説明

コンテンツコピー実績管理システム

【課題】記録媒体に記録されているコンテンツのコピー実績を管理し、ひいては私的録音保証制度における保証金を著作権者に公平に分配する。
【解決手段】コンテンツ情報処理プログラムDはオーディオCD11に記録されているコンテンツがCD−R12にコピーされた場合に、オーディオCDに記録されているISRCをコンテンツ情報管理装置Eに送信し、コンテンツ情報管理装置Eは受信したISRCに対応する楽曲名をコンテンツ情報処理プログラムDを経由して又は直接コンテンツコピー実績管理装置Fに送信し、コンテンツコピー実績管理装置は楽曲名ごとにコピー回数を管理し、コンテンツコピー実績管理装置により管理されている楽曲名ごとのコピー回数に基づいてオーディオCDに記録されているコンテンツの著作権料をその著作権者に分配することが可能となる。
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【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンパクトディスク(CD)などの記録媒体に記録されているコンテンツのコピー実績を管理するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
私的録音保証制度では、MD(MiniDisc)やオーディオ用CD−R(Compact Disc-Recordable)などの情報記録媒体や情報記録再生装置は、オーディオCDなどの記録媒体からコンテンツをコピー可能なため、販売時に保証金を課金し、著作権管理団体がこの保証金をコピー元の記録媒体の著作権者に分配する。なお、関連技術としては、例えば下記の特許文献1には、ネットワーク上にデジタルコンテンツの著作権を管理する方法が開示されている。また、下記の特許文献2には、媒体に記録されているコンテンツの関連情報をユーザがネットワーク上のサーバから入手する方法が開示されている。
【特許文献1】特開2001−34666号公報(要約書)
【特許文献2】特開平10−116472号公報(要約書)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、オーディオCDなどのコンテンツが私的にコピーされたかの実績を管理する手段が無く、前記の私的録音保証制度における保証金の分配金は、主にコピー元の記録媒体の過去の販売実績などを基に算出されているので、販売実績と私的コピーの実績が対応しているとは限らず、保証金の分配方法が不透明で問題となっている。また、著作権者にとっては、自己のコンテンツがどの程度コピーされているかを知りたいという要求がある。
【0004】
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、コンパクトディスク(CD)などの記録媒体に記録されているコンテンツのコピー実績を管理することができ、ひいては私的録音保証制度における保証金を著作権者に公平に分配することができるコンテンツコピー実績管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記目的を達成するために、第1の記録媒体に記録されているコンテンツをユーザが第2の記録媒体にコピーした場合のコピー実績を管理するコンテンツコピー実績管理システムであって、
前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツを前記ユーザが前記第2の記録媒体にコピーするユーザ端末と、
前記第1の記録媒体に記録されているコンテンツ識別情報を管理するコンテンツ情報管理装置と、
前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツのコピー実績をコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報ごとに集中的に管理するコピー実績管理装置とがネットワークを介して接続可能であり、
前記ユーザ端末は、前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツが前記第2の記録媒体にコピーされた場合に、前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツ識別情報を前記コンテンツ情報管理装置に送信し、
前記コンテンツ情報管理装置は、前記コンテンツ識別情報又は前記コンテンツ識別情報に対応するコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報を前記ユーザ端末を経由して又は直接前記コピー実績管理装置に送信し、
前記コピー実績管理装置は、前記コンテンツ識別情報ごと又は前記コンテンツ特定情報ごとにコピー回数を管理するようにした。
【0006】
また本発明は上記目的を達成するために、第1の記録媒体に記録されているコンテンツをユーザが第2の記録媒体にコピーした場合のコピー実績を管理するコンテンツコピー実績管理システムであって、
前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツを前記ユーザが前記第2の記録媒体にコピーするユーザ端末と、
