説明

コンテンツ操作を伴うケーブルカード

データのストリームを処理するためのケーブルカード装置が、パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケット、さらに、暗号化されたパケットからなるデータのストリームをホストから受信する帯域内データ入力を有する。PID再マッパは、パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットを選択し、選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように、パケット識別子を再マッピングする。復号器は、暗号化されたパケットを復号する。暗号化器は、復号されたパケットを再暗号化する。帯域内データ出力は、データストリームを再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信する。本要約書は、他の実施形態が本要約書において説明した特徴から逸脱するかもしれないため、限定されるものではない。

【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
本願は、出願日2003年11月25日の米国仮特許出願第60/524,937号と、出願日2003年11月12日の米国仮特許出願第60/519,472号の優先権利益を請求し、この両出願はこの引用により本開示に含まれる。本願は、ウンガー(Unger)他の名称「クリティカルパケット部分暗号化」の事件番号SNY‐R4646.01、出願番号第10/038,217号の特許出願と、キャンデロール(Candelore)他の名称「時間分割部分暗号化」の事件番号SNY‐R4646.02、出願番号第10/038,032号の特許出願と、ウンガー他の名称「基本ストリーム部分暗号化」の事件番号SNY‐R4646.03、出願番号第10/037,914号の特許出願と、ウンガー他の名称「部分暗号化とPIDマッピング」の事件番号SNY‐R4646.04、出願番号10/037,499号の特許出願と、ウンガー他の名称「部分暗号化情報の復号と復号」の事件番号SNY‐R4646.05、出願番号第10/037,498号の特許出願に関係し、これらの特許出願は出願日が全て2002年1月2日であり、この引用により本開示に含まれる。
【著作権に関する表示】
【0002】
この明細書の開示の一部は、著作権保護の対象となる資料を含んでいる。著作権者は、この明細書が特許商標庁の特許ファイル又は記録であると認められる複製又は特許開示に対しては異議を唱えないが、それ以外のあらゆる全ての著作権を留保する。
【背景技術】
【0003】
ソニー株式会社が主導して促進しているパッセージは、既存の旧型ネットワーク上に、新型のヘッドエンド設備、加入者機器及びサービスを配備する多チャンネル運営事業者(Multiple Service Operators:MSO)用のメカニズムを提供する。現在、米国では、これらのネットワークは、モトローラ社(Motorola)(以前は、ゼネラルインスツルメント社(General Instrument))又はサイエンティフィックアトランタ社(Scientific Atlanta)によって提供されている。これらの2つの企業は、現在のところ、ターンキー方式(turnkey system)の提供業者として、米国のケーブルシステム市場の99%以上のシェアを獲得している。ターンキー方式では、計画的に、そのネットワークに新規企業の設備(non-incumbent equipment)が導入されることを阻害する専用の技術及びインタフェースが用いられている。MSOは、アナログケーブルシステムからデジタルケーブルシステムへの移行の間に、一旦、これらの供給業者の1つを選択すると、加入者数又は提供するサービスの増加に伴って、追加する設備の供給業者を探す場合、事実上の独占状態に直面する。
【0004】
パッセージを先導する前には、既存の供給業者からの設備と新たな供給業者からの設備との間には意図的に互換性がなく、上述した状況を回避するには、既存の供給業者が設置した設備に対する投資を無駄にするより他はなかった。相互運用に対する1つの主要な障害は、現代のデジタルケーブルネットワークにおける限定受信(conditional access:CA)方式、申し込む可能性がある加入者の興味(heart)の管理、及び収益確保の源の範囲にある。
【0005】
パッセージの技術は、1つの共通の設備上に、2つ以上の限定受信方式が独立して共存できるように開発されている。この問題に取り組む他の技術とは異なり、パッセージの技術では、2つの限定受信方式は、それらの間で如何なる直接的又は間接的な相互作用をすることなく、共通のトランスポートストリームで動作する。これらの技術において用いられる基本的な処理の幾つかについては、上述した係属中の特許文献に詳細に記載されている。
【0006】
上述した共通の譲受人による特許出願及び他の文献は、パッセージのある側面と一致し、本明細書では、包括的に部分暗号化又は選択暗号化として呼ぶ方法の様々な側面を開示している。具体的には、これらの文献には、2つ(又は3つ以上)の暗号化技術を用いて、デジタルコンテンツの特定の選択部分(selection)を暗号化し、コンテンツの他の部分を暗号化しないまま残すシステムが開示されている。暗号化する部分を適切に選択することによって、コンテンツ全体を選択して暗号化する必要なく、複数の平文化装置の下で使用できるように、コンテンツを効果的に暗号化することができる。幾つかの実施の形態では、複数の暗号化方式を用いてコンテンツを効果的に暗号化するために必要なデータオーバヘッドは、僅かに数パーセントである。タイプの異なる暗号化を利用するパケットを区別するためには、又は場合によっては、クリアパケットと暗号化されたパケット又は代替コンテンツのために使用されるパケットとを区別するためには、パケット識別子(PID)の再マッピングが使用される。これにより、1つのケーブルシステム又は衛星システムにおいて、複数の製造業者から提供されるセットトップボックス(set-top boxe:STB)又は限定受信(CA)受信機(加入者端末装置)を実現した他の製品を利用することができ、したがって、ケーブル運営事業者又は衛星放送運営事業者は、複数の競合業者から、セットトップボックスを自由に購入することができる。
