説明

コンテンツ再生制御装置、コンテンツ再生制御方法、コンテンツ再生制御プログラムおよび記録媒体

【課題】複数のコンテンツから適切なコンテンツを決定し、再生すること。
【解決手段】コンテンツ再生制御装置100には、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120が複数接続されている。取得部101は、各コンテンツ再生端末装置120からコンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する。決定部102は、取得部101によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する。抽出部103は、決定部102によって決定された再生コンテンツを当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120から抽出する。再生部104は、抽出部103によって抽出された再生コンテンツを再生し出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンテンツ再生端末装置に記録されたコンテンツの再生を制御するコンテンツ再生制御装置、コンテンツ再生制御方法、コンテンツ再生制御プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述したコンテンツ再生制御装置、コンテンツ再生制御方法、コンテンツ再生制御プログラムおよび記録媒体に限られない。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のコンテンツデータをソース機器から同時に読み込んで、複数のユーザに対してこれらのコンテンツデータを個別かつ同時に提供することができるコンテンツデータのマルチ再生システムが知られている。このようなマルチ再生システムでは、たとえば、異なった複数のコンテンツデータを再生可能な車載オーディオシステムと、この車載オーディオシステムに対して、自動車の車室内等の所定範囲内に存在する複数のポータブル再生装置とを備える。車載オーディオシステムは、この車載オーディオシステムに備えられた複数のソース機器から異なったコンテンツデータを取得して、複数のポータブル再生装置に対して並列に無線通信を用いて送信する。そして、複数のポータブル再生装置は、この車載オーディオシステムから送信されたコンテンツデータを受信して、各々の再生手段にて再生する(たとえば、下記特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】特開2003−196919号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術によれば、搭乗者は、それぞれの嗜好に合わせたコンテンツを視聴できるものの、共通したコンテンツ視聴経験を得ることができないという問題点が一例として挙げられる。一般に、同じ車両で移動している搭乗者どうしは、同じ目的で同じ目的地点に移動していると考えられる。このような場合、車両内および目的地点到着後のコミュニケーションを円滑におこなうためにも、車両内では同じコンテンツを視聴するのが好ましい場合がある。
【0005】
一方で、搭乗者が同じコンテンツを視聴する場合、それぞれの搭乗者の嗜好に合わせたコンテンツを選択するのが困難であるという問題点が一例として挙げられる。コンテンツの選択時には、選択者の嗜好が反映される可能性が高く、選択者の嗜好を他の搭乗者に押しつけてしまう場合がある。また、そのような状況を嫌い、自らコンテンツを選択しようとする者がいなくなる場合もある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるコンテンツ再生制御装置は、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置であって、各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得手段と、前記取得手段によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された再生コンテンツを当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置から抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された再生コンテンツを再生し出力する再生手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2の発明にかかるコンテンツ再生制御装置は、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置であって、各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得手段と、前記取得手段によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された再生コンテンツの再生指示を当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置へ送信する再生指示送信手段と、前記再生指示送信手段によって送信された再生指示に基づいて再生された再生データを受信する再生データ受信手段と、前記再生データ受信手段によって受信された再生データを出力する再生データ出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項9の発明にかかるコンテンツ再生制御装置は、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置であって、前記各コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得手段と、前記取得手段によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、前記コンテンツの再生順序を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定されたコンテンツを当該コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置から逐次抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出されたコンテンツを逐次再生し出力する再生手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項10の発明にかかるコンテンツ再生制御装置は、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置であって、各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得手段と、前記取得手段によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、前記コンテンツの再生順序を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定されたコンテンツの再生指示を当該コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置へ逐次送信する再生指示送信手段と、前記再生指示送信手段によって送信された再生指示に基づいて再生された再生データを逐次受信する再生データ受信手段と、前記再生データ受信手段によって受信された再生データを逐次出力する再生データ出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項11の発明にかかるコンテンツ再生制御方法は、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置で用いるコンテンツ再生制御方法であって、各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得工程と、前記取得工程で取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する決定工程と、前記決定工程で決定された再生コンテンツを当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置から抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出された再生コンテンツを再生し出力する再生工程と、を含んだことを特徴とする。