前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツのコピー実績を集中的に管理するコピー実績管理装置とがネットワークを介して接続可能であり、
前記ユーザ端末は、前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツが前記第2の記録媒体にコピーされた場合に、前記第1の記録媒体に記録されているコンテンツ識別情報を前記コピー実績管理装置に送信し、
前記コピー実績管理装置は、前記コンテンツ識別情報ごと又は前記コンテンツ識別情報に対応するコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報ごとにコピー回数を管理するようにした。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1の記録媒体に記録されたコンテンツをユーザが私的にコピーした実績を正確に把握することが可能となり、また、私的録音保障制度のコンテンツコピー実績管理に適用した場合、実際に私的にコピーした実績が保証金の分配に適用できるので、公正な分配が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係るコンテンツコピー実績管理システムの第1の実施の形態を示すブロック図、図2は図1のシステムの具体的構成及び処理を示すブロック図である。
【0009】
図1に示すシステムは、コピー元の情報記録媒体Aに記録されているコンテンツの識別情報は、コピー元の情報記録媒体Aの個々の販売会社などにより管理されているが、業界団体などにより集中的に管理されていない場合を想定している。このため、図1に示すシステムは、コピー元の情報記録媒体Aに記録されているコンテンツがユーザにより私的にコピー先の情報記録媒体B又は情報記録再生装置Cにコピーされたことを管理するために、コンテンツ識別情報を処理するコンテンツ情報処理プログラムDと、コンテンツの識別情報又はコンテンツの識別情報からコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報を検索してコンテンツ情報処理プログラムDに提供するコンテンツ情報管理装置Eと、コンテンツの識別情報又はコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報ごとのコピー実績を集中的に管理するコンテンツコピー実績管理装置FがネットワークGを介して接続される。
【0010】
ここで、ユーザがコピー元の情報記録媒体Aからコピー先の情報記録媒体B又は情報記録再生装置Cにコンテンツをコピーする際にはコンテンツ情報処理プログラムDを使用しなければコピーできないものと定義する。また、コンテンツ情報管理装置Eは、コピー元の情報記録媒体Aの販売会社などごとに設けられ、コンテンツコピー実績管理装置Fは、コピー元の情報記録媒体Aの複数の販売会社をまとめた業界団体などの著作権管理団体に設けられる。
【0011】
コピー元の情報記録媒体Aは、例としてオーディオなどのコンテンツを記録した再生専用CDなどが挙げられ、コピー先の情報記録媒体Bの例としては、CD−Rなどが挙げられる。コピー先の情報記録再生装置Cの例としては、MDプレーヤやHDD(ハードディスクドライブ)内蔵携帯音楽プレーヤなどの内部にコピー先記録媒体を有するものが挙げられる。コンテンツ情報処理プログラムCは、ユーザが私的にコピーしたコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報をコピー元の情報記録媒体Aから検出して、そのコンテンツ識別情報をネットワークGを介してコンテンツ情報管理装置Eに送信し、コンテンツ情報管理装置Eからコンテンツ識別情報に応答して返信されたコンテンツ特定情報を受信し、受信したコンテンツ特定情報をコンテンツコピー実績管理装置Fに送信する。コンテンツ情報処理プログラムDが保存される場所としては、PCなどのユーザ端末、HDD内臓オーディオプレーヤなどのコピー先の情報記録再生装置C、CDなどのコピー元の情報記録媒体Aが挙げられる。
【0012】
コンテンツ情報管理装置Eは、コンテンツ情報処理プログラムDから送信されるコンテンツ識別情報を基にコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報を検索し、コンテンツ情報処理プログラムDに提供するシステムである。コンテンツコピー実績管理装置Fはコンテンツ情報処理プログラムDからコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報を受け取り、そのコンテンツ特定情報ごとにコピー回数をインクリメントして保存することにより、コピー元の情報記録媒体Aからのコンテンツのコピー実績を管理する装置である。
【0013】
図2を参照して図1のシステムの具体的構成及び処理を説明する。コピー元の情報記録媒体AをオーディオCD11、コピー先の情報記録媒体BをCD−R12とし、コンテンツ情報処理プログラムDはユーザ端末であるPC13に保存されている。オーディオCD11には複数の楽曲データ1、2、3・・・により構成されるコンテンツaが記録されており、また、複数の楽曲データ1、2、3・・・の各々ごとに、各楽曲データを識別する情報としてISRC(International Standard Recording Code)がサブコードとして記録されている。PC13にはコンテンツ情報処理プログラムDのほかに、オーディオCD11などのコピー元の情報記録媒体Aの楽曲データをCD−R12などのコピー先の情報記録媒体Bへコピーするためのコンテンツコピープログラム14も記録されている。