【0007】
この説明で使用している用語「パッセージ」は、本開示及び上記参照特許出願との関連で考慮した場合に明らかになるこの技術の様々な要素を指している。
【0008】
これらの文献では、クリアなコンテンツは、第1のパケット識別子(primary Packet Identifier:PID)を用いて特定される。また、番組コンテンツには、第2のPID(又はシャドウPID)も割り当てられている。コンテンツの選択された部分は、2つ(又は3つ以上)の暗号化方式の下で暗号化され、暗号化コンテンツは、第1のPID及び第2のPIDの両方を用いて伝送される(各暗号化方式の1つ又は1組のPIDを用いる)。所謂旧型STB(legacy STB)は、普通の方法で動作し、第1のPIDの元で受信した暗号化パケットを平文化し、第2のPIDを無視する。新型(非旧型)STBは、第1のPID及び第2のPIDの両方を単一のプログラムに関連付けることによって動作する。第1のPIDを有するパケットは、普通に復号され、第2のPIDを有するパケットは、まず平文化された後に復号される。そして、両方のPIDに関連付けられたパケットが組み立てられ、単一のプログラムストリームが生成される。パケットに関連する複数のPID値は、復号のために、単一のPID値に包括的に再マッピングされる(例えば、シャドウPIDを第1のPID値に再マッピングし、又はこの逆の再マッピングを行う)。
【0009】
いくつかの具体例としての実施形態は、添付図面との関連で以下の詳細な説明を参照することにより最もよく理解されよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
頭文字、略号及び定義
ASI 非同期シリアルインタフェース
CA 限定受信
CASID 限定受信システム識別子
CPE 加入者宅内機器
DHEI デジタルヘッドエンド拡張インタフェース
ECM エンタイトルメント制御メッセージ
EPG 電子番組ガイド
GOP ピクチャーのグループ(MPEG)
MPEG 動画圧縮伸長国際基準
MSO マルチプルシステムオペレータ
PAT 番組アロケーションテーブル
PID パケット識別子
PMT 番組マップテーブル
PSI 番組固有情報
QAM 直交振幅変調
RAM ランダムアクセスメモリ
SAN 記憶エリアネットワーク
VOD ビデオオンデマンド
【0011】
クリティカルパケット
暗号化されると、正しく平文化しなければ、ビデオ画像の一部を見ることを困難又は不可能にし、又は正しく平文化しなければ、音声の一部を聴くことを困難又は不可能にするパケット又はパケットのグループ。なお、「クリティカル」という用語は、絶対的な用語としては解釈されず、エレメンタリストリームがハッキングされて、「クリティカルパケット」の暗号が解読される可能性はあるが、通常の復号処理では、このような「クリティカルパケット」を完全又は適切に復号することができず、このため、番組コンテンツを正常に視聴することができない。
【0012】
選択的暗号化(又は部分的暗号化)
ストリームを使用すること(すなわち、見ること又は聴くこと)を困難又は不可能にするために、エレメンタリストリームの一部のみを暗号化すること。
【0013】
デュアル選択的暗号化
2つの独立した暗号化方式の下でコンテンツの1つの選択部分(selection)を暗号化すること。
【0014】
パッセージ(Passage:商標)
様々な選択暗号化方式及び処理に関するソニーエレクトロニクスインク社(Sony Electronics Inc.)の商標。
【0015】
ここで単数として示す名詞は、1又は複数を意味するものとする。また、ここで用いる「複数」という用語は、2つ以上の数を意味するものとする。ここで用いる「他の」という用語は、少なくとも第2又はそれ以上を指すものとする。ここで用いる「含む」及び/又は「有する」といった用語は、「備える(すなわち、オープンランゲージ(open language))」を意味する。ここで用いる「接続」という用語は、必ずしも直接的な接続に限定されず、また、必ずしも機械的な接続を意味しない。ここで用いる「プログラム」という用語は、コンピュータシステムにおいて実行されるように設計された命令のシーケンスを意味する。「プログラム」又は「コンピュータプログラム」は、サブルーチン、関数、手続き、オブジェクトメソッド、オブジェクトインプリメンテーション、実行可能なアプリケーションにおけるアプレット、サーブレット、ソースコード、オブジェクトコード、共有ライブラリ/ダイナミックロードライブラリ、及び/又はコンピュータシステムにおいて実行されるように設計されたこの他の命令のシーケンス等を含むものとする。
【0016】
用語「スクランブル(scramble)」、「暗号化(encrypt)」及びその活用形は、ここでは同義で用いられている。また、用語「テレビジョン番組(television program)」及び類似の用語は、日常会話に使用する意味とともに、テレビジョン受信機又は同様のモニタ装置に表示することができるA/Vコンテンツのあらゆるセグメントの意味にもなる。また、用語「ビデオ(video)」は、真の視覚情報のみではなく、日常会話的な意味(例えば、「ビデオテープレコーダ」)も含み、ビデオ信号のみではなく、関連するオーディオ信号及びデータ信号も包含する。また、用語「旧型(legacy)」とは、既存のケーブル及び衛星システムに用いられている既存の技術を意味する。ここに開示されたVODの例示的な実施の形態では、データは、テレビジョンセットトップボックス(STB)によって復号されるが、このような技術は、全ての種類のテレビジョン受信機にすぐに採用され、この場合、テレビジョン受信機の筐体内に組み込んでもよく、独立した筐体内に組み込んでもよく、記録及び/又は再生装置に組み込んでもよく、あるいは限定受信(Conditional Access:CA)復号モジュールとし、すなわちテレビジョン受信機自体の中に設けてもよい。ここで使用する用語「ケーブルカード」は、等価の機能を果たす限りにおいては、デバイスがケーブルテレビシステムにおいて使用されるか否かに関わらず、“POD”又はポイントオブデプロイメントモジュールと同義である。用語「再暗号化」はここでは、コンテンツが変化し、新たに暗号化されたコンテンツが最初に復号されたものと実際に異なっているか否かに関わらず、コンテンツのセグメントが復号された後に暗号化されることを意味している。
