説明

ゲーム装置、ゲーム装置の制御方法及びプログラム。

【課題】 ゲームを所定の時点(状況)から容易に繰り返し再開できるようにするゲーム装置を提供すること。
【解決手段】 ゲーム状況データ記憶部54は、ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データを複数記憶可能に構成される。ゲーム状況データ記憶制御部50は、ゲームの実行中における所定タイミングで、ゲーム状況データをゲーム状況データ記憶部54に順次記憶させる。プレイヤによってゲーム状況データが選定された場合、ゲーム再実行部60が、当該ゲーム状況データに基づいて再現される状況からゲームを再実行するとともに、特定情報記憶部56が、当該ゲーム状況データを特定するための特定情報を記憶する。ゲーム状況データ選定部58は、この特定情報によって特定されるゲーム状況データを優先的に案内する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゲーム装置、ゲーム装置の制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
難易度の高いゲームが増えてきている。例えば、プレイヤキャラクタにリアルで複雑な動作をさせるために、プレイヤに複雑な操作を要求するもの等が知られている。
【特許文献1】特許第2773753号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このようなゲームでは、プレイヤがゲームを所望の時点(状況)から容易に何度も再開できるようにすると、プレイヤはストレスを感じることなく当該時点からのプレイを繰り返し練習できるようになり、好適である。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ゲームを所定の時点(状況)から容易に繰り返し再開できるようにするゲーム装置、ゲーム装置の制御方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係るゲーム装置は、ゲームを実行するゲーム装置において、前記ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データを複数記憶可能に構成されるゲーム状況データ記憶手段と、前記ゲームの実行中における所定タイミングで、前記ゲーム状況データを前記ゲーム状況データ記憶手段に順次記憶させるゲーム状況データ記憶制御手段と、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかをプレイヤに選定させるゲーム状況データ選定手段と、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、選定された前記ゲーム状況データを特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、選定された前記ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行するゲーム再実行手段と、を含み、前記ゲーム状況データ選定手段は、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかを選定するよう前記プレイヤに案内する場合において、前記特定情報記憶手段に記憶される前記特定情報によって特定される前記ゲーム状況データを優先的に案内する、ことを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係るゲーム装置の制御方法は、ゲームを実行するゲーム装置の制御方法において、前記ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データを複数記憶可能に構成されるゲーム状況データ記憶手段に、前記ゲームの実行中における所定タイミングで、前記ゲーム状況データを順次記憶させるためのゲーム状況データ記憶制御ステップと、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかをプレイヤに選定させるためのゲーム状況データ選定ステップと、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、選定された前記ゲーム状況データを特定するための特定情報を特定情報記憶手段に記憶させるための特定情報記憶ステップと、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、選定された前記ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行するためのゲーム再実行ステップと、を含み、前記ゲーム状況データ選定ステップは、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかを選定するよう前記プレイヤに案内する場合において、前記特定情報記憶手段に記憶される前記特定情報によって特定される前記ゲーム状況データを優先的に案内する、ことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るプログラムは、ゲームを実行するゲーム装