説明

コンテンツ管理装置およびコンテンツ管理方法

【課題】 コンテンツの管理を複数のユーザに対して行えるコンテンツ管理装置およびコンテンツ管理方法を提供すること。
【解決手段】 本発明は、コンテンツに対し録画、再生、削除、コピーなどの操作とこの操作を行った操作者に関する情報を入力し、コンテンツ毎に入力された操作と操作者との組を記憶し、記憶した操作と操作者との組を用いてコンテンツの管理を行うようにすることにより、各コンテンツに対して誰が録画、再生、削除、コピーなどの操作を行ったのが記録されることになり、コンテンツの管理を複数のユーザに対して容易に行える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスクレコーダやDVDレコーダ等のコンテンツ管理装置およびコンテンツ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ハードディスクレコーダやDVDレコーダ等の大容量のAVコンテンツが記録再生できるコンテンツ管理装置が普及しつつある。記憶容量の大容量化に伴い、ユーザは、テレビジョン放送等により供給される映像、音楽、データ等のAVコンテンツを、多量に保存しておくことが可能となった。しかしながら、ハードディスクレコーダがどんなに大容量化されても記憶容量には必ず限界があるため、ある時点でユーザはコンテンツをハードディスクから削除するか、DVD等の他のメディアに移すかしなくてはならなくなる。このように、大容量のコンテンツ管理装置においては、いらないコンテンツをいかに削除するかということが、今後ますます重要となってくる。
【0003】
コンテンツ削除の方法としては、従来、例えば特許文献1記載の方法のように、人物センサを置くことによって、再生終了後、視聴者がその番組を全て見ていた場合にはその番組を自動的に消去するという方法がある。
【0004】
また、別の方法として、例えば特許文献2記載の方法のように、再生が終了した後に、この番組を消去するか保存するかのコメントを出し、ユーザの選択に基づいて番組を消去または保存領域に番組を保存する、という方法がある。
【特許文献1】特開平10−188533号公報
【特許文献2】特開平10−234007号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このようなコンテンツ管理装置は1人のユーザが使うとは限らず、家族みんなで使うことが多い。このため、例えば自分はもうそのコンテンツを視聴し終わったけれども、家族の他の者もそのコンテンツを見たいかもしれないといった状況が考えられる。このような状況下において、特許文献1にあるような方法では自動的に削除されてしまうという課題を有し、特許文献2にあるような方法では、他の者が既に見たのかまだ見ていないのかがわからないと、削除していいかどうかの判断をできないという課題を有している。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みなされたものであり、コンテンツの管理を複数のユーザに対して行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、コンテンツに対し録画、再生、削除、コピーなどの操作とこの操作を行った操作者に関する情報を入力し、コンテンツ毎に入力された操作と操作者との組を記憶し、記憶した操作と操作者との組を用いてコンテンツの管理を行うようにするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、各コンテンツに対して誰が録画、再生、削除、コピーなどの操作を行ったのかが記録されることになり、コンテンツの管理を複数のユーザに対して容易に行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の第1の態様にかかるコンテンツ管理装置は、コンテンツに対し所定の操作と前記操作を行った操作者に関する情報を入力する入力手段と、前記コンテンツ毎に前記操作と操作を行った操作者との組を記憶する記憶手段と、前記記憶手段を用いて前記コンテンツの管理を行う管理手段と、を具備した構成を採る。
【0010】
これにより、コンテンツに対して誰が操作を行ったのかが記録されることになり、コンテンツの管理を複数のユーザに対して容易に行える。
【0011】
本発明の第2の態様は、第1の態様にかかるコンテンツ管理装置において、リモコンの識別情報と前記リモコンに対するユーザとの対応を格納した個人識別テーブルと、前記入力手段が前記リモコンから送られてきた前記識別情報を受信した際に、前記個人識別テーブルを用いて前記リモコンから送られてきた識別情報に対応する前記ユーザを識別することにより前記操作を行った操作者を識別する個人識別手段と、を具備した構成を採る。
【0012】
これにより、リモコンから送られてきた識別情報から操作者を特定できる。
【0013】
本発明の第3の態様は、第1の態様にかかるコンテンツ管理装置において、前記入力手段が受信したリモコンから送られてくる個人コードを用いて前記操作を行った操作者を識別する個人識別手段を具備した構成を採る。
【0014】
これにより、リモコンから送られてきた個人コードから操作者を特定できる。
【0015】
本発明の第4の態様は、第1の態様にかかるコンテンツ管理装置において、外部機器の識別子と前記識別子に対するユーザとの対応を格納した個人識別テーブルと、前記入力手段が前記外部機器から送られてきた前記識別子を受信した際に、前記個人識別テーブルを用いて前記外部機器から送られてきた前記識別子に対応する前記ユーザを識別することにより前記操作を行った操作者を識別する個人識別手段と、を具備した構成を採る。
