説明

コーティング装置

【課題】塗膜の膜厚バラツキを低減できるコーティング装置を提供する。
【解決手段】本発明のコーティング装置1は、フォトレジスト15を充填するレジスト供給皿8と、フォトレジストを周面に付着させて汲み上げるポンピングロール9と、周面に転写されたフォトレジストをフレキシブルテープ13に転写するコーティングロール11と、フレキシブルテープ13を支持するバックアップロール13と、フォトレジストの粘度を測定する粘度測定器6と、粘度測定器6によって測定された粘度測定値が所定の粘度範囲から外れたとき、粘度測定値が粘度範囲内にあるときに対してコーティングロール11の回転速度を変化させるように、コーティングロール11の回転を制御する制御部7と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばフォトレジスト等の液状物を塗布するコーティング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、半導体製造プロセス等でフォトレジスト等の液状物を塗布するための装置として、ロールコート方式、スプレーコート方式、ディップコート方式、スピンコート方式等のコーティング装置が従来から知られている。ロールコート方式のコーティング装置の一例として、下記の特許文献1にはフォトレジスト用のコーティング装置が開示されている。このコーティング装置は、フォトレジストの貯蔵容器と、フォトレジストを循環させる配管と、ロールコート機構を備えたコーティングステーションと、フォトレジストに混入した異物や気泡を除去するための品質改善ステーションと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第98/02254号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなロールコート方式のコーティング装置においては、定常運転中に経時変化によってフォトレジストの膜厚バラツキが発生するという問題があった。そのため、例えばフレキシブルプリント配線板の製造工程において、この種のコーティング装置を用いて配線パターニング用のフォトレジストを塗布した場合、フォトレジストの膜厚バラツキに起因して配線の寸法バラツキが生じ、微細な回路の形成が阻害されていた。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、例えばフォトレジスト等の塗膜の膜厚バラツキを低減することができるコーティング装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、塗膜の膜厚バラツキの発生原因について鋭意調査した結果、塗布対象となる液状物の粘度が装置内で経時変化し、特に粘度が上昇した際に膜厚が厚くなる傾向にあることを見出した。例えばあるコーティング条件においてフォトレジストを塗布する場合、フォトレジストの粘度が12cPのときにフォトレジストの膜厚が4μm程度であるのに対し、フォトレジストの粘度が23cPのときにはフォトレジストの膜厚が7μm程度になることを確認した。そして、ロールコート方式のコーティング装置が有する複数のロールのうち、特にコーティングロールの回転速度と膜厚とが相関関係を有しており、膜厚の増大を抑えるためには、コーティングロールの回転速度を遅くすれば良いことを見出した。さらに、粘度を測定する場所としては、ポンピングロールが汲み上げる液状物が充填された充填部で粘度を測定するのが最も好ましいことを見出した。
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明のコーティング装置は、塗布すべき液状物を充填する充填部と、前記充填部の中の前記液状物に接触した状態で自身が回転することにより前記液状物を周面に付着させて汲み上げるポンピングロールと、前記ポンピングロールから周面に転写された前記液状物を被塗布物に当接させつつ自身が回転することにより前記液状物を前記被塗布物に転写するコーティングロールと、前記被塗布物を被塗布面と反対側の面から支持するバックアップロールと、前記液状物の粘度を測定する粘度測定手段と、前記粘度測定手段によって測定された粘度測定値が所定の粘度範囲から外れたときに、前記粘度測定値が前記粘度範囲内にあるときに対して前記コーティングロールの回転速度を変化させるように、前記コーティングロールの回転を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明のコーティング装置において、制御部は、粘度測定手段により測定された液状物の粘度測定値が所定の粘度範囲から外れたときに、粘度測定値が粘度範囲内にあるときに対してコーティングロールの回転速度を変化させるように、コーティングロールの回転を制御する。これにより、仮に経時変化により液状物の粘度が変化したとしても、コーティングロールの回転速度が調整され、膜厚の変動が抑えられる。このようにして、例えばフォトレジスト等の塗膜の膜厚バラツキを低減することができる。
【0009】
本発明のコーティング装置において、前記制御部は、前記粘度測定手段によって測定された粘度測定値が所定の粘度範囲の上限値を超えたときに、前記粘度測定値が前記粘度範囲内にあるときよりも前記コーティングロールの回転速度を遅くするように、前記コーティングロールの回転を制御しても良い。
