説明

コンピュータ機器用排出機構

機器から着脱可能なモジュールを排出する排出機構は、第2レバー部分にスナップフィット結合する第1レバー部分を含む2部分の排出レバーを備え、モジュールが機器内にロックされている場合に着脱可能なモジュールを排出しようとしてユーザが排出レバーを引くと、第1レバー部分が第2レバー部分から分離できるように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
コンピュータ機器によっては、着脱可能なモジュール(規格化されたユニット)を備えるものがある。例えば、ノートパソコン及びノートパソコンのドッキングステーションは、着脱可能な記憶ドライブを含むことがある。セキュリティ機能として、そうしたコンピュータ機器は、窃盗を防止するために、着脱可能なモジュールを所定の位置に固定するキーロック等の機能を含むことが多い。
【0002】
着脱可能なモジュールをコンピュータ機器内でロックしてある場合、ロック状態が観察者に容易に分からないかも知れない。そのため、機器の所有者、又は窃盗犯等は、機器に設けた排出レバーを使用してモジュールを排出しようとするかも知れない。そうした状況では、モジュールはロック解除している場合のようにはレバーが枢動しないようにしてある。モジュールを排出しようとする者がそうした事が分からずに、レバーを十分強く引けばモジュールを排出できるかも知れないと信じて、より強い力でレバーを引き続けるかも知れない。無理な力がレバーにかかると、不運にもレバーが破損する可能性があり、そうなった場合、ロック解除してもモジュールを取出せず、そうした取出しを可能にするために、レバーを交換しなければならなくなる。
【発明の概要】
【0003】
上述したように、コンピュータ機器内にロックされている着脱可能なモジュールを排出しようとすると、排出レバーが破損する可能性がある。以下で開示するのは、そうした破損の可能性を少なくするよう設計した排出機構である。実施形態によっては、排出機構は、着脱可能なモジュールを排出するのに使用する2部分から成るスナップフィット(カチッと音を立てて係止する)排出レバーを備える。モジュールのロックが解除されている場合、排出レバーは、従来の排出レバーと同様の方法で動作する。しかしながら、着脱可能なモジュールがロックされている場合には、モジュールを取出そうとして無理な力がレバーにかかると、レバーの2部分が分離するようになっている。レバーの破損を防ぐだけでなく、この分離により、モジュールはロックされており、現在はレバーを使用してモジュールを取出せないことを、ユーザに明確に示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
開示した排出機構について、以下の図面を参照して一層理解できるであろう。図面の構成要素は必ずしも正確な縮尺通りではない。
【図1】排出機構を使用して排出できる着脱可能なモジュールを組み込んだ計算装置の斜視図であり、排出機構を第1位置で示している。
【図2】図1の計算装置の更なる斜視図であり、排出機構を第2位置で示している。
【図3】図1の計算装置の更なる斜視図であり、排出機構を第3位置で示している。
【図4】図3に示した第3位置にある排出機構の詳細図である。
【図5】図1〜図4に示した排出機構の排出レバーの前面斜視図である。
【図6】図5の排出レバーの後面斜視図である。
【図7】図5及び図6の排出レバーの第1部分の斜視図である。
【図8】図5及び図6の排出レバーの第2部分の斜視図である。
【図9】図5及び図6の排出レバーと関連させて使用する図1〜図3のコンピュータ機器の内部キャリッジの斜視図である。
【図10A】図1で説明した第1位置での図5及び図6の排出レバーと図9のキャリッジの平面図である。
【図10B】図2で説明した第2位置での図5及び図6の排出レバーと図9のキャリッジの平面図である。
【図10C】図3で説明した第3位置での図5及び図6の排出レバーと図9のキャリッジの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
次に、更に詳細に図面を参照するが、図面では同じ番号は全図を通して対応する部分を示しており、図1では、ノートパソコンのドッキングステーションの形でコンピュータ機器10を説明する。ドッキングステーションについて、明示的に説明し特定したが、ドッキングステーションは単に1実施例として挙げたに過ぎない点に注意されたい。従って、本開示に関する教示は、排出機構で排出できる着脱可能なモジュールを備える他のコンピュータ機器にも、等しく適用できるものとする。
