説明

コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラム

【課題】ユーザに複雑な判断や煩雑な操作をさせることなく、コンテンツ再生中にそのコンテンツに関連する付加データを表示し、変化に富んだコンテンツ再生を行う。
【解決手段】制御部17Aは、検索条件データ作成部11Aにより作成された検索条件を検索サーバ2に送信させる。付加データ取得部14は、検索サーバ2から受信した検索結果から付加データを取得し、受信した検索結果がアクセス情報である場合には、アクセス情報が示す情報提供サーバから付加データを取得する。適合度計算部13Aは、付加データを解析し、領域形成データに囲まれた領域毎に表示可能な文字数に応じた適合度を計算する。領域選択部18Aは、付加データの内から適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択する。再生部16は一のコンテンツと、領域選択部18Aで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラムに係り、特にコンテンツ再生時にそのコンテンツに関連する付加的な情報を表示するコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、音楽や映像等のコンテンツをパーソナルコンピュータや携帯型再生プレーヤで再生することが広く行われている。また、コンテンツを再生する際に、コンテンツファイルに含まれるメタデータを再生装置の画面に表示することが行われている。例えば、音楽コンテンツの場合、このようなメタデータとして、楽曲名、アルバム名、アーティスト名などが使われている。
【0003】
しかし、一般的に、コンテンツファイルに含まれるメタデータの情報量は限られているため、コンテンツ再生時の画面表示が毎回同じで変化に乏しく、利用者が飽きやすいといった問題がある。
【0004】
一方、このような問題に対処する方法として、元のコンテンツファイルには含まれない歌詞やジャケット画像といった付加データをネットワークを介してサーバから再生装置に取り込み、再生装置で利用する技術が開示されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0005】
特許文献1には、音楽コンテンツの歌詞や静止画像等をサーバからパーソナルコンピュータに転送し、更にパーソナルコンピュータからオーディオプレーヤに転送して表示する技術が開示されている。また、特許文献2には、サーバからジャケット画像をCDプレーヤに転送し、アルバムのジャケット画像とシングルのジャケット画像とを切り替えて表示する技術が開示されている。更に、特許文献3には、CDプレーヤからCDのTOC(Table Of Contents)情報をサーバに送信し、該当する楽曲の歌詞を受信して表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−117618号公報
【特許文献2】特開2006−65967号公報
【特許文献3】特開2005−70472号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ネットワーク経由で多数の利用者がサーバにアクセスする状況では、上記のパーソナルコンピュータやCDプレーヤなどの端末からサーバに要求されるコンテンツの付加データ(コンテンツの歌詞データや画像データ)の種類は非常に多くなる。端末の要求に十分応えるには、非常に多くの種類の付加データをサーバに用意する必要があるが、コストや工数の面で難しい場合が多い。従って実際には、端末の要求したコンテンツに関する付加データがサーバに格納されておらず、サーバから端末に送信できないケースも生じる。しかしながら従来技術では、端末の要求する全ての付加データが専用のサーバに格納されていることを前提としており、端末が送信する検索条件に合致する付加データがサーバに格納されていない場合を考慮していない。
【0008】
一方、近年ではWWW(World Wide Web)に代表されるインターネット上の情報が爆発的に増えている。更に、インターネットの検索エンジンの発展により、非常に膨大な量の情報を検索することが可能になっている。例えば、汎用の検索エンジンの他、歌詞や画像といった特定の種類の情報検索に特化した検索サイトが登場している。
【0009】
インターネット上の汎用の検索エンジンや、様々な検索サイトを利用してコンテンツの付加データを検索し取得できれば、付加データを提供する専用のサーバを構築するよりも、はるかに多種類のコンテンツに対応でき、ユーザの利便性が高まると考えられる。
【0010】
しかしながら、インターネットの検索エンジンや検索サイトを使って検索を行う場合、一般的に膨大な量の検索結果が得られるため、検索結果の中から所望の情報を探すのは容易ではない。例えば、有名なアーティストの名前や楽曲名を検索キーワードに指定して検索を行うと、検索結果の件数が膨大なものになるので、検索エンジンが返すリンク情報を辿って情報源のWebページを確認する操作を繰り返すといった煩雑な操作が必要になる。しかし、ユーザの主目的はあくまでもコンテンツの視聴であるため、補助的な情報を得るために、このような煩雑な操作をユーザに要求することは適切ではない。
【0011】
また、検索エンジンの検索結果からリンクを辿って得られるWebページは、一般的にブラウザを用いて閲覧するように作成されている。1つのWebページの中には様々な情報が含まれているため、ユーザはマウス等を使ったスクロール操作を行いながら、自分の興味に合致する情報が記述されている箇所を探す必要がある。例えば、Webページには広告が含まれていることが多く、その場合は広告や他サイトへのリンクを避けて所望の情報を探す操作が必要になる。しかし、コンテンツの再生時にネットワーク上の情報を補助的にユーザに提供するために、複雑な判断や頻繁な操作をユーザに要求することは適切ではない。
【0012】
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、汎用の検索エンジンなどの様々な検索サイトを有効に利用して、より多種類のコンテンツに対応する多様な付加データを取得すると共に、ユーザに複雑な判断や煩雑な操作をさせることなく、コンテンツ再生中にそのコンテンツに関連する付加データを表示し、変化に富んだコンテンツ再生を行うコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的を達成するため、第1の発明のコンテンツ再生装置は、検索条件に応答する検索結果として、コンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを送信するか、または付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報を送信する検索サーバと、情報提供サーバとの間でネットワークを介して送受信を行う送受信手段と、コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納するコンテンツ格納手段と、コンテンツ格納手段に格納されている一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成手段と、作成された検索条件を、送受信手段を介して検索サーバに送信し、検索サーバから検索条件に基づいた検索結果を送受信手段を介して受信して付加データを取得し、受信した検索結果がアクセス情報である場合には、更にアクセス情報が示す情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから付加データを取得する付加データ取得手段と、付加データ取得手段により取得された付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した領域のうち隣接する2つの領域が領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算手段と、取得された付加データの内から、適合度が所定値以上高い領域または適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択する領域選択手段と、一のコンテンツと、領域選択手段で選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
また、上記の目的を達成するため、第2の発明のコンテンツ再生装置は、検索条件に応答する検索結果として、コンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを送信するか、または付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報を送信する検索サーバと、情報提供サーバとの間でネットワークを介して送受信を行う送受信手段と、コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納するコンテンツ格納手段と、検索に用いるための1つ以上のキーワードで構成された複数のキーワードパターンと、複数のキーワードパターンのそれぞれの優先度とを関連付けて格納するキーワード情報格納手段と、優先度に従って複数のキーワードパターンの内から一のキーワードパターンを選択すると共に、コンテンツ格納手段に格納された一のコンテンツに対応するメタデータと選択した一のキーワードパターンとを用いて検索条件を作成する検索条件作成手段と、作成された検索条件を、送受信手段を介して検索サーバに送信し、検索サーバから検索条件に基づいた検索結果を送受信手段を介して受信して付加データを取得し、受信した検索結果がアクセス情報である場合には、更にアクセス情報が示す情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから付加データを取得する付加データ取得手段と、付加データ取得手段により取得された付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した領域のうち隣接する2つの領域が領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算手段と、付加データ取得手段により取得された付加データの内から、適合度が所定値以上高い領域または適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、選択した領域が所定個数に満たない場合には、検索条件作成手段に一のキーワードパターンの次に優先度が高いキーワードパターンを新たに選択させると共に、新たに選択したそのキーワードパターンと一のコンテンツに対応するメタデータとを用いて検索条件作成手段により新たな検索条件を作成させ、その新たな検索条件に対応する付加データを付加データ取得手段に取得させる領域選択手段と、一のコンテンツと、領域選択手段で選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生手段と、を有することを特徴とする。
【0015】
また、上記の目的を達成するため、第3の発明のコンテンツ再生装置は、検索条件に応答する検索結果として、コンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを送信するか、または付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報を送信する複数の検索サーバと、情報提供サーバとの間でネットワークを介して送受信を行う送受信手段と、コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納するコンテンツ格納手段と、複数の検索サーバと優先度とを関連付けて格納するサーバ情報格納手段と、コンテンツ格納手段に格納されている一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成手段と、サーバ情報格納手段から読み出した優先度に従って複数の検索サーバの内から一の検索サーバを選択し、その選択した一の検索サーバに、検索条件作成手段により作成された検索条件を送受信手段を介して送信し、一の検索サーバから検索条件に基づいた検索結果を送受信手段を介して受信して付加データを取得し、受信した検索結果がアクセス情報である場合には、更にアクセス情報が示す情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから付加データを取得する付加データ取得手段と、付加データ取得手段により取得された付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した領域のうち隣接する2つの領域が領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算手段と、付加データ取得手段により取得された付加データの内から、適合度が所定値以上高い領域または適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、選択した領域が所定個数に満たない場合には、付加データ取得手段に一の検索サーバの次に優先度が高い検索サーバを選択させ、その検索サーバから検索結果を送受信手段を介して受信して新たな付加データを取得させる領域選択手段と、一のコンテンツと、領域選択手段で選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
また、上記の目的を達成するため、第4の発明のコンテンツ再生装置は、第1乃至第3の発明における適合度計算手段が、併合処理後の領域内に、第3の所定のタグが含まれる場合に、その領域の適合度がより大きな値となるように計算することを特徴とする。
【0017】
また、上記の目的を達成するため、第5の発明のコンテンツ再生装置は、第1乃至第4の発明における適合度計算手段が、併合処理後の領域に含まれる表示可能な文字数と、併合処理後の領域を囲む領域形成データの種類に応じて、適合度を計算することを特徴とする。
【0018】
また、上記の目的を達成するため、第6の発明のコンテンツ再生装置は、第1乃至第5の発明におけるコンテンツ格納手段は、メタデータとしてコンテンツの再生時間を格納し、適合度計算手段は、併合処理後の領域の表示可能な文字数が再生時間に基づいて設定された所定値のときに適合度を最大値とし、領域の表示可能な文字数が所定値以外のときは所定値との差が大になるほど適合度を小さな値として計算することを特徴とする。
【0019】
また、上記の目的を達成するため、第7の発明のコンテンツ再生装置は、第1乃至第6の発明におけるコンテンツ格納手段は、メタデータとしてコンテンツの再生時間を格納し、領域選択手段は、適合度が再生時間に応じて設定される所定値以上高い領域、または再生時間が長いほど大なる値に設定される所定個数を超えない個数の領域を適合度の高い順に選択することを特徴とする。
【0020】
また、上記の目的を達成するため、第8の発明のコンテンツ再生装置は、第1乃至第7の発明に、コンテンツ格納手段に格納されたコンテンツに関連付けて、領域選択手段で選択された領域の領域データと、その領域を取得した取得日時とを格納する付加データ格納手段を更に備え、検索条件作成手段は、コンテンツ格納手段に格納されたコンテンツの中から付加データ格納手段に情報が存在しないコンテンツおよび取得日時が所定の日時より古いコンテンツを優先的に一のコンテンツとして選択し、領域選択手段は、領域を選択する毎に、付加データ格納手段を更新し、再生手段は、コンテンツ格納手段からコンテンツを読み出すと共に、そのコンテンツに対応する領域データを付加データ格納手段から読み出して、それらを関連付けて再生する、ことを特徴とする。
