説明

サジェストワード提案方法、サーバ、プログラム、携帯電話

【課題】入力デバイスが小型で使用しにくい携帯電話において、ユーザ毎にカスタマイズされた固有のテキスト文字の入力を容易に行うことが可能なサーバ、方法、プログラム、携帯電話を提供すること。
【解決手段】サジェストサーバ50は、アクセスのあった携帯電話100の個体識別情報を受信し、個体識別情報を受信した携帯電話100から、入力確定前のテキスト文字の受信を受付け、受信した入力確定前のテキスト文字と、個体識別情報と、に基づいて、テキスト文字に関連したサジェストワードを検索し、検索したサジェストワードを携帯電話100に表示するために送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サジェストワード提案方法、サーバ、プログラム、携帯電話に関し、特に、ユーザが入力操作を行う際に、入力したワードを確定する前(例えば、漢字変換時)に、プロフィール情報を反映させたサジェストワードを表示し、選択可能とするサジェストワード提案方法、サーバ、プログラム、携帯電話を提供する。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話等の小型情報端末は、自身が有する入力ボタンの入力部が小型であり、入力ボタンの数もパソコンのキーボードに比べて少ないことから、入力が困難であることが多く、長文を入力することが、億劫になってしまうことがある。
【0003】
そこで、入力ボタンによる入力以外の方法で、携帯電話に対して、入力を行う方法が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、携帯電話に対する振動の種類によって、携帯電話の異なる機能(電話番号の編集等)を実行することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−249983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の方法では、携帯電話に対する入力動作で、携帯電話が有する所定の機能を実現できるが、携帯電話への入力に対して、文字の入力等の多数の異なる指示については、入力方法に限度があることから、多くの異なる入力に基づいた多数の機能を実現することはできない。さらに、この機能を携帯電話ごとに、カスタマイズすることはできない。
【0006】
すなわち、ユーザにとっては、実際には、パソコンのキーボードに相当する機能を有する入力機能が期待されており、この入力機能において、ユーザ毎に固有の入力が反映されることが望ましい。
【0007】
本発明の目的は、一般に、入力デバイスが小型で使用しにくい携帯電話において、ユーザ毎にカスタマイズされた固有の入力を容易に行うことが可能なサーバ、方法、システム、携帯電話を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 携帯電話が通信可能に接続されたサジェストサーバであって、
アクセスのあった携帯電話の個体識別情報を受信する個体識別情報受信手段と、
当該個体識別情報を受信した携帯電話から、入力確定前のテキスト文字の受信を受付けるテキスト文字受付手段と、
前記テキスト文字受付手段が受信した入力確定前のテキスト文字と、前記個体識別情報と、に基づいて、前記テキスト文字に関連したサジェストワードを検索するサジェストワード検索手段と、
検索した前記サジェストワードを前記携帯電話に表示するために送信するサジェストワード送信手段と、
を備えることを特徴とするサジェストサーバ。
【0009】
(1)に係る発明によれば、サジェストサーバ(例えば、後述する、サジェストサーバ50)は、アクセスのあった携帯電話(例えば、後述する、携帯電話100)の個体識別情報を受信する。そして、個体識別情報を受信した携帯電話から、入力確定前のテキスト文字の受信を受付けて、入力確定前のテキスト文字を受信すると、このテキスト文字と、個体識別情報と、に基づいて、テキスト文字に関連したサジェストワードを検索する。そして、検索したサジェストワードを携帯電話に表示するために送信する。
【0010】
したがって、一般の(入力デバイスが小型で使用しにくい)携帯電話において、ユーザ毎にカスタマイズされた固有のワード(サジェストワード)を入力確定前に提供することで、ユーザの入力を容易に行うことが可能である。すなわち、サジェストサーバは、個体識別情報を受信した携帯電話から入力され、未だ入力確定されていないテキスト文字を、個体識別情報に基づいて、携帯電話に適したサジェストワードに変換して、携帯電話のユーザに利用させることが可能である。例えば、本実施例によれば、携帯電話を操作するユーザが、携帯電話に、単に「えき」や「eki」とテキスト文字を入力すると、この文字の漢字変換前に、ユーザの個体識別情報に基づいて、ユーザが予め登録した「川崎駅」がサジェストワード(変換候補)として表示され、「えき」の入力を確定するための語として、利用することが可能である。
【0011】
(2) 前記サジェストワードは、予め登録された複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応付けられて、データベース(例えば、後述する、サジェストワードデータベース65)に記憶されており、
