説明

コンバイン

【課題】キャリアからの籾入袋の積み卸し作業用のスペースをできるだけ小さくした籾入袋受け用のキャリアを備えたコンバインを提供すること。
【解決手段】穀粒貯留用のホッパー30とホッパー30の近傍に配置する籾入袋を載置するメインキャリア35を備え、メインキャリア35の側部に開閉自在に取り付けられた第1サブキャリア37を設け、第1サブキャリア37の後側に後ろ下がり傾斜可能な第2サブキャリア38を設けたコンバインであり、メインキャリア35及び第1サブキャリア37の後側に第2サブキャリア38を後ろ下がり傾斜可能に設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場において穀類の収穫作業を行う農業用のコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
コンバインは、エンジンを駆動源とする走行装置の上部に、刈り取った穀稈を脱穀する脱穀装置と脱穀装置で脱穀した穀粒を一時的に貯蔵するグレンタンク又はホッパーを備え、前記脱穀装置の前側に、植立穀稈を分草する分草体と植立穀稈を引き起こす引起装置と引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃を有する刈取装置を設けた構成である。
このような従来のホッパータイプのコンバインでは、ホッパーの下方に籾袋受け用のキャリアが設けており、該キャリアを外側に向けて3段階に傾斜させることができ、該キャリア上にある籾袋を機体の側方外部に積み降ろすことを可能にしている。
コンバインによる収穫作業では、機体を走行させながら穀稈を刈り取り、脱穀された穀粒はホッパーに投入される。この収穫作業中、キャリア上に搭乗した補助作業者が、ホッパーに投入された穀粒を籾袋に充填し、この籾袋をキャリア上から地面に降ろす作業を連続的に行なう。
【特許文献1】実開昭59−68057号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1記載の発明では、籾入袋受け用のキャリアを傾斜可能にしている。しかし、キャリアの傾斜方向が機体の側方であり、機体横幅方向に籾入袋を降ろすので、この籾入袋の移動方向と機体の走行方向とが一致しない。このため、籾入袋がキャリアの傾斜面上を滑って地面に達する際に地面との摩擦で籾入袋が破れたり、籾入袋の姿勢が乱れ、地面に円滑に降ろせず、収穫作業の能率が低下する問題がある。
本発明の課題は、キャリアからの籾入袋の積み卸し作業を円滑に行なえる籾入袋受け用のキャリアを備えたコンバインを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の課題は次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、脱穀された穀粒を一時貯留する穀粒貯留用のホッパー(30)と、該ホッパー(30)の近傍に配置した籾入袋載置用のメインキャリア(35)を備えたコンバインであって、メインキャリア(35)の側部に第1サブキャリア(37)を開閉自在に取り付け、該メインキャリア(35)及び第1サブキャリア(37)の後側に後ろ下がり傾斜姿勢に姿勢変更可能な第2サブキャリア(38)を設けたコンバインである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、メインキャリア35及び第1サブキャリア37の後側に第2サブキャリア38を後ろ下がり傾斜姿勢に姿勢変更可能に設けたので、メインキャリア35と第1サブキャリア37上の籾入袋を、後ろ下がり傾斜姿勢とした第2サブキャリア38上を滑らせて走行方向後側の地面に円滑に降ろすことができ、コンバインによる収穫作業の能率を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施の形態を図面により説明する。
図1に本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行うコンバインの右側面図を示し、図2(a)にコンバインの平面図、図2(b)にキャリア部分の背面図(背もたれ部材90を図示せず)を示す。
なお、本明細書ではコンバイン前進方向に沿って左方向、右方向をそれぞれ左側、右側といい、前方向、後方向をそれぞれ前側、後側ということとする。
【0007】
図1に示すコンバインの機体フレーム1の下部には、ゴムなどの可撓性材料から成る無端帯状に成型したクローラ2により、乾田はもちろんのこと、湿田においても沈下しないで走行できる走行装置3を備える。該走行装置3は、ミッションケースから駆動される前端部の駆動スプロケット3aと転輪フレーム3bに支持される転輪群3c・・・と後端部の緊張輪3dとにわたって前記クローラ2を巻き掛けて構成する。また、機体フレーム1の前部には刈取装置5を上下回動自在に支持し、該刈取装置5の後側における機体フレーム1の後部左側には脱穀装置6を搭載する。また、機体フレーム1の前部右側には操作席7aを有する操縦部7を設ける。前記操縦部7は、エンジンを被覆するエンジンカバー13上に取り付けた操作席7aと、該操作席7aの前方に配置した前部操作パネルと、操作席7aの左側に配置した側部操作パネルから構成する。前記前部操作パネル上には、操縦者が立ち姿勢で操縦する際に把持するハンドル7bと、前記ミッションケース内の伝動機構を切り換えて機体の走行方向を左右に調節する操向レバー7cとを設ける。また、前記側部操作パネル上には、エンジン(図示せず)の回転数を調節するスロットルレバー7dと、前記ミッションケースへ駆動入力する静油圧式無段変速装置を変速操作する主変速レバー7eと、ミッションケース内の副変速機構を変速切換操作する副変速レバー7fと、刈取装置5の駆動を入り切り操作する刈取クラッチレバー(図示省略)と、脱穀装置6の駆動を入り切り操作する脱穀クラッチレバー(図示省略)を設ける。
前記刈取装置5は、基部を機体フレーム1に回動自在に取付けた前後方向の縦支持フレーム9によって支持され、刈取シリンダ(図示せず)により上下動自在に構成される。該刈取装置5は、最前方位置に複数の分草体10を設け、各分草体10の後方には分草した穀稈を引起す引起ラグ11aを備えた引起装置11をそれぞれ設ける。
【0008】
本実施例のコンバインは、図1に示すように、機体前方に刈取装置5を設け、その後方に脱穀装置6を設け、該脱穀装置6の右側に隣接してホッパー(グレンタンク)30を設け、該ホッパー30の前側に操作席7aを有する操縦部7を設けている。
ホッパー30のロート部30aからその下部にある円筒部30bを経由して籾を籾入袋に入れる。カッターフレーム31dをホッパー支持フレーム30cの後端部と連結した構成とし、作業者が背もたれできる背もたれ部材90の回動支点取付部材90aをカッターフレーム31dの頂部に設ける。
【0009】
作業者が脱穀機側壁面に開閉自在に取り付けたメインキャリア35上で作業する時には、背もたれ部材90を機体右側に張り出すように回動させると、回動支点取付部材90aの端面と前記背もたれ部材90の端面とが当接して該背もたれ部材90の張り出し姿勢が支持される。このため、作業者が前記背もたれ部材90の自由端側に設けたクッション材からなる背もたれ90bに背中を支持させながら作業を行うことができ、又それ以上前記背もたれ部材90が下がらないので安全である。前記回動支点取付部材90aでストッパの役割を兼ねることができるので安価な構成となり、また背もたれ部材90を収納する時には、例えば図8(b)の一点鎖線で示す位置に背もたれ部材90を回動させる。このように背もたれ部材90を収納する時には、ホッパー30の左側と脱穀装置6の扱胴カバー6eの間でホッパー30の上面とほぼ同じ高さに収納可能としている。このように、背もたれ部材90を収納した時にも、該背もたれ部材90がコンバインの高さより高くなることが無く、コンバインをコンパクトに構成でき、脱穀装置6の扱胴カバー6eを開けても干渉することがない。
なお、図1、図2に示すように、図示しないエンジンのエアクリーナよりも上手に、該エアクリーナによって濾過する前の外気を予め濾過する第1エアクリーナ16が設けられている。
【0010】
図2(a)の機体平面図と図2(b)の第2サブキャリア部分の背面図に示すように、ホッパー30の下方に配置されるメインキャリア35を設け、該メインキャリア35の外側に第1サブキャリア37を設ける。第1サブキャリア37とメインキャリア35との接続部には第1サブキャリア37をメインキャリア35の上側に折り畳むことができるようにヒンジ35aを設けている。