【0017】
図面に示してあり、ここで詳細に説明するのは、本開示を例示のためのものであると考えるものとし、発明を図示され、説明される特定の実施形態に限定することを意図したものではないとの了解の下での特定の実施形態である。以下の説明においては、類似の参照番号は、図面のいくつかの図の同じ、類似又は対応部分を表すために使用する。
【0018】
オープンケーブル(商標)の明細書は、図1に示したようなホストテレビセットトップボックス又は他のテレビジョン受像機と組み合わせて使用するためのポイントオブデプロイメントモジュール(POD又はケーブルカード)を定義する。図示したように、ケーブルカード10は、ケーブルカード(又はPOD)インタフェースにおいて、ホスト機器14と接続されている。ケーブルテレビネットワークケーブル18は、ホスト機器14に/からコンテンツ及びデータを送信するために伝統媒体として使用される。コンテンツは、変調データのストリーム(例えば、多重化MPEGデータストリーム)として、入力コンテンツの特定のチャンネルを選択するチューナ22に供給される。供給されたコンテンツは、復調器26に供給され、その後、ケーブルカード10の帯域内(INB)データポートに供給される。ケーブルカード10内での処理の後に、データストリームは、ホスト機器14のデマルチプレクサ30に戻され、多重化データストリームをA/V信号に準拠したMPEGに分配する。
【0019】
また、帯域外データ(OOB)は、例えば、QPSK(直交位相偏移キーイング)送信機38及び受信機42を備えるOOBモデム34を使用して、ケーブル18を介して通信することができる。ケーブルカード10は、また、ホスト機器14のCPU46に/からコマンド及び情報を送受信することができる。
【0020】
図2は、通常そのようなケーブルカードで使用される従来のケーブルカードの構造を示す。ケーブルカード10の実現例では、インタフェース50を介してホスト機器14に接続される。従来のケーブルカードは、入力データストリームを復号するMPEGストリーム復号ブロックにおいて帯域内データを受信する。データがホスト機器14に戻されると、そのデータは、MPEGストリーム暗号化器58において再暗号化される。ケーブルカード10は、さらに、ケーブルカード10内、例えば、CPU66において処理する特定のコンテンツをデータストリームから分配するために、デマルチプレクサ62を内蔵してもよい。帯域外データはブロック70において処理される。
【0021】
本発明のある実施形態によると、ケーブルカードモジュールは、ケーブルカード内で、例えば、パッセージの選択的暗号化システムの復号の様々な形態を実施するためのメカニズムに備えられている。上記特許出願は、本発明のある実施形態のPID再マッピング機能を使用する選択的暗号化システムのある実施形態の詳細について参照することができる。特に、復号及び/又はPID再マッピング機能は、汎用ホストSTB又は他の受信機にパッセージ互換性又は他の選択的暗号化又はPID再マッピング機能との互換性を与えるためにケーブルカード内で実行される。本教示を考察すれば、他の選択的暗号化システム、完全暗号化システム、及びPIDマッピング及び再マッピングを利用する他のシステムが、ケーブルカード内でこれらの機能を得て、汎用的ホストシステムがケーブルカードの機能性によりその「個性」を得ることを可能にすることから利益を得ることができるため本発明がソニー株式会社のパッセージ選択的暗号化システムとの互換性を有するシステムだけに限定されるものではないことは、当業者にとって明らかである。
【0022】
図3は、一実施形態において、ケーブルカード内で、PID再マッピング機能及びMPEGストリーム逆スクランブルは実行される。この実施形態においては、ホスト機器114は、コンテンツのストリームを帯域内データ入力(INB)を介してケーブルカード110に送信する。PID再マッピング(パケットへのPID値の割当又は再割当)は、MPEGストリーム復号CA154において復号するより前にブロック116で実行される。その後、ストリームは、帯域内データ出力(INB)を介してホストに戻される。必要に応じて、ケーブルカードからホストSTBに戻るデータは、暗号化器156において、著作権侵害防止のために100%暗号化又は選択的に暗号化することができる。したがって、暗号化器156は、ホスト114に戻るデータストリームを再暗号化する。
【0023】
この実施形態、及び以下に続く実施形態は、通常、処理される単一のMPEGストリームについて説明する。しかしながら、コンテンツの複数のストリームは、ケーブルカード110により受信され及び個々に処理するか、又はマージされたコンテンツ出力ストリームを生成するために処理することもできる。例えば、1つのストリームからのコンテンツは、コンテンツ代替(1対1、1対複数又はすく数対1ベース)を行うために他のストリームの一部を生成するように再マッピングされたPIDを有する。
【0024】
図4は、他の実施形態において、ケーブルカード210内で、PID再マッピング機能及びMPEGストリーム逆スクランブルが実行される。この実施形態においては、254における復号は、216におけるPID再マッピングより前に実行される。必要に応じて、ケーブルカードからホストSTBに戻るデータは、256での著作権侵害防止のために100%暗号化することができる。
【0025】