【0011】
また、請求項12の発明にかかるコンテンツ再生制御方法は、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置で用いるコンテンツ再生制御方法であって、各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得工程と、前記取得工程で取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する決定工程と、前記決定工程で決定された再生コンテンツの再生指示を当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置へ送信する再生指示送信工程と、前記再生指示送信工程で送信された再生指示に基づいて再生された再生データを受信する再生データ受信工程と、前記再生データ受信工程で受信された再生データを出力する出力工程と、を含んだことを特徴とする。
【0012】
また、請求項13の発明にかかるコンテンツ再生制御方法は、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置で用いるコンテンツ再生制御方法であって、前記各コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得工程と、前記取得工程で取得されたコンテンツ情報に基づいて、前記コンテンツの再生順序を決定する決定工程と、前記決定工程で決定されたコンテンツを当該コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置から逐次抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出されたコンテンツを逐次再生し出力する再生工程と、を含んだことを特徴とする。
【0013】
また、請求項14の発明にかかるコンテンツ再生制御方法は、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置で用いるコンテンツ再生制御方法であって、各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得工程と、前記取得工程で取得されたコンテンツ情報に基づいて、前記コンテンツの再生順序を決定する決定工程と、前記決定工程で決定されたコンテンツの再生指示を当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置へ逐次送信する再生指示送信工程と、前記再生指示送信工程で送信された再生指示に基づいて再生された再生データを逐次受信する再生データ受信工程と、前記再生データ受信工程で受信された再生データを逐次出力する出力工程と、を含んだことを特徴とする。
【0014】
また、請求項15の発明にかかるコンテンツ再生制御プログラムは、請求項11〜14のいずれか一つに記載のコンテンツ再生制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0015】
また、請求項16の発明にかかる記録媒体は、請求項15に記載のコンテンツ再生制御プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能なことを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるコンテンツ再生制御装置、コンテンツ再生制御方法、コンテンツ再生制御プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
(実施の形態)
まず、実施の形態にかかるコンテンツ再生制御装置100の機能的構成について説明する。図1は、コンテンツ再生制御装置の機能的構成を示すブロック図である。コンテンツ再生制御装置100は、取得部101、決定部102、抽出部103、再生部104、コンテンツ情報出力部105、受付部106によって構成される。また、コンテンツ再生制御装置100には、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120(120a〜120c)が複数接続されている。コンテンツ再生制御装置100とコンテンツ再生端末装置120との間の接続は、有線であっても無線であってもよい。
【0018】
取得部101は、各コンテンツ再生端末装置120からコンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する。コンテンツ情報とは、たとえば、コンテンツの名称に関する情報やコンテンツのジャンルに関する情報、コンテンツの実演者に関する情報、コンテンツ再生端末装置120におけるコンテンツの再生回数に関する情報などである。
【0019】
決定部102は、取得部101によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する。決定部102は、たとえば、コンテンツ情報に共通する情報に基づいて、再生するコンテンツを決定する。具体的には、たとえば、コンテンツの名称に関する情報が共通するコンテンツが複数のコンテンツ再生端末装置120に記録されている場合、決定部102は、その名称のコンテンツを再生コンテンツに決定する。
【0020】
また、決定部102は、たとえば、コンテンツのジャンルに関する情報が共通するコンテンツが複数のコンテンツ再生端末装置120に記録されている場合、そのジャンルのコンテンツを再生コンテンツに決定する。また、決定部102は、たとえば、コンテンツの実演者に関する情報が共通するコンテンツが複数のコンテンツ再生端末装置120に記録されている場合、その実演者のコンテンツを再生コンテンツに決定する。
【0021】
ここで、複数のコンテンツ再生端末装置120とは、コンテンツ再生制御装置100に接続されているすべてのコンテンツ再生端末装置120であってもよいし、コンテンツ再生制御装置100に接続されているコンテンツ再生端末装置120の一部であってもよい。また、たとえば、そのコンテンツを記録しているコンテンツ再生端末装置120の台数に基づいて、再生コンテンツを決定してもよい。
【0022】
さらに、決定部102は、たとえば、コンテンツ情報のうち、各コンテンツのコンテンツ再生端末装置120における再生回数に関する情報に基づいて、再生するコンテンツを決定することとしてもよい。具体的には、たとえば、コンテンツ再生端末装置120における再生回数が所定回数以上のコンテンツを再生コンテンツに決定する。
【0023】
また、決定部102は、後述する受付部106によって受け付けられたコンテンツを再生コンテンツに決定することとしてもよい。なお、決定部102が決定する再生コンテンツは、単数であってもよいし、複数であってもよい。複数のコンテンツを再生コンテンツとする場合、決定部102は、後述するように再生コンテンツの再生順序を決定することとしてもよい。
【0024】
抽出部103は、決定部102によって決定された再生コンテンツを当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120から抽出する。抽出部103は、たとえば、コンテンツ再生端末装置120に対して再生コンテンツのコンテンツデータの送信指示を送信し、送信指示に対して返信された再生コンテンツを受信することによって、再生コンテンツを抽出する。
【0025】
再生部104は、抽出部103によって抽出された再生コンテンツを再生し出力する。再生部104は、たとえば、コンテンツ再生端末装置120から抽出した再生コンテンツを、音声データや映像データに変換し、音声出力および映像出力する。
【0026】