前記サジェストワード検索手段は、複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応したサジェストワードを検索し、
前記サジェストワード送信手段は、検索した各々のサジェストワードを表示するために、前記携帯電話に送信することを特徴とする(1)に記載のサジェストサーバ。
【0012】
(2)に係る発明によれば、サジェストワードが、携帯電話を操作するユーザとして予め登録された複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応付けられて、データベースに記憶されていることから、複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応したサジェストワードを検索して、検索した各々のサジェストワードを携帯電話に表示するために送信する。
【0013】
したがって、(1)の発明と同様の作用、効果に加えて、予め登録された複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応したサジェストワードを検索して、携帯電話に表示できるため、携帯電話のユーザは、複数の基準で選択された複数のサジェストワードのうち、一のサジェストワードを選択することができる。
【0014】
(3) 前記サジェストワードは、携帯電話を操作するユーザとして予め登録された複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応付けられて、データベース(例えば、後述する、サジェストワードデータベース65)に記憶されており、
前記複数のサジェストワード検索基準情報と、前記携帯電話から入力される複数種類のキーとが対応付けられて記憶されており、
前記テキスト文字受付手段は、前記携帯電話から入力されたキーに関する情報の受信を受付け、
前記サジェストワード検索手段は、前記キーの種類に基づいて、前記サジェストワード検索基準情報を特定し、前記個体識別情報に基づいて、サジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを検索し、
前記サジェストワード送信手段は、検索した当該サジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを表示するために、前記携帯電話に送信することを特徴とする(1)に記載のサジェストサーバ。
【0015】
(3)に係る発明によれば、サジェストワードは、携帯電話を操作するユーザとして予め登録された複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応付けられて、データベースに記憶され、かつ、複数のサジェストワード検索基準情報と、携帯電話から入力される複数種類のキーとが対応付けられて記憶されていることを前提として、携帯電話から入力されたキーに関する情報の受信を受付け、受信したキーの種類に基づいて、サジェストワード検索基準情報を特定して、絞込み、絞込んだサジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを検索し、検索した当該サジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを表示するために携帯電話に送信する。
【0016】
したがって、(1)の発明と同様の作用、効果に加えて、携帯電話のユーザから、テキスト文字の入力後、テキスト文字の確定前に、キーの入力を受付けて、サジェストワード検索基準情報を、ユーザに特定させることが可能である。すなわち、複数のサジェストワード検索基準情報があることにより、対応した複数のサジェストワードが各々表示された後に、一のサジェストワードを選択するまでもなく、ユーザが所望するサジェストワード検索基準情報に基づいたキーを押すことで、所望するサジェストワードを迅速にユーザが選択することができる。
【0017】
(4) 携帯電話と通信可能に接続されたサジェストサーバが実行する方法であって、
アクセスのあった携帯電話の個体識別情報を受信する個体識別情報受信ステップと、
当該個体識別情報を受信した携帯電話から、入力確定前のテキスト文字の受信を受付けるテキスト文字受付ステップと、
受信した前記入力確定前のテキスト文字と、前記個体識別情報と、に基づいて、前記テキスト文字に関連したサジェストワードを検索するサジェストワード検索ステップと、
検索した前記サジェストワードを前記携帯電話に表示するために送信するサジェストワード送信ステップと、
を備えることを特徴とする方法。
【0018】
(4)に係る発明によれば、一般に入力デバイスが小型で使用しにくい携帯電話において、ユーザ毎にカスタマイズされた固有の入力を容易に行うことが可能なサジェスト方法を提供することが可能である。
【0019】
(5) 携帯電話と通信可能に接続されたサジェストサーバに、
アクセスのあった携帯電話の個体識別情報を受信する個体識別情報受信ステップと、
当該個体識別情報を受信した携帯電話から、入力確定前のテキスト文字の受信を受付けるテキスト文字受付ステップと、
受信した前記入力確定前のテキスト文字と、前記個体識別情報と、に基づいて、前記テキスト文字に関連したサジェストワードを検索するサジェストワード検索ステップと、