【0006】
図1に示すように、コンピュータ機器10は、着脱可能なモジュール16を挿入できる内部空間又はモジュールベイ14を形成する外側ハウジング12を備える。一例として、モジュール16は、ハードドライブや光学ドライブ等の記憶モジュールを備える。とにかく、機器10の側面に設けたパネル20の側から使用できる排出機構18を使用して、モジュール16をベイ14から取出せる。図1に更に示すように、排出機構18は、ユーザが引いてモジュール16を少なくとも部分的に排出できる排出レバー22を備える。図1では、排出レバー22が第1又は閉位置にあり、この位置では、レバーの外面がパネル20と略平行及び/又は同一平面となる。
【0007】
着脱可能なモジュール16の排出について図2で示している。同図で示すように、排出レバー22を引いて、開位置に枢動させている。このようにレバー22を枢動させると、内部キャリッジ(図9及び図10を参照)がモジュール16をモジュールのベイ14から部分的に排出させ、それによりユーザがモジュールをコンピュータ機器10から引出せるようにする。図2で示したように、この排出を行なった際に、モジュール16の極一部だけを機器10から延出させてもよい。
【0008】
次に、図3を参照すると、図示しているのは、着脱可能なモジュール16をコンピュータ機器10内にロックし、排出レバー18を使用して強制的にモジュールをベイ14から外に出そうとした状況の結果である。図3に対応する図4の詳細図で示したように、こうした動作により第1レバー部又はレバー18の第1部分24を、第2レバー部又はレバーの第2部分26から分離させ、それによりレバーは第3位置又は分離位置になる。上述したように、こうした分離によって、レバー22の破損を防ぐと共に、モジュール16はロックされており、モジュールをロック解除するまで、レバーを使用して取出せないことを、ユーザに明確に示すことができる。
【0009】
図5及び図6では、排出機構18の排出レバー18を示している。これらの図で示すように、レバー18の第1又は外側アーム部分を形成する第1レバー部分24は、第2レバー部分26にスナップフィットしている。第1レバー部分24は、第1面又は外面28と第2面又は内面30を含む、略細長く平面な長方形の部材を備えている。第1レバー部分24を第2レバー部分26から独立させて図示した図7を参照すると、内面30には様々な特徴部分が備えられている。図示した実施形態では、これらの特徴部分は、第1レバー部分24の第1又は近位縁(枢動ピン支持体24に近い方の縁の部分)33に隣接する内面30から外に延在する枢動ピン支持体32を含む。各支持体32は、枢動ピン36(図5及び図6)が挿通可能な開口部34を備えている。後述するように、第1レバー部分24と排出レバー18は、レバー動作中に枢動ピン36の周りを枢動できる。
【0010】
更に図7を参照すると、第1レバー部分24はまた、第2レバー部分26を受け入れるように構成した、内面30から延在するスナップ要素を含む。図示した実施形態では、スナップ要素は、2つのブロック形をしたスナップ要素36と2つの筒状スナップ要素38を含む。更に、スナップ要素は、第2縁部又は遠位縁41に隣接した、内面30から延在する掛止要素40を含む。図7に示したように、掛止要素40は、後述するが、第1レバー部分と第2レバー部分を互いに結合する際に第2レバー部分26を把持するリップ42を含んでいる。
【0011】
再び図5及び図6を参照すると、第2レバー部分26は排出レバー22の本体44を形成している。図8では、第2レバー部分26を第1レバー部分24から独立させて示しているが、同図で最も明瞭に示したように、本体44は、枢動ピン36が挿入可能な開口部46を含んでいる。図6から分かるように、本体44の開口部46を備える部分を、第1レバー部分24の枢動ピン支持体32間に嵌合するような寸法とし構成しているので、ピン36が第1レバー部分と第2レバー部分の両方に同時に貫通可能となり、また両部分が枢動可能にピンに取付けられ、ピンの長手方向軸で定められる枢軸の周りを枢動する。また第2レバー部分26の本体44は、前述した内部キャリッジのカムフォロワを受容するように構成されたカムスロット48を含んでいる。後述するように、第2レバー部分26、即ち、より広い意味では排出レバー18を枢動させると、キャリッジのカムフォロワがカムスロット48に沿って移動し、その結果モジュールがロック解除されている場合には、キャリッジが移動して、着脱可能なモジュール16は排出される。
