説明

コネクタ組立体

【課題】ケーブルの煽り等にも強いコネクタ組立体を提供すること。
【解決手段】コネクタ組立体100は、基板に搭載されるレセプタクルコネクタ300と、基板と平行な面(XY平面)内においてレセプタクルコネクタ300と嵌合・抜去可能なプラグコネクタ200とを備えている。レセプタクルコネクタ300は、プラグコネクタ200の嵌合・抜去をガイドする金属製のガイド部330と、基板に固定される被固定部338とを備えている。被固定部338は、ガイド部330と一体に形成されている。一方、プラグコネクタ200は、ガイド部330にガイドされる被ガイド部230を備えている。被固定部338を介して基板に固定されるガイド部330により被ガイド部230が保持されるため、プラグコネクタ200に接続されたケーブル400が煽られた場合にもプラグコネクタ200とレセプタクルコネクタ300の嵌合状態は保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとを備えるコネクタ組立体に関し、特に、レセプタクルコネクタが基板に搭載されるものであり且つプラグコネクタがその基板と平行な面内においてレセプタクルコネクタと嵌合・抜去可能なものであるコネクタ組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のコネクタ組立体としては、例えば特許文献1の図8乃至図11に示されるものがある(従来例1)。従来例1のコネクタ組立体におけるプラグコネクタは、長手方向の両端の後端に操作部材を取り付け、操作部材を後方に引くことによってプラグコネクタのロック部によるロックを解除するものである。
【0003】
なお、同特許文献1の図1乃至図5には金属製の操作部材(プルバー)を用いたロック機構を有するコネクタ組立体が開示されている(従来例2)。更に、同種のロック機構を有するコネクタ組立体は、例えば、特許文献2にも開示されている(従来例3)。但し、従来例2や従来例3のように金属製の操作部材を用いたロック機構を有するコネクタ組立体は、基板と直交する方向においてプラグコネクタをレセプタクルコネクタに嵌合・抜去させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−267977号公報
【特許文献2】特開2008−112700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来例1のコネクタ組立体においては、プラグコネクタに保持されたケーブルが煽られた場合などにプラグコネクタとレセプタクルコネクタとの嵌合状態が解除されてしまう恐れがあるといった問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、ケーブルの煽り等にも強くコネクタ間の嵌合状態が解除されないコネクタ組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、第1のコネクタ組立体として、基板に搭載されるレセプタクルコネクタと、前記基板と平行な面内において前記レセプタクルコネクタと嵌合・抜去可能なプラグコネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
前記レセプタクルコネクタは、プラグコネクタの嵌合・抜去をガイドするガイド部と、前記基板に固定される被固定部であって前記ガイド部のそれぞれと一体に形成された被固定部とを備えており、
前記プラグコネクタは、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を備えている
コネクタ組立体が得られる。
【0008】
また、本発明によれば、第2のコネクタ組立体として、第1のコネクタ組立体において、
前記ガイド部は、前記レセプタクルコネクタが前記基板に搭載された際に前記基板と平行となる上壁部と、該上壁部から下側に向かって延びる側壁部とを少なくとも備えている、コネクタ組立体が得られる。
【0009】
また、本発明によれば、第3のコネクタ組立体として、第2のコネクタ組立体において、
前記側壁部の前端には、前記プラグコネクタを前記レセプタクルコネクタに嵌合する際に前記被ガイド部を前記ガイド部に向けて誘導する誘導部が形成されている
コネクタ組立体が得られる。
【0010】
また、本発明によれば、第4のコネクタ組立体として、第2又は第3のコネクタ組立体において、
前記プラグコネクタは、嵌合部を有しており、
