説明

サブスクリプション・ベースの出荷のための方法および装置

品目のサブスクリプション・ベースの発送を提供するためのコンピュータ・アクセス可能媒体および装置。諸実施形態は、eコマースWebサイトの顧客が、或る料金を支払って、サブスクリプションによってカバーされている期間中に、eコマースWebサイトを介して注文された少なくともいくつかの品目に関して無料の発送および/または割引料金の発送をサブスクライブ済みの顧客に提供する発送プログラムにおけるサブスクリプションを得ることを可能にする、機構を提供することができる。Webサイトは、サブスクライブ済みの顧客だけに1つまたは複数の発送オプション、および、場合により、その他のオプションを提供することが可能なユーザ・インタフェース要素を、Webサイト上で提供することができる。一部の実施形態は、サブスクライバが、発送プログラムへのサブスクリプションを他の顧客らと共有することを可能にする機構を提供することができる。一実施形態は、サブスクライブ済みの顧客が、サブスクリプションを共有するよう、他の顧客らを招待することができる機構を提供することができる。一部の実施形態は、発送プログラムのサブスクライバらに、非サブスクライバには提供または提案されない、その他の排他的なサービスおよび/またはオファーを提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発送手数料を低減するためのコンピュータ・ネットワーク・ベースのサービスと、それに関連するユーザ・インタフェースに関する。
【背景技術】
【0002】
製品または商品の製造業者、小売業者、卸売業者、流通センタ、その他の流通業者(以上をまとめて流通業者と呼ぶことができる)は、通常、クライアントまたは顧客によって注文され、クライアントまたは顧客に発送される様々な品目の在庫を保持する。この在庫は、流通センタ、クロス・ドッキング施設、注文履行施設などの、1つまたは複数の資材取り扱い施設に保持され、処理される。図1は、従来の流通業者のオペレーションの概観を示す。複数の顧客10が、流通業者に注文20を提出する。各注文20は、注文を提出した顧客に発送されるべき、在庫30からの1つまたは複数の品目を指定する。注文履行40において、注文は、顧客注文20を履行するように企業によって処理される。各注文の中で指定される1つまたは複数の品目は、資材取り扱い施設において在庫30から取り出される、または「選択される」。選択された注文は、次に、梱包されて、顧客10に発送50される。発送される注文は、顧客によって注文した品目のすべてを必ずしも含むわけではなく、発送される注文は、1つの在庫格納場所から一度に発送される用意のある、注文した品目のサブセットだけを含むこともあることに留意されたい。通常、顧客には、注文の品目の代金と、注文を顧客に発送することに関係する手数料が請求される。
【0003】
パーソナル・コンピュータ、インターネット、World Wide Webが至る所に存在することによって促進される、電子商取引(eコマース)の範囲のますますの拡大は、顧客が、流通業者からの商品を物色し、購入する仕方に顕著な変化をもたらした。特徴、規格、外観、価格設定、入手の可能性を含む製品情報を、顧客が見ることができる、「eコマースWebサイト」と呼ばれることが可能な仮想の店頭が、物理的な顧客プレゼンス(例えば、「ブリック・アンド・モルタル」店頭)を維持してきた卸売業者や小売業者の間でさえ、一般的になっている。多くの商取引は既に、他の顧客プレゼンスを全く欠いている製品流通業者によって、eコマースWebサイトだけを介して行われている。仮想の店頭を使用する電子商取引は、より少ない間接費(例えば、販売員の欠如、物理的な店頭の欠如、高度に自動化された注文処理などによる)や、インターネットの及ぶ範囲だけによって限られた潜在的顧客ベースなどの、多くの利点を備えている。eコマースWebサイトだけを介して顧客に「店頭」を提供する製品流通業者、または製品流通業者は、物理的な顧客プレゼンスを維持しながら、顧客にeコマースWebサイトを提供する流通業者の一部は、「eコマース企業」と呼ばれることが可能である。
【0004】
図2は、eコマースWebサイトを介して顧客に「仮想の店頭」を提供する例示的なeコマース企業を示す。複数の顧客110が、インターネット100へのアクセスを介して、製品流通業者の「仮想の店頭」の役割をするeコマースWebサイト104(またはWebサイト)を介して、eコマース企業102からの1つまたは複数の品目を注文する。Webサイト104は、顧客に関する注文120を生成する。各注文20は、注文を提出した顧客に発送されるべき、在庫130からの1つまたは複数の品目を指定する。注文は、顧客注文120を履行するように製品流通業者によって処理140される。各注文で指定された1つまたは複数の品目は、資材取り扱い施設において在庫130から取り出される、または「選択される」。選択された注文は、次に、梱包されて、顧客110に発送150される。発送される注文は、顧客によって注文した品目のすべてを必ずしも含むわけではなく、発送される注文は、1つの在庫格納場所から一度に発送される用意のある、注文した品目のサブセットだけを含むこともあることに留意されたい。通常、顧客には、注文の中の品目の代金と、注文を顧客に発送することに関係する手数料が請求106される
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
顧客への品目のサブスクリプション・ベースの発送を提供するための方法および装置の様々な実施態様を説明する。諸実施態様は、Webベースの電子商取引(eコマース)企業のWebサイトの顧客が、或る料金を支払って、サブスクリプションによってカバーされている期間中に、eコマース企業のWebサイトを介して注文された少なくともいくつかの品目に関して無料の発送および/または割引料金の発送を顧客に提供する、eコマース企業の顧客に提供される発送プログラムへのサブスクリプションを得ることを可能にする機構を提供する。諸実施態様では、そのプログラムへのサブスクリプションの代金を支払う際、顧客は、基本的に、注文ごとの発送手数料を支払う代わりに、サブスクリプションの期間にわたって、固定の発送手数料を前払いしている。一実施態様では、サブスクライバは、サブスクリプションの期間中、サブスクライバが所望する任意の時点で、所望するだけ、いくつの品目でも、購入して、割引発送、または無料発送を利用することができ、このため、割引発送、または無料発送を得るのに、何らかのしきい値の注文品目数、または注文品目額に達する必要がない。
【0006】
諸実施態様では、eコマースWebサイトは、発送プログラムにサブスクライブした顧客だけが利用できる、1つまたは複数の発送オプション、および、場合により、その他のオプションまたはサービスを表示する、様々な発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素を、Webサイトの品目詳細ページ上、および/またはその他のページ上で提供することができる。一実施態様では、それらの発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素は、eコマースWebサイトの様々なWebページが、サブスクライブ済みの顧客によってアクセスされた場合にだけ、表示される。発送プログラムにサブスクライブするための1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素が、eコマースWebサイトのすべての顧客に表示される。
【0007】
一部の実施態様は、顧客が、Webページなどの、顧客に提示されたユーザ・インタフェース上の単一のアクションを介して、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの1つまたは複数のサービスを開始することができる、1つまたは複数の「単一アクション」ユーザ・インタフェース要素を提供する。一部の実施態様は、単一のアクションを介して、例えば、「今、サブスクライブする」ボタンの選択を介して、顧客が、発送プログラムにサブスクライブすることができるユーザ・インタフェース要素を提供する。一部の実施態様は、サブスクライブ済みの顧客が、発送プログラムによってサブスクライブ済みの顧客に提供される1つまたは複数の発送オプションに従って、eコマース企業によって提供される品目の注文を開始することができる、1つまたは複数の単一アクション・ユーザ・インタフェース要素を、例えば、品目詳細ページ上で提供する。各発送オプションは、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素の或る特定の1つに関連する。この実施態様では、eコマース企業のWebサイトによって提供されるユーザ・インタフェース上における、発送プログラムによって提供される発送オプションの或る特定の1つを選択する、サブスクライブ済みの顧客による単一のアクションは、選択された発送オプションに応じた、eコマース企業のWebサイトによって提供される品目の購入注文、処理、発送を自動的に開始する。
【0008】
サブスクライブ済みの顧客(またはサブスクライバ)は、eコマース企業のWebサイトにアクセスするためのアカウントを有する既存の顧客であることも、eコマースWebサイトにアクセスするための新規のアカウントを作成する新規の顧客であることも可能である。発送プログラムの下で注文される品目は、サブスクライバの発送アドレスに、または、代替として、サブスクライバによって指定された、または選択された第三者アドレスに発送される。一実施態様では、サブスクライバは、サブスクライブ期間の終わりに自動的に更新されるメンバシップを得るように選択することができ、または、代替として、メンバシップは、1次サブスクライバ(サブスクリプションを最初に獲得した顧客)によって解約されない限り、自動的に更新されてもよい。一部の実施態様では、eコマース企業によって提供されるいくつかの品目は、発送プログラムの対象とならないこともある。
【0009】
また、一部の実施態様は、サブスクライバが、他の1名または複数名の顧客と、発送プログラムへのサブスクリプションを共有する1つまたは複数の機構を、eコマースWebサイトを介して提供することも可能である。それらの実施態様は、1次サブスクライバが、1次サブスクライバの世帯の居住者などの、他の1名または複数名の顧客とサブスクリプションを共有することができる機構を提供する。一実施態様では、1次サブスクライバが、サブスクリプションを共有するように他の1名または複数名の顧客(例えば、1次サブスクライバの世帯のメンバ)を招待する機構が提供される。すると、招待された顧客は、その招待を受け入れる、拒否する、または単に無視する。一実施態様では、メンバシップが共有されることが可能な顧客の数に上限が存在することも可能である。
【0010】
例示的なサブスクリプション・ベースの発送プログラムは、eコマース企業の任意の顧客が、年会費を支払って、注文した品目に関する、無料の2日以内の発送、または或る品目に関して、2日以内の発送が利用できない場合、無料の標準の発送、品目当たりの割引費用での、注文した品目に関する翌日発送、サブスクライバのアドレス、または第三者アドレスへの発送、追加手数料なしで、1次サブスクライバの世帯の居住者などの、他の1名または複数名の顧客とメンバシップを共有できることを含むが、以上には限定されない恩恵を受けることができる。
【0011】
以上は、例示的なサブスクリプション・ベースの発送プログラムであり、限定することを意図しておらず、他の実現形態が、異なる形でセットアップされてもよいことに留意されたい。例えば、他の実現形態は、プログラムへのサブスクライバに、1つだけの割引発送方法または無料発送方法(例えば、無料の2日以内の発送)を提供する、またはプログラム、サブスクライバに、2つより多くの割引発送オプションおよび/または無料発送オプションを提供する。別の例として、実現形態は、異なる期間にわたって、または他のモデルを使用して、プログラムへのサブスクリプションを発行することができ、例えば、実現形態は、月間サブスクリプション、半年ごとのサブスクリプション、年間サブスクリプション、生涯メンバシップ、または以上の組み合わせの1つまたは複数を提供してもよい。また、一部の実現形態は、様々な期間にわたって提供されることが可能な、かつ/または様々なレベルの発送割引またはその他のサービスを提供する、2つ以上のレベルの発送プログラムから選択されたオプションを、場合により、異なるサブスクリプション料金で、顧客に提供することが可能である段階的サブスクリプションを提供することに留意されたい。
【0012】
一部の実施態様は、例えば、特別な品目、または特別なオファーへの排他的な、かつ/または最初のアクセスのため、および/またはサブスクライブ済みの顧客の注文の特別な「ファスト・トラック」扱いのために、非サブスクライバには提案されない恩恵、特別なオファー、および/または排他的サービスを、発送プログラムのサブスクライバに提案することが可能である。
【0013】
本発明を、例として、いくつかの実施態様、および例示的な図面に関して本明細書で説明するが、本発明は、説明される、それらの実施態様または図面に限定されないことが、当業者には認識されよう。図面、および図面の詳細な説明は、本発明を、開示される特定の形態に限定することを意図しておらず、それどころか、本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨および範囲に含まれる、すべての変形形態、均等形態、および代替形態を範囲に含むことを理解されたい。本明細書で使用される見出しは、単に整理を目的とし、説明の範囲、または特許請求の範囲を限定するように使用されることは意図していない。本願全体にわたって使用される、「可能である」という語は、義務的な意味(すなわち、〜しなければならない、を意味する)ではなく、許容の意味(すなわち、〜する可能性を有することを意味する)で使用されている。同様に、「含む」および「含め」という語は、〜を含むが、〜には限定されないことを意味する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