コンテンツ情報出力部105は、取得部101によって取得されたコンテンツ情報を、コンテンツ再生端末装置120の少なくともいずれか一つへ出力する。コンテンツ情報出力部105によって出力されるコンテンツ情報は、取得部101によって取得されたコンテンツ情報のすべてであってもよいし、一部であってもよい。
【0027】
受付部106は、コンテンツ情報出力部105によってコンテンツ情報が出力されたコンテンツ再生端末装置120からのコンテンツの指定を受け付ける。コンテンツの指定は、複数のコンテンツに対しておこなわれてもよい。受付部106によってコンテンツの指定が受け付けられた場合、決定部102は、受付部106によって受け付けられたコンテンツを再生コンテンツに決定する。
【0028】
また、コンテンツ再生制御装置100は、決定部102によって、コンテンツの再生順序を決定してもよい。この場合、決定部102は、取得部101によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、コンテンツの再生順序を決定する。決定部102は、再生コンテンツとともにその再生順序を決定してもよいし、コンテンツの再生順序のみを決定することとしてもよい。
【0029】
決定部102によって再生順序が決定された場合、抽出部103は、決定部102によって決定されたコンテンツを、そのコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120から逐次抽出する。逐次抽出とは、決定部102によって決定されたコンテンツの再生順序に従ってコンテンツを抽出する意味である。再生部104は、抽出部103によって抽出されたコンテンツを逐次再生し出力する。
【0030】
つぎに、コンテンツ再生制御装置100によるコンテンツ再生制御処理について説明する。図2は、コンテンツ再生制御装置によるコンテンツ再生制御処理の手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、コンテンツ再生制御装置100は、まず、取得部101によって、各コンテンツ再生端末装置120からコンテンツ情報を取得する(ステップS201)。
【0031】
つぎに、コンテンツ再生制御装置100は、決定部102によって再生コンテンツを決定する(ステップS202)。決定部102は、コンテンツ情報に共通する情報に基づいて、または、受付部106によって受け付けられたコンテンツを再生コンテンツに決定する。また、決定部102は、再生コンテンツとともに、または、再生コンテンツに代えて、コンテンツの再生順序を決定してもよい。
【0032】
つづいて、コンテンツ再生制御装置100は、抽出部103によって、再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120から再生コンテンツを抽出する(ステップS203)。このとき、コンテンツの再生順序が決定されている場合は、再生順序に従って逐次コンテンツを抽出する。
【0033】
そして、コンテンツ再生制御装置100は、再生部104によって、再生コンテンツを再生し、出力して(ステップS204)、本フローチャートによる処理を終了する。このとき、コンテンツの再生順序が決定されている場合は、再生順序に従って逐次コンテンツを再生し、出力する。
【0034】
なお、上述の説明では、コンテンツ再生制御装置によって再生コンテンツの再生をおこなうこととしたが、再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120によって再生をおこなうこととしてもよい。この場合、コンテンツ再生制御装置は、コンテンツ再生端末装置120によって再生された再生データの出力をおこなう。以下、このような構成のコンテンツ再生制御装置をコンテンツ再生制御装置300とする。
【0035】
図3は、コンテンツ再生制御装置の他の構成を示すブロック図である。コンテンツ再生制御装置300は、取得部301、決定部302、再生指示送信部303、再生データ受信部304、再生データ出力部305、コンテンツ情報出力部306、受付部307によって構成される。また、コンテンツ再生制御装置300には、複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120(120a〜120c)が複数接続されている。
【0036】
コンテンツ再生制御装置300とコンテンツ再生端末装置120との間の接続は、図1に示したコンテンツ再生制御装置100と同様である。また、コンテンツ再生制御装置300の構成である取得部301、決定部302、コンテンツ情報出力部306、受付部307は、図1に示したコンテンツ再生制御装置100の取得部101、決定部102、コンテンツ情報出力部105、受付部106と同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0037】
コンテンツ再生制御装置300は、コンテンツ再生制御装置100と同様の手順によって再生コンテンツを決定する。一方、コンテンツ再生制御装置300の再生指示送信部303は、決定部302によって決定された再生コンテンツの再生指示を、その再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120へ送信する。再生コンテンツの再生指示とは、たとえば、再生コンテンツを再生するようコンテンツ再生端末装置120を制御する制御信号である。
【0038】
再生データ受信部304は、再生指示送信部303によって送信された再生指示に基づいて再生された再生データを受信する。再生データ受信部304が受信する再生データは、コンテンツ再生端末装置120がコンテンツ再生制御装置300からの再生指示に基づいて再生コンテンツを再生したデータである。
【0039】
再生データ出力部305は、再生データ受信部304によって受信された再生データを出力する。再生データ出力部305は、再生コンテンツの種類に合わせて、音声出力や映像出力によって再生データを出力する。
【0040】
なお、コンテンツ再生制御装置300も、図1に示したコンテンツ再生制御装置100
と同様に、決定部302によって、コンテンツの再生順序を決定することとしてもよい。この場合、決定部302は、取得部301によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、コンテンツの再生順序を決定する。再生指示送信部303は、決定部302によって決定されたコンテンツの再生指示を、そのコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置120へ逐次送信する。再生データ受信部304は、再生指示送信部303によって送信された再生指示に基づいて再生された再生データを逐次受信する。そして、再生データ出力部305は、再生データ受信部304によって受信された再生データを逐次出力する。
【0041】
以上説明したように、コンテンツ再生制御装置100,300によれば、コンテンツ再生端末装置120から取得したコンテンツ情報に基づいて決定した再生コンテンツを再生または出力する。これにより、複数のコンテンツ再生端末装置120に記録された複数のコンテンツから、適切なコンテンツを選択し、再生または出力することができる。
【0042】
具体的には、コンテンツ再生制御装置100,300は、コンテンツ情報に共通する情報に基づいて再生コンテンツを決定する。これにより、各コンテンツ再生端末装置120に共通する要素を有するコンテンツを再生することができ、各コンテンツ再生端末装置120のユーザの嗜好に近いコンテンツを再生または出力することができる。
【0043】
たとえば、コンテンツ情報の共通する情報がコンテンツの名称に関する情報の場合は、各コンテンツ再生端末装置120に共通して記録されているコンテンツを再生または出力することができる。また、たとえば、コンテンツ情報の共通する情報がコンテンツのジャンルに関する情報の場合は、各コンテンツ再生端末装置120に共通して記録されているジャンルのコンテンツを再生または出力することができる。さらに、コンテンツ情報の共通する情報がコンテンツの実演者に関する情報の場合は、各コンテンツ再生端末装置120に共通して記録されている実演者のコンテンツを再生または出力することができる。
【0044】