前記レセプタクルコネクタは、第1方向(X方向)に沿って前記プラグコネクタの前記嵌合部を受け入れる本体部であって前記第1方向と直交する第2方向(Y方向)を長手方向とする本体部と、前記本体部と共に略コの字形状を形成するように前記第1方向に沿って延びる2つの腕部とを備えており、
前記ガイド部は、前記腕部に設けられている
コネクタ組立体が得られる。
【0011】
また、本発明によれば、第5のコネクタ組立体として、第4のコネクタ組立体において、
ロック部を有する操作部材を更に備えており、
前記操作部材は、該操作部材の操作に応じて前記ロック部が移動可能となるように、前記被ガイド部に保持されており、
前記ガイド部には前記ロック部が係合しうるロック孔が形成されている
コネクタ組立体が得られる。
【0012】
また、本発明によれば、第6のコネクタ組立体として、第5のコネクタ組立体において、
前記被ガイド部は、上面を有すると共に前記第2方向において内面及び外面を有しており、
前記被ガイド部には、前記第2方向に沿って前記内面から前記外面まで貫通する保持孔が形成されており、
前記被ガイド部の前記内面には、カム部が形成されており、
前記操作部材は、主部と、該主部の操作に応じて前記カム部に押し付けられるカムフォロワ部と、該カムフォロワ部から延びる被保持部とを備えており、
前記被保持部の端部は前記ロック部として機能するものであり、
前記被保持部は、該カムフォロワ部の前記カム部上の移動に応じて前記第2方向に沿って移動可能となるように且つ前記保持孔内において回動可能となるように前記被ガイド部に保持されており、
前記ロック部は、前記主部によって、前記被ガイド部の前記外面から突出するように付勢されており、
前記ガイド部は、前記被ガイド部の前記上面及び前記外面をガイドするものであり、
前記ロック孔は、前記プラグコネクタが前記レセプタクルコネクタに嵌合した際に前記ロック部を受入可能となるように、前記側壁部に形成されている、
コネクタ組立体が得られる。
【0013】
また、本発明によれば、第7のコネクタ組立体として、第1乃至第6のコネクタ組立体のいずれかにおいて、
前記レセプタクルコネクタは、金属製のシェルを備えており、
前記ガイド部は、前記シェルと一体に形成されている
コネクタ組立体が得られる。
【0014】
また、本発明によれば、第1乃至第7のコネクタ組立体のいずれかに用いられるプラグコネクタが得られる。
【0015】
更に、本発明によれば、第1乃至第7のコネクタ組立体のいずれかに用いられるレセプタクルコネクタが得られる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、基板に固定される被固定部と一体に形成された金属製のガイド部をレセプタクルコネクタに設け、プラグコネクタの被ガイド部をレセプタクルコネクタのガイド部にガイドさせることとすることによって、ケーブルの煽り等に強い構造とすることができる。特に、ガイド部が上壁部を有していることから、ケーブルの上下方向における動きによる影響を受けにくい。
【0017】
更に、従来例1のようなロック機構ではプラグコネクタを大型化することなく被ガイド部を大きくすることができないが、本発明によれば、従来例1のロック機構よりはむしろ従来例2や従来例3のロック機構に近い仕組みを採用したことから、プラグコネクタを大型化することなく被ガイド部を大きくすることができる。
【0018】
加えて、レセプタクルコネクタにおいては、ロック機構の一部(ロック孔)とガイド部とを一体に形成していることから、部品点数を増やしたりレセプタクルコネクタを不要に大型化したりすることなく、嵌合状態の保持能力を高めることができている。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施の形態によるコネクタ組立体であってプラグコネクタ及びレセプタクルコネクタを備えるコネクタ組立体を示す斜視図である。
【図2】図1のプラグコネクタを示す斜視図である。
【図3】図1のコネクタ組立体の端部を拡大して示す部分斜視図である。
【図4】図2のプラグコネクタに保持されている操作部材を示す上面図である。
【図5】図1のレセプタクルコネクタを示す斜視図である。
【図6】図5のレセプタクルコネクタに含まれるシェルを示す斜視図である。
