説明

コンピュータ用マウス

【課題】従来のコンピュータ用マウスの操作方法は、親指と薬指または小指で左右両側から挟むことによって把持し、前後の移動操作は、それらの指の曲げ伸ばしによって、または肘から先の部分を腕ごと移動させることによって行い、左右の移動操作は、手首の付け根部分または肘を中心とした回転運動によって行っているものが多かった。
この方法によれば、前後の移動操作を行う際に指が曲げにくくストロークも短いか、または大きな動作になる為操作しにくく疲れやすかった。
【解決手段】このマウスは、薄く形成された指置き部を、指先で上から押さえることによって把持し、前後の移動は、真ん中の比較的長い指の曲げ伸ばしを主たる原動力として行う、という様にその操作方法を変えることによって、指の自然な動きを利用し、かつ指をより効率的に使用できた為に、ストロークの大きい自然な移動操作が可能になり、その結果操作し易く疲れにくいマウスが実現した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作し易く疲れにくいコンピュータ用マウスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコンピュータ用マウスはそのほとんどが卵を縦に割った様な形状をしており、使用者はそれを親指と薬指または小指で左右両側から挟むことによって把持し、前後の移動はそれらの指の曲げ伸ばしによって行うか、または肘から先の部分を腕ごと移動させることによって行い、左右の移動は手首または肘を中心とした水平方向への回転運動によって行っているものが多い。またこの場合クリックスイッチの操作は人差し指と中指で行っている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−252919号公報
【特許文献2】特開2001−236177号公報
【特許文献3】特開2001−202194号公報
【特許文献4】特開2006−31720号公報
【特許文献5】特開2001−034405号公報
【特許文献6】特開2005−63369号公報
【特許文献7】特開2002−14767号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしこの方法によれば、前後の移動操作をする際に、指の曲げ伸ばしによって行う場合は、両側から挟みつつ曲げ伸ばしするので疲れ易いし、またストローク、すなわち一回の指の曲げ伸ばしによって移動できる距離が短い為操作しにくい。また肘から先の部分を腕ごと動かす場合は動作が大きくなる為疲れ易い。
本発明が解決しようとする課題は操作し易く疲れにくいマウスを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1及び請求項2に係るマウスは、移動距離検出部等を内蔵する本体部と、本体部の前方と左右両側に張出した、薄い板状の指置き部によって構成されたことを特徴とし、
手首の付け根部分を、マウス本体の手前に置き、力を抜いた状態で、前記指置き部上に、五本全ての指の指先を自然に置くことができることを特徴とし、
手首の付け根部分を、マウス本体の手前に置き、力を抜いた状態で、指先を前記指置き部に自然に置いた状態を中立位置とした場合、前記本体部の高さが、中立位置のときに指と手ひらの作るアーチに対して、十分に低く形成されており、その為各指の指先で指置き部を上から押さえ、指を伸ばしてマウスを中立位置よりも前方に移動させることができ、かつ前記本体部の前後方向の長さが、前記アーチに対して十分短く形成されており、その為指を曲げてマウスを中立位置よりも後方に移動することができ、指の曲げ伸ばしによって、容易に前後に移動できることを特徴とするコンピュータ用マウスである。
【0006】
つまりこのマウスは、本体部の前方と左右両側に張出した、五本の指の指先を置くことのできる、大変薄く形成された指置き部があることを特徴としている。この指置き部は、帽子のつばの様に本体部の周囲に結合されている。この本体部の前方と左右両側に張出した指置き部のうちの、隣り合ういずれか二つ、または三つ全てがつながっていても良いし、またそれぞれが独立していても良い。
この指置き部の周囲の形状は、なめらかな円形でも良いし、指先の形に合わせた波型でも良いし、直線と曲線の複合形でも良い。
このマウスの使用者は、本体部の手前に手首の付け根部分を置き、手で本体部をすっぽり覆いつつ、五本全ての指の指先を指置き部に置くことができる。そして指先で指置き部を上から押さえ、指を曲げ伸ばしすることによってマウスを前後に移動させることができる。
なお指先とは指の第一関節から先の部分を指す。
【0007】
この指置き部の厚さがとても薄ければ、指を曲げて前後の移動操作を行う際に、手を握ったり開いたりする時と同じように自然な動きで、指の第一、第二、第三関節のそれぞれを少しずつ曲げ伸ばしすることで指全体の曲げ伸ばしをすることができる。しかし指置き部の厚さが厚くなるにしたがって指先の位置が次第に高くなり、手首の付け根部分を机上に置いた状態で、高い指先の位置を保ったまま前後の移動を行なうことになる為、指の第三関節が伸展した状態で第一、第二関節のみの曲げ伸ばしによって指全体の曲げ伸ばしをせざるをえなくなるし、腕と手の甲のなす角度も次第に小さくなり大変疲れやすくなる。従ってこのマウスの指置き部は大変薄く形成されていることが必要であり、薄ければ薄いほど操作し易く長時間使用しても疲れにくい。