また、コンテンツ再生制御装置100,300は、コンテンツ再生端末装置120における各コンテンツの再生回数に関する情報に基づいて、再生するコンテンツを決定する。これにより、コンテンツ再生端末装置120のユーザの嗜好に合ったコンテンツ、すなわち、お気に入りのコンテンツを再生または出力することができる。
【0045】
また、コンテンツ再生制御装置100,300は、コンテンツ再生端末装置120の少なくともいずれかにコンテンツ情報を出力し、コンテンツ再生端末装置120からコンテンツの指定を受け付ける。これにより、それぞれのコンテンツ再生端末装置120から、他のコンテンツ再生端末装置120に記録されたコンテンツを指定して、コンテンツの再生または出力をおこなうことができる。
【0046】
また、コンテンツ再生制御装置100,300は、コンテンツ再生端末装置120から取得したコンテンツ情報に基づいて決定した再生順序でコンテンツを再生または出力する。これにより、複数のコンテンツ再生端末装置120に記録された複数のコンテンツから、適切な再生順序でコンテンツを再生または出力することができる。
【実施例】
【0047】
つぎに、上述した実施の形態にかかるコンテンツ再生制御装置100の実施例について説明する。以下の実施例においては、コンテンツ再生制御装置100を、車両に搭載されたコンテンツ再生制御装置400に適用した場合について説明する。
【0048】
(コンテンツ再生制御装置400の周辺機器構成)
はじめに、コンテンツ再生制御装置400の周辺機器構成について説明する。図4は、コンテンツ再生制御装置が設置された車両のダッシュボード付近を示す説明図である。コンテンツ再生制御装置400は、車両のダッシュボードに設置されている。コンテンツ再生制御装置400は、CDやMDなどのメディアに記録された楽曲データを再生出力する。また、コンテンツ再生制御装置400は、DVDなどに記録された映像データを再生出力する。また、コンテンツ再生制御装置400は、ハードディスクなどの記録媒体を備え、自装置内に記録されたコンテンツデータを再生出力することとしてもよい。また、コンテンツ再生制御装置400は、ラジオ放送やテレビ放送を受信して、音声出力および表示出力をおこなうこととしてもよい。
【0049】
また、コンテンツ再生制御装置400は、携帯コンテンツ再生端末P(P1,P2)を接続するためのコネクタC(C1〜C4)が複数設けられており、車両の搭乗者がそれぞれ所有する携帯コンテンツ再生端末Pを接続することができる。携帯コンテンツ再生端末Pは、たとえば、小型ハードディスクやフラッシュメモリが搭載され、楽曲データや画像データ、映像データなどのコンテンツデータが記録されている。車両の搭乗者は、個人で携帯コンテンツ再生端末Pに記録されたコンテンツを楽しむ他、コンテンツ再生制御装置400に携帯コンテンツ再生端末Pを接続することによって、搭乗者全員で携帯コンテンツ再生端末Pに記録されたコンテンツを楽しむことができる。
【0050】
コネクタCに携帯コンテンツ再生端末Pを接続すると、コンテンツ再生制御装置400のインターフェースを用いて携帯コンテンツ再生端末Pを操作することができる。コンテンツ再生制御装置400を操作して携帯コンテンツ再生端末Pに記録されたコンテンツの再生を指示した場合、携帯コンテンツ再生端末Pでは自装置に記録されたコンテンツデータを再生し、再生データをコンテンツ再生制御装置400に出力する。コンテンツ再生制御装置400は、再生データを後述するスピーカ510やディスプレイ513などから出力する。
【0051】
なお、以下では、携帯コンテンツ再生端末Pに記録されたコンテンツの再生は、携帯コンテンツ再生端末Pによっておこなうこととするが、これに限らず、たとえば、携帯コンテンツ再生端末Pに記録されたコンテンツのコンテンツデータをコンテンツ再生制御装置400にコピーして、コンテンツ再生制御装置400によって再生をおこなうこととしてもよい。
【0052】
また、コンテンツ再生制御装置400と携帯コンテンツ再生端末Pとの接続は、図示のように有線(ケーブルなど)でおこなってもよいし、無線でおこなってもよい。接続を無線でおこなう場合、接続の確立時に、携帯コンテンツ再生制御装置Pのユーザに対して、コンテンツ再生制御装置400との接続を許可するか否かを確認することとしてもよい。
【0053】
(コンテンツ再生制御装置400のハードウェア構成)
つぎに、コンテンツ再生制御装置400のハードウェア構成について説明する。図5は、コンテンツ再生制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図5において、コンテンツ再生制御装置400は、CPU501と、ROM502と、RAM(メモリ)503と、磁気ディスクドライブ504と、磁気ディスク505と、光ディスクドライブ506と、光ディスク507と、音声I/F(インターフェース)508と、マイク509と、スピーカ510と、入力デバイス511と、映像I/F512と、ディスプレイ513と、外部接続用I/F514と、を備えている。また、各構成部501〜514はバス520によってそれぞれ接続されている。
【0054】
まず、CPU501は、コンテンツ再生制御装置400の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラム、通信プログラム、楽曲再生プログラム、データ解析プログラムなどのプログラムを記録している。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。
【0055】
磁気ディスクドライブ504は、CPU501の制御に従って磁気ディスク505に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク505は、磁気ディスクドライブ504の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク505としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
【0056】
光ディスクドライブ506は、CPU501の制御に従って光ディスク507に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク507は、光ディスクドライブ506の制御に従ってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク507は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク507のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
【0057】
磁気ディスク505または光ディスク507に記録される情報の一例として、楽曲データや映像データ、画像データなどのコンテンツデータが挙げられる。たとえば、楽曲データは、MP3形式、WMA形式、AAC形式など、各種圧縮形式によって圧縮されていてもよい。磁気ディスク505または光ディスク507に記録されたコンテンツデータは、後述する音声I/F508や映像I/F512を介して、スピーカ510やディスプレイ513から出力される。
【0058】
音声I/F508は、音声入力用のマイク509および音声出力用のスピーカ510に接続される。マイク509に受音された音声は、音声I/F508内でA/D変換される。また、スピーカ510からは音声が出力される。なお、マイク509から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク505あるいは光ディスク507に記録可能である。
【0059】
入力デバイス511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。さらに、入力デバイス511は、デジタルカメラや携帯電話端末などの他の情報処理端末を接続し、データの入出力をおこなうことができる。
【0060】
映像I/F512は、映像出力用のディスプレイ513と接続される。映像I/F512は、具体的には、たとえば、ディスプレイ513全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ513を表示制御する制御ICなどによって構成される。
【0061】
