説明

コンテキスト・ベースのコンタクト先の組との通信セッションをグラフィカリーに管理するシステムと方法。

【課題】GUIに表れた通信セッションに関連するコンタクト・マネージャを表示する。
【解決手段】 本発明の方法は、(A)コンテキストにより、通信セッションに関連するユーザに関連するコンタクト先をグループ分けするステップと、前記通信セッションは、前記通信セッションを表すグラフィカル要素の組として表示され、前記通信セッションは、現在の通信セッションと提案された通信セッションの内の一方であり、(B)前記グラフィカル・ユーザ・インターフェース上に、前記のグループ分けされたコンタクト先の少なくとも一部の表示を提示するステップと、(C)前記グループ分けされたコンタクト先の一つのコンタクト先に関連するユーザ入力と、前記通信セッションを受領するステップと、(D)前記通信セッションを、前記ユーザ入力と前記一つのコンタクト先に基づいて、操作するステップとを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信に関し、特にグラフィカル・ユーザ・インターフェース(graphical user interface)を介して、通信セッションを管理する際に使用するように、コンタクト先のコンテキスト・ベースの組をグラフィカリーに表示するシステムと方法に関する。通信セッションには、様々なモード(例、電話の呼びのセッション、マルチメディア通信セッション、インスタントメッセージ・セッション、eメール・セッション、テレビ会議・セッション等)が有る。
【背景技術】
【0002】
タッチトーン電話は、何年にも亘って機能ボタンやメニューを追加することにより補強され続けてきた。これ等の機能へのインターフェースは、単純なボタンから階層型のメニューに展開してきた。このような階層型のメニューは、トラックボール、ポインター等により駆動される。機能の数が増えるに従って、インターフェースは、より多くのボタン、シーケンス、或いはボタンの組合せを追加している。このようなフューチャ(機能特徴)が増えることにより、様々なレベルで複雑な大量のインターフェースが必要となる。時にユーザは、キーの機能をルートで覚えさせることに頼っているが、この方法は、必ずしも実際的ではなく又望ましいことではない。近年、タッチ型ディスプレイを具備するスマートフォンが、同様な機能の提供を開始している。しかしこのようなタッチ型のディスプレイは、ディスプレイの上であっても、機能ボタンやメニューを再度増やしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
更にユーザは、他の通信形態に移行しつつある。例えばテキストメッセージ、インスタントメッセージ、eメール、チャットセッション、電話会議(video conferencing)等である。これ等の通信モードを、従来の電話機に組み込むことは、複雑さや難しさが何倍にもなる。現在必要なものは、より直感的な通信管理インターフェースである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、従来の問題点を解決し、通信セッションを管理する際使用するために、コンテキストベースのコンタクト先の組を含める通信セッションの管理を改善する。特願2010−074236は、様々なユーザとの通信セッションを設定し、通信セッションからユーザを外すグラフィカル・インターフェースを開示する。同出願は、通信セッションを管理する際、コンテキストベースのコンタクト先の表示された組を表示する。コンテキストは、従業員、家族関係、友人、プロジェクト、趣味や他の興味のある分野によるグループ分けを含み、分離や信頼の程度をグラフィカリーに表示する。例えば信頼できない友人を外すことである。
本発明は、特定の通信セッション又は通信セッションのグループの構造を表すグラフィカリーに接続された要素の組を、グラフィカル・ユーザ・インターフェースに表示するシステムと方法と、これらのソフトウエアを記憶する書き換え可能でコンピュータで読み取り可能な媒体(以下単に記憶媒体と称する)を開示する。コンタクト先の組は、コンテキストに基づいてグループ分けされる。コンテキストの一例は、現在の通信システムの他のメンバーとのなんらかな形で関連している先週接触した個人のグループを含む。
グラフィカル・ユーザ・インターフェース上に、コンタクト先のコンテキストベースの組を提示することにより、本発明のシステムは、コンタクト先に関連するユーザ入力と通信セッションを受領し、その入力に関連するアクションをとる。このアクションには、人を通信セッションに参加させること、IMメッセージをコンタクト先に送付すること等である。コンタクト先の組は、コンタクトマネージャにより管理されている。コンタクトマネージャは、ハードウエアとソフトエウア・プログラミングを組み合わせ、ユーザの為に、様々なコンタクト先に関するデータを集め、通信セッションの一部として、コンタクト先を分類し、提示する。
以下の説明においては、図1に、本発明が適用されるシステムとコンピュータ装置を開示し、図2以降で本発明のグラフィカル・ユーザ・インターフェースを説明をする。
【0005】
図2A−2Dで、通信セッションを示す。通信セッションにより、システムは、インターフェースを介して、ユーザ入力(マルチモードのユーザ入力を含む)を受領し、通信セッションを管理する。例えば、通信セッション上の(にいる)ユーザは、入力をドラッグしドロップするか、或いは入力(マウス)を動かして、コンテキストベースのコンタクト・リストからある人を選択して、その人を通信セッションに追加できる。システムは、この入力を受領すると、自動的にそのコンタクト先の電話番号にダイヤルし、彼らを通信セッションに追加する。ユーザを呼びから外すには、ユーザを表す接続された要素を、ゴミ箱に入れるか、或いはユーザを通信セッションから削除することを表すアイコンをドラッグするかにより、行う。
【0006】
通信セッションは、通信のモードの種類を問わない。グラフィカル・インターフェース上に表示された通信セッション内の接続されたユーザの表示は、発呼者/被呼者、インスタントメッセージ・ユーザ、eメール・ユーザ、テレビ会議を通して繋がれたユーザ、web会議のユーザ等を表す。例えば、図2Aに示した例においては、ユーザは、コンタクト先を選択し、ユーザと同一タイプのユーザ入力を使用し(ドラッグアンドドロップ、フリッキング、ジェスチャ等を用いて)、その人とあらゆる種類の通信モードを開始することができる。しかしユーザは、様々な入力モードに対する様々な入力機構を知る必要はない。
【0007】
通信セッションの参加者に接続したグラフィカル要素の表示と、グラフィカル要素が如何に接続されるか、ユーザがグラフィカル要素と如何に相互作用するかは、全て通信セッションのニーズと現在の能動的コンテキストによって、変わる。例えば通信セッションの参加者に関連するグラフィカル要素は、テキスト、タイトル、ポジション、或いは各ユーザに関するデータを含む。このグラフィカル要素は、ユーザ間の接続表示、接続の種類(電話、画像、webカンファレンス等)、接続の質(ローバンドとハイバンド)、参加者が最初のユーザに対する階層的関係(友達か、同僚か、知人か、未知のユーザか等)、接続の状態(有効か、無効か、ホールド状態か等)を表す。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】システムの実施例を表す図。
【図2A】通信セッションを有さない最初のビューを表す図。
【図2B】来入した通信セッションのビューを表す図。
【図2C】来入した通信セッションを受け入れた後の最初のビューを表す図。
【図2D】第三当事者を追加した後の通信セッションのビューを表す図。
【図3】通信セッションのネットワーク・ビューを表す図。
【図4】通信セッションの第2のビューを表す図。
【図5】同時に存在する他の通信セッションを有する通信セッションの第3のビューを表す図。
【図6】コンテキストによりソートされたコンタクト先の表示を表す図。
【図7A】コンタクト先を既存の通信セッションに挿入する挿入アクションを表す図。
【図7B】コンタクト先の挿入後に通信セッションを表す図。
【図8】本発明の方法を表すフローチャート図。
【図9】本発明の方法を表すフローチャート図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1において、システム100は、プロセッサ120と、システム・バス110とを有する。プロセッサ120は、様々なシステム構成要素である。システム・バス110は、メモリ130とROM140とRAM150をプロセッサ120に接続する。システム100はキャッシュ122を有する。キャッシュ122は、高速メモリで、プロセッサ120に直接接続されるか、近くに配置されるか、或いはその一部として一体に形成される。システム100は、メモリ130又は記憶装置160からのデータを、キャッシュ122に一時的にコピーして、プロセッサ120が迅速にアクセスできるようにしている。かくして、キャッシュ122は、プロセッサがデータを取り出すのを待つことにより、プロセッサ120の処理が遅延するのを回避し、性能を向上させる。これ等のモジュールは、プロセッサ120を制御して様々なアクションを実行する。他のメモリ130も同様に使用可能である。メモリ130は、様々な性能特徴を有する複数の種類のメモリを含む。このシステムは、複数のプロセッサ120を有するシステム100上で動作するか、それ等をネットワークで繋いだグループで動作するか、或いはクラスタ上で動作して、より大きな処理能力を与えるようにしている。プロセッサ120は、汎用プロセッサと、ハードウエアのモジュール或いはソフトウエアのモジュールを含む。例えば、第1モジュール162、第2モジュール164、第3モジュール166で構成され、これ等は記憶装置160内に配置され、プロセッサ120と特定目的のプロセッサとを制御する。この特定目的プロセッサでは、ソフトウエアのインストラクションが、実際のプロセッサのデザイン(ハードウエア)に組み込まれている。プロセッサ120は、自己保有型のコンピュータシステムであり、複数のコア又はプロセッサと、バスと、メモリコントローラと、キャッシュ等を含む。マルチコアプロセッサは、対称或いは非対称性の何れでもよい。
【0010】
システム・バス110は、あらゆるタイプのバス構造体を含み、例えば、メモリバス、メモリコントローラ、周辺バス、ローカルバスであり、あらゆるバス構造を利用したものを含む。ROM140内に記憶されるベーシックな入力/出力(basic input/outout:BIOS)は、ベーシックなルーチンを与える。このベーシックなルーチンは、システム100内の構成要素の間の情報の伝送を助ける、例えばスタートアップ時の情報の伝送を助ける。システム100は記憶装置160を含む。この記憶装置160は、例えばハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、光学ディスクドライブ、テープドライブ等である。記憶装置160は、ソフトウエアモジュール162,164,166を有し、プロセッサ120を制御する。また他のハードウエアモジュール又はソフトウエアモジュールを組み込み可能である。記憶装置160は、システム・バス110にドライブインターフェースで接続される。このドライブインターフェースとそれに関連するコンピュータに読込可能な記憶媒体は、コンピュータで読込可能なインストラクション(データ構造)、プログラムモジュール、或いはシステム100用の他のデータの非揮発性の記憶媒体を提供する。一態様によれば、特定の機能を実行するハードウエアモジュールは、ソフトウエアコンポーネントを含む。このソフトウエアコンポーネントは、機能を実行するために必要なハードウエア(プロセッサ120,システム・バス110,出力装置170)と接続された書き換え不可能なコンピュータ読込媒体内に記憶される。これ等のベーシックな構成要素は当業者には公知である。システム100は、小型コンピュータ、携帯用コンピュータ、デスクトップコンピュータ、コンピュータサーバー等でもよい。