【図7】図6のシェルの端部を拡大して示す部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施の形態によるコネクタ組立体100は、図1に示されるように、プラグコネクタ200と、そのプラグコネクタ200を接続するレセプタクルコネクタ300とを備えている。レセプタクルコネクタ300は、基板(図示せず)に搭載されるものであり、プラグコネクタ200は、基板と平行な面内(XY平面内)においてレセプタクルコネクタ300と嵌合・抜去可能なものである。より具体的には、図示されたプラグコネクタ200は、X方向(第1方向)に沿ってレセプタクルコネクタ300に対して嵌合・抜去可能なものである。
【0021】
図2に示されるように、プラグコネクタ200は、複数のコンタクト210と、コンタクト210を保持する絶縁性のハウジング220と、被ガイド部230とを備えている。コンタクト210は、プラグコネクタ200の嵌合部202において接触可能となるようにして、ハウジング220に保持されている。ハウジング220の後端側には複数のケーブル400が取り付けられており、ケーブル400の信号線はハウジング220内においてコンタクト210にそれぞれ接続されている。ハウジング220は、Y方向(第2方向)に長手を有するものであり、被ガイド部230はその両端に設けられている。
【0022】
図2及び図3に示されるように、被ガイド部230には、被ガイド部230のY方向における内面232から外面234まで被ガイド部を貫通するようにY方向に沿って延びる保持孔236が形成されており、更に、被ガイド部230の内面232にはカム部238が形成されている。保持孔236には、金属製の棒を折り曲げ加工してなる操作部材500が保持されている。
【0023】
図4に示されるように、操作部材500は、例えば布製の操作部600が取り付けられるコの字状の主部510と、主部510の両端に形成されたカムフォロワ部520と、カムフォロワ部520から外側に向かって延びる被保持部530とを備えており、その端部は後述するようにロック部540として機能する。主部510のX方向における長さは被ガイド部230の内面232間の距離を考慮して定められており、その結果として、カムフォロワ部520は操作部600(主部510)の操作に応じて被ガイド部230のカム部238に押し付けられてカム部238に追従することとなる。また、操作部600(主部510)の非操作状態においては、ロック部540が被ガイド部230の外面234からY方向外側に向けて突出している。即ち、ロック部540は、主部510によって、被ガイド部230の外面234からY方向外側に向けて突出するように付勢されている。被保持部530は、被ガイド部230に形成された保持孔236内において回動可能となるように且つカムフォロワ部520のカム部238上の移動に応じてY方向に移動可能となるように、保持孔236に保持されている。
【0024】
図5に示されるように、レセプタクルコネクタ300は、X方向に沿ってプラグコネクタ200の嵌合部202を受け入れる本体部302と、Z方向に沿って見た場合に本体部302と共に略コの字形状を形成するようにX方向に沿って延びる2つの腕部304とを備えている。詳しくは、本体部302は、Y方向に長手を有しており、その両端には溝部306が形成されている。溝部306は、Z方向に沿って凹んだものであり、X方向に沿って延びている。各腕部304はY方向において本体部302との間に溝部306を挟むようにして設けられている。この溝部306は、後述するように、操作部材500の一部を収容するためのものである。
【0025】
具体的には、本実施の形態によるレセプタクルコネクタ300は、金属製のシェル310と、絶縁性のハウジング320と、金属製のガイド部330とを備えている。本実施の形態によるシェル310は、図6に示されるように、本体部302を構成するシェル主部312とガイド部330とを一体に形成してなるものであり、モールドイン法によってハウジング320形成時にハウジング320に組み込まれるものである。しかしながら、本発明はこれに制限されるものではなく、例えば、シェル主部312とガイド部330とを別体としてもよい。
【0026】
図2及び図3から理解されるように、本実施の形態によるガイド部330は、被ガイド部230の上面230a及び外面234をガイドするものである。ここで、ガイド部330は、図5に示されるように、本体部302よりもX方向に突出した腕部304に設けられており、従って、X方向における長さを長くとることができる。
【0027】
詳しくは、ガイド部330は、図7に示されるように、XY平面と平行な上壁部332と、上壁部332から下側に向かってXZ平面と平行に延びる側壁部334とを備えている。側壁部334には、プラグコネクタ200がレセプタクルコネクタ300に嵌合された際にロック部540が係合するロック孔335が形成されている。なお、本実施の形態においては、腕部304を構成するハウジング320の一部にもロック孔335に対応した孔が形成されており(図1及び図5参照)、ロック部540がロック孔335を通って側壁部334よりも更に外側に突出したとしても腕部304の孔に収容されることができる。
【0028】
図7に示されるように、本実施の形態による側壁部334の前端には、Y方向外側に向かって広がるように曲げ形成された誘導部336が設けられている。この誘導部336は、プラグコネクタ200をレセプタクルコネクタ300に嵌合する際にプラグコネクタ200の被ガイド部230をガイド部330に向けて誘導するためのものである。側壁部334の前端近傍には、レセプタクルコネクタ300の搭載される基板(図示せず)に半田等により接続・固定される被固定部338が形成されており、また、側壁部334の後端近傍には同基板に搭載される被搭載部339が形成されている。このように、本実施の形態によるガイド部330は、基板に固定される被固定部338と一体形成されているので、上方向に向かうような力に対してある程度の強度を有している。
【0029】
上述した構造を備えるコネクタ組立体100においては、X方向に沿って(−X方向に向かって)プラグコネクタ200の嵌合部202をレセプタクルコネクタ300の本体部302に挿入することにより、プラグコネクタ200をレセプタクルコネクタ300に嵌合させる。この際、操作部材500は、図1に示されるようにXY平面に平行となるように倒されている。プラグコネクタ200をレセプタクルコネクタ300から抜去する際には、操作部600をZ方向に引くことにより操作部材500を起こす。この操作により、操作部材500のカムフォロワ部520は被ガイド部230のカム部238に追従することとなり、それによってロック部540はY方向に沿って被ガイド部230の内側に向かって移動し、ロック部540とロック孔335との係合が外れることとなる。更に、操作部材500をプラグコネクタ200の後方に向けて倒しつつ、操作部600を引くと、プラグコネクタ200をレセプタクルコネクタ300から抜き去ることができる。
【0030】
かかるコネクタ組立体100によれば、被固定部338と一体に形成され且つX方向に比較的長く延びるガイド部330にプラグコネクタ200の被ガイド部230をガイドさせていることから、プラグコネクタ200をレセプタクルコネクタ300に嵌合した状態においてプラグコネクタ200の後端に取り付けられたケーブル400が煽られたような場合であってもガイド部330の上壁部332によって被ガイド部230の上方への移動を抑え込むことができるため、プラグコネクタ200がレセプタクルコネクタ300から抜け落ちることを防ぐことができる。
【0031】
加えて、本実施の形態によるコネクタ組立体100では、特許文献1とは異なり、金属製の棒を加工してなる操作部材500の端部を構成するロック部540とガイド部330に形成されたロック孔335とによるロック機構によりプラグコネクタ200のレセプタクルコネクタ300に対する嵌合状態をロックすることとしていることから、プラグコネクタ200の後端側にロック機構用の部位を設ける必要がない。従って、ガイド部330のX方向における長さを大きくとったとしても、プラグコネクタ200のX方向におけるサイズの大型化を抑えることができる。
【0032】
更に、本実施の形態においては、レセプタクルコネクタ300に操作部材500の主部510の一部を収容する溝部306を設けていることから、プラグコネクタ200とレセプタクルコネクタ300との嵌合状態において操作部材500をXY平面と平行になるまで倒すことができ、従って、コネクタ組立体100の低背化を図ることができている。
【符号の説明】
【0033】
100 コネクタ組立体
200 プラグコネクタ
202 嵌合部
210 コンタクト
220 ハウジング
230 被ガイド部
232 内面
234 外面
236 保持孔
238 カム部
300 レセプタクルコネクタ
302 本体部
304 腕部
306 溝部
310 シェル
312 シェル主部
320 ハウジング
330 ガイド部
332 上壁部
334 側壁部
335 ロック孔
336 誘導部
338 被固定部
339 被搭載部
400 ケーブル
500 操作部材
510 主部
520 カムフォロワ部
530 被保持部
540 ロック部