顧客への品目のサブスクリプション・ベースの発送を提供するための方法および装置の諸実施形態を説明する。諸実施形態は、Webベースの電子商取引(eコマース)企業のWebサイトの顧客が、或る料金を支払って、サブスクリプションによってカバーされている期間中に、企業から、注文した(例えば、企業のWebサイトから注文された)少なくともいくつかの品目に関して無料の発送および/または割引料金の発送を顧客に提供する、或る期間(例えば、1ヵ月、6ヵ月、1年、その他)にわたってeコマース企業の顧客に提供される発送プログラムにおけるサブスクリプションまたはメンバシップを得ることを可能にする機構を提供する。諸実施形態では、そのプログラムへのサブスクリプションの代金を支払う際、顧客は、基本的に、注文した品目の数、品目のサイズおよび/または重量、またはその他の要因に基づいて、注文ごとの発送手数料を支払う代わりに、或る期間(例えば、1ヵ月、6ヵ月、1年、その他)にわたって、固定の発送手数料を前払いしている。発送の注文ごとに単位ごとの手数料を顧客が支払う代わりに、諸実施形態は、サブスクライバに固定サブスクリプション費用がかかる、したがって、固定の発送費用がかかる、サブスクリプション・ベースの発送プログラムを提供する。一実施形態では、そのプログラムへのサブスクライバは、サブスクリプションの期間の間の、発送の代金として固定の手数料(サブスクリプション料金)を支払いながら、サブスクリプションの期間中、サブスクライバが所望するだけ、いくつでも、対象となる品目を注文することを許される。
【0015】
諸実施形態では、eコマースWebサイトは、発送プログラムにサブスクライブした顧客だけが利用できる、1つまたは複数の発送オプション、および、場合により、その他のオプションまたはサービスを表示する、様々な発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素を、Webサイトの品目詳細ページ上、およびその他のページ上で提供する。一実施形態では、それらの発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素は、eコマースWebサイトの様々なWebページが、サブスクライブ済みの顧客によってアクセスされた場合にだけ、表示される。発送プログラムにサブスクライブするための1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素が、eコマースWebサイトのすべての顧客に表示される。
【0016】
一部の実施形態は、顧客が、Webページなどの、顧客に提示されたユーザ・インタフェース上の単一のアクションを介して、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの1つまたは複数のサービスを開始することができる、1つまたは複数の「単一アクション」ユーザ・インタフェース要素を提供する。一部の実施形態は、単一のアクションを介して、例えば、「今、サブスクライブする」ボタンの選択を介して、顧客が、発送プログラムにサブスクライブすることができるユーザ・インタフェース要素を提供する。それらの実施形態では、顧客は、顧客が、例えば、eコマース企業のWebサイトに対してユーザ・アカウントをセットアップするプロセスにおいて、前もって提供している、発送アドレス、料金請求アドレス、支払い方法情報を含むが、以上には限定されない顧客情報を使用して、そのプログラムにサブスクライブされる。
【0017】
一部の実施形態は、サブスクライブ済みの顧客が、発送プログラムによってサブスクライブ済みの顧客に提供される1つまたは複数の発送オプションに従って、eコマース企業によって提供される品目の注文を開始する、1つまたは複数の単一アクション・ユーザ・インタフェース要素を、例えば、品目詳細ページ上で提供でき、各発送オプションは、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素の或る特定の1つに関連する。一実施形態では、それらの単一アクション発送オプションは、サブスクライブ済みの顧客にだけ提示されて、サブスクライブ済みでない顧客には提示されないことに留意されたい。この実施形態では、eコマース企業のWebサイトによって提供されるユーザ・インタフェース上における、発送プログラムによって提供される発送オプションの或る特定の1つを選択する、サブスクライブ済みの顧客による単一のアクションは、選択された発送オプションに応じた、eコマース企業のWebサイトによって提供される品目の購入注文、処理、発送を自動的に開始する。この実施形態では、発送アドレス、料金請求アドレス、支払い方法情報を含むが、以上には限定されない、サブスクリプションに関連する顧客情報が、発送オプションの単一アクション選択に応答して、注文の自動処理において使用される。
【0018】
一部の実施形態では、eコマースWebサイトによって提供される他のサービスを開始する、他の1つまたは複数の単一アクション項目が、サブスクライブ済みの顧客、および/またはそのWebサイトのサブスクライブ済みでない顧客に提示されることに留意されたい。例えば、一実施形態では、発送プログラムにサブスクライブされているか否かにかかわらず、Webサイトに対してアカウントを有するすべての顧客に、Webサイトによって売りに出されている適格な品目の品目詳細ページ上で、購入注文を開始するための単一アクション・ユーザ・インタフェース要素が提示される。
【0019】
購入注文の単一アクション開始のための方法およびシステムは、参照により本明細書に組み込まれている、1999年9月28日に発行された「Method and System for Placing a Purchase Order via a Communications Network」という名称の米国特許第5960411号で説明されている。
【0020】
サブスクライブ済みの顧客(またはサブスクライバ)は、eコマース企業のWebサイトにアクセスするためのアカウントを有する既存の顧客であることも、Webサイトにアクセスするための新規のアカウントを作成する新規の顧客であることも可能である。発送プログラムの下で注文される品目は、サブスクライバの発送アドレスに、または、代替として、サブスクライバによって指定された、または選択された第三者アドレスに発送される。一部の実施形態では、いくつかの品目(例えば、重い品目および/または大きい品目)は、例えば、企業が、発送プログラムの下で、除外された品目を発送することは、費用対効果が小さいため、発送プログラムの対象とならない場合があることに留意されたい。
【0021】
一実施形態では、サブスクライバは、サブスクリプション期間の終わりに自動的に更新されるメンバシップを得るように選択することができ、または、代替として、メンバシップは、1次サブスクライバ(サブスクリプションを最初に獲得した顧客が、1次サブスクライバであり、そのサブスクリプションが共有される、他の顧客は、2次サブスクライバと呼ばれる)によって解約されない限り、自動的に更新される。
【0022】
一部の実施形態は、サブスクライバが、プログラムにおけるメンバシップを、他の1名または複数名の顧客と共有することを可能に1つまたは複数の機構を、eコマースWebサイトを介して提供することが可能である。それらの実施形態は、1次サブスクライバが、1次サブスクライバの世帯の居住者などの、他の1名または複数名の顧客と、プログラムにおけるメンバシップを、追加手数料なしで、または、代替として、追加手数料を支払って、共有することができる機構を提供することが可能である。一実施形態では、メンバシップが共有される顧客の数に上限が存在することもある。一実施形態では、1次サブスクライバが、メンバシップを共有するように他の1名または複数名の顧客(例えば、1次サブスクライバの世帯のメンバ)を招待する機構が、提供される。招待された顧客が、その場合に、その招待を受け入れて2次サブスクライバになる、拒否する、または単に無視することができる機構が、提供される。代替として、1次サブスクライバが、1名または複数名の顧客をサブスクリプションに直接に追加することを、それらの顧客に招待を発行することなしに、許されてもよい。
【0023】
一部の実施形態は、招待された顧客を認証するため、および/または招待された顧客が、1次サブスクライバと同一の世帯から(または、代替として、他の何らかのエンティティから)であることを検証するための機構または機構群を含むことが可能である。例として、1次サブスクライバは、サブスクリプションを共有するように別の顧客を招待する際、1次サブスクライバの生年月日と、招待された顧客の生年月日を提供するように求められる。次に、招待された顧客は、生年月日を提供して、招待された顧客を認証/検証するように求められる。代替として、他の個人情報、または個人情報の組み合わせを使用して、招待された顧客が認証され、かつ/または招待された顧客が、1次サブスクライバと同一の世帯からであることが検証されてもよい。一実施形態では、識別サービスが、招待された顧客を認証し、かつ/または検証するのに使用される。
【0024】
諸実施形態は、eコマース企業が、招待された顧客を認証/検証する個人情報を収集することにより、誕生日情報などの、顧客個人情報のデータベースを増大させ、これにより、顧客の個人的ニーズを対象とした、または顧客の個人情報に合わせた販売促進、例えば、顧客の誕生日と関連付けられた販売促進のためのさらなる機会を、企業に与えることが可能である。さらに、他の顧客らとサブスクリプションを共有できることは、さもなければ、eコマース企業のWebサイトにアクセスして、品目を注文しない、eコマース企業の新たな顧客を生じさせる可能性がある。
【0025】
顧客は、eコマース企業からの品目、製品、または商品の他のいずれの所与の注文とも無関係に、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブすることができることに留意されたい。発送プログラムへのサブスクリプションを、いつでも行うることが可能であり、別個に代金が支払われ、企業の品目カタログの中で提供される品目のすべて、または一部からの品目の、任意の顧客選択、または選択の組み合わせに適用される、1つまたは複数の品目の注文とは異なる、独立のトランザクションである。サブスクライブ済みの顧客が、発送プログラムの下で注文することができる、または注文する品目は、企業によって顧客のために選択されないが、一部の実現形態では、いくつかの品目は、発送プログラムの対象とならない可能性がある。
【0026】
一実施形態では、サブスクライブ済みの顧客とサブスクライブ済みでない顧客はともに、例えば、eコマース企業のWebサイトの品目詳細ページ上で、eコマース企業による或る品目に関するオファーを提示された際、全く同一の販売価格で全く同一の品目を見ることができる。違いは、品目の代金の支払いが、どのように構造化されるかであり、品目は、サブスクライブ済みの顧客とサブスクライブ済みでない顧客に異なる価格で提供されるわけではない。代わりに、サブスクライブ済みの顧客には、同一価格の品目に関する同様の発送方法に関して、発送プログラムによって提供される発送オプションに従って、サブスクライブ済みでない顧客とは異なる、より低い発送料金で、提供が行われ、料金請求が行われる。つまり、発送手数料は、品目の価格に組み込まれない。諸実施形態は、サブスクライブ済みの顧客が、品目の割引発送または無料発送を得ながら、サブスクライブ済みでない顧客が支払うのと同一の価格で、サブスクライブ済みの顧客が所望するだけ、いくつでも品目を注文し、代金を支払う能力を提供する。
【0027】
諸実施形態は、一般に、品目の無料の発送および/または割引料金の発送を提供する発送オプションをサブスクライブ済みの顧客に与えながら、同一の品目を、サブスクライブ済みでない顧客に提供されるのと同一の価格で、サブスクライブ済みの顧客に提供するものとして説明されるが、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの一部の実施形態は、代替として、品目に関する同一の発送を、ただし、それらの品目に関して割引価格を、サブスクライブ済みの顧客に提供してもよいことに留意されたい。
【0028】
従来の発送プログラムは、通常、しきい値ベースである。つまり、顧客は、割引発送または無料発送の恩恵を得るのに、或る品目数、または或る品目額を注文することを要求される。本明細書で説明されるサブスクリプション・ベースの発送プログラムの諸実施形態を介して、サブスクライバは、サブスクリプションの期間中、サブスクライバが所望する任意の時点で、所望するだけ、いくつの品目でも、購入して、割引発送、または無料発送を利用することができ、このため、割引発送、または無料発送を得るのに、何らかのしきい値の注文品目数、または注文品目額に達する必要がない。このことは、サブスクライバの購入決定から発送費用の懸念を小さくする、または解消するのに役立つ。
【0029】
諸実施形態は、eコマース企業が、それらの企業の、利便性志向の(価値志向ではなく)顧客のベースを拡大することができる。諸実施形態は、顧客の、「ブリック・アンド・モルタル」店頭対オンライン購入注文の決定から、購入における要因として発送費用を小さくする、または解消するのに役立つ。サブスクライブ済みの顧客は、品目をオンラインで注文することに発送手数料が課せられる場合に、顧客がおそらく購入するであろう店から購入するのではなく、本eコマース企業のWebサイトから品目を注文するように動機付けられるであろう。諸実施形態は、頻繁に購入を行う顧客に、それらの顧客の、注文/品目当たりの発送費用を下げることにより、報いることが可能である。諸実施形態は、サブスクライブ済みの顧客が、基本的に、発送費用に関する損益分岐しきい値から先、無料発送を得るため、そのしきい値に達すると、より多くの品目を購入する、誘引を提供するであろう。
【0030】
サブスクリプション・ベースの発送プログラムは、他の発送プログラムと比べられた場合、発送費用を顧客が理解するのを、比較的簡単で、単純明快にすることができ、そのプログラムを実施するeコマース企業システムにおける注文処理および料金請求を単純化することができる。諸実施形態は、予測可能で、モデル化するのが容易な発送収益ストリームを製品流通業者にもたらすことができる。本明細書で使用される「流通業者」とは、顧客に製品または商品を流通させる任意のエンティティに当てはまることに留意されたい。流通業者は、製造業者、卸売業者、小売業者、流通センタ、または、一般に、製品、商品、または品目を顧客に流通させる、他の任意のエンティティである。注文が、定期的に、例えば、週に1回、または2週間に1回、サブスクライブ済みの顧客、またはサブスクリプションを共有する2名以上の顧客に発送される諸実施形態では、製品流通業者は、サブスクライブ済みの顧客または顧客らに関する複数の注文を統合して、単一の発送にすることができる。製品流通業者が、1名または複数名の顧客に関する複数の注文を一括して、一緒に、1つの発送アドレスに発送することを可能にすることにより、統合は、流通業者が、注文履行プロセスを単純化して、最適化し、流通業者自身の発送費用を低減するのに役立つ。サブスクリプションは、1つの発送アドレスを共有する複数の顧客によって共有されている可能性があるので、統合は、さらに高められることに留意されたい。
【0031】
諸実施形態は、或る特定の発送オプションに従って、例えば、2日目の発送が、サブスクライバに無料で提供される場合、2日目の発送に従って発送されるより多くの注文を生じさせる可能性がある。或る特定の発送オプションを使用して、より多くの量または注文が発送されることにより、発送ベンダに対する影響力が、製品流通業者にもたらされる可能性があり、この影響力は、流通業者が、製品流通業者に競争上の優位を与える、より低い発送手数料または特別な取り決めを、発送ベンダまたは発送ベンダ群との関係で得ることができるであろう。
【0032】
例示的なサブスクリプション・ベースの発送プログラムは、企業の任意の顧客が、年会費を支払って、注文した品目に関する、無料の2日以内の発送、または或る品目に関して、2日以内の発送が利用できない場合、無料の標準の発送、品目当たりの割引費用での、注文した品目に関する翌日発送、サブスクライバのアドレス、または第三者アドレスへの発送、追加手数料なしで、同一の世帯の居住者などの、他の1名または複数名の顧客とメンバシップを共有できること(メンバシップが共有されることが可能な他の顧客の数または関係に上限が存在することが可能である)を含むが、以上には限定されない恩恵を受けることが可能になる。
【0033】
以上は、例示的なサブスクリプション・ベースの発送プログラムであり、限定することを意図しておらず、他の実現形態が、異なる形でセットアップされてもよいことに留意されたい。例えば、他の実現形態は、プログラムへのサブスクライバに、1つだけの割引発送方法または無料発送方法(例えば、無料の2日以内の発送)を提供する、またはプログラム、サブスクライバに、2つより多くの割引発送オプションおよび/または無料発送オプションを提供することが可能である。別の例として、実現形態は、異なる期間にわたって、または他のモデルを使用して、プログラムへのサブスクリプションを発行することができ、例えば、ある実現形態は、月間サブスクリプション、半年ごとのサブスクリプション、年間サブスクリプション、生涯メンバシップを提供してもよい。一部の実現形態は、最初の年に月間サブスクリプションを提供し、その後、年間サブスクリプションを提供するなどの、様々な組み合わせを提供することができる。一部の実現形態は、顧客が、様々な料金で様々な期間にわたってサブスクライブすることを選択することが可能な、段階的サブスクリプションを提供することができ、例えば、企業は、様々なサブスクリプション料金で、発送プログラムに対する1ヵ月、6ヵ月、年間、生涯のメンバシップまたはサブスクリプションを提供することができる。一般に、様々な実現形態は、任意の期間の、厳密に規則的な期間ではない、プログラムにおけるサブスクリプションまたはメンバシップを提供することができる。また、諸実施形態は、サブスクライバに他の恩恵、例えば、特別な品目、または特別なオファーへの排他的な、かつ/または最初のアクセス、および/またはサブスクライブ済みの顧客の注文の特別な「ファスト・トラック」扱いを提供してもよいことにも留意されたい。
【0034】
サブスクリプション・ベースの発送プログラムを提供するための方法および装置の諸実施形態を、eコマース企業のWebサイトに関連して、さらに、eコマース企業のWebサイトを介して注文した品目のサブスクリプション・ベースの発送に関して説明しているが、諸実施形態は、本明細書で説明される機構以外の機構を使用して、かつ/または他のタイプの製品流通企業において実施されて、サブスクリプション・ベースの発送プログラムを提供してもよいことに留意されたい。例えば、メールを介して注文を受け付けるカタログ・ベースの製品流通業者が、メールおよび/または電子メールを介してカタログから注文した品目の割引料金の発送、または無料の発送を提供する発送プログラムに顧客がサブスクライブすることができる、Webサイト、またはその他のインタフェースを提供してもよい。別の例として、Webベースの製品流通業者(例えば、eコマース企業)が、その企業のWebサイトを介して、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにおけるメンバシップを要請し、受け付けるのではなく(または、そうすることに加えて)、メールを介して、または電子メールを介して、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにおけるメンバシップを要請し、受け付けることができる。一般に、本明細書で説明されるサブスクリプション・ベースの発送プログラムの諸実施形態は、流通業者、製造業者、卸売業者によって、または2つの関係者またはエンティティの間で商品または製品の輸送または移動が存在する、任意の関係において実施される。また、諸実施形態は、サブスクリプション・ベースの発送プログラムに関連して説明されるが、本明細書で説明される方法および装置は、発送プログラム以外の他のタイプのサブスクリプション・プログラムに適用されてもよいことにも留意されたい。
【0035】
「注文」という語は、本明細書で、一般に、eコマース企業から或る品目を購入する顧客に関して使用されているが、本明細書で使用される「注文」は、発送プログラムへのサブスクライブ済みの顧客への、またはそのような顧客のための、1つまたは複数の品目の発送を生じさせる可能性がある賃貸、リース、交換、または他の任意の取引も指すことに留意されたい。
【0036】
諸実施形態は、一般に、eコマース企業のWebサイトによって提供されるユーザ・インタフェースを介して発送プログラムへのサブスクリプションを要請し、受け付けるものとして説明される。一部の実施形態では、発送プログラムへのサブスクリプションは、他のWebサイト、または他の企業などの、他のソースによって要請され、そのような他のソースによって受け付けられてもよい。一実施形態では、発送プログラムへのサブスクリプションは、WebサイトへのWebサービス・インタフェースを介して、eコマース企業のWebサイトによって、他のソースから受け取られてもよい。一般的に言って、Webサービス・インタフェースは、何らかのサービスが実行されるように要求するクライアントと、サービス・プロバイダとの間における通信のために、標準のクロス・プラットフォームAPIを提供するように構成される。一部の実施形態では、Webサービス・インタフェースは、サービス要求、およびその要求に対する応答を記述する情報を含むドキュメントの交換をサポートするように構成される。そのようなドキュメントは、例えば、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)などの、標準化されたWebプロトコルを使用して交換され、例えば、XML(拡張マークアップ言語)などの、プラットフォーム独立のデータ・フォーマットでフォーマットされる。
【0037】
例として、クレジット・カードを発行する金融機関、またはその他の機関が、或る特定のクレジット・カードに顧客が契約する誘因として、eコマース企業によって提供される発送プログラムへの無料のサブスクリプションを提供することが可能である。顧客が、そのクレジット・カードに契約すると、顧客をサブスクライブするのに必要な顧客情報を含め、サブスクリプション・ベースの発送プログラムに顧客を参加させる要求が、例えば、本eコマース企業のWebサイトのWebサービス・インタフェースを使用して、eコマース企業に転送される。この実施例では、顧客にクレジット・カードを発行した機関が、発送プログラムへのサブスクリプションの代金を支払うことが可能であり、顧客が契約したクレジット・カードが、eコマース企業のWebサイトのアクセスを介して発送プログラムの下で顧客によって行われる注文に関する、デフォルトの支払い方法として使用される。
【0038】
一実施形態では、サブスクリプション・ベースの発送プログラムは、「署名」クレジット・カードに申し込む、適格な顧客に、eコマース企業によって発行される署名クレジット・カードに組み込まれてもよい。一実施形態では、発送プログラムへの無料の、または、代替として、割引のサブスクリプションが、署名クレジット・カードの発行を受けた顧客に提供される。一実施形態では、署名クレジット・カードを獲得し、そのクレジット・カードと一緒に、発送プログラムへのサブスクリプションを与えられた顧客に関して、署名クレジット・カードは、発送プログラムの下で注文した品目に関するデフォルトの支払い方法として自動的に使用される。一実施形態では、顧客が、発送プログラムの下で注文された項目に関するデフォルトの支払い方法として署名クレジット・カードを使用すると、顧客には、発送プログラムの下で提供される発送方法に関するさらなる割引が与えられ、かつ/または発送プログラムへのサブスクライバである署名カード保持者だけに提供されるサービスやオファーへのアクセスが与えられる。代替として、またはさらに、発送プログラムに既にサブスクライブされている顧客は、署名クレジット・カードを獲得し、そのカードを、発送プログラムの下で注文した品目に関するデフォルトの支払い方法として使用して、割引された発送費用、および/または発送プログラムの下における、その他の特別サービスやオファーを得ることができ、かつ/または署名クレジット・カードを既に有するが、発送プログラムにサブスクライブされていない顧客に、場合により、割引費用で、または無料で、発送プログラムにサブスクライブする機会が与えられて、割引価格および/または特別サービスを得ることが可能である。署名クレジット・カードを発送プログラムと一体化すること、特に、カードと一緒に、発送プログラムへの無料の、または割引のサブスクライブを提供すること、およびデフォルトの支払い方法としての署名カードの使用に関して、特別価格設定および/または特別サービスを提供することにより、顧客が、署名クレジット・カードを獲得して、使用するように促される。
【0039】
サブスクリプション・ベースの発送プログラムが、「署名」クレジット・カードと一体化される一実施形態では、サブスクライブ済みの顧客は、単一アクション注文機構を使用して、例えば、eコマースWebサイトによって提供されるWebページ上の単一アクション・ユーザ・インタフェース要素を選択して、プログラムの下で品目と発送オプションを選択することができる。単一アクション・ユーザ・インタフェース要素は、発送プログラムの下で利用可能な特定の発送オプションを示すことができ、サブスクライブ済みの顧客に表示される、或る特定の発送オプションをそれぞれが示す、2つ以上の単一アクション・ユーザ・インタフェース要素の1つであることが可能である。この実施形態では、サブスクライブ済みの顧客による単一の入力は、発送プログラムの下で、或る特定の品目、およびその品目に関する、或る特定の発送オプションを指定することができる。単一の入力(例えば、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素の選択)に応答して、指定された品目の注文は、指定された発送オプションに従ってプログラミングで生成されることが可能であり、その注文は、顧客の署名クレジット・カードに料金請求される。
【0040】
一実施形態では、発送プログラムへのサブスクリプションは、顧客が、署名クレジット・カードを維持する限りで有効である。その実施形態では、顧客が、署名クレジット・カードをキャンセルした場合、発送プログラムへのサブスクリプションもやはり、キャンセルされる。顧客が、署名クレジット・カードを維持し、そのカードをデフォルトの支払い方法として使用する限り、顧客は、発送プログラムへのサブスクリプションを維持する。このことは、署名クレジット・カードを顧客が維持し、使用する誘因として作用するであろう。
【0041】
図3は、本明細書で説明される、eコマース企業のWebサイトにおいてサブスクリプション・ベースの発送プログラムの一実施形態を実施するための例示的なシステム構成を示すブロック図である。eコマース企業のWebサイトは、インターネット170に結合される1つまたは複数のサーバ160上に実装されている。サーバ160に使用される例示的なシステム・アーキテクチャが、図22に示される。サーバ160は、eコマース企業の諸機能がサポートされ、eコマースWebサイトによって提供される品目が、本明細書で説明されるサブスクリプション・ベースの発送プログラムの諸実施形態に従って、または他の注文方法を介して注文される企業ロジック166を実現するソフトウェアおよび/またはハードウェアを含む。企業ロジック166は、本明細書で説明されるサブスクリプション・ベースの発送プログラムの諸機能を提供するサブスクリプション・ロジック168を実現するソフトウェアおよび/またはハードウェアを含むことが可能である。