【0008】
またこのマウスは、机上に手首の付け根部分を置き、力を抜いて各指の指先をその指置き部に自然に置いた時に、指と手のひらが作るアーチに対して、本体部が高さも十分低く、かつ前後の長さも十分短く形成されている。
もしこの本体部が高く形成され、中立位置のとき前記アーチ上部との間に隙間が少ししかなければ、指を伸ばそうとしたときに指の腹とぶつかってしまい指を伸ばすことができない。また本体部の前後の長さが長く、中立位置のとき手首の付け根部分との間に隙間が少ししかなければ、指を曲げようとしても手首の付け根部分にぶつかって曲げることができない。
従ってこのマウスの本体部は、前期アーチとの間に十分な隙間ができるように高さも十分低く前後の長さも十分短く形成されている必要がある。
【0009】
この様な形状であることによって、使用者はこのマウスを、手首の付け根部分を机上に置いた状態で、各指の指先で上から押さえることによって把持し、これらの指の曲げ伸ばしによって前後の移動操作を容易に行うことができる。
この場合、親指や小指と比べると人差し指、中指、薬指の方が長いので、人差し指、中指、薬指を主たる原動力として用い、親指、小指を補助的に使用する方が自然である。
また手首の付け根部分を中心とした手首の水平方向の回転運動によって左右の移動を容易に行うことができる。
【0010】
この操作方法によれば、従来のマウスとは異なり、使用者はマウス上に自然に手を置き、上から手の重みで押さえ、指を曲げるだけで前後の移動操作ができる。また従来のマウスとは異なり、五本の指のうちの、真ん中の比較的長い指の曲げ伸ばしを主たる原動力として前後の移動操作を行うために、前後のストロークも大きくとることができる。
言い換えれば、このマウスを使用する場合は、指の自然な動きを利用し、かつ指をより効率的に使用する為に、ストロークの大きい移動操作が楽にできる。その為操作し易く疲れにくい。
なお「ストローク」とは一回の指の曲げ伸ばしによって移動可能な距離のことである。
【0011】
請求項3に係るマウスは、前記本体部の構造が、その外周から内側に向かって傾斜をなして盛り上がるドーム型の形状をしている、請求項1から請求項2のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。
このマウスは左右に移動操作を行う際に、この本体部を左右両側から親指と薬指または小指で押さえて行うことができる為、安定した操作ができる。またドーム型の形状の為、手のひらになじみやすく使い易い。
【0012】
請求項4に係るマウスは、本体部の前方と左右両側に張出した指置き部のうちの、隣り合ういずれか二つ、または三つ全てがつながっていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。指置き部がつながって一体となっていれば、指を置く位置の自由度が高くなり、使用し易くなる。
【0013】
請求項5に係るマウスは、前記指置き部の、縁の部分の一部または全部を、内側の部分よりも高く盛り上げて形成した、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。
このマウスは縁の部分が盛り上がっている為、指先が多少ずれても指置き部から外れにくく、使用し易い。
【0014】
請求項6に係るマウスは、前記指置き部上の指先の位置に、凹部を設けてなる、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。
凹部を設けてある為に指先がずれにくく、指置き部をしっかりと把持できる為、安定した操作が可能である。
【0015】
請求項7に係るマウスは、前記本体部の前方の指置き部上に、少なくとも一つのクリックスイッチを配置した、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスであり、人差し指で容易にクリックスイッチを操作することができる。
【0016】
請求項8に係るマウスは、前記クリックスイッチの右側に、画面スクロール用のスイッチを配置した、請求項7に記載のコンピュータ用マウスであり、人差し指で容易にクリックスイッチと、画面スクロール用のスイッチを操作することができる。
【0017】
請求項9に係るマウスは、前記クリックスイッチの右側に、クリックスイッチを兼用する画面スクロール用のスイッチを配置した、請求項7に記載のコンピュータ用マウスであり、人差し指で容易にクリックスイッチと、クリックスイッチを兼用する画面スクロール用のスイッチを操作することができる。
【0018】
請求項7に係るマウスにおいては、人差し指の指先は可動範囲が比較的広い為、人差し指の可動範囲内に、使用回数の多い第一のクリックスイッチと使用回数の少ない第二のクリックスイッチの二つを配置し、人差し指でその両方を操作することも可能である。
【0019】
請求項7から請求項9に係るマウスにおいては、従来のマウスと同様に、クリック操作が素早くできる様に、人差し指をクリックスイッチの上に持ち上げておくことができるが、請求項7から請求項9に係るマウスにおいては、従来のマウスとは異なり中指はクリック操作を行わないことができ、その場合、中指と薬指と小指の先端が常に指置き部に置かれていて、力を抜いて手をマウス上に置いた時に、中指と薬指と小指で手が自然なアーチを描くのを支える形になる。