【0011】
本発明の一実施例では、記憶装置160はハードディスクであるが、他のあらゆる種類の記憶媒体も当業者は容易に想到できる。例えば磁気カッセト、フラッシュメモリカード、DVD、カートリッジ、RAM150、ROM140、或いはビットストリームを含むケーブル或いは無線信号も、本発明で用いることができる。書き換え不可能なコンピュータで読込媒体は、エネルギー、キャリア信号、電磁波、信号そのもののような媒体を含まない。
【0012】
システム100とユーザの間の双方向動作を可能とするために、入力装置190は、あらゆる数の種類の入力機構、例えば、マイクロフォン、タッチセンサ、グラフィカル入力、キーボード、マウス、モーション入力、音声認識装置等である。出力装置170は、当業者に公知の複数の出力機構の内の1つである。出力装置170が、グラフィカルディスプレイを有し、タッチ入力を受領することができる場合には、入力装置190と出力装置170は、同一の要素或いはディスプレイである。一実施例においては、マルチモードのシステムにより、ユーザは、システム100と通信するために複数の入力を提供できる。通信インターフェース180は、ユーザ入力とシステム出力を管理する。本発明は、特定のハードウエア要素上で動作することに限定されず、基本的な機能は、改良されたハードウエア或いはファームウエアで置換できる。
【0013】
図示したシステムの実施例は、個別の機能ブロックとして示されている。例えば、プロセッサ120として示されている。これ等のブロックの有する機能は、共有ハードウエア、専用ハードウエア、ソフトウエアを実行できるハードウエア、汎用コンピュータ上で実行されるソフトウエアと等価で機能する専用のハードウエア(例、プロセッサ120)で実行できる。例えば、図1のプロセッサの機能は、1つの共有プロセッサ或いは複数のプロセッサで提供できる。本明細書において、プロセッサとは、ソフトウエアを実行できるハードウエアに限定されるものではない。ここに示した実施例は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、DSP、ハードウエア、ROM140、上記した操作を実行するソフトウエアを記憶するROM140と、結果を記憶するRAM150とを有する。これらは、VLSIハードウエアと汎用のDSPと組み合わせたカスタムVLSI回路でもよい。
【0014】
本発明の様々な実施例の論理動作は、
(1)汎用コンピュータ内のプログラム可能な回路内で実行される、ステップ操作、手順のシーケンスとして、
(2)専用使用のプログラム可能な回路内で実行される、ステップ操作、手順のシーケンスとして、
(3)プログラム可能回路内に組み込まれたマシンモジュール或いはプログラムエンジンとして
実行される。
図1のシステム100は、本発明の方法の全て或いは一部は、本発明の記憶媒体内のインストラクションに応じて実行する。このような論理動作は、プロセッサ120を制御するため、モジュールのプログラムに合わせて特定の機能を実行するモジュールとして実現される。例えば図1では、3個のモジュール即ち第1モジュール162と第2モジュール164と第3モジュール166が、プロセッサ120を制御するよう構築されたモジュールとして示されている。これ等のモジュールは、記憶装置160内に記憶されRAM150、ルーチンではメモリ130にロードされ、或いはコンピュータで読込可能なメモリ内に記憶される。
【0015】
次に図2A−2Dに、通信セッションを管理するグラフィカル・ユーザ・インターフェースについて説明する。図1に示したシステム100は、グラフィカル・ユーザ・インターフェース200を示し、入力を受領して通信セッションを管理する。本発明の一態様によれば、システム100は、通信機器(電話、インスタントメッセンジャー、パソコン、携帯コンピュータ、eメール装置)と相互作用をして、通信セッションを管理する。更にユーザは、コンピュータと通信できるデスクトップ型の電話機を有してもよい。このコンピュータ装置は、電話機とインターフェースして、図2A−2Dに示すようなディスプレイを表示して電話機を用いて通信セッションを管理する。
【0016】
図2Aにおいて、ディスプレイにあるグラフィカル・ユーザ・インターフェース200は、一連のアイコン208,210,212,214,216,220とコンタクト・リスト218とを有し、通信セッションを開始したり、来入する通信セッションと相互作用をする。図2A−2Dは、通信セッションの管理を表し、例えば通信セッションの設定、通信セッションの終了、参加者の通信セッションへの追加、参加者の通信セッションからの削除を示す。
【0017】
図2Aのコンテキストから、ユーザは、コンタクトすべき人を特定して、その人に接触し、同一のモードを用いてあらゆる種類の通信を開始するか、或いは別の種類の通信を開始する。システムはこの点に対しあらゆる種類を受け入れ可能である。ドラッグアンドドロップ、ジェスチャー、タッピング、或いはあらゆる入力モードを用いて、電話の呼びセッション、電話会議セッション、IMセッション、eメールセッション等を開始し、それを確立することができる。様々な入力の実施例が、ユーティリティアイコン208,210,212,214,216,220に関連して記載されるが、あらゆる種類の入力モードが、使用する為に利用可能である。
【0018】
図2Bにおいて、来入した通信セッション201は、あらゆる種類のセッションが可能である。例えば来入した電話の呼び、来入したインスタントメッセージ、来入したテキストメッセージ、webカンファランスに対するリクエスト、或いは来入したビデオカンファランスが可能である。来入した通信セッション201は、リクエストを発したKarlを表すアイコン206を示す。Karl206は、サブパート(例、名前/肩書きビデオ・アイコン206aと通信携帯アイコン206b)を含む。ユーザは、通信セッション201と相互作用をするが、これは例えばモダリティ(通信モード、通信形態)アイコンをクリックし、それを通信セッション201内にドラッグすることにより行う。これによりKarl206からのテレビ会議リクエストを受け入れる。この実施例においては、ユーザは、電話形態の208用のアイコンをクリックしドラッグ(205)する。ユーザは別のアイコンを選択できる。ユーザは、他のタイプの入力を与えて、通信セッションと相互作用することができる。例えばアイコンを、タッチスクリーン又はスティラスを介してタッピングする、フリッキングジェスチャ、マウスクリック/ムーブメント、音声入力、キーボード入力、タッチスクリーン上のスワイプ、或いはタッチレスのジェスチャ、或いは適宜のユーザ入力の組合せで用いて、入力を提供できる。タッチスクリーンの場合には、様々なタッチ時間とその圧力で、様々なアクションを行うことができる。ユーザ入力は、マウスムーブメント、クリック、右側クリック、ダブルクリック、ドラッギング、フリッキング、フーバリング、ジェスチャ等を含む。この装置は、振ったり傾けたりして、加速度入力を受け入れることもできる、或いはある動作を表す位置/方向入力も可能である。ユーティリティアイコンを他のエンティティと接続して機能を実行するようなアクション、例えばイグノア(無視)、メッセージの送信、来入する呼びの受領、通信セッションの開始、人を通信セッションから排除したりすることを含む。以下、Karlアイコン206とKarl206とは同意である。
【0019】
図2Bは来入した通信セッション201を示す。、ユーザは、通信セッションを、あらゆる方法で開始することができる。例えばユーザは、コンタクト・リスト218からコンタクト先を、通信モダリティのアイコン208,210,212,214,216の1つに、ドラッグすることができる。ユーザは、コンタクト・リスト218をスクロールして、識別子204aを有するコンタクト先204、所望のコンタクト先のグループを見出し選択し、この選択されたコンタクト先のグループ上をダブルクリックする或いはタップして、通信セッションを開始することができる。識別子204aはグラフィック又はアイコンを有する。これは、その接触先の通信の利用可能なモード(例、IMのみ)、プレゼンス情報(例、オフィスに居るが電話には出られない状態等)、スケジューリング情報(例、人の手が空いているか、手が空いていないが1時間だけは空いている等)を示す。グラフィック形態の情報は、現地時間と、通信セッションのホストの居る時間、又は体内時間を含む。体内時間とは、コンテキストの一形態である。例えば西海岸の住人が、偶々東海岸に居る場合には、10時PMの電話の通信セッションを受け入れることができる。しかし、これは東海岸の人は受け入れることが出来ない、これは体内時計が合わないからである。この情報は、そのコンタクト先との通信を求めるべきか否かを知るために、ユーザの補助をする。このような情報は、通信セッション内のエンティティを表すアイコン或いはグラフィックに関連して表示される。他のユーザインターフェースの変形例は、これ等の変形例を用いることができる。
【0020】
図2Cにおいて、Karlのアイコン206に加えて、ユーザ自身の電話アイコン202(図ではFRANK GRIMES)が通信セッション201に現れ、Karl206に接続されると、電話アイコン202が現れる。FRANK GRIMESの電話アイコン202は、選択的事項で、名前/肩書き202aと通信様式アイコン202bを含む。この場合、ユーザは、入ってきたリクエストに対し電話のアイコン208で応答しているので、Frankの電話アイコン202は、Karlアイコン206と、通信セッション201内で電話で会話する(電話アイコン202bで示される)。Karlのアイコン206は、ビデオアイコン206bを有する。このビデオアイコン206bは、電話会議の機能を表す。Frankの電話アイコン202が、コンタクト・リスト218からMaxPower204を通信セッション201に追加しようとする場合を考えてみる。ユーザの電話アイコン202を、コンタクト・リスト218からMaxPowerの204をクリックし、ドラッグして、それを通信セッション201にドロップする。かくして、システム100は、MaxPower(204)を通信セッションに追加する(図2D)。
【0021】
本発明は、インターフェースをユーザに提供する。その結果、ユーザは、様々な複数の接続表示(connection metaphor)を使用して、通信セッションを確立し管理することができる。例えばシステム100は、参加者のアイコンをスクリーン上に表示し、参加者間の相互接続を表示し、ユーザが各相互接続上にモードアイコンを配置して、通信セッションを確立することができる。このシステム100により、ユーザは、参加者のアイコンをスクリーン上に配置し、モードを選択し、「ゴー」、「コネクト」のようなボタンを押すことができる。システム100は、参加者のアイコンをスクリーン上に置き、通信モードのアイコンを各参加者のアイコンの上に重ね、ユーザが「ゴー」又は「コネクト」を打つことができるようにする。このインターフェースのオプションは、例示的なものである。実際のインターフェースは様々な方法で実現できる。
【0022】