検索した前記サジェストワードを前記携帯電話に表示するために送信するサジェストワード送信ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【0020】
(5)に係る発明によれば、一般に入力デバイスが小型で使用しにくい携帯電話において、ユーザ毎にカスタマイズされた固有の入力を容易に行うことが可能なプログラムを提供することが可能である。
【0021】
(6) 入力確定前のテキスト文字の入力と、当該テキスト文字の入力後に入力されたキーを受付けるテキスト文字入力受付手段と、
前記キーの種類に基づいて、予め登録された複数のサジェストワード検索基準情報を特定して、特定した当該サジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを、前記入力確定前のテキスト文字と、当該携帯電話の個体識別情報と、に基づいて検索するサジェストワード検索手段と、
検索した前記サジェストワードを表示するサジェストワード表示手段と、を備える携帯電話(例えば、後述する、携帯電話100)。
【0022】
(6)に係る発明によれば、一般に入力デバイスが小型で使用しにくい携帯電話において、ユーザ毎にカスタマイズされた固有の入力を容易に行うことが可能な携帯電話を提供することが可能である。この場合は、(1)の発明と異なり、サジェストサーバ50を有せず、携帯電話100単独で、上記の効果を奏することが可能である。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、一般に入力デバイスが小型で使用しにくい携帯電話において、ユーザ毎にカスタマイズされた固有の入力を容易に行うことが可能なサーバ、方法、プログラム、携帯電話を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】第1実施形態に係るユーザ・サジェストシステム1の全体構成を示す図である。
【図2】第1実施形態に係るサジェスト実行フローを示す図である。
【図3】サジェストワード検索基準情報((a)から(c))ごとの、テキスト文字とサジェストワードの対応テーブルを示す図である。
【図4】携帯電話100にサジェストワードが表示された画面表示例を示す図である。
【図5】入力キー対応テーブルを示す図である。
【図6】携帯電話100にサジェストワードが表示された画面表示例を示す図である。
【図7】第2実施形態に係る携帯電話100の機能ブロックを示す図である。
【図8】第2実施形態に係る携帯電話100が実行するフローを示す図である。
【図9】サジェストサーバ50のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0026】
[第1実施形態]
[全体概要]
図1を参照して本発明に係るユーザ・サジェストシステム1の概要について説明する。図1は、ユーザ・サジェストシステム1の全体構成を示す図である。
【0027】
ユーザ・サジェストシステム1は、サジェストサーバ50と、公衆回線網3と、携帯電話100と、から構成され、携帯電話100とサジェストサーバ50が、携帯電話網やインターネット網等の公衆回線網3により、通信可能に接続されている。
【0028】
[機能構成]
携帯電話100は、通話機能やメッセージ送受信機能、ブラウザ閲覧機能等を有する、通常の携帯電話であってよく、第1実施形態では、テキスト文字入力受付手段101と、テキスト文字・サジェストワード表示手段102とを少なくとも備える。後述する第2実施形態では、携帯電話100が、テキスト文字入力受付手段101と、サジェストワード検索手段110と、テキスト文字・サジェストワード表示手段102と、サジェストワードデータベース111と、を備えた態様について説明する。
【0029】
携帯電話100は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、画像、文字を出力する液晶パネルから構成される表示部と、ユーザからの入力を受付けるボタン操作部とから少なくとも構成される。ここで、ボタン操作部は、通常のパソコンのキーボード等に比べると、小型である場合を想定する。
【0030】
また、携帯電話100が、携帯電話100の現在位置を決定できる、GPS情報(位置情報)を受信できるGPS情報受信機能を有する。さらに、携帯電話100は、受信したGPS情報を、サジェストサーバ50に送信する機能(直接的にサジェストサーバ50に送信せずに、他の中継機、サーバを介して送信されてもよい)を有する。
【0031】
テキスト文字入力受付手段101は、携帯電話100を操作するユーザからのボタン操作により、テキスト文字の入力を受付ける手段であって、制御部とボタン操作部との協働により実現される。また、テキスト文字入力受付手段101は、サジェストワード検索基準情報を特定するためのキーの入力を受付ける。
【0032】
テキスト文字・サジェストワード表示手段102は、ユーザから入力されたテキスト文字と、後述する、サジェストワードを表示する手段であって、制御部と表示部との協働により実現される。
【0033】
サジェストサーバ50は、公衆回線網3に接続されたサーバであって、制御部51と、通信I/F60と、サジェストワードデータベース65と、とから構成される。サジェストサーバ50のハードウェア構成については、図9に基づいて後述する。