この為、この状態で人差し指をクリックスイッチの上に持上げ続けることは、従来のマウスの様に人差し指と中指の二本の指を同時に持ち上げ続ける場合と違って極めて楽である。
【0020】
請求項10に係るマウスは、本体部の左側面の、親指で操作可能な位置に、画面スクロール用のスイッチを配置した、請求項7に記載のコンピュータ用マウスであり、親指でスクロールスイッチを操作することができる。クリックスイッチの操作を人差し指で行い、画面スクロール用の回転体型のスイッチの操作を親指で行う、というように役割を分担させることができる。
【0021】
請求項11に係るマウスは、前記クリックスイッチの周りを囲うように、盛り上がり部を設け、かつクリックスイッチのばね圧を適宜に調整することによって、人差し指の指先をクリックスイッチの上に載せた状態で、水平方向に力を加える移動操作と、垂直方向に力を加えるクリック操作の両方が可能であることを特徴とする、請求項7から請求項10のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。
このマウスは、クリックスイッチのばね圧をやや強めに調整することにより、人差し指の指先をクリックスイッチの上に軽く載せた状態で、水平方向に力を加えれば、周囲の盛り上がり部を指先が押すことによって移動操作に使用でき、マウスがクリックする位置に停止したら垂直方向に力を加えてクリックスイッチを押し下げることができる、という様に人差し指を移動操作とクリック操作の両方に使うことができる。これにより、人差し指を持ち上げて、移動操作を中指と薬指と小指および親指の四本のみで行う場合よりも、より安定した移動操作が可能である。
【0022】
請求項12に係るマウスは、クリックスイッチから後方に向かって、帯状に盛り上がり部を設け、ここに人差し指を載せることができることを特徴とする、請求項7から請求項11のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。このマウスは盛り上がり部に人差し指載せることができ、この盛り上がり部の形状や高さを適宜に調整することによって、人差し指の重みを前記盛り上がり部に預けた状態でクリック操作ができる。この為より安定したクリック操作が可能である。
【0023】
請求項13に係るマウスは、マウスの左右両側のうちの、いずれか片側、または両側にある指置き部とマウス本体部とが、回動可能なヒンジ部によって結合され、その指置き部を折りたたむことができることを特徴とする、請求項7から請求項12のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。このマウスは収納する際や持ち運ぶ際に小さく折りたたむことができる。
【0024】
請求項14に係るマウスは、ディスプレイの画面上における垂直方向をカーソルの移動軸とし、それに対応する机上におけるマウスの移動方向をマウスの移動軸とした場合、
移動距離検出部と本体部筺体とを、互いに水平方向に回動可能である様に結合することによって、マウスの移動軸とマウス本体のなす角度を変えることができることを特徴とする、請求項7から請求項13のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。
請求項7から請求項13のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスは、指の曲げ伸ばしによって前後方向の移動操作をおこなうが、この様に指を使用した場合、指先の可動範囲が広い為、マウスを水平方向に回転させ、マウスの移動軸に対するマウス本体の角度を多少変えても、従ってマウスの移動軸に対する手首の角度を多少変えても、指を曲げる方向をそれに応じて変えることによって、マウスを一定の方向、すなわちマウスの移動軸の方向に動かすことが可能である。
そしてこの様に、手首の水平方向の角度を変えることによって、指を曲げる方向も変わる為、手首の角度の違いにより、前後の移動操作時に微妙な操作感の違いを生じる。
請求項14に係るマウスは、移動距離検出部と本体部筺体とを、互いに水平方向に回転させることによって、マウスの移動軸に対するマウス本体のなす角度を変えることができる。従ってマウスの移動軸に対する操作時の手首の角度を変えることができる。その為使用者は自分の使いやすい角度を選んでマウスを操作することができる。
【0025】
請求項15に係るマウスは、移動距離検出部を円形の部材上に設置し、本体部筺体の底面に設けた円形の穴に、前記部材を回動可能である様にはめ込むことにより、マウスの移動軸とマウス本体のなす角度を変えることができることを特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ用マウスである。このような機構にすることによって、移動距離検出部と本体部筺体とを、互いに水平方向に回転させる際に、その回転させる操作を簡単に行うことができる。
【0026】