【0012】
図6及び図8を特に参照すると、第2レバー部分26が、排出レバー22の内側アーム部分50を形成している。第1レバー部分24(外側アーム部分を形成している)のように、内側アーム部分50は、略細長な平面の長方形としており、内側アーム部分は、第1レバー部分の長さより短くしている。実施形態によっては、内側アーム部分50は本体44と、1つの部品として一体に形成される。図6及び図8で示したように、内側アーム部分50は、第1面又は外面52と、第2面又は内面54を備えている。内側アーム部分50のこれら2表面52、54間を通して、第1レバー部分24のスナップ要素が受容されるように開口部が設けられている。図示した実施形態では、これらの開口部は、内側アーム部分50の第1縁部又は遠位縁55に隣接して配設した正方形の開口部54を含み、開口部54は、第1レバー部分24のブロック形をしたスナップ要素36を受け入れるように構成している。また、開口部は、第1レバー部分24の筒状スナップ要素38を受け入れるように構成した、内側アーム部分50の第2縁部又は遠位縁57に隣接して配設した六角形の開口部56を含んでいる。図6では、スナップ要素36、38を開口部54、56内に嵌入させて、互いに結合した第1レバー部分24と第2レバー部分26を示している。このようにして第1レバー部分24と第2レバー部分26を結合させると、第1レバー部分24の掛止要素40は、内側アーム部分50の遠位縁57に確実に掛止される。図6で更に詳しく説明したように、第1レバー部分24の内面30と第2レバー部分26の内側アーム部分50の外面52は、これら2レバー部分が結合されたときに、接触するか少なくとも近接させる。
【0013】
次に、図9を参照して、内部キャリッジ60が説明される。キャリッジ60は、排出機構18の一部を成しており、そのためキャリッジ60を排出レバー22と共に使用して、着脱可能なモジュール16を排出させる。図示した実施形態では、キャリッジ60は、コンピュータ機器のハウジング12内のモジュール16の下に収まるように構成され、キャリッジ60は、本体62を備え、モジュールをハウジングから出すのに使用される上方に延伸する縦支柱64が本体に設けられている。具体的には、支柱64は、モジュール16の後縁部の後側に位置し、排出レバー22によって外(排出)方向にキャリッジ60が移動すると、キャリッジ60の支柱64はモジュール16の縁部に接触して押す。キャリッジ60は、本体62から前方に延在するアマチュア(骨組み)66を更に含む。アマチュア66は、第2レバー部分26のカムスロット48内に挿入れるように構成したカムフォロワ68を備えている。
【0014】
次に、図10A及び図10Bを参照して、排出機構18の通常の動作について説明する。図10Aでは、着脱可能なモジュール(明瞭化のため省略)が、コンピュータ機器のハウジング(これもまた省略)内に引き込まれており、ユーザがレバーを引いていない排出レバー22の閉位置を示している。図10Aで分かるように、キャリッジ60のカムフォロワ68は、閉位置ではカムスロット48の第1端部70に位置している。しかしながら、図10Bでは、排出レバー22を引いて、ピン36周りにレバーを枢動させた開位置を示している。図10Bでは、着脱可能なモジュールのロックが解除されているため、排出できると想定する。従って、キャリッジ60は自由に移動し、レバー22が枢動してカムスロット48が移動した結果、カムフォロワ68が移動するため、図面の位置では左に移動している。図10Bで示すように、カムフォロワ68は、カムスロット48の第2端部72にシフトしている。
【0015】