【0042】
サーバ160は、Webページ、Webサイトによって提供される品目と関係があるデータ、顧客情報などを含むが、以上には限定されないWebサイトと関係がある情報をデータベース164の中に格納するために、データ・ストレージ162に結合される。データ・ストレージ162は、独立に構成された1つまたは複数のストレージ・デバイスとして、またはストレージ・システムとして実装される。一般に、データ・ストレージ162は、RAID(redundant array of inexpensive disks)デバイス、JBOD(Just a Bunch Of Disks)(RAIDに従って構成されていないディスク群を指すのに使用される)などのディスク・ドライブ群またはディスク・ドライブのアレイ、光ストレージ・デバイス、テープ・ドライブ、RAMディスク、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)、NAS(ネットワーク・アクセス・ストレージ)、または以上の組み合わせを含むが、以上には限定されない、Webサイトのサーバ・システムによって使用されるデータを格納するのに適した任意のタイプのストレージ・デバイスおよび/またはストレージ・システムの1つまたは複数として実装される。
【0043】
データベース164は、単一のモノリシック・データベースとして、または2つ以上のデータベースの組み合わせ、および/または任意の様々なファイル・フォーマットで格納されたファイルなどの、他の非データベース・フォーマットで格納されたデータとして実装される。データベース164は、リレーショナル・データベースである、またはリレーショナル・データベースを含むこと、または実現形態に応じて、オブジェクト指向データベースなどの、他の任意のタイプのデータベースである、またはそのような他の任意のタイプのデータベースを含むこと、または以上の組み合わせであることが可能である。一実施形態では、データベース164は、eコマースWebサイトにアクセスするためのアカウントを有する顧客についての情報を格納するために構成された顧客データベースを含むことが可能である。一実施形態では、データベース164は、発送プログラムにサブスクライブしている顧客、および別の顧客によって獲得されたサブスクライブを共有する招待を受け入れている顧客についての情報を格納するためのサブスクリプション・データベースを含むことが可能である。一実施形態では、データベース164は、発送プログラムへの別の顧客のサブスクリプションを共有するように招待された顧客についての情報を格納するための招待データベースをも含む。
【0044】
1つまたは複数のクライアント・システム182が、インターネット170に結合される。各クライアント・システム182は、Webクライアント・インタフェース184を介して、WebブラウザなどのWebクライアント・アプリケーションを使用して、eコマース企業のWebサイトにアクセスするように構成される。他の企業、機関、個人、その他のWebサイト、またはeコマース企業の他のWebサイトさえ実装するサーバのような、他の1つまたは複数のサーバ180が、インターネット170に結合される。1つまたは複数のサーバ180は、1つまたは複数のサーバ180によって提供されるWebサービス・インタフェース186を介して、サーバ160の企業ロジック166にアクセスするように構成される。
【0045】
一実施形態では、クライアント・システム182Aのようなクライアント・システム182を使用する顧客は、例えば、Webブラウザを使用して、サーバ160上で企業ロジック166によって実現されるeコマース企業のWebサイトにアクセスすることができる。Webサイトは、発送プログラムにサブスクライブするための1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含むことが可能なWebサイトのWebページを、クライアント・システム182A上で表示させることができる。また、発送プログラムについての情報、および/またはそのプログラムについての情報にアクセスするための1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素も、提供される。顧客が、発送プログラムに既にサブスクライブされてはいない場合、顧客は、所望の場合、それらのユーザ・インタフェース要素と対話して、発送プログラムにサブスクライブすることができる。一実施形態では、発送プログラムへのサブスクリプションは、「今、サブスクライブする」、または他のタイプのユーザ・インタフェース要素をクリックするなどの、顧客による単一のアクションを介して達せられる。一実施形態では、顧客は、顧客が、例えば、eコマース企業のWebサイトに対してユーザ・アカウントをセットアップするプロセスにおいて、前もって提供している、発送アドレス、料金請求アドレス、支払い方法情報を含むが、以上には限定されない顧客情報を使用して、プログラムにサブスクライブされる。
【0046】
顧客を発送プログラムにサブスクライブするための他の機構が、一部の実施形態において提供される。例えば、一実施形態では、顧客は、サーバ群180の1つのサーバ上に実装される、異なるWebサイトを介して発送プログラムにサブスクライブする、すると、そのWebサイトが、例えば、Webサービス・インタフェース186を介して、そのサブスクリプションについて、サーバ160の企業ロジック166に通知する。別の例として、別の何らかの企業が、クレジット・カードなどの、その別の企業によって提供される別の何らかのプログラムまたはサービスに顧客が申し込むための誘因として、発送プログラムへの無料のサブスクリプション、または割引のサブスクリプションを提供する。その別の企業は、例えば、Webサービス・インタフェース186を介して、その別の企業の顧客に発行されたサブスクリプションについて、企業ロジック166に知らせる。さらに別の例では、eコマース企業は、1つまたは複数の基準の下で適格である、或る顧客ら、例えば、或る期間にわたってeコマース企業のWebサイトから品目を購入するのに或る金額を支出した顧客らを、発送プログラムに自動的にサブスクライブすることができる。一部の実施形態では、顧客は、メール、電子メール、電話、または他の何らかの通信方法を介して、サブスクリプションに申し込むことができる。それらの実施形態では、eコマース企業に伝えられるサブスクリプション申し込みは、サーバ160の企業ロジック166に手動で、かつ/または自動的に与えられる。一実施形態では、顧客は、発送プログラムへのサブスクリプションを受け、かつ/または使用するのに、eコマースWebサイト上のユーザ・アカウントを顧客が既に有している、または既に有してはいない場合、セットアップすることを要求される可能性があることに留意されたい。
【0047】
以上の方法のいずれかを使用してサブミットされたサブスクリプション要求が受け取られると、そのサブスクリプション要求は、サーバ160の企業ロジック166によって処理される。一実施形態では、企業ロジック166は、そのサブスクリプション要求を検査して、顧客が、発送プログラムに適格であるかどうかを判定することができる。例えば、顧客が、eコマースWebサイトに対してユーザ・アカウントを有さない場合(データベース164にアクセスすることによって判定される)、顧客は、サブスクリプションが承認される前に、ユーザ・アカウントをセットアップすることを要求される。代替として、顧客に関するユーザ・アカウントは、顧客が、アカウントを有さない場合、自動的に作成されてもよい。別の例として、顧客によって提供される、サブスクリプションに関する支払い方法、例えば、クレジット・カード番号が、調べられて、サブミットされた支払い方法が有効であるかどうかが確認される。例えば、顧客が、有効期限が切れている、または超過引出しされているカードのクレジット・カード番号をサブミットした場合、サブスクリプションは、拒否され、あるいは、代替として、顧客が、代替の支払い方法をサブミットするように求められる。他の諸実施形態は、サブスクリプション要求を検証する際、その他の顧客情報を検査することが可能である。例えば、一実施形態では、顧客は、発送プログラムへの1つだけのサブスクリプションを有する、または共有することしか許されないことがある。その実施形態では、データベース164の中のサブスクリプション情報が、調べられ、申し込んでいる顧客が、発送プログラムへのサブスクライバとして既にリストアップされている場合、サブスクリプション要求は拒否される。
【0048】
サブスクリプション要求が、処理されて、承認されると、サーバ160の企業ロジック166が、その顧客をサブスクライバとして、データベース164内のサブスクライバ・データベースの中に追加する。eコマースWebサイトの顧客によるアクセス中、サブスクライバ・データベースが調べられて、顧客が、発送プログラムへのサブスクライバであるかどうかが確認され、サブスクライバである場合、eコマースWebサイトは、発送プログラム固有のユーザ・インタフェース要素、例えば、発送プログラムのサブスクライバが利用できる発送オプションを選択するための単一アクション・インタフェース要素を、Webサイトの品目詳細ページ上、および/またはその他のWebページ上で表示することなどの、サブスクライブ済みの顧客に固有のアクションを実行することができる。一実施形態では、顧客は、顧客が、発送プログラムへのサブスクライバとして検出されるのに、サブスクリプションが発行された顧客のユーザ・アカウントにログオンしていなければならない。サブスクライバ・データベースの中のサブスクライバ情報に基づく、そのようなアクションの別の例は、発送プログラムにサブスクライブするためのユーザ・インタフェース要素を、既にサブスクライブされている顧客によってアクセスされるWebページ上に表示しないことである。
【0049】
一実施形態では、サブスクライブ済みの顧客は、発送プログラムへのサブスクリプションを共有するよう、他の顧客らを招待することができる。一実施形態では、Webサイトは、サブスクライブ済みの顧客が、他の顧客らに招待をサブミットすることを可能にする1つまたは複数のWebページを、サブスクライブ済みの顧客に提供することができる。一実施形態では、サブスクライブ済みの顧客が、招待されるべき別の顧客についての情報(この情報には、その別の顧客の名前、電子メール・アドレス、サブスクライブ済みの顧客との関係が含まれるが、以上には限定されない)を入力することができるWebページが提供され、招待をサブミットするためのユーザ・インタフェース要素が提供される。一実施形態では、サブスクライブ済みの顧客は、招待される顧客を認証するための情報、例えば、サブスクライブ済みの顧客の生年月日(データベース164の中で既に利用可能ではない場合)、および招待される顧客の生年月日を提供することも求められる。他の諸実施形態は、例えば、電子メールを介して、サブスクリプションを共有する招待をサブミットするための他の機構を提供することが可能である。一実施形態では、サブスクリプションは、他の或る適格な顧客、例えば、サブスクライバの世帯の他のメンバとだけしか、共有されることが可能でない。
【0050】
一実施形態では、サブスクライブ済みの顧客が、別の顧客に招待をサブミットすると、その別の顧客は、発送プログラムへのサブスクリプションを共有するように招待された顧客に関する情報を格納するように構成された、データベース164内の「招待」データベースに追加される。サブスクリプションを共有する招待の通知または通知群が、その別の顧客に与えられる。例えば、招待について、その別の顧客に知らせる電子メール・メッセージが送信される。別の例として、顧客が、次回に、Webサイト上の顧客のユーザ・アカウントにサインオンした際に、顧客に、招待の通知が行われてもよい。顧客が、発送プログラムへのサブスクリプションを共有するために招待されていることを、顧客に通知する他の方法、例えば、メールまたは電話を介する方法も、使用される。
【0051】
一実施形態では、その別の顧客に送られる招待の通知には、招待された顧客が、その招待を受け入れる(または拒否する)ことができるWebページへのリンク、および/または、その招待をどのように、例えば、電子メール・メッセージに返信すること、またはメールされた通知に返信することによって、受け入れるかに関する情報が含まれる。一実施形態では、招待された顧客は、顧客を認証する情報、例えば、招待された顧客の生年月日、およびサブスクリプションを共有するように顧客を招待したサブスクライブ済みの顧客の生年月日を提供するように求められる。招待された顧客が、サブスクリプションを共有する招待を受け入れると、招待された顧客は、データベース164内のサブスクリプション・データベースに追加される。
【0052】
図4は、一実施形態による、eコマースWebサイトの顧客にサブスクリプション・ベースの発送プログラムを提供する方法を示す流れ図である。200で示されるように、eコマースWebサイトが、顧客からの発送プログラムへのサブスクリプションを受け取る。それらのサブスクリプションは、図3に示されるWebクライアント・インタフェースを介して、Webサイトにアクセスする顧客から、図3に示されるWebクライアント・インタフェースを介して、インターネット上の他のサーバから、または他の何らかのソースから受け取られる。サブスクリプションが、受け入れられた場合、関連する顧客は、Webサイトのサブスクリプション・データベースに追加される。
【0053】