【0016】
これにより、操作者が誰であるかを容易に把握できる。
【0017】
本発明の第5の態様は、第1の態様から第4の態様のいずれかにかかるコンテンツ管理装置において、前記コンテンツ毎に前記操作と操作を行った操作者とを表示する表示制御手段を具備した構成を採る。
【0018】
これにより、ユーザに操作を行ったものが誰であるか視覚的に認識させることができる。
【0019】
本発明の第6の態様は、第5の態様にかかるコンテンツ管理装置において、前記操作者を表すアイコンを表示する。
【0020】
これにより、アイコンで、ユーザに操作者を視覚的に認識させることができる。
【0021】
本発明の第7の態様は、第1の態様から第6の態様のいずれかにかかるコンテンツ管理装置において、前記操作は、コンテンツの、録画、再生、削除、および削除取り止めの少なくとも1つである。
【0022】
これにより、コンテンツの、録画、再生、削除、および削除取り止めの管理を行うことができる。
【0023】
本発明の第8の態様にかかる記録再生装置は、コンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手段と、前記蓄積されたコンテンツを視聴する視聴予定者を記憶する視聴予定者記憶手段と、前記蓄積されたコンテンツの再生を行った視聴済みユーザ記憶手段と、前記視聴済みユーザ記憶手段に全ての前記視聴予定者が格納された際に全ての視聴予定者が前記蓄積されたコンテンツの視聴を終了したと判断し前記コンテンツ蓄積手段から前記蓄積されたコンテンツの削除をする制御手段と、を具備した構成を採る。
【0024】
これにより、視聴予定者が視聴終了してからその番組を削除するようにできる。この結果、複数のユーザに対してコンテンツの管理を行うことができる。
【0025】
本発明の第9の態様は、第8の態様にかかる記録再生装置において、前記全ての視聴予定者が前記蓄積されたコンテンツの視聴を終了した時点で自動的に前記蓄積されたコンテンツを削除する。
【0026】
これにより、操作者の操作の工程を省くことができ、操作者による処理を軽減できる。
【0027】
本発明の第10の態様は、第8の態様にかかる記録再生装置において、前記全ての視聴予定者が前記蓄積されたコンテンツの視聴を終了した時点で前記蓄積されたコンテンツを削除するか否かユーザに確認する。
【0028】
これにより、視聴が終わった番組を再度視聴することができる。
【0029】
本発明の第11の態様は、第8の態様にかかる記録再生装置において、視聴を終了した前記視聴予定者を表すアイコンを表示する。
【0030】
これにより、視聴済みの視聴予定のユーザを視覚的に認識できる。
【0031】
本発明の第12の態様は、第8の態様にかかる記録再生装置において、視聴が終わっていない前記視聴予定者を表すアイコンを表示する。
【0032】
これにより、視聴が終わっていない視聴予定のユーザを視覚的に認識できる。
【0033】
本発明の第13の態様は、第8の態様にかかる記録再生装置において、前記蓄積されたコンテンツを削除しないで保存を希望する保存希望情報と、前記保存を希望するユーザとの対応を記憶する保存希望記憶手段を具備し、前記保存希望情報が付与された前記蓄積されたコンテンツを削除しないようにする。
【0034】
これにより、操作者がコンテンツを消さずにずっと保存しておくことができ、かつ、操作者が保存を希望していることを他の人にも認識させることができる。
【0035】
本発明の第14の態様は、第13の態様にかかる記録再生装置において、前記保存を希望するユーザを表すアイコンを表示する。
【0036】
これにより、保存を希望するユーザを視覚的に認識できる。
【0037】
本発明の第15の態様は、コンテンツに対し所定の操作と前記操作を行った操作者に関する情報を入力するステップと、前記コンテンツ毎に前記操作と操作を行った操作者との組を記憶するステップと、記憶した前記操作と操作者との組を用いて前記コンテンツの管理を行うステップと、を具備したことを特徴とするコンテンツ管理方法である。
【0038】
本発明の第16の態様は、コンピュータに、コンテンツに対し所定の操作と前記操作を行った操作者に関する情報を入力するステップと、前記コンテンツ毎に前記操作と操作を行った操作者との組を記憶するステップと、記憶した前記操作と操作者との組を用いて前記コンテンツの管理を行うステップと、を行わせることを特徴とするプログラムである。
【0039】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0040】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ管理装置を適用した番組の記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【0041】
実施の形態1にかかる記録再生装置100は、ハードディスクレコーダやDVDレコーダあるいはパソコン等の大容量のAVコンテンツが記録再生できる装置であり、テレビジョン放送やネット配信などにより得られる番組映像信号を含むコンテンツをコンテンツ受信部101で受け取り、ハードディスク102に記録したり、モニタ103に出力したりすることが可能なものである。なお、記録再生装置100が受信するコンテンツは映像信号を含むコンテンツであっても、音楽コンテンツ、テキストであっても良い。音声コンテンツの場合は、出力装置はモニタ103でなくスピーカになる。
【0042】
具体的には、記録再生装置100には、受信した映像信号を含むコンテンツをハードディスク102に記録したり、ハードディスク102やDVD記録再生部112に記憶された映像・音楽を再生したり、管理等を行う制御部104が設けられている。