本発明の一態様においては、参加者は通信セッション201に電話を介して参加する。しかし通信セッション201は、様々な通信形態にはこだわらず、ユーザが電話或いは他の通信セッションに参加しようとする場合でも、同様に処理できる。
【0023】
本発明の一態様においては、システム100は通信機器の機能を統合する。この場合、図2Dのディスプレイであるグラフィカル・ユーザ・インターフェース200は、マイクとスピーカーとディスプレイを含む計算機器であるシステム100を表す。この計算機器は、(1)単純な電話機(これを介してユーザの音声を別の発呼者或いは通信セッションに通知する)として、(2)通信セッション管理システム(これは通信システムに関連する様々な参加者を表すイメージを表示し、参加者を追加したり外したりする指示を受領し、或いはグラフィカル・ユーザ・インターフェース200に関連する様々なパラメータを管理する)として、機能する。
【0024】
システム100は、入力を、物理的手段、スクリーン上のキーボード、マウス、スチラス、タッチスクリーン、音声コマンド、シングルタッチ或いはマルチタッチのジェスチャを介して、受領する。通信セッションが確立する前に、システム100は、ホームスクリーンを表示する。このホームスクリーンでは、通信のユーティリティ例えばアイコン208,210,212,214,216,220を表すグラフィカル要素を示す。一変形例においては、システム100は、会社概要或いはウエルカムページを示し、そこに簡単なニュース、メッセージ、接触先、カレンダの事象或いは構成のオプション等を示す。他の変形例においては、システム100は、デフォルトの入力機構、例えば電話番号をダイヤルするためのテンキー数字を表示する。
【0025】
グラフィカル・ユーザ・インターフェース200は、3つの接続されたグラフィカル要素の通信セッション201を示す。即ちエンティティであるアイコン202,204,206を示す。グラフィカル要素の組は、イメージ、カリカチュア、アバター、テキスト、ハイパーリンクを示す。このハイパーリンクによりグラフィカル要素に関連するユーザに関連する更なる情報へ繋がる。グラフィカルデータのあらゆる組合せを表示して、個々のユーザ、接続モード、ステイタス、プレゼンス、或いは他のモードの機能に関する情報を提供する。テキストは、名前、肩書き、ポジション、生年月日、電話番号、eメールアドレス、現在のステイタス、プレゼンス情報或いはその居場所を含むことができる。システムは、グラフィカル要素を、コンタクトした参加者のコンテキスト、ペルソナ、プレゼンス或いは他のファクタに基づいて、変更或いはアニメートすることができる。例えばグラフィカル要素は、目を閉じているアバター或いは人の顔を示すとする。この表示は、そのアバター或いは人は、呼びの間アクティブ状態ではなく呼びに注意を払っていないことを示す。アバターは、脇見をしている人を表す或いは影の着いた人を表すこもできる。この表示状態は、ある他のグラフィカルな表示においては、呼びに参加して居らず、それ等はサイドバー上で無言状態にいることを示す。次に、通信セッションの有効な接続は、以下の形態で表示される。即ち、オーバーラップしたグラフィカル要素を有するグラフィカルな接続表示として、グラフィカル要素を接続するラインとして、グラフィカル要素を接続する形状として、グラフィカル要素を接続する放射線状のラインを有する形状として、グラフィカル要素の共通の増大したアピアランスとして、表示される。オーバーラップした或いはグルーピングしたグラフィカル要素は、或るロケーションにいる人或いは人たちを表す。このような場合その場所に関する情報も提供される。更にグラフィカル要素の色が変わったり濃さが変わったりアニメーション、テキスチャ或いは長さは、グラフィカル要素により表されるエンティティの関係或いは状態を示す。
【0026】
図2Dにおいて、表示された通信セッション201は、通信セッション内のエンティティのリアルタイムの通信を表す。この実施例において、リアルタイムの通信は、Frank Grimes202と、MaxPower204と、Karl206の間の3方向の通信セッション201である。これは、それぞれのアイコン202,204,206の間を線で繋ぐことにより、示されている。図2A−2Dにおいて、FRANK202がこのスクリーンを見ており、通信セッション201のホスト或いはマネージャであるとする。するとディスプレイであるグラフィカル・ユーザ・インターフェース200は、システムが彼に表すグラフィカルディスプレイである。図4以降の図は、同一のグラフィカルディスプレイを、別の参加者から見た図である。
【0027】
呼びの設定手順或いは通信セッション設定手順を次に説明する。通信セッション201を確立するために、ユーザは、コンタクト・リスト218から或いは他の選択機構からコンタクト先をドラッグし、それをブランク領域或いはドラッグエリア或いは所定のスポットにドロップする。例えばFrank Grimesを表す要素アイコン202の上に落とす。通信セッション201内の各参加者或いはコンタクト・リスト218のコンタクト先は、複数の関連するアドレス、電話番号、コンタクト先、事務所の電話番号、家庭の電話番号、携帯電話番号或いは事務所のeメールアドレス、家庭のeメールアドレス、AIMアドレスアドレス、ソシャルネットワーキングアドレス、フェースブックのチャットアドレス等を有する。各参加者は、アイコン202b、204b、206b或いはクオリィファイヤーを有する。このクオリィファイヤーは、参加者とコンタクトモードを示す。この時点において、被呼電話番号或いは別のモードの通信アドレスを特定する必要がある。システムは、インターフェース或いはメニューを表示する。これによりユーザは、あらゆる種類の電話番号のキーパッドをダイヤルすることにより、番号リストからユーザの番号を選択することにより、eメールアドレスをタイプ打つこと(ユーザがeメールアドレスしか有さない場合)により、入ることができる。このシステムは、所定のコンタクト先に対しては1個の電話番号のみを有し、そこの番号に自動的にダイヤルする。このシステムは、利用可能な電話番号から、前の電話履歴或いはプレゼンス情報のような基準に基づいて、自動的に番号を選択する。図2Dはあるプロセスにおけるステージを表す。このプロセスにおいては、ユーザであるFrank Grimes電話アイコン202は、MaxPower204とKarl206の両方を選択する。これを図2A,2B,2Cに示す。
【0028】
通信セッション201は電話の呼びに限定されない。グラフィカル・ユーザ・インターフェース200により、通信セッションのモードの管理が可能となる。他のユーザとの間の呼び、インスタントメッセージ、テキストメッセージ、テレビ会議等を、開始すると、システム100は、他の当事者への接続を確立し、他の当事者との通信セッションのグラフィカル表示をスクリーン上に表示する。その後ユーザは、更なる当事者を通信セッションに同様な方法で追加できる。ユーザは参加者を通信セッションから削除することもできる。この削除は、その要素をゴミ箱220にドラッグすること、フリッキングモーション、参加者その参加者に関連するXをクリックすること、参加者をハイライトすること、或いは携帯機器が加速度機能を有する場合にはその機器を揺すること、或いは物理的即ちグラフィカルの切断ボタンをクリックすることにより、行われる。通信セッションが電話を介して行われる場合には、システム100は、ユーザが電話機の受信器を置いた時に、参加者を通信セッションから排除する。参加者が通信セッション201から離れると、システム100は、その参加者のアイコンを通信セッションのグラフィカル表示から取り除く。参加者を通信セッションに加えたり削除したりすることは、その参加者のユーザ入力をドラッグしたりドロップしたりすることにより、行われる。
【0029】
図2A−2Dのグラフィカル要素はアイコンであるが、これ以外にイメージ、テキスト、画像、アニメーション、音声、カリカチュア、アバター等を含むことができる。ユーザは、自分自身のグラフィカル要素を個人特有のものにして、カメラ或いはビデオカメラからのライブのイメージ・ストリームを供給することもできる。更にグラフィカル要素は、テキスト202a,識別子204a,ビデオ・アイコン206aの関連するストリングを有することができる。テキストのストリングは、名前、肩書き、ポジション、電話番号、eメールアドレス、現在の状態、プレゼンス情報、場所或いは他の利用可能な情報を含むことができる。テキストのストリングは、グラフィカル要素から切り離されるがそれに関連している。別の構成として、システム100は、テキストのストリングをグラフィカル要素のトップに重ねるか、或いはテキストをグラフィカル要素の一部として一体化することもできる。テキスト又はグラフィカル要素の全て或いは一部は、更なる情報にハイパーリンクすることもできる。この更なる情報は、テキスト又はグラフィカル要素に関連するユーザに関するもので例えばブログ、マイクロブログ、eメールアドレス、プレゼンス情報等である。
【0030】
システム100は、各アイコン202,204,206用にそれぞれのサブグラフィカル要素であるグラフィカルサブ要素202b,204b、206bを有し、各参加者の通信モードを表す。例えばMaxPower204が、インスタントメッセージ(IM)クライアント204bで参加しており、FrankGrimes電話アイコン202は、電話202bで参加しており、Karl206が、テレビ会議クライアント206bで参加している。システム100はモード中立である。このモード中立の意味することは、システム100は、通信の各モード例えば電話、携帯電話、VoIP、インスタントメッセージ、eメール、テキストメッセージ、電話会議等を同等に扱うことである。ユーザが或るモードから別のモードに替わると、サブ要素もそれに応じて替わる。例えばFrankGrimes電話アイコン202が地上電話から携帯電話の会議に変わったとすると、電話アイコン202bは、携帯電話アイコンに替わる。
【0031】
本発明のシステムにより、ユーザが通信セッション内で様々なモードで通信している場合には、システムは、モードを変更し、通信セッション内でモードを合わせることができる。インスタントメッセージは音声に変換され、それがMaxPowerからの電話会議で話される。この音声は、又テキストに変換され、MaxPower204に送られて、モード間の有効な通信を確立する。
【0032】
グラフィカル要素は、通信セッションに関する情報を搬送するが、これは種類、サイズ、色、ボーダー、輝度、ポジション等を変えることにより、行う。例えばライン(線)は参加者の間の関係を示す。ユーザは、手動で自分のアイコン或いは他人のアイコンの変更をトリガーするか、或いはシステム100は、この変化を検出して、それによりグラフィカル要素を変化させる。変化は、接触した当事者、コンテキスト、ペルソナ、プレゼンスに基づいて、行われる。例えば人が喋っている時には、システム100はその人を表すアイコンを大きくする。別の例として、システム100は、通信セッションで各参加者がどの程度の量を喋っているかを追跡して、通信セッション内の話すトータルの時間に基づいて、グラフィカル要素を上下に動かす。
【0033】
他の変形例において、システム100は、グラフィカル要素であるアイコン202,204,206を接続するリンクを、その太さ、長さ、色、スタイル等を変化させることにより、或いはリンクをアニメートすることにより、修正する。この修正は以下のことを表す。即ち、現在の話している参加者、共有している資源、有効通信セッション状態、保持された通信セッション状態、中断した通信セッション状態、ミュートの状態にある通信セッション状態、ペンディングの通信セッション状態、接続する通信セッション状態、複数の参加者のライン、サイドバーのコンバセイション、モニターしたトランスファー、モニターしていないトランスファー、選択的な転送、通信セッションの複数の通信セッションへの選択的なブレイクアップである。かくしてユーザは、通信セッションの状態、発生している通信のタイプ、通信セッションに関する他の重要な詳細についての知識を得ることができる。