請求項16に係るマウスは、赤外線等の手段によって、マウスからの情報をワイヤレスでコンピュータに送信することのできることを特徴とする、請求項7から請求項15のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。
このマウスは信号の伝達を赤外線等によるワイヤレスの手段で行う為、ケーブルが無く操作し易い。
【0027】
請求項17に係るマウスは、コンピュータシステム等のディスプレイ上のカーソルを移動させ、スイッチの操作により現座標の選択意思をコンピュータ本体に伝達するコンピュータ用マウスにおいて、
手のひらを下方に向け、手首の付け根部分をマウスを操作する机上に置き、脱力した状態で、少なくとも人差し指、中指、薬指の三本、または人差し指、中指、薬指、小指の四本の指先を同時に置くことのできる平面または曲面をマウスの上面に有し、
該平面または曲面部分の厚さが大変薄く、その部分を前記三本または四本の指先で上から抑え、手首の付け根部分を机上に置いた状態で、前記三本または四本の指の曲げ伸ばしによって容易に移動できることを特徴とするコンピュータ用マウスである。
このマウスは、請求項1に係るマウスのように本体部、指置き部のような区別がないので全体が平たい円盤状をしている。
【0028】
請求項18に係るマウスは、親指で操作可能な位置に、少なくとも一つのクリックボタンを配置した請求項17に記載のコンピュータ用マウスである。人差し指、中指、薬指の三本の指を移動操作に使用した場合は、親指でクリック操作をした方が効率的である。
【0029】
請求項19に係るマウスは、人差し指で操作可能な位置に、少なくとも一つのクリックボタンを配置した請求項17から請求項18のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。人差し指は可動範囲が広い為、移動操作とクリック操作の両方に使用することができる。
【0030】
請求項20に係るマウスは、人差し指で操作可能な位置に、画面スクロール用の回転体型のスイッチを配置した請求項18に記載のコンピュータ用マウスである。人差し指で画面スクロール用の回転体型のスイッチを操作することができる。
【0031】
請求項21に係るマウスは、人差し指で操作可能な位置に、押しスイッチを兼ねる画面スクロール用の回転体型のスイッチを配置した請求項17から請求項18のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウスである。人差し指で押しスイッチを兼ねる画面スクロール用の回転体型のスイッチを操作することができる。
【発明の効果】
【0032】
請求項1及び請求項2に係るマウスを使用する場合は、大きなストロークの自然な操作が可能であり、操作しやすく疲れにくい。
【0033】
請求項3に係るマウスを使用する場合は、安定した左右方向への移動操作ができるし、手になじみやすく使用し易い。
【0034】
請求項4に係るマウスを使用する場合は、指先を置く位置の自由度が高く、使用し易い。
【0035】
請求項5に係るマウスを使用する場合は、指置き部から指が外れにくい為、使用し易い。
【0036】
請求項6に係るマウスを使用する場合は、しっかりとマウスを把持できるため、安定した操作ができる。
【0037】
請求項7及び請求項9に係るマウスを使用する場合は、クリックスイッチ操作用の指を持ち上げ続けたとしても楽にできる為疲れにくい。
【0038】
請求項10に係るマウスを使用する場合は、親指で画面スクロール用の回転体型のスイッチを操作することが可能である。この為人差し指の負担が少なくてすむ。
【0039】
請求項11に係るマウスを使用する場合は、クリック操作用の指を持ち上げ続ける必用がないし、安定した移動操作が可能である。
【0040】
請求項12に係るマウスを使用する場合は、安定したクリック操作が可能である。
【0041】
請求項13に係るマウスを使用する場合は、小さく折りたためるので収納や持ち運びに便利である。
【0042】
請求項14のマウスを使用する場合は、マウスを操作する際の手首の角度を変えることができるため、使用し易い。
【0043】
請求項15のマウスを使用する場合は、角度の変更が簡単にできる。
【0044】
請求項16のマウスを使用する場合は、ケーブルがないため使用し易い。
【0045】
請求項17のマウスを使用する場合は、指置き部と本体部の区別がない為全体的に平らな形状が可能である。
【0046】
請求項18のマウスを使用する場合は、使用していない親指を使用することができる。
【0047】
請求項19のマウスを使用する場合は、人差し指でクリックスイッチを操作できる。
【0048】
請求項20のマウスを使用する場合は、人差し指でクリックスイッチを画面スクロール用の回転体型のスイッチを操作できる。
【0049】
請求項21のマウスを使用する場合は、人差し指でクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチを操作できる。この為スイッチの数が少なくてすむ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0050】
発明を実施するための最良の形態を図2に基づいて説明する。