【0043】
また、記録再生装置100には、リモートコントローラ(以下、リモコンと呼ぶ)106a〜106dからの赤外線信号を受ける入力手段である受光部105が設けられている。
【0044】
実施の形態1では、記録再生装置100に対する操作は、リモコン106a〜106dから入力される信号によって行われる。
【0045】
リモコン106a〜106dには、各種操作を受けつける操作部108と、操作部108から入力された各種情報を赤外線信号にして送信する送信部107が設けられている。また、リモコン106a〜106dには、識別番号であるリモコン識別子格納部109が設けられている。
【0046】
また、リモコン106a〜106dとしては、携帯電話などウェアラブルな機器を想定しており、ユーザが個人毎に持ち、個人とリモコン106a〜106dが1対1で対応するようになっている。これにより、リモコン106a〜106dから出力される赤外線にそのリモコン個体のリモコン識別子を含めることにより、記録再生装置100は、どのリモコン106a〜106dからの信号であるか容易にわかる。また、共通のリモコンに対して、個人毎に割り振ったキーを押すことにより個人コードを直接送出するようにしても良い。
【0047】
また、記録再生装置100には、リモコンから送られてきたリモコン識別子とこれに対応するユーザの個人コードとを対応付けて管理する個人識別テーブル110が設けられている。また、記録再生装置100には、録画情報の再生、削除などを行うための視聴情報を記録する視聴情報記憶部111が設けられている。個人識別テーブル110および視聴情報記憶部111の管理は制御部104が行う。なお、個人識別テーブル110および視聴情報記憶部111の詳細は後述する。
【0048】
次に、視聴情報記憶部111の構成について、図2を用いて説明する。視聴情報記憶部111は、番組毎に、視聴予定者記憶領域201と、自動削除フラグ記憶領域202と、録画者記憶領域203と、視聴済みユーザ記憶領域204と、保存希望マーク記憶領域205と、削除者記憶領域206と、の組を格納している。
【0049】
視聴予定者記憶領域201は、番組の視聴予定者に対応する個人コードを記憶する領域である。
【0050】
自動削除フラグ記憶領域202は、全ての視聴予定者の視聴が終わったら自動的に対応する番組をハードディスク102から削除するモードのフラグを立てる場所である。自動削除フラグが立っている場合は、番組削除後に、削除者記憶領域206には自動削除を表すコードが記憶される。
【0051】
録画者記憶領域203は、操作者コード、つまり録画をした人の個人コードを記憶する領域である。
【0052】
視聴済みユーザ記憶領域204は、番組を視聴したユーザの個人コードを記憶する領域である。
【0053】
保存希望マーク記憶領域205は、番組を消さずにずっと保存しておくことを示すマークを記憶する領域である。
【0054】
削除者記憶領域206は、番組を削除したユーザの操作者コード、つまり個人コードを記憶する場所である。
【0055】
以上のような視聴情報記憶部111を用いて、制御部104は、番組の録画や削除といった管理を行う。
【0056】
次に、個人識別テーブル110について、図3を用いて説明する。図3に示すように、個人識別テーブル110には、リモコン識別子301と個人コード302との組が複数格納されている。制御部104は、個人識別テーブル110を使用することにより、リモコン106から送られてきたリモコン識別子からそのリモコンを使用しているユーザの個人コード302を特定できる。
【0057】
次に、リモコン106の構成について、図4を用いて説明する。リモコン106には、情報入力手段として、上面中央にテンキー402、テンキー402の下方に十字キー403、十字キー403の下方にメニューボタン404、決定ボタン405、リモコン識別子を出力するための個人コード出力ボタン406が設けられている。また、リモコン106の上面上部には、入力された情報を表示する液晶などの表示部401が設けられている。また、リモコン106の上方には、テンキー402や十字キー403により入力された情報や、個人コードなどを赤外線で送信する送信部107が配置されている。
【0058】
なお、リモコン106に個人毎に割り振った個人コード出力ボタンを備え、ユーザが自身に対応する個人コード出力ボタンを押すことにより個人コードを送信する形態でも良い。また、記録再生装置100がモニタ103に個人毎に登録されたアイコンを表示し、ユーザが自身のアイコンを選択することにより個人コードを直接送出する形態でも良い。
【0059】
ユーザはこのリモコン106のメニューボタン404を押下することにより、録画の設定をする録画設定モードに移行し、テンキー402や十字キー403を用いて録画する番組や番組の削除方法などや視聴者予定者に関する情報などを入力する。
【0060】
次に、記録再生装置100の動作について図5のフローチャートを用いて説明する。
【0061】
まず、制御部104が、モニタ103に図6に示すメインメニュー600を表示する(S200)。メインメニュー600には、番組の録画および録画予約をするための録画/録画予約ボタン601、番組の再生を行うための再生ボタン602、録画した番組を削除するための削除ボタン603、および、番組の削除を取り止めるための削除取り止めボタン604が設けられている。ユーザは、メインメニュー600を参照しながら、リモコン106を用いて各種ボタン601〜604を押下することにより、録画/録画予約、再生、削除、および、削除取り止めを行う。
【0062】