【0034】
本発明の一態様によれば、ユーザは、入力をジェスチャ(例えばドラッグアンドドロップとタッチスクリーンでのドラッグと他のユーザ入力の実行)として提供して、通信セッションを管理することができる。例えばユーザが、呼びのアイコン208、ビデオ会議アイコン210,IMアイコン212,アイコンボタン214、或いはソシァル媒体アイコン216を、クリックして、他のユーザを通信セッションに招くこともできる。ユーザは、これ等のアイコンをドラッグし、それをコンタクト先或いは現在の通信セッションの参加者にドロップすることっもできる。例えば入ってきた通信セッションが、あるモダリティ(例えばIM212)の場合には、ユーザは。呼びアイコン208を来入してきた通信セッションにドラッグして、来入してきた通信セッションを受付けることができる。但しそれは、IMから電話の呼びに変換できることげ条件である。
【0035】
ユーザが、このようなアイコンと相互作用する基本的な例を以下説明する。以下の説明は、ユーティリティアイコン208,210,212,214,216,220を使用してステップが設定される。第1の例は発呼アイコン208の使用例である。ユーザであるKarl206とFrank202が、図2Cに示すように通信セッション状態にあるが、これはeメールを介してであり電話ではないとする。FRANK202は、電話で単に話したいだけである。この場合、FRANK202は、指示的入力を、例えば発呼アイコン208上にダブルクリックすることにより、提供する。これによりシステムは、通信セッション(eメール)が存在しているが、通信の新たなモードがそのセッションで要求されていると認識する。その後電話の呼びが、FRANK202とKarl206との間で確立し、これは、スクリーングラフィカル・ユーザ・インターフェース200上で電話機のアイコン202bで示される。
【0036】
次に、ビデオアイコン210の使用例を、図2Aの最初のディスプレイのコンテキストに続いて示す。Frank202が、指でビデオアイコン210上にタップしホールドし、同時にコンタクト・リスト218のMaxPower204のアイコン上にタップする。システム100は、この2つの入力を認識し、この入力をMaxPower204とのテレビ会議通信セッションの開始に対するリクエストと解釈する。システム100はMaxPower204に対するプレゼンス情報を取り出し、MaxPower204がテレビ会議通話を受け付けるか否かを決定する。情報204aは、MaxPowerはテレビ会議の機能を有し、現在参加可能であることを示す。そのような場合、システム100は、通信セッションを、Max204とFRANK202との間の画像を介して確立し、グラフィカル・ユーザ・インターフェース200を、それに応じて更新する。そうでない場合には、システム100は、FRANK202に対し別の通信形態を選択することを望むか否かを問い合わせる。その後FRANK202は、利用可能なユーティリティアイコンをタップする。
【0037】
図2Dのコンテキストで、IMアイコン202の使用例について説明する。FRANK202は、Karl206(既に現在の通信セッションへの参加者である)をIMアイコン212上にドラッグして、その参加者とのIMサイドバーを確立する。システム100は、FRANK202とKarl206との間の更なる通信セッションを、メインの通信セッション201と同時に存在するIMを介して確立する。システム100は、FRANK202とKarl206の間のIMサイドバーの表示を、MaxPower204に示す。
【0038】
図2Dのコンテキストで、eメールアイコン214の例を説明する。FRANK202は、タッチスクリーン上のeメールアイコン214の上を3本の指でスワイプし、現在の通信セッションに居る参加者全員或いは一部の者に、一斉の(mass)eメールを送る。システム100は、グラフィカル・ユーザ・インターフェース200に現れた全ての参加者を特定し、これ等参加者のeメールアドレスを取り出す。或る参加者がeメールアドレスを持っていない場合には、システム100は、適宜の置換例えばIM又はSMSを、現在のモード或いはプレゼンス情報の利用性に基づいて、選択する。システム100が、eメールアドレス情報の全てを集めると、FRANK202はトップアップウインドウ内のメッセージに入り「センド」をクリックする。システム100は、その後このメッセージを、意図した受領者宛に送る。
【0039】
図2Dのコンテキストで、ソシヤルネットワーキングアイコン216について議論する。FRANK202は、ソシヤルネットワーキングアイコン216をダブルタップする。一変形例においては、システム100は、どの参加者がFrankのソシヤルネットワークの一員でないかを特定する。その後FRANK202は、視覚的に特定された参加者にクリック或いはタップして、彼等を、例えば,Social Network LinkedIn Facebooknに加える。FRANK202が、ソシヤルネットワーキングアイコン216に一旦タップする或いは何処かにタップすると、システム100は、ソシヤルネットワーク上に第2回目のタップの位置に、関連するデータ例えば、オーディオクリップ、ドキュメント、ビデオファイル、リンク、テキスト、イメージ或いは他のデータを、掲げる。ソシヤルメディアは、webサイト例えばfacebook, Twitter, LinkedIn, Myspace等を含む。
【0040】
ユーザはゴミ箱220と相互作用するが、これは、参加者のアイコンを、ゴミ箱220の方向にフリッキングすることにより、参加者のアイコンの上或いは通信セッション全体に文字「X」を書くことにより、携帯機器の場合には装置を揺することにより、行うことができる。システム100は、通信セッションを終了し、コンタクト先を削除し、参加者を通信セッションから外し、或いはゴミ箱220に関連するユーザの相互作用に基づいて、他の動作をとることができる。ゴミ箱220は、あらゆる形態のグラフィカルイメージを採ることができる。例えば、これは、人或いは物が通信セッションから出るドアや窓の形である。窓やドアが、ディスプレイスクリーン上に現れ、それぞれのアイコンを窓又はドアの方向に移動させ、ホストがエンティティ(例、参加者)を通信セッションから除く。ユーティリティアイコンとのユーザの相互作用と、通信セッション内の少なくとも1つのエンティティは、上記のあらゆる形態を採りうる。各相互作用は、他のユーティリティアイコンにも同様に適用される。
【0041】
ユーザは、通信セッションを開始するが、これは、適宜のアイコンをコンタクト先にドラッグしドロップすることにより行うことができる。別の構成として、ユーザは、コンタクト・リスト218をブラウズし、所望のコンタクト先をドラッグしドロップして、所望のコンタクト先を通信セッションに追加する。するとシステム100は、自動的にその人に所望のモード、送信者にとって好ましいモード、プレゼンス情報に基づいた現在利用可能なモード、或いは参加者の間の共通モードで、接触して、その人を通信セッションに追加する。システム100は、別の情報、例えばカレンダ、ノート、メモ、個人のプレゼンス情報、時間等を表示できる。ユーザは、手動で或いはシームレスに1つのモードから別の中間セッションに切り替えることができる。例えば通信セッションにwebカムの近傍にいる携帯電話で参加しているユーザは、テレビ会議アイコンを通信セッション上にドラッグして、携帯電話をテレビ会議に切り替えることができる。システム100はユーザが構築可能なものである。
【0042】
ドラッグとドロップが、この実施例では主に使用されているが、あらゆるユーザ入力、例えばタッピング、ジェスチャによるフリッキング等で、所定のユーティリティアイコン208,210,212,214,216と参加者(人のみならず電話会議或いはカレンダアイテム等を含む)とのリンクを表すために用いることもできる。
【0043】
本発明の一態様によれば、ユーザの優先(user prepference)はグラフィカル要素により搬送される情報の関連テキストの量と種類をガイドする。ユーザ優先は、見る者の優先或いはソースパーソンの優先(source person's preference)から得られる。例えば、見る者は、優先を設定して利用可能な他人のeメールを示すが、ソースパーソンは、eメールアドレスを共有できないものとして、優先を設定する。ソースパーソンの優先(或いは、情報の所有者の優先)は、第3者の優先を上書きする。
【0044】
次に、図3の通信セッションのネットワークビュー300について説明する。ネットワーク302は、様々な通信機器304,306,308,310,312を接続し、装置から装置へ情報を伝達する。通信ネットワークは、電話回線(POTS)、非同期トランスファーモード(ATM)ネットワーク、ワールドワイドウエブ、ISDN、フレームリレーネットワーク、イーサーネットワーク、トークンリングネットワーク、或いは他の適宜の有線又は無線のネットワークの組合せ或いはその内の1つである。ネットワークは、相互接続されたノード314,316,318,320を有し、これらは伝送機能と接続機能の一部或いは全てを実行する。この伝送機能と接続機能は、グラフィカル・ユーザ・インターフェース上に通信セッションをグラフィカル表示を置く。このネットワークノード314,316,318,320は、ネットワーク302内の全ての機能を実行するか、エンドユーザ通信機器304,306,308,312と連動して、通信セッションを操作する。ディスプレイ要素は、装置304,306である。
【0045】
本発明の一態様においては、中央集中化されたエンティティ例えばノード320は、通信セッションを制御する。中央装置であるノード320は、ネットワーク内にあるかネットワークを介して通信する。中央装置320は、企業の中央インテリジェンス・サーバとして機能する。他の態様においては、通信セッションの制御と機能は。ネットワーク内の複数のサーバー資源314,316,318,320の中に分配しているか、或いはクラウド302内にある。中央化されたインテリジェンスやクラウド内にある分散配置されたインテリジェンスに加えて、ネットワーク302は、ピアツーピアのアプローチを用いた機能に、エンドポイント312,308,306,304上のインテリジェンスを与える。或る変形例では、標準のサーバーや、エンドポイント間にある非標準の機能に、標準の機能を提供する。ある態様において、「システム」、「デバイス」、「通信機器」或るステップを実行するハードウエアの構成要素の特徴は、図1,3に示す「エンドポイント」或いは「ネットワーク要素」としての様々な機器の1つとして、解釈できる。
【0046】
図3の各通信機器306,304,312,308は、同一の通信セッションの異なるアスペクト或いはビューを示す。例えば通信機器304のディスプレイは、同一の参加者202,204,206の同一のディスプレイを示す。デバイス306のディスプレイは、同一の参加者202,204,206を、装置306からビューとは異なる通信セッションのビューで、示す。同様にデバイス308、312は、同一の参加者202,204,206を、別のビューから示す。これは、通信セッションの個々の参加者に特別に作られたものである。通信機器304は、通信セッションのホスト或いはマネージャーを表すが、呼びの参加者(図示せず)でもよい。