本体部1と、その周辺部に薄く形成された中指2、薬指3、小指4、親指5の各指の指置き部を有するマウスであって、各指の指置き部は、手首の付け根部分を机上に置いた状態で、力を抜いて、前記各指をそれぞれの指の指置き部に自然に置くことのできる様に、帯状につながり、曲線を描く様に配置されており、その各指置き部の作る曲線の内側に、移動距離検出部等を内蔵する本体部がある。
中指と薬指の指置き部の縁の部分8が少し盛り上がり、指がはずれにくくなっている。
【0051】
本体部は、前記曲線を描いて配置された各指の指置き部の、内側に結合されたほぼ楕円形の平面視をしており、その外周から内側に向かって本体部の上面が緩やかに傾斜を描いて盛り上がる、ドーム型の形状をしている。この本体部の左右両側の後方部分の幅がくびれる様に少し狭くなっており、その結果この部分の上面の傾斜が急になっていて、これがマウスの側面9となっている。
この右側面を薬指または小指で押さえ、左側面を親指で押さえることによって、マウスを左右に移動させる際により安定した動作が可能になる。
【0052】
人差し指の指先の位置には第一のクリックスイッチ6と第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチ10がある。
このクリックスイッチの周囲の台座部分7を盛り上げて形成してあり、かつクリックスイッチのばね圧をやや強めに調整してある為、人差し指の指先をクリックスイッチの上に載せた状態で、水平方向に力を加える移動操作と、垂直方向に力を加えるクリック操作の両方が可能である。
また人差し指の可動範囲が広い為、第一のクリックスイッチ6と第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチ10の両方を操作することができる。
【0053】
本体部分の最も高い地点は、机上に手首の付け根部分を置き、力を抜いて指先をその指置き部に自然に置いた時に指と手のひらでできるアーチに対して、高さも十分低く、また本体部分の前後の長さも前記アーチに対して十分短く形成されている。
この様な形状であることによって、使用者はこのマウスを、手首の付け根部分を机上に置いた状態で、指先で上から押さえることによって把持し、これらの指の曲げ伸ばしによって前後の移動操作を容易に行うことができる。
【0054】
図2は発明を実施するための最良の形態を示す参考斜視図である。
【実施例1】
【0055】
発明を実施するための実施例1を図4に基づいて説明する。
本体11と、その周辺部に薄く形成された中指12、薬指13、小指14、親指15の各指の指置き部を有するマウスであって、各指の指置き部は、手首の付け根部分を机上に置いた状態で、力を抜いて前記各指をそれぞれの指の指置き部に自然に置くことのできる様に、帯状に曲線を描いて配置されており、その各指置き部の作る曲線の内側に、移動距離検出部等を内蔵する本体部がある。
【0056】
人差し指の指先の位置には第一のクリックスイッチ16と、第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチ17があり、クリックスイッチから後方に向かって、帯状の盛り上がり部19bがあり、ここに人差し指を載せることができる。
また中指の指置き部から後方に向かって、本体部19aが緩やかに傾斜をなして高くなり、途中から前記人差し指を載せる帯状の盛り上がり部と一体となった地点で最高点に達し、その後カーブしながら低くなり本体の後端部をなしている。
この様に、このマウスの本体部は、後方では一体であるが、ある地点からは、緩やかに傾斜をなして低くなり中指の指置き部に至る右半分と、ある程度の高さを保ちながらやがてクリックスイッチに至る左半分とによって構成されている。
【0057】
この中指の指置き部から緩やかに傾斜をなして高くなっていく本体部と、薬指または小指の指置き部との間に段差が生じるが、これは言い換えれば本体の右側面であり、この側面を薬指または小指で押さえ、反対側の側面19を親指で押さえることによって、マウスを左右に移動させる際により安定した動作が可能になる。
【0058】
この中指の指置き部から後方の本体部分の最も高い地点は、机上に手首の付け根部分を置き、力を抜いて指先をその指置き部に自然に置いた時に、指と手のひらでできるアーチに対して、高さも十分低く、また本体部分の前後の長さも前記アーチに対して十分短く形成されている。
この様な形状であることによって、使用者はこのマウスを、手首の付け根部分を机上に置いた状態で、指先で上から押さえることによって把持し、指の曲げ伸ばしによって前後の移動操作を容易に行うことができる。
【0059】
図4は実施例1を示す参考斜視図である。
【実施例2】
【0060】
発明を実施するための実施例2を図6に基づいて説明する。
このマウスは、実施例1における、第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチのあった位置に、第二のクリックスイッチ27を配置し、親指の指先で操作可能な位置に、クリックスイッチの機能のない画面スクロール用の回転体型のスイッチ29bを配置したものである。その他の部分は実施例1と同じである。
第一のクリックスイッチ26と第二のクリックスイッチ27を人差し指で操作し、画面スクロール用の回転体型のスイッチ29bを親指で操作することになる。
【0061】
