説明

コンピュータ切り替え装置、初期設定方法、および装置のプログラム

【課題】ユーザが初期設定を行う必要なく、自動的にディスプレイ情報の初期設定を行うことができるコンピュータ切り替え装置、初期設定方法、および装置のプログラムを提供する。
【解決手段】ディスプレイと、複数のコンピュータとに接続されて用いられ、その接続されたコンピュータからの要求に応じてディスプレイの設定情報を送信するコンピュータ切り替え装置が、ディスプレイの設定情報を取得するディスプレイ情報取得手段と、そのディスプレイ情報取得手段により取得された設定情報を格納するディスプレイ情報格納手段と、を備えるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1つのディスプレイで複数台のコンピュータを切り替えて使用することができるコンピュータ切り替え装置、初期設定方法、および装置のプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、KVMスイッチ(Keyboard/Video/Mouse switch;コンピュータ切り替え装置)は、複数台のコンピュータを接続させ、それら複数台のコンピュータを1つのディスプレイで切り替えて使用できるようになっている。
【0003】
また、本発明の関連技術の切り替え装置として、ディスプレイ情報を複数のメモリに保存することで、接続されているコンピュータ毎にそれぞれ同様の情報を保存し、接続されているコンピュータ全てに同様の情報を与え、擬似的なディスプレイとするものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、本発明の関連技術として、接続端子をディスプレイに接続してディスプレイ情報を取得した後、その接続端子をディスプレイから外してコンピュータに接続し、コンピュータからの要求に応じてディスプレイ情報を出力するディスプレイアダプタがある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−100241号公報
【特許文献2】特開2001−195341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した一般的なKVMスイッチは、LCD(liquid crystal display)の情報として予めDefaultの設定情報を格納しており、KVMスイッチ導入直後はこのDefault設定情報をサーバに送信してしまっていた。
【0007】
また、サーバに正しいLCD情報を提供する為には、KVMスイッチの設定画面を起動し、LCD情報の取得作業を行った後にサーバを再起動する手順を踏まないとサーバは正しいLCDの情報で画面表示することができなかった。
【0008】
また、上述した特許文献1のものは、切り替えにより選択されていないコンピュータに対しても擬似的にディスプレイとして機能させようとするものであり、初期設定を自動化することについてまで考慮されたものではなかった。
【0009】
また、上述した特許文献2のものは、光ファイバにより長距離伝送を行うためのディスプレイアダプタとして、一時的に接続した1台のコンピュータのディスプレイ情報を記憶して出力するものであり、複数のコンピュータを接続させる切り替え装置の初期設定を自動化することについてまで考慮されたものではなかった。
【0010】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが初期設定を行う必要なく、自動的にディスプレイ情報の初期設定を行うことができるコンピュータ切り替え装置、初期設定方法、および装置のプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
かかる目的を達成するために、本発明に係るコンピュータ切り替え装置は、ディスプレイと、複数のコンピュータとに接続されて用いられ、該接続されたコンピュータからの要求に応じて上記ディスプレイの設定情報を送信するコンピュータ切り替え装置であって、上記ディスプレイの設定情報を取得するディスプレイ情報取得手段と、上記ディスプレイ情報取得手段により取得された設定情報を格納するディスプレイ情報格納手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る初期設定方法は、ディスプレイと、複数のコンピュータとに接続されて用いられ、該接続されたコンピュータからの要求に応じて上記ディスプレイの設定情報を送信するコンピュータ切り替え装置の初期設定方法であって、上記ディスプレイの設定情報を取得するディスプレイ情報取得工程と、上記ディスプレイ情報取得工程により取得された設定情報を格納するディスプレイ情報格納工程と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係るコンピュータ切り替え装置のプログラムは、ディスプレイと、複数のコンピュータとに接続されて用いられ、該接続されたコンピュータからの要求に応じて上記ディスプレイの設定情報を送信するコンピュータ切り替え装置のプログラムであって、上記ディスプレイの設定情報を取得するディスプレイ情報取得処理と、上記ディスプレイ情報取得処理により取得された設定情報を格納するディスプレイ情報格納処理と、を上記コンピュータ切り替え装置に実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明によれば、ユーザが初期設定を行う必要なく、自動的にディスプレイ情報の初期設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の各実施形態の構成概略を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態としてのKVMスイッチ周りの構成例を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態による動作例を示すシーケンス図である。
【図4】本発明の第2の実施形態としてのKVMスイッチ周りの構成例を示すブロック図である。
【図5】第2の実施形態による動作例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明に係るコンピュータ切り替え装置、初期設定方法、および装置のプログラムをKVMスイッチに適用した一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0017】
まず、本実施形態の概略について説明する。
本実施形態のコンピュータ切り替え装置(KVMスイッチ)は、図1に示すように、ディスプレイと、複数のコンピュータとに接続されて用いられる。そして、ディスプレイ情報取得手段が、接続されたディスプレイの設定情報を取得し、ディスプレイ情報格納手段が、そのディスプレイ情報取得手段により取得された設定情報を格納する。
このことにより、接続されたコンピュータからの要求を受信すると、その要求に応じて、ディスプレイ情報格納手段に格納されたディスプレイの設定情報を要求元のコンピュータに送信する。
【0018】
ディスプレイ情報取得手段および前記ディスプレイ情報格納手段はKVMスイッチ内のマイコンに設けられ、そのマイコンの初期化動作として、上述したディスプレイの設定情報の取得や格納が行われる。
【0019】
より詳述すると、本実施形態では、KVMスイッチの起動時に、KVMスイッチは自動的にLCDからLCD情報(設定情報)を読み取り、KVMスイッチに接続したPCまたはサーバが起動する際に読み取ったLCD情報を供給する。このことにより、ユーザはKVMスイッチにLCD情報を設定すること無く適切な画面表示が可能となる。
【0020】
このため、本実施形態のKVMスイッチは、コンソールポートに接続されたLCDのLCD情報を予め取得する手段と、予め取得したLCD情報を格納する手段とを有する。
この予め取得したLCD情報を格納する手段を有することにより、KVMスイッチに接続されたサーバが最初に起動した時から、適切なLCD情報をKVMスイッチはサーバに送信でき、各サーバに最適な状態で画面表示させることができる。
【0021】
本実施形態では、LCDの設定を自動的に行うためのLCD情報として、VESA(Video Electronics Standards Association)で策定されたEDID(Extended Display Identification Data)規格に準拠し、製品の基本情報、メーカー情報、画面に表示可能または入力可能な映像に関する情報、入力可能な音声に関する情報などを含むEDIDデータを用いる。
【0022】
次に、本発明の実施形態の動作の概略について、図2、図3を参照して説明する。
本実施形態では、KVMスイッチに電源が供給されると同時にLCD情報を予め取得、格納することにより、KVMスイッチに接続されたサーバの初回電源投入時に、KVMスイッチに接続されたLCDの設定情報を供給することを可能としている。
【0023】
KVMスイッチ(K)のACインレットにACケーブル(AC1)が接続されると、KVMスイッチ(K)のPower Unit(KP)に電源が入り、Power Unit(KP)はマイコン(KM)に電力を供給する。
【0024】
マイコン(KM)は電力が供給されると自身の初期化を行い、その初期化の最後にKVMスイッチのコンソールポートに接続されたLCD(L)に対してLCD情報の送信要求を送る。