【0047】
本発明の一態様において、携帯機器308は、基地局310と接続して、ネットワークに接続される。携帯機器308は、通信セッションの自分自身のビューを生成するか、別の通信機器のディスプレイのデュプリケート或いはコンパニオンビューを示す。
【0048】
一般的に、通信セッションの管理は、ユーザ例えばデバイス通信機器304とインターフェースするユーザに関与し、入力をグラフィカル・インターフェースに与える。この入力は、通信セッションを管理するアクションステップに関連する。対応するインストラクションが、ネットワークノード320に、或いは様々な参加者への通信リンクを提供するネットワークノードに与えられる。ネットワークノードは、管理装置から受領したインストラクションを実行する。その結果、通信セッションのブリッジング、人を通信セッションから外すこと、サイドバーディスカッションの確立、通信セッションを複数の小さな通信セッションに分けること等のアクションが、適宜行われる。
【0049】
図3は、通信セッションの誰かにコンタクトしようとする人又はエンティティを示す。例えばメアリーが、デバイス通信機器304を有し、FRANK202に電話をしようとする場合を想定する。メアリーが電話をかけ、許可が与えられると、彼女には、アイコン202,204,206を示すFrankの通信セッションのビジュアルが提示される。これにより、彼女に、通信セッションのタイプに対し詳細なレベルを提供できる。例えば、誰が電話に出たか、通話の主題は何かの等の詳細なレベルを提供する。かくして、メアリーにはオプションが提示される。彼女はこの知識を有するからである。彼女は、呼びの替わりに、IM又はeメールを望む。彼女は、カンファレンスコールに参加することを要求してもよい。彼女は、メッセージをFRANK202に送る。このメッセージは彼が電話中でありことは分かっており、彼が1時間以内に彼女に電話をかけ戻すよう要求するものである。メアリーに、彼女が電話している相手の通信セッションの存在のグラフィカルイメージを提供することにより、彼女にとって、より効率的な機構が提供できる。これによりFRANK202との次のステップを如何に最適に採るかを決定できる。
【0050】
図4は、図2Dに示すのと同一の通信セッションの異なるビュー400を示す。これは、MaxPower204から見たビューである。この場合、MaxPowerは、モデレータであり、MaxPowerのアイコン204は、残りの参加者のアイコン202,206に比較して中央にある。各参加者のアイコン202,206は、テキスト202a,識別子204a,ビデオ・アイコン206aを有し、名前と通信モードを提示する。テキスト202a,識別子204a,ビデオ・アイコン206aは、各人に関する他のデータを提示するアイコン、或いは通信或いは様々なタイプのデータを表すアイコンを含む。データは、例えば、通信モード、プレゼンス情報、時間情報、カレンダ情報、階層情報、経営者情報等である。システムシステム100は、組織的な階層に基づいて、アイコンを、組織的な階層、役割、ロケーション、年功順或いは他のパラメータの組合せに基づいて、配列する。
【0051】
図4のインターフェース400は、接続ラインと中央ハブ402を用いて、3人の参加者がハブへ話しかけて、3人の参加者202,204,206が、通信セッションに居ることを示す。システムシステム100は、更なる通信セッションに関わり合うので、ディスプレイは、別の位置(ロケーション)にいる更なる通信セッションを示す。インスタントメッセージの場合には、1個のロケーションが、同一タイプの複数の通信セッションを有する。例えば複数のIM通信セッションは、1個のロケーションで複数のカードの積み重ねとして表示することができる。図4のハブ402と、図2Dのアイコンを接続するラインとは、アクティブな接続の構成を表示する。アイコン、テキスト、グラフィカル要素の他の構成は、これ等のアイコンを置換できる。
【0052】
ディスプレイ400は、タイトルバー404と様々な制御を有する。制御の一例は、ミュートボタン406、イグジットボタン408、トランスクリプションボタン(図示せず)、参加者追加ボタン410である。ユーザが、参加者追加ボタン410をクリックすると、システム100は、ユーザに対し、ダイアログを表示して、追加すべき参加者を選択させる。タイトルバー404は、情報例えば、呼びの持続時間、コール・モデレータ、好ましい通信モードを含む。ユーザが、ミュートボタン406をクリックすると、システム100は、ユーザのライン或いは他の参加者のラインをミュート(無言)にする。イグジットボタン408をクリックすると、参加者は会議から外れる。コール・モデレータは、参加者をクリック又はジェスチャでハイライトし、その後イグジットボタン408をクリックして、参加者を会議から外すことができる。会議のモデレータは、全ての参加者に対し通信セッションを終了することができる。これはイグジットボタン408をクリックすることにより行われる。
【0053】
ユーザが、トランスクリプションボタン(図示せず)をクリックすると、システム100は、音声認識モジュールに繋がり、音声を認識し、記述する。システム100は、リアルタイムでトランスクリプションを表示する。例えばユーザのアイコンの下にテキストのティッカーとして表示する。システム100は、通信セッション全体の完全なトランスクリプトを準備し、完全な口述記録を通信セッションの終了後所定の参加者に送る。システム100は、電話からのオーディオをテキストに、自動音声認識(automatic speech recognition)を介して変換してテキストメッセージセッションを形成し、逆にテキストから音声(TTS(text-to-speach))へ、様々な方法で、変換する。かくして、Max204は、IMを介して、FRANK202とKarl204と、同一のセッションであるが別々のモードで、通信できる。これ等のモードの相違は、セッション表示をセッションディスプレイ内で視覚的に表示される。
【0054】
別の構成として、ユーザは、ブラウジングをして、コンタクト先のリストから参加者を選択し、この参加者を直接会議のグラフィカル表示にドラッグすることもできる。ユーザは、関係者を通信セッションに追加したり、関係者を通信セッションに招待したり、関係者を通信セッションから外したり、通信セッションを分離したり、サイドバー通信セッションを形成したり、2つの通信セッションを併合したりする、ことができる。サイドバー通信セッションは、メインの通信セッション内にある複数の参加者の間の同時進行の通信セッションであるが、メインの通信セッションとは別のものである。例えば、MaxPower204がアイデアを提案すると、FrankGrimes202とKarl206は、サイドバーを形成して、提案されたアイデアを議論するが、これはMaxPowerが、聞くこと無しに更には又サイドバーの存在をMaxPowerが知ること無しに行うことができる。ある場合には、サイドバーの存在は、他の参加者にも判るが、他の参加者には、サイドバー内で何が話されているかは知ることはできない。
【0055】
図5を参照すると、通信セッション502(これはMaxPower204とFrankGrimes電話アイコン202とKarl206との間の通信で、Karl206から見たものである)と、同時進行のリアルタイムの通信セッション512と、Karl206へ来入する呼び514を示す。通信セッション502の有効接続は、三角接続510で示される。図5のシステム100は、オーバーラップしたグラフィカル要素と、グラフィカル要素を接続するラインと、グラフィカル要素を接続する形状と、グラフィカル要素を接続する放射状のラインを有する形状と、グラフィカル要素の共通の大きくなったアピアランスの何れかを表示する。システムは、同一ロケーションにある個人に対応するアイコンを一緒にするか、或いはオーバーラップすることができる。かくして、視覚的表示は、通信セッションへの各「個人」に対し、個人、ロケーション、グループ等によって、変わる。この視覚的イメージは、参加者に与えられ、誰が通信中かを理解でき、又セッションの管理をグラフィカルに表示する。
【0056】
図5のディスプレイは、同時に行われている通信セッション502,512,514を示す。第1の通信セッション502は、Max204とFRANK202とKarl206の間にある。それぞれのメタデータは、202a,204a,206aで示す。第2の通信セッション512は、Karlが参加者で、カリフォルニアからのグループ504と、ポール(POUL)506と,ロブ(ROB)508と,レイン(LAYNE)524と、フロリダからのグループ522を含む。かくしてKarl206は、2つの通信セッション502,512の同時の参加者である。これ等2つの通信セッションに加えて、システム100は、ジョン.マーからの来入通信514を表示する。来入通信アイコン514は、点滅し、バウンスし、パルスを発し、光ったり、縮んだり、振動したり、色を替えたり、可聴アラーム(リングトーン)を行うか、又は別の通知を、来入呼びの相手であるユーザに与える。Karl206は、この来入したリクエストを、他の現在の通信セッションと同様に相互作用し操作する。システム100は、活性状態にある通信セッションと来入の呼びの通信セッションとを区別しない(平等に取り扱う)。例えばKarl206は、来入呼び514を通信セッション512の上部にドラッグしドロップして、来入呼びを直接通信セッション512又は502に追加することができる。他の例として、Karl206は、来入通信512をドラッグしゴミ箱にドロップして呼びを無視するか、来入通信514上をダブルクリックして来入発呼者をボイスメールに送るか、或いは発呼者をトラップしホールドすることができる。
【0057】
Karl206が、ジョン.マーからの来入通信514を受け入れると、システム100は、Karl206とジョン.マーを含む新たな通信セッションを創設し表示する。システム100は、ディスプレイ上の何処かに、この新たな通信セッションを置く。
【0058】
システム100は、アクティブな接続を、或るロケーションにおける個人用のグラフィカル要素にオーバーラップして、表すことができる。例えば、第2の通信セッション512において、フロリダからの参加者とカリフォルニアからの参加者とがオーバーラップされる。このユーザ(Karl)は、これ等のオーバーラップしたアイコンを操作して、通信セッションの参加者を特定し、通信することができる。
【0059】
ディスプレイは、コンタクト先のリスト520とカレンダ(事象)522を含む。コンタクト先とのユーザの相互作用により拡張したビューをトリガーするか、或いはより多くの情報を含んだウインドウをポップアップする。その後ユーザは、特定のコンタクト先をクリックして、そのコンタクト先の通信の利用可能なモードのリストを見る。システム100は、そのコンタクト先との更なる通信セッションを開始することができるが、これは、通信の利用可能なモードにユーザの選択に基づいて、行われる。システム100はその通信セッションを、現在の通信セッション502,512と、新たに追加されたジョン.マーとの通信セッションを表示する。
【0060】
システム100は、更にサーチ機能を有する。ユーザは、コンタクト先と、カレンダ事象と、eメールアドレスと、電話番号等をサーチできる。このアプローチは、特に特定の部門の全てのメンバーを見出すか、より大きなコンタクト先のリストを持っているユーザにとっては、利点がある。
【0061】