第1サブキャリア37をメインキャリア35上に折り畳むことで、例えばコンバインを車庫などに収納する時には収納スペースを小さくすることができる。
【0011】
また、メインキャリア35と第1サブキャリア37の後方には、該メインキャリア35及び第1サブキャリア37の横幅と同じ幅の第2サブキャリア38を設け、第1サブキャリア37の後端を支点として第2サブキャリア38を折り曲げ可能に構成して、第2サブキャリア38の先端を地面に接触させるように傾斜させることができる。なお、第2サブキャリア38は、第1サブキャリア37の後端に対向する右側部分38aとメインキャリア35の後端に対向する左側部分38bとに左右に二分割されており、右側部分38aの前端部を第1サブキャリア37の後端部に固定した左右のステー39に対して左右方向の軸芯P回りに軸着して取り付ける。そして、左側部分38bの右側端部を、右側部分38aの左側端部に、前記ヒンジ35aと同軸芯で軸着する。
【0012】
第2サブキャリア38の先端を地面に接触させるように第2サブキャリア38を傾斜させることで、第1サブキャリア37上にあった籾入袋を地上に降ろすことができ、作業者の籾入袋の搬送の負担を軽減できる。また、メインキャリア35と第1サブキャリア37上の籾入袋を、後ろ下がり傾斜姿勢とした第2サブキャリア38上を滑らせて走行方向後側の地面に円滑に降ろすことができるので、この籾入袋が地面との摩擦で破れにくく、籾入袋の姿勢が安定し、コンバインによる収穫作業の能率を高めることができる。
【0013】
また、図3の平面図、図4の背面図に示す本発明の別実施例であるコンバインのメインキャリア35と第1サブキャリア37の組み合わせでは、第1サブキャリア37の左側端に設けたステー39を支点として第2サブキャリア38の外側側面を地面に接触させるように傾斜させる構成とする。
【0014】
また、第1サブキャリア37の外側側面の上方に位置する背もたれ用のL字状のアーム90を設け、該アーム90の基部を機体本体側に支持させている。L字状のアーム90の背もたれ90bは第1サブキャリア37の外側側面より機体側にあるため、作業者が傾斜した第2サブキャリア38に乗るおそれはない。
【0015】
図5の背面図に示すように、第1サブキャリア37の上面の機体前後方向の端部と第2サブキャリア38の機体前後方向の上面との間にはそれぞれスプリング40を設けているので、第2サブキャリア38上に籾入袋を載せても、その荷重を支持することができる。またこのスプリング40は支点越えができるので、ステー39を支点として第2サブキャリア38の外側側面を地面に接触させるように傾斜させることができる。
【0016】
また、図6の平面図と図7の背面図に示すように、第1サブキャリア37の下面に基部が支持された油圧シリンダ41の先端部を第2サブキャリア38の下面に接続することで、操作レバー43による油圧シリンダ41の伸縮で第1サブキャリア37の左側端に設けたステー39を支点として第2サブキャリア38の外側側面を地面に接触させるように傾斜させることができる。
【0017】
また、図8(a)の平面図と図8(b)の背面図(柵51は図示せず)、図9(a)のフレームとガードとその関連部材の取付構造の斜視図、図9(b)の2つのガードとその関連部材の取付構造の斜視図により本発明の一実施例のガードとその関連部材の構成を説明する。
本実施例では、メインキャリア35と第1サブキャリア37の後端部を排藁カッタ部31に隣接する位置まで後ろに伸ばした構成にする。この場合は、より多くの籾を袋積めにして一時的にメインキャリア35と第1サブキャリア37に載置できる。
【0018】
図8に示すように、ホッパー30の後方部位に固定される第1ステー42に設けられる回動支点を有し、メインキャリア35と第1サブキャリア37を横断して第1サブキャリア37の外側まで達する水平方向に伸びる第1ガード44と該第1ガード44の先端部に設けた接続部材46と該接続部材46に端部が接続され、第1サブキャリア37の外側側部で下方に伸びる第2ガード45を設ける。該第2ガード45は接続部材46に支持される支持ピン48を中心に図9(b)に示す矢印S1方向(機体の前後方向)に回動自在に支持される。また、メインキャリア35と第1サブキャリア37の後端部には柵51を配置しておき、籾入袋などが落下しないようにする。