この構成によれば、例えばフォトレジストの溶媒分が揮発してフォトレジストの粘度が上昇した場合などにコーティングロールの回転速度を遅くすることで、膜厚の増大が抑えられる。
【0010】
本発明のコーティング装置において、前記粘度測定手段が、前記充填部に充填された前記液状物の粘度を測定することが望ましい。
この構成によれば、ポンピングロールによって汲み上げられる直前の液状物の粘度が測定されるため、ここでの粘度変化が塗膜の膜厚に最も敏感に反映される。そのため、コーティングロールの回転速度をより遅延が少ない状態で精度良く制御することができる。
【0011】
本発明のコーティング装置において、前記粘度測定手段が、前記液状物の粘度を間欠的に測定することが望ましい。
通常、液状物の粘度はそれ程頻繁に変化することはないため、粘度測定手段が液状物の粘度を間欠的に測定すれば十分であり、この構成によれば、生産性の高いコーティング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態のコーティング装置を示す図である。
【図2】制御部によるコーティングロールの制御の手順を示すフローチャートである。
【図3】(A)、(B)コーティングロールの回転速度と膜厚との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。
本実施形態のコーティング装置は、フレキシブルテープにフォトレジストを塗布するためのコーティング装置の一例である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
【0014】
本実施形態のコーティング装置1は、図1に示すように、コーティング部2と、レジストタンク3と、配管4a,4b,4cと、ポンプ5と、粘度測定器6(粘度測定手段)と、制御部7と、を備えている。コーティング部2は、後述するレジスト供給皿8(充填部)と、ポンピングロール9と、スキージロール10と、コーティングロール11と、バックアップロール12と、を備えている。本実施形態では、フォトレジストを塗布する対象物の一例として、片面に銅等の金属膜が設けられたフレキシブルテープ13(被塗布物)を挙げる。フレキシブルテープ13の金属膜14上に、金属膜14をパターニングして配線を形成するためのフォトレジスト15を塗布する。
【0015】
レジストタンク3には、塗布対象となる液状物であるフォトレジスト15が貯留されている。レジストタンク3には2系統の配管4a,4cが接続され、レジストタンク3の内部は密閉されている。一方の配管4aは、先端の開口がレジストタンク3の底面付近にまで達しており、ポンプ5によってレジストタンク3内に貯留されたフォトレジスト15を吸い出せるようになっている。他方の配管4bは、先端の開口がレジストタンク3の天面に接続されており、コーティング部2で使われなかったフォトレジスト15がレジストタンク3に戻るようになっている。すなわち、フォトレジスト15は、ポンプ5によって配管4aを介してレジストタンク3から吸い出され、配管4cを介してコーティング部2のレジスト供給皿8に送られる。コーティング部2で使われなかったフォトレジスト15は、配管4bを介してレジストタンク3に戻って再利用される。
【0016】
コーティング部2において、レジスト供給皿8の上方には、ポンピングロール9とスキージロール10とコーティングロール11とが、レジスト供給皿8側からこの順に設けられている。ポンピングロール9は、レジスト供給皿8の内部のフォトレジスト15に接触した状態で自身が回転することによりフォトレジスト15を周面に付着させて汲み上げる機能を有する。スキージロール10は、ポンピングロール9とコーティングロール11との間に介在し、ポンピングロール9から転写されたフォトレジスト15の液量を調整する機能を有する。コーティングロール11は、スキージロール10から転写されたフォトレジスト15をフレキシブルテープ13に当接させつつ自身が回転することによりフォトレジスト15をフレキシブルテープ13に転写する機能を有する。
【0017】
すなわち、ポンピングロール9によってレジスト供給皿8から汲み上げられたフォトレジスト15は、スキージロール10によって液量が調整され、コーティングロール11の周面に塗布される。そして、コーティングロール11の周面に塗布されたフォトレジスト15は、コーティングロール11が一定方向に移動するフレキシブルテープ13に当接することにより、フレキシブルテープ13に転写される。これら3個のロール9,10,11は個々に駆動源を有しており、制御部7によって回転速度が独立して調整できる構成となっている。
【0018】
また、フレキシブルテープ13を金属膜14の形成面と反対側の面から支持するバックアップロール12が設けられている。フレキシブルテープ13は、図示しない移動手段により長手方向に一定速度で移動する構成となっている。バックアップロール12は、フレキシブルテープ13の移動速度に応じた回転速度で回転する。
【0019】