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データを複数記憶可能に構成されるゲーム状況データ記憶手段、前記ゲームの実行中における所定タイミングで、前記ゲーム状況データを前記ゲーム状況データ記憶手段に順次記憶させるゲーム状況データ記憶制御手段、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかをプレイヤに選定させるゲーム状況データ選定手段、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、選定された前記ゲーム状況データを特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、選定された前記ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行するゲーム再実行手段、及び、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかを選定するよう前記プレイヤに案内する場合において、前記特定情報記憶手段に記憶される前記特定情報記憶手段によって特定される前記ゲーム状況データを優先的に案内させる手段、として、家庭用ゲーム機、業務用ゲーム機、携帯用ゲーム機、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)やパーソナルコンピュータ等の前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0008】
また、本発明に係るプログラム配信装置は、上記プログラムを記録した情報記憶媒体を備え、前記情報記憶媒体から前記プログラムを読み出し、配信するプログラム配信装置である。
【0009】
本発明では、ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データを、ゲームの実行中に所定タイミングで順次記憶する。記憶したゲーム状況データのうちいずれかをプレイヤに選定させる。プレイヤによってゲーム状況データが選定された場合、当該ゲーム状況データに基づいて再現される状況からゲームが再開するとともに、当該ゲーム状況データを特定するための特定情報を記憶する。そして、記憶したゲーム状況データのうちいずれかを選定するようプレイヤに案内する場合、記憶した特定情報によって特定されるゲーム状況データを優先的に案内する。
【0010】
本発明によれば、ゲームの実行中に所定タイミングで順次記憶されるゲーム状況データに基づいて、ゲームをある時点(状況)から繰り返し再開できるようになるとともに、再プレイに用いられたゲーム状況データが優先的に案内されるため、プレイヤは当該時点からの再プレイを繰り返し行いやすくなる。
【0011】
また、本発明の一態様では、前記ゲーム状況データ記憶手段は、所定数の前記ゲーム状況データを記憶可能に構成され、前記ゲーム状況データ記憶制御手段は、前記ゲーム状況データを前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶させる場合において、前記ゲーム状況データ記憶手段に前記所定数の前記ゲーム状況データが記憶されている場合、記憶された順序に基づいて、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのいずれかに代えて記憶させる、ことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の一態様では、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶された前記ゲーム状況データのうち、選定された前記ゲーム状況データ以外を削除するゲーム状況データ削除手段を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係るゲーム装置は、ゲームを実行するゲーム装置において、前記ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データを複数記憶可能に構成されるゲーム状況データ記憶手段と、前記ゲームの実行中における所定タイミングで、前記ゲーム状況データを前記ゲーム状況データ記憶手段に順次記憶させるゲーム状況データ記憶制御手段と、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかをプレイヤに選定させるゲーム状況データ選定手段と、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、選定された前記ゲーム状況データを特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行するゲーム再実行手段と、を含み、前記ゲーム再実行手段は、異なる操作に応じて、前記特定情報記憶手段に記憶される前記特定情報によって特定される前記ゲーム状況データに基づいて前記ゲームを再実行させ、又は他の前記ゲーム状況データに基づいて前記ゲームを再実行させる、ことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係るゲーム装置は、ゲームを実行するゲーム装置において、前記ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データを複数記憶可能に構成されるゲーム状況データ記憶手段と、前記ゲームの実行中における所定タイミングで、前記ゲーム状況データを前記ゲーム状況データ記憶手段に順次記憶させるゲーム状況データ記憶制御手段と、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかをプレイヤに選定させるゲーム状況データ選定手段と、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、選定された前記ゲーム状況データを特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかが選定された場合、選定された前記ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行するゲーム再実行手段と、を含み、前記ゲーム状況データ選定手段は、プレイヤによる所定操作に応じて、前記特定情報記憶手段に記憶される前記特定情報によって特定される前記ゲーム状況データを選定する手段を含む、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明によれば、ゲームを所定の時点(状況)から容易に繰り返し再開できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態に係るゲーム装置の構成を示す図である。同図に示すゲーム装置10は、家庭用ゲーム機11に情報記憶媒体たるDVD−ROM25及びメモリカード28が装着され、さらにモニタ18及びスピーカ22が接続されることによって構成されている。モニタ18には家庭用テレビ受像器が用いられ、スピーカ22にはその内蔵スピーカが用いられる。また、ここではプログラムを家庭用ゲーム機11に供給するためにDVD−ROM25を用いるが、CD−ROMやROMカード等、他のあらゆる情報記憶媒体を用いるようにしてもよい。また、インターネット等のデータ通信網を介して遠隔地からプログラムを家庭用ゲーム機11に供給するようにしてもよい。
【0018】
家庭用ゲーム機11は、マイクロプロセッサ14、画像処理部16、主記憶26、入出力処理部30、音声処理部20、コントローラ32及びDVD−ROM再生部24を含んで構成される公知のコンピュータゲームシステムである。マイクロプロセッサ14、画像処理部16、主記憶26及び入出力処理部30は、バス12によって相互データ通信可能に接続されており、入出力処理部30には、コントローラ32、音声処理部20、DVD−ROM再生部24及びメモリカード28が接続されている。コントローラ32以外の家庭用ゲーム機11の各構成要素は筐体内に収容されている。
【0019】
マイクロプロセッサ14は、図示しないROMに格納されるオペレーティングシステム、DVD−ROM25から読み出されるプログラム、及びメモリカード28から読み出されるセーブデータに基づいて、家庭用ゲーム機11の各部を制御し、プレイヤにゲームを提供する。バス12はアドレス及びデータを家庭用ゲーム機11の各部でやり取りするためのものである。また、主記憶26は、例えばRAMを含んで構成されるものであり、DVD−ROM25から読み出されたプログラムやメモリカード28から読み出されたセーブデータが必要に応じて書き込まれる。また、主記憶26は、マイクロプロセッサ14の作業用としても用いられる。画像処理部16はVRAMを含んで構成されており、マイクロプロセッサ14から送られる画像データを受け取って、それに基づいてVRAM上にゲーム画面を描画するとともに、その内容をビデオ信号に変換して所定のタイミングでモニタ18に出力する。
【0020】
入出力処理部30は、マイクロプロセッサ14が、コントローラ32、音声処理部20、DVD−ROM再生部24及びメモリカード28にアクセスするためのインタフェースである。音声処理部20はサウンドバッファを含んで構成されており、DVD−ROM25から読み出され、該サウンドバッファに記憶されたゲーム音楽、ゲーム効果音、メッセージ等の各種音声データを再生してスピーカ22から出力する。DVD−ROM再生部24は、マイクロプロセッサ14からの指示に従ってDVD−ROM25に記録されたプログラムを読み取る。コントローラ32は、プレイヤが各種ゲーム操作の入力をするための汎用操作入力手段である。また、メモリカード28は、不揮発性メモリ(例えばEEPROM等)を含んでおり、家庭用ゲーム機11に対して脱着可能に構成されている。このメモリカード28には、各種ゲームのセーブデータ等が記憶される。
【0021】
図2は、コントローラ32の一例を示す図である。同図に示すコントローラ32は汎用ゲームコントローラであり、同図(a)に示すように、表面に方向ボタン34,スタートボタン36、セレクトボタン37、ボタン38X,38Y,38A,38Bを備えており、同図(b)に示すように、奥側側面に、さらにボタン39L,39R,41L,41Rを備えている。すなわち、コントローラ32の奥側側面には、表面側左右にボタン41L,41Rがそれぞれ備えられており、裏面側左右にボタン39L,39Rがそれぞれ備えられている。方向ボタン34は上方向指示部34U、下方向指示部34D、右方向指示部34R及び左方向指示部34Lを含む十字形状を有しており、通常はキャラクタやカーソルの移動方向を設定するのに用いられる。スタートボタン36は三角形状を有する小型の押しボタンであり、通常はゲームのスタートやゲームの強制終了などに用いられる。セレクトボタン37、ボタン38X,38Y,38A,38B,39L,39R,41L,41Rは、その他のゲーム操作に用いられる。