次に、受光部105は、ユーザが個人毎に持っているリモコン106a〜106dが生成し、赤外線信号にして出力したリモコンコードを受信し、受信したリモコンコードを、制御部104に送る(S201)。
【0063】
リモコンコードには、ユーザの行った操作内容を表すコマンドと共に、リモコン個体のリモコン識別子(この場合はリモコンA/リモコンB/リモコンC/リモコンD106a〜106dを識別するリモコン識別子)情報が含まれている。
【0064】
次に、制御部104は、リモコンコードからリモコン識別子とコマンドを抽出する(S202)。次に、制御部104は、個人識別テーブル110を参照し、抽出したリモコン識別子に対応する個人コードを抽出することにより、現在操作している人物が誰であるか特定する。そして、制御部104は、抽出した個人コードを操作者コードとする(S203)。
【0065】
次に、制御部104は、リモコンコードに含まれていた操作内容を表すコマンドを解析し(S204)、このコマンドが録画または録画予約であればステップS205へ、再生であればステップS206へ、削除であればステップS207へ、削除取り止めであればステップS208へ進み、ユーザの入力が終わるまで(S209)、ステップS200〜S208の処理を行う。
【0066】
なお、ステップS205〜S208の処理の詳細については、後述する。
【0067】
次に、リモコン106から送られてきたコマンドが録画または録画予約であった場合の記録再生装置100の処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0068】
まず、制御部104は、リモコン106から送られてきたコマンドが録画または録画予約である場合には、図8の画面800に示す画面を表示する。
【0069】
画面800は、番組録画する際の設定を尋ねる画面である。具体的には、画面800には、視聴予定者を登録して全員視聴し終わったら自動で削除するモード1、視聴予定者を登録するだけで録画するモード2、視聴予定者を登録しないで録画するモード3、の3つのモードを選択させるボタン801〜803を備える。制御部104は、画面800を表示することにより、番組録画の際の設定をユーザにリモコン106の十字キー403や決定ボタン405を用いて選択させる(S301)。
【0070】
次に、制御部104は、ステップS301において入力されたモードを確認し(S302)、モード1ならばステップS303へ、モード2ならばステップS304へ、モード3ならばステップS306へ処理を進める。
【0071】
モード1の場合には、制御部104は、視聴情報記憶部111の録画する番組に対する自動削除フラグ記憶領域202に自動削除フラグを立てる(S303)。
【0072】
次に、制御部104は、図9に示す画面900を表示する。画面900には、個人識別テーブル110の個人コード302に登録された登録ユーザ名のボタン901〜904とそれに対応するアイコン905〜908が設けられている。制御部104は、画面900を表示することにより、視聴予定者をユーザに選択させる(S304)。また、アイコン905〜908により、ユーザに視聴予定者を視覚的に認識させることができる。なお、画面900は、ユーザ名のみあるいはアイコンのみでもよい。
【0073】
次に、制御部104は、入力された視聴予定者に対応する個人コードを、視聴情報記憶部111の録画する番組に対応する視聴予定者記憶領域201に記憶する(S305)。そして、制御部104は、録画する番組に対応する録画者記憶領域203に、現在録画処理をしているユーザの個人コードを操作者コードとして記憶し、番組の録画または録画予約をする(S306)。
【0074】
このように、番組を予約した操作者コードを記憶することにより、番組を録画したのが誰であるかがわかるようになるため、録画された番組名を表示するときに誰が録画したのかを表示させることができるようになる。
【0075】
また、ステップS302においてモード2が選択された場合には、制御部104は、Sステップ304〜S306の処理をし、モード3が選択された場合にはステップS306のみ行う。
【0076】
以上のように、記録再生装置100は、番組を録画する際に、録画モードを設定すると共に、設定された録画モードに対して必要な情報を視聴情報記憶部111に記憶する。
【0077】
次に、記録再生装置100の番組再生処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0078】
制御部104は、リモコン106から送られてきたコマンドが再生であった場合、録画した番組の再生を行う(S401)。
【0079】
次に、制御部104は、番組が終了まで再生が為されたかどうか判定する(S402)。
【0080】
制御部104は、番組終了まで再生されたかどうかを、録画された番組の最後のフレームまで再生した場合、最後のフレームから5分以内など一定時間内まで再生した場合、最後のコマーシャル区間を検出しそのコマーシャルが始まる前までを再生した場合などをもって判断する。そして、制御部104は、番組終了まで再生されたことをもって録画番組の視聴が終わったとみなす。
【0081】
なお、操作を行った人物と視聴した人物が異なることも考えられるため、視聴し終わったかどうかの判断を番組終了まで再生されたかどうかで判断するのではなく、視聴者の自己申告によって番組終了まで視聴したかの判断を行うようにしてもよい。
【0082】
最後まで番組を再生し終わった場合には、制御部104は、その操作を行ったユーザの個人コード(操作者コード)を視聴情報記憶部111の再生された番組に対応する視聴済みユーザ記憶領域204に記憶する(S403)。