図6は実施例2を示す参考斜視図である。
【実施例3】
【0062】
発明を実施するための実施例3を図8に基づいて説明する。
実施例3は、発明を実施するための最良の形態を全体的に直線的なデザイン変えたものである。各指の指置き部32、33、34、35、及びクリックスイッチの台座部の形が直線的に角ばった形になっており、本体部の両側面39も斜めに平面で切り取った形になっている。
【0063】
本体部31は人差し指の指先の位置にあるクリックスイッチ36と中指の指置き部32から後方に向かって緩やかに傾斜をなして高くなり、最高点に達した後次第に低くなり本体の後端部をなしている。またこの本体部分は前端から後端の全てにわたり中央から左右両側にかけて緩やかにカーブを描き低くなっており、その後左右両側は切り取った様なほぼ垂直な平面になっており、これが本体の左右の両側面39となっている。
【0064】
この右側面下部からは薬指33と小指34の指置き部が、左側面下部からは親指の指置き部35がそれぞれ外側に向かって伸びている。
またこれら両側の指置き部は、回動可能なヒンジ部39bによって本体部と結合され、それぞれ本体部の左右両側面に接するように折りたたむことができる。
この側面を薬指と小指の指先で押さえ、反対側の側面を親指で押さえることによって、マウスを左右に移動させる際により安定した動作が可能になる。
【0065】
この中指の指置き部から後方の本体部分の最も高い地点は、机上に手首の付け根部分を置き、力を抜いて指先をその指置き部に自然に置いた時に、指と手のひらでできるアーチに対して、高さも十分低く、また本体部分の前後の長さも前記アーチに対して十分短く形成されている。
【0066】
図8は実施例3を示す参考斜視図である。
【実施例4】
【0067】
実施例4を図10に基づいて説明する。
実施例4は、平板状の基盤と、それに被せる様に一体化した円盤状の筺体で本体を構成し、本体天面の端に画面スクロール用の回転体型のスイッチを、左右両側面にはクリックスイッチを配置したものである。全体を薄い円盤状に形成してあるが、これは本体部と指置き部の区別がないため全体がほぼ平坦でありよりスッキリとしたデザインとなっている。
【0068】
41はここに指先を置いて移動操作を行う、指置き部である。本体部と指置き部の区別がないため上面部分のほぼ全体を占めており、従って実施例4は全体が大変薄く形成されている。
42は41の一部が厚く盛り上がっている部分であり、ここに移動距離検出装置等の部品を内蔵する。
【0069】
43は親指で操作する第一のクリックスイッチであり、略水平方向に押せるようになっている。
44は小指で操作する第二のクリックスイッチであり、略水平方向に押せるようになっている。
45は画面スクロール用の回転体型のスイッチであり、人差し指で操作できる位置にある。
【0070】
図10は実施例4の使用状態を示す参考斜視図である。
【実施例5】
【0071】
実施例5を図12に基づいて説明する。
実施例5は、実施例4における左右両側面にあるクリックスイッチをなくし、その代り天面に第一のクリックスイッチ52を設け、その右側に第二のクリックスイッチを兼ねたスクロール用の回転体型のスイッチ54を配置したものである。人差し指は可動範囲が広い為、この二つのスイッチを操作することができる。
【0072】
また第一のクリックスイッチを囲う様に盛り上がり部を設けたことによって、人差し指を移動操作とクリック操作の両方に使用することができる。
【0073】
図12は実施例5の使用状態を示す参考斜視図である。
【実施例6】
【0074】
実施例6を図14に基づいて説明する。
実施例6は、実施例3をさらに角ばったデザインにしたものであり、全体を直線と平面で構成している。
【0075】
図14は実施例6を示す参考斜視図である。
【実施例7】
【0076】
実施例7を図16に基づいて説明する。
実施例7は、実施例5におけるクリックスイッチの囲いをなくし、そのかわりスイッチが取り付けられる周辺を、天面から段差を付ける様に窪み75を設けたものである。この様にしても囲いを設けた場合と同じ効果が得られる。また部品等を内蔵する収納部71を後方に設置したので、手のひらになじみやすく、左右への移動操作に安定感が出る。
【0077】
図16は実施例7の三面図である。
【産業上の利用可能性】
【0078】
本発明のマウスは、形状やスイッチ等の配置に特徴があり、マウスの動作方式は従来と変わらない為、既存のコンピュータへ付け替えて使用でき、マウス単体での販売も可能であり、工業生産も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】従来のマウスを示す斜視図である。
【図2】本願の発明を実施するための最良の形態を示す参考斜視図である。
【図3】本願の発明を実施するための最良の形態の平面図である。
【図4】本願の発明に係る実施例1を示す参考斜視図である。
【図5】本願の発明に係る実施例1の平面図である。
【図6】本願の発明に係る実施例2を示す参考斜視図である。
【図7】本願の発明に係る実施例2の平面図である。
【図8】本願の発明に係る実施例3を示す参考斜視図である。
【図9】本願の発明に係る実施例3の平面図である。
【図10】本願の発明に係る実施例4の使用状態を示す参考斜視図である。