ディスプレイ513には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ513は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
【0062】
外部接続用I/F514は、携帯コンテンツ再生端末Pやカーナビゲーション装置など、外部の機器と接続するためのインターフェース類(たとえば、図4のコネクタC)である。外部接続用I/F514と外部の機器との接続は、ケーブルなどを用いて有線でおこなってもよいし、無線でおこなってもよい。外部接続用I/F514は、たとえば、専用の接続ケーブルのポート、赤外線通信用ポートなどによって構成される。
【0063】
また、実施の形態にかかるコンテンツ再生制御装置100,300の構成のうち、取得部101,301、抽出部103、再生指示送信部303、再生データ受信部304、コンテンツ情報出力部105,306、受付部106,307は外部接続用I/F514によって、決定部102,302はCPU501によって、再生部104はCPU501、音声I/F508、スピーカ510によって、再生データ出力部305は音声I/F508およびスピーカ510によって、それぞれの機能を実現する。
【0064】
(コンテンツ再生制御装置400による楽曲再生処理)
つづいて、コンテンツ再生制御装置400による楽曲再生処理について説明する。前述のように、コンテンツ再生制御装置400は、複数の携帯コンテンツ再生端末Pを接続し、携帯コンテンツ再生端末Pに記録されたコンテンツを再生することができる。ここで、コンテンツ再生制御装置400が搭載された車両内に複数の搭乗者がいる場合、コンテンツ再生制御装置400によって再生するコンテンツは、より多くの搭乗者の嗜好に適合するものであることが好ましい場合がある。
【0065】
このような場合、コンテンツ再生制御装置400は、各搭乗者の所有する携帯コンテンツ再生制御装置Pに記録されたコンテンツから、共通する属性を含むコンテンツを抽出し、再生コンテンツとする。共通する属性を含むコンテンツとは、たとえば、まったく同一のコンテンツや、同一のアーティストのコンテンツ、同一のジャンルのコンテンツなどである。
【0066】
一方で、携帯コンテンツ再生端末Pには、それぞれの端末の所有者の嗜好が反映されたコンテンツが記録されている。搭乗者は自己の嗜好を超えた、すなわち、普段触れることのないコンテンツを楽しむことができる。また、他の搭乗者の嗜好を伺い知ることができ、搭乗者どうしの親睦を深めることができる。
【0067】
このような場合、コンテンツ再生制御装置400は、各携帯コンテンツ再生端末Pにおけるコンテンツの視聴回数情報を用いて、各搭乗者のお薦めコンテンツを再生コンテンツとしたり、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録されたコンテンツ名などを表示して、各搭乗者からコンテンツのリクエストを受け付ける。
【0068】
このように、コンテンツ再生制御装置400に複数の携帯コンテンツ再生端末Pを接続することによって、車両内におけるコンテンツの楽しみ方の幅を広げることができる。なお、以下の説明では、携帯コンテンツ再生端末Pに記録されたコンテンツのうち、楽曲データの再生について説明するが、同様の処理によって、映像や画像の再生をおこなってもよい。
【0069】
図6は、コンテンツ再生制御装置による楽曲再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートは、携帯コンテンツ再生端末Pに記録された楽曲を再生する場合の処理を示す。図6のフローチャートにおいて、コンテンツ再生制御装置400は、まず、搭乗者から再生モードの設定を受け付ける(ステップS601)。なお、再生モードの設定は、コンテンツの再生中などでも受け付けることができる。
【0070】
再生モードには、たとえば、「コモンプレイモード」「リクエストモード」「オールシャッフルモード」がある。コモンプレイモードは、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録された楽曲のうち、共通する属性を含むコンテンツを再生楽曲とするモードである。共通する属性とは、たとえば、まったく同一の楽曲や、同一のアーティストの楽曲、同一のジャンルの楽曲などである。また、各携帯コンテンツ再生端末Pにおけるコンテンツの聴取回数情報を用いて、再生コンテンツを決定してもよい。たとえば、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録されている楽曲のうち、最も聴取回数が多い楽曲を再生コンテンツとする。
【0071】
リクエストモードは、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録されている楽曲のタイトルやアーティスト名など(以下、コンテンツ情報という)を表示して、どの楽曲を聴きたいかを搭乗者にリクエストさせるモードである。コンテンツ情報の表示は、コンテンツ再生制御装置400のディスプレイ513におこなってもよいし、各携帯コンテンツ再生端末Pの表示部におこなってもよい。また、リクエストする楽曲の指定入力も、コンテンツ再生制御装置400の入力デバイス511からおこなってもよいし、各携帯コンテンツ再生端末Pの入力部からおこなってもよい。
【0072】
オールシャッフルモードは、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録されている楽曲をランダムに再生するモードである。搭乗者は、つぎに再生される楽曲を知ることができず、意外性のある組合せで楽曲を楽しむことができる。
【0073】
コンテンツ再生制御装置400は、外部接続用I/F514(コネクタC)に携帯コンテンツ再生端末Pが接続されるまで待機する(ステップS602:Noのループ)。携帯コンテンツ再生端末Pが接続されると(ステップS602:Yes)、コンテンツ再生制御装置400は、接続された携帯コンテンツ再生端末Pに記録されている楽曲のコンテンツ情報を取得する(ステップS603)。具体的には、コンテンツ再生制御装置400から携帯コンテンツ再生端末Pに対してコンテンツ情報の送信要求信号を送信し、送信要求信号を受信した携帯コンテンツ再生端末Pからコンテンツ情報を受信する。コンテンツ情報の取得は、接続された携帯コンテンツ再生端末Pごとにおこなう。
【0074】
ここで、コンテンツ情報の詳細について説明する。図7は、コンテンツ再生制御装置が取得するコンテンツ情報の一例を示す説明図である。図7において、コンテンツ情報700には、トラックコード701、曲名情報702、アーティスト名情報703、ジャンル情報704、発表年情報705、聴取回数情報706、バージョン情報707が含まれている。
【0075】
トラックコード701は、携帯コンテンツ再生端末Pにおいてそれぞれの楽曲を識別する識別コードである。曲名情報702は、それぞれの楽曲の曲名を示すテキスト情報である。アーティスト名情報703は、それぞれの楽曲の歌唱者や演奏者を示す情報である。アーティスト名情報703には、作曲者や作詞者の情報が含まれていてもよい。ジャンル情報704は、それぞれの楽曲のジャンルを示す情報であり、たとえば、「ロック」「ジャズ」「ポップス」などが挙げられる。
【0076】
発表年情報705は、それぞれの楽曲が発表された年度を示す情報である。聴取回数情報706は、携帯コンテンツ再生端末Pにおけるそれぞれの楽曲の聴取回数を示す情報である。聴取回数情報706が示す聴取回数は、楽曲データが携帯コンテンツ再生端末Pに記録されてからの通算の聴取回数でもよいし、所定期間内における聴取回数であってもよい。
【0077】
バージョン情報707は、携帯コンテンツ再生端末Pに記録されている楽曲のバージョンを示す情報である。同じ楽曲であっても様々なアレンジを加えた作品が発表される場合があり、これらは同じ楽曲であっても聴取者に異なる印象を与える。たとえば、通常のバージョンに対して、ライブ時の演奏を収録したライブバージョンや、既存の楽曲にアレンジを加えたリミックスバージョンなどがある。これらを区別するためにバージョン情報707が付与されている。
【0078】