【0083】
このとき、同時に複数人が視聴することが考えられるが、そのような場合には、あらかじめ各リモコン106a〜106dにリモコン識別子を送る個人コード出力ボタン406を設けてあるので、視聴する各人がそれぞれ自分専用の個人リモコン106a〜106dにある個人コード出力ボタン406を押すことで同時に複数人が視聴する場合にも対応できる。あるいは、あらかじめそれぞれのリモコン106a〜106dに4〜6個程度の個人コード出力ボタン406を用意しておき、ひとつのボタンに1人を割り当てて登録しておき、個人コード出力ボタンを押すとそのボタンに割り当てられているユーザであると識別するようにしてもよい。この場合には、一台のリモコン106で複数人のユーザがいる場合に対応できる。
【0084】
次に、制御部104は、視聴情報記憶部111の視聴予定者記憶領域201にある全ての個人コードが視聴済みユーザ記憶領域204にあるか判定し(S404)、もし全ての個人コードが視聴済みユーザ記憶領域204にあれば視聴予定者は全員視聴し終わっていると判断する。
【0085】
視聴予定者記憶領域201にある全ての個人コードが視聴済みユーザ記憶領域204にある場合は、制御部104は、再生終了した番組の自動削除フラグ記憶領域202を見て自動削除フラグが立っているかどうか判断する(S405)。自動削除フラグが立っていた場合には、制御部104は、自動的にこの番組をハードディスク102から削除し、再生終了した番組の削除者記憶領域206には自動削除を表すコードを記憶する(S406)。ただし、このとき、実際には、制御部104は、再生終了した番組をハードディスク102上の削除予定ディレクトリーへ移すのみで、もしユーザが削除したくない場合にはすぐに戻せるようにしておく。
【0086】
具体的には、制御部104は、図11の画面1100のように、ここで削除取り止め画面へ行くボタン1101を表示させ、ユーザに削除取り止めか確認させる。そして、ユーザが削除取り止めを選んだ場合は(S407)、削除取り止め処理(S408)へ進み(後述)、処理を終了する。
【0087】
一方、ステップS407において、ユーザが削除取り止めを選ばなかった場合には、制御部104は、図12の画面1200のように視聴済みのユーザ名もしくはアイコン1201、1202を表示する。
【0088】
また、視聴予定者が登録されており、まだ全員が視聴していない場合には、制御部104は、視聴予定があるのにまだ視聴していないのが誰であるかわかるように、視聴予定があるのにまだ視聴していないユーザ名もしくはアイコン1203を同様に表示し(S409)、削除処理(S410)に移行する。
【0089】
これにより、視聴予定のユーザを認識できるだけでなく、視聴済みの視聴予定のユーザと視聴が終わっていない視聴予定のユーザを視覚的に認識できる。例えば家族の中でお父さんがまだ見ていなかったら、後でお父さんに声かけをするなどの対処ができるようになる。
【0090】
さらに、もし、ユーザがその番組を消さずにずっと保存しておきたいと思った場合には、自分が保存を希望していることを他の人にもわかってもらうために、コンテンツを削除しないで保存を希望する保存希望情報である「消さないでね」マークをその番組に付けられるようにする。具体的には、画面1200には、「消さないでね」マークをつけるボタン1204および「消さないでね」マークをつけないボタン1205が設けられていて、ユーザが「消さないでね」マークをつけるボタン1204を押下すると、処理対象の番組の保存希望マーク記憶領域205に操作者コードと共に「消さないでね」マークが保存される。
【0091】
このように、「消さないでね」マークを誰がつけたのかと共に記録しておくことができるため、どうしてもハードディスク102の容量が足りなくて他の誰かがその番組を削除したいと思ったときに、誰に交渉してよいかがすぐにわかるようになる。また、「消さないでね」マークをつけたユーザのアイコンを表示することにより、「消さないでね」マークをつけたユーザを視覚的に認識できる。
【0092】
また、削除予定ディレクトリーにある番組は一定期間もしくは、ディスク容量が一杯になりそうなときに自動的に削除されるようにする。なお、コンテンツの内容によって映画などは長く消さずにおきニュースなど時事性の高いものは短期間で削除させるようにしても良い。
【0093】
一方、ステップS405において、視聴予定者を登録しただけで自動削除設定をしていなかった番組であると判断した場合は、制御部104は、番組の視聴予定者が全員視聴し終わった時点で、図13の画面1300を表示して「視聴予定者全員が見終わりましたが、削除しますか?」と聞くようにする(S411)。
【0094】
なお、S411において、削除だけではなく「他のメディアに移しますか?」という質問を付け加え、DVDなどに記録しても良い。
【0095】
画面1300を見たユーザが番組削除を選んだ場合には(S412)、その番組を削除予定ディレクトリーに移動し、番組の削除者記憶領域206に削除をした操作者コードを記憶し、削除処理(S410)に移行し、処理を終了する。
【0096】
このように自動的に番組を削除することにより、ユーザ操作の工程を省くことができ、ユーザによる処理を軽減できる。
【0097】
なお、本実施の形態では、自動的に削除する設定をユーザができるようにしたが、自動的に削除するのではなく、視聴予定者全員が視聴し終わったら「視聴予定者全員が見終わりましたが、削除してよろしいですか?」と確認をとるようにしても良い。これにより、視聴が終わった番組を再度視聴することができる。
【0098】