【0021】
また、上記の目的を達成するため、第9の発明のコンテンツ再生方法は、コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納しているコンテンツ格納手段から読み出した一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成ステップと、作成された検索条件を送受信手段を介して検索サーバに送信し、検索サーバから検索条件に基づいた検索結果を送受信手段を介して受信する送受信ステップと、送受信ステップにより受信した検索結果からコンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを取得し、受信した検索結果が付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報である場合には、更にアクセス情報が示す情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから付加データを取得する付加データ取得ステップと、付加データ取得ステップにより取得された付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した領域のうち隣接する2つの領域が領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算ステップと、取得された付加データの内から、適合度が所定値以上高い領域または適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択する領域選択ステップと、一のコンテンツと、領域選択ステップで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生ステップと、を含むことを特徴とする。
【0022】
また、上記の目的を達成するため、第10の発明のコンテンツ再生方法は、検索に用いるための1つ以上のキーワードで構成された複数のキーワードパターンと、複数のキーワードパターンのそれぞれの優先度とを関連付けて格納しているキーワード情報格納手段から読み出した優先度に従って複数のキーワードパターンの内から一のキーワードパターンを選択すると共に、コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納しているコンテンツ格納手段から読み出した一のコンテンツに対応するメタデータと選択した一のキーワードパターンとを用いて検索条件を作成する検索条件作成ステップと、作成された検索条件を送受信手段を介して検索サーバに送信し、検索サーバから検索条件に基づいた検索結果を送受信手段を介して受信する送受信ステップと、送受信ステップにより受信した検索結果からコンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを取得し、受信した検索結果が付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報である場合には、更にアクセス情報が示す情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから付加データを取得する付加データ取得ステップと、付加データ取得ステップにより取得された付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した領域のうち隣接する2つの領域が領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算ステップと、付加データ取得ステップにより取得された付加データの内から、適合度が所定値以上高い領域または適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、選択した領域が所定個数に満たない場合には、一のキーワードパターンの次に優先度が高いキーワードパターンを新たに選択すると共に、新たに選択したそのキーワードパターンと一のコンテンツに対応するメタデータとを用いて新たな検索条件を作成させ、その新たな検索条件に対応する付加データを取得する領域選択ステップと、一のコンテンツと、領域選択ステップで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生ステップと、を含むことを特徴とする。
【0023】
また、上記の目的を達成するため、第11の発明のコンテンツ再生方法は、コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納しているコンテンツ格納手段から読み出した一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成ステップと、複数の検索サーバと優先度とを関連付けて格納しているサーバ情報格納手段から読み出した優先度に従って複数の検索サーバの内から一の検索サーバを選択し、その選択した一の検索サーバに、検索条件作成ステップにより作成された検索条件を送受信手段を介して送信すると共に、一の検索サーバから検索条件に基づいた検索結果を送受信手段を介して受信する送受信ステップと、送受信ステップにより受信した検索結果からコンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを取得し、受信した検索結果が付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報である場合には、更にアクセス情報が示す情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから付加データを取得する付加データ取得ステップと、付加データ取得ステップにより取得された付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した領域のうち隣接する2つの領域が領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算ステップと、付加データ取得ステップにより取得された付加データの内から、適合度が所定値以上高い領域または適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、選択した領域が所定個数に満たない場合には、一の検索サーバの次に優先度が高い検索サーバを選択し、その検索サーバから検索結果を受信して新たな付加データを取得する領域選択ステップと、一のコンテンツと、領域選択ステップで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生ステップと、を含むことを特徴とする。
【0024】
また、上記の目的を達成するため、第12の発明のコンテンツ再生プログラムは、コンピュータに第9の発明のコンテンツ再生方法の各ステップを実行させ、第13の発明のコンテンツ再生プログラムは、コンピュータに第10の発明のコンテンツ再生方法の各ステップを実行させ、第14の発明のコンテンツ再生プログラムは、コンピュータに第11の発明のコンテンツ再生方法の各ステップを実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、汎用の検索エンジンなどの様々な検索サイトを有効に利用して、より多種類のコンテンツに対応する多様な付加データを取得すると共に、ユーザに複雑な判断や煩雑な操作をさせることなく、コンテンツ再生中にそのコンテンツに関連する付加データを表示し、変化に富んだコンテンツ再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明のコンテンツ再生装置を含むコンテンツ再生システム全体の構成を示す図である。
【図2】本発明のコンテンツ再生装置の第1の実施の形態のブロック図である。
【図3】本発明のコンテンツ再生装置におけるコンテンツ格納手段のデータ形式を示す図である。
【図4】図3(A)に示すコンテンツ管理テーブルのデータ形式の一例を示す図である。
【図5】図3(B)に示すコンテンツ管理テーブルのデータ形式の一例を示す図である。
【図6】コンテンツ再生に先立って付加データを取得する場合の図2のコンテンツ再生装置の動作を説明するフローチャートである。
【図7】図2の付加データ格納部が格納する付加データの形式の一例を示す図である。
【図8】図7中の付加データ管理テーブルのデータ形式の一例を示す図である。
【図9】図2のコンテンツ再生装置の適合度計算部の動作を説明するフローチャートである。
【図10】図2のコンテンツ再生装置の適合度計算部による領域抽出処理を説明するための付加データの一例を示す図である。
【図11】図2のコンテンツ再生装置の適合度計算部が用いる関数の特性の一例を示す図である。
【図12】図2のコンテンツ再生装置のコンテンツ再生動作を説明するフローチャートである。
【図13】本発明のコンテンツ再生装置により表示されるコンテンツ一覧メニューの一例を示す図である。
【図14】本発明のコンテンツ再生装置によるコンテンツが音楽である場合の表示画面の一例を示す図である。
【図15】本発明のコンテンツ再生装置によるコンテンツが音声付き動画である場合の表示画面の一例を示す図である。
【図16】コンテンツ再生時に付加データを取得する場合の図2のコンテンツ再生装置の動作を説明するフローチャートである。
【図17】本発明のコンテンツ再生装置の第2の実施の形態のブロック図である。
【図18】コンテンツ再生に先立って付加データを取得する場合の図17のコンテンツ再生装置の動作を説明するフローチャートである。
【図19】図17のコンテンツ再生装置のキーワード情報格納部に格納されているキーワード情報テーブルのデータ形式の一例を示す図である。
【図20】付加データ管理テーブルのデータ形式の一例を示す図である。
【図21】コンテンツ再生時に付加データを取得する場合の図17のコンテンツ再生装置の動作を説明するフローチャートである。
【図22】本発明の第3の実施の形態のコンテンツ再生装置を含むコンテンツ再生システム全体の構成を示す図である。
【図23】本発明のコンテンツ再生装置の第3の実施の形態のブロック図である。
【図24】コンテンツ再生に先立って付加データを取得する場合の図23のコンテンツ再生装置の動作を説明するフローチャートである。
【図25】図23のコンテンツ再生装置のサーバ情報格納部に格納されているサーバ情報テーブルのデータ形式の一例を示す図である。
【図26】コンテンツ再生時に付加データを取得する場合の図23のコンテンツ再生装置の動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
(第1の実施の形態)
次に、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明になるコンテンツ再生装置を含むコンテンツ再生システム全体の構成図を示す。同図において、コンテンツ再生システムは、コンテンツ再生装置1と、検索サーバ2と、n台(nは1以上の整数)の情報提供サーバ31〜3nとが、ネットワーク4を介して接続された構成である。なお、図1ではコンテンツ再生装置1を1つとしているが、複数のコンテンツ再生装置1がネットワーク4と接続されていてもよい。また、情報提供サーバは2台以上でなく、1台のみでもよい。また、検索サーバ2が情報提供サーバ31〜3nの機能を兼ね備えていてもよい。ネットワーク4としては、インターネット、イントラネット、ホームネットワーク等を用いることができる。
【0029】
図1において、コンテンツ再生装置1はコンテンツを格納しており、それを再生する機能を持つ。検索サーバ2は、コンテンツの付加データに関する検索機能を有する。検索サーバ2は、コンテンツ再生装置1から送信されるコンテンツの付加データに関する検索条件を受信し、その検索条件に合致する検索結果をコンテンツ再生装置1に送信する。この検索結果は、付加データが情報提供サーバ31〜3nから提供される場合は、情報提供サーバ31〜3nが持つ付加データへのアクセス情報(リンク情報)である。また、検索サーバ2が付加データを提供する場合は、検索結果として付加データそのものを送信してもよい。検索結果が付加データへのアクセス情報である場合には、コンテンツ再生装置1は、それに従って付加データを取得する。
【0030】
付加データは、コンテンツに係る情報を含んでおり、HTML(Hyper Text Markup Language)、XHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)、XML(Extensible Markup Language)などで記述された構造化テキストデータである。例えば、検索サーバ2として、HTML等で記述されたデータを検索対象とするインターネットの検索エンジンを用いることができる。
【0031】
本実施の形態におけるコンテンツは、コンテンツ本体とメタデータ(属性情報)の2つの要素で構成されている音楽コンテンツ及びミュージックビデオ等の音声付き動画コンテンツであるとして説明を行う。音楽コンテンツの場合、コンテンツ本体は音声データであり、音声付き動画コンテンツの場合、コンテンツ本体は音声データ及び動画データである。またこれらのコンテンツには、複数の種類のメタデータが関連付けられている。メタデータの種類としては、例えば、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名、制作年、再生時間などであるが、これらに限定するものではなく、これ以外の種類を用いてももちろんよい。
【0032】
ただし、本発明は音楽コンテンツ及び音声付き動画コンテンツに限定されるものではなく、他の形態のコンテンツにも適用可能である。
【0033】
また、本実施の形態におけるコンテンツの付加データは、歌詞、ヒットチャート情報、コンサート情報、そのコンテンツやアーティストに関係する説明や感想、ブログなどであり、HTMLまたはXHTMLで記述されたWebページであるものとするが、これらに限定されるわけではない。
【0034】
図2は、本発明になるコンテンツ再生装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。
【0035】
図2に示す本発明の第1の実施の形態のコンテンツ再生装置1Aは、図1のコンテンツ再生装置1に相当し、コンテンツを格納するコンテンツ格納部10と、検索サーバ2に送信する検索条件データを作成する検索条件データ作成部11Aと、検索サーバ2及び情報提供サーバ31〜3nとの間でデータを送受信するための送受信部12と、適合度計算部13Aと、検索サーバ2から受信した検索結果に基づき情報提供サーバ31〜3nから付加データを取得する付加データ取得部14と、取得した付加データを格納する付加データ格納部15Aと、コンテンツを再生する再生部16と、装置全体の制御を行う制御部17Aと、領域選択部18Aとで構成されている。
【0036】
また、コンテンツ再生装置1Aには、利用者の操作指示を受け付けるためのキーボード、マウス、リモコン、タッチパネル等の入力装置60と、コンテンツ及び付加データを再生するために必要なディスプレイ等の表示装置61と、スピーカ等の音声出力装置62とが接続されている。
【0037】
コンテンツ再生装置1Aは、中央処理装置(CPU)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)等により構成される一般的なコンピュータを用いて、ソフトウェア処理として実現することも可能である。