コンタクト先は、特定の通信モダリティに対しては複数のコンタクト先を有する。例えば或るコンタクト先は、4つの電話番号と、2つのテキストメッセージ番号と、3つのeメールアドレス等を有することができる。この場合、システム100は、所定の通信モダリティに対し、利用可能なアドレス又は電話番号の1つを自動的に選択するか、或いはシステム100は、明確なダイアログを示し、その結果、ユーザは、所望のアドレス又は番号をそこから選択できる。
【0062】
多くの場合、ユーザは、他の通信セッションの参加者全てに対し、コンタクトエントリーを有さない。通信セッション参加者をコンタクト先として追加するために、ユーザは所望のアイコンをコンタクト先のアイコンにドラッグしドロップする。システム100は、その参加者に関する得られる情報を自動的に探し当て、コンタクト先のデータベースに追加する。
【0063】
図6A−Bに示すように、有効なユーザ入力は、通信セッションを分割することである。ユーザは、マウスをドラッグしてラインを引くか、或いはタッチスクリーンに指で触れて、通信セッションを2つのグループに分割する。すると、システム100は、通信セッションを2つの同時進行の通信セッションに分割する。一態様において、通信セッションのマネージャーは、所定の時間通信セッションを分割するが、その時間経過後、通信セッションは自動的に併合される。例えばマネージャーは、「チームAは戦略Aの賛否を議論し、チームBは戦略Bの賛否を議論する。5分後に戻り、議論結果についてレポートせよ」と指示する。すると、マネージャーは、ブレークアウトセッション用にラインを引くか或いはグループを選択し、期間を設定する。ダイアログ又はアイコンは、通信セッションが分離されたときに現れ、分離を管理する利用可能なオプションを表す。システム100は、通信セッションを分割し、設定期間の後それ等を再結合する。マネージャーは、更なるセッティングを示すことができる。例えばブレークアウト・セッションの間、グループ間のサイドバーによる会話を禁止することである。マネージャは、ブレイクアウト・セッションには参加しておらず、各ブレイクアウト・セッションを、オーディオ、サマリー、リアルタイム・テキストで、監視できる。
【0064】
図6はコンテキストにより分類された通信602のディスプレイ600を表す。ディスプレイ600は、表示されたコンタクト先に加えて、図3−5の通信セッションのグラフィカル表示を含む。このインターフェースにおいては、コンタクト先602のグラフィカル表示は、スクロール可能なコンタクト先のリストを提供する。ユーザは、コンタクト先のリストを上下にスクロールして、リストをサーチし、英数字インデックスで探すこともできる。コンタクト先のアイコンは、ファクタにより分類され、コンタクト・マネージャの一部としてスクリーン上に表示されるが、これは別の装置上のアプリケーションとして表示されるものではない。
【0065】
図6は、公知のソシアルネットワーク関係614で分類されたユーザのコンタクト先のグラフィック表示である。例えばコンタクト先の第1グループ604は、ユーザとLinkedInを介して関係する。コンタクト先の第2グループ606は、ユーザとTwitterで関係する。コンタクト先の第3グループ608は、ユーザとFacebookを介して関係する。コンタクト先のあるサブグループは、ユーザと複数の方法で関係する。かくしてコンタクト先の第1のサブグループ610は、ユーザと、TwitterとFacebookを介して関係する。かくして、コンタクト先の第2のサブグループ612は、ユーザとLinkedInとTwitterとFacebookを介して関係する。これらのソシアルネットワークは、ソシアルメディア・ウエブサイトであり、例えばLinkedId, Twitter, FaceBookであるか、又はソシアルネットワークは、組織、プロジェクト、会社の電話番号あるいはプロジェクトのリストの中で定義されたようなグループを黙示的に表す。ユーザは、グループとサブグループを、この点から、操作し、壊し、隠すことができる。
【0066】
コンタクト先の組は、頻繁な被呼者、定期的な被呼者、スケジュールされたカレンダー時評により基づいた被呼者、あるいはそのユーザとの関係者に基づいて、生成される。
【0067】
本発明の一態様においては、ユーザは、コンタクト先のグループをドラッグすることができる。例えばコンタクト先の第3グループ608をディスプレイの脇にドラッグすることができる。その後システム100は、コンタクト先のグループを、コンタクト要素602に類似する要素として示す。システム100は、様々な目的で、複数のコンタクト要素を含む。コンタクト先の要素の特定の配列は、タスク又はタスクの組みに関連している。このタスクを、システム100は、ユーザが何をしているかあるいはユーザのスケジュールは何かに基づいて、取り出す。システム100は、コンタクト先のリストを修正することができる。この修正は、コンタクト先の2つのグループを合併したり、グループにメンバを追加したり、グループからメンバを削除したりして、サブグループあるいはスーパーグループを作り出す。ユーザは、コンタクト先のある組み合わせを、将来使用するためのコンタクト先のテンプレートとしてセーブすることもできる。ユーザは、あるコンタクト先の組み合わせのみならず、ステップ又はソースをテンプレートして、コンタクト先の組み合わせを生成することもできる。
【0068】
図7Aは、コンタクト先を現在の通信セッションに挿入する挿入アクションを示す。システムのディスプレイ700は、通信セッション702のグラフィック表示を示す。このシステムディスプレイ700は、マックスパワー704と、フランクグリムス706と、カール708を含む。システムディスプレイ700は、コンテキストで分類されたコンタクト先の組710を示す。ユーザは、コンタクト先の1人であるリバータム710をドラッグし(712)、そのコンタクト先(リバータム)を通信セッション702の上にドロップする。この場合、ユーザのアクションは、システム100はリバータム710を通信セッションに挿入すべきであることを、示す。図7Bは、リバータム714を挿入した後の通信セッション702のディスプレイ700を示す。このシステムは、マックスパワー704と、フランクグリムス706、カール708と、リバータム714のグラフィカル要素の連結されたグラフを示す。この実施例において、このリバータム714は、通信要素710から外される。
【0069】
特願2010−074721においては、ある通信セッションは、仮想のミーティングルームである。システム100は、この様な仮想のミーティングルームあるいは他の通信セッションを処理する。但し例外として、ある仮想のミーティングルームは、全ての参加人が仮想ミーティングルームを去った後でも、存在する。コンテキスト・ベースのコンタクト先のフレームワークにおいては、あるコンテキストは、通信セッションに参加している人のグループである。例えば、前の時点においては、永続的な仮想ミーティングルームであり、その通信セッションの永続的な性質の一部と同様に、グループとして維持する。この点に関し、ユーザは、コンテキストに基づいて組織された通信リストから、参加者又は通信セッション内の前の参加に基づいてグループ分けされた参加者を選択し、その通信セッションを再度活性化する。
【0070】
更にユーザは、永続的な通信セッションに、リスト例えば通信リストあるいはロボットリストを介して、アクセスすることができる。
【0071】
次に図8において、本発明の方法を、図1に示すシステムを例に、あるいは図3に示すネットワークノードを例に説明する。
【0072】
図8は、GUIで表される通信セッションに関連するコンタクト・マネージャを表示する方法を示す。通信セッションは、例えば2人のユーザの間の通信セッションあるいは3人以上のユーザの間の通信セッションである。通信セッションは、モード的に中立で、通信セッション内のユーザは、電話、携帯電話、VoIP、テレビ会議、テキストメッセージ、インスタントメッセージ、ウエブベースのチャット、eメール等のあらゆる通信モードを用いて、通信できる。通信セッションは、マルチメディア/モーダルでもあり、上記に挙げた複数のモードを組み合わせることもできる。GUIにより、ユーザは、通信セッションを早急かつ直感的に操作できる。様々な機能を有する装置が、その機能に合わせた適切なGUIを用いて、それぞれのユーザに示される。例えば卓上電話は、よりパワフルなプロセッサと、より高級なグラフィック機能と、大きなスクリーンと、より大きなメモリと、高いバンド幅等を、携帯機器よりも有する。この様な卓上電話機は、完全な相互作用とアニメーションを具備したGUIを表示し、携帯通信機器は、それ自身の機能に適した完全な機能のサブセットのみを提供する。
【0073】
グラフィカル要素は、イメージ、カリカチュア、アバター、テキスト、ハイパーリンク等を含む。このハイパーリンクは、グラフィカル要素に関連したユーザの更なる情報へと繋がる。テキストは、名前、肩書き、ポジション、電話番号、eメールアドレス、現在の状態、存在情報、ロケーションを含む。システムは、グラフィカル要素を、接触した当事者のコンテキスト、ペルソナ、プレゼンスに基づいて、変更あるいはアニメートする。通信セッションへの活性接続は、グラフィカルな接続表示として視覚的に表示される。このグラフィカルな接続表示は、オーバーラップしたグラフィカル要素、グラフィカル要素を接続するライン、グラフィカル要素を接続する形状、グラフィカル要素を接続する放射状のラインを有する形状、グラフィカル要素の共通の拡大したアピアランスを含む。オーバーラップしたグラフィカル要素は、一箇所にいる複数の個人を表す。更にグラフィカル要素の色、太さ、アニメーション、テキスチャ、長さ等は、グラフィカル要素により表されるエンティティの関係あるいは状態を表す。
【0074】
システム100は、通信セッションに関連するユーザに関連するコンテキスト・コンタクトでグループ分けされる。この通信セッションは、通信セッションを表示するグラフィカル要素の組として表示される。通信セッションは、現在進行中の通信セッションと提案された通信セッションの一方(802)である。コンテキストによりグループ分けすることは、ユーザのプレファレンス(優先、好み)、ユーザの通信披瀝、ユーザのカレンダー、ソシアルネットワークト、ピックス、プロジェクト、経営者あるいは他の基準のような、多くのファクタに基づいて行われる。これらコンタクト先の表示は、これらのファクタにより分類され、コンタクト・マネジャの一部として表示される。システム100はコンタクト先を、コンテキストのタグに基づいて、グループ分けする。システム100はコンタクト先の組を、キャッシュ、例えば最新のコンタクト先のキャッシュとして、分類する。
【0075】
システム100は、GUI上に、グループ分けされたコンタクト先の少なくとも一部の表示(804)を示す。システム100は、コンタクト先のグループ分けされた組のアイコンのみ、あるいは他のグループ分けされた組と組み合わせて、表示する。グループ分けされたの組用のアイコンは、ラインと接続されるか、近い場所にグループ分けされるか、オーバーラップされるか、形状内に配置されるか、他の適宜のグラフィック表示(関連性を示す)のいずれかで、表示される。システム100は、コンタクト先の組のサブセットを自動的に特定するが、これはコンタクト先の組が利用可能なスクリーンスペース上に表示するのには多すぎる場合である。別の変形例として、システム100は、グループ内の全てのアイコンを表示するが、より重要なコンタクト先のアイコンは拡大し、そうでもないアイコンは小さくする。
【0076】