図5は、他の実施形態において、ケーブルカード310内で、PID再マッピング機能及びMPEGストリーム逆スクランブルが実行される。この実施形態においては、復号は、PID再マッピング316より前に復号器354において実行される。しかしながら、ケーブルカード310からホストSTB114に戻るストリームの354での再暗号化は、MPEG復号354とPID再マッピングとの間で実行される。
【0026】
したがって、ある実施形態において、データのストリームをケーブルカード装置内で処理する方法は、パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケット、さらに暗号化されたパケットからなるデータのストリームをホストから受信し、パケット識別子の再マッピングするために特定のパケットを選択し、選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように、パケット識別子を再マッピングし、暗号化されたパケットを復号し、復号されたパケットを再暗号化し、データのストリームを再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信する。ある実施形態においては、PID再マッピングは、復号の前、復号の後、又は再暗号化の後に、無制限に実施することができる。
【0027】
データのストリームをケーブルカード装置内で処理する他の方法は、パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケットからなるデータのストリームをホストから受信し、パケット識別子の再マッピングするために特定のパケットを選択し、データのストリームを再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信する。
【0028】
他の処理では、限定はされないが、PID再マッピング又は選択的暗号化復号機能のみがケーブルカード内で実行され、残りの機能がホストSTB内で実行されることを有する。また、現在のホスト機器は、TV STBであるが、ホスト機器は、テレビジョン自体を含むあらゆるテレビジョン受像機であってもよい。
【0029】
図6に示すある実施形態の他の具体例においては、ケーブルカード410は、コンテンツ代替を供給するためのPID再マッピング機能及び他の機能を実行するためのコンテンツ再マッピング機能410を備える。図6に示すようにコンテンツ再マッピング機能は、ある実施形態の少なくとも4つの基本モード、1対1パケット差替、挿入モード、1対複数パケット差替、及び複数対1パケット差替で実行される。これらの差替モードは、キャンデロールの出願日2003年11月12日の米国仮特許出願第60/519,472号に詳細に説明されており、この仮特許出願はこの引用により本開示に含まれる。本開示の考察後、他の機能は、PID再マッピングを使用して実行されることは当業者には明らかである。
【0030】
上記仮特許出願において説明したように、データのストリーム内のパケットをパケットベースのパケットで置換するためにパケットを再マッピングする。また、データのストリームの中に挿入するためにパケットを再マッピングする。また、1つのパケットを複数のパケットにマッピングし、また、複数のパケットを1つのパケットにマッピングすることができる。
【0031】
したがって、本発明によるある実施形態においては、データのストリームを処理するケーブルカード装置は、パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケットからなるデータのストリームをホストから受信する帯域内データ入力を有する。PID再マッパは、パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットを選択し、選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように、パケット識別子を再マッピングする。帯域内データ出力は、データのストリームを再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信する。
【0032】
他の実施形態においては、データのストリームを処理するケーブルカード装置は、パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケット、さらに、暗号化されたパケットからなるデータのストリームをホストから受信する帯域内データ入力を有する。PID再マッパは、パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットを選択し、選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するようにパケット識別子を再マッピングする。復号器は、暗号化されたパケットを復号する。暗号化器は、復号されたパケットを再暗号化する。帯域内データ出力は、データのストリームを再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信する。
【0033】
図7は、ブロック702から開始される上述した処理を示すフローチャートである。ブロック706において、暗号化されたコンテンツのストリームは、ケーブルカードに送信される。ブロック710において、コンテンツは、復号され、ブロック714において、コンテンツは、PID再マッピングされる(又は、代わりに、再マッピングするパケットが選択される)。ある実施形態においては、PID再マッピングは、1つのストリームから他のストリームへのコンテンツの再マッピングを含んでもよい。その結果得られるPID再マッピングされたストリームは、ブロック718において再暗号化され、ブロック722でホスト機器に送信される。本教示を考察すれば、PID再マッピング機能が、ブロック710より前又は後、又はブロック718より後であるように、ブロック710、ブロック714及びブロック718の順序のように実質的に再配列することは明らかである。さらに、前記のように、ブロック710及びブロック718は、省略してもよい。それに加えて、PID再マッピング自体は、ケーブルカード内で実行される再マッピングのためのPIDの選択処理だけで、ケーブルカードの外部で実行される。本教示を考察すれば、他の変化形も当業者には明らかである。