図6の説明に戻り、コンテンツ再生制御装置400は、楽曲の再生が指示されるまで待機しする(ステップS604:Noのループ)。再生が指示されたか否かは、たとえば、入力デバイス511を介して所定の操作がおこなわれたか否かによって判断する。楽曲の再生が指示されると(ステップS604:Yes)、コンテンツ再生制御装置400は、ステップS601で設定された再生モードに基づいて、再生する楽曲(再生楽曲)を決定する(ステップS605)。なお、楽曲の再生処理については、図8を用いて詳細に説明する。
【0079】
コンテンツ再生制御装置400は、携帯コンテンツ再生端末Pに対して再生楽曲の再生を指示する(ステップS606)。携帯コンテンツ再生端末Pは再生指示に従って再生楽曲の再生をおこない、再生データがコネクタCを介してコンテンツ再生制御装置400に入力される。コンテンツ再生制御装置400は、入力された再生データを増幅し(ステップS607)、スピーカ510から音声出力する(ステップS608)。
【0080】
再生の終了が指示されるまでは(ステップS609:No)、コンテンツ再生制御装置400は、ステップS605に戻り、以降の処理を継続する。再生の終了が指示されると(ステップS609:Yes)、コンテンツ再生制御装置400は、本フローチャートによる処理を終了する。
【0081】
つぎに、コンテンツ再生制御装置400の再生楽曲決定処理(図6のステップS605参照)について説明する。図8は、コンテンツ再生制御装置による再生楽曲決定処理の手順を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、コンテンツ再生制御装置400は、図6のステップS601で決定された再生モードがコモンプレイモードか否かを判断する(ステップS801)。
【0082】
コモンプレイモードは、前述のように、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録された楽曲のうち、共通する属性を含むコンテンツを再生楽曲とするモードである。コモンプレイモードである場合(ステップS801:Yes)、コンテンツ再生制御装置400は、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録された楽曲を、共通する属性でソートし(ステップS802)、再生楽曲リストを生成する(ステップS803)。そして、再生楽曲リストに従って携帯コンテンツ再生端末Pを制御して、再生楽曲を再生させて(ステップS804)、本フローチャートによる処理を終了する。
【0083】
図9は、図8のステップS802およびS803の処理を模式的に示した説明図である。以下の説明では、楽曲のソートに用いる属性を楽曲のジャンルとする場合について説明する。図9において、コンテンツ再生制御装置400には、携帯コンテンツ再生端末P1〜P3が接続されている。携帯コンテンツ再生端末P1〜P3には、それぞれ楽曲リストL1〜L3に示す楽曲が記録されている。
【0084】
具体的には、携帯コンテンツ再生端末P1には、楽曲リストL1に示すように、楽曲a−1〜a−3が記録されており、それぞれのジャンルは「ジャズ(a−1)」「ロック(a−2)」「クラシック(a−3)」である。また、携帯コンテンツ再生端末P2には、楽曲リストL2に示すように、楽曲b−1〜b−3が記録されており、それぞれのジャンルは「ポップス(b−1)」「ロック(b−2)」「カントリー(b−3)」である。さらに、携帯コンテンツ再生端末P3には、楽曲リストL3に示すように、楽曲c−1〜c3が記録されており、それぞれのジャンルは「ポップス(c−1)」「ロック(c−2)」「ヒップホップ(c−3)」である。
【0085】
コンテンツ再生制御装置400は、まず、各携帯コンテンツ再生端末P1〜P3に共通して記録されている楽曲のジャンルがあるかを検索する。図9の例では、ジャンルがロックの楽曲が各携帯コンテンツ再生端末P1〜P3に共通して記録されている。このため、コンテンツ再生制御装置400は、ジャンルがロックの楽曲、a−2,b−2,c−2を再生楽曲とする。
【0086】
また、所定台数以上の携帯コンテンツ再生端末P1〜P3に記録されている楽曲のジャンルがあるかを検索する。たとえば、所定台数を2台以上とすると、ジャンルがポップスの楽曲が携帯コンテンツ再生端末P2およびP3に記録されている。このため、コンテンツ再生制御装置400は、ジャンルがポップスの楽曲、b−1,c−1についても再生楽曲とする。コンテンツ再生制御装置400は、これらの再生楽曲および再生順序を登録した再生リストL4を生成し、再生リストL4に従って携帯コンテンツ再生端末Pを制御する。
【0087】
なお、楽曲のソートに用いる属性は、楽曲のジャンルの他、アーティストや発表年代などであってもよい。また、同一の楽曲が複数の携帯コンテンツ再生端末Pに記録されている場合は、その楽曲を再生楽曲としてもよい。再生楽曲の決定に用いる属性は、ユーザによって設定できることとしてもよい。
【0088】
また、楽曲に共通する属性の他、各携帯コンテンツ再生端末Pにおける各楽曲の聴取回数に基づいて、再生楽曲を決定することとしてもよい。たとえば、各携帯コンテンツ再生端末P1〜P3に記録されている楽曲のうち、聴取回数が上位3位までの楽曲をそれぞれ再生楽曲とする。これにより、各携帯コンテンツ再生端末Pの所有者の嗜好を他の搭乗者が知ることができ、再生楽曲に意外性を持たせることができる。
【0089】
再生楽曲リストを生成すると、コンテンツ再生制御装置400は、再生楽曲リストに従って携帯コンテンツ再生端末Pを制御し、再生楽曲の再生をおこなわせる。このとき、複数の携帯コンテンツ再生端末Pに同じ楽曲が記録されている場合、たとえば、最も圧縮率が低い状態で楽曲データが記録されている携帯コンテンツ再生端末Pに再生をおこなわせることとしてもよい。また、たとえば、再生楽曲のデータのうち、通常とは異なるバージョンを記録した携帯コンテンツ再生端末Pがあれば、その携帯コンテンツ再生端末Pから再生をおこなわせることとしてもよい。
【0090】
また、コンテンツ再生制御装置400にナビゲーション装置を接続し、車両の走行予定時間に合わせて再生楽曲リストを生成することとしてもよい。たとえば、目的地点到着まで2時間かかる場合には、全楽曲の総再生時間が2時間に近くなるよう、再生楽曲リストを生成する。また、再生楽曲リストに挙げられた楽曲の中でランダム再生をおこなってもよい。
【0091】
図8の説明に戻り、ステップS801で、再生モードがコモンプレイモードではない場合は(ステップS801:No)、リクエストモードか否かを判断する(ステップS805)。リクエストモードは、前述のように、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録されている楽曲のタイトルやアーティスト名など(以下、コンテンツ情報という)を表示して、どの楽曲を聴きたいかを搭乗者にリクエストさせるモードである。
【0092】
リクエストモードである場合は(ステップS805:Yes)、各携帯コンテンツ再生端末Pが記録している楽曲のコンテンツ情報を表示する(ステップS806)。コンテンツ情報の表示は、コンテンツ再生制御装置400のディスプレイ513におこなってもよいし、各携帯コンテンツ再生端末Pの表示部などにおこなってもよい。また、後部座席にリアディスプレイがある場合には、リアディスプレイに表示させてもよい。
【0093】
コンテンツ再生制御装置400は、搭乗者から再生する楽曲が指定されるまで待機して(ステップS807:Noのループ)、楽曲が指定されると(ステップS807:Yes)、指定された楽曲を再生楽曲として、携帯コンテンツ再生端末Pを制御して、指定された楽曲を再生させて(ステップS808)、本フローチャートによる処理を終了する。
【0094】
楽曲の指定は、コンテンツ再生制御装置400の入力デバイス511からおこなってもよいし、各携帯コンテンツ再生端末Pの操作部からおこなうこととしてもよい。また、各搭乗者がリクエストできる曲数に制限を設けてもよい。また、コンテンツ再生制御装置400にナビゲーション装置を接続している場合には、車両の走行予定時間に合わせてリクエストの受付可能曲数を制限してもよい。たとえば、目的地点到着まで現在時刻から2時間かかる場合には、全楽曲の総再生時間が2時間を超えると、リクエストの受け付けを中止する。
【0095】