【0034】
サジェストサーバ50の制御部51は、個体識別情報受信手段52と、テキスト文字受付手段53と、サジェストワード検索手段54と、サジェストワード送信手段55と、から構成される。
【0035】
サジェストサーバ50の通信I/F60は、公衆回線網3に物理的に接続され、サジェストサーバ50と携帯電話100との通信を、制御部51との協働により可能にするインターフェースである。
【0036】
サジェストワードデータベース65は、サジェストワード検索手段54から検索されるデータベースであって、テキスト文字とサジェストワードが対応付けられたテーブル(例えば、図3の対応テーブル)、入力キー対応テーブル(図5参照)を記憶したデータベースである。
【0037】
個体識別情報受信手段52は、携帯電話100からサジェストサーバ50にアクセスがあると、この携帯電話100の個体識別情報を受信する。
【0038】
個体識別情報とは、サジェストワードの検索基準となる情報(サジェストワード検索基準情報)、すなわち、電話番号、固有ID番号、ユーザID、GPS(Global Positioning System)情報等の属性値(インスタンス)である。ここで、属性値とは、サジェストワード検索基準情報の具体的な内容(文字列、数値)であって、例えば、ユーザIDの場合は、「JUN」がユーザIDの属性値である。GPS情報の場合は、(緯度,経度)の具体的な値となる(X0,Y0)が属性値となる。
【0039】
サジェストワード検索基準情報は、携帯電話100の個体を特定する情報(電話番号、固有ID番号)又は、使用するユーザを特定する情報(ユーザID)であってよいが、携帯電話100が位置するGPS情報、携帯電話100が位置する場所の日時情報、天気情報等を含む。
【0040】
サジェストワードは、テキスト文字列、数字であってよく、個体識別情報、サジェストワード検索基準情報に対応付けられて、予めデータベースに登録されている。
【0041】
テキスト文字受付手段53は、個体識別情報を受信した携帯電話100がユーザから入力を受付けた入力確定前のテキスト文字を、この携帯電話100から受信する。ここで、入力確定前とは、ユーザからのキー入力の後に、漢字変換のように、最終的な文字表記が決定される前の一時的な表記を表示した段階である。ここで、入力確定前とは、決定される前の一時的な文字表記を表示して、ユーザに選択を受付ける段階を含めてよい。
【0042】
テキスト文字受付手段53は、後述するように、テキスト文字の入力後、携帯電話100から入力されたキーに関する情報の受信を受付ける。
【0043】
サジェストワード検索手段54は、サジェストワードデータベース65を検索し、受信したテキスト文字と、個体識別情報に基づいて、携帯電話100に送信するサジェストワードを検索する。ここで、テキスト文字受付手段53が、携帯電話100のテキスト文字入力受付手段101から入力されたキーに関する情報の受信を受付けた場合には、このキーの種類に基づいて、サジェストワード検索基準情報を特定し、個体識別情報、テキスト文字に基づいて、サジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを検索する。
【0044】
サジェストワード送信手段55は、サジェストワード検索手段54が検索したサジェストワードを携帯電話100に表示するために、携帯電話100に送信する。
【0045】
[サジェスト実行フロー:サーバ側]
図2を参照して、ユーザ・サジェストシステム1において、携帯電話100からのアクセスを受付けて、携帯電話100にサジェストワードを表示する処理について、説明する。
【0046】
最初に、携帯電話100が、サジェストサーバ50にアクセスする(ステップS01)。サジェストサーバ50は、このアクセスを受けて、携帯電話100から個体識別情報を受信する(ステップS02)。サジェストサーバ50は、受信した個体識別情報を記憶する。
【0047】
なお、携帯電話100が、サジェストサーバ50にアクセスするタイミングは、携帯電話100にてテキスト文字の入力を行う機能を起動したタイミング等であってよい。
【0048】
次に、携帯電話100からユーザからのテキスト文字の入力を受付ける(ステップS03)。ここで、テキスト文字の入力は、入力確定前の段階であってよい。
【0049】
サジェストサーバ50は、ステップS02の後、テキスト文字受信受付処理を実行しており(ステップS04)、携帯電話100からのテキスト文字の入力を受付ける待機状態となる。携帯電話100は、ユーザから入力されたテキスト文字を、サジェストサーバ50に送信し、サジェストサーバ50が、送信されたテキスト文字の受信をする。
【0050】
ステップS05からステップS07については、後述する。
【0051】
サジェストサーバ50は、受信したテキスト文字と、個体識別情報に基づいて、テキスト文字に関連したサジェストワードを検索する(ステップS08)。
【0052】
図3(a)から(c)は、サジェストワード検索基準情報毎の、テキスト文字とサジェストワードの対応デーブルである。これらのテーブルは、サジェストワードデータベース65に記憶されている。サジェストワード検索基準情報が、「ユーザID」である場合は、対応テーブル(a)が使用され、「GPS情報」である場合は、対応テーブル(b)が使用され、「日時情報」である場合は、対応テーブル(c)が使用される。サジェストワード検索基準情報の特定方法は、後で説明するステップS05からステップS07の処理で実行される。