次に、図10Cを参照すると、着脱可能なモジュールがロックされているため、キャリッジ60はモジュールをコンピュータ機器のハウジングから排出できないと想定する。この場合、キャリッジのカムフォロワ68によってキャリッジ60と結合している排出機構18は、単一の一体化した構成要素として枢動ピン36周りに枢動できない。ユーザがレバー22をそうした状況で強制的に枢動させようとして、レバーに無理な力を加えると、図10Cに示すように、第1レバー部分24が第2レバー部分26から分離又は離脱する。同図で示すように、第1レバー部分24はピン36周りに枢動しているが、第2レバー部分26は閉位置のままである。こうした分離は、第1レバー部分が屈曲したために、第1レバー部分24の掛止要素40による第2レバー部分26の遠位縁57の把持が外れ、第1レバー部分のスナップ要素36、38が第2レバー部分の開口部54、56から抜けることで生じる。実施形態によっては、第1レバー部分と第2レバー部分を分離するのに必要な力は、ロック解除されている場合に着脱可能なモジュールを排出するのに要する力に比べかなり大きいが、どちらかのレバー部分を損傷するのに要する力に比べかなり小さい。
【0016】
第1レバー部分24が第2レバー部分26から離脱するので、レバー22の損傷を防止できる。第1レバー部分を第2レバー部分に元通り嵌入させれば、第1レバー部分24が第2レバー部分26と再結合できるため、レバー22が回復でき、分離後交換する必要はない。実施形態によっては、第1レバー部分24が第2レバー部分26から急に分離され、はじき音を伴なうことで、ユーザに、着脱可能なモジュールがロックされており、現在はレバー22を使用して取出せないことを、触覚及び聴覚的に示すことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2レバー部分にスナップフィット結合する第1レバー部分を含む2部分の排出レバーであって、着脱可能なモジュールが機器内でロックされているときに前記着脱可能なモジュールを排出しようとして、前記排出レバーが引かれると、前記第1レバー部分が前記第2レバー部分から分離される前記排出レバーを備えることを特徴とする機器から着脱可能なモジュールを排出させる排出機構。
【請求項2】
前記第1レバー部分は、ユーザが把持可能な外側レバーアーム部分を形成していることを特徴とする請求項1に記載の排出機構。
【請求項3】
前記第1レバー部分は、前記第2レバー部分に設けた開口部が受け入れるスナップ要素を備えることを特徴とする請求項1に記載の排出機構。
【請求項4】
前記第1レバー部分は、前記第2レバー部分に掛止する掛止要素を備えることを特徴とする請求項1に記載の排出機構。
【請求項5】
前記第1レバー部分は、前記第1レバー部分が枢動できる枢動ピンを受け入れるように構成された枢動ピン支持体を備えることを特徴とする請求項1に記載の排出機構。
【請求項6】
前記第2レバー部分は、本体と前記第1レバー部分に結合するアーム部分とを備えることを特徴とする請求項1に記載の排出機構。
【請求項7】
前記アーム部分は、前記第1レバー部分のスナップ要素を受け入れるように構成した開口部を備えることを特徴とする請求項6に記載の排出機構。
【請求項8】
前記本体は、カムスロットを備え、前記カムスロットは前記着脱可能なモジュールを前記機器から出すのに使用されるキャリッジのカムフォロワを受け入れることを特徴とする請求項6に記載の排出機構。
【請求項9】
前記第1レバー部分と前記第2レバー部分とが個々に枢動可能に取付けられている枢動ピンを更に備え、前記第1レバー部分が前記第2レバー部分から分離されたときに、前記第1レバー部分は前記枢動ピン周りに枢動するが、前記第2レバー部分は枢動しないことを特徴とする請求項1に記載の排出機構。
【請求項10】
前記排出レバーが引かれると前記排出レバーによって引出される内部キャリッジを更に備え、前記キャリッジは前記着脱可能なモジュールを前記機器から出すことを特徴とする請求項1に記載の排出機構。
【請求項11】
ユーザによって引かれる外側アーム部分を形成している第1レバー部分と、前記第1レバー部分とスナップフィット結合する第2レバー部分と、を含む2部分の排出レバーであって、前記第2レバー部分は、本体と前記第1レバー部分が直接結合する内側アーム部分とを含み、前記第1レバー部分は、前記内側アーム部分に設けられた開口部に受け入れられるスナップ要素と前記内側アームの遠位縁に掛止される掛止要素とを備え、前記第2レバー部分の前記本体がカムスロットを備える前記排出レバーと、
前記第1レバー部分と前記第2レバー部分とを個々に枢動可能に取付ける枢動ピンと、
