説明するための模式図である。
【図7】本発明の第1実施形態における画面制御フローを示すフローチャート図である。
【図8】本発明の第1実施形態におけるタブオブジェクトに関連付けられた情報が情報表示ウインドウに表示された様子を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態における表示画面(ゲーム画面)を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態における表示画面(ゲーム画面)を示す図である。
【図11】本発明の第3実施形態における画面制御を説明するための模式図である。
【図12】本発明の画面表示制御方法の変形例を示す図である。
【図13】従来のゲーム画面を説明するための図である。
【図14】従来のタブ機能が適用された画面を説明するための図である。
【符号の説明】
【0096】
100 利用者端末
130 ゲーム処理部
131 ゲーム制御部
132 画面生成部
133 画面制御部
134 ゲームデータ格納部
150 操作部
170 表示部
SG ゲーム画面
S1 ゲーム進行表示領域
S2 情報表示領域
S3 表示領域
S3a 第2領域
S3b 第1領域
TO タブオブジェクト
IW 情報表示ウインドウ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の大きさの表示領域に、ゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域と、該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域とを有するゲーム画面の画面表示制御方法であって、
前記情報表示領域に、前記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、前記情報表示ウインドウを前記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1ステップと、
利用者の操作によって前記タブオブジェクトが選択された場合に、前記選択されたタブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、前記選択されたタブオブジェクト又は前記選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを前記配列方向に移動させる第2ステップと、を含むことを特徴とするゲーム画面の画面表示制御方法。
【請求項2】
前記第2ステップは、前記選択されたタブオブジェクト又は前記選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクト及び前記情報表示ウインドウを前記配列方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載のゲーム画面の画面表示制御方法。
【請求項3】
前記第2ステップは、
利用者の操作によって前記タブオブジェクトが選択された場合に、前記選択されたタブオブジェクト又は前記選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを、前記情報表示ウインドウが位置している前記情報表示領域内の第1領域に移動させるステップと、
前記タブオブジェクトが移動することにより形成された前記情報表示領域内の第2領域を少なくとも含む表示領域に、前記選択されたタブオブジェクトと前記情報表示ウインドウが前記所定の位置関係となるように、前記情報表示ウインドウを移動させるステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のゲーム画面の画面表示制御方法。
【請求項4】
前記所定の位置関係は、前記選択されたタブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記配列方向において隣接配置される位置関係であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のゲーム画面の画面表示制御方法。
【請求項5】
前記第2ステップにおいて、前記タブオブジェクトを所定の加速度を有する移動速度で移動させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のゲーム画面の画面表示制御方法。
【請求項6】
所定の大きさの表示領域に、ゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域と、該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域とを有するゲーム画面の画面表示制御方法であって、
前記情報表示領域に、前記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、前記情報表示ウインドウを前記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1ステップと、
前記ゲーム進行表示領域に表示され、前記情報と関連付けられた表示オブジェクト若しくは該ゲーム進行表示領域内の所定の領域と前記タブオブジェクトとを関連つける第2ステップと、
前記表示オブジェクト又は前記所定の領域が利用者により選択された場合に、選択された前記表示オブジェクト又は前記所定の領域と関連付けられた前記タブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、前記関連付けられたタブオブジェク又は前記関連付けられたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを前記配列方向に移動させる第3ステップと、を含むことを特徴とするゲーム画面の画面表示制御方法。
【請求項7】
所定の大きさの表示領域に、ゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域と、該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域とを有するゲーム画面の画面表示制御方法であって、
前記情報表示領域に、前記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、前記情報表示ウインドウを、前記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1ステップと、
前記タブオブジェクトと関連付けられた前記情報表示ウインドウ内に表示される前記情報が利用者の操作によって選択された場合に、前記選択された情報に関連付けられた前記タブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、前記選択された情報に関連付けられたタブオブジェクト又は前記選択された情報に関連付けられたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを前記配列方向に移動させる第2ステップと、を含むことを特徴とするゲーム画面の画面表示制御方法。
【請求項8】
所定の大きさの表示領域に、少なくとも複数の麻雀牌オブジェクト及びプレイヤ表示オブジェクトが表示され、麻雀ゲームの進行状況が表示されるゲーム進行表示領域と、該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、少なくとも対局情報及び前記麻雀ゲームに参加しているプレイヤのプレイヤ情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域とを有するゲーム画面の画面表示制御方法であって、