【図11】本願の発明に係る実施例4の平面図である。
【図12】本願の発明に係る実施例5の使用状態を示す参考斜視図である。
【図13】本願の発明に係る実施例5の平面図である。
【図14】本願の発明に係る実施例6を示す参考斜視図である。
【図15】本願の発明に係る実施例6の平面図である。
【図16】本願の発明に係る実施例7の三面図である。
【符号の説明】
【0080】
1 本体部。
2 中指の指置き部。
3 薬指の指置き部。
4 小指の指置き部。
5 親指の指置き部。
6 第一のクリックスイッチ。
7 周囲を盛り上げたクリックスイッチの台座部。
8 盛り上げた指置き部の縁部。
9 本体部の側面。
10 第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチ。
【0081】
11 本体部。
12 中指の指置き部。
13 薬指の指置き部。
14 小指の指置き部。
15 親指の指置き部。
16 第一のクリックスイッチ。
17 第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチ。
18 盛り上げた指置き部の縁部。
19 本体部の側面。
19a 本体部上面。
19b 人差し指を載せる盛り上がり部。
【0082】
21 本体部。
22 中指の指置き部。
23 薬指の指置き部。
24 小指の指置き部。
25 親指の指置き部。
26 第一のクリックスイッチ。
27 第二のクリックスイッチ。
28 盛り上げた指置き部の縁部。
29 本体部の側面。
29a 本体部上面。
29b 画面スクロール用の回転体型のスイッチ
29c 人差し指を載せる盛り上がり部。
【0083】
31 本体部。
32 中指の指置き部。
33 薬指の指置き部。
34 小指の指置き部。
35 親指の指置き部。
36 第一のクリックスイッチ。
37 周囲を盛り上げたクリックスイッチの台座部。
38 盛り上げた指置き部の縁部。
39 本体部の側面。
39a 第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチ。
39b ヒンジ部。
【0084】
41 指先を置く指置き部。
42 41の一部が厚く盛り上がっていて部品を内蔵する収納部。
43 親指で操作する第一のクリックスイッチ。
44 小指で操作する第二のクリックスイッチ。
45 画面スクロール用の回転体型のスイッチ。
【0085】
51 指先を置く指置き部。
52 第一のクリックスイッチ。
53 周囲を盛り上げたクリックスイッチの囲い
54 第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチ。
55 51の一部が厚く盛り上がっていて部品を内蔵する収納部。
【0086】
61 本体部
62 指置き部
63 第一のクリックスイッチ。
64 周囲を盛り上げたクリックスイッチの囲い
65 第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチ。
【0087】
71 72の一部が盛り上がっていて部品を内蔵する収納部。
72 指置き部。
73 第一のクリックスイッチ。
74 第二のクリックスイッチを兼ねた画面スクロール用の回転体型のスイッチ。
75 窪み部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータシステム等のディスプレイ上のカーソルを移動させ、スイッチの操作により現座標の選択意思をコンピュータ本体に伝達するコンピュータ用マウスにおいて、
移動距離検出部等を内蔵する本体部と、本体部の前方と右左両側に張出した、薄い板状の指置き部とによって構成されたことを特徴とし、
手首の付け根部分をマウス本体の手前に置き、力を抜いた状態で、前記指置き部上に五本全ての指の指先を、自然に置くことができることを特徴とするコンピュータ用マウス。
【請求項2】
手首の付け根部分をマウス本体の手前に置き、力を抜いた状態で、指先を前記指置き部に自然に置いた状態を中立位置とした場合、
前記本体部の高さが、中立位置のときに指と手ひらの作るアーチに対して、十分に低く形成されており、その為指先で指置き部を上から押さえ、指を伸ばしてマウスを中立位置よりも前方に移動させることができ、かつ前記本体部の前後方向の長さが、前記アーチに対して十分短く形成されており、その為、指を曲げてマウスを中立位置よりも後方に移動することができ、指の曲げ伸ばしによって、容易に前後に移動できることを特徴とする、請求項1に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項3】
前記本体部の構造は、本体部の外周から内側に向かって、本体部の上面が傾斜をなして盛り上がる、ドーム型の形状をしている、請求項1から請求項2のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項4】
前記指置き部は、本体部の前方と左右両側に張出した指置き部のうちの、隣り合ういずれか二つ、または三つ全てがつながっていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項5】