【0019】
また、前記第1ステー42には機体(車体)の後方に伸び、メインキャリア35の後端部側で下方に折れ曲がり、メインキャリア35上に達するL字状のフレーム50が支持されている。フレーム50の下方に設けられた一対の板片50a,50bと該一対の板片50a,50bに掛け渡されたガード支持用のピン50cとの間に第1ガード44の先端部を挿し込むことで、該第1ガード44を支持する。
【0020】
この構成でメインキャリア35とサブキャリア37の上に載置した籾入袋は第1ガード44と第2ガード45とフレーム50で外に落下しないように保持でき、また籾入袋は取り出すときには第2ガード45を矢印S1方向(図9(b))に回動させて、メインキャリア35、サブキャリア37上を開放して作業性を確保できる。
【0021】
また、図10(a)にコンバイン後半分の平面図、図10(b)にコンバインの背面図、図10(c)にサブキャリア連動ガードとその関連部材の構成図を示す。
ホッパー30の後方部位に固定される第1ステー42に設けられる回動支点54aを有し、メインキャリア35と第1サブキャリア37を横断して第1サブキャリア37の外側側部で下方に折れ曲がるL字状のガード54を設ける。該ガード54はその水平部に設けた回動支点54aを中心に図10(b)、図10(c)の矢印S3方向又はその反対方向に回動可能としている。前記第1ステー42には機体(車体)の後方に伸び、メインキャリア35の後端部側で下方に折れ曲がり、メインキャリア35上に達するL字状のフレーム50が支持されている。
【0022】
また、ガード54の先端部に上下方向に貫通する穴を設け、該穴に上端部が挿入され、鉛直方向に摺動する鉛直摺動ロッド55(図10(a)、図10(b)に図示せず)を設ける。該鉛直摺動ロッド55の上端部にはガード54の穴から鉛直摺動ロッド55が抜け出ないように、該穴より大きな径の上板56を固定している。またガード54の穴の下方に位置する鉛直摺動ロッド55にもガード54の穴径より大きな径の下板57を鉛直摺動ロッド55を貫通して上下動自在に設けている。また鉛直摺動ロッド55の回りにはスプリング59が設けられ、該スプリング59の下端はロッド55に取り付けたプレート61に固定され、上端は下板57に当接している。さらに鉛直摺動ロッド55の下端はメインキャリア35を貫通して下方に伸び、該ロッド先端部には下面が上面より小さいテーパ状の斜面を備えたカム部材55aを設けている。
【0023】
さらにカム部材55aの外面に当接する位置に円弧状の窪みを有するプレート63を有するサブキャリア作動ロッド64を水平方向に摺動可能に機体フレーム1に支持させる。該サブキャリア作動ロッド64の前記プレート取付部とは反対側の端部には湾曲した上面を有するブロック65を取り付けている。
【0024】
前記サブキャリア作動ロッド64の中央部にはスプリング67と該スプリング67の一端に当接するステー68がロッド64に遊嵌され、またスプリング67の他端はロッド64に固定された板材62に支持されている。そして鉛直摺動ロッド55のカム部材55aのテーパ状の斜面がサブキャリア作動ロッド64のプレート63の円弧状の窪みに当接しながら上下方向に移動するとサブキャリア作動ロッド64も左右方向に摺動する。すなわち、鉛直摺動ロッド55が下動するとサブキャリア作動ロッド64は右方向に摺動し、鉛直摺動ロッド55が上動するとサブキャリア作動ロッド64は左方向に摺動する。
【0025】
このサブキャリア作動ロッド64の左右方向の摺動により、ブロック65の上面の湾曲面がサブキャリア37の裏面に配置した傾斜部材69を押圧することでメインキャリア側に回動支点37aがあるサブキャリア37が上下方向に揺動する。
サブキャリア37の上面にはガード54の下端部が当接しているので、サブキャリア37の矢印S2方向の動きにより、サブキャリア作動ロッド64が左方向に摺動し、ついでロッド55が上動し、ガード54が回動支点54aを中心とするS3方向に揺動する。