前記情報表示領域に、前記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、前記情報表示ウインドウを前記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1ステップと、
利用者の操作によって前記タブオブジェクトが選択された場合に、前記選択されたタブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、前記選択されたタブオブジェクト又は前記選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを前記配列方向に移動させる第2ステップと、を含むことを特徴とするゲーム画面の画面表示制御方法。
【請求項9】
情報処理装置の制御手段により遂行される、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及び該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域を有するゲーム画面の画面表示制御プログラムであって、
前記情報表示領域に、前記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、前記情報表示ウインドウを前記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1機能と、
利用者の操作によって前記タブオブジェクトが選択された場合に、前記選択されたタブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、前記選択されたタブオブジェクト又は前記選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを前記配列方向に移動させる第2機能と、を含むことを特徴とするゲーム画面の画面表示制御プログラム。
【請求項10】
情報処理装置の制御手段により遂行される、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及び該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域を有するゲーム画面の画面表示制御プログラムであって、
前記情報表示領域に、前記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、前記情報表示ウインドウを、前記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1機能と、
前記ゲーム進行表示領域に表示され、前記情報と関連付けられた表示オブジェクト若しくは該第2表示領域内の所定の領域と前記タブオブジェクトとを関連つける第2機能と、
前記表示オブジェクト又は前記所定の領域が利用者により選択された場合に、選択された前記表示オブジェクト又は前記所定の領域と関連付けられた前記タブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、前記関連付けられたタブオブジェク又は前記関連付けられたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを前記配列方向に移動させる第3機能と、を含むことを特徴とするゲーム画面の画面表示制御プログラム。
【請求項11】
情報処理装置の制御手段により遂行される、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及び該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、ゲーム情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域を有するゲーム画面の画面表示制御プログラムであって、
前記情報表示領域に、前記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、前記情報表示ウインドウを前記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1機能と、
前記タブオブジェクトと関連付けられた前記情報表示ウインドウ内に表示される前記情報が利用者の操作によって選択された場合に、前記選択された情報に関連付けられた前記タブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、前記選択された情報に関連付けられたタブオブジェクト又は前記選択された情報に関連付けられたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを前記配列方向に移動させる第2機能と、を含むことを特徴とするゲーム画面の画面表示制御プログラム。
【請求項12】
情報処理装置の制御手段により遂行される、所定の大きさの表示領域に少なくとも複数の麻雀牌オブジェクト及びプレイヤ表示オブジェクトが表示され、麻雀ゲームの進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及び該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置され、少なくとも対局情報及び前記麻雀ゲームに参加しているプレイヤのプレイヤ情報を含む複数の情報を表示するための情報表示領域とを有するゲーム画面の画面表示制御プログラムであって、
前記情報表示領域に、前記各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトを並列に配置するととともに、前記情報表示ウインドウを前記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置する第1機能と、
利用者の操作によって前記タブオブジェクトが選択された場合に、前記選択されたタブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、前記選択されたタブオブジェクト又は前記選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを前記配列方向に移動させる第2機能と、を含むことを特徴とするゲーム画面の画面表示制御プログラム。
【請求項13】
請求項9から請求項12のいずれか1つに記載のゲーム画面の画面表示制御プログラムを格納した読取可能な記録媒体。
【請求項14】
表示手段と、
前記表示手段に表示されるゲーム画面であって、所定の大きさの表示領域にゲーム進行状況が表示されるゲーム進行表示領域及びゲーム情報を含む複数の各情報と関連付けられた複数のタブオブジェクトと前記情報を表示する情報表示ウインドウとを含み、該ゲーム進行表示領域とは異なる領域に配置される情報表示領域を有する前記ゲーム画面を生成する画面生成手段と、
前記情報表示領域内に前記複数のタブオブジェクトを並列に配置するとともに、前記情報表示ウインドウを前記タブオブジェクトの配列方向に並んで配置し、操作手段を介して利用者によって前記タブオブジェクトが選択された場合に、前記選択されたタブオブジェクトと前記情報表示ウインドウとが前記情報表示領域内で所定の位置関係となるように、前記選択されたタブオブジェクト又は前記選択されたタブオブジェクト以外のタブオブジェクトを前記配列方向に移動させる制御手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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