顧客によるWebサイトのアクセスが、202で示されるように、処理されて、顧客が、発送プログラムへのサブスクライバであるかどうかが判定される。一実施形態では、顧客が、WebサイトのWebページにアクセスすると、サーバ上のソフトウェアが、サブスクライバ・データベースにアクセスすることにより、顧客がサブスクライバであるかどうかを確認する。204で、顧客が、サブスクライブ済みの顧客ではないと判定された場合、Webサイトは、206で示されるように、発送プログラムに固有の少なくともいくつかのユーザ・インタフェース要素を、サブスクライブ済みでない顧客によってアクセスされるWebページ上に表示しない。発送プログラムにサブスクライブするためのユーザ・インタフェース要素などの、発送プログラムと関係がある一部のユーザ・インタフェース要素は、サブスクライブ済みでない顧客に対する1つまたは複数のWebページ上で表示されてもよいことに留意されたい。204で、顧客が、サブスクライブ済みの顧客であると判定された場合、Webサイトは、例えば、サブスクライブ済みの顧客によってアクセスされる品目詳細ページ上の、1つまたは複数の発送オプション・ユーザ・インタフェース要素などの、サブスクライブ済みの顧客によってアクセスされる1つまたは複数のWebページ上の、発送プログラムに固有であり、サブスクライブ済みでない顧客には表示されないユーザ・インタフェース要素を表示することができる。一実施形態では、それらの発送オプション・ユーザ・インタフェース要素は、ユーザからの単一のアクション(或る特定の発送オプション・ユーザ・インタフェース要素を選択する)を介して、選択された発送オプションに従って、関連する品目が注文されることが可能な単一アクション・ユーザ・インタフェース要素である。一実施形態では、Webサイトは、発送プログラムにサブスクライブするためのユーザ・インタフェース要素などの、サブスクライブ済みの顧客によってアクセスされるWebページ上の発送プログラムと関係がある1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を表示しないことが可能である。
【0054】
210で示されるように、Webサイトは、WebサイトのWebページ、例えば、品目詳細ページにアクセスするサブスクライブ済みの顧客から、或る品目に関する1つまたは複数の発送オプションの1つのオプションの選択を受け取ることができる。212で示されるように、Webサイトは、Webページ上の発送オプションの選択に応答して、選択された発送オプションに従って、サブスクライブ済みの顧客に関する品目の注文を開始し、処理する。前述したとおり、一実施形態では、発送オプション・ユーザ・インタフェース要素は、単一アクションの発送オプション・ユーザ・インタフェース要素である。その実施形態では、発送オプションの単一アクションの選択に応答して、サブスクライブ済みの顧客の支払い方法に、品目の代金、および発送オプションの発送手数料がある場合、その代金が自動的に請求され、注文が、選択された発送オプションに従って、顧客のサブスクリプションに関連する発送アドレスで、サブスクライブ済みの顧客に品目を発送するように処理される。一部の実施形態では、発送オプション・ユーザ・インタフェース要素を選択することは、発送プログラムにサブスクライブする顧客の側で、さらなるアクションを要求する可能性があることに留意されたい。例えば、一実施形態では、発送オプション・ユーザ・インタフェース要素を選択することは、顧客を別のWebページに連れて行く可能性があり、そのWebページを介して、顧客は、そのWebページ上に表示されるさらなる1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素と対話することにより、発送プログラムにサブスクライブすることができる。
【0055】
一部の実施形態では、前述した機構以外の、発送プログラムのサブスクライバが利用できる発送オプションを選択するための機構が、提供されることに留意されたい。
【0056】
図5は、一実施形態による、顧客による単一のアクションを介して、発送プログラムに顧客をサブスクライブする方法を示す流れ図である。220で示されるように、Webサイトは、顧客によってアクセスされた際に、Webサイトの1つまたは複数のWebページ上に、単一のアクション(例えば、ユーザ・インタフェース要素を選択する)を介して発送プログラムにサブスクライブする、「今、サブスクライブする」ボタンなどのユーザ・インタフェース要素を表示することが可能である。Webサイトは、222で示されるように、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素の顧客選択を受け取ることができる。次に、顧客は、Webサイトに既に利用可能な、顧客についての情報、例えば、Webサイトに対してユーザ・アカウントをセットアップする際に、顧客によって提供され、顧客データベースの中に格納されたユーザ情報を使用して、発送プログラムに自動的にサブスクライブされる。224で示されるように、サブスクライブ済みの顧客は、発送プログラムにサブスクライブされた顧客らに関する情報を格納するサブスクライバ・データベースに追加される。
【0057】
Webサイトが、サブスクリプションを顧客に発行するのに十分な、顧客に関する情報を有さない場合、顧客は、サブスクリプションに申し込むのに、少なくともいくらかの情報を入力するように要求されることに留意されたい。また、顧客が、Webサイト上のユーザ・アカウントにログインしていない場合、顧客は、単一アクション・サブスクリプションが利用可能になる前に、ログインすることを要求されることにも留意されたい。一実施形態では、顧客が、Webサイトに対してユーザ・アカウントを有さない場合、顧客は、サブスクリプションが、購入できる前に、ユーザ・アカウントをセットアップすることを要求される。代替として、発送プログラムにサブスクライブすることにより、顧客に関するユーザ・アカウントが自動的に作成されてもよい。
【0058】
図6は、一実施形態による、Webサービス・インタフェースを介して受け取られた、発送プログラムへのサブスクリプションを受け付ける方法を示す流れ図である。その実施形態では、他のサーバが、eコマース企業によって提供されるサブスクリプション・ベースの発送プログラムに顧客がサブスクライブする機構を提供する。例えば、金融機関が、クレジット・カードに契約し、クレジット・カードを発行された顧客に、eコマース企業の発送プログラムへの無料のサブスクリプションを提供する。230で示されるように、eコマースWebサイトは、eコマースWebサイトに対するWebサービス・インタフェースを介して別のサーバから、顧客サブスクリプションを受け取ることができる。232で示されるように、すると、顧客は、顧客サブスクリプションが受け取られたことに応答して、発送プログラムにサブスクライブされた顧客らに関する情報を格納するサブスクライバ・データベースに追加される。
【0059】
図7は、一実施形態による、発送プログラムへのサブスクリプションへの招待を処理する方法を示す流れ図である。240で示されるように、eコマースWebサイトは、例えばサブスクライブ済みの顧客が、サブスクリプションを共有することを所望する別の顧客を記述する招待情報を、サブスクライブ済みの顧客から、Webサイト上のWebページを介して受け取る。242で示されるように、Webサイトは、招待される顧客を、発送プログラムへのサブスクリプションを共有するように招待された顧客に関する情報を格納する招待データベースに追加することができる。Webサイトは、244で示されるように、次に、その招待の通知を、本明細書の別の箇所で説明される諸方法の1つを使用して、招待される顧客に送る。Webサイトは、246で示されるように、次に、例えば、Webサイトによって、招待される顧客に提供されるWebページ上で、招待される顧客からの、その招待に対する応答を受け取り、処理する。248で示されるように、招待される顧客が、その招待を受け入れた場合、招待された顧客は、顧客サブスクリプションが受け取られたことに応答して、発送プログラムにサブスクライブされた顧客らに関する情報を格納するサブスクライバ・データベースに追加される。
【0060】
図8は、一実施形態による、Webサービス・インタフェースを介して受け取った注文を処理する方法を示す流れ図である。その実施形態では、eコマースWebサイトによって売りに出された品目が、eコマースWebサイト以外の機構を介して、例えば、eコマース企業または、その他の企業に関連する別のWebサイトを介して、注文される。250で示されるように、eコマースWebサイトは、図3で示されるWebサービス・インタフェースのような、Webサービス・インタフェースを介して、1つまたは複数の品目の顧客注文を受け取る。Webサイトは、次に、Webサービス・インタフェースからの顧客注文の中で受け取った顧客情報を使用して、サブスクライバ・データベースを調べて、注文をサブミットした顧客が、サブスクライブ済みの顧客であるかどうかを判定する。252で、顧客が、サブスクライブ済みの顧客ではない場合、注文は、254で示されるように、サブスクライブ済みでない顧客からの注文として処理される。顧客が、サブスクライブ済みの顧客である場合、Webサイトは、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの発送オプションに従って、サブスクライブ済みの顧客向けのWebサービス・インタフェースを介して受け取った顧客注文の中で指定された品目の注文を処理する。所望される発送オプションは、Webサービス・インタフェースを介して受け取った注文情報の中で指定されるが、発送オプションが、全く指定されていない場合、デフォルトの発送オプションが使用される。
【0061】
図9は、一実施形態による、顧客が、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにアクセスして、使用する例示的なプロセスの流れ図である。260で示されるように、eコマース企業の顧客が、企業のeコマースWebサイトを介して、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブする。一実施形態では、顧客は、メンバシップのために固定の料金を支払うことが可能である。サブスクライブして、料金を支払うことにより、顧客には、サブスクリプションの期間にわたって、1つまたは複数の発送オプション(例えば、翌日発送、2日以内の発送、その他)に関する割引の発送、および/または無料の発送が提供される。
【0062】
一部の実施形態では、1つの固定のサブスクリプション料金を有するのではなく、様々なサービス段階またはサービス・レベルが、様々なサブスクリプション料金で、サブスクライブする顧客に提供される、段階的サブスクリプション・システムが実装される。例えば、一実施形態は、サブスクリプションの期間にわたって顧客が注文することが予想される品目数に基づき、段階的サブスクリプション料金を提供する。その実施形態では、例えば、サブスクライブ済みの顧客は、1個ないし20個の品目の場合、20ドルの料金、21個ないし40個の品目の場合、30ドルの料金、41個ないし60個の品目の場合、50ドルの料金、無制限の数の品目の場合、70ドルの料金というプログラムの下で注文した品目に関して、割引の発送、または無料の発送を利用する資格がある。顧客が代金を支払ったレベルを超える、品目に関する発送費用は、顧客に料金請求される。段階的サブスクリプションの別の例として、サブスクライブする顧客は、異なる料金で異なる期間にわたる、例えば、50ドルの料金で6ヶ月にわたる、または75ドルの料金で1年にわたる、プログラムにサブスクライブすることができる。段階的サブスクリプションのさらに別の例として、サブスクライブする顧客は、2つ以上のサービス・レベルの1つのレベルにおけるプログラムにサブスクライブすることができ、ただし、1つのレベルは、サブスクリプションの期間にわたって、少なくともいくつかの品目の無料の発送、または割引の発送を提供する「基本サービス」であり、より高いサブスクライブ料金で、サブスクライブする顧客に追加のサービス、および/またはさらなる発送割引を提供する、1つまたは複数の、より高いレベルを伴う。例えば、基本サービス・レベルは、無料の2日以内の発送、および4ドルの翌日発送を提供することができ、第2のレベルは、無料の2日以内の発送、および無料の翌日発送を提供することができ、第3のレベルは、無料の2日以内の発送、無料の翌日発送、および無料の即日発送を提供することができる。代替として、いくつかの品目は、基本レベルにおいてプログラムから除外される一方で、より高い料金で提供される、より高いレベルのサブスクリプションは、製品流通業者によって提供されるすべての品目に関して、無料の発送を提供する。別の例として、より高いレベルへのサブスクライバには、注文の優先取り扱いなどの、基本レベルにおけるサブスクライバには提供されない特別なオファーまたはサービスが提供される。段階的サブスクリプションの別の例は、「住宅」サブスクリプションと「商用」サブスクリプションを提供するプログラムであり、ただし、住宅サブスクリプションは、1次サブスクライバが、何らかの人数の世帯メンバとサブスクリプションを共有することを可能にする一方で、商用サブスクリプションは、より高いサブスクリプション料金で、1次サブスクライバが、ビジネス、コンドミニアム、アパート、その他の、何らかのより多い人数の従業員とサブスクリプションを共有することを可能にする。
【0063】