【0053】
図3(a)の対応テーブルは、サジェストワード検索基準情報が、ユーザIDで、個体識別情報が「JUN」の場合に参照されるテーブルである。ここでは、「JUN」のみを例示しているが、ユーザIDごとに、複数の対応テーブルが予め記憶されている。
【0054】
携帯電話100から、個体識別情報として、ユーザID「JUN」を受信し、テキスト文字として、「えき」の入力があった場合は、この対応テーブルが参照され、テキスト文字「えき」に関連したサジェストワードとして、「川崎駅」が検索される。
【0055】
この対応テーブル内のサジェストワードについては、例えば、ユーザID「JUN」のユーザが頻繁に使用するサジェストワードをテキスト文字と対応付けて予め登録しておく。この場合では、ユーザが頻繁に使用する駅名として、「川崎駅」を登録している。ここで、テキスト文字として、「えき」、「eki」、「EKI」は、ユーザのキー入力が同一であり、表記のみが異なる。したがって、ユーザが意図しているサジェストワードが同一である可能性が高いので、同一のサジェストワード(この場合、「川崎駅」)を登録しておく。
【0056】
図3(b)の対応テーブルは、サジェストワード検索基準情報が、GPS情報(位置情報)で、個体識別情報が(緯度,経度)=(X,Y)〜(X1,Y1)の範囲内の場合に参照されるテーブルである。所定範囲の(緯度,経度)ごとに、複数の対応テーブルが予め記憶されている。
【0057】
携帯電話100から、個体識別情報として、GPS情報(緯度,経度)=(X0,Y0)を受信し、テキスト文字として、「えき」、「eki」、「EKI」の入力があった場合は、この対応テーブルが参照され、サジェストワードとして、「田町駅」が検索される。ここで、(緯度,経度)=(X,Y)〜(X1,Y1)の範囲に、(X0,Y0)が含まれるとする。
【0058】
例えば、サジェストワードと個体識別情報との対応付けにおいて、GPS情報(緯度,経度)の範囲と、この範囲内で最も近い駅をサジェストワードとして予め登録しておく。この場合は、現在の携帯電話100のGPS情報から自動的に、現在位置から最も近い駅名をサジェストワードとして、提供することができる。
【0059】
図3(c)の対応テーブルは、サジェストワード検索基準情報が、携帯電話の日時情報で、個体識別情報が、(曜日,時間帯)=(日曜日,13:00〜15:00)の範囲内の場合に参照されるテーブルである。所定範囲の(曜日,時間帯)ごとに,複数の対応テーブルが予め記憶されている。
【0060】
携帯電話100から、個体識別情報として、日時情報(例えば、日曜日 14:00)を受信し、テキスト文字として、「えき」、「eki」、「EKI」の入力があった場合は、この対応テーブルが参照され、サジェストワードとして、「新宿駅」が検索される。
【0061】
この場合、例えば、日曜日の13時から15時の間は、新宿へ行くことをスケジュール情報等に登録しておけば、このスケジュール情報と対応テーブルのデータが同期して、サジェストワードが日時情報ごとに登録され、現在の携帯電話100の日時情報に基づいて、スケジュール情報に対応したサジェストワード(この場合は、「新宿駅」)が提供される。なお、携帯電話100の移動範囲によって、タイムゾーンが異なる場合もあるので、日時情報は、携帯電話100から個体識別情報として取得する場合が、好適である。
【0062】
個体識別情報を複数、受信した場合は、検索結果として複数のサジェストワードを検索結果としてよい。
【0063】
例えば、個体識別情報が、ユーザIDとして「JUN」、GPS情報として(緯度,経度)=(X0,Y0)、日時情報として「日曜日 14:00」を受信したとする。この場合に、ユーザが「えき」と入力し、この「えき」に対応するサジェストワードは、対応テーブル(a)、(b)、(c)に基づいて、順番に、「川崎駅」、「田町駅」、「新宿駅」となる。これら全ての対応テーブルに基づいた「川崎駅」、「田町駅」、「新宿駅」を検索結果とする。
【0064】
この検索結果を、サジェストサーバ50の携帯電話100に送信する(ステップS09)。携帯電話100は、サジェストワードを受信して、表示部にサジェストワードを表示する(ステップS10)。
【0065】
図4に示すように、携帯電話100のサジェストワードの表示は、入力確定前のテキスト文字の下部に、暖簾上に複数のサジェストワードが、上から下に向かって順番に表示されてよい。
【0066】
なお、この表示が、入力確定前の文字(「えき」)を表示せずに、「変換」のような所定のキーを押すと、複数のサジェストワードが、入力確定前の文字と入れ替わって、複数のサジェストワードが順番に表示されてよい。すなわち、「えき」と入力すると、入力されたテキスト文字「えき」と同一の場所に、この「えき」の表示が消えて、代わりにサジェストワードとなる「川崎駅」が表示され、「変換」のキーを押すと、「川崎駅」が「田町駅」に入れ替わり、さらに、「変換」のキーを押すと、「田町駅」が「新宿駅」に入れ替わる。このように、順番に複数のサジェストワードが切り替わり、「決定」キー等で、サジェストワードを確定するような態様であってもよい。