【0022】
また、このコントローラ32には振動子35が内蔵されている。振動子35は、例えば圧電素子、或いは偏心重り付きのモータ等によって構成されるものであり、マイクロプロセッサ14からコントローラ32に供給される振動オン命令に応じて動作し、コントローラ32を振動させるようになっている。また、マイクロプロセッサ14からコントローラ32に供給される振動オフ命令に応じて動作を停止し、コントローラ32の振動を停止させるようになっている。
【0023】
本実施の形態に係るゲーム装置10では、プレイヤがコントローラ32を介してサッカープレイヤキャラクタを操作し、サッカーの試合を楽しむことができるサッカーゲームを提供する。このゲームでは、プレイヤの操作に応じてサッカープレイヤキャラクタがリアルかつ細かい動作を行うようになっている。そして、プレイヤには複雑な操作が要求されるようになっている。このため、このゲームでは特にリトライ機能を備えている。すなわち、このゲームでは、サッカーの試合中において所定時間ごとにゲーム状況データが記憶されていくようになっており、これら記憶されたゲーム状況データによって、ユーザは所定の時点から試合を再開できるようになっている。このリトライ機能を利用することによって、ユーザは試合中のある状況について何度もプレイすることができ、繰り返し練習できるようになっている。
【0024】
ここで、ゲーム装置10において実現される機能ブロックについて説明する。図3は、ゲーム装置10において実現される機能ブロックのうち、本発明に関連するものを中心として示す図である。同図に示すように、ゲーム装置10は、ゲーム状況データ記憶制御部50、記憶部52、ゲーム状況データ選定部58及びゲーム再実行部60を含んで構成される。また、記憶部52は、ゲーム状況データ記憶部54及び特定情報記憶部56を含んで構成される。
【0025】
これらの機能は、コンピュータであるゲーム装置10(家庭用ゲーム機11)がコンピュータ読み取り可能な各種情報記憶媒体を介して提供されるプログラムやダウンロード等により提供されるプログラムを実行することによって実現される。これらの機能のうち、記憶部52は、例えば主記憶26、メモリカード28、DVD−ROM25やハードディスク記憶装置等を主として構成される。
【0026】
ゲーム状況データ記憶部54は、ゲーム状況データを複数記憶可能に構成される。ゲーム状況データとはゲームのある時点における状況を再現するための、いわゆるセーブデータである。換言すれば、ゲーム状況データは、ゲームを所定の時点(状況)から再開するためのデータである。本実施の形態の場合であれば、その時点までの試合経過を示すデータ、その時点における視点位置を示すデータ、各オブジェクト(例えば、サッカーボールや各サッカープレイヤキャラクタ等)の位置データ及び姿勢データ等である。
【0027】
ゲーム状況データ記憶部54には、例えば図4(a)に示すように、ゲーム状況データを記憶するための記憶領域が複数設けられる。各記憶領域には当該記憶領域を識別するための識別情報(ID)が対応づけられており、一のゲーム状況データが記憶されようになっている。また、各記憶領域には「有効フラグ」が対応づけられている。「有効フラグ」は、当該記憶領域に記憶されているゲーム状況データが有効である否か(削除されたか否か)を示す情報である。なお、同図はゲーム状況データ記憶部54に10の記憶領域を設ける場合を示しているが、記憶領域の数はいくつでもよい。
【0028】
特定情報記憶部56は、ゲーム状況データ記憶部54に記憶されるゲーム状況データのうちいずれかがプレイヤによって選定された場合に、選定されたゲーム状況データを特定するための特定情報を記憶する。例えば図4(a)に示すように、特定情報記憶部56には「前回選定領域ID」が記憶される。「前回選定領域ID」には、プレイヤによって選定されたゲーム状況データが記憶された記憶領域のIDが保持される。なお、プレイヤによるゲーム状況データの選定は、後述するゲーム状況データ選定部58を介して行われるようになっている。プレイヤによってゲーム状況データの選定がなされると、特定情報記憶部56に記憶される内容は更新される。
【0029】
また、記憶部52には、例えば図4(a)に示すように「前回記憶領域ID」が記憶される。「前回記憶領域ID」は、最新のゲーム状況データが記憶された記憶領域のIDを示している。すなわち、前回の記憶(セーブ)タイミングに、ゲーム状況データ記憶制御部50によってゲーム状況データが記憶された記憶領域のIDが保持される。「前回記憶領域ID」は、ゲーム状況データ記憶部54にゲーム状況データが記憶されるたびに更新される。
【0030】