【0038】
コンテンツ格納部10は、図3(A)に示すように、コンテンツ管理テーブルと、各々コンテンツ本体とメタデータを含むN個(Nは1以上の自然数)のコンテンツファイルとからなるコンテンツを格納している。なお、コンテンツ格納部10は、図3(B)に示すように、コンテンツ管理テーブルと、メタデータを含まないコンテンツ本体のみからなるN個のコンテンツファイルとからなるコンテンツを格納するようにしてもよい。
【0039】
図3(A)に示すコンテンツ本体とメタデータを同一のコンテンツファイルに格納する場合のコンテンツ管理テーブルは、図4に示す形式であり、コンテンツを一意に識別するコンテンツIDとコンテンツファイルのパスとを関連付けている。各ファイルには所定のフォーマットのメタデータが格納されている。コンテンツに関連付けられているメタデータの種類としては、上述したように、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名、制作年、再生時間などである。
【0040】
図3(B)に示すメタデータをコンテンツファイルに入れずに、コンテンツ管理テーブルにメタデータを格納する場合のコンテンツ管理テーブルは、図5に示す形式であり、コンテンツIDとメタデータの各項目とコンテンツファイルのパスとを対応付けて格納する。なお、メタデータがコンテンツファイルに含まれる場合であっても、図5のように重複してコンテンツ管理テーブルにメタデータの項目を登録するようにしてもよい。
【0041】
なお、本実施の形態では、コンテンツのメタデータが予めコンテンツ再生装置1Aに格納されている場合を説明したが、メタデータを提供するサーバからネットワーク経由でメタデータを取得して用いてもよい。例えば、CD(コンパクトディスク)のTOC(Table Of Contents)に相当するデータや音楽の音響信号データに基づきコンテンツを特定して、そのメタデータを提供するサーバを用意し、ネットワークを介してこのサーバにアクセスしてメタデータを取得するようにしてもよい。
【0042】
検索条件作成部11Aは、本発明の検索条件作成手段を構成しており、通知されたコンテンツIDのメタデータをコンテンツ格納部10から読み出し、そのメタデータを用いて検索条件データを作成する。
【0043】
適合度計算部13Aは、本発明の適合度計算手段を構成しており、付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した領域のうち隣接する2つの領域が領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する。
【0044】
領域選択部18Aは、本発明の領域選択手段を構成しており、取得された付加データのうちから、適合度が所定値以上高い領域又は適合度が高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択する。選択された領域は、コンテンツ再生時に付加データを表示するのに適した領域である。
【0045】
コンテンツ再生装置1Aは、コンテンツを再生しながら、そのコンテンツに関連する付加データを表示するという特徴を持っている。コンテンツ再生装置1Aにおいて、コンテンツ再生に先立って付加データを取得するようにしてもよいし、コンテンツ再生時に付加データを取得するようにしてもよい。
【0046】
そこで、まず、コンテンツ再生に先立って付加データを取得する場合の本実施の形態のコンテンツ再生装置1Aの動作を図6のフローチャートを用いて説明する。ここでは、付加データの取得動作は、利用者が所定の操作を入力装置60に対して行った場合に起動される。これ以外に、利用者がコンテンツ再生を行っていない適当なタイミングで起動したり、所定の時刻にタイマ起動するようにしてもよい。
【0047】
まず、制御部17Aはコンテンツ格納部10及び付加データ格納部15Aを読み出して、付加データを取得する必要があるコンテンツを判定し、そのコンテンツのコンテンツIDの集合を作成する(ステップS100)。制御部17Aは、付加データ格納部15Aに付加データが存在しないコンテンツである場合と、取得日時が所定の日時より古いコンテンツである場合に、付加データの取得が必要と判定する。
【0048】
付加データ格納部15Aは、図7に示すように、付加データ管理テーブル45と、M個の付加データファイル461〜46Mとを格納している。付加データ管理テーブル45は、図8に示す形式であり、M個の付加データファイルの各々について、付加データファイルを識別する番号、コンテンツID、付加データファイルのパス、取得日時、後述する適合度、最新表示日時などが関連付けられて格納されている。最新表示日時は、後述するように付加データファイルを表示毎にその日時が記録されるものであり、一度も表示されていない付加データファイルに対しては、「NULL」というデータが記録されている。1つのコンテンツについて複数の付加データファイルを格納することが可能である。
【0049】
次に、制御部17AはステップS100で作成したコンテンツID集合の中から未処理のコンテンツIDを1つ選択し、検索条件データ作成部11Aに通知する(ステップS110)。すると、検索条件データ作成部11Aは、ステップS110で通知されたコンテンツIDのメタデータをコンテンツ格納部10から読み出す(ステップS120)。
【0050】
続いて、検索条件データ作成部11Aは、ステップS120でコンテンツ格納部10から読み出したメタデータを用いて、検索条件データを作成する(ステップS130)。例えば、読み出したメタデータが「アーティスト名=CoolA」、「アルバム名=WarmB」、「曲名=HotC」である場合、これらをAND条件で結合して、「CoolA ∩ WarmB ∩ HotC」という検索条件データを作成する。なお、検索条件データ作成部11Aは、検索サーバ2が、メタデータの属性名を解釈できる場合には、「アーティスト名=CoolA ∩ アルバム名=WarmB ∩ 曲名=HotC」というように、属性名を入れた形で検索条件データを作成する。
【0051】
なお、ここでは、メタデータの項目のうち、アーティスト名とアルバム名と曲名をAND条件で組み合わせて検索条件データを作成したが、この組み合わせに限定するわけでなく、単独のメタデータ項目を用いてもよいし、あるいは他のメタデータ項目の組み合わせを用いてもよい。
【0052】
次に、付加データ取得部14は、ステップS130で作成された検索条件データの送信を送受信部12に指示する(ステップS140)。この結果、検索条件データはコンテンツ再生装置1から検索サーバ2に送信される。そして、検索サーバ2は、受信した検索条件データの検索条件に合致する検索結果データをコンテンツ再生装置1に送信する。検索サーバ2は、検索結果として、情報提供サーバ31〜3nが持つ付加データへのアクセス情報、具体的には付加データのURL(Uniform Resource Locator)などを送信する。あるいは、検索サーバ2が付加データを持っている場合は、付加データそのものを送信してもよい。検索サーバ2が送信するアクセス情報及び付加データの数は、1つでもよいし複数でもよい。また、検索条件に合致する付加データが存在しない場合には、その旨を通知するデータが送信される。
【0053】
次に、付加データ取得部14は、送受信部12を介して検索サーバ2から送信された検索結果データを受信する(ステップS150)。続いて、付加データ取得部14は、受信した検索結果データが付加データそのものであるか、あるいは付加データにアクセスするためのアクセス情報であるかを判定する(ステップS160)。検索結果データがアクセス情報である場合はステップS170に進み、そうでなければステップS180に進む。
【0054】
ステップS170では、付加データ取得部14が、受信したアクセス情報に基づき、送受信部12を介して情報提供サーバ31〜3nのうちアクセス情報に応じた情報提供サーバにアクセスし、その情報提供サーバから付加データを取得する。アクセス情報が複数ある場合は、それらの全部、あるいは適当な個数のアクセス情報に対応する付加データを取得する。ステップS170からはステップS180に進む。ステップS160及びS170により、付加データ取得部14は一般的に、複数の付加データを取得することが多い。
【0055】
付加データ取得部14によりステップS160で検索結果データが付加データであると判定したとき、あるいはステップS170で情報提供サーバ31〜3nのうち一台以上の情報提供サーバから付加データを取得したときは、適合度計算部13Aが、その付加データに対して解析を行い、所定の種類のタグに対応する表示可能な文字が連続している領域を抽出し、抽出したその領域毎に表示可能な文字数に応じた適合度を計算する(ステップS180)。取得された付加データが複数ある場合には、各々の付加データについて処理を行う。ステップS180の詳細は後述する。
【0056】
続いて、領域選択部18Aは、ステップS180において計算された各領域の適合度に基づいて、取得された付加データのうちから、適合度が所定値以上高い領域又は適合度の高い順に所定個数の領域を選択する(ステップS190)。そして、領域選択部18Aは、選択された領域の領域データを付加データファイルとして、コンテンツIDと関連付けて付加データ格納部15を更新格納する。ステップS190の詳細についても後述する。
【0057】
次に、制御部17Aは、ステップS100で作成したコンテンツID集合を全て処理したか否かを判定する(ステップS200)。全てのコンテンツIDの処理を終えた場合は、処理を終了し、そうでない場合はステップS110に戻って処理を継続する。
【0058】
以上が付加データをコンテンツ再生に先立ってサーバ2から取得するときのコンテンツ再生装置1Aの動作の説明である。付加データをコンテンツ再生に先立って取得することにより、コンテンツ再生時に付加データの表示を迅速に行うことが可能になる。また、ステップS100において、付加データの取得日時を使って付加データの更新を決定しているので、古い付加データが使われ続けるようなことがなく、再生時の画面表示に変化を与えることができる。
【0059】
次に、ステップS180の詳細を説明するにあたり、まず背景として一般的な検索エンジンの使われ方を説明する。
【0060】
一般的に検索エンジンを利用する場合、ユーザがブラウザを使ってインタラクティブな操作を行う。具体的には、ユーザがブラウザのテキストフィールドに検索キーワードを入力した後、「検索」ボタンを押すと、検索エンジンが複数のWebページへのアクセス情報(リンク情報)とそのWebページの見出し/要約を返し、ブラウザが検索結果一覧として表示する。
【0061】
ユーザは、Webページの見出し/要約を見ながらアクセスするWebページを決定し、そのリンクをクリックする。アクセスしたWebページがユーザの目的に合わない場合には、検索結果一覧に戻り、別のWebページにアクセスして確認する。検索結果の件数が多い場合には、検索結果一覧を見るためのスクロール操作や、複数のページを切り替える操作が必要になる。また、各々のWebページについて考えると、ユーザの興味に合致する情報が含まれている場合であっても、それ以外の情報、例えば広告などがそのページに含まれていることも多い。このため、1つのWebページを閲覧する場合でも、自分の興味のある情報が記述されている箇所を探すためのスクロール操作が必要になる。検索エンジンを利用する場合は、このようなインタラクティブな操作をユーザが繰り返すことが一般的である。
【0062】
しかしながら、このようにユーザに多くの判断及び入力を要求する操作は、コンテンツを再生しながら付加データを表示する用途には適していない。この場合のユーザの主目的は、あくまでもコンテンツを楽しむことであるため、コンテンツ視聴の妨げになるような複雑な操作は不適切である。
【0063】
そこで、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Aにおいては、検索サーバ2として一般的な検索エンジンを用いた場合でも、検索結果一覧の内から表示するWebページを判断/指定したり、個々のWebページの内から表示する部分を判断/指定する操作をユーザに要求することなく、コンテンツ再生装置1Aが表示するWebページと表示する箇所を自動的に決定する。
【0064】
次に、ステップS180の詳細を図9に示すフローチャートを用いて説明する。
【0065】
まず、適合度計算部13Aは、ステップS160又はステップS170により取得された付加データの内から適合度計算処理を行っていない未処理の付加データを1つ選択する(ステップS181)。続いて、適合度計算部13Aは、ステップS181で選択した付加データを解析し、所定のタグ及び所定のタグの組み合わせパターンのうちの少なくとも一方である領域形成タグに対応する領域を表示候補の領域として抽出する(ステップS182)。
【0066】
ここで一例として、図10に示す付加データを選択し、ステップ182の抽出処理を行う場合について説明する。この例では、付加データがHTML(XHTML)で記述されている。図10において、所定のタグで囲まれた、表示可能な文字が連続している領域を枠で囲み、番号を付与している。まず、「<>」で囲まれたタグそのものは、表示対象ではないので、抽出する領域にはならない。次に、「<script>」タグに対応するスクリプト記述部分も表示対象ではないので、抽出する領域にはならない。
【0067】
従って、基本的には、図10において領域#1や領域#2に示すように、ページのタイトルを表す開始タグ「<title>」と終了タグ「</title>」との間の表示可能な文字列や、レベル2の見出しを表す開始タグ「<h2>」と終了タグ「/h2>」との間の表示可能な文字列をまとめて1つの領域とする。すなわち、表示可能な文字に関連する所定の開始タグ及び終了タグを領域形成タグとし、領域形成タグに関連する部分を表示候補の領域として抽出する。なお、領域形成タグに関連する部分とは、通常は領域形成タグの開始タグとそれに対応する終了タグで囲まれた部分であるが、領域形成タグの開始タグまたは終了タグの一方しか存在しない場合などでは、領域形成タグの開始タグまたは終了タグの一方と、他のタグで囲まれた部分を領域形成タグに関連する部分とすることができる。
【0068】
ただし、表示可能な文字に関連するタグであっても、領域形成タグとして用いないタグがある。例えば、文字の字体(フォント)、文字の大きさ、文字の色などを指定するためのタグ(文字修飾タグ)は、領域形成タグとして用いない。すなわち、文字修飾タグで囲まれた部分は、独立した領域として抽出しない。また例えば、改行を示す「<br />」タグや「<br>」タグも領域形成タグとして用いない。
【0069】
更に、所定種類のタグが所定条件(所定のパターン)で出現する場合に、その出現箇所の両側の領域を併合する処理(併合処理)を行ってもよい。例えば、段落の終わりを示す「</p>」タグと、段落の始まりを示す「<p>」タグを領域形成タグとして用いる場合、それらが連続して「</p><p>」といったパターンで出現する場合は、その箇所で領域を分割するのではなく、そのパターンの両側の領域を併合してもよい。
【0070】