システム100は、グループ分けされたコンタクト先の1つのコンタクト先に関連するユーザ入力と、通信セッションを受領する(806)。例えばユーザは、クリックしドラッグする、ドラッグしドロップする、タッチしスライドする、ダブルクリックしフリックする、あるいはコンタクト先のアイコンを通信セッションに移動させることができる。ユーザは、コンタクト先のアイコンをクリックし、通信セッションのアイコンをクリックする。ユーザは「John Roberts をチャットセッションに追加する」と言うと、これをシステム100が自動音声認識機構を用いて、認識することもできる。ユーザ入力は、キーボード入力、マウス入力、タッチスクリーンの1回タッチ又は複数回タッチのジェスチャ、stylus入力等の形態を採ることができる。一態様においては、ユーザは、キーボード上のコントロールボタンを保持しクリックして、複数のコンタクト先を選択することもできる。システム100は、指示されたアクションを選択されたコンタクト先にその後適用することができる。
【0077】
ユーザは、入力を与えて、通信セッションに関連しないグループ分けされたコンタクト先を管理できる。例えばユーザは、特定のコンタクト先は、グループに属していない旨を示すことができる。この様な入力に応じて、システム100は、そのコンタクト先を外して、更なるユーザ入力を要求することができる。このユーザ入力は、コンタクト先ががどのグループに属するべきかを示す。あるいはシステム100は、幾つかの変形例を作り出すことができる。
【0078】
システム100は、通信セッションを、ユーザ入力と1つのコンタクト先(808)に基づいて操作する。システム100は、コンタクト先を通信セッションに追加し、コンタクト先とのサイドバー通信セッションを作り出し、選択されたコンタクト先に基づいて通信セッションを分離し、通信セッションの参加者とコンタクト先情報を共有し、コンタクト先を通信セッションに加わるよう招待する。図7A,7Bに、コンタクト先を通信セッションに追加あるいは招待する方法を示す。サイドバー通信は、メインの通信セッションと同時に行われるが分離しているプライベートな通信である。サイドバー通信の一例はインスタントメッセージ、通信セッションの複数の参加者によるインスタントメッセージ会話である。選択されたコンタクト先が上司の様な実施例においては、システム100はは通信セッションを2つのグループの参加者に分ける。一方の参加者は上司にレポートするが、他方はそうではない。ユーザが、コンタクト先のアイコンを通信セッションにドラッグすると、システム100は、コンタクト先の情報(例えばeメール、電話番号、名前、肩書き、ピクチャ、履歴書、履歴等)を他の通信セッションの参加者と、直接にあるいはソシアルメディアアウトレットを介して、共有する。この方法の全部あるいは一部は、Face bookとLinkedInの様なソースからのソシアルメディア情報を組み入れている。
【0079】
システム100は、ユーザにコンテキストメニューを表示し、どのアクションをユーザ入力に基づいて採るべきかを、問い合わせる。コンテキストメニューは、更にユーザ入力を明瞭にする。例えばユーザが、IMアイコンをコンタクト先上にドラッグしドロップすると、システム100は、その入力が意味するものを明白にするよう要求する。コンテキストメニューは、ユーザが新たな通信セッションをIMを介してスタートするか、サイドバー通信セッションをIMを介して創設するか、現在の通信セッションをIMに変更するかとを問い合わせることができる。コンテキストメニューは、ユーザがアイコンを通信セッション上にドロップすると、ポップアップすることができる。例えばマウスボタンを2秒間ホールドした後あるいは他の適宜の時間にポップアップすることができる。ある場合において、ユーザ入力のタイプは、コンテキストメニューなしにあるいは他の明白化ステップなしに、どのアクションを採るべきかを示す。例えばユーザが、アイコンを通信セッション上にドラッグすると、そのアイコンに関連したコンタクト先が、通信セッションに追加される。ユーザがシフトを押しながらアイコンをドラッグすると、コンタクト先は、そのセッションに参加する。ユーザが3本指のマルチタッチジェスチャを行いアイコンを通信セッションに移動させると、システムは、そのアイコンに関連するコンタクト先に関する情報をカードを、通信セッションの参加者に表示する。
【0080】
コンテキストに基づいて提示されたコンタクト先のグループは、通信セッションが変わる毎に、ダイナミックに変化する。例えば、通信セッションのコンテキストが、ホストのビジネス関係者と、通信セッション上の3人の当事者と、セッションから外れた参加者の1人に基づいているとすると、コンテキストは、自然と変化するが、その理由は、外れた人のビジネス関係者は、その通信セッションに対しコンテキストを最早提供しないからである。残りのメンバは、そのビジネス関係者の1人を、その通信セッションに追加するような希望をあまり持たないかも知れない。そのため、コンタクト先の提示されたグループは、動的に小さくなって、以前にグループ分けされたこれらのコンタクト先を省くことになる。その理由は、通信セッションから外れた人が参加しているためである。同様に、コンテキストを定義するパラメータによっては、コンタクト先のグループは、通信セッションの構築の変化と共に、ダイナミックに変化する。
【0081】
他の実施例は、選択用に利用できるコンタクト先のグループとユーザ入力を、生成表示して、そのコンタクト先のグループとのグラフィカルに表示された通信セッションを修正する方法である。図9の方法は、コンタクト先のグループに関するデータを受領し、この受領したデータに基づいて、コンタクト先のグループを、ユーザを含む現在の通信セッションに関連して分類(904)し、コンタクト先の分類されたグループのコンタクト先を、ユーザに、そのユーザを含む通信セッションの各参加者のグラフィカルディスプレイで表示し、通信セッションに関連するユーザ入力と前記コンタクト先の選択されたコンタクト先に関連するユーザ入力を受領し、この選択されたコンタクト先に対し通信セッションを修正する(910)。
【0082】
コンタクト先のグループは、Microsoft Outlook(登録商標)内のユーザのコンタクトリストの全体であると仮定する。ユーザは、図2A−2Dに示す様々なユーザとの現在の通信セッションを有していると仮定する。コンタクト・マネージャは、システム100又はネットワークノード320又はそれらの組み合わせを介して、コンタクト先のグループを、ある基準(例、トピックス、プロジェクト、経営者、通信費歴、時間ベースのパラメータ、通信セッションへの参加者)で、分類し、通信セッションのグラフィック表示と共に、コンタクト先を表示する。ユーザが、コンタクト先の1人を通信セッションに追加しようとしていると仮定する。すると、ユーザは、そのコンタクトリストから、そのユーザを通信セッション上にドラッグしドロップする。すると、システムは、自動的にそのユーザにダイアルし、そのユーザを呼びに接続する。別の構成として、コンタクト先が選択されると、システムは、電話番号、IM番号、eメールアドレス等のオプションを提示し、ユーザに対し、その人が通信セッションに参加する方法を選択させる。他のオプションは、ユーザを呼びに加える前に、サイドバー或いは別の通信をアレンジすることを含む。
【0083】
コンテキストのグループに関連して集められたデータは、少なくとも一部は通信セッションに基づく。例えば、ユーザは、2人の人と通信セッションを開始すると、その結果3人がその呼びに参加していることになる。システム100は、どの他の2人がこのプロジェクトに参加していたか電話をしていたかを特定するデータを自動的集める。この3人を、現在の呼びに参加しており、コンテキストベースのコンタクトリストに含める。コンテキストの複数のグループが表示されるが、各グループはそれぞれのコンテキストで区別できる。あるグループは、ソシアルネットワークに基づいて表示され、別のグループは作業プロジェクトに基づいて表示される。上記したように、通信セッションのコンテキストは、通信セッションの構造が変化する毎に、ダイナミックに変わる。この点に関し、システムは、コンテキストを編集し、かくしてコンタクト先のグループを、通信セッションの現在のコンテキストを反映させる。これは、継続的にユーザに対し、ユーザが選択する可能性が高いコンタクト先の最適なグループを提示する。その結果、コンテキストに基づいて、通信セッション又はサイドバー通信内に含めることである。
【0084】
図5に示すように、同時進行の複数のコンテキストが動作中の場合には、各通信セッションは自分自身のコンタクト先のグループを有する。これは、それぞれの通信セッション近傍のグラフィック領域内で容易に選択できるよう、提示される。
【0085】
用語「コンピュータで読み取り可能な媒体」とは、コンピュータが実行するプロセスを記憶する媒体或いは伝送媒体を意味する。媒体とは、非揮発性媒体、揮発性媒体、伝送媒体を意味する。非揮発性の媒体とは、NVRAM、磁気ディスク又は光学ディスクである。揮発性媒体とは、DRAM、メインメモリを意味する。このコンピュータで読み取り可能な媒体の一般的なものとしては、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、他の磁気媒体、磁気光学媒体、CD−ROM、パンチカード、ペーパーテープ等、更にRAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、メモリカード、メモリチップ、或いはカートリッジ等がある。e−mail或いは他の自己保存型の情報アーカイブに付属したデジタルファイルは、記憶媒体に等価な分配型の記憶媒体であり、本発明でいう記憶媒体と見なすことができる。コンピュータで読み取り可能な媒体がデータベースとして構築された場合には、このデータベースは、あらゆる種類のデータベース、例えば関連型、階層型、オブジェクト志向型のいずれをも含む。
他の実施例においては、開示された方法は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されたソフトウエアで実行され、コントローラとメモリとを有するプログラムされた汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ等で実施される。これ等の実施例においては、本発明のシステムと方法は、パソコンに組み込まれたプログラムで実行できる。例えばアプレット、JAVA、Cグラフィカル・インターフェーススクプリト、サーバ或いはコンピュータ、ワークステーションに記録された資源或いは専用の測定システムに組み込まれたルーチン等で実施できる。
本発明のシステムは、本発明のシステムと方法をソフトウエア又はハードウエアのシステムに物理的に組み込むことにより実施することもできる。 本発明は、特定の標準及びプロトコルを例に説明したが、本発明はこのような標準とプロトコルに制限されるものではない。他の類似の標準とプロトコルも本発明で用いることができる。これ等の標準とプロトコルは、今後開発されるより効率的な標準とプロトコルで置換されるかも知れないが、このような置換も本発明の一態様(一実施例)と考えられる。
【0086】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。用語「又は」に関して、例えば「A又はB」は、「Aのみ」、「Bのみ」ならず、「AとBの両方」を選択することも含む。特に記載のない限り、装置又は手段の数は、単数か複数かを問わない。
【符号の説明】
【0087】
100 システム
110 システム・バス
120 プロセッサ