262で示されるように、1次サブスクライバ(サブスクリプションの代金を支払った顧客)には、他の1つまたは複数の顧客と、例えば、264で示されるように、1次サブスクライバの世帯の他の1名または複数名の居住者とサブスクリプションを共有するオプションが提供される。サブスクリプションが共有される相手の顧客らは、2次サブスクライバと呼ばれる。一実施形態では、1次顧客は、サブスクリプションを共有するオプションをWebサイトのユーザ・インタフェース上で選択すると、1次顧客が、指定された顧客に招待を送ることを可能にするWebインタフェースが提示される。一実施形態では、その招待は、招待される顧客に電子メール送信される。すると、招待された顧客は、そのWebサイトにアクセスする、または、代替として、その電子メールに返信する、招待を受け入れることができ、あるいは、代替として、その招待を無視する、または拒否することができる。別の実施形態では、Webサイトまたは電子メールを介して、他の顧客らを招待し、招待された顧客らに、その招待を受け入れさせる、または拒否させるのではなく、1次顧客には、他の1名または複数名の顧客をサブスクリプションに直接に追加するオプションが与えられることが可能である。すると、それらの顧客らには、例えば、電子メールによって、それらの顧客らが、サブスクリプションに追加されたことが自動的に通知される。
【0064】
一実施形態では、1次サブスクライバの世帯の他の居住者などの他の顧客とメンバシップを共有することは、自己申告システムに基づく。一実施形態では、1次サブスクライバは、参加するよう、世帯内の別の個人を招待する。招待される個人は、eコマース企業から電子メール・メッセージを受信することが可能であり、eコマース企業のWebサイト上でプログラムに申し込むと、招待される個人自身の生年月日と、1次サブスクライバの生年月日と(これらはともに、1次サブスクライバによって以前に提供されている)を、認証のために供給するように求められる。招待される顧客によって提供された生年月日が、1次サブスクライバによって提供された生年月日と一致した場合、招待される顧客は、サブスクリプションに加わることを許される。他の諸実施形態では、生年月日の代わりに、または生年月日に加えて、他の個人情報が、招待される顧客らを検証するのに使用されてもよい。1次サブスクライバが、他の顧客ら(例えば、他の世帯居住者)を招待することを可能にし、誕生日などの、1次サブスクライバや、招待される顧客らに関する個人情報を、認証のためにサブミットするよう、1次サブスクライバに要求して、企業は、個々のアカウントの個人用設定を維持し、1次サブスクライバと2次サブスクライバに関するさらなる個人情報を獲得できる。その個人情報は、例えば、サブスクライバに、特別な、場合により、個人専用のオファーを提供する際に使用される。一実施形態では、eコマース企業は、例えば、料金請求アドレスを調べることにより、サブスクライバを監査することができ、サブスクライバの不正行為があった場合、例えば、サブスクリプションに加わるよう、非世帯メンバを招待することにより、規制に違反が行われた場合、サブスクリプションを取り消し、かつ/または他の適切な措置をとることができる。
【0065】
266で示されるように、サブスクライブ済みの顧客(1次サブスクライバまたは2次サブスクライバ)は、eコマースWebサイトの1つまたは複数のページから、発送プログラムの下で対象となる注文の1つまたは複数の品目を選択することができる。一実施形態では、発送プログラムにサブスクライブされた顧客に固有の1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素が、品目の注文が行われた、品目詳細ページと呼ばれることがあるWebページ上で提示される。ユーザ・インタフェース要素は、ユーザが、キーボードやカーソル制御デバイスなどの入力デバイスを介して対話して、2つ以上のオプションから選択を行い、かつ/またはWebページ/Webサイト上の制御要素によって示される、関連するアクションを開始することができる、ボタン、メニュー、テキスト入力ボックス、タブ、他のWebページへのリンクなどの制御要素を含む。また、ユーザ・インタフェース要素には、テキスト、スクロール・テキスト・ボックス、イメージ、バナーなどのインジケータ要素、およびユーザにグラフィックスで、かつ/またはテキストで情報を表示するように構成された、他のユーザ・インタフェース要素も含まれる。一実施形態では、それらのユーザ・インタフェース要素は、Webページ上の、サブスクライバに固有の領域内、または「ストライプ」内にまとめられてもよい。それらのユーザ・インタフェース要素は、サブスクライバのサブスクリプションが、閲覧されている特定のWebページ上で、サブスクライバが行いたいと所望することが何であれ、その行いたいことにどのように適用されるかを、サブスクライバに告げることができ、サブスクライバが、その特定のWebページに関して、サブスクリプションを介して利用可能なオプションを呼び出すことができるようにすることが可能であり、異なるWebページは、サブスクリプション・ベースの発送プログラムに固有である、異なるユーザ・インタフェース要素セットを表示する。一実施形態では、それらのユーザ・インタフェース要素は、サブスクライブ済みの顧客だけに提示され、サブスクライブ済みでない顧客には、eコマースWebサイトのWebページにアクセスした際に、発送プログラムのサブスクライバに固有のユーザ・インタフェース要素は提示されない。それらのユーザ・インタフェース要素には、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの下で提供される1つまたは複数の発送オプションから選択を行うための1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素(例えば、ボタンまたはメニュー)が含まれる。Webページは、発送プログラムの一部ではない他の発送オプションを含むことが可能な、他の1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素も含むことに留意されたい。
【0066】
268で示されるように、サブスクライバは、サブスクライバが注文することを選択した各品目に関して、発送プログラムの下で利用可能な1つまたは複数の発送オプションの1つを選択することができる。サブスクライバが、eコマースWebサイトからの品目の注文を完了した後、選択された品目は、270で示されるように、選択された発送オプションに従って、サブスクライブ済みの顧客に発送される。サブスクライバが注文した、異なる品目は、サブスクライバによって選択された、異なる発送オプションに従って、サブスクライバに発送されることに留意されたい。また、同一の発送オプションが選択された2つ以上の品目は、1回の発送で顧客にまとめて発送されることに留意されたい。
【0067】
一実施形態では、注文した品目に関してプログラムによって提供される発送オプションは、「注文されたすべての品目を一緒に発送する」ではなく、「品目を可能な限り早く発送する」である。その実施形態では、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの下では、サブスクライバが、或る品目が発送されるのを待たなければならない理由は、全くなく、単独の品目が、プログラムの下で、可能な限り早くサブスクライバに届くように発送される。
【0068】
一実施形態では、1次サブスクライバは、サブスクライバの注文(および、場合により、2次サブスクライバの注文も)の統合された履行に合意するように要求され、あるいは、代替として、サブスクライバの注文の統合された履行を、オプションとして選択することが可能である。その実施形態では、サブスクライバの注文は、「品目を可能な限り早く発送する」モデルにおいて行われるように注文時に「統合」するのではなく、或る期間(例えば、1週間または2週間)にわたって、多くの注文にわたって、履行時に統合される。注文の統合、つまり、「注文されたすべての品目を一緒に発送する」は、発送料金の節約になる可能性がある。というのは、それにより、製品流通業者が、可能な限り多くの品目を同一のパッケージ、または同一の発送において発送することができるようになる可能性があり、したがって、そのオプションを使用するよう、サブスクライバに要求すること、または注文された複数の品目を統合させ、一緒に発送させるオプションを、サブスクライバに提供することの費用対効果が大きい可能性がある。その実施形態では、製品流通業者の注文履行センタは、複数の注文からの品目を、単一回の発送で1つの発送アドレスに発送するように構成される。プログラムの下で1次サブスクライバおよび/または2次サブスクライバによって注文した品目は、統合されて、サブスクリプションの1次発送アドレスに、または、代替として、別の発送アドレスに、定期的に、または非定期的に、例えば、週に1回、2週間に1回、毎週金曜日に、隔週の月曜日に、月に2回、或る数、または或る額の品目が注文された場合などに、プログラムによって指定されたとおりに、または、代替として、プログラムによって提供されるオプションとして、発送される。一実施形態では、サブスクライバは、注文の定期的な、スケジュールされた発送を得る、または品目を、注文された時点で発送させるのではなく、長い間にわたって品目を注文し、それらの品目が、いつ発送され、かつ/または配達されるかを選択することを許される。例えば、サブスクライバは、品目を注文し、次に、「さあどうぞ、すべての品目を発送してください」を選択する、あるいは、注文した品目、または統合された、注文した品目の集合が、サブスクライバの発送アドレスに到着するのが、顧客に好都合である日付を指定することを許される。統合を要求する一実施形態では、1つまたは複数の注文した品目に関する、統合された品目のスケジュールされた発送を無効にして、注文された特定の品目を、可能な限り早く発送させるオプションが、サブスクライバに与えられる。
【0069】
顧客は、品目が、注文された際に発送されることに慣れている。統合して、定期的に発送すること、または「注文されたすべての品目を一緒に発送する」が、要求される場合、その情報(品目が、注文された際に発送されてはならず、代わりに、統合され、サブスクライバに定期的に発送されるという情報)が、サブスクライバに明確に伝えられて、発送プログラムにおけるサブスクリプションの条件をサブスクライバが理解し、その条件に満足していることが確実にされる。前述したとおり、一実施形態では、統合は、「品目を可能な限り早く発送する」オプションとして提供される。一実施形態では、サブスクライバが、注文を統合しない(すなわち、「品目を可能な限り早く発送する」)のに、より高い料金を支払うことができ、注文の統合を要求する、より低い料金を支払うことができることが可能な、段階的サブスクリプション・スケジュールが提供される。一部の顧客は、お金より時間を大切にする可能性があり、そのため、品目を、可能な限り早く発送させるのに、より高い料金を支払うことを選択する可能性がある。
【0070】
要するに、様々な実施形態において、「品目を可能な限り早く発送する」または「注文されたすべての品目を一緒に発送する」(統合)が、要求される発送方法であることが可能であり、あるいは「品目を可能な限り早く発送する」が、デフォルトとして提供される一方で、「注文されたすべての品目を一緒に発送する」は、オプションとして提供される、またはその逆である。加えて、様々な期間、およびその他のオプションが、「注文されたすべての品目を一緒に発送する」発送方法に関して提供される。
【0071】
一実施形態では、サブスクライブする顧客は、顧客の注文が、指定された定期的な発送日に発送されるように要求される、または、代替として、オプションとして選択することが可能である。その実施形態では、製品流通業者は、注文を、サブスクライブ済みの顧客に(これは、サブスクリプション・ベースの発送プログラムによって要求される、またはプログラムによって顧客にオプションとして提供される)、スケジュールされた、定期的発送日に、例えば、週に1回、月に1回、月に2回、隔週の金曜日などに、発送する。一実施形態では、サブスクライバは、プログラムを介して提供される発送オプションを取り消し、サブスクライバに、通常の(または、場合により、割引の)発送手数料、またはその他の特別なオファーもしくはプログラムによる手数料で料金請求が行われる、即日発送などの、他の発送オプションを選択できる。
【0072】
サブスクリプション・ベースの発送プログラムによって提供される発送オプションは、eコマース企業のWebサイトによって提供されるすべての品目に関しては利用できない可能性があり、例えば、大きい品目、および/または重い品目は、プログラムから除外される可能性があることに留意されたい。サブスクライバには、それらの、対象とはならない品目に関する発送の料金請求が行われる。品目は、サイズ、重量、特別な発送要件、価格などを含むが、以上には限定されない、様々な理由で、プログラムから除外される。一実施形態では、対象とならない品目は、それらの品目に関連する品目詳細ページ上で、そのようなものとして示され、対象となる品目もまた、そのように示される。例えば、対象とならない品目に関する品目詳細ページは、「この品目は、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの下で対象とならない」ことを顧客に示し、プログラムの下で発送オプションを選択するためのユーザ・インタフェース要素が表示されない、または、代替として、表示されるが、ディセーブルにされる。プログラムの下で対象となる品目に関する品目詳細ページは、「この品目は、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの下で対象となることを顧客に示し、プログラムの下で発送オプションを選択するためのユーザ・インタフェース要素が表示され、イネーブルにされる。一実施形態では、品目が対象とならない理由についてのさらなる情報が、品目詳細ページ上の直接表示によって、または、代替として、別のWebページへのリンクを介して、ユーザに与えられることが可能である。
【0073】