【0014】
また、個々のコンテンツ情報管理装置Eには、自己の著作権に関するオーディオCD11内の楽曲データ1、2、3・・・ごとに、コンテンツ識別情報としてISRCと、コンテンツ特定情報として楽曲名が記録されている。さらに、コンテンツコピー実績管理装置Fはコンテンツ特定情報として楽曲名ごとにコピー回数を管理している。
【0015】
この構成において、オーディオCD11からユーザが選択した楽曲データをCD−R12へコピーする際の処理を説明する。ここでは、オーディオCD11には、複数の楽曲データ1、2、3・・・より成る1つのコンテンツaが記録され、このうち、楽曲データ1、2をCD−R12へコピーするものとする。まず、ユーザが私的にコピーしたい楽曲データを指定するために、記録順(何番目の曲か)をコンテンツ情報処理プログラムDに入力すると(ステップ1−1)、コンテンツ情報処理プログラムDは、その楽曲データのISRC(図2ではコンテンツaの楽曲データ1のISRC=YY1と、コンテンツaの楽曲データ2のISRC=YY2)をオーディオCD11から抽出し(ステップ1−2)、抽出したISRCをコンテンツ情報管理装置EにネットワークGを通じて送信する(ステップ1−3)。コンテンツ情報管理装置Eでは、受信したISRCを基に楽曲名(図2ではコンテンツaの楽曲データ1の楽曲名=XX1と、コンテンツaの楽曲データ2の楽曲名=XX2)を検索・特定し(ステップ1−4)、特定した楽曲名XX1、XX2をネットワークGを通じてコンテンツ情報処理プログラムDに送信する(ステップ1−5)。
【0016】
コンテンツ情報処理プログラムDは、コンテンツ情報管理装置Eから受信した楽曲名XX1、XX2をコンテンツコピー実績管理装置FへネットワークGを通じて送信する(ステップ1−6)。コンテンツコピー実績管理装置Fは、コンテンツ情報処理プログラムDから受信した楽曲名XX1、XX2ごとにコピー回数などを保存・管理する(ステップ1−7)。なお、ステップ1−5、1−6の処理では、コンテンツ情報管理装置Eが特定した楽曲名XX1、XX2をコンテンツ情報処理プログラムDを経由することなく、直接コンテンツコピー実績管理装置Fに送信するようにしてもよい。
【0017】
このように、ユーザがコピー元のオーディオCD11から私的にコピーした楽曲名を管理し、コピー先の情報記録媒体B又は情報記録再生装置Cの購入者に課金された保証金をオーディオCD11の著作権者に正当に分配する。なお、コピー元のオーディオCD11に記録されているコンテンツのISRCなどのコンテンツ識別情報が業界団体などにより集中的に管理されている場合には、コンテンツ情報管理装置Eを省略してISRCなどのコンテンツ識別情報をコンテンツ情報処理プログラムDからコンテンツコピー実績管理装置Fに送信して、コンテンツコピー実績管理装置FではISRCなどのコンテンツ識別情報ごとにコピー回数を管理するようにしてもよい。
【0018】
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態について図3を参照しながら説明を行う。第2の実施の形態では、コピー元となる情報記録媒体AにオーディオCD11、コピー先の情報記録再生装置CをHDD内蔵携帯型音楽プレーヤ15とし、コンテンツ情報処理プログラムDはユーザ端末であるPC13内に保存されている。コンテンツ情報処理プログラムDはオーディオCD11からコンテンツaをHDD内蔵携帯型音楽プレーヤ15へ転送してコピーする機能も有している。
【0019】
この構成において、複数の楽曲データが記録されたオーディオCD11からユーザが選択した楽曲データをHDD内蔵携帯型音楽プレーヤ15へコピーする際の動作を説明する。ユーザが私的にコピーする楽曲データを指定するために、記録順(何番目の曲か)をコンテンツ情報処理プログラムDに入力すると(ステップ2−1)、コンテンツ情報処理プログラムDは、その楽曲データのISRCをCD11から抽出し(ステップ2−2)、抽出したISRCをコンテンツ情報管理装置EにネットワークGを通じて送信する(ステップ2−3)。コンテンツ情報管理装置Eでは、受信したISRCを基に楽曲名を検索・特定し(ステップ2−4)、特定した楽曲名をネットワークGを通じてコンテンツ情報処理プログラムDに送信する(ステップ2−5)。
【0020】
コンテンツ情報処理プログラムDは、コンテンツ情報管理装置Eから受信した楽曲名をコンテンツコピー実績管理装置FへネットワークGを通じて送信し(ステップ2−6)、また、HDD内蔵携帯型音楽プレーヤ15へ転送する(ステップ2−7)。ここでは、コンテンツ情報処理プログラムDは楽曲名をコンテンツコピー実績管理装置Fへ送信後、HDD内蔵携帯型音楽プレーヤ15へ転送しているが、本発明ではこの順序は規定しない。コンテンツコピー実績管理装置Fは、コンテンツ情報処理プログラムDから受信した楽曲名ごとにコピー回数などを保存・管理する(ステップ2−8)。