ゲーム状況データ記憶制御部50は、ゲームの進行中において所定のタイミングで、当該タイミングにおけるゲームの状況を再現するためのゲーム状況データをゲーム状況データ記憶部54に記憶させる。例えば、ゲーム状況データ記憶制御部50は、ゲームの進行中において所定のタイミングでゲーム状況データを生成し、生成したゲーム状況データを記憶させる。本実施の形態では、ゲーム状況データ記憶制御部50は、所定時間(例えば2秒)ごとにゲーム状況データをゲーム状況データ記憶部54に順次記憶させるようになっている。この時間間隔はプレイヤが設定できるようになっており、記憶部52に保持される。
【0031】
ゲーム状況データ記憶制御部50は、ゲーム状況データをゲーム状況データ記憶部54に記憶させる場合に、図4(b)に示すように「ID」の昇順に従って、記憶領域を用いるようになっている。すなわち、ゲーム状況データの記憶場所として、ID「1」の記憶領域から順に用いるようになっている。また、ID「10」の記憶領域にゲーム状況データを記憶させた場合、次のゲーム状況データはID「1」の記憶領域に記憶させるようになっている。このように、ゲーム状況データ記憶制御部50は巡回的に記憶領域を用いるようになっている。
【0032】
すべての記憶領域にゲーム状況データが有効に記憶されている場合(すべての記憶領域にゲーム状況データが記憶され、かつ、すべての「有効フラグ」が「有効」を示している場合)、ゲーム状況データ記憶制御部50は、記憶された順序に基づいて、ゲーム状況データ記憶部54に記憶されるゲーム状況データのいずれかに代えて、新たなゲーム状況データを記憶させる。例えば、最も古い(最も前に記憶された)ゲーム状況データが記憶されている記憶領域に、新たなゲーム状況データを記憶させるようにすればよい。
【0033】
ゲーム状況データ選定部58は、ゲーム状況データ記憶部54に記憶されるゲーム状況データのうちいずれかをプレイヤに選定させる。例えば、ゲーム状況データ選定部58は、ゲーム状況データ記憶部54に記憶されるゲーム状況データのうちいずれかを選定するようプレイヤに案内する画面(選定案内画面)をモニタ18に表示する。選定案内画面において、プレイヤは方向ボタン34の左方向指示部34Lや右方向指示部34R(又はボタン41Lやボタン41R)を指示することによって、ゲーム状況データ記憶部54に記憶されるゲーム状況データのうちいずれかを選択し(選択状態とし)、セレクトボタン37(例えばボタン38B等であってもよい)を指示することによって、選択状態にあるゲーム状況データを選定する。そして、ゲーム状況データ選定部58は、プレイヤによってなされた選定内容を受け付ける。なお、選択案内画面では、「有効フラグ」が「有効」を示さない記憶領域に記憶されるゲーム状況データについてはプレイヤによる選定が制限されるようにすると好適である。例えば、「有効フラグ」が「有効」を示さない記憶領域に記憶されるゲーム状況データについては選択状態とならないようにし、プレイヤが選定できないようにするとよい。
【0034】
選定案内画面には、選択状態にあるゲーム状況データに基づいて再現されるゲーム画面(当該ゲーム状況データが生成された時点におけるゲーム画面)が表示される。プレイヤが左方向指示部34L(又はボタン41L)を押下すると、当該ゲーム状況データの前に記憶されたゲーム状況データが選択状態となり、この新たに選択状態となったゲーム状況データに基づいて再現されるゲーム画面が表示される。また、プレイヤが右方向指示部34R(又はボタン41R)が押下すると、当該ゲーム状況データの次に記憶されたゲーム状況データが選択状態となり、この新たに選択状態となったゲーム状況データに基づいて再現されるゲーム画面が表示される。なお、前のゲーム状況データが存在しない場合において、左方向指示部34L(又はボタン41L)が押下された場合には、押下された時点の選択状態がそのまま維持されるようにしてもよいし、最新のゲーム状況データが選択状態となるようにしてもよい。同様に、次のゲーム状況データが存在しない場合において、右方向指示部34R(又はボタン41R)が押下された場合には、押下された時点の選択状態がそのまま維持されるようにしてもよいし、最も古いゲーム状況データが選択状態となるようにしてもよい。
【0035】
また、選択案内画面では、特定情報記憶部56に記憶される特定情報によって特定されるゲーム状況データを優先的に案内するようになっている。「優先的に案内する」とは、例えば最初に案内することをいう。本実施の形態における選択案内画面では、「前回選定領域ID」に基づいて特定されるゲーム状況データに基づいて再現されるゲーム画面がデフォルト表示(最初に表示)されるようになっている。
【0036】
ゲーム再実行部60は、ゲーム状況データ記憶部54に記憶されるゲーム状況データのうちいずれかがプレイヤによって選定された場合、選定されたゲーム状況データに基づいて再現される状況からゲームを再実行する。
【0037】
なお、プレイヤによってゲーム状況データが選定された場合、ゲーム状況データ記憶部54に記憶されるゲーム状況データのうち選定されたもの以外を削除するようにしてもよい。本実施の形態の場合であれば、選定されたゲーム状況データ以外が記憶されている記憶領域の「有効フラグ」を「無効」を示すように変更するようにすればよい。この場合、ゲーム状況データ記憶制御部50は、ゲーム状況データ記憶部54にゲーム状況データを記憶させる場合に、ゲーム状況データが削除された記憶領域を用いるようにすればよい。
【0038】