一方、ステップS402において、番組終了まで視聴が終わっていないと判断すると、制御部104は、操作者コード、再生終了位置と、視聴の終わっていない番組のブックマークをハードディスク102の図示しないブックマーク記憶部に記憶し(S413)、処理を終了する。
【0099】
このように、記録再生装置100は、視聴予定のユーザが視聴終了してからその番組を削除するようにできる。また、ある番組の視聴予定のユーザが確実に視聴したか確実に確認でき、視聴予定のユーザの視聴終了を確認してからその番組を削除するようにできる。
【0100】
次に、記録再生装置100の番組削除処理について、図14のフローチャートを用いて説明する。
【0101】
まず、ユーザがハードディスク102上の番組を整理しようと思って、削除の操作を選んだ場合、制御部104は、図15の画面1500を表示する。
【0102】
画面1500には、番組名1501および記録日時1502と、視聴し終わった人1503および視聴予定が登録されているのにまだ視聴していない人1504との組が番組毎に複数表示される。視聴し終わった人1503および視聴予定が登録されているのにまだ視聴していない人には対応するアイコンがそれぞれ分けて表示される。
【0103】
なお、視聴し終わった人に対応するアイコンと視聴予定が登録されているのにまだ視聴していない人に対応するアイコンを色分けしたり、大きさを変えたり、点滅させたり、アイコンのデザイン(表情など)を変えたりしてもよい。また、アイコンではなく文字で表示しても良い。
【0104】
これにより、ユーザは、それぞれの番組について、誰が視聴済みで誰がまだ見ていなくてこれから見たいと思っているのかがすぐにわかるようになり、削除の判断がやりやすくなる。さらに、「消さないでね」マークとして、例えばユーザ毎のアイコンの隅に赤いハートマークなどを目立つようにつけて表示させることにより、誰がその番組を消さないでほしいと思っているのかが他のユーザに一目でわかるようになる。
【0105】
そして、ユーザが画面1500を参照し実際に削除する番組を選択することにより、削除する番組を入力すると(S501)、制御部104は、その番組を削除予定ディレクトリーへ移し、削除者記憶領域206に操作者コードを記憶する(S502)。
【0106】
このように、記録再生装置100は、録画した番組を削除する。また、画面1500により、既に見た人と、これから見たい人を用意に把握でき、これから見たい人がいるのに誤って番組を削除するということを防止できる。
【0107】
次に、記録再生装置100の番組削除取り止め処理について、図16のフローチャートを用いて説明する。
【0108】
S208またはS408の削除取り止め処理へ進んだ場合、制御部104は、図17の画面1700を表示する。画面1700には、削除予定ディレクトリーにある番組名1701と、その番組の記録日時1702と、その番組を削除したユーザ名1703との組が番組毎に表示される。
【0109】
画面1700を参照したユーザが削除予定ディレクトリーにある番組を選択することにより、番組の削除を取り止める入力をすると(S503)、制御部104は、削除を取り止める番組を削除予定ディレクトリーから外す(S504)。
【0110】
このようにして、削除予定番組の削除取り止めが行えるようになる。このとき削除した人が誰であるかを番組名の横に表示させることにより、責任の所在が明らかとなり、消したくない番組を消した人に対して注意を促すなどの対処が可能となる。
【0111】
以上説明したように、実施の形態1によれば、録画、再生、削除などの操作をしたユーザが誰であるかわかるので、コンテンツの管理を複数のユーザに対して容易に行える。
【0112】
なお、実施の形態1では、番組の、録画、再生、削除、削除取り止めについて説明したが、いつ誰がどのメディアへコピーしたかも記憶しておくことにより、どこへコピーしたか忘れてしまったり、誰かが自分の知らない間にコピーしてハードディスクから削除してしまっていたりした場合にも、コピー先のメディアを探すのが容易になる。
【0113】
さらに、リモコンではなく携帯電話等の外部の携帯端末からインターネット等を介して録画予約する場合も考えられるため、あらかじめユーザ毎にどの機器からアクセスするか機器の識別子であるIPアドレスを登録しておき、アクセスのあったIPアドレスによって個人を識別してもよい。これによっても、操作者が誰であるかを容易に把握できる。
【0114】
また、実施の形態1では、コンテンツとして番組を扱ったが、音声のみ、画像のみ、文字のみ、音楽コンテンツなどいかなるコンテンツを扱う形態であってもよい。
【0115】
なお、本実施の形態では、制御部104が、各種操作をしたのが誰であるかを識別する個人識別手段と、番組毎に操作を行った操作者を表示する制御を行う表示制御手段と、ある番組を視聴し終わったかどうかを判断する視聴済み判断手段と、ある番組の視聴予定者が全員視聴し終わった時点で自動的にそのコンテンツを削除する削除手段と、視聴予定者が全員視聴し終わった時点でそのコンテンツを削除するか否かユーザに確認する確認手段と、コンテンツを管理する管理手段として動作する形態で説明したが、これらの手段をそれぞれ専用の処理部として設けた形態であっても良い。
【0116】
また、制御部104が行う処理をプログラムにし、汎用のコンピュータに行わせる形態であっても良い。
【0117】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、生体認証による個人識別を行うようにしたものである。生体認証の方法としては、音声、指紋、虹彩、網膜、顔などを用いたものがあるが、ここでは音声を用いた話者識別方法について説明する。
【0118】