このような併合処理について、図10を用いて更に詳細に説明する。適合度計算部13Aは、図10に示すように、13行目の開始タグ「<p>」(段落の始まりを表すタグ)と16行目の終了タグ「</p>」(段落の終りを表すタグ)とをそれぞれ領域形成タグとし、それらで囲まれた領域#3−1を抽出する。同様に、17行目の開始タグ「<p>」と20行目の終了タグ「</p>」とをそれぞれ領域形成タグとし、それらで囲まれた領域#3−2を抽出する。領域#3−1は、改行を表す「<br />」タグを含んでいるが、上述したように領域形成タグとして扱わないので、「<br />」の前後で別々の領域にならず、1つの領域になっている。同様に、領域#3−2は、改行を表す「<br>」タグと、文字をボールド体で表示することを表す文字修飾タグである開始タグ「<b>」と、それに対応する終了タグ「</b>」とを含んでいるが、1つの領域になっている。
【0071】
更に、適合度計算部13Aは、領域#3−1と領域#3−2との間に、所定種類の領域形成タグ(「<p>」及び「</p>」)の所定パターン(「</p><p>」)が存在することを検出し、領域#3−1と領域#3−2とを分割せずに、所定パターン「</p><p>」を含めて一つの領域#3にまとめる併合処理を行う。ここでの所定パターンは、先に「</p>」、その後に「<p>」の順番で、これらが連続しているパターン、ということである。
【0072】
次に、図10の領域#4に示す例を説明する。まず適合度計算部13Aは、段落の始まりを表すタグ「<p>」と、段落の終りを表すタグ「</p>」と、ハイパーリンクを表す開始タグ「<a ...>」と、それに対応する終了タグ「</a>」とを領域形成タグとして扱って処理を行う。そして、「<p>」と「<a ...>」とで囲まれた領域#4−1(「私の」)、「<a ...>」と「</a>」とで囲まれた領域#4−2(「友達」)、「</a>」と「</p>」とで囲まれた領域#4−3(「の意見も....」)の3つの領域をまず抽出する。
【0073】
次に、適合度計算部13Aは、「<a ...>」タグの直前のデータが他のタグではなく表示可能な文字であるか否か判定し、表示可能な文字である場合には、<a ...>」タグの前の領域と、「<a ...>」タグと「</a>」タグの間の領域を1つにまとめる併合処理を行う。この例の場合、「<a ...>」タグの直前のデータは、「の」という表示可能な文字であるため、併合処理を行う条件に合致する。なお、併合処理を行う際には、「<a ...>」タグ自体も含めて1つの大きな領域とする。この例の場合、領域#4−1と「<a ...>」タグと領域#4−2とが、まず1つの領域(領域#4−4)にまとめられる。
【0074】
次に、適合度計算部13Aは、「</a>」タグの直後のデータが他のタグではなく表示可能な文字であるか否かを判定し、表示可能な文字である場合には、「<a ...>」タグと「</a>」タグの間の領域と、「</a>」タグの後の領域を1つにまとめる併合処理を行う。この例の場合、「</a>」タグの直後のデータは「の」という表示可能な文字であるため、併合処理を行う条件に合致する。なお、併合処理を行う際には、「</a>」タグ自体も含めて1つの大きな領域とする。この例の場合、「</a>」タグの前の領域#4−2は既に領域#4−4に併合されているので、領域#4−4と「</a>」タグと領域#4−3とが、1つの領域にまとめられて、領域#4が作成される。この例のように、ある領域形成タグ(「<a ...>」)が所定条件を満たす(該タグの直前が他のタグではなく表示可能な文字であるという条件)場合に、併合処理を行うことができる。すなわち、所定種類のタグが所定条件(所定パターン)で出現した場合に行う併合処理において、その所定パターンは、必ずしも複数種類のタグの組合せである必要はなく、単独のタグと、それに隣接するデータの種類に応じて決まるパターンであってもよい。
【0075】
なお、図10の領域#5、#6においては、領域#4と同じ種類のタグ(「<a ...>」及び「</a>」)が出現しているが、領域#4とは出現パターンが異なっている。すなわち、ハイパーリンクを表す開始タグ「<a ...>」の直前のデータは、表示可能な文字ではなく、他のタグ(「div」)が隣接している。また、ハイパーリングの終了タグ「</a>」の直後のデータも、表示可能な文字ではなく、他のタグ(「/div」)が隣接している。領域#5と領域E6は、所定種類のタグに該当するが、所定パターンには該当しない。このため、領域#5と領域#6とにおいては、併合処理は行われない。
【0076】
なお、適合度計算部13Aは図10の例では、1つ1つのタグを領域形成タグとして用いたが、領域形成タグではない所定のタグの所定の組み合わせパターンを領域形成タグと同等に扱って領域を抽出してもよい。このような、領域形成タグ以外の所定タグの組み合わせパターン、及び領域形成タグを合わせて領域形成データと呼ぶ。
【0077】
例えば、レベル6の見出しを表す「<h6>」タグと、文字のフォントを指定する「<font...>」タグとを領域形成タグにしないで、これらがそれぞれ単独で出現した箇所では、領域抽出を行わない場合であっても、これら2つのタグを組み合わせたパターン「<h6><font...>」を領域形成データとし、このパターンが出現した場合に領域抽出を行ってもよい。また例えば、表の1行の開始を表す「<tr>」タグと、表のデータセルを表す「<td>」タグとを領域形成タグにしないで、これらの組み合わせパターンである「<tr><td>」を領域形成データとしてもよい。このようにすると、表のデータ行を1行ずつ領域に分割できる。以上の例で示したように、所定の複数のタグの組合せパターンを1つの領域形成タグと同等に扱ってもよい。
【0078】
ここで、領域形成タグを所定種類のタグに限定する理由、及び併合処理を行う理由を説明する。改行を示すタグ(「<br />」、「<br>」)や段落の区切りを示すタグ(「<p>」、「</p>」)は、比較的長い文章がある箇所で出現することが多く、それらのタグが存在する箇所は、広告などの付加的な情報ではなく、そのWebページのメインテーマに係る箇所である可能性が高い。また、それらのタグに隣接する箇所は、全く別の内容ではなく、関連性の高い内容である場合が多い。従って、領域形成タグを所定種類のタグに限定し、更に併合処理を行った方が、意味的に重要であり、かつ関連性の高いテキストデータが1つの領域にまとまることが多く、コンテンツ再生時にユーザが付加データを受動的に鑑賞する場合においても、表示されるテキストの内容をユーザが理解しやすいという効果が得られる。
【0079】
更に、ステップS182の領域抽出処理において、適合度計算部13Aは表示可能な文字列の文字数(以下、表示可能な文字数という)が所定数以上連続する箇所のみを抽出対象領域として抽出してもよい。例えば、表示可能な文字数が「4」以上連続する文字列のみを抽出領域対象とするようにし、表示可能な文字数が「2」である図10の領域#6は抽出対象領域から除外するような処理を行ってもよい。
【0080】
次に、適合度計算部13Aは、ステップS182で抽出した各領域について、コンテンツを再生しながら表示するという目的に適合する度合いを示す適合度を計算する(ステップS183)。適合度は、次のような方法で計算することができる。
【0081】
第1の方法は、領域に含まれる表示可能な文字数Dをカウントし、これを適合度Cとする方法である。なお上述したように、領域の中にタグが含まれる場合があるが、これは表示可能な文字としてカウントしない。この第1の方法によれば、適合度Cは領域内の表示可能な文字数Dが多いほど大きな数値となる。
【0082】
第2の方法は、式(1)に示すように、表示可能な文字数Dと、領域を囲む領域形成タグの種類に応じて決まる所定の係数α、βを用いて適合度Cを計算する方法である。
【0083】
C=αD+β (1)
領域を囲む領域形成タグの種類がそのWebページのメインテーマに係る可能性が高いものほど、係数αおよびβの値を大きくして、適合度Cが大きな値になるようにする。例えば、図10の例の場合、Webページのタイトルを表す種類の領域形成タグ「<title>」の方が、第2レベルの見出しを表す種類の領域形成タグ「<h2>」よりも、そのWebページ全体の内容(テーマ)を端的に表現しており、重要と考えられるので、領域形成の開始タグ「<title>」と終了タグ「</title>」とで囲まれた領域#1の係数α1、β1、及び領域形成の開始タグ「<h2>」と終了タグ「</h2>」とで囲まれた領域#2の係数α2、β2に関して、「α1>α2」及び「β1>β2」のうちの少なくとも一方の条件を満たすように、係数を設定して、適合度Cを計算する。なお、式(1)において、β=0とし、αのみを用いて適合度Cを計算してもよい。
【0084】
第3の方法は、式(2)示すように、表示可能な文字数Dと、領域に含まれる改行を表すタグの個数Bと、領域に含まれる段落の区切りを表すタグの個数Pを用いて適合度Cを計算する方法である。
【0085】
C=γD+λB+μP (2)
ここで、γ、λ、μは、所定の重み係数である。上述したように、改行を表すタグ及び段落の区切りを表すタグが多く出現する箇所は、そのWebページの制作者が重点をおくメインテーマに関係する可能性が高いので、これを積極的に評価して、適合度Cを計算する方法である。つまり、この第3の方法は、抽出した領域内に改行を表すタグや段落の区切りを表すタグなどの所定の第2のタグが含まれる場合に、その領域の適合度Dがより大きな値となるように計算する方法である。
【0086】
なお、式(2)において、λ=0またはμ=0としてもよい。すなわち、領域に含まれる改行を表すタグの個数Bと、領域に含まれる段落の区切りを表すタグの個数Pとのどちらか一方を使って、適合度Cを計算してもよい。また、上記の説明では、改行を表すタグの個数と段落の区切りを表すタグの個数を用いたが、これに限定されるわけではなく、領域に含まれるこれ以外の所定のタグの個数を用いてもよい。例えば、文字の大きさを大きくする文字修飾タグの個数が多い場合に、適合度が大きな値となるように計算してもよい。
【0087】
第4の方法は、式(3)に示すように、表示可能な文字数Dと、関数Fを用いて適合度Cを計算する方法である。
【0088】
C=F(D) (3)
関数Fは、図11に示すように、入力が小さい場合に出力が小さく、入力が中程度の場合に急激に出力が大きくなり、入力が非常に大きい場合には出力が減少するような特性を持つ関数である。すなわち、入力が「0」から飽和入力値までの範囲では、入力の増加に対して出力も増加するが、入力が飽和入力値を超えると、入力の増加に対して出力が減少する特性を持っている。式(3)を用いると、関数Fの入力である領域の表示可能な文字数Dが飽和入力値を超えて非常に多い場合には、関数Fの出力である適合度Cが低下する。表示可能な文字数が非常に多い領域は、コンテンツを再生しながら表示する情報としては長過ぎるので、不適切と判定したい場合には、式(3)を用いるとよい。
【0089】
図11において、出力値が増加から減少に転じる飽和点に対応する飽和入力値は、予め所定の値に設定しておいてもよいが、コンテンツの再生時間に応じて設定してもよい。例えば、適合度計算部13Aが、コンテンツ格納部10からコンテンツの再生時間を読み出し、再生時間が長いほど飽和入力値が大きくなるように設定してもよい。領域に含まれる表示可能な文字数が非常に多い場合には、コンテンツの再生中にそれを全部表示することができず、中途半端な表示で終わってしまうことになり、ユーザの満足度が低下する場合がある。しかし、このような再生時間に応じて飽和入力値を大に可変する処理を入れることにより、中途半端な表示の問題を低減することができる。
【0090】
なお、上記第2〜第4の方法を適宜組み合わせた処理を行ってもよい。例えば、第3の方法と第4の方法を組み合わせて、式(5)または式(6)に従って、適合度Cを計算してもよい。
【0091】
C=F(γD+λB+μP) (5)
C=F(γD)+λB+μP (6)
以上がステップS183の説明である。
【0092】
次に、適合度計算部13Aは、未処理の付加データがあるか否かを判定する(ステップS184)。未処理の付加データがある場合は、ステップS181に戻って処理を繰り返す。未処理の付加データがない場合、すなわちステップS160及びステップS170により取得された全ての付加データに対して、適合度計算処理を行った場合は処理を終了する。以上がステップS180の詳細な説明である。
【0093】
次に、図6のステップS190の詳細を説明する。ステップS190では、領域選択部18Aは、まずステップS180により抽出された付加データの領域の内から次のようにして表示に適切な領域を選択する。
【0094】
第1の方法は、適合度が所定値以上の領域を選択する方法である。ここで、上記の所定値としては予め設定された値を用いてもよいし、コンテンツの再生時間に応じた所定値(しきい値)を用いてもよい。コンテンツの再生時間に応じた所定値(しきい値)を用いる場合は、例えば、再生時間が長いコンテンツに対しては、しきい値を小さな値にして、比較的多くの領域を選択するようにし、再生時間が短いコンテンツに対しては、しきい値を大きな値にして、領域を厳選して選択するようにする。
【0095】
第2の方法は、適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択する方法である。ここで、上記の所定個数としては予め設定された値を用いてもよいし、コンテンツの再生時間に応じた所定個数(しきい値)を用いてもよい。コンテンツの再生時間に応じた所定値(しきい値)を用いる場合は、例えば、再生時間が長いコンテンツに対しては、しきい値を大きな値にして、より多くの領域を選択するようにし、再生時間が短いコンテンツに対しては、しきい値を小さな値にして、領域を厳選して選択するようにする。なお、ステップS180で抽出した領域の数が、所定個数より多い場合は、所定個数の領域を選択し、所定個数に満たない場合は、抽出した領域全てを選択する。すなわち、後者の場合は、所定個数より少ない個数の領域が選択されることになる。
【0096】
次に、領域選択部18Aは、選択した領域毎に付加データファイルを作成し、付加データ格納部15に格納する。更に領域選択部18Aは、付加データ格納部15に格納されている付加データファイルの付加データ管理テーブルに、図8に示すように、対応するコンテンツID、付加データファイルのパス、取得日時、領域の適合度、最新表示日時などの情報を記録する。新規の登録を行う際には、最新表示日時を「NULL」としておく。以上がステップS190の処理の詳細である。
【0097】
次に、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Aのコンテンツ再生動作について、図12のフローチャートと共に説明する。
【0098】
まず、制御部17Aは、コンテンツ格納部10に格納されているコンテンツのメタデータを読み出し、コンテンツ一覧メニューを作成して、表示装置61に表示させる(ステップS300)。図13は、このコンテンツ一覧メニューの一例を示す。コンテンツ一覧メニューは、アーティスト名、アルバム名、曲名などをコンテンツ毎に表示している。この例では、コンテンツIDを表示装置61に表示していないが、制御部17は、コンテンツ一覧メニュー内のどの行がどのコンテンツIDに対応するか管理している。
【0099】
図13の画面左側の矢印はカーソルであり、矢印のついたコンテンツが選択されていることを示す。利用者は入力装置60を操作してカーソルを移動させて、再生したいコンテンツを選択することができる。
【0100】
次に、制御部17Aは、利用者により選択されたコンテンツのコンテンツIDを特定し、再生部16に通知する(ステップS310)。すると、再生部16は、コンテンツ格納部10からコンテンツ本体を読み出して、必要なデコード処理を行いながら、表示装置61及び音声出力装置62に映像信号及び音声信号を出力して再生を開始する(ステップS320)。音楽コンテンツの場合は、音声出力装置61へデコード処理された音声信号が出力され、音声付き動画コンテンツの場合は、表示装置61にデコード処理された映像信号が出力され、音声出力装置62へデコード処理された音声信号が出力される。