【0034】
したがって、ある実施形態によるデータのストリームをケーブルカード装置内で処理する方法は、パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケットからなるデータのストリームをホストから受信し、パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットを選択し、選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように、パケット識別子を再マッピングし、データのストリームを再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信することを含む。
【0035】
ある実施形態においては、データのストリームは、暗号化されたパケットを含む。ある実施形態においては、データのストリームは選択的に暗号化される。この処理は、さらに、ある実施形態においては、復号されたパケットを再暗号化してもよい。ある実施形態においては、再マッピングは、暗号化されたパケット及び/又は暗号化されていないパケット上で実行されてもよい。ある実施形態においては、ケーブルカードに準拠したオープンケーブル(商標)でもよい。
【0036】
本教示を考察すれば、当業者は、多くの変形例が気付く。例えば、限定されないが、ケーブルカードモジュールは、下記のように、多数の異なるタスクを実行するためのコマンドとして、ディスクリプタを得ることができる。
【0037】
・CAモジュールで、番組が選択的に二重暗号化されている場合は、モジュールはその適切にスクランブルされたコンテンツを発見することができ、そのコンテンツを逆スクランブルし、逆スクランブルされたコンテンツをストリームにマージすることができる。ストリームはホスト機器に戻るので、コピー防止することもできる。
【0038】
・コンテンツが同じ時間に走る複数のadを有する場合は、モジュールは適当な広告を選択し、その広告又は他の二次コンテンツを代えるか、又は主同調番組にマージし、ホストに送信する。
【0039】
・コンテンツが組み込まれた様々なペアレンタルブロッキングコンテンツを有する場合は、コンテンツの正しいアダルトレベルを選択し、不適当なコンテンツを視聴者に提供することがないように、そのコンテンツを代えるか、又は主同調番組にマージし、ホストに送信する。
【0040】
したがって、ケーブルカードモジュールのある実施形態を使用することにより、下記のような様々な機能を実施することができる。
【0041】
・2つ以上のコンテンツの搬送。ここでは、第2ストリームからのコンテンツに代わって、第1ストリームからのコンテンツが使用される。また、少なくとも1つの他のストリームからのコンテンツに代わって、第1ストリームからのコンテンツが使用される。したがって、コンテンツはIPパケット又はトランスポートパケットのいずれかで送信することができる。
【0042】
・コンテンツは、例えば、MPEG2、MPEG4、MPEG7又は任意の他の適当なプロトコル又はフォーマットとすることができる。
【0043】
コンテンツは少なくとも1つのトランスポートマルチプレックスで送信することができる。
【0044】
・コンテンツは複数のトランスポートマルチプレックスで送信することができる。
【0045】
したがって、パケットPID再マッピングをホストにさせるというよりは、この機能はリムーバブルPOD又はケーブルカードモジュール内で実行することができる。オープンケーブル処理においては、ケーブルカードはケーブルテレビ事業者が発行する。ケーブルカードはCA固有とし、1つ以上のストリームを処理することができる。モジュールは二次PIDパケットを一次PIDパケットに再マッピングすることができる。再マッピングは1つの暗号化されたパケットの代わりに他のパケットを使用するために行うこともできるし、バナー広告、コンテンツブロッキング又はターゲット広告のような様々なコンテンツ代替処理を実施するために使用することもできる。かかるケーブルカードの使用により、ケーブルテレビ事業者は、元々は特定のタイプの旧型装置の使用のために設計されたシステム内で新しい暗号化技術を、大きなコストをかけて旧型装置の全ての廃棄する必要なく利用することもできる。
【0046】
本発明による実施形態は、したがって、コンテンツの複数のストリームを処理することができる。例えば、ある実施形態においては、データのストリームをケーブルカード装置内で処理する方法は、パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケットからなるデータの第1及び第2ストリームをホストから受信し、パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットをデータの第2ストリームから選択し、選択されたパケットを第1ストリームの一部であると識別するパケット識別子と関連するように、パケット識別子を再マッピングし、選択されたパケットを含むデータの第1ストリームを再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信する。
【0047】
ある実施形態は、プログラム化プロセッサを使用して実装することができる。しかしながら、説明され、請求されているものの等価物である特殊目的ハードウェア及び/又は専用プロセッサのようなハードウェアを使用して実装することができる他の実施形態もある。同様に、代替的等価実施形態を構築するために、汎用コンピュータ、マイクロプロセッサベースコンピュータ、マイクロコントローラ、光コンピュータ、アナログコンピュータ、専用プロセッサ及び/又は専用ハードワイヤード論理を使用することもできる。
【0048】
個々に説明した実施形態はMPEGコンテンツストリームを具体例として使用しているが、任意のコンテンツストリームを同様に処理することができるので、これを限定であると考えてはならないものとする。