まず、実施の形態2にかかる記録画像再生装置について、図18を用いて説明する。なお、既に説明した部分と同一の部分には同一の符号を付与し、詳細な説明を省略する。
【0119】
実施の形態2のリモコン1802a〜1802d(以下、単に1802という)は、マイク1803を備える。また、リモコン1802は、マイク1803から入力された音声の音声認識機能を持った音声認識部1804と、入力された音声を用いて話者を識別する話者識別部1805が備えられている。
【0120】
話者識別部1805には、話者識別を行うためにはあらかじめ複数のユーザの声をあらかじめ登録してある。話者識別部1805は、入力された音声と、登録されている声を照合することにより、誰がしゃべったのかを特定する。
【0121】
このように、音声認識部1804を設けることにより、ユーザは、リモコン1802のマイク1803に向かって「録画」、「再生」、「削除」などの操作名や番組名をしゃべることにより、記録再生装置1800の操作を行うことができる。ユーザは、「録画」「再生」など操作内容に応じた言葉をしゃべるだけで操作ができるため、機器の使い方がよくわからない初心者でも簡単に操作できる。
【0122】
また、画面上には表示しきれないような多数の番組名の中から、自分の見たい番組名をしゃべるだけで所望の番組を指定することができるようになるため、使い勝手がよくなるというメリットがある。
【0123】
また、話者識別部1805を設けることにより、マイク1803から入力された音声により、音声認識と同時に話者識別も行えるため、ユーザになんらの負担を増やすことなく個人識別が可能となる。
【0124】
次に、実施の形態2にかかる記録再生装置1800の動作について説明する。
【0125】
まず、ユーザがマイク1803に向かってしゃべった言葉をリモコン1802の音声認識部1804が音声認識すると共に、話者識別部1805が話者識別を行う。
【0126】
次に、リモコン1802が音声認識した結果得られた認識結果コードおよび、話者識別により得られる個人コードを、送信部107から赤外線により出力する。
【0127】
これに対して、記録再生装置1800は、受光部105において赤外信号を受信し、制御部1801に送る。制御部1801では、音声認識結果コードに応じて、それに対応する操作を行ない、送られてきた個人コードを操作者コードとする。それ以外の動作は実施の形態1と同じである。
【0128】
以上説明したように、実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加えて、ユーザがリモコンに対して話すだけで、各種操作の入力および話者識別を行える。
【0129】
なお、リモコン1802で音声認識および話者識別を行うのではなく、リモコン付属のマイク1803で音声を入力し、入力された音声データもしくはその音声を音響分析して得られる音響パラメータを制御部1801へ送り、制御部1801で音声認識および話者識別を行なってもよい。
【0130】
また、リモコン1802〜記録再生装置1800に赤外線ではなく、ブルートゥースなどの無線通信技術を用いて電波によって情報を送ることにより音声データなど情報量の多いデータも送ることが可能である。この場合は、リモコン1802は音声認識および話者識別をする必要がないため少ないハードリソースですむ。
【0131】
また、リモコン1802が、音声認識でなく、指紋、虹彩、網膜、顔などを用いた生体認証を行う形態でも良い。この場合、リモコン1802で識別を行ない、識別結果を送る方法と、識別のためのパラメータのみ送って制御部1801で識別を行う方法とがある。
【産業上の利用可能性】
【0132】
本発明にかかる記録再生装置は、コンテンツの管理が容易になるという効果を有し、ハードディスクレコーダやDVDレコーダ等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0133】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1にかかる視聴情報記憶部の構成を示す図
【図3】実施の形態1にかかる個人識別テーブルの構成を示す図
【図4】実施の形態1にかかるリモコンの構成を示す図
【図5】実施の形態1にかかる記録再生装置の動作を示すフローチャート
【図6】実施の形態1にかかるメインメニューを示す図
【図7】実施の形態1にかかる記録再生装置の録画または録画予約処理のフローチャート
【図8】実施の形態1にかかる番組録画設定を尋ねる画面を示す図
【図9】実施の形態1にかかる視聴予定者を設定する画面を示す図
【図10】実施の形態1にかかる記録再生装置の番組再生処理のフローチャート
【図11】実施の形態1にかかる番組削除取り止め画面への移行指示をする画面を示す図
【図12】実施の形態1にかかる番組視聴者確認画面を示す図
【図13】実施の形態1にかかる番組削除確認画面を示す図
【図14】実施の形態1にかかる記録再生装置の番組削除処理のフローチャート
【図15】実施の形態1にかかる番組削除用画面を示す図
【図16】実施の形態1にかかる記録再生装置の番組削除取り止め処理のフローチャート
【図17】実施の形態1にかかる番組削除取り止め用画面を示す図
【図18】本発明の実施の形態2にかかる記録再生装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
【0134】
100、1800 記録再生装置
101 コンテンツ受信部
102 ハードディスク
103 モニタ
104、1801 制御部
105 受光部
106a〜106d、1802a〜1802d リモコン
109 リモコン識別子格納部
110 個人識別テーブル
111 視聴情報記憶部
112 DVD記録再生部