【0025】
LCD(L)はVESA規格に則り、LCD(L)内のLCD情報格納部(L1)に格納しているLCD情報をKVMスイッチ(K)に送信する。
【0026】
KVMスイッチ(K)はLCD(L)から送信されたLCD情報を受信すると、マイコン(KM)に内蔵されたLCD情報格納部(KL1)にLCD情報を保持する。
【0027】
次に、本発明の実施例の構成について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の実施例は、1つのコンソールセットを8台のサーバで共有することができるKVMスイッチ(K)は、KVMスイッチ(K)にAC電源を供給するAC(AC1)と、KVMスイッチ(K)に供給されたAC電源をKVMスイッチ(K)内部で使用する直流電源として供給するPower Unit(KP)と、KVMスイッチ(K)の各ポートの切り替えやコンソールからの信号やVGA信号を制御するマイコン(KM)と、サーバを接続させるポート(K1、K2、K3・・・K8)とを備えて構成されている。
また、マイコン(KM)内に、LCDから送信されてくるLCD情報を格納するLCD情報格納部(KL1)を備える。
【0028】
KVMスイッチ(K)のコンソールポートに接続されるLCD(L)は、自分がどの様なLCDであるかを示す上述したLCD情報を、装置内のLCD情報格納部(L1)に格納する。
【0029】
KVMスイッチ(K)のポート(K1、K2、K3・・・K8)に接続された各サーバ(SV1、SV2、SV3・・・SV8)は、それぞれLCDから送信されてくるLCD情報を格納するLCD情報格納部(SVL1、SVL2、・・・)を備える。
【0030】
次に、図3のシーケンス図を参照して、本発明の第1の実施例の動作について詳細に説明する。
【0031】
まず、KVMスイッチ(K)のAC(AC1)により電源にKVMスイッチ(K)を接続する(ステップS1)。次に、マイコン(KM)が初期化される(ステップS2)。次に、マイコン(KM)からLCD(L)に対してLCD情報の要求コマンドが発信される(ステップS3)。
【0032】
次に、LCD(L)は、KVMスイッチ(K)からのLCD情報要求に対してLCD情報を送信する(ステップS4)。次に、KVMスイッチ(KM)はLCDから送信されたLCD情報を受信する(ステップS5)。次に、受信したLCD情報をマイコン(KM)内のLCD情報格納部に格納する(ステップS6)。最後に、LCD情報の格納が完了するとマイコンの初期化が完了し、KVMスイッチ(KM)は使用可能となる(ステップS7)。
【0033】
次に、本発明の第1の実施例の効果について説明する。
本発明の第1の実施例では、マイコン(KM)の初期化時にLCD情報を取得、格納するように構成されているため、サーバポートに接続されたサーバが初めて起動した際にも、KVMスイッチのコンソールポートに接続されたLCDのLCD情報をサーバに送信することができる。このため、接続された何れのサーバについても常に適切な解像度での画面表示が可能となる。
【0034】
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施例の構成について図4を参照して詳細に説明する。
1つのコンソールセットを8台のサーバで共有することができるKVMスイッチ(K)には、各サーバが接続されるポートからのPS/2 I/F(interface)の電源信号やUSB I/Fの電源信号等が接続されるKVM Start Unit(KS)と、KVMスイッチ(K)の各ポートの切り替えやコンソールからの信号やVGA信号を制御するマイコン(KM)と、サーバを接続させるポート(K1、K2、K3・・・K8)とを備えて構成されている。
【0035】
KVM Start Unit(KS)は、各サーバポートに接続されたPS/2 I/Fの電源信号やUSB I/Fの電源信号等からの5Vが供給されると、その電源供給を検出し、マイコン(KM)に対して初期化信号を送信する。
また、マイコン(KM)内に、LCDから送信されてくるLCD情報を格納するLCD情報格納部(KL1)を備える。
【0036】
KVMスイッチ(K)のコンソールポートに接続されるLCD(L)は、自分がどの様なLCDであるかを示すLCD情報を、装置内のLCD情報格納部(L1)に格納する。
【0037】
KVMスイッチ(K)のポート(K1、K2、K3・・・K8)に接続された各サーバ(SV1、SV2、SV3・・・SV8)は、それぞれLCDから送信されてくるLCD情報を格納するLCD情報格納部(SVL1、SVL2、・・・)を備える。
【0038】
次に、図5のシーケンス図を参照して、本発明の第2の実施例の動作について詳細に説明する。