粘度測定器6は、配管16を介してレジスト供給皿8に充填されたフォトレジスト15、すなわちポンピングロール9によって汲み上げられる直前のフォトレジスト15の粘度を一定の間隔で間欠的に測定する。測定間隔は、例えばフレキシブルテープ13の所定の移動距離毎(例えば10m毎)に1回でも良いし、所定の運転時間毎(例えば30分毎)に1回でも良いし、コーティングロール11の所定の回転数毎(例えば100回転)に1回でも良い。粘度測定器6としては、毛細管粘度計、落球粘度計、回転粘度計等、測定対象に応じて種々の方式の粘度測定器を用いることができる。具体的には、一例として東機産業株式会社製のR100型粘度計を使用することができる。
【0020】
制御部7は、コーティングロール11をはじめとする各ロール、粘度測定器6、フレキシブルテープ13の移動手段等を制御する。特に本実施形態において、制御部7は、粘度測定器6によって得られる粘度測定値に基づいてコーティングロール11の回転速度を制御する。
【0021】
以下、制御部7によってコーティングロール11を制御する手順を、図2を用いて説明する。
初めに、コーティング装置1が定常運転を行っているものとする(図2のステップS1)。
次に、制御部7は、所定の粘度測定間隔に達したか否かを判断する(図2のステップS2)。より具体的には、例えばフレキシブルテープ13の移動距離で判断する場合であれば、制御部7は、フレキシブルテープ13の移動機構もしくはバックアップロール12等からフレキシブルテープ13の移動距離情報を取得する。その移動距離情報に基づいて、制御部7は、前回の粘度測定時を基準として現在の移動距離が粘度測定を行うべき所定の移動距離(例えば10m)に達したか否かを判断する。
【0022】
現在の移動距離が粘度測定を行うべき所定の移動距離に未だ達していない場合、図2のステップS1に戻り、定常運転を続行する。一方、現在の移動距離が粘度測定を行うべき所定の移動距離に達した場合、制御部7の命令に従って、粘度測定器6がフォトレジスト15の粘度を測定する(図2のステップS3)。このとき、粘度測定器6が得た粘度測定値の情報は制御部7に送られる。
【0023】
次に、制御部7は、粘度測定値が所定の粘度範囲の上限値を超えているか否かを判断する(図2のステップS4)。なお、所定の粘度範囲とは、粘度が多少変化したとしてもフォトレジスト15の膜厚に変化が生じない範囲、もしくはフォトレジスト15の膜厚が多少変化したとしても配線のパターニングに支障が生じない範囲のことである。この粘度範囲は、コーティング装置1の使用前に条件出しを行ってデータを取得しておき、そのデータを制御部7に記憶させておく。
【0024】
粘度測定値が所定の粘度範囲の上限値を超えていない場合、図2のステップS1に戻り、定常運転を続行する。一方、粘度測定値が所定の粘度範囲の上限値を超えた場合、制御部7の命令に従って、コーティングロール11の回転速度が変更される(図2のステップS5)。この場合、コーティングロール11の回転速度は、粘度測定値が所定の粘度範囲内にあるときよりも遅くなるように変更される。
コーティング装置1の運転時には、制御部7が以上の手順を繰り返し行う。
【0025】
上述したように、本発明者は、フォトレジスト15の粘度が上昇した際に膜厚が厚くなることを実験により確認した。さらに、本発明者は、コーティングロール11の回転速度を遅くしたときに膜厚が薄くなることを実験により確認した。なお、この他にコーティングロール11以外のロール、例えばポンピングロール9等を遅くしても膜厚は変わらないことや、フレキシブルテープ13の移動速度を変えても膜厚は変わらないことも確認した。
【0026】
図3(A)、(B)はその実験結果を示す図であり、図3(A)はコーティングロール11の回転速度を2.0m/分、図3(B)はコーティングロール11の回転速度を1.5m/分とした場合である。図3(A)、(B)ともに、グラフの横軸はフレキシブルテープ13の幅方向の膜厚測定位置[mm]であり、グラフの縦軸はフォトレジスト15の膜厚[μm]である。フレキシブルテープ13は、幅方向の寸法が70mmのものを用いた。
【0027】
フレキシブルテープ13の一端から10mm近傍、35mm近傍、60mm近傍の3箇所でフォトレジスト15の膜厚を測定した結果、コーティングロール11の回転速度を2.0m/分とすると、図3(A)に示すように、フォトレジスト15の膜厚は平均して約3.5μmであった。一方、コーティングロール11の回転速度を1.5m/分とすると、図3(B)に示すように、フォトレジスト15の膜厚は平均して2.5μm程度であった。
【0028】
このように、フォトレジスト15の粘度と膜厚との間に相関関係があり、コーティングロール11の回転速度とフォトレジスト15の膜厚との間に相関関係があるため、これらのデータを取得すれば、所定の膜厚を得るのに好適なフォトレジスト15の粘度とコーティングロール11の回転速度との相関関係を得ることができる。したがって、この相関関係を例えばルックアップテーブル等の形態で制御部7に予め記憶させておくことにより、制御部7は、粘度測定値の変化に応じて最適なコーティングロールの回転速度を求めることができる。すなわち、制御部7は、粘度測定値が粘度範囲の上限値をどの程度超えたときにコーティングロール11の回転速度をどの程度遅くすればよいかを知ることができる。このようにして、制御部7は、コーティングロール11の回転を良好に制御することができる。
【0029】