次に、ゲーム装置10において実行される処理について説明する、図5は、ゲーム装置10において実行される処理のうち、本発明に関連するものを中心として示す図である。本処理は、DVD−ROM25等から供給されるプログラムをゲーム装置10が実行することによって実現される。
【0039】
同図に示すように、本処理ではまず、ゲーム状況データをセーブするタイミングが到来したか否かを判断する(S101)。ゲーム装置10では、ゲーム状況データのセーブは所定時間ごとに自動的に実行されるようになっている。この時間間隔はプレイヤが自由に設定できるようになっており、記憶部52に記憶されるようになっている。ゲーム装置10は、前回セーブを実行した時から経過した時間を算出し、この時間が所定の時間(プレイヤによって設定された時間間隔もしくはあらかじめ設定された時間間隔)以上であるか否かを判断する。
【0040】
ゲーム状況データのセーブタイミングが到来したと判断される場合、ゲーム装置10は、その時点におけるゲームの状況を再現するためのゲーム状況データを取得(生成)する(S102)。本実施の形態の場合であれば、その時点までの試合経過を示すデータ、その時点における視点位置を示すデータ、各オブジェクト(例えば、サッカーボールや各サッカープレイヤキャラクタ等)の位置データ及び姿勢データ等を取得し、あらかじめ規定されたフォーマットのゲーム状況データをこれらのデータに基づいて生成する。
【0041】
次に、ゲーム装置10は、記憶部52に記憶された「前回記憶領域ID」を読み出す(S103)。そして、ゲーム装置10は、S102で取得したゲーム状況データを記憶させる記憶領域を、この「前回記憶領域ID」に基づいて決定する。具体的には、「前回記憶領域ID」に1を加算してなるIDの記憶領域を、次に用いるべき記憶領域として決定し、S102において生成したゲーム状況データを記憶させる(S104)。この場合、「有効フラグ」が「無効」を示す記憶領域に対し、新たにゲーム状況データを記憶される場合、「有効フラグ」は「有効」を示すように更新される。
【0042】
そして、ゲーム装置10は、記憶部52に記憶される「前回記憶領域ID」の内容を、S104においてゲーム状況データを記憶させた記憶領域のIDに更新する(S105)。なお、このステップでは、S104でゲーム状況データを記憶した記憶領域のIDが「前回選定領域ID」と一致する場合には、「前回選定領域ID」の内容をも更新する。具体的には、「前回記憶領域ID」に1を加算してなるIDを「前回選定領域ID」として記憶させる。
【0043】
S105の実行後、またはS101においてゲーム状況データのセーブタイミングが到来していないと判断された場合、ゲーム装置10はセレクトボタン37が押下されたか否かを判断する(S106)。セレクトボタン37が押下されていない場合、ゲーム装置10はS101から処理を再度実行する。
【0044】
一方、セレクトボタン37が押下された場合、ゲーム装置10はゲームの進行を停止させる(S107)。そして、記憶部52(特定情報記憶部56)に記憶されている「前回選定領域ID」を読み出し(S108)、ゲーム状況データの選定案内画面をモニタ18に表示させる(S109)。
【0045】
選定案内画面を表示する場合には、「前回選定領域ID」によって識別される記憶領域に記憶されるゲーム状況データに基づいて再現されるゲーム画面を表示する。このとき、「前回選定領域ID」が保持されていない場合には、ゲーム状況データ記憶部54に記憶される最新のゲーム状況データに基づいて再現されるゲーム画面を表示する。最新のゲーム状況データとは、記憶部52に記憶される「前回記憶領域ID」によって識別される記憶領域に記憶されるゲーム状況データである。
【0046】
本実施の形態における選定案内画面ではセレクトボタン37が押下されると、選択状態となっているゲーム状況データが選定されるようになっている。このため、ゲーム装置10は、セレクトボタン37が押下されたか否かを監視する(S110)。セレクトボタン37が押下された場合、ゲーム装置10は、選択状態にあるゲーム状況データをプレイヤが選定したと判断する。なお、同図では省略したが、このステップでは他のボタンが指示されたか否かの監視も行われる。そして、指示されたボタンの種類に応じて、例えば選定案内画面の更新を実行する。本実施の形態では、左方向指示部34Lや右方向指示部34R(又はボタン41Lやボタン41R)が指示された場合、当該指示されたボタンの種類に応じて、他のゲーム状況データが選択状態となる。モニタ18には、新たに選択状態となったゲーム状況データに基づいて再現されるゲーム画面が表示される。
【0047】
セレクトボタン37が押下されると、すなわちプレイヤによってゲーム状況データが選定されると、ゲーム装置10はその選定内容を受け付け、特定情報記憶部56の記憶内容をその選定内容に基づいて更新する(S111)。本実施の形態では、ゲーム装置10は、選定されたゲーム状況データが記憶された記憶領域のIDを「前回選定領域ID」として特定情報記憶部56に記憶させる。
【0048】
そして、ゲーム装置10は、プレイヤによって選定されたゲーム状況データに基づいて再現される状況からゲームの進行を再開させる(S112)。すなわち、ゲーム状況データが生成された時点の状況からゲームを再開させる。以上の処理を実行すると、ゲーム装置10は、ゲーム状況データをセーブするタイミングが到来するのを監視し始める(S101)。