【0101】
次に、再生部16は、付加データ格納部15の付加データ管理テーブルを参照しながら、指定されたコンテンツIDに対応する付加データファイルの内から表示する付加データファイルを次のような方法で1つ選択する(ステップS330)。第1の選択方法は、ランダムに選択する方法である。乱数を用いるなどしてその都度ランダムに選択すればよい。第2の選択方法は、適合度の高い順に選択する方法である。第3の選択方法は、最新表示日時が未表示であるために空白の表示日時である「NULL」であるか、最新表示日時が古いものを優先的に選択する方法である。例えば、最新表示日時が「NULL」の付加データファイルを第1優先で選択し、「NULL」のデータがない場合には、最新表示日時が古い順に付加データファイルを選択する。
【0102】
また、上記第1〜第3の選択方法のいずれかに固定せずに、これらを組み合わせたり、その都度選択方法を変えながら選択するようにしてもよい。
【0103】
1つのコンテンツを再生中に複数の付加データファイルを選択して表示する場合には、基本的に同一の付加データファイルを繰り返し選択しないように制御を行うが、指定されたコンテンツIDに対応する付加データファイルが1つしかないような場合には、繰り返し選択してもよい。
【0104】
次に、再生部16はステップS330で選択された付加データファイルを読み出し、付加データを表示装置61に表示させる(ステップS340)。この表示処理はステップS320のコンテンツ再生処理と並行して行い、コンテンツを再生しながら、付加データファイルに含まれる情報を表示する。また、付加データ格納部15に格納されている付加データ管理テーブルの最新表示日時に対して、表示処理を行っている現在日時を設定する。付加データを表示する際の表示装置61の画面の一例を以下に示す。
【0105】
図14は、コンテンツが音楽である場合の表示画面の一例である。画面上部は、メタデータ表示領域51であり、アーティスト名、アルバム名、曲名、ジャンル名、再生時間などのメタデータの中から適当なものを表示する。画面下部は、付加データ表示領域52である。ここに、そのコンテンツに係る歌詞、ヒットチャート情報、コンサート情報、ホームページ情報、ブログ情報などが表示される。
【0106】
なお、付加データファイルには、表示可能な文字の他に、改行や段落の区切りや文字の大きさ指定や文字の色指定などを表わすタグなどが含まれている場合があるが、これらのタグを無視してもよいし、あるいはそのタグに従って改行等の処理を行ってもよい。
【0107】
付加データ全体を表示領域に一度に表示できない場合は、テキスト情報を適当な速度で横方向あるいは縦方向に自動的にスクロールさせて、テロップのように表示したり、適当な時間間隔で表示文字を順次切り替えながら表示する。このように付加データを表示することにより、ユーザがスクロール等の操作を行う必要がなく、ユーザのコンテンツ視聴をあまり妨げずに、付加データを提供することが可能になる。更に付加データに時間的な同期情報が含まれているような場合は、コンテンツの再生に時間的に同期させて文字列を切り替えたり、文字列の表示色を変えながら表示してもよい。
【0108】
図15は、コンテンツが音声付き動画である場合の表示画面の一例である。画面下部中央の動画表示領域54に動画を表示する。メタデータ表示領域53、付加データ表示領域55の表示方法については、図14と共に説明したコンテンツが音楽である場合と同様である。
【0109】
なお、メタデータと動画と付加データは、図15に示すように、それぞれ別々の表示領域53〜55に表示するようにしてもよいが、メタデータ、動画及び付加データの2つ又は3つ全てをスーパーインポーズのような形式に重複して同じ表示領域に表示するようにしてもよい。同様に、コンテンツが音楽である場合にも、メタデータと付加データを1つの表示領域に表示するようにしてもよい。
【0110】
次に、再生部16はコンテンツの再生が終了したか否かを判定する(ステップS350)。コンテンツの再生が終了した場合は処理を終了し、終了していない場合はステップS360に進む。ステップS360では、再生部16はステップS330で選択された付加データファイルの表示が終了したか否かを判定する。終了していない場合はステップS350に戻りコンテンツ再生を継続する。終了した場合は、ステップS330に戻って、新たな付加データファイルを選択する。上述したように、この際に同一の付加データファイルを繰り返し選択しないように制御を行う。以上がコンテンツ再生処理の説明である。
【0111】
次に、再生時に付加データを取得する場合の本実施の形態のコンテンツ再生装置1Aの動作について、図16のフローチャートを参照して説明する。同図中、図6、図12と同一処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。
【0112】
まず、制御部17Aは、コンテンツ格納部10に格納されているコンテンツのメタデータを読み出し、コンテンツ一覧メニューを作成して、表示装置61に表示させる(ステップS400)。続いて、制御部17は、利用者により選択されたコンテンツのコンテンツIDを特定し、検索条件データ作成部11Aに通知する(ステップS410)。以後、図6に示したステップS120〜S190の各処理が順次に行われた後、図12に示したコンテンツ再生時のステップS320〜S360の各処理が順次に行われる。
【0113】
以上の処理により、コンテンツ再生時に付加データを検索サーバ2又は情報提供サーバ31〜3nから取得し、コンテンツの再生と同時に付加データを表示することが可能になる。この例ではコンテンツを再生する毎に新たな付加データを取得するので、検索サーバ2又は情報提供サーバ31〜3nの提供する付加データが変更された場合に、コンテンツ再生装置1Aで迅速にそれを反映することができる。コンテンツを再生する毎に毎回新しい情報を表示することも可能であり、コンテンツ再生中の画面を非常に変化に富んだものにすることが可能である。
【0114】
以上詳述したように、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Aによれば、検索に用いるキーワードの入力操作、大量の検索結果一覧の内から表示する情報をユーザに判断し選択させる操作、取得した情報の内から表示する部分を判断し選択する操作、多数のWebページの内から有益な情報のある箇所を探させるといった煩雑な操作をユーザに一切させることなく、一般的な検索エンジンや検索サイトを利用してコンテンツに関連する情報を取得し、コンテンツ再生時に関連する情報(付加データ)を自動的に表示することができる。
【0115】
また、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Aによれば、情報提供サーバ31〜3nが提供する付加データ全体をそのまま表示するのではなく、付加データを解析して抽出した領域毎に表示可能な文字数に応じた適合度を計算し、適合度が所定値以上高い領域または適合度の高い順に所定個数の領域を選択するため、コンテンツ再生時に表示するのに適した領域の情報のみを自動的に選択して表示し、なおかつ複数の付加データを取得した場合には、それらから抽出した領域を連続的に表示するので、同じコンテンツを再生した場合でも、表示される情報やその順序が変化し易く、利用者が飽きにくいという効果が得られる。
【0116】
また、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Aによれば、あるコンテンツについて一度取得した付加データをそのままの形で使い続けるのではなく、複数の付加データを取得した場合に、複数の付加データを通して適合度の高い領域を選択して表示するため、表示する情報のバリエーションを増やしやすく、利用者が飽きにくいという効果が得られる。
【0117】
これらの特徴により、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Aによれば、再生時の画面表示を変化に富んだものにできるので、同じコンテンツを繰り返し視聴する場合でも利用者が飽きにくく、コンテンツやコンテンツ再生装置1Aに対する利用者の興味を維持し易いという効果が得られる。
【0118】
(第2の実施の形態)
本発明のコンテンツ再生装置の第2の実施の形態は、図1に示したコンテンツ再生システムと同様のシステム構成にて用いられる。本実施の形態におけるコンテンツは、第1の実施の形態と同様に、音楽コンテンツ及びミュージックビデオ等の音声付き動画コンテンツであるとして説明を行う。
【0119】
図17は、本発明になるコンテンツ再生装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図17に示す本発明の第2の実施の形態のコンテンツ再生装置1Bは、図1のコンテンツ再生装置1に相当し、コンテンツを格納するコンテンツ格納部10と、検索サーバ2に送信する検索条件データを作成する検索条件データ作成部11Bと、検索サーバ2及び情報提供サーバ31〜3nとの間でデータを送受信するための送受信部12と、適合度計算部13Bと、検索サーバ2から受信した検索結果に基づき情報提供サーバ31〜3nから付加データを取得する付加データ取得部14と、取得した付加データを格納する付加データ格納部15Bと、コンテンツを再生する再生部16と、装置全体の制御を行う制御部17Bと、領域選択部18Bと、キーワード情報格納部19とで構成されている。キーワード情報格納部19は、検索条件データを作成する際に使用する1つ以上のキーワードで構成されたキーワードパターンと、そのキーワードパターンの優先度とを関連付けたキーワード情報テーブルを格納している。
【0120】
また、コンテンツ再生装置1Bには、利用者の操作指示を受け付けるためのキーボード、マウス、リモコン、タッチパネル等の入力装置60と、コンテンツ及び付加データを再生するために必要なディスプレイ等の表示装置61と、スピーカ等の音声出力装置62とが接続されている。コンテンツ再生装置1Bは、中央処理装置(CPU)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)等により構成される一般的なコンピュータを用いて、ソフトウェア処理として実現することも可能であるのは、コンテンツ再生装置1Aと同様である。
【0121】
また、コンテンツ再生装置1Bは、コンテンツ再生装置1Aと同様に、コンテンツ再生に先立って付加データを取得するようにしてもよいし、コンテンツ再生時に付加データを取得するようにしてもよい。
【0122】
そこで、まず、コンテンツ再生に先立って付加データを取得する場合の本実施の形態のコンテンツ再生装置1Bの動作を図18のフローチャートを用いて説明する。同図中、図6の処理ステップと同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。ここでは、付加データの取得動作は、利用者が所定の操作を入力装置60に対して行った場合に起動される。これ以外に、利用者がコンテンツ再生を行っていない適当なタイミングで起動したり、所定の時刻にタイマ起動するようにしてもよい。
【0123】
ステップS120のメタデータ読み出し処理に続いて、制御部17Bは、取得する付加データの種類を1つ初期値として設定する(ステップS121)。付加データの種類としては、「歌詞」、「ブログ」、「コンサート」、「ヒットチャート」、「新譜」などが制御部17Bに格納されており、これらの内から1つ所期値として設定する。なお、付加データの種類は、これらに限定されるものではない。本実施の形態では、格納されている全ての付加データの種類について処理を行うものとするが、ユーザに取得する付加データの種類を選択させ、その種類だけ処理するようにしてもよい。
【0124】
続いて、制御部17Bは、検索条件データ作成部11Bをコントロールするためのパラメータ(検索条件パラメータ)の初期値を設定する(ステップS122)。検索条件パラメータは、制御部17B内で保持され、検索条件データ作成部11Bが参照することのできるパラメータであり、後述するようにキーワードパターンの優先度に対応している。この初期値としては、キーワード情報格納部19に格納されている優先度の内で最も高い優先度に該当する数値が用いられる。本実施の形態では、検索条件パラメータの初期値は「1」である。
【0125】
次に、検索条件データ作成部11Bは、制御部17Bにより設定された検索条件パラメータの値を読み出すと共に、キーワード情報格納部19に格納されているキーワード情報テーブルを参照しながら、検索条件パラメータの値に対応する優先度を持つキーワードパターンを使用するキーワードパターンとして選択する(ステップS123)。キーワードパターンは、検索に用いる1つ以上のキーワードで構成されている。
【0126】
キーワード情報格納部19には、図19に示す形式で、付加データの種類毎に優先度とキーワードパターンとを複数対応させたキーワード情報テーブルが格納されている。このキーワード情報テーブルにおける付加データの種類は、制御部17Bに格納されている付加データの種類に対応している。各々のキーワードパターンは、語句と論理記号と括弧を用いて記述されている。ここで、「∩」は論理積(AND)演算を示しており、「∪」は論理輪(OR)演算を示している。
【0127】
キーワードパターンは、次のステップS131において、メタデータに含まれる語句と組み合わせて1つの検索条件データを作成するために使われるものである。メタデータだけでは検索結果が膨大な件数になり、適切な絞り込みをすることが難しいことが多いため、このように取得したい付加データの種類ごとに異なるキーワードをメタデータと組み合わせて検索条件を作成する。
【0128】
図19に示した例では、付加データ種類が「歌詞」の場合、優先度が「1」のキーワードパターンは「∩(歌詞 ∩ 作詞)」であり、優先度が「2」のキーワードパターンは「∩(歌詞 ∩ 検索)」であり、優先度が「3」のキーワードパターンは「∩(歌詞 ∪ Lyrics)」である。なお、「Lyrics」は、英語表記の歌詞のことである。最も高い優先度は「1」であり、数字が大きいほど優先度が低い。各キーワードパターンには「1」から始まって「1」ずつ増える優先度が対応付けられている。
【0129】
また、通常では、優先度が高いキーワードパターンは検索条件が狭く、優先度が低いキーワードパターンは検索条件が広く設定されている。このため、優先度が高いキーワードパターンは、コンテンツと関連性の高い情報(精度の高い情報)が得られ易い代わりに、十分な数の検索結果が得られない(あるいは全く検索結果が得られない)可能性が相対的に高くなる。逆に、優先度の低いキーワードパターンは、十分な数の検索結果が得られる可能性が相対的に高い代わりに、検索結果にコンテンツとの関連性の低い情報(精度の低い情報)が含まれる可能性が高くなる。
【0130】
例えば、優先度が「1」のキーワードパターンを用いた時には、検索結果が全く得られなくても、優先度が「2」のキーワードパターンを用いた時に、条件に合う検索結果が得られる場合がある。このように優先度に従ってキーワードパターンを切り替えることにより、検索回数を不必要に増やすことなく必要な検索結果を得ることができるので、効率的な処理が可能になる。
【0131】