前記指置き部は、その縁の部分の一部または全部を、内側の部分よりも高く盛り上げて形成した、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項6】
前記指置き部は、指先の位置に凹部を設けてなる、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項7】
前記本体部の、前方の指置き部上に、少なくとも一つのクリックスイッチを配置した、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項8】
前記クリックスイッチの右側に画面スクロール用のスイッチを配置した、請求項7に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項9】
前記クリックスイッチの右側に、クリックスイッチを兼用する画面スクロール用のスイッチを配置した、請求項7に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項10】
本体部の左側面の、親指で操作可能な位置に、画面スクロール用のスイッチを配置した、請求項7に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項11】
前記クリックスイッチの周りを囲うように、盛り上がり部を設け、かつクリックスイッチのばね圧を適宜に調整することによって、人差し指の指先をクリックスイッチの上に載せた状態で、水平方向に力を加える移動操作と、垂直方向に力を加えるクリック操作の両方が可能であることを特徴とする、請求項7から請求項10のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項12】
前記クリックスイッチから後方に向かって、帯状に盛り上がり部を設け、ここに人差し指を載せることができることを特徴とする、請求項7から請求項11のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項13】
マウスの左右両側のうちの、いずれか片側、または両側にある指置き部とマウス本体部とが、回動可能なヒンジ部によって結合され、その指置き部を折りたたむことができることを特徴とする、請求項7から請求項12のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項14】
ディスプレイの画面上における垂直方向をカーソルの移動軸とし、それに対応する机上におけるマウスの移動方向をマウスの移動軸とした場合、
移動距離検出部と本体部筺体とを、互いに水平方向に回動可能である様に結合することによって、マウスの移動軸とマウス本体のなす角度を変えることができることを特徴とする、請求項7から請求項13のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項15】
移動距離検出部を円形の部材上に設置し、本体部筺体の底面に設けた円形の穴に、前記部材を回動可能である様にはめ込むことにより、マウスの移動軸とマウス本体のなす角度を変えることができることを特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項16】
赤外線等の手段によって、マウスからの情報をワイヤレスでコンピュータに送信することができることを特徴とする、請求項7から請求項15のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項17】
コンピュータシステム等のディスプレイ上のカーソルを移動させ、スイッチの操作により現座標の選択意思をコンピュータ本体に伝達するコンピュータ用マウスにおいて、
手のひらを下方に向け、手首の付け根部分をマウスを操作する机上に置き、脱力した状態で、少なくとも人差し指、中指、薬指の三本、または人差し指、中指、薬指、小指の四本の指先を同時に置くことのできる平面または曲面をマウスの上面に有し、
該平面または曲面部分の厚さが大変薄く、その部分を前記三本または四本の指先で上から抑え、手首の付け根部分を机上に置いた状態で、前記三本または四本の指の曲げ伸ばしによって容易に移動できることを特徴とするコンピュータ用マウス。
【請求項18】
親指で操作可能な位置に、少なくとも一つのクリックボタンを配置した請求項17に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項19】
人差し指で操作可能な位置に、少なくとも一つのクリックボタンを配置した請求項17から請求項18のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項20】
人差し指で操作可能な位置に、画面スクロール用の回転体型のスイッチを配置した請求項18に記載のコンピュータ用マウス。
【請求項21】
人差し指で操作可能な位置に、押しスイッチを兼ねる画面スクロール用の回転体型のスイッチを配置した請求項17から請求項18のいずれか一項に記載のコンピュータ用マウス。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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