122 キャッシュ
130 メモリ
140 ROM
150 RAM
160 記憶装置
170 出力装置
180 通信インターフェース
190 入力装置
200 グラフィカル・ユーザ・インターフェース
201 通信セッション
208,210,212,214,216 アイコン
218 コンタクト・リスト
202 電話アイコン
204a 識別装置
206 Karlのアイコン
206a ビデオ・アイコン
302 ネットワーク
304,3,6,308,310,312 通信機器
314,316,318,320 ノード
320 中央装置
図8
開始
802:コンテキストにより、通信セッションに関連するユーザに関連するコンタクト先をグループ分けする。前記通信セッションは、前記通信セッションを表すグラフィカル要素の組として表示され、前記通信セッションは、現在の通信セッションと提案された通信セッションの内の一方であり、
804:前記グラフィカル・ユーザ・インターフェース上に、前記のグループ分けされたコンタクト先の少なくとも一部の表示を提示する。
808:前記グループ分けされたコンタクト先の一つのコンタクト先に関連するユーザ入力と、前記通信セッションを受領する。
810:前記通信セッションを、前記ユーザ入力と前記一つのコンタクト先に基づいて、操作する。
終了
図9
開始
902:コンタクト先のグループに関するデータを受領する。
904:前記コンタクト先のグループを、受領したデータに基づいて、ユーザを含む現在の通信セッションに対し、分類する。前記現在の通信セッションは、前記ユーザにグラフィカルに表示され、前記表示されたものは、各グラフィカル要素が参加者を通信セッションに提示する、連結されたグラフィカル要素の組を含み、
908:前記コンタクト先の分類されたグループのコンタクト先を、前記ユーザに、表示された通信セッションで、表示する。
910:通信セッションに関連したユーザからの入力と、前記コンタクト先の選択されたコンタクト先からの入力を受領する。
912:前記通信セッションを、前記選択されたコンタクト先に対し、修正する。
終了

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グラフィカル・ユーザ・インターフェースに表れた通信セッションに関連するコンタクト・マネージャを表示するコンピュータでの実行方法において、
(A)コンテキストにより、通信セッションに関連するユーザに関連するコンタクト先をグループ分けするステップと、
前記通信セッションは、前記通信セッションを表すグラフィカル要素の組として表示され、前記通信セッションは、現在の通信セッションと提案された通信セッションの内の一方であり、
(B)前記グラフィカル・ユーザ・インターフェース上に、前記のグループ分けされたコンタクト先の少なくとも一部の表示を提示するステップと、
(C)前記グループ分けされたコンタクト先の一つのコンタクト先に関連するユーザ入力と、前記通信セッションを受領するステップと、
(D)前記通信セッションを、前記ユーザ入力と前記一つのコンタクト先に基づいて、操作するステップと、
を有する
ことを特徴とするグラフィカル・ユーザ・インターフェースに表れた通信セッションに関連するコンタクト・マネージャを表示するコンピュータでの実行方法。
【請求項2】
前記(A)ステップは、以下に基づいて、コンタクト先を分類するステップを含む、
通信セッションと、キャッシュと、ユーザのプリフェレンスの一つと、ユーザの通信披瀝と、ソシアルネットワークと、トピックスと、プロジェクトと、家族関係と、友人関係と、趣味と、興味のある領域と、政党への所属と、現在/将来/過去の学歴と、カレンダーと、ローカル時間帯と、雇い主、
ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータでの実行方法。
【請求項3】
前記(D)ステップは、
(D1)前記一つのコンタクト先を前記通信セッションに追加するステップと、
(D2)前記一つのコンタクト先を含むサイドバー通信セッションを創設するステップと、
(D3)前記通信セッションを分離するステップ
のいずれかを含む
ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータでの実行方法。
【請求項4】
前記(D)ステップの後、
(E)前記コンテキストを編集し、コンタクト先の新たなグループを生成するステップと、
(F)前記グラフィカル・ユーザ・インターフェース上に、前記の新たなグループのコンタクト先の一部のグラフィカル表示を、提示するステップと、
を更に有する
ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータでの実行方法。
【請求項5】
グラフィカル・ユーザ・インターフェースに表れた通信セッションに関連するコンタクト・マネージャを表示するシステムにおいて、
(X)プロセッサと
(A)前記プロセッサを制御する第1モジュールと、
前記第1モジュールは、コンテキストにより、通信セッションに関連するユーザに関連するコンタクト先をグループ分けし、
前記通信セッションは、前記通信セッションを表すグラフィカル要素の組として表示され、
前記通信セッションは、現在の通信セッションと提案された通信セッションの内の一方であり、
(B)前記プロセッサを制御する第2モジュールと、
前記第2モジュールは、前記グラフィカル・ユーザ・インターフェース上に、前記のグループ分けされたコンタクト先の少なくとも一部の表示を提示し、
(C)前記プロセッサを制御する第3モジュールと、
前記第3モジュールは、前記グループ分けされたコンタクト先の一つのコンタクト先に関連するユーザ入力と、前記通信セッションを受領し、
(D)前記プロセッサを制御する第4モジュールと、
前記第4モジュールは、前記通信セッションを、前記ユーザ入力と前記一つのコンタクト先に基づいて、操作する
を有する
ことを特徴とするグラフィカル・ユーザ・インターフェースに表れた通信セッションに関連するコンタクト・マネージャを表示するシステム。
【請求項6】
インストラクションを記憶するコンピュータで読込可能な記憶媒体において、
前記インストラクションが、コンピュータで実行された時に、前記コンピュータが、グラフィカル・ユーザ・インターフェースに表れた通信セッションに関連するコンタクト・マネージャを表示し、
前記インストラクションは、
(A)コンテキストにより、通信セッションに関連するユーザに関連するコンタクト先をグループ分けするステップと、
前記通信セッションは、前記通信セッションを表すグラフィカル要素の組として表示され、
前記通信セッションは、現在の通信セッションと提案された通信セッションの内の一方であり、
(B)前記グラフィカル・ユーザ・インターフェース上に、前記のグループ分けされたコンタクト先の少なくとも一部の表示を提示するステップと、
(C)前記グループ分けされたコンタクト先の一つのコンタクト先に関連するユーザ入力と、前記通信セッションを受領するステップと、
(D)前記通信セッションを、前記ユーザ入力と前記一つのコンタクト先に基づいて、操作するステップと、
を有する
ことを特徴とするインストラクションを記憶するコンピュータで読込可能な記憶媒体。
【請求項7】
通信セッションのコンタクト先の組を管理する方法において、
(A)コンタクト先のグループに関するデータを受領するステップと、
(B)前記コンタクト先のグループを、受領したデータに基づいて、ユーザを含む現在の通信セッションに対し、分類するステップと、
前記現在の通信セッションは、前記ユーザにグラフィカルに表示され、
前記表示されたものは、各グラフィカル要素が参加者を通信セッションに提示する、連結されたグラフィカル要素の組を含み、
(C)前記コンタクト先の分類されたグループのコンタクト先を、前記ユーザに、表示された通信セッションで、表示するステップと、
(D)通信セッションに関連したユーザからの入力と、前記コンタクト先の選択されたコンタクト先からの入力を受領するステップと、
(E)前記通信セッションを、前記選択されたコンタクト先に対し、修正するステップと、
を有する
ことを特徴とする通信セッションのコンタクト先を管理する方法。
【請求項8】
通信セッションのコンタクト先の組を管理するシステムにおいて、
(X)プロセッサと、
(A)前記プロセッサを制御する第1モジュールと、
前記第1モジュールは、コンタクト先のグループに関するデータを受領し、
(B)前記プロセッサを制御する第2モジュールと、
前記第2モジュールは、前記コンタクト先のグループを、受領したデータに基づいて、ユーザを含む現在の通信セッションに対し、分類し、
前記現在の通信セッションは、前記ユーザにグラフィカルに表示され、
前記表示されたものは、各グラフィカル要素が参加者を通信セッションに提示する、連結されたグラフィカル要素の組を含み、
(C)前記プロセッサを制御する第3モジュールと、
前記第3モジュールは、前記コンタクト先の分類されたグループのコンタクト先を、前記ユーザに、表示された通信セッションで、表示し、
(D)前記プロセッサを制御する第4モジュールと、
前記第4モジュールは、通信セッションに関連したユーザからの入力と、前記コンタクト先の選択されたコンタクト先からの入力を受領し、
(E)前記プロセッサを制御する第5モジュールと、
前記第5モジュールは、前記通信セッションを、前記選択されたコンタクト先に対し、修正し、
を有する
ことを特徴とする通信セッションのコンタクト先を管理するシステム。
【請求項9】
インストラクションを記憶するコンピュータで読込可能な記憶媒体において、
前記インストラクションが、コンピュータで実行された時に、前記コンピュータが、グラフィカル・ユーザ・インターフェースに表れた通信セッションに関連するコンタクト・マネージャを表示し、
前記インストラクションは、
(A)コンタクト先のグループに関するデータを受領するステップと、
(B)前記コンタクト先のグループを、受領したデータに基づいて、ユーザを含む現在の通信セッションに対し、分類するステップと、
前記現在の通信セッションは、前記ユーザにグラフィカルに表示され、
前記表示されたものは、各グラフィカル要素が参加者を通信セッションに提示する、連結されたグラフィカル要素の組を含み、
(C)前記コンタクト先の分類されたグループのコンタクト先を、前記ユーザに、表示された通信セッションで、表示するステップと、
(D)通信セッションに関連したユーザからの入力と、前記コンタクト先の選択されたコンタクト先からの入力を受領するステップと、
(E)前記通信セッションを、前記選択されたコンタクト先に対し、修正するステップと、
を有する
ことを特徴とするインストラクションを記憶するコンピュータで読込可能な記憶媒体。
【請求項10】
前記(D)ステップは、
(D1)前記一つのコンタクト先を前記通信セッションに追加するステップと、
(D2)前記一つのコンタクト先を含むサイドバー通信セッションを創設するステップと、
(D3)前記通信セッションを分離するステップ
のいずれかを含む
ことを特徴とする請求項9記載の記憶媒体。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−44129(P2011−44129A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−74257(P2010−74257)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
2.JAVA
【出願人】(508214019)アバイア インク. (75)
【Fターム(参考)】