また、本実施の形態における優先度は、各キーワードの意味や使われ方を考慮して設定されているため、単に検索に用いる項目数を増減させて検索処理を繰り返すよりも効率的で検索精度の高い処理ができる。例えば、図19に示した例において、優先度「1」のキーワードパターンで用いられる項目数は、「歌詞」と「作詞」の2つである。また、優先度「2」のキーワードパターンで用いられる項目数も同じく2つ(「歌詞」と「検索」)である。前者は、「歌詞」と「作詞」が両方含まれる付加データ(Webページ)は、楽曲の歌詞である確率が高いという経験則に基づくものであり、後者は、前者ほど確率が高くはないが、「歌詞」と「検索」両方含まれる付加データは、ある程度の確率で楽曲の歌詞であるという経験則に基づくものである。
【0132】
また、前者よりも後者の方が該当する検索結果は多い傾向にある。すなわち、優先度「1」のキーワードパターンを用いると、再生中の楽曲の歌詞が直接得られる確率が相対的に高い。一方、優先度「2」のキーワードパターンを用いる方が何らかの検索結果が得られる確率が相対的に高い。従って、まず優先度「1」のキーワードパターンを試し、検索結果が得られなければ次に、優先度「2」のキーワードパターンを用いて検索処理することにより、利用者の満足度を高めることができる。このように本実施の形態においては、検索に用いられる項目数や、論理積と論理和の組み合わせ方だけではなく、キーワードの意味やネットワーク上での一般的な使用傾向を考慮して優先度を決めているため、効率的かつ検索精度の高い処理が可能である。なお、優先度と検索パターンとの関係は、上記のような規則性に限定されるわけではない。
【0133】
次に、検索条件データ作成部11Bは、ステップS120で読み出したメタデータとステップS123で選択したキーワードパターンとを組み合わせて、具体的な検索条件データを作成する(ステップS131)。例えば、読み出したメタデータが「アーティスト名=CoolA」、「アルバム名=WarmB」、「曲名=HotC」であり、ステップS123で「∩(歌詞 ∩ 作詞)」というキーワードパターンが選択された場合、「CoolA ∩ WarmB ∩ HotC ∩(歌詞 ∩ 作詞)」といった検索条件データを作成する。ここでは、アーティスト名とアルバム名と曲名をAND条件で組み合わせて検索条件データを作成したが、この組み合わせに限定するわけでなく、この他の種類のメタデータの組み合わせを用いてもよい。
【0134】
続いて、図6と同様のステップS140〜ステップS180の処理が行われる。なお、ステップS180において、第1の実施の形態と同じ処理を行ってもよいが、ステップS123で選択したキーワードパターンに含まれるキーワードを用いて適合度を計算してもよい。例えば、該キーワードが含まれる領域の適合度が、他の条件が同じで該キーワードが含まれない領域の適合度よりも大きな値となるように適合度を計算してもよい。また、付加データ鑑賞時のユーザに驚きや意外性を与える目的で、該キーワードを含む領域の適合度をより小さく計算し、該キーワードを含む領域が表示されにくくしてもよい。ステップS180を処理した後、領域選択部18Bが、ステップS180において抽出された付加データの各領域の適合度に基づいて、コンテンツ再生時に表示するのに適した領域か否かを判定し選択し、更に選択した領域毎に付加データファイルを作成して、コンテンツIDと関連付けて付加データ格納部15Bに格納する(ステップS191)。領域選択部18BによるこのステップS191の処理は、図6に示した領域選択部18AによるステップS190の処理と略同じであるが、付加データ格納部15Bに格納する付加データ管理テーブルの形式が異なる。
【0135】
すなわち、付加データ格納部15Bに格納する付加データ管理テーブルの形式は、図20に示すように、図8に示した付加データ格納部15Aの付加データ管理テーブルのそれとは異なり、制御部17Bで設定された付加データの種類も合わせて付加データ管理テーブルに格納されている。
【0136】
次に、制御部17BはステップS191で選択された領域の個数が所定数以上であるか否かを判定する(ステップS201)。選択された領域の個数が所定数未満であるときには、付加データの表示がコンテンツ再生途中で直ぐに終ってしまうと判断し、ステップS230に進んで付加データの種類の変更可能か否かを判定する。一方、選択された領域の個数が所定数以上であるときには、コンテンツ再生中に表示時間が継続する付加データであると判断し、ステップS210に進む。
【0137】
ステップS210では、制御部17Bは、キーワード情報格納部19に格納されたキーワード情報テーブルを参照しながら、検索条件パラメータの値が変更可能か否かを判定する。制御部17Bは、検索条件データ作成部11Bが対応する範囲で、検索条件パラメータの値を変更するようになっている。現在設定されている付加データ種類について、まだ使用してない検索条件パラメータの値が存在すれば、検索条件パラメータが変更可能と判定し、ステップS220に進む。そうでなければ、ステップS230に進む。
【0138】
ステップS220では、制御部17Bは検索条件パラメータの値を使用していない検索条件パラメータの値に変更する。例えば、検索条件パラメータの値を昇順に使用する場合は、現在設定されている値よりも「1」大きな値に設定すればよい。ステップS220の処理終了後はステップS123の使用するキーワードパターン選択処理に戻る。
【0139】
選択された領域の個数が所定数未満であるか、又は検索条件パラメータの値が変更可能でないときには、制御部17Bは付加データの種類が変更可能であるか否かを判定する(ステップS230)。変更可能であれば、ステップS240に進み制御部17Bが新たな付加データの種類を設定し、変更可能でなければステップS250に進む。ステップS240の処理終了後はステップS122の検索条件パラメータの初期値設定処理に進む。
【0140】
一方、ステップS250では、制御部17BはステップS100で作成したコンテンツID集合を全て処理したか否かを判定する。全てのコンテンツIDの処理を終えた場合は、全ての処理を終了し、そうでない場合はステップS110に戻って処理を継続する。以上がコンテンツ再生に先立って付加データを取得する場合の動作の説明である。
【0141】
本実施の形態のコンテンツ再生装置1Bのコンテンツ再生動作は、図12のフローチャートと共に説明したコンテンツ再生装置1Aの再生動作と同様である。ただし、付加データ格納部15Bの付加データ管理テーブルに格納されている付加データ種類を用いて、特定の種類の付加データみを表示させるようにしてもよい。
【0142】
次に、再生時に付加データを取得する場合の本実施の形態のコンテンツ再生装置1Bの動作を図21のフローチャートを用いて説明する。同図中、図16、図18の処理ステップと同一処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。図21に示すように、本実施の形態ではステップS201で判定された選択領域の個数が所定数以上であるか、又はステップS210で判定された検索条件パラメータの値が変更可能でないという第1の条件と、ステップS230で判定された付加データの種類を変更可能でないという第2の条件とを同時に満たすときに、ステップS250の処理ではなく、図16に示したステップS320〜S360と同じ処理を行う。
【0143】
本実施の形態のコンテンツ再生装置1Bは、コンテンツ再生装置1Aに比べて更に、キーワード情報格納部19に複数のキーワードパターンを定義したキーワード情報テーブルを用意し、メタデータに含まれる語句に加え更にキーワードを追加して検索条件データを作成するので、より適切な検索結果が得られ易い。また、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Bによれば、1つ以上のキーワードで構成されたキーワードパターンを複数用意し、キーワードパターンの優先度に従って使用するキーワードパターンを変えながら、必要な検索結果が得られるまで繰り返し検索を行うので、メタデータに含まれる語句だけを用いて検索するよりも検索精度が向上する。また優先度に従ってキーワードパターンを選択するので、検索精度と処理時間をバランスさせた効率の良い検索が可能である。
【0144】
更に、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Bによれば、選択された領域の個数が所定数未満であり、十分な検索結果が得られない場合は、検索条件データ作成部11Bにフィードバックを行って、キーワードパターンの意味や用法を考慮して設定されたキーワードの優先度に従い、使用するキーワードパターンを切り替えながら検索条件データを作成して検索を実行することを繰り返すので、より多くのコンテンツについて、より多くの付加データを取得することが可能である。
【0145】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0146】
図22は、本発明の第3の実施の形態のコンテンツ再生装置1Cを含むコンテンツ再生システムの全体構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。このコンテンツ再生システムは、図1に示したコンテンツ再生システムと比較し、検索サーバが21〜2mのm台(mは2以上の自然数)ある点が異なる。なお、図1に示したコンテンツシステムと同様に、検索サーバ21〜2mが情報提供サーバ31〜3nの機能を兼ね備えていてもよい。
【0147】
図23は、本発明になるコンテンツ再生装置の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図17と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図23に示す本発明の第3の実施の形態のコンテンツ再生装置1Cは、コンテンツを格納するコンテンツ格納部10と、検索サーバ21〜2mに送信する検索条件データを作成する検索条件データ作成部11Cと、検索サーバ21〜2m及び情報提供サーバ31〜3nとの間でデータを送受信するための送受信部12と、適合度計算部13Bと、検索サーバ21〜2mから受信した検索結果に基づき情報提供サーバ31〜3nから付加データを取得する付加データ取得部14と、取得した付加データを格納する付加データ格納部15Bと、コンテンツを再生する再生部16と、装置全体の制御を行う制御部17Cと、領域選択部18Bと、取得したい付加データの種類と優先度と接続情報とを対応させたサーバ情報テーブルが格納されているサーバ情報格納部20とで構成されている。
【0148】
また、コンテンツ再生装置1Cには、コンテンツ再生装置1A、1Bと同様に、入力装置60と、表示装置61と、音声出力装置62とが接続されている。コンテンツ再生装置1Cは、中央処理装置(CPU)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)等により構成される一般的なコンピュータを用いて、ソフトウェア処理として実現することも可能であるのは、コンテンツ再生装置1A、1Bと同様である。
【0149】
コンテンツ再生装置1Cは、コンテンツ再生装置1A、1Bと同様に、コンテンツ再生に先立って付加データを取得するようにしてもよいし、コンテンツ再生時に付加データを取得するようにしてもよい。
【0150】
そこで、まず、コンテンツ再生に先立って付加データを取得する場合の本実施の形態のコンテンツ再生装置1Cの動作を図24のフローチャートを用いて説明する。同図中、図6、図18の処理ステップと同一処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。以下では、制御部17C、サーバ情報格納部20の動作を中心に説明する。ここでは、付加データの取得動作は、利用者が所定の操作を入力装置60に対して行った場合に起動される。これ以外に、利用者がコンテンツ再生を行っていない適当なタイミングで起動したり、所定の時刻にタイマ起動するようにしてもよい。
【0151】
制御部17Cは、ステップS100〜S121の処理に続いて、パラメータ(サーバ選択パラメータ)の初期値を設定する(ステップS125)。このサーバ選択パラメータは、制御部17C内で保持され、複数の検索サーバ21〜2mの内から使用する検索サーバを選択するために用いる。本実施の形態では、サーバ選択パラメータの初期値は「1」である。
【0152】
続いて、検索条件データ作成部11Cが、ステップS120でコンテンツ格納部10から読み出したメタデータを用いて、検索条件データを作成する(ステップS130)。これは検索条件データ作成部11Aによる図6のステップS130と同様であるが、検索条件データ作成部11Cは検索条件データ作成部11Aとは異なり、m台の検索サーバ21〜2mに送信する検索条件データを作成する。
【0153】
次に、制御部17Cは、サーバ情報格納部20に格納されているサーバ情報テーブルを参照しながら、サーバ情報テーブルの「付加データ種類」と「優先度」がそれぞれ制御部17C内に設定されている「付加データ種類」と「サーバ選択パラメータ」に一致するエントリの接続情報の検索サーバを使用する検索サーバとして選択する(ステップS135)。
【0154】
サーバ情報格納部20には、複数の検索サーバ21〜2mの情報が、図25に示すように取得したい付加データの種類と、優先度と、接続情報とを対応させた形式のサーバ情報テーブルで格納されている。図25に示す優先度は、第2の実施の形態における優先度と同様に、優先度の小さい検索サーバほど先に使用させるという意味を持っている。また、図25に示す接続情報としては、検索サーバ21〜2mの接続先のURL(Uniform Resource Locator)及び接続に使用するパラメータ等が記録されている。
【0155】
続いて、制御部17Cは、ステップS130で作成された検索条件データの送信を、ステップS135で読み出された接続先の検索サーバに送信するように送受信部12に指示する(ステップS141)。
【0156】
その後、前述したステップS150、S160、S170、S180、S191、S201の処理を経て、制御17Cはサーバ情報格納部20に格納されているサーバ情報テーブルを参照しながら、サーバ選択パラメータの値が変更可能か否かを判定する(ステップS211)。制御部17Cは現在設定されている付加データ種類について、まだ使用していないサーバ選択パラメータの値が存在すれば、変更可能と判定し、ステップS221に進む。そうでなければ、ステップS230に進む。
【0157】
ステップS221では、制御部17Cはサーバ選択パラメータの値を使用していないサーバ選択パラメータの値に変更する。例えば、サーバ選択パラメータの値を昇順に使用する場合は、現在設定されている値よりも「1」大きな値に設定すればよい。ステップS221の処理終了後はステップS135の使用する検索サーバ選択処理に戻る。
【0158】
選択された領域の個数が所定数未満であるか、又はサーバ選択パラメータの値が変更可能でないときには、制御部17Cは付加データの種類が変更可能であるか否かを判定する(ステップS230)。変更可能であれば、ステップS240に進み制御部17Cが新たな付加データの種類を設定し、変更可能でなければステップS250に進む。ステップS240の処理終了後はステップS125のサーバ選択パラメータの初期値設定処理に進む。
【0159】
一方、ステップS250では、制御部17CはステップS100で作成したコンテンツID集合を全て処理したか否かを判定する。全てのコンテンツIDの処理を終えた場合は、全ての処理を終了し、そうでない場合はステップS110に戻って処理を継続する。以上がコンテンツ再生に先立って付加データを取得する場合のコンテンツ再生装置1Cの動作の説明である。
【0160】
コンテンツ再生装置1Cのコンテンツ再生動作は、コンテンツ再生装置1Bのコンテンツ再生動作と同じである。