本実施形態のコーティング装置1は粘度測定器6を備えており、フォトレジスト15の粘度測定値が所定の粘度範囲の上限値を超えた場合、制御部7によって、粘度測定値が粘度範囲内にある場合よりもコーティングロール11の回転速度を遅くするように、コーティングロール11の回転が制御される。これにより、仮に経時変化によりフォトレジスト11の粘度が上昇したとしても、コーティングロール11の回転速度が抑えられ、膜厚が増加することが抑えられる。このようにして、フォトレジスト11等の塗膜の膜厚バラツキを低減でき、ひいては配線の寸法バラツキが少ないフレキシブルテープが得られ、微細な回路形成が可能となる。
【0030】
特に本実施形態の場合、粘度測定器6がレジスト供給皿8中のフォトレジスト15の粘度を測定するため、ポンピングロール9によって汲み上げられる直前のフォトレジスト15の粘度が測定されることになり、ここでの粘度変化が塗膜の膜厚に最も敏感に反映される。そのため、コーティングロール11の回転速度をより遅延が少ない状態で精度良く制御することができる。また、フォトレジスト11の粘度を間欠的に測定する構成であるが、通常、フォトレジスト11の粘度はそれ程頻繁に変化することはないため、粘度測定器6が粘度を間欠的に測定すれば十分である。この構成によれば、生産性の高いコーティング装置を提供できる。
【0031】
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えばフォトレジストは、一般的に、使用時に溶媒分が揮発して粘度が上がることはあっても、粘度が下がることは考えにくい。したがって、上記実施形態では、粘度測定値が所定の粘度範囲の上限値を超えたときにコーティングロールの回転速度を遅くする構成とした。しかしながら、この構成に加えて、粘度測定値が所定の粘度範囲の下限値を下回ったときにコーティングロールの回転速度を速くするようにしても良い。あるいは、制御部が、コーティングロールの回転速度の変更では対応できない程、粘度が変化したと判断した場合などには、例えば装置を停止する、使用者に警告を発する等の制御を行う構成としても良い。
【0032】
また、上記実施形態では、フォトレジストを塗布するロールとして、ポンピングロール、スキージロール、コーティングロールの3つのロールを備えたコーティング装置の例を示したが、スキージロールは必ずしも必要ではなく、ポンピングロール、コーティングロールの2つのロールを備えたコーティング装置に本発明を適用しても良い。その他、コーティング装置の各部の詳細な構成については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0033】
1…コーティング装置、6…粘度測定器(粘度測定手段)、7…制御部、8…レジスト供給皿(充填部)、9…ポンピングロール、11…コーティングロール、12…バックアップロール、13…フレキシブルテープ(被塗布物)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗布すべき液状物を充填する充填部と、
前記充填部の中の前記液状物に接触した状態で自身が回転することにより前記液状物を周面に付着させて汲み上げるポンピングロールと、
前記ポンピングロールから周面に転写された前記液状物を被塗布物に当接させつつ自身が回転することにより前記液状物を前記被塗布物に転写するコーティングロールと、
前記被塗布物を被塗布面と反対側の面から支持するバックアップロールと、
前記液状物の粘度を測定する粘度測定手段と、
前記粘度測定手段によって測定された粘度測定値が所定の粘度範囲から外れたときに、前記粘度測定値が前記粘度範囲内にあるときに対して前記コーティングロールの回転速度を変化させるように、前記コーティングロールの回転を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とするコーティング装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記粘度測定手段によって測定された粘度測定値が所定の粘度範囲の上限値を超えたときに、前記粘度測定値が前記粘度範囲内にあるときよりも前記コーティングロールの回転速度を遅くするように、前記コーティングロールの回転を制御することを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置。
【請求項3】
前記粘度測定手段が、前記充填部に充填された前記液状物の粘度を測定することを特徴とする請求項1または2に記載のコーティング装置。
【請求項4】
前記粘度測定手段が、前記液状物の粘度を間欠的に測定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のコーティング装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−204727(P2012−204727A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−69519(P2011−69519)
【出願日】平成23年3月28日(2011.3.28)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】