【0021】
なお、上記に示した実施の形態では、コンテンツが記録されたコピー元の情報記録媒体AにオーディオCD11、コピー先の情報記録再生装置CにHDD内蔵携帯型音楽プレーヤ15、コピー先の情報記録媒体BにCD−R12を例に説明を行ったが、これに限定されない。例としてコピー元の情報記録媒体A、Bには、CD−ROM、CD−RW、DVDやBlu―ray(登録商標)、HD−DVD、MD、VHS、D−VHS、レーザーディスク、DVC、MDディスク、半導体メモリなど、様々なコンテンツ情報記録媒体に適用可能であり、またコピー先の情報記録再生装置Cには、MDプレーヤ、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、半導体メモリプレーヤなど、様々なコンテンツ情報再生記録装置に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係るコンテンツコピー実績管理システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のシステムの具体的構成及び処理を示すブロック図である。
【図3】第2の実施の形態のコンテンツコピー実績システムの具体的構成及び処理を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0023】
11 オーディオCD
12 CD−R
13 PC(情報処理装置)
14 コンテンツコピープログラム
15 HDD内蔵携帯型音楽プレーヤ(情報記録再生装置)
A コピー元の情報記録媒体
B コピー先の情報記録媒体
C コピー先の情報記録再生装置
D コンテンツ情報処理プログラム
E コンテンツ情報管理装置
F コンテンツコピー実績管理装置
G ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の記録媒体に記録されているコンテンツをユーザが第2の記録媒体にコピーした場合のコピー実績を管理するコンテンツコピー実績管理システムであって、
前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツを前記ユーザが前記第2の記録媒体にコピーするユーザ端末と、
前記第1の記録媒体に記録されているコンテンツ識別情報を管理するコンテンツ情報管理装置と、
前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツのコピー実績をコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報ごとに集中的に管理するコピー実績管理装置とがネットワークを介して接続可能であり、
前記ユーザ端末は、前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツが前記第2の記録媒体にコピーされた場合に、前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツ識別情報を前記コンテンツ情報管理装置に送信し、
前記コンテンツ情報管理装置は、前記コンテンツ識別情報又は前記コンテンツ識別情報に対応するコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報を前記ユーザ端末を経由して又は直接前記コピー実績管理装置に送信し、
前記コピー実績管理装置は、前記コンテンツ識別情報ごと又は前記コンテンツ特定情報ごとにコピー回数を管理するようにしたコンテンツコピー実績管理システム。
【請求項2】
第1の記録媒体に記録されているコンテンツをユーザが第2の記録媒体にコピーした場合のコピー実績を管理するコンテンツコピー実績管理システムであって、
前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツを前記ユーザが前記第2の記録媒体にコピーするユーザ端末と、
前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツのコピー実績を集中的に管理するコピー実績管理装置とがネットワークを介して接続可能であり、
前記ユーザ端末は、前記第1の記録媒体に記録されている前記コンテンツが前記第2の記録媒体にコピーされた場合に、前記第1の記録媒体に記録されているコンテンツ識別情報を前記コピー実績管理装置に送信し、
前記コピー実績管理装置は、前記コンテンツ識別情報ごと又は前記コンテンツ識別情報に対応するコピー実績管理対象のコンテンツ特定情報ごとにコピー回数を管理するようにしたコンテンツコピー実績管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−287249(P2007−287249A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−114315(P2006−114315)
【出願日】平成18年4月18日(2006.4.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.レーザーディスク
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】