前記排出レバーが引かれると前記排出レバーにより引出される内部キャリッジであって、前記キャリッジは前記第2レバー部分の前記カムスロット内に配置されるカムフォロアを備え、前記キャリッジは前記着脱可能なモジュールを前記機器から出すように構成されている前記内部キャリッジとを備え、
前記モジュールが前記機器内にロックされているときに、前記着脱可能なモジュールを排出しようとしてユーザによって前記排出レバーが引かれると、前記第1レバー部分が前記第2レバー部分から分離して、前記第1レバー部分は前記枢動ピン周りを枢動するが、前記第2レバー部分は枢動しないことを特徴とする機器から着脱可能なモジュールを排出させる排出機構。
【請求項12】
ユーザによって引くことができる外側アーム部分を形成し、前記外側アーム部分が外面と、内面と、前記内面から外に延在するスナップ要素とを有しており、枢動ピンが挿通できる開口部を更に含む第1レバー部分と、
前記第1レバー部分と結合及び分離ができる第2レバー部分であって、前記第2レバー部分は、本体と、前記外側アームに取着けられる内側アーム部分とを含み、前記内側アーム部分は、前記外側アーム部分のスナップ要素を受け入れる開口部を有する前記第2レバー部分とを備え、
前記第1レバー部分が引かれると、前記第1レバー部分が前記第2レバー部分から分離でき、前記第2レバー部分は枢動できないことを特徴とする機器から着脱可能なモジュールを排出する排出レバー。
【請求項13】
前記第1レバー部分が前記第2レバー部分と結合すると、前記外側アーム部分の前記内面が、前記内側アーム部分の外面と接触することを特徴とする請求項12に記載の排出レバー。
【請求項14】
前記外側アーム部分は、前記内側アーム部分の遠位縁に掛止する掛止要素を備えることを特徴とする請求項12に記載の排出レバー。
【請求項15】
前記第1レバー部分は、枢動ピンを受け入れる枢動ピン支持体を備え、前記第2レバー部分の前記本体は、前記枢動ピンを受け入れる開口部を備えることを特徴とする請求項12に記載の排出レバー。
【請求項16】
前記本体は、前記着脱可能なモジュールを前記機器から出すのに使用するキャリッジのカムフォロワを受け入れるカムスロットを備えることを特徴とする請求項12に記載の排出レバー。
【請求項17】
モジュールベイを含む外側ハウジングと、
前記ベイに挿入及び前記ベイから排出できる着脱可能なモジュールと、
前記ベイから前記着脱可能なモジュールを排出する排出機構であって、第2レバー部分にスナップフィット結合している第1レバー部分を含んだ2部分の排出レバーを有する前記排出機構と、を備え、
前記モジュールが前記機器内にロックされているときに前記着脱可能なモジュールを排出しようとして、ユーザによって前記排出レバーが引かれると、前記第1レバー部分が前記第2レバー部分から分離できることを特徴とするコンピュータ機器。
【請求項18】
前記第1レバー部分と前記第2レバー部分とを個々に枢動可能に取付ける枢動ピンを更に備え、前記第1レバー部分を前記第2レバー部分から分離したときに、前記第1レバー部分は前記枢動ピン周りに枢動するが、前記第2レバー部分は枢動しないことを特徴とする請求項17に記載の機器。
【請求項19】
前記ユーザによって前記排出レバーが引かれると前記排出レバーにより引出される内部キャリッジを更に備え、前記キャリッジは前記着脱可能なモジュールを前記機器から出すことを特徴とする請求項17に記載の機器。
【請求項20】
前記機器は、ノートパソコンのドッキングステーションを備えることを特徴とする請求項17に記載の機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【公表番号】特表2011−519104(P2011−519104A)
【公表日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−507390(P2011−507390)
【出願日】平成20年4月29日(2008.4.29)
【国際出願番号】PCT/US2008/061871
【国際公開番号】WO2009/134245
【国際公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【出願人】(503003854)ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. (1,145)
【Fターム(参考)】