【0067】
次に、図2のステップS05からステップS07までの処理について説明する。この処理は必須ではないが、サジェストワードの絞込みを行えるため、上記の実施例よりも、さらに、好適な実施例となる。
【0068】
携帯電話100は、ステップS03にて、テキスト文字の入力を受付け、サジェストサーバ50にテキスト文字を送信した後に、キー入力受付処理(ステップS05)を実行する。すなわち、テキスト文字の入力がされた後で、入力が確定する前の状態で、所定のキーが入力された場合には、携帯電話100は、所定のキーに関する情報を、サジェストサーバ50に送信し、サジェストサーバ50が、送信された入力キーに関する情報を受信する(ステップS06)。
【0069】
送信された入力キーに関する情報から、サジェストサーバ50は、キーの種類に基づいたサジェストワード検索基準情報を特定する(ステップS07)。
【0070】
図5は、サジェストワード検索基準情報と、携帯電話から入力される複数種類のキーとが対応付けられた入力キー対応テーブルである。入力キー対応テーブルは、サジェストワードデータベース65に記憶されている。
【0071】
図5を参照すると、サジェストサーバ50は、記憶された入力キー対応テーブルを参照し、「入力キー」の種類に対応した、サジェストワード検索基準情報を特定する。すなわち、キーに関する情報が、「変換」キーである場合は、サジェストワード検索基準情報を、「ユーザID」と特定し、「CTRL」キーである場合は、サジェストワード検索基準情報を、「GPS情報」と特定し、「TAB」キーである場合は、サジェストワード検索基準情報を、「日時情報」と特定する。
【0072】
次に、特定されたサジェストワード検索基準情報と、入力されたテキスト文字に基づいて、サジェストワードを検索する(ステップS08)。例えば、サジェストワード検索基準情報が、「ユーザID」と特定されている場合には、図3(a)の対応テーブルを参照して検索し、このサジェストワードを抽出する。
【0073】
次に、サジェストサーバ50は、抽出したサジェストワードを、携帯電話100に送信して(ステップS09)、携帯電話100がサジェストワードを表示する(ステップS10)。
【0074】
図6は、サジェストワード検索基準情報が特定された場合に、携帯電話100にサジェストワードが表示された場合の表示例である。サジェストワード検索基準情報として、「ユーザID」を特定した場合に、図3(a)の対応テーブルを参照し、個体識別情報とテキスト文字に基づいて、「川崎駅」を抽出する。そして、携帯電話100にサジェストワードとして、川崎駅212が表示される。また、サジェストワード検索基準情報として、「GPS情報」を特定した場合に、図3(b)の対応テーブルを参照し、個体識別情報とテキスト文字に基づいて、「田町駅」を抽出する。そして、携帯電話100にサジェストワードとして、田町駅213が表示される。
【0075】
したがって、携帯電話100のユーザから、テキスト文字の入力後、テキスト文字の確定前に、キーの入力を受付けて、サジェストワード検索基準情報を、ユーザに特定させることが可能である。すなわち、複数のサジェストワード検索基準情報があることにより、対応した複数のサジェストワードが各々表示された後に、一のサジェストワードを選択するまでもなく、ユーザが所望するサジェストワード検索基準情報に基づいたキーを押すことで、所望するサジェストワードを迅速にユーザが選択することができる。
【0076】
[第2実施形態]
上述の第1実施形態では、サジェストサーバ50が、サジェストワードデータベース65を備え、サジェストワードを検索するサジェストワード検索手段54を備える態様であったが、第2実施形態では、これらの構成が携帯電話100に備えられている態様である。サジェストサーバ50を必要とせず、上記の機能を携帯電話100単独にて実現する点のみが異なるため、サジェストワード、テキスト文字、個体識別情報、サジェストワード検索基準情報の意義は、第1実施形態と同様である。
【0077】
図7の携帯電話100の機能ブロック図に基づいて、以下説明する。
【0078】
携帯電話100は、第1実施形態とハードウェア構成は同一であってよく、制御部105、通信I/F106とを備える。制御部105は、テキスト文字入力受付手段101と、サジェストワード検索手段110と、テキスト文字・サジェストワード表示手段102とを備え、携帯電話100は、サジェストワードデータベース111と、を備える。
【0079】
テキスト文字入力受付手段101は、携帯電話100を操作するユーザからのボタン操作により、テキスト文字の入力を受付ける手段であって、制御部とボタン操作部との協働により実現される。また、テキスト文字入力受付手段101は、サジェストワード検索基準情報を特定するためのキーの入力を受付ける。
【0080】
サジェストワード検索手段110は、サジェストワードデータベース111を検索し、受信したテキスト文字と、個体識別情報に基づいて、サジェストワードを検索する。ここで、テキスト文字入力受付手段101から入力されたキーに関する情報の受信を受付けた場合には、このキーの種類に基づいて、サジェストワード検索基準情報を特定し、個体識別情報、テキスト文字に基づいて、サジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを検索する。