図9に示される流れ図の262ないし270は、反復的であり、サブスクリプションの期間中に、サブスクライバによって繰り返される、または異なる順序で実行されることに留意されたい。例えば、1次サブスクライバは、サブスクリプションの間のいつでも、別の顧客とサブスクリプションを共有することを選択することができる。また、一実施形態では、1次サブスクライバには、任意の時点で2次顧客らを取り除き、かつ/または顧客らに、以前に提供された、メンバシップを共有する招待をキャンセルするオプションが、与えられる。
【0074】
一部の実施形態は、サブスクライブ済みでない顧客には提供されないさらなる恩恵を、サブスクリプション・ベースの発送プログラムのサブスクライバに提案する、または提供する。サブスクライバには、いくつかの製品またはサービスへの排他的なアクセス、または最初のアクセスが与えられる。例えば、サブスクライバには、一般の人々(すなわち、eコマース企業のサブスクライブ済みでない顧客)には提供または販売されない、サイン入りの本、初版、もしくは他の特別版、または特別オファー製品を購入する機会が、あるいはそれらの品目が、サブスクライブ済みでない顧客に提供される前に、与えられる。別の例として、サブスクライバによって注文した品目には、「フラグが付けられ」、注文履行中に特別な取り扱いが与えられる。サブスクライバの注文は、サブスクライブ済みでない顧客によって行われた注文のキューの先頭に移動される。サブスクライバによって行われた注文は、サブスクライブ済みでない顧客によって行われた注文より高い優先順位で処理され、履行されることが可能であり、サブスクライバによって行われた注文の選び出し、付加価値処理、梱包、発送には、サブスクライブ済みでない顧客より高い優先順位が与えられる。サブスクライブ済みの顧客に提供されることが可能な、他の特別サービスまたは特別オファーには、購入された品目を手数料なしで返品できること、無料の雑誌サブスクリプション、無料のギフト用の包装、彫刻サービス、および/または他の付加価値サービス、プレミアム・デジタル・コンテンツへのアクセス、制約された品目の優先的割り当て、いくつかの品目へのリリース前のアクセス、無線サービス・ボーナス(例えば、無料の通信時間、より良好な料金プラン、その他)、保証、または無料保証などさえの、利益率のより高いサービス、無料の注文くじ、プレミア顧客セールなどの1つまたは複数が含まれるが、以上には限定されない。
【0075】
図10は、一実施形態による、サブスクライバが、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにおけるサブスクリプションを共有するように別の顧客を招待する例示的なプロセスを示す流れ図である。280で示されるように、サブスクライブ済みの顧客が、サブスクリプションを共有するように招待される別の顧客、例えば、サブスクライブ済みの顧客の世帯の別のメンバを指定する。一実施形態では、eコマースWebサイトは、サブスクライブ済みの顧客が、サブスクリプションを共有するよう、他の顧客らを招待することができる招待ユーザ・インタフェース、例えば、図14に示される例示的なWebページのようなWebページを提供する。招待ユーザ・インタフェースの1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を介して、サブスクライブ済みの顧客は、招待される顧客についての情報を提供するように求められる。その情報には、招待される顧客の名前、サブスクライブ済みの顧客との関係、電子メール・アドレスの1つまたは複数が含まれるが、以上には限定されない。282で示されるように、サブスクライブ済みの顧客は、招待される顧客を認証する際に使用されるべき情報、例えば、サブスクライブ済みの顧客の生年月日、および招待される顧客の生年月日、および/またはサブスクリプションの代金が支払われたクレジット・カード番号の少なくとも一部を提供するように求められる。
【0076】
また、招待ユーザ・インタフェースは、サブスクライブ済みの顧客が、招待をサブミットすることができるユーザ・インタフェース要素、例えば、ボタンも含む。そのユーザ・インタフェース要素を選択することにより、284で示されるように、招待の通知が、招待される顧客に送られる。そのユーザ・インタフェース要素を選択することは、招待ユーザ・インタフェースを介して、サブスクライブ済みの顧客によって入力された情報の一部が、欠落している、または誤っている場合、エラー・メッセージを生じさせる可能性があることに留意されたい。その場合、サブスクライブ済みの顧客は、欠落している情報を入力し、かつ/または情報を訂正して、招待を再サブミットすることができる。通知は、電子メールを介して送られ、顧客が、次回に、Webサイトにログインした際に、招待される顧客に与えられることが可能であり、かつ/または他の何らかの機構を使用して、招待される顧客に送られることが可能である。招待は、招待されるユーザが、招待に応答することができる、何らかの機構または機構群、例えば、招待される顧客が、招待を受け入れる(または、一部の実施形態では、受け入れる、または拒否する)ことができるWebページへのリンクを含む。代替として、招待は、電子メール・メッセージであることが可能であり、招待される顧客は、その電子メール・メッセージに返信して、招待を受け入れる(または、一部の実施形態では、受け入れる、または拒否する)ことができる。
【0077】
286で示されるように、招待された顧客が、招待を受け入れるように応答した場合、応答した顧客は、288で示されるように、サブスクライブ済みの顧客によって提供される認証情報を使用して認証される。例えば、招待される顧客は、サブスクライブ済みの顧客の生年月日、および招待される顧客の生年月日を提供して、招待される顧客を認証するように求められる。招待される顧客が、招待に応答しなかった場合、296に示されるように、その顧客は、サブスクリプションに追加されない。招待は、応答されなかった、発行済みの招待として留まることが可能であり、招待される顧客が、その招待を後に受け入れることができる機構群、および/または招待される顧客に、未処理の招待のことを定期的に、または非定期的に思い起させることが可能な機構群が、提供される。
【0078】
290で示されるように、認証が合格であった場合、招待される顧客は、292で示されるように、サブスクリプションに追加される。294で示されるように、招待される顧客が、認証され、サブスクリプションに追加されると、サブスクリプションによって提供される発送(またはその他の)オプションに関するユーザ・インタフェース要素が、その追加された顧客によってアクセスされた際に、eコマースWebサイトの様々なWebページ上で、例えば、品目詳細ページ上で、表示される。認証が合格ではなかった場合(例えば、対応する顧客が、正しい認証情報を提供することができない場合)、296で示されるように、応答する顧客は、サブスクリプションに追加されない。
【0079】
諸実施形態は、概して、世帯の他のメンバまたは居住者に広げられるサブスクリプションとして説明されるが、世帯以外の、個人のグループが、サブスクリプションを共有することを許されてもよいことに留意されたい。例えば、ビジネス、ビジネス・ロケーション、アパートまたはコンドミニアム、学校、またはその他のエンティティが、それらのエンティティまたは「コミュニティ」のメンバの間で、サブスクリプションを購入して、共有することを許されてもよい。一実施形態では、メンバシップを共有することが見込まれる、様々なタイプのエンティティ、および/または様々な数のメンバに関して、段階的料金スケジュールが提供される。例えば、コンドミニアムが、発送プログラムへのサブスクリプションを購入し、所望する場合、メンバシップを共有するよう、居住者を招待することを許される。これにより、製品流通業者が、コミュニティとしての、エンティティの複数のメンバに注文を発送することが可能になる。スケジュールされた配送日、例えば、毎週金曜日が、存在してもよく、注文はすべて、1つの発送アドレスに、例えば、コンドミニアムのオフィスに配送され、そのオフィスにおいて、注文が、サブスクライバによって引き取られる。サブスクライバとして参加する、コミュニティの多くのメンバが存在することが可能であるが、それらのメンバはそれぞれ、製品流通業者のeコマースWebサイトに対して、個々のIDとアカウントを保持するが、発送プログラムにおける1つのサブスクリプションを共有する。コミュニティの複数のメンバが、個々の顧客IDを保持しながら、サブスクライブすることを可能にすることにより、製品流通業者が、個々のサブスクライバの、品目の注文、および個人情報を追跡することができるようになる。というのは、サブスクライバは、依然、自身のアカウントにログインするが、同一のサブスクライブを共有するからである。
【0080】
(ユーザ・インタフェース)
諸実施形態は、顧客が、発送プログラムにサブスクライブし、企業のeコマースWebサイトから品目を注文する際に、メンバシップ・オプションにアクセスし、プログラムによって提供される無料の発送、または割引の発送が、その品目に関して利用できる場合、そのような発送を利用し、他の1名または複数名の顧客(例えば、サブスクライバの世帯のメンバ)に招待を提供し、プログラムにおけるサブスクライバのメンバシップ、招待される顧客と、2次サブスクライバとして加わった招待された顧客についての情報を閲覧し、管理し、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにおけるメンバシップと関係のある、その他のタスクを実行することができるようにする、メニュー、ボタン、コントロール、タブなどのユーザ・インタフェース要素を含む少なくともいくつかのWebページを有する、eコマースWebサイトまたはWebサイト群を含むWebベースのユーザ・インタフェースを提供する。eコマース企業のソフトウェア・システムを介して、サブスクリプション・ベースの発送プログラムのメンバに提供されることが可能な、例示的なWebページと機構を、以下に説明する。また、Webベースのユーザ・インタフェースを実装するための例示的なシステム・アーキテクチャと、サブスクリプション・ベースの発送プログラムを管理し、動作させるための基礎をなす機構も、説明する。
【0081】
一実施形態では、発送プログラムにサブスクライブするのに、顧客は、eコマースWebサイトに対する顧客のアカウントにサインオンする、または既に登録済みではない場合、新たな顧客アカウントを作成する。アカウントを作成する際に、顧客は、様々な情報項目、例えば、ユーザ名、クレジット・カード情報、電子メール・アドレス、料金請求アドレス、発送アドレスなどを入力することを要求される。顧客アカウントは、サブスクリプションを提供する際に使用される情報、例えば、ユーザ名、クレジット・カード情報、料金請求アドレス、発送アドレスなどを含む。オプションとして、その情報は、プログラムにサブスクライブする際に、要求される、または編集される。
【0082】
顧客が、顧客のアカウントにログインした後、顧客がアクセスするeコマースWebサイト上の1つまたは複数のWebページは、サブスクリプション・ベースの発送プログラムについての告知および/または情報を提供し、ユーザに、発送プログラムにサブスクライブさせるユーザ・インタフェース要素またはユーザ・インタフェース要素群、例えば、ボタンも提供する。発送プログラムについての情報、および発送プログラムにサブスクライブするオプションは、顧客が、顧客のアカウントにサインオンする前、および/またはサインオンした後に、Webサイトの様々なページ上で提示されることに留意されたい。サインオン済みの顧客は、その情報と、ユーザ・インタフェース要素群を使用して、発送プログラム・サブスクリプション・ページに移動することができ、または、代替として、単一のユーザ・インタフェース要素を選択することにより、顧客が自動的にサブスクライブされてもよい(場合により、顧客に、サブスクリプションの代金が請求されるので、検証を伴って)。発送プログラムへのサブスクリプションは、顧客のアカウントからのデフォルトの情報を使用することが可能であり、あるいはサブスクライバが、オプションとして、サブスクリプションにおいて使用された情報を編集する(例えば、クレジット・カード/料金請求情報または発送アドレスを変更するのに)ことを許される。サブスクリプションは、電子メール通知、または他の何らかの機構によって顧客に確認される。
【0083】
顧客が発送プログラムにサブスクライブされると、顧客のアカウントは、サブスクリプションの期間にわたってeコマース企業のソフトウェア・システムによってサブスクリプションに関連付けられる。サブスクリプションは、自動的に更新され、サブスクリプションの有効期限が切れると、顧客に、しかるべく、料金請求が行われる。サブスクリプションの更新の通知が、サブスクライバに与えられ、サブスクライバには、更新を断るオプションが与えられる。顧客が、発送プログラムに自動的に再サブスクライブしないことを所望する場合、顧客にそのようなオプションが与えられる。
【0084】