【0049】
当業者は、上記実施形態を実装するために使用されるプログラム段階及び関連データを、例えば、読出し専用メモリ(ROM)デバイス、ランダムアクセスメモリ(RAM)デバイス、光記憶素子、磁気記憶素子、光磁気記憶素子、フラッシュメモリ及び/又は他の等価の記憶技術のような、任意の適当なコンピュータ可読記憶媒体を使用して実装することは明らかである。代替的記憶装置は等価物であると考えるものとする。
【0050】
ここに説明したある実施形態は、任意の適当なコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができるか、又は任意の適当な電子通信媒体を介して伝送することができるフローチャートの形で上に幅広く説明したプログラミング命令を実行するプログラム化プロセッサを使用して実装される。しかしながら、当業者は、上記処理が、本発明から逸脱することなく、かなり多くの数の変化形及び多くの適当なプログラミング言語で実装することができることを評価するであろう。例えば、発明から逸脱することなく、オペレーションの順序を変えることができることが多かったり、追加的オペレーションを追加することができたり、又はオペレーションを削除することができたりする。本発明から逸脱することなく、エラーとラッピングを追加及び/又は強化することができ、ユーザーインタフェース及び情報プレゼンテーションを変形することができる。かかる変形例が検討され、等価であると考えられる。
【0051】
特定の実施形態について説明してきたが、多くの代替、変更、置換及び変形が上記説明を考慮すると当業者には明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】ホスト機器と相互接続されたケーブルカードのブロック図である。
【図2】本発明のある実施形態によるケーブルカードの第1実施形態のブロック図である。
【図3】本発明のある実施形態によるケーブルカードの第2実施形態のブロック図である。
【図4】本発明のある実施形態によるケーブルカードの第3実施形態のブロック図である。
【図5】本発明のある実施形態によるケーブルカードの第4実施形態のブロック図である。
【図6】本発明のある実施形態によるケーブルカードの第5実施形態のブロック図である。
【図7】本発明のある実施形態によるケーブルカードの動作を示したフローチャートであり、受信後及び送信前の動作は、他の図に示したような任意の適当な順序で行うことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データのストリームをケーブルカード装置内で処理するデータ処理方法において、
パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケットからなるデータのストリームをホストから受信するステップと、
上記パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットを選択するステップと、
上記選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように上記パケット識別子を再マッピングするステップと、
上記データのストリームを上記再マッピングされたパケット識別子によって上記ホストに送信するステップとを有するデータ処理方法。
【請求項2】
上記データのストリームは、暗号化されたパケットを含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
上記データのストリームは、選択的に暗号化されることを特徴とする請求項2に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
さらに、上記暗号化されたパケットを復号するステップを有する請求項2に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
さらに、上記暗号化されたパケットを再暗号化するステップを有する請求項4に記載のデータ処理方法。
【請求項6】
上記再マッピングは、上記暗号化されたパケット上で実行されることを特徴とする請求項4に記載のデータ処理方法。
【請求項7】
上記再マッピングは、暗号化されないパケット上で実行されることを特徴とする請求項4に記載のデータ処理方法。
【請求項8】
上記ケーブルカード装置は、該ケーブルカード装置に準拠したオープンケーブル(商標)を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項9】
上記再マッピングは、上記データのストリーム内のパケットをパケットベースのパケットで置換するためにパケットを再マッピングすることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項10】
上記再マッピングは、上記データのストリーム内に挿入するためにパケットを再マッピングすることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項11】
上記再マッピングは、1つのパケットを複数のパケットにマッピングすることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項12】
上記再マッピングは、複数のパケットを1つのパケットにマッピングすることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項13】
データのストリームをケーブルカード装置内で処理するデータ処理方法において、
パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケット、さらに、暗号化されたパケットからなるデータのストリームをホストから受信するステップと、
上記パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットを選択するステップと、