【0039】
まず、各サーバポートに接続されたPS/2 I/Fの電源信号やUSB I/Fの電源信号等からの5Vが最初にKVMスイッチに供給されると(ステップS11)、KVM Start Unit(KS)は、マイコン(KM)に初期化信号を送信する(ステップS12)。
【0040】
次に、KVM Start Unit(KS)からの初期化信号を受けてマイコン(KM)の初期化処理が行われる(ステップS13)。次に、マイコン(KM)からLCD(L)に対してLCD情報の要求コマンドが発信される(ステップS14)。
【0041】
次に、LCD(L)は、KVMスイッチ(K)からのLCD情報要求に対してLCD情報を送信する(ステップS15)。次に、KVMスイッチ(KM)はLCDから送信されたLCD情報を受信する(ステップS16)。次に、受信されたLCD情報をマイコン(KM)内のLCD情報格納部が格納する(ステップS17)。
【0042】
最後に、LCD情報の格納が完了するとマイコンの初期化が完了し、KVMスイッチ(KM)は使用可能となる(ステップS18)。
【0043】
次に、本発明の第2の実施例の効果について説明する。
本発明の第2の実施例では、KVMスイッチ(K)にAC電源が供給されていない状態で、上述した第1の実施例と同様にサーバポートに接続されたサーバが初めて起動した場合であっても、KVMスイッチのコンソールポートに接続されたLCDのLCD情報をサーバに送信することができる、このため、接続された何れのサーバについても常に適切な解像度での画面表示が可能となる。
【0044】
なお、上述した各実施形態は本発明の好適な実施形態であり、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々変形して実施することが可能である。
【0045】
例えば、上述した各実施形態としてのコンピュータ切り替え装置を実現するための処理手順をプログラムとして記録媒体に記録することにより、本発明の各実施形態による上述した各機能を、その記録媒体から供給されるプログラムによって、装置を構成するコンピュータのCPUに処理を行わせて実現させることができる。
この場合、上記の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
すなわち、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体および該記録媒体から読み出された信号は本発明を構成することになる。
この記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROM等を用いてよい。
【0046】
この本発明に係るプログラムによれば、当該プログラムによって制御されるコンピュータ切り替え装置に、上述した各実施形態における各機能を実現させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明によれば、ラックシステムに搭載したサーバ等に接続されて用いられるKVMスイッチの用途などに適用できる。
【符号の説明】
【0048】
K KVMスイッチ
KL1 LCD情報格納部
AC1 ACケーブル
KM マイコン
KP Power Unit
KS KVM Start Unit
L LCD
SV サーバ
SVL LCD情報格納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイと、複数のコンピュータとに接続されて用いられ、該接続されたコンピュータからの要求に応じて前記ディスプレイの設定情報を送信するコンピュータ切り替え装置であって、
前記ディスプレイの設定情報を取得するディスプレイ情報取得手段と、
前記ディスプレイ情報取得手段により取得された設定情報を格納するディスプレイ情報格納手段と、を備えたことを特徴とするコンピュータ切り替え装置。
【請求項2】
前記コンピュータ切り替え装置の電源ONを検出する電源検出手段を備え、
前記ディスプレイ情報取得手段は、前記電源検出手段により電源ONが検出されると、前記ディスプレイの設定情報を取得することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ切り替え装置。
【請求項3】
接続されたコンピュータからの電源供給を検出する供給検出手段を備え、
前記ディスプレイ情報取得手段は、前記供給検出手段により電源供給が検出されると、前記ディスプレイの設定情報を取得することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ切り替え装置。
【請求項4】
前記ディスプレイ情報取得手段および前記ディスプレイ情報格納手段はマイコン内に設けられ、