【0081】
テキスト文字・サジェストワード表示手段102は、ユーザから入力されたテキスト文字と、サジェストワードを表示する手段であって、制御部と携帯電話の表示部との協働により実現される。
【0082】
サジェストワードデータベース111は、サジェストワード検索手段110から検索されるデータベースであって、テキスト文字とサジェストワードが対応付けられたテーブル(例えば、図3の対応テーブル)、入力キー対応テーブル(図5参照)を記憶したデータベースである。
【0083】
[サジェスト実行フロー:携帯電話側]
図8に基づいて、携帯電話100が実行するサジェスト実行フローについて説明する。携帯電話100からユーザからのテキスト文字の入力を受付ける(ステップS20)。ここで、テキスト文字の入力は、入力確定前の段階であってよい。
【0084】
次に、キー入力受付処理(ステップS21)を実行する。すなわち、テキスト文字の入力がされた後で、入力が確定する前の状態で、所定のキーが入力された場合には、携帯電話100は、キーの種類に基づいたサジェストワード検索基準情報を特定する。
【0085】
第1実施形態と同様に、図5は、サジェストワード検索基準情報と、携帯電話100から入力される複数種類のキーとが対応付けられた入力キー対応テーブルである。入力キー対応テーブルは、サジェストワードデータベース111に記憶されている。
【0086】
図5を参照すると、携帯電話100は、記憶された入力キー対応テーブルを参照し、「入力キー」の種類に対応した、サジェストワード検索基準情報を特定する。すなわち、キーに関する情報が、「変換」キーである場合は、サジェストワード検索基準情報を、「ユーザID」と特定し、「CTRL」キーである場合は、サジェストワード検索基準情報を、「GPS情報」と特定し、「TAB」キーである場合は、サジェストワード検索基準情報を、「日時情報」と特定する。
【0087】
次に、特定されたサジェストワード検索基準情報と、入力されたテキスト文字に基づいて、サジェストワードを検索する(ステップS22)。例えば、サジェストワード検索基準情報が、「ユーザID」である場合には、サジェストワードデータベース111に記憶された図3(a)の対応テーブルを参照して検索し、このサジェストワードを抽出する。
【0088】
次に、抽出したサジェストワードを、携帯電話100の表示部に表示する(ステップS23)。
【0089】
第1実施形態と同様に、キー入力受付処理(ステップS21)を実行せずに、サジェストワード検索基準情報を特定せずに、サジェストワードを検索、抽出して、複数のサジェストワードを表示してもよい(図4参照)。
【0090】
[サジェストサーバ50のハードウェア構成]
図9は、本発明の第1実施形態に係るサジェストサーバ50のハードウェア構成を示す図である。サジェストサーバ50は標準的なコンピュータでよく、以下に構成の一例を示す。
【0091】
サジェストサーバ50は、制御部51を構成するCPU(Central Processing Unit)1310(マルチプロセッサ構成ではCPU1320等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1200、通信I/F(I/F:インターフェース)60、メインメモリ1340、BIOS(Basic Input Output System)1350、表示装置1360、I/Oコントローラ1370、キーボード及びマウス等の入力装置1380、ハードディスク1390、光ディスクドライブ1400、並びに半導体メモリ1420を備える。なお、ハードディスク1390、光ディスクドライブ1400、並びに半導体メモリ1420はまとめて記憶装置1430と呼ぶ。
【0092】
制御部51は、サジェストサーバ50を統括的に制御する部分であり、ハードディスク1390(後述)に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
【0093】
通信I/F60は、ネットワークを介して情報を送受信する場合のネットワーク・アダプタである。通信I/F60は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
【0094】
BIOS1350は、起動時にCPU1310が実行するブートプログラムや、ハードウェアに依存するプログラム等を記録する。
【0095】
表示装置1360は、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
【0096】
I/Oコントローラ1370には、ハードディスク1390、光ディスクドライブ1400、及び半導体メモリ1420等の記憶装置1430を接続することができる。
【0097】
入力装置1380は、ユーザによる入力の受け付けを行うものである。
【0098】
ハードディスク1390は、本ハードウェアを機能させるための各種プログラム、本発明の機能を実行するプログラム及び前述したテーブル及びレコードを記憶する。なお、外部に別途設けたハードディスク(図示せず)を外部記憶装置として利用することもできる。
【0099】
光ディスクドライブ1400としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク1410を使用する。光ディスク1410から光ディスクドライブ1400によりプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ1370を介してメインメモリ1340又はハードディスク1390に提供することもできる。
【0100】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0101】
1 ユーザ・サジェストシステム
50 携帯電話
51 制御部
100 サジェストサーバ
105 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話が通信可能に接続されたサジェストサーバであって、
アクセスのあった携帯電話の個体識別情報を受信する個体識別情報受信手段と、
当該個体識別情報を受信した携帯電話から、入力確定前のテキスト文字の受信を受付けるテキスト文字受付手段と、
前記テキスト文字受付手段が受信した入力確定前のテキスト文字と、前記個体識別情報と、に基づいて、前記テキスト文字に関連したサジェストワードを検索するサジェストワード検索手段と、
検索した前記サジェストワードを前記携帯電話に表示するために送信するサジェストワード送信手段と、
を備えることを特徴とするサジェストサーバ。
【請求項2】
前記サジェストワードは、予め登録された複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応付けられて、データベースに記憶されており、
前記サジェストワード検索手段は、複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応したサジェストワードを検索し、
前記サジェストワード送信手段は、検索した各々のサジェストワードを表示するために、前記携帯電話に送信することを特徴とする請求項1に記載のサジェストサーバ。
【請求項3】
前記サジェストワードは、携帯電話を操作するユーザとして予め登録された複数のサジェストワード検索基準情報の各々に対応付けられて、データベースに記憶されており、
前記複数のサジェストワード検索基準情報と、前記携帯電話から入力される複数種類のキーとが対応付けられて記憶されており、
前記テキスト文字受付手段は、前記携帯電話から入力されたキーに関する情報の受信を受付け、
前記サジェストワード検索手段は、前記キーの種類に基づいて、前記サジェストワード検索基準情報を特定し、前記個体識別情報に基づいて、サジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを検索し、
前記サジェストワード送信手段は、検索した当該サジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを表示するために、前記携帯電話に送信することを特徴とする請求項1に記載のサジェストサーバ。
【請求項4】
携帯電話と通信可能に接続されたサジェストサーバが実行する方法であって、
アクセスのあった携帯電話の個体識別情報を受信する個体識別情報受信ステップと、
当該個体識別情報を受信した携帯電話から、入力確定前のテキスト文字の受信を受付けるテキスト文字受付ステップと、
受信した前記入力確定前のテキスト文字と、前記個体識別情報と、に基づいて、前記テキスト文字に関連したサジェストワードを検索するサジェストワード検索ステップと、
検索した前記サジェストワードを前記携帯電話に表示するために送信するサジェストワード送信ステップと、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項5】
携帯電話と通信可能に接続されたサジェストサーバに、
アクセスのあった携帯電話の個体識別情報を受信する個体識別情報受信ステップと、
当該個体識別情報を受信した携帯電話から、入力確定前のテキスト文字の受信を受付けるテキスト文字受付ステップと、
受信した前記入力確定前のテキスト文字と、前記個体識別情報と、に基づいて、前記テキスト文字に関連したサジェストワードを検索するサジェストワード検索ステップと、
検索した前記サジェストワードを前記携帯電話に表示するために送信するサジェストワード送信ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項6】
入力確定前のテキスト文字の入力と、当該テキスト文字の入力後に入力されたキーを受付けるテキスト文字入力受付手段と、
前記キーの種類に基づいて、予め登録された複数のサジェストワード検索基準情報を特定して、特定した当該サジェストワード検索基準情報に該当するサジェストワードを、前記入力確定前のテキスト文字と、当該携帯電話の個体識別情報と、に基づいて検索するサジェストワード検索手段と、
検索した前記サジェストワードを表示するサジェストワード表示手段と、を備える携帯電話。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−267162(P2010−267162A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−119284(P2009−119284)
【出願日】平成21年5月15日(2009.5.15)
【出願人】(500521522)株式会社オプティム (73)
【Fターム(参考)】