また、ステップS805で、リクエストモードでない場合は(ステップS805:No)、オールシャッフルモードか否かを判断する(ステップS809)。オールシャッフルモードは、前述のように、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録されている楽曲をランダムに再生するモードである。オールシャッフルモードの場合は(ステップS809:Yes)、各携帯コンテンツ再生端末Pに記録されたすべての楽曲をランダムに再生させて(ステップS810)、本フローチャートによる処理を終了する。
【0096】
また、オールシャッフルモードでない場合は(ステップS809:No)、いずれの再生モードにも設定されていないため、再生モード設定画面を表示して(ステップS811)、本フローチャートによる処理を終了する。
【0097】
以上のような処理によって、コンテンツ再生制御装置400は、再生モードに従って再生楽曲を決定し、携帯コンテンツ再生端末Pに再生楽曲を再生させる。また、このとき、コンテンツ再生制御装置400に対する携帯コンテンツ再生端末Pの接続状態や、再生モードの設定などをディスプレイ513に表示することとしてもよい。
【0098】
図10は、コンテンツ再生制御装置の表示画面の一例を示す説明図である。コンテンツ再生制御装置400のディスプレイ513には、コンテンツ再生制御装置400のコネクタC(C1〜C4)に接続された携帯コンテンツ再生端末Pを示す端末表示e(e1〜e4)が表示されている。たとえば、コネクタC1から携帯コンテンツ再生端末Pが取り外された場合には、端末表示e1の表示が消える。
【0099】
また、端末表示eは、接続された携帯コンテンツ再生端末Pの機種を特定して、それぞれの外観を模した表示をおこなってもよい。この場合、コンテンツ再生制御装置400は、携帯コンテンツ再生端末Pとの接続時に、携帯コンテンツ再生端末Pから機種情報を取得して、対応する端末表示eを選択し、表示する。このとき、たとえば、すべてのコネクタCに同じ機種の携帯コンテンツ再生端末Pが接続された場合には、特別な表示画面を表示させるようにしてもよい。
【0100】
また、たとえば、再生モードがコモンプレイモードのときは、各端末表示eを同時に点滅させたり、再生中の楽曲が記録されている携帯コンテンツ再生端末Pに対応する端末表示eを点滅させてもよい。これにより、搭乗者は、現在設定されている再生モードを視覚的に認識することができる。この場合、たとえば、リクエストモードのときは、リクエストされた楽曲が記録されている携帯コンテンツ再生端末Pに対応する端末表示eを点滅させる。また、オールシャッフルモードの場合は、たとえば、すべての端末表示eをランダムに点滅させる。
【0101】
なお、本実施例では、コンテンツ再生制御装置400では、コンテンツ情報に基づいて再生楽曲を選択したが、コンテンツ情報に基づいて楽曲の再生順序を決定することとしてもよい。たとえば、携帯コンテンツ再生端末Pに記録された楽曲に対して、共通する属性を含むか否かをランク付けして、共通する属性を含む楽曲を優先して再生するように再生順序を決定するなどである。
【0102】
以上説明したように、コンテンツ再生制御装置400によれば、携帯コンテンツ再生端末Pから取得したコンテンツ情報に基づいて、再生楽曲を決定する。これにより、複数の携帯コンテンツ再生端末Pに記録された複数の楽曲から、適切な楽曲を選択して出力することができる。
【0103】
具体的には、コンテンツ再生制御装置400は、コンテンツ情報に共通する情報に基づいて再生楽曲を決定する。これにより、各携帯コンテンツ再生端末Pに共通する要素を有する楽曲を再生することができ、各携帯コンテンツ再生端末Pのユーザの嗜好に近い楽曲を出力することができる。具体的には、たとえば、各携帯コンテンツ再生端末Pに共通して記録されている楽曲を出力したり、各携帯コンテンツ再生端末Pに共通して記録されているジャンルの楽曲や各携帯コンテンツ再生端末Pに共通して記録されているアーティストの楽曲を出力することができる。
【0104】
また、コンテンツ再生制御装置400は、携帯コンテンツ再生端末Pにおける各楽曲の再生回数情報に基づいて、再生楽曲を決定する。これにより、携帯コンテンツ再生端末Pのユーザの嗜好に合った楽曲、すなわち、お気に入りの楽曲を再生または出力することができる。
【0105】
また、コンテンツ再生制御装置400は、コンテンツ情報をディスプレイ513に表示したり、携帯コンテンツ再生端末Pに出力して、搭乗者から楽曲のリクエストを受け付ける。これにより、それぞれの搭乗者から、他の搭乗者の所有する携帯コンテンツ再生端末Pに記録された楽曲の指定を受け付けて、楽曲を出力することができる。
【0106】
また、コンテンツ再生制御装置400は、携帯コンテンツ再生端末Pから取得したコンテンツ情報に基づいて楽曲の再生順序を決定する。これにより、複数の携帯コンテンツ再生端末Pに記録された複数の楽曲を、適切な再生順序で出力することができる。
【0107】
なお、本実施の形態で説明したコンテンツ再生制御方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】コンテンツ再生制御装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】コンテンツ再生制御装置によるコンテンツ再生制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】コンテンツ再生制御装置の他の構成を示すブロック図である。
【図4】コンテンツ再生制御装置が設置された車両のダッシュボード付近を示す説明図である。
【図5】コンテンツ再生制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図6】コンテンツ再生制御装置による楽曲再生処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】コンテンツ再生制御装置が取得するコンテンツ情報の一例を示す説明図である。
【図8】コンテンツ再生制御装置による再生楽曲決定処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】図8のステップS802およびS803の処理を模式的に示した説明図である。
【図10】コンテンツ再生制御装置の表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0109】
100,300 コンテンツ再生制御装置
101 取得部
102 決定部
103 抽出部
104 再生部
105 コンテンツ情報出力部
106 受付部
120 コンテンツ再生端末装置
301 取得部
302 決定部
303 再生指示送信部
304 再生データ受信部
305 再生データ出力部
306 コンテンツ情報出力部
307 受付部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置であって、
各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された再生コンテンツを当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置から抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された再生コンテンツを再生し出力する再生手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ再生制御装置。
【請求項2】
複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置であって、
各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された再生コンテンツの再生指示を当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置へ送信する再生指示送信手段と、
前記再生指示送信手段によって送信された再生指示に基づいて再生された再生データを受信する再生データ受信手段と、
前記再生データ受信手段によって受信された再生データを出力する再生データ出力手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ再生制御装置。