1803 マイク
1804 音声認識部
1805 話者識別部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツに対し所定の操作と前記操作を行った操作者に関する情報を入力する入力手段と、前記コンテンツ毎に前記操作と操作を行った操作者との組を記憶する記憶手段と、前記記憶手段を用いて前記コンテンツの管理を行う管理手段と、を具備したことを特徴とするコンテンツ管理装置。
【請求項2】
リモコンの識別情報と前記リモコンに対するユーザとの対応を格納した個人識別テーブルと、前記入力手段が前記リモコンから送られてきた前記識別情報を受信した際に、前記個人識別テーブルを用いて前記リモコンから送られてきた識別情報に対応する前記ユーザを識別することにより前記操作を行った操作者を識別する個人識別手段と、を具備したことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理装置。
【請求項3】
前記入力手段が受信したリモコンから送られてくる個人コードを用いて前記操作を行った操作者を識別する個人識別手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理装置。
【請求項4】
外部機器の識別子と前記識別子に対するユーザとの対応を格納した個人識別テーブルと、前記入力手段が前記外部機器から送られてきた前記識別子を受信した際に、前記個人識別テーブルを用いて前記外部機器から送られてきた前記識別子に対応する前記ユーザを識別することにより前記操作を行った操作者を識別する個人識別手段と、を具備したことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理装置。
【請求項5】
前記コンテンツ毎に前記操作と操作を行った操作者とを表示する表示制御手段を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンテンツ管理装置。
【請求項6】
前記操作者を表すアイコンを表示することを特徴とする請求項5記載のコンテンツ管理装置。
【請求項7】
前記操作は、コンテンツの、録画、再生、削除、および削除取り止めの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のコンテンツ管理装置。
【請求項8】
コンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手段と、前記蓄積されたコンテンツを視聴する視聴予定者を記憶する視聴予定者記憶手段と、前記蓄積されたコンテンツの再生を行った視聴済みユーザ記憶手段と、前記視聴済みユーザ記憶手段に全ての前記視聴予定者が格納された際に全ての視聴予定者が前記蓄積されたコンテンツの視聴を終了したと判断し前記コンテンツ蓄積手段から前記蓄積されたコンテンツの削除をする制御手段と、を具備したことを特徴とする記録再生装置。
【請求項9】
前記全ての視聴予定者が前記蓄積されたコンテンツの視聴を終了した時点で自動的に前記蓄積されたコンテンツを削除することを特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
【請求項10】
前記全ての視聴予定者が前記蓄積されたコンテンツの視聴を終了した時点で前記蓄積されたコンテンツを削除するか否かユーザに確認することを特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
【請求項11】
視聴を終了した前記視聴予定者を表すアイコンを表示することを特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
【請求項12】
視聴が終わっていない前記視聴予定者を表すアイコンを表示することを特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
【請求項13】
前記蓄積されたコンテンツを削除しないで保存を希望する保存希望情報と、前記保存を希望するユーザとの対応を記憶する保存希望記憶手段を具備し、前記保存希望情報が付与された前記蓄積されたコンテンツを削除しないようにすることを特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
【請求項14】
前記保存を希望するユーザを表すアイコンを表示することを特徴とする請求項13記載の記録再生装置。
【請求項15】
コンテンツに対し所定の操作と前記操作を行った操作者に関する情報を入力するステップと、前記コンテンツ毎に前記操作と操作を行った操作者との組を記憶するステップと、記憶した前記操作と操作者との組を用いて前記コンテンツの管理を行うステップと、を具備したことを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項16】
コンピュータに、コンテンツに対し所定の操作と前記操作を行った操作者に関する情報を入力するステップと、前記コンテンツ毎に前記操作と操作を行った操作者との組を記憶するステップと、記憶した前記操作と操作者との組を用いて前記コンテンツの管理を行うステップと、を行わせることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2006−155686(P2006−155686A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−340364(P2004−340364)
【出願日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】