前記マイコン初期化の際に、前記ディスプレイ情報取得手段による前記取得および前記ディスプレイ情報格納手段による前記格納が行われ、該格納により前記初期化を完了することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のコンピュータ切り替え装置。
【請求項5】
前記ディスプレイ情報格納手段に格納された設定情報を、前記コンピュータ切り替え装置に接続されたコンピュータに送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のコンピュータ切り替え装置。
【請求項6】
ディスプレイと、複数のコンピュータとに接続されて用いられ、該接続されたコンピュータからの要求に応じて前記ディスプレイの設定情報を送信するコンピュータ切り替え装置の初期設定方法であって、
前記ディスプレイの設定情報を取得するディスプレイ情報取得工程と、
前記ディスプレイ情報取得工程により取得された設定情報を格納するディスプレイ情報格納工程と、を備えたことを特徴とする初期設定方法。
【請求項7】
前記コンピュータ切り替え装置の電源ONを検出する電源検出工程を備え、
前記ディスプレイ情報取得工程では、前記電源検出工程により電源ONが検出されると、前記ディスプレイの設定情報を取得することを特徴とする請求項6記載の初期設定方法。
【請求項8】
接続されたコンピュータからの電源供給を検出する供給検出工程を備え、
前記ディスプレイ情報取得工程では、前記供給検出工程により電源供給が検出されると、前記ディスプレイの設定情報を取得することを特徴とする請求項6記載の初期設定方法。
【請求項9】
前記ディスプレイ情報取得工程および前記ディスプレイ情報格納工程は、前記コンピュータ切り替え装置内のマイコン初期化の際に行われ、前記ディスプレイ情報格納工程の完了により前記初期化が完了することを特徴とする請求項6から8の何れか1項に記載の初期設定方法。
【請求項10】
前記ディスプレイ情報格納工程で格納された設定情報を、前記コンピュータ切り替え装置に接続されたコンピュータに送信する送信工程を備えたことを特徴とする請求項6から9の何れか1項に記載の初期設定方法。
【請求項11】
ディスプレイと、複数のコンピュータとに接続されて用いられ、該接続されたコンピュータからの要求に応じて前記ディスプレイの設定情報を送信するコンピュータ切り替え装置のプログラムであって、
前記ディスプレイの設定情報を取得するディスプレイ情報取得処理と、
前記ディスプレイ情報取得処理により取得された設定情報を格納するディスプレイ情報格納処理と、を前記コンピュータ切り替え装置に実行させることを特徴とするコンピュータ切り替え装置のプログラム。
【請求項12】
前記コンピュータ切り替え装置の電源ONを検出する電源検出処理を前記コンピュータ切り替え装置に実行させ、
前記ディスプレイ情報取得処理では、前記電源検出処理により電源ONが検出されると、前記ディスプレイの設定情報を取得することを特徴とする請求項11記載のコンピュータ切り替え装置のプログラム。
【請求項13】
接続されたコンピュータからの電源供給を検出する供給検出処理を前記コンピュータ切り替え装置に実行させ、
前記ディスプレイ情報取得処理では、前記供給検出処理により電源供給が検出されると、前記ディスプレイの設定情報を取得することを特徴とする請求項11記載のコンピュータ切り替え装置のプログラム。
【請求項14】
前記ディスプレイ情報取得処理および前記ディスプレイ情報格納処理は、前記コンピュータ切り替え装置内のマイコン初期化の際に実行され、前記ディスプレイ情報格納処理の完了により前記初期化が完了することを特徴とする請求項11から13の何れか1項に記載のコンピュータ切り替え装置のプログラム。
【請求項15】
前記ディスプレイ情報格納処理で格納された設定情報を、前記コンピュータ切り替え装置に接続されたコンピュータに送信する送信処理を前記コンピュータ切り替え装置に実行させることを特徴とする請求項11から14の何れか1項に記載のコンピュータ切り替え装置のプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2010−205181(P2010−205181A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−52682(P2009−52682)
【出願日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【出願人】(000168285)エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 (572)
【Fターム(参考)】