【0049】
なお、ゲーム装置10は、ゲーム状況データ記憶部54に記憶されるゲーム状況データのうちプレイヤに選定されなかったものを削除するようにしてもよい。例えば、本実施の形態であれば、削除対象となるゲーム状況データが記憶されている各記憶領域について、「有効フラグ」を「無効」へと更新するようにすればよい。また、この場合には、「前回記憶領域ID」の内容を「前回選定領域ID」の内容と一致させるようにすればよい。こうすれば、「前回記憶領域ID」には常に最新のゲーム状況データが記憶される記憶領域のIDが保持されることになる。
【0050】
以上説明したゲーム装置10によれば、ゲームのある時点(状況)から何度も繰り返しプレイできるようになるとともに、その際にプレイヤが感じるストレスを軽減することができるようになる。
【0051】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
【0052】
例えば、以上の説明では、ゲーム状況データを選択するよう案内する場合、特定情報記憶部56に記憶される「前回選定領域ID」に基づいて特定されるゲーム状況データを優先的に案内するようにしたが、これに代えて若しくは加えて、所定の操作(例えば、所定ボタンの押下)に応じて、ゲーム装置10が特定情報記憶部56に記憶された特定情報に基づいてゲーム状況データを選定し、当該ゲーム状況データに基づいてゲームを再開するようにしてもよい。換言すれば、特定情報記憶部56に記憶される「前回選定領域ID」に基づいて特定されるゲーム状況データに基づいてゲームを再開させる場合と、他のゲーム状況データに基づいてゲームを再開させる場合とで操作を異ならせるようにしてもよい。
【0053】
また例えば、本発明はサッカーゲームに限らず、他のスポーツゲームやアクションゲーム、シューティングゲーム、テーブルゲーム、パズルゲーム、シミュレーションゲーム、ロールプレイングゲーム等の他の種類のゲームに対しても適用可能である。
【0054】
また例えば、以上の説明ではプログラムを情報記憶媒体たるDVD−ROM25から家庭用ゲーム機11に供給するようにしたが、通信ネットワークを介してプログラムを家庭等に配信するようにしてもよい。図6は、通信ネットワークを用いたプログラム配信システムの全体構成を示す図である。同図に基づいて本発明に係るプログラム配信方法を説明する。同図に示すように、このプログラム配信システム100は、ゲームデータベース102、サーバ104、通信ネットワーク106、パソコン108、家庭用ゲーム機110、PDA(携帯情報端末)112を含んでいる。このうち、ゲームデータベース102とサーバ104とによりプログラム配信装置114が構成される。通信ネットワーク106は、例えばインターネットやケーブルテレビネットワークを含んで構成されている。このシステムでは、ゲームデータベース(情報記憶媒体)102に、DVD−ROM25の記憶内容と同様のプログラムが記憶されている。そして、パソコン108、家庭用ゲーム機110又はPDA112等を用いて需要者がゲーム配信要求をすることにより、それが通信ネットワーク106を介してサーバ104に伝えられる。そして、サーバ104はゲーム配信要求に応じてゲームデータベース102からプログラムを読み出し、それをパソコン108、家庭用ゲーム機110、PDA112等、ゲーム配信要求元に送信する。ここではゲーム配信要求に応じてゲーム配信するようにしたが、サーバ104から一方的に送信するようにしてもよい。また、必ずしも一度にゲームの実現に必要な全てのプログラムを配信(一括配信)する必要はなく、ゲームの局面に応じて必要な部分を配信(分割配信)するようにしてもよい。このように通信ネットワーク106を介してゲーム配信するようにすれば、プログラムを需要者は容易に入手することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の実施形態に係るゲーム装置のハードウェア構成を示す図である。
【図2】コントローラの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るゲーム装置の機能ブロックを示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係るゲーム装置における記憶部の内容を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るゲーム装置における処理を示すフロー図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係るプログラム配信システムの全体構成を示す図である。
【符号の説明】
【0056】