上記選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように上記パケット識別子を再マッピングするステップと、
上記暗号化されたパケットを復号するステップと、
上記復号されたパケットを再暗号化するステップと、
上記データのストリームを上記再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信するステップとを有するデータ処理方法。
【請求項14】
上記データのストリームは、選択的に暗号化されることを特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項15】
上記再マッピングは、上記復号より前に実行されることを特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項16】
上記再マッピングは、上記復号より後に実行されることを特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項17】
上記再マッピングは、上記再暗号化より後に実行されることを特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項18】
上記ケーブルカード装置は、該ケーブルカード装置に準拠したオープンケーブル(商標)を有することを特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項19】
上記再マッピングは、上記データのストリーム内のパケットをパケットベースのパケットで置換するためにパケットを再マッピングすることを特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項20】
上記再マッピングは、上記データのストリーム内に挿入するためにパケットを再マッピングすることを特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項21】
上記再マッピングは、1つのパケットを複数のパケットにマッピングすることを特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項22】
上記再マッピングは、複数のパケットを1つのパケットにマッピングすることを特徴とする請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項23】
データのストリームを処理するケーブルカード装置において、
パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケットからなるデータのストリームをホストから受信する手段と、
上記パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットを選択し、該選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように該パケット識別子を再マッピングするPID再マッパと、
上記データのストリームを上記再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信する手段とを有するケーブルカード装置。
【請求項24】
上記データのストリームは、さらに、暗号化されたパケットを含む請求項23に記載のケーブルカード装置。
【請求項25】
さらに、上記暗号化されたパケットを復号する復号器を有する請求項24に記載のケーブルカード装置。
【請求項26】
さらに、上記復号されたパケットを再暗号化する暗号化器を有する請求項25に記載のケーブルカード装置。
【請求項27】
上記データのストリームは、選択的に暗号化されることを特徴とする請求項24に記載のケーブルカード装置。
【請求項28】
上記再マッピングは、上記復号より前に実行されることを特徴とする請求項23に記載のケーブルカード装置。
【請求項29】
上記再マッピングは、上記再暗号化より前に実行されることを特徴とする請求項23に記載のケーブルカード装置。
【請求項30】
上記再マッピングは、上記再暗号化より後に実行されることを特徴とする請求項23に記載のケーブルカード装置。
【請求項31】
当該ケーブルカード装置は、当該ケーブルカード装置に準拠したオープンケーブル(商標)有することを特徴とする請求項23に記載のケーブルカード装置。
【請求項32】
上記再マッピングは、上記データのストリーム内のパケットをパケットベースのパケットで置換するためにパケットを再マッピングすることを特徴とする請求項23に記載のケーブルカード装置。
【請求項33】
上記再マッピングは、上記データのストリーム内に挿入するためにパケットを再マッピングすることを特徴とする請求項23に記載のケーブルカード装置。
【請求項34】
上記再マッピングは、1つのパケットを複数のパケットにマッピングすることを特徴とする請求項23に記載のケーブルカード装置。
【請求項35】
上記再マッピングは、複数のパケットを1つのパケットにマッピングすることを特徴とする請求項23に記載のケーブルカード装置。
【請求項36】
データのストリームを処理するケーブルカード装置において、
パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケット、さらに、暗号化されたパケットからなるデータのストリームをホストから受信する手段と、
上記パケット識別子を再マッピングするために特定のパケット選択し、該選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように該パケット識別子を再マッピングするPID再マッパと、
上記暗号化されたパケットを復号する復号器と、
上記復号されたパケットを再暗号化する暗号化器と、
上記データのストリームを再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信する手段とを有するケーブルカード装置。
【請求項37】
上記データのストリームは、選択的に暗号化されることを特徴とする請求項36に記載のケーブルカード装置。
【請求項38】