一実施形態は、1次サブスクライバが、サブスクリプションを共有する招待を他の顧客らに申し出ることなどの、プログラムへのサブスクリプションの様々な態様を管理する様々なアクションを実行することを許され、1次サブスクライバによってアクセスされるサブスクリプション/アカウント管理Webページを提供する。一部の実施形態は、1次サブスクライバが、発送プログラムへのサブスクリプションを、2次サブスクライバと呼ばれる他の1名または複数名の顧客、例えば、サブスクライバの世帯の他のメンバと共有することができる。それらの実施形態では、eコマースWebサイトのユーザ・インタフェースは、追加手数料なしで、または、代替として、追加の料金を支払って、1次サブスクライバが他の1名または複数名の顧客とプログラムにおけるメンバシップを共有することができる、1つまたは複数のWebページを提供する。一実施形態では、eコマースWebサイトのユーザ・インタフェースは、1次サブスクライバが、メンバシップを共有するよう、他の1名または複数名の顧客を招待することができる1つまたは複数のWebページ、またはWebページ上のユーザ・インタフェース要素を提供することができる。招待される顧客は、電子メールを介して、顧客が、Webサイト上の顧客自身のアカウントにログオンした際に、Webサイトのユーザ・インタフェースを介して、かつ/または他の何らかの通知方法によって通知される。招待された顧客は、招待を受け入れて、2次サブスクライバになる、招待を拒否する、または招待を単に無視することができる。一実施形態では、招待される顧客は、Webサイト上のアカウントを有する顧客であることを要求される可能性があり、あるいは、代替として、招待が、eコマース企業ソフトウェア・システムによって承認される前に、Webサイト上で登録し、これにより、個人アカウントを作成することを要求される可能性がある。代替として、1次サブスクライバは、招待を発行することなしに、1名または複数名の顧客をサブスクリプションに直接に追加することを許されてもよい。
【0085】
一実施形態では、サブスクライバ(1次サブスクライバまたは2次サブスクライバ)は、eコマース企業のWebサイトの妥当な各Webサイト(例えば、ページに関連する品目が注文されることが可能な品目詳細ページ)上で表示されるユーザ・インタフェース・ストリップ、ユーザ・インタフェース・ストライプ、ユーザ・インタフェース・バー、あるいは他の何らかのサブスクリプション・ベースの発送プログラム・ユーザ・インタフェース領域、またはユーザ・インタフェース要素の集合である、サブスクリプション・ベースの発送プログラム・ユーザ・インタフェースを介して、プログラムによって提供される発送オプションにアクセスすることができる。一実施形態では、発送プログラム・ユーザ・インタフェースは、自身のアカウントにログオンしたサブスクライバだけに表示され、非サブスクライバには、アクセスされたWebページ上で、発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素は提示されない。ただし、サブスクリプション・ベースの発送プログラムに関する告知、および顧客が、プログラムにサブスクライブするユーザ・インタフェース要素は、アクセスされたWebページ上で表示される。
【0086】
発送プログラム・ユーザ・インタフェースにおいて、サブスクライバが、プログラムを介してサブスクライバが利用できる、品目に関する1つまたは複数の発送オプションの1つを選択することを可能にする1つまたは複数のボタン、メニュー、テキスト・ボックス、またはその他のユーザ・インタフェース要素が表示される。品目詳細ページから、サブスクライバは、発送プログラムの下における発送オプションをそれぞれが表す、それらの1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素の1つを選択することができ、品目は、サブスクライバのために注文され、選択された発送オプションに従ってサブスクライバに発送される。サブスクライバの以前に指定された料金請求アドレス、およびクレジット・カード情報、または他の支払い方法情報が、品目の注文を生成する際や、サブスクライバに料金請求する際に、デフォルトの情報として使用される。サブスクライバに関する以前に指定された発送アドレスは、注文した品目に関するデフォルトの発送宛先として使用される。サブスクライバには、所望の場合、その情報のいずれも変更するオプションが与えられる。
【0087】
図11ないし図18は、一実施形態によるサブスクリプション・ベースの発送プログラムの様々な機能と特徴を可能にする、eコマースWebサイトによって提供される例示的なWebページを示す。一部の実施形態では、サブスクリプション・ベースの発送プログラムと関係がある1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む、それらの図に示される例示的なWebページ以外のWebページが、eコマースWebサイトによって提供されることも可能であることに留意されたい。
【0088】
図11ないし図18の例示的なWebページでは、サブスクリプション・ベースの発送プログラムに対する顧客インタフェースは、パーソナル・コンピュータ上、または他の同様な大型スクリーン・デバイス上のスクリーン表示に適したGUIとして示されていることに留意されたい。一部の実施形態では、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの実現形態は、様々な他の提示方法、スクリーン、ユーザ・インタフェース要素などを使用して、任意の適切なデバイス上で、例えば、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、または他のハンドヘルド・デバイス上、オーディオ・プロンプトを使用するセル電話機上で提示される。
【0089】
図11は、一実施形態による、サブスクリプション・ベースの発送プログラムに参加するオファーを表示する例示的なWebページを示す。この例は、品目詳細ページであるが、発送プログラムに参加する同様のオファーが、「ホーム」ページなどの、Webサイトの他の1つまたは複数のWebページ上で提供されてもよい。Webサイト・ナビゲーション300は、顧客が、Webサイト上の他のページに移動し、かつ/またはサーチなどの、他の機能を実行することができる、ボタン、タブ・メニューなどの、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。品目詳細領域360は、品目の説明、価格、品目の入手の可能性、および品目のピクチャなどの他の品目情報などの、その品目詳細Webページに関連する品目についての妥当なグラフィック情報および/またはテキスト情報を表すことが可能である。ユーザ・インタフェース・エリア350は、ユーザが、品目を選択するのが済んだ際に、ユーザが購入することが可能な品目の集合、つまり、カートに、Webページ上で示される品目を追加することを可能にする、「カートに追加する」ボタン352などの、eコマースWebサイトの標準のオプションを選択するための1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。また、領域350は、ユーザが、注文した場合、品目に関する発送アドレスを選択することができる、ポップアップ・メニューまたはテキスト・ボックスなどの、ユーザ・インタフェース要素354も含む。この項目354は、デフォルトで、現在のユーザのアカウントのデフォルトの発送アドレスになる。領域350内、および領域360内の情報は、発送プログラムへのサブスクライバだけにではなく、Webサイトのすべての顧客に表示されることに留意されたい。
【0090】
バナー、バー、ボタン、またはその他のユーザ・インタフェース要素またはユーザ・インタフェース領域302が、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブするオファーを表示することが可能である。その領域302は、選択されると、顧客が、発送プログラムにサブスクライブすることができる、図12Aないし図12Cに示される例示的なWebページの1つのような、Webページに顧客を連れて行くことが可能な、ユーザによって選択されるユーザ・インタフェース要素である、またはそのような要素を含む。この例では、下線が付けられた語、「サブスクリプション・ベースの発送プログラム」が、顧客が、発送プログラムにサブスクライブすることができる別のWebページへのユーザによって選択されることが可能なリンクを表している。代替として、302、または下線が付けられた語、「サブスクリプション・ベースの発送プログラム」などの302の一部分が、顧客によって選択された際に、顧客が適格である場合、顧客をサブスクリプション・ベースの発送プログラムに自動的にサブスクライブすることが可能な、単一アクション・ユーザ・インタフェース項目である。一実施形態では、領域302は、選択された場合、発送プログラムについてのさらなる情報を表示するユーザ・インタフェース要素を含む。
【0091】
一実施形態では、302は、発送プログラムへのサブスクライバであることが分かっている顧客には、表示されなくてもよいことに留意されたい。
【0092】
図12Aないし図12Cは、一実施形態による、eコマースWebサイトの顧客が、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブすることができる、例示的なWebページを示す。一実施形態では、図11に示される例示的なWebページの302、または302の一部分、あるいは別のWebページ上の同様のユーザ・インタフェース要素の選択により、それらのWebページの適切な1つが表示される。図12Aないし図12Cの例示的なWebページの特定の1つが、Webページにアクセスする顧客のステータスに応じて表示される。
【0093】
図12Aないし図12Cの例示的なWebページ上で、Webサイト・ナビゲーション300は、顧客が、Webサイト上の他のページに移動し、かつ/またはサーチなどの、他の機能を実行することができる、ボタン、タブ・メニューなどの、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。発送プログラム記述領域334は、発送プログラムの恩恵、費用、条件などの、発送プログラムを説明する情報を表示することが可能であり、選択された場合、顧客に表示される同一のWebページ上に、または別のWebページ上に、発送プログラムについての、より詳細な情報が表示されるようにする、ユーザ・インタフェース要素も表示することができる。申し込み領域304は、ボタン306などの、選択されると、顧客が、発送プログラムにサブスクライブすることができる別のWebページに顧客を連れて行くことが可能な、「サブスクライブ」ユーザ・インタフェース要素を含み、あるいは、代替として、選択されると、顧客がさらなるアクションを全く要求されることなしに、顧客を発送プログラムに自動的にサブスクライブする、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素である。
【0094】
図12Aの例示的なWebページは、認識された顧客向けに、例えば、Webサイトに関するユーザ・アカウントに現在、ログオンしており、好ましい支払い方法、またはデフォルトの支払い方法が知られている顧客向けに表示される。申し込み領域304は、Webサイトが、顧客データベースの中の顧客のレコードを介して知っている、顧客の名前などの、顧客についての情報や、クレジット・カードなどの、顧客の好ましい支払い方法、またはデフォルトの支払い方法などの、顧客についての情報を含む。また、申し込み領域304は、Webページを閲覧している顧客が、表示された情報が向けられた顧客ではない場合に、顧客が選択することができるユーザ・インタフェース要素も含む。また、申し込み領域304は、顧客が所望する場合に、サブスクリプションのために使用されるべき支払い方法などの、顧客について表示された情報を顧客が編集するオプションを提供することもできる。
【0095】
図12Bの例示的なWebページは、認識された顧客向けに、例えば、好ましい支払い方法またはデフォルトの支払い方法が知られていない、Webサイトに関するユーザ・アカウントに現在、ログオンしている顧客向けに表示される。申し込み領域304は、顧客の名前などの、顧客についての情報を含むが、顧客の好ましい支払い方法またはデフォルトの支払い方法は、表示しない。また、申し込み領域304は、Webページを閲覧している顧客が、表示された情報が向けられた顧客ではない場合に、顧客が選択することができるユーザ・インタフェース要素も含む。そのWebページから、例えば、ボタン306のような「サブスクライブ」ユーザ・インタフェース要素を選択することにより、発送プログラムにサブスクライブするのに、ユーザは、サブスクリプションに関する支払い方法を指定する、または選択することを要求される可能性があることに留意されたい。
【0096】
図12Cの例示的なWebページは、認識されていない顧客向けに、例えば、Webページに関するユーザ・アカウントに現在、ログオンしていない顧客向けに表示される。申し込み領域304は、顧客が、ユーザ・アカウントを有する場合に、Webページ上の顧客のユーザ・アカウントにログインすることができるユーザ・インタフェース要素またはユーザ・インタフェース要素群を含む。代替として、またはさらに、申し込み領域は、顧客が、Webサイトに対するユーザ・アカウントを開くことができるユーザ・インタフェース要素またはユーザ・インタフェース要素群を含む。そのWebページから、例えば、ボタン306のような「サブスクライブ」ユーザ・インタフェース要素を選択することにより、発送プログラムにサブスクライブするのに、ユーザは、Webサイトに対してユーザ・アカウントを開くことを要求される可能性があり、あるいは、代替として、発送プログラムにサブスクライブすることにより、サブスクリプション・プロセス中に顧客によって提供された情報を使用して、顧客に関するユーザ・アカウントが、自動的に生成されることに留意されたい。
【0097】
図13は、一実施形態による、1次サブスクライバが、招待をまだ受け入れていない、招待される顧客に関する情報、および以前の招待を受け入れており、そのため、現在、サブスクリプションへの第2のサブスクライバである顧客に関する情報を含め、サブスクリプションについての情報を閲覧することができる例示的なWebページを示す。Webサイト・ナビゲーション300は、サブスクライバが、Webサイト上の他のページに移動し、かつ/またはサーチなどの、他の機能を実行することができる、ボタン、タブ・メニューなどの、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。1次サブスクