説明

コンクリート接着性エポキシ樹脂組成物

【解決手段】エポキシ樹脂と硬化剤としてイソホロンジアミンと第3級アミン硬化促進剤を配合されるコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物とすること、イソホロンジアミンがエポキシ樹脂に対して7重量%〜16重量%配合され、或いはビスフェノール型エポキシ樹脂に対して当量比で0.4〜1.0配合されること。
【効果】橋梁等の補強で、鋼床版とコンクリートを一体化する目的の組成物であり、鉄、鋼とコンクリートとを一体化した硬化物は98℃熱水浸漬72時間で界面剥離がなく、コンクリート材破となり、長期の信頼性が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼床版に塗布され、コンクリート打設に使用される接着組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
構造物の強度を合理的に確保する方法として、鋼材とコンクリートを一体化し、それぞれの特徴・短所を補完し合う用法が多く用いられている。この一例として、橋梁等の補強として、既設の舗装を除去し、鋼床版をショットブラスト処理してエポキシ系接着剤でファイバースチールコンクリートを打継接着して一体化するまたは、ファイバースチールコンクリート中に鉄筋や炭素繊維ロッドをいれることがあり、エポキシ系接着剤を用いることがある。
【0003】
コンクリート構造物の補修補強に用いるエポキシ樹脂接着剤であって、エポキシ樹脂化合物からなる主剤と、前記エポキシ樹脂化合物を硬化させる硬化剤とからなり、前記主剤または前記硬化剤の少なくとも一方に微粉球状アッシュを含有させた構成としているものが、貯蔵性、作業性に優れ、コンクリート構造物の修復に使用できる十分な強度と耐久性を持ち、有害成分が溶出しにくいエポキシ樹脂接着剤であることが開示されている。(特許文献1)
【0004】
重量平均分子量が1,000以上の水溶性アニオン性樹脂、数平均分子量が600以上、5,000,000以下のカチオン性樹脂、および、多価金属化合物が組み合わされてなる常温硬化性水系接着用樹脂組成物で可使時間が長く、耐水性さらには耐熱水性にも優れ、かつ密着性にも優れることが開示されている。(特許文献2)
【0005】
(A)芳香族ビニル化合物を主体とするブロックと共役ジエン化合物を主体とするブロックからなるブロック共重合体の共役ジエン化合物由来の不飽和二重結合を部分的にエポキシ化したエポキシ化ジエン系ブロック共重合体10乃至90重量%、(B)アスファルト90乃至10重量%(但し、(A)と(B)の合計は100重量%)、(C)エポキシ系樹脂の硬化剤からなる硬化性組成物およびその硬化物が可撓性、耐摩耗性、耐油性、耐水性および防水性を具備し、保護被覆物として有用となることが開示されている。(特許文献3)
【0006】
模擬鋼床版上に樹脂系接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、試験体を成形する枠体を該接着剤上に配置する枠体配置工程と、少なくとも該枠体内に試験体となるコンクリートを詰め込むコンクリート打込み工程と、試験すべき所定材齢の経過前に付着試験装置と協働する端板を試験体の上面に接着する試験端板接着工程と、該所定材齢経過後かつ該支持部材除去工程後に、該端板に付着試験装置を取り付け、付着強度試験を行う試験工程とを含む鋼床版とコンクリートとの付着強度を測定する付着試験方法及びそれに用いる付着試験用用具がコアボーリングによるコンクリート組織の損傷による測定値の信頼性の低下、鋼床版・コアビットの損傷、試験体の廃棄に伴う環境負荷の問題などを解消し、精度を著しく損ねることがないことが開示されている。(特許文献4)
【0007】
二官能エポキシ樹脂と三官能エポキシ樹脂とからなり、前記三官能エポキシ樹脂を30質量%以上含む、常温で液状のエポキシ樹脂を含有する主剤と、脂肪族アミン化合物および/または脂環式アミン化合物と、ジシアンジアミドと、イミダゾール化合物とを含有する硬化剤とからなる二液型常温硬化性エポキシ樹脂組成物が常温で優れた接着性を発揮し、高温下でも接着性を維持でき、特に金属に対する接着性に優れることが開示されている。(特許文献5)
【0008】
エポキシ樹脂からなる、室温で液状の主剤と、エポキシ樹脂を硬化させうる成分からなる、室温で液状の硬化剤から構成され、主剤および硬化剤のいずれにも粒子状揺変性付与剤を配合して二液型エポキシ樹脂接着剤、およびそれを用いたコンクリート構造体の補修・補強方法で、主剤と硬化剤を混合することにより増粘して適度な粘度と揺変性を持ち、塗布時の樹脂の垂れ落ちが極めて少ないことが開示されている。(特許文献6)
【0009】
橋梁等の補強、鋼床版とコンクリートとの一体化の信頼性において、エポキシ組成物が工程上の諸要因の吸収に至らず。はば広い環境において適応できる鋼床版用のエポキシ接着剤の開発が望まれていた。すなわち、組成物としては一般の固体と固体の接着ではなく、鋼鉄に接着組成物を塗り、所定時間後にコンクリートを流し、コンクリートの水和を阻害せず、また接着組成物が硬化阻害を受けないことか必須であり、前記所定時間が実用的なものが望まれていた。
【特許文献1】特開2005−239788号公報
【特許文献2】特開2002−322458号公報
【特許文献3】特開平10−139983号公報
【特許文献4】特開2006−329974号公報
【特許文献5】特開2006−143759号公報
【特許文献6】特開平11−20063号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
解決しようとする課題は、鋼床版とコンクリートの打ち継ぎにおいて高い耐久信頼が得られる鋼床版打ち継ぎ用接着性組成物の提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1の発明は鋼床版に塗布され、コンクリート打設に使用される接着性組成物であり、エポキシ樹脂と硬化剤としてイソホロンジアミンと第3級アミン硬化促進剤を配合されることを特徴とするコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物で、鋼床版とコンクリートを一体とし、信頼性の高いものとなる。
【0012】
請求項2の発明は98℃熱水浸漬3日後引張試験の破壊状態がコンクリート材破であることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物で鋼床版とコンクリートを一体化し、設備補強の長期信頼性を担保できる。
【0013】
請求項3の発明は請求項1に記載のイソホロンジアミンがエポキシ樹脂に対して7重量%〜16重量%配合されることを特徴とする請求項1乃至2いずれか記載のコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物で、鋼床版とコンクリートを一体化し、設備補強の長期信頼性を担保できる。
【0014】
請求項4の発明は請求項1に記載のイソホロンジアミンがエポキシ樹脂中のビスフェノールケトン型或いはビスフェノールアルデヒド型エポキシ樹脂に対して当量比で0.4〜1.0配合されることを特徴とする請求項1乃至2いずれか記載のコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物で、床版とコンクリートを一体化し、設備補強の長期信頼性を担保できる。
【発明の効果】
【0015】
本発明のコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物は鋼材とコンクリートを一体化し、鋼床版による補強で、構造体の長期信頼性を担保する試験98℃熱水浸漬3日後引張試験の破壊状態がコンクリート材破となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明は橋梁等の鋼床版とコンクリートを一体化し、構造体として強度を得るため、また、既設の構造部を補強するために、鋼床版とコンクリートを一体化し補強するためのエポキシ樹脂組成物を耐久性・高信頼性とするため、本発明に至った。
【0017】
エポキシ樹脂
作業時に液状のエポキシ樹脂であればよく、単独或いは複数を混合し作業適性に適う配合とする。
エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂化合物、ビスフェノールF型エポキシ樹脂化合物、ビスフェノールS型エポキシ樹脂化合物、ビフェニル型エポキシ樹脂化合物、ナフタレン型エポキシ樹脂化合物、ノボラック型エポキシ樹脂化合物、ジグリシジルレゾルシノール、テトラキス(グリシジルオキシフェニル)エタン、トリス(グリシジルオキシフェニル)メタンのようなグリシジルエーテル型エポキシ樹脂化合物、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリシジルアミノフェノール、トリグリシジルアミノクレゾール、テトラグリシジルキシレンジアミンのようなグリシジルアミン型エポキシ樹脂化合物、ビニルシクロヘキセンジエポキシドなどの脂環式エポキシ樹脂化合物が挙げられる。また、これらに1官能以上の反応性希釈剤を組み合わせて使うこともできる。エポキシ樹脂主材組成物としてはビスフェノールA型エポキシ樹脂化合物或いは、ビスフェノールF型エポキシ樹脂化合物が適し、エポキシ樹脂中の60重量%以上配合することが好ましい。
【0018】
エポキシ樹脂硬化剤
硬化剤はアミン化合物を適宜使用できる。脂肪族アミン、芳香族アミン等を使用できるが、エポキシ樹脂に対して7重量%〜16重量%のイソホロンジアミンが配合されるのが、好ましく、また、ビスフェノールA型エポキシ樹脂化合物、ビスフェノールF型エポキシ樹脂等のビスフェノールケトン型或いはビスフェノールアルデヒド型エポキシ樹脂に対して当量比で0.4〜1.0のイソホロンジアミンを配合することがさらに好ましい。なお、ここで当量比=(イソホロンの配合重量/42.6)/(ビスフェノール型エポキシの配合重量/エポキシ当量)である。また、第3級アミン硬化促進剤が配合される。これにより、鋼床版とコンクリートの接着組成物として98℃熱水浸漬72時間処理後の好ましい接着状態が得られ、十分な耐久信頼性が得られる。第3級アミン硬化促進剤としては2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、3−(ジメチルアミノメチル)フェノール、ベンジルジメチルアミン、N,N-ジメチルピペラジン、トリエチレンジアミンなどが上げられ、中でも 2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノールが硬化促進作用が高く、可使時間が長く、イソホロンジアミンとの組み合わせで優れている。市販製品として K−54(エアプロダクト、商品名)、DMP−30(ローム・アンド・ハース社 、商品名)等がある。その他の硬化配合物としてはメタキシレンジアミン硬化剤、フェノール系促進剤が、硬化速度をあげるため或いは硬化条件の緩和に有益に使用することができる。
【0019】
その他配合物
前記以外の配合物として、接着組成物の物性向上と作業性調整等に、粘度調整、揺変性付与に充填剤を使用することができる。重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、タルク、酸化チタン、珪酸アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、カーボンブラック、微粉末チタン、シリカ微粉末、硅砂などがあげられる。また、前記充填剤による性能低下をさけ、向上させるため、エポキシシランカップリング剤、アミノシランカップリング剤が使用できる。これらは使用形態により、適宜選択する。例えば、2液の組成物形態とする場合、主材としてエポキシ樹脂と揺変性付与にシリカ微粉、補強充填に炭酸カルシウム粉を配合した場合、エポキシシランカップリングが好ましい。これには2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等があげられる。その他、一般に用いられている消泡剤、接着助剤、老化防止剤、安定剤などの添加剤を必要に応じて使用することができる。
【0020】
接着性組成物適性
本発明の組成物はコンクリートと一体化し、強度発現のため、水和阻害適性すなわち表2に示す配合のモルタルに接着組成物をコンクリートに対して5重量%添加して圧縮強度、割裂引張強度が無添加のモルタルに比べて劣らないか、エポキシ樹脂或いはこの硬化剤については単独添加で無添加に対して50%以上が発現することが好ましい。これはコンクリートの水和阻害を排除するための試験であり、実際の組成物の硬化性とその施工条件で強度発現すれば適応することができる。
【0021】
エポキシ主材配合例
jER828(ジャパン エポキシ レジン(株)、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂、エポキシ当量190)210重量部、EPU−17T−6((株)ADEKA、商品名、ウレタン変性エポキシ樹脂、エポキシ当量300)30重量部、ホワイトンSB(白石カルシウム(株)、商品名、重質炭酸カルシウム)185重量部、アエロジルRY200S(日本アエロジル(株)、商品名、疎水性超微粒子シリカ)12重量部、KBM403(信越化学(株)、商品名、シランカップリング剤)を3重量部、クリシロールED−503((株)ADEKA、商品名、1,6―ヘキサンジオールジグリシジルエーテル)60重量部を配合し、エポキシ主材配合とした。なお、このエポキシ主材は上記、コンクリートの硬化阻害は無い。
【実施例1】
【0022】
硬化剤:アデカハードナーEH−4198−4B((株)ADEKA、商品名、変性脂肪族ポリアミン)45重量部、イソホロンジアミン(BASF社)45重量部、アンカミンK−54(エアープロダクツジャパン(株)、トリスジメチルアミノメチルフェノール)10重量部を配合し、エポキシ主材配合例と混合し実施例1とした。
【実施例2】
【0023】
実施例1のイソホロンジアミン22.5重量部とし、メタキシリレンジアミン(三菱ガス化学(株))18重量部を追加配合した以外同じく行い実施例2とした。
【実施例3】
【0024】
実施例1のアデカハードナーEH−4198−4BをEH−461((株)ADEKA、商品名、変性脂肪族ポリアミン)に変えた以外同じく行い実施例3とした。
【実施例4】
【0025】
実施例3のイソホロンジアミン22.5重量部とし、メタキシリレンジアミン18重量部を追加配合した以外同じく行い実施例4とした。
【0026】
比較例1
実施例1のイソホロンジアミンを無配合とし、メタキシリレンジアミンを36重量部とした以外同じく行い比較例1とした。
【0027】
比較例2
実施例2のK−54を無配合とした以外同じく行い比較例2とした。
【0028】
比較例3
実施例4のイソホロンジアミンを無配合とし、メタキシリレンジアミンを36重量部とした以外同じく行い比較例3とした。
【0029】
比較例4
実施例4のK−54を無配合とした以外同じく行い比較例4とした。
【0030】
比較例5
実施例1のアデカハードナーEH−4198−4Bをダイトクラール9430E(大都産業(株)、変性脂肪族ポリアミン、キシリレンジアミン・アルキルフェノール・ホルムアルデヒド重縮合物他)に変えた以外同じく行い比較例5とした。
【0031】
比較例6
比較例3のアデカハードナーEH−4198−4Bをダイトクラール9430Eに変えた以外同じく行い比較例6とした。
【0032】
比較例7
実施例2のアデカハードナーEH−4198−4Bをダイトクラール9430Eに変えた以外同じく行い比較例7とした。
【0033】
比較例8
比較例7のK−54を無配合とした以外同じく行い比較例8とした。
【0034】
【表1】

【0035】
耐98℃熱水浸漬性72時間:下記試験方法で、100%材料破壊となるものを○、それ以外を×とした。
コンクリート水和阻害:実施例・比較例の組成物を上記接着組成物適性に記載の通りに行い、強度が維持できるものを○、それ以外を×とした。
要温度履歴:23℃の温度で、樹脂の強靱さが得られるものを○、*1は50℃24時間の温度履歴を要するもの。
IPDA(イソホロンジアミン)配合比:対エポキシ樹脂はエポキシ樹脂に対する重量%、対BPEはビスフェノール型エポキシ樹脂のエポキシ当量とイソホロンジアミンの活性水素当量比=(イソホロンジアミン配合重量/42.6)/(ビスフェノール型エポキシ樹脂の配合重量/エポキシ当量)
【0036】
試験方法
ショットブラストをした鉄板(40×40mm)に実施例・比較例のエポキシ組成物1.5kg/mを塗布し、30分後に50mm厚となるようにコンクリートを注型した。なおコンクリートは表2モルタル100重量部に最大寸法20mmの粗骨材75重量部混合したものを用いた。その後23℃で6日間硬化養生後に98℃熱水に72時間浸漬処理し、水に浸漬して23℃にして、取り出し、クロスヘッド速度3mm/分で引張試験をした。なお、表中*1は硬化促進のため、50℃、24時間処理を行った。
【0037】
【表2】

【0038】
表2においてポゾリス78SはBASFポゾリス株式会社、商品名、変性リグニンスルホン酸化合物AE減水剤、マイクロエア101はBASFポゾリス株式会社、商品名、アルキルエーテル系陰イオン界面活性剤AE減水剤である。
【0039】
水和阻害適性試験方法:
上記表2配合のモルタルに接着組成物或いは配合物をモルタルに対して5重量%を混合し、JIS A1108(コンクリートの圧縮強度試験方法)、JIS A1113(コンクリートの割裂引張試験方法)JIS A1132(コンクリート強度試験用供試体の作り方)に準じて作製し、23℃7日間養生し、クロスヘッドスピードで1mm/分で測定し、前記JISに準じて各強度を求める。また無添加のモルタルの強度で混合物のものの強度を除して適性の判断とする。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明の組成物は鋼床版とコンクリートとの接合に適し、金属に塗布し、コンクリート或いはモルタルを流し込み金属との一体化する用途に適し、屋外の履歴信頼性或いは熱水履歴に耐えうる用途に展開可能性が高い。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼床版に塗布され、コンクリート打設に使用される接着性組成物であり、エポキシ樹脂と硬化剤としてイソホロンジアミンと第3級アミン硬化促進剤を配合されることを特徴とするコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物。
【請求項2】
98℃熱水浸漬3日後引張試験の破壊状態がコンクリート材破であることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物。
【請求項3】
請求項1に記載のイソホロンジアミンがエポキシ樹脂に対して7重量%〜16重量%配合されることを特徴とする請求項1乃至2いずれか記載のコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1に記載のイソホロンジアミンがエポキシ樹脂中のビスフェノールケトン型或いはビスフェノールアルデヒド型エポキシ樹脂に対して当量比で0.4〜1.0配合されることを特徴とする請求項1乃至2いずれか記載のコンクリート接着性エポキシ樹脂組成物。

【公開番号】特開2010−59257(P2010−59257A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−224267(P2008−224267)
【出願日】平成20年9月2日(2008.9.2)
【出願人】(000100698)アイカ工業株式会社 (566)
【Fターム(参考)】