こうしてサブキャリア37を傾斜させても、その上に載置した籾入袋の上にはガード54が覆い被さるので、人間がガード54の上下動をしなくても、サブキャリア37上に載置した籾入袋をガード54が覆うことができ、不用意に籾入袋がサブキャリア37上から落下しない。
【0026】
また、ガード54を回動支点54aを中心にしてS3方向に回転させるとき、ガード54の先端部がサブキャリア37の上面に軽く接触する程度にしておくためにガード先端部を徐々に短縮させる必要があるので、図11に示すようなガード54の先端部に別部材58を挿脱可能に取り付け、ガード54の先端部に多段状に穴54bを設けておき、ガード54のS3方向への回転に伴って別部材58をガード54の先端部内に順次挿入していくことで、ガード先端部を徐々に短縮させる。なお別部材58の一端にはガード54の穴に挿入可能なピン58aをスプリング58bにより突出自在に設け、また別部材58の他端には取手58cを取り付けているので、作業者が取手58cを握って、ガード54の先端部を徐々に短縮させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、圃場において穀類の収穫作業を行う農業用のコンバインに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施例のコンバインの右側面図を示す。
【図2】図1のコンバインの平面図(図2(a))と第2サブキャリア部分の背面図(図2(b)を示す。
【図3】本発明の一実施例のコンバインの平面図を示す。
【図4】図3のコンバインの背面図を示す。
【図5】本発明の一実施例のコンバインの背面図を示す。
【図6】本発明の一実施例のコンバインの平面図を示す。
【図7】図6のコンバインの背面図を示す。
【図8】本発明の一実施例のコンバインの平面図(図8(a))と背面図(図8(b))を示す。
【図9】図8のコンバインのフレームとガードとその関連部材の取付構造の斜視図(図9(a))と2つのガードとその関連部材の取付構造の斜視図(図9(b))を示す。
【図10】本発明の一実施例のコンバイン後半分の平面図(図10(a))と背面図(図10(b))、サブキャリア連動ガードとその関連部材の構成図(図10(c))を示す。
【図11】図10のコンバインに用いるガードの先端部の短縮装置の構造図を示す。
【符号の説明】
【0029】
1 機体フレーム 2 クローラ
3 走行装置 5 刈取装置
6 脱穀装置 7 操縦部
9 縦支持フレーム 10 分草体
11 引起装置 13 エンジンカバー
16 第1エアクリーナ
30 ホッパー(グレンタンク)
31 排藁カッタ部 35 メインキャリア
35a ヒンジ 37 第1サブキャリア
38 第2サブキャリア 39 ステー
40 スプリング 41 油圧シリンダ
42 第1ステー 43 操作レバー
44 第1ガード 45 第2ガード
46 接続部材 48 支持ピン
50 L字状のフレーム 51 柵
54 ガード 55 鉛直摺動ロッド
55a カム部材 56 上板
57 下板 58 別部材
59 スプリング 61 プレート
62 板材 63 プレート
64 サブキャリア作動ロッド
65 ブロック 67 スプリング
68 ステー 69 傾斜部材
90 背もたれ部材(L字状のアーム)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱穀された穀粒を一時貯留する穀粒貯留用のホッパー(30)と、該ホッパー(30)の近傍に配置した籾入袋載置用のメインキャリア(35)を備えたコンバインであって、
メインキャリア(35)の側部に第1サブキャリア(37)を開閉自在に取り付け、該メインキャリア(35)及び第1サブキャリア(37)の後側に後ろ下がり傾斜姿勢に姿勢変更可能な第2サブキャリア(38)を設けたことを特徴とするコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−130951(P2010−130951A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−309984(P2008−309984)
【出願日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】