【請求項3】
前記決定手段は、前記コンテンツ情報に共通する情報に基づいて、再生コンテンツを決定することを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ再生制御装置。
【請求項4】
前記コンテンツ情報に共通する情報が、前記コンテンツの名称に関する情報であることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生制御装置。
【請求項5】
前記コンテンツ情報に共通する情報が、前記コンテンツのジャンルに関する情報であることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生制御装置。
【請求項6】
前記コンテンツ情報に共通する情報が、前記コンテンツの実演者に関する情報であることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生制御装置。
【請求項7】
前記決定手段は、前記コンテンツ情報のうち、前記コンテンツの前記コンテンツ再生端末装置における再生回数に関する情報に基づいて、再生するコンテンツを決定することを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ再生制御装置。
【請求項8】
前記取得手段によって取得されたコンテンツ情報を、前記コンテンツ再生端末装置の少なくともいずれか一つへ出力するコンテンツ情報出力手段と、
前記コンテンツ情報出力手段によってコンテンツ情報が出力されたコンテンツ再生端末装置からのコンテンツの指定を受け付ける受付手段とを備え、
前記決定手段は、前記受付手段によって受け付けられたコンテンツを再生コンテンツに決定することを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ再生制御装置。
【請求項9】
複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置であって、
前記各コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、前記コンテンツの再生順序を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定されたコンテンツを当該コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置から逐次抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出されたコンテンツを逐次再生し出力する再生手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ再生制御装置。
【請求項10】
複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置であって、
各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたコンテンツ情報に基づいて、前記コンテンツの再生順序を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定されたコンテンツの再生指示を当該コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置へ逐次送信する再生指示送信手段と、
前記再生指示送信手段によって送信された再生指示に基づいて再生された再生データを逐次受信する再生データ受信手段と、
前記再生データ受信手段によって受信された再生データを逐次出力する再生データ出力手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ再生制御装置。
【請求項11】
複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置で用いるコンテンツ再生制御方法であって、
各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得工程と、
前記取得工程で取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された再生コンテンツを当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置から抽出する抽出工程と、
前記抽出工程で抽出された再生コンテンツを再生し出力する再生工程と、
を含んだことを特徴とするコンテンツ再生制御方法。
【請求項12】
複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置で用いるコンテンツ再生制御方法であって、
各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得工程と、
前記取得工程で取得されたコンテンツ情報に基づいて、再生するコンテンツ(以下「再生コンテンツ」という)を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された再生コンテンツの再生指示を当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置へ送信する再生指示送信工程と、
前記再生指示送信工程で送信された再生指示に基づいて再生された再生データを受信する再生データ受信工程と、
前記再生データ受信工程で受信された再生データを出力する出力工程と、
を含んだことを特徴とするコンテンツ再生制御方法。
【請求項13】
複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置で用いるコンテンツ再生制御方法であって、
前記各コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得工程と、
前記取得工程で取得されたコンテンツ情報に基づいて、前記コンテンツの再生順序を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定されたコンテンツを当該コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置から逐次抽出する抽出工程と、
前記抽出工程で抽出されたコンテンツを逐次再生し出力する再生工程と、
を含んだことを特徴とするコンテンツ再生制御方法。
【請求項14】
複数のコンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置が複数接続されたコンテンツ再生制御装置で用いるコンテンツ再生制御方法であって、
各前記コンテンツ再生端末装置から前記コンテンツの内容を示す情報(以下「コンテンツ情報」という)をそれぞれ取得する取得工程と、
前記取得工程で取得されたコンテンツ情報に基づいて、前記コンテンツの再生順序を決定する決定工程と、
前記決定工程で決定されたコンテンツの再生指示を当該再生コンテンツが記録されているコンテンツ再生端末装置へ逐次送信する再生指示送信工程と、
前記再生指示送信工程で送信された再生指示に基づいて再生された再生データを逐次受信する再生データ受信工程と、
前記再生データ受信工程で受信された再生データを逐次出力する出力工程と、
を含んだことを特徴とするコンテンツ再生制御方法。
【請求項15】
請求項11〜14のいずれか一つに記載のコンテンツ再生制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ再生制御プログラム。
【請求項16】
請求項15に記載のコンテンツ再生制御プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−16131(P2008−16131A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−187012(P2006−187012)
【出願日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【出願人】(596125930)パイオニアデザイン株式会社 (21)
【Fターム(参考)】