【0161】
次に、再生時に付加データを取得する場合の本実施の形態のコンテンツ再生装置1Cの動作を図26のフローチャートを用いて説明する。同図中、図21、図24の処理ステップと同一処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。
【0162】
図26に示すように、本実施の形態ではステップS201で判定された選択領域の個数が所定数以上であるか、又はステップS211で判定されたサーバ選択パラメータの値が変更可能でないという第1の条件と、ステップS230で判定された付加データの種類を変更可能でないという第2の条件とを同時に満たすときに、ステップS250の処理ではなく、図21に示したステップS320〜S360と同じ処理を行う。
【0163】
本実施の形態のコンテンツ再生装置1Cは、コンテンツ再生装置1Aに比べて更に、サーバ情報格納部20に複数のサーバ情報を定義したサーバ情報テーブルを用意し、取得したい付加データの種類に応じて、適切な検索サーバへの接続情報を記憶しているので、より適切な検索結果が得られ易い。
【0164】
また、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Cによれば、複数の検索サーバを切り替えて検索処理を行うので、より多様な付加情報が得られると共に、サーバ負荷の増大によりレスポンスが悪くなっている検索サーバがある場合でも、他の検索サーバを使って付加情報を取得することができる。
【0165】
また、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Cによれば、適当な頻度で新しい付加情報を取得すると共に、複数の付加情報を組み合わせて再生時に表示することができるため、画面表示を変化に富んだものにすることができ、コンテンツやコンテンツ再生装置に対する利用者の関心を高めることができるという効果が得られる。
【0166】
更に、本実施の形態のコンテンツ再生装置1Cによれば、十分な検索結果が得られない場合には、優先度に従い検索サーバを切り替えながら検索を繰り返し実行するので、より多くのコンテンツについて、より多くの付加データを取得することが可能であり、付加データのバリエーションを増やし易い。
【0167】
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせ、複数のキーワードパターンと複数の検索サーバを用いて、付加データを取得するようにしてもよい。
【0168】
また、本発明は以上の実施の形態のコンテンツ再生装置1A〜1Cの各動作を実現するコンテンツ再生方法を含み、また、ソフトウェアによりコンテンツ再生装置1A〜1Cの各動作(コンテンツ再生方法)をコンピュータに実行させるコンテンツ再生プログラムも包含するものである。この場合、コンテンツ再生プログラムは、記録媒体からコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して配信されてコンピュータに取り込まれてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0169】
本発明に係るコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラムは、オーディオ再生装置、ビデオ再生装置、音楽再生プログラム、マルチメディア再生プログラムなどに適用できる。
【符号の説明】
【0170】
1、1A、1B、1C コンテンツ再生装置
2、21〜2m 検索サーバ
3、31〜3n 情報提供サーバ
4 ネットワーク
10 コンテンツ格納部
11A、11B、11C 検索条件データ作成部
12 送受信部
13A、13B 適合度計算部
14 付加データ取得部
15A、15B 付加データ格納部
16 再生部
17A、17B、17C 制御部
18A、18B、18C 領域選択部
19 キーワード情報格納部
20 サーバ情報格納部
60 入力装置
61 表示装置
62 音声出力装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索条件に応答する検索結果として、コンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを送信するか、または前記付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報を送信する検索サーバと、前記情報提供サーバとの間でネットワークを介して送受信を行う送受信手段と、
コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納するコンテンツ格納手段と、
前記コンテンツ格納手段に格納されている一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成手段と、
作成された前記検索条件を、前記送受信手段を介して前記検索サーバに送信し、前記検索サーバから前記検索条件に基づいた検索結果を前記送受信手段を介して受信して前記付加データを取得し、受信した前記検索結果が前記アクセス情報である場合には、更に前記アクセス情報が示す前記情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから前記付加データを取得する付加データ取得手段と、
前記付加データ取得手段により取得された前記付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び前記領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した前記領域のうち隣接する2つの領域が前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて前記隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の前記領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算手段と、
前記取得された付加データの内から、前記適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択する領域選択手段と、
前記一のコンテンツと、前記領域選択手段で選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項2】
検索条件に応答する検索結果として、コンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを送信するか、または前記付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報を送信する検索サーバと、前記情報提供サーバとの間でネットワークを介して送受信を行う送受信手段と、
コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納するコンテンツ格納手段と、
検索に用いるための1つ以上のキーワードで構成された複数のキーワードパターンと、複数のキーワードパターンのそれぞれの優先度とを関連付けて格納するキーワード情報格納手段と、
前記優先度に従って前記複数のキーワードパターンの内から一のキーワードパターンを選択すると共に、前記コンテンツ格納手段に格納された一のコンテンツに対応するメタデータと選択した前記一のキーワードパターンとを用いて検索条件を作成する検索条件作成手段と、
作成された前記検索条件を、前記送受信手段を介して前記検索サーバに送信し、前記検索サーバから前記検索条件に基づいた検索結果を前記送受信手段を介して受信して前記付加データを取得し、受信した前記検索結果が前記アクセス情報である場合には、更に前記アクセス情報が示す前記情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから前記付加データを取得する付加データ取得手段と、
前記付加データ取得手段により取得された前記付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び前記領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した前記領域のうち隣接する2つの領域が前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて前記隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の前記領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算手段と、
前記付加データ取得手段により取得された前記付加データの内から、前記適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、前記選択した領域が所定個数に満たない場合には、前記検索条件作成手段に前記一のキーワードパターンの次に前記優先度が高いキーワードパターンを新たに選択させると共に、新たに選択したそのキーワードパターンと前記一のコンテンツに対応するメタデータとを用いて前記検索条件作成手段により新たな検索条件を作成させ、その新たな検索条件に対応する付加データを前記付加データ取得手段に取得させる領域選択手段と、
前記一のコンテンツと、前記領域選択手段で選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項3】
検索条件に応答する検索結果として、コンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを送信するか、または前記付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報を送信する複数の検索サーバと、前記情報提供サーバとの間でネットワークを介して送受信を行う送受信手段と、
コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納するコンテンツ格納手段と、
前記複数の検索サーバと優先度とを関連付けて格納するサーバ情報格納手段と、
前記コンテンツ格納手段に格納されている一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成手段と、
前記サーバ情報格納手段から読み出した前記優先度に従って前記複数の検索サーバの内から一の検索サーバを選択し、その選択した一の検索サーバに、前記検索条件作成手段により作成された前記検索条件を前記送受信手段を介して送信し、前記一の検索サーバから前記検索条件に基づいた検索結果を前記送受信手段を介して受信して前記付加データを取得し、受信した前記検索結果が前記アクセス情報である場合には、更に前記アクセス情報が示す前記情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから前記付加データを取得する付加データ取得手段と、
前記付加データ取得手段により取得された前記付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び前記領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した前記領域のうち隣接する2つの領域が前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて前記隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の前記領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算手段と、
前記付加データ取得手段により取得された前記付加データの内から、前記適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、前記選択した領域が所定個数に満たない場合には、前記付加データ取得手段に前記一の検索サーバの次に前記優先度が高い検索サーバを選択させ、その検索サーバから検索結果を前記送受信手段を介して受信して新たな付加データを取得させる領域選択手段と、
前記一のコンテンツと、前記領域選択手段で選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項4】
前記適合度計算手段は、前記併合処理後の前記領域内に、第3の所定のタグが含まれる場合に、その領域の前記適合度がより大きな値となるように計算することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のコンテンツ再生装置。
【請求項5】
前記適合度計算手段は、前記併合処理後の前記領域に含まれる表示可能な文字数と、前記併合処理後の前記領域を囲む前記領域形成データの種類に応じて、前記適合度を計算することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載のコンテンツ再生装置。
【請求項6】
前記コンテンツ格納手段は、前記メタデータとしてコンテンツの再生時間を格納し、
前記適合度計算手段は、前記併合処理後の前記領域の表示可能な文字数が前記再生時間に基づいて設定された所定値のときに前記適合度を最大値とし、前記領域の表示可能な文字数が前記所定値以外のときは前記所定値との差が大になるほど前記適合度を小さな値として計算することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載のコンテンツ再生装置。
【請求項7】
前記コンテンツ格納手段は、前記メタデータとしてコンテンツの再生時間を格納し、
前記領域選択手段は、前記適合度が前記再生時間に応じて設定される所定値以上高い領域、または前記再生時間が長いほど大なる値に設定される所定個数の領域を前記適合度の高い順に選択することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項記載のコンテンツ再生装置。
【請求項8】
前記コンテンツ格納手段に格納されたコンテンツに関連付けて、前記領域選択手段で選択された領域の領域データと、その領域を取得した取得日時とを格納する付加データ格納手段を更に備え、
前記検索条件作成手段は、前記コンテンツ格納手段に格納されたコンテンツの中から前記付加データ格納手段に前記情報が存在しないコンテンツおよび前記取得日時が所定の日時より古いコンテンツを優先的に前記一のコンテンツとして選択し、
前記領域選択手段は、前記領域を選択する毎に、前記付加データ格納手段を更新し、
前記再生手段は、前記コンテンツ格納手段からコンテンツを読み出すと共に、そのコンテンツに対応する前記領域データを前記付加データ格納手段から読み出して、それらを関連付けて再生する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一項記載のコンテンツ再生装置。
【請求項9】
コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納しているコンテンツ格納手段から読み出した一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成ステップと、