上記再マッピングは、上記復号より前、上記再暗号化より前、又は上記再暗号化より後の任意の時点で実行されることを特徴とする請求項36に記載のケーブルカード装置。
【請求項39】
当該ケーブルカード装置は、当該ケーブルカード装置に準拠したオープンケーブル(商標)を有することを特徴とする請求項36に記載のケーブルカード装置。
【請求項40】
上記再マッピングは、上記データのストリーム内のパケットをパケットベースのパケットで置換するためにパケットを再マッピングし、
上記データのストリーム内に挿入するためにパケットを再マッピングするし、
1つのパケットを複数のパケットに再マッピングし、又は、
複数のパケットを1つのパケットにマッピングするうちの少なくとも1つにおいてパケットを再マッピングすることを特徴とする請求項36に記載のケーブルカード装置。
【請求項41】
データのストリームをケーブルカード装置内で処理するデータ処理方法において、
パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケットからなるデータのストリームをホストから受信するステップと、
上記パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットを選択するステップと、
上記選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように上記パケット識別子を再マッピングするステップと、
上記データのストリームを上記再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信するステップとを有するデータ処理方法。
【請求項42】
上記データのストリームは、暗号化されたパケットを含むことを特徴とする請求項41に記載のデータ処理方法。
【請求項43】
上記データのストリームは、選択的に暗号化されることを特徴とする請求項42に記載のデータ処理方法。
【請求項44】
さらに、上記暗号化されたパケットを復号するステップを有する請求項42に記載のデータ処理方法。
【請求項45】
さらに、上記暗号化されたパケットを再暗号化するステップを有する請求項44に記載のデータ処理方法。
【請求項46】
さらに、上記選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように上記パケット識別子を再マッピングするステップをさらに有し、上記再マッピングは、暗号化されたパケット上で実行されることを特徴とする請求項44に記載のデータ処理方法。
【請求項47】
さらに、上記選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように上記パケット識別子を再マッピングするステップをさらに有し、上記再マッピングは、暗号化されていないパケット上で実行されることを特徴とする請求項44に記載のデータ処理方法。
【請求項48】
上記ケーブルカード装置は、該ケーブルカード装置に準拠したオープンケーブル(商標)を有することを特徴とする請求項41に記載のケーブルカード装置。
【請求項49】
さらに、上記選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように上記パケット識別子を再マッピングするステップを有する請求項41に記載のデータ処理方法。
【請求項50】
さらに、上記選択されたパケットが新しいパケット識別子と関連するように上記パケット識別子を再マッピングするステップを有し、上記再マッピングは、上記データのストリーム内のパケットをパケットベースのパケットで置換するためにパケットを再マッピングする請求項49に記載のデータ処理方法。
【請求項51】
上記再マッピングは、上記データのストリーム内に挿入するためにパケットを再マッピングすることを特徴とする請求項49に記載のデータ処理方法。
【請求項52】
上記再マッピングは、1つのパケットを複数のパケットにマッピングすることを特徴とする請求項49に記載のデータ処理方法。
【請求項53】
上記再マッピングは、複数のパケットを1つのパケットにマッピングすることを特徴とする請求項49に記載のデータ処理方法。
【請求項54】
データのストリームをケーブルカード装置内で処理するデータ処理方法において、
パケット識別子(PID)をそれぞれ有する複数のパケットからなるデータの第1及び第2ストリームをホストから受信するステップと、
上記パケット識別子を再マッピングするために特定のパケットをデータの第2ストリームから選択するステップと、
上記選択されたパケットを第1ストリームの一部であると識別するパケット識別子と関連するように該パケット識別子を再マッピングするステップと、
上記選択されたパケットを含むデータの第1ストリームを上記再マッピングされたパケット識別子によってホストに送信するステップとを有するデータ処理方法。
【請求項55】
上記再マッピングは、上記データのストリーム内に挿入するためにパケットを再マッピングすることを特徴とする請求項54に記載のデータ処理方法。
【請求項56】
上記再マッピングは、1つのパケットを複数のパケットにマッピングすることを特徴とする請求項54に記載のデータ処理方法。
【請求項57】
上記再マッピングは、複数のパケットを1つのパケットにマッピングすることを特徴とする請求項54に記載のデータ処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−516665(P2007−516665A)
【公表日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−539516(P2006−539516)
【出願日】平成16年10月18日(2004.10.18)
【国際出願番号】PCT/US2004/034348
【国際公開番号】WO2005/053156
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(593181638)ソニー エレクトロニクス インク (371)
【Fターム(参考)】