600 操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に搭載されるレセプタクルコネクタと、前記基板と平行な面内において前記レセプタクルコネクタと嵌合・抜去可能なプラグコネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
前記レセプタクルコネクタは、プラグコネクタの嵌合・抜去をガイドするガイド部と、前記基板に固定される被固定部であって前記ガイド部のそれぞれと一体に形成された被固定部とを備えており、
前記プラグコネクタは、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を備えている
コネクタ組立体。
【請求項2】
請求項1記載のコネクタ組立体において、
前記ガイド部は、前記レセプタクルコネクタが前記基板に搭載された際に前記基板と平行となる上壁部と、該上壁部から下側に向かって延びる側壁部とを少なくとも備えている、コネクタ組立体。
【請求項3】
請求項2記載のコネクタ組立体において、
前記側壁部の前端には、前記プラグコネクタを前記レセプタクルコネクタに嵌合する際に前記被ガイド部を前記ガイド部に向けて誘導する誘導部が形成されている
コネクタ組立体。
【請求項4】
請求項2又は請求項3記載のコネクタ組立体において、
前記プラグコネクタは、嵌合部を有しており、
前記レセプタクルコネクタは、第1方向に沿って前記プラグコネクタの前記嵌合部を受け入れる本体部であって前記第1方向と直交する第2方向を長手方向とする本体部と、前記本体部と共に略コの字形状を形成するように前記第1方向に沿って延びる2つの腕部とを備えており、
前記ガイド部は、前記腕部に設けられている
コネクタ組立体。
【請求項5】
請求項4記載のコネクタ組立体において、
ロック部を有する操作部材を更に備えており、
前記操作部材は、該操作部材の操作に応じて前記ロック部が移動可能となるように、前記被ガイド部に保持されており、
前記ガイド部には前記ロック部が係合しうるロック孔が形成されている
コネクタ組立体。
【請求項6】
請求項5記載のコネクタ組立体において、
前記被ガイド部は、上面を有すると共に前記第2方向において内面及び外面を有しており、
前記被ガイド部には、前記第2方向に沿って前記内面から前記外面まで貫通する保持孔が形成されており、
前記被ガイド部の前記内面には、カム部が形成されており、
前記操作部材は、主部と、該主部の操作に応じて前記カム部に押し付けられるカムフォロワ部と、該カムフォロワ部から延びる被保持部とを備えており、
前記被保持部の端部は前記ロック部として機能するものであり、
前記被保持部は、該カムフォロワ部の前記カム部上の移動に応じて前記第2方向に沿って移動可能となるように且つ前記保持孔内において回動可能となるように前記被ガイド部に保持されており、
前記ロック部は、前記主部によって、前記被ガイド部の前記外面から突出するように付勢されており、
前記ガイド部は、前記被ガイド部の前記上面及び前記外面をガイドするものであり、
前記ロック孔は、前記プラグコネクタが前記レセプタクルコネクタに嵌合した際に前記ロック部を受入可能となるように、前記側壁部に形成されている、
コネクタ組立体。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコネクタ組立体において、
前記レセプタクルコネクタは、金属製のシェルを備えており、
前記ガイド部は、前記シェルと一体に形成されている
コネクタ組立体。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコネクタ組立体に用いられるプラグコネクタ。
【請求項9】
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコネクタ組立体に用いられるレセプタクルコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−170843(P2010−170843A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−12408(P2009−12408)
【出願日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(000231073)日本航空電子工業株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】