作成された前記検索条件を送受信手段を介して検索サーバに送信し、前記検索サーバから前記検索条件に基づいた検索結果を前記送受信手段を介して受信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにより受信した検索結果からコンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを取得し、受信した前記検索結果が前記付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報である場合には、更に前記アクセス情報が示す前記情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから前記付加データを取得する付加データ取得ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び前記領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した前記領域のうち隣接する2つの領域が前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて前記隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の前記領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算ステップと、
前記取得された付加データの内から、前記適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択する領域選択ステップと、
前記一のコンテンツと、前記領域選択ステップで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生ステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項10】
検索に用いるための1つ以上のキーワードで構成された複数のキーワードパターンと、複数のキーワードパターンのそれぞれの優先度とを関連付けて格納しているキーワード情報格納手段から読み出した前記優先度に従って前記複数のキーワードパターンの内から一のキーワードパターンを選択すると共に、コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納しているコンテンツ格納手段から読み出した一のコンテンツに対応するメタデータと選択した前記一のキーワードパターンとを用いて検索条件を作成する検索条件作成ステップと、
作成された前記検索条件を送受信手段を介して検索サーバに送信し、前記検索サーバから前記検索条件に基づいた検索結果を前記送受信手段を介して受信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにより受信した検索結果からコンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを取得し、受信した前記検索結果が前記付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報である場合には、更に前記アクセス情報が示す前記情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから前記付加データを取得する付加データ取得ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び前記領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した前記領域のうち隣接する2つの領域が前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて前記隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の前記領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データの内から、前記適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、前記選択した領域が所定個数に満たない場合には、前記一のキーワードパターンの次に前記優先度が高いキーワードパターンを新たに選択すると共に、新たに選択したそのキーワードパターンと前記一のコンテンツに対応するメタデータとを用いて新たな検索条件を作成させ、その新たな検索条件に対応する付加データを取得する領域選択ステップと、
前記一のコンテンツと、前記領域選択ステップで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生ステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項11】
コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納しているコンテンツ格納手段から読み出した一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成ステップと、
複数の検索サーバと優先度とを関連付けて格納しているサーバ情報格納手段から読み出した前記優先度に従って前記複数の検索サーバの内から一の検索サーバを選択し、その選択した一の検索サーバに、前記検索条件作成ステップにより作成された前記検索条件を前記送受信手段を介して送信すると共に、前記一の検索サーバから前記検索条件に基づいた検索結果を前記送受信手段を介して受信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにより受信した前記検索結果からコンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを取得し、受信した前記検索結果が前記付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報である場合には、更に前記アクセス情報が示す前記情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから前記付加データを取得する付加データ取得ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び前記領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した前記領域のうち隣接する2つの領域が前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて前記隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の前記領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データの内から、前記適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、前記選択した領域が所定個数に満たない場合には、前記一の検索サーバの次に前記優先度が高い検索サーバを選択し、その検索サーバから検索結果を受信して新たな付加データを取得する領域選択ステップと、
前記一のコンテンツと、前記領域選択ステップで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生ステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項12】
コンピュータに、
コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納しているコンテンツ格納手段から読み出した一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成ステップと、
作成された前記検索条件を送受信手段を介して検索サーバに送信し、前記検索サーバから前記検索条件に基づいた検索結果を前記送受信手段を介して受信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにより受信した検索結果からコンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを取得し、受信した前記検索結果が前記付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報である場合には、更に前記アクセス情報が示す前記情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから前記付加データを取得する付加データ取得ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び前記領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した前記領域のうち隣接する2つの領域が前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて前記隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の前記領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算ステップと、
前記取得された付加データの内から、前記適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択する領域選択ステップと、
前記一のコンテンツと、前記領域選択ステップで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生ステップと、
を実行させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
【請求項13】
コンピュータに、
検索に用いるための1つ以上のキーワードで構成された複数のキーワードパターンと、複数のキーワードパターンのそれぞれの優先度とを関連付けて格納しているキーワード情報格納手段から読み出した前記優先度に従って前記複数のキーワードパターンの内から一のキーワードパターンを選択すると共に、コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納しているコンテンツ格納手段から読み出した一のコンテンツに対応するメタデータと選択した前記一のキーワードパターンとを用いて検索条件を作成する検索条件作成ステップと、
作成された前記検索条件を送受信手段を介して検索サーバに送信し、前記検索サーバから前記検索条件に基づいた検索結果を前記送受信手段を介して受信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにより受信した検索結果からコンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを取得し、受信した前記検索結果が前記付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報である場合には、更に前記アクセス情報が示す前記情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから前記付加データを取得する付加データ取得ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び前記領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した前記領域のうち隣接する2つの領域が前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて前記隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の前記領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データの内から、前記適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、前記選択した領域が所定個数に満たない場合には、前記一のキーワードパターンの次に前記優先度が高いキーワードパターンを新たに選択すると共に、新たに選択したそのキーワードパターンと前記一のコンテンツに対応するメタデータとを用いて新たな検索条件を作成させ、その新たな検索条件に対応する付加データを取得する領域選択ステップと、
前記一のコンテンツと、前記領域選択ステップで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生ステップと、
を実行させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
【請求項14】
コンピュータに、
コンテンツとそのメタデータとを関連付けて格納しているコンテンツ格納手段から読み出した一のコンテンツに関連するメタデータを基に検索条件を作成する検索条件作成ステップと、
複数の検索サーバと優先度とを関連付けて格納しているサーバ情報格納手段から読み出した前記優先度に従って前記複数の検索サーバの内から一の検索サーバを選択し、その選択した一の検索サーバに、前記検索条件作成ステップにより作成された前記検索条件を前記送受信手段を介して送信すると共に、前記一の検索サーバから前記検索条件に基づいた検索結果を前記送受信手段を介して受信する送受信ステップと、
前記送受信ステップにより受信した前記検索結果からコンテンツに係る情報が記述されている、タグを用いた構造化テキストである付加データを取得し、受信した前記検索結果が前記付加データを取得するための情報提供サーバへのアクセス情報である場合には、更に前記アクセス情報が示す前記情報提供サーバにアクセスしてその情報提供サーバから前記付加データを取得する付加データ取得ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データを各々解析し、第1の所定のタグである領域形成タグ、及び前記領域形成タグ以外の第2の所定のタグによる所定の組み合わせパターンを領域形成データとし、その領域形成データに囲まれた領域を抽出し、抽出した前記領域のうち隣接する2つの領域が前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを介して隣接するとき、前記領域形成データによる所定の組み合わせパターンを含めて前記隣接する2つの領域を1つの領域としてまとめる併合処理を行い、その併合処理後の前記領域毎に、表示可能な文字数に応じた適合度を計算する適合度計算ステップと、
前記付加データ取得ステップにより取得された前記付加データの内から、前記適合度が所定値以上高い領域または前記適合度の高い順に所定個数を超えない個数の領域を選択すると共に、前記選択した領域が所定個数に満たない場合には、前記一の検索サーバの次に前記優先度が高い検索サーバを選択し、その検索サーバから検索結果を受信して新たな付加データを取得する領域選択ステップと、
前記一のコンテンツと、前記領域選択ステップで選択された領域に含まれる情報とを関連付けて再生する再生ステップと、
を実行させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公開番号】特開2012−63829(P2012−63829A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−205400(P2010−205400)
【出願日】平成22年9月14日(2010.9.14)
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】