10 ゲーム装置、11,110 家庭用ゲーム機、12 バス、14 マイクロプロセッサ、16 画像処理部、18 モニタ、20 音声処理部、22 スピーカ、24 DVD−ROM再生部、25 DVD−ROM、26 主記憶、28 メモリカード、30 入出力処理部、32 コントローラ、34 方向ボタン、34U 上方向指示部、34D 下方向指示部、34L 左方向指示部、34R 右方向指示部、35 振動子、36 スタートボタン、37 セレクトボタン、38A,38B,38X,38Y,39L,39R,41L,41R ボタン、50 ゲーム状況データ記憶制御部、52 記憶部、54 ゲーム状況データ記憶部、56 特定情報記憶部、58 ゲーム状況データ選定部、60 ゲーム再実行部、100 プログラム配信システム、102 ゲームデータベース、104 サーバ、106 通信ネットワーク、108 パソコン、112 携帯情報端末(PDA)、114 プログラム配信装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲームを実行するゲーム装置において、
前記ゲームの実行中における所定タイミングで、前記ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データをゲーム状況データ記憶手段に順次記憶させるゲーム状況データ記憶制御手段と、
前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかを選定するようプレイヤに案内し、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかがプレイヤによって選定された場合、該ゲーム状況データを特定するための特定情報を特定情報記憶手段に記憶させるとともに、該ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行する第1のゲーム再実行手段と、
前記特定情報記憶手段に記憶される前記特定情報によって特定される前記ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行する第2のゲーム再実行手段と、
プレイヤの操作に応じて、前記第1のゲーム再実行手段又は前記第2のゲーム再実行手段のいずれかによって前記ゲームを再実行させる手段と、
を含むことを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
ゲームを実行するゲーム装置の制御方法において、
前記ゲームの実行中における所定タイミングで、前記ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データをゲーム状況データ記憶手段に順次記憶させるためのゲーム状況データ記憶制御ステップと、
前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかを選定するようプレイヤに案内し、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかがプレイヤによって選定された場合、該ゲーム状況データを特定するための特定情報を特定情報記憶手段に記憶させるとともに、該ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行するための第1のゲーム再実行ステップと、
前記特定情報記憶手段に記憶される前記特定情報によって特定される前記ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行するための第2のゲーム再実行ステップと、
プレイヤの操作に応じて、前記第1のゲーム再実行ステップ又は前記第2のゲーム再実行ステップのいずれかによって前記ゲームを再実行させるためのステップと、
を含むことを特徴とするゲーム装置の制御方法。
【請求項3】
ゲームを実行するゲーム装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記ゲームの実行中における所定タイミングで、前記ゲームの状況を再現するためのゲーム状況データをゲーム状況データ記憶手段に順次記憶させるゲーム状況データ記憶制御手段、
前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかを選定するようプレイヤに案内し、前記ゲーム状況データ記憶手段に記憶される前記ゲーム状況データのうちいずれかがプレイヤによって選定された場合、該ゲーム状況データを特定するための特定情報を特定情報記憶手段に記憶させるとともに、該ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行する第1のゲーム再実行手段、
前記特定情報記憶手段に記憶される前記特定情報によって特定される前記ゲーム状況データに基づいて再現される状況から前記ゲームを再実行する第2のゲーム再実行手段、及び、
プレイヤの操作に応じて、前記第1のゲーム再実行手段又は前記第2のゲーム再実行手段のいずれかによって前記ゲームを再実行させる手段、
として前記コンピュータを機能させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−15159(P2006−15159A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−234652(P2005−234652)
【出願日】平成17年8月12日(2005.8.12)
【分割の表示】特願2003−205194(P2003−205194)の分割
【原出願日】平成15年7月31日(2003.7.31)
【出願人】(000105637)コナミ株式会社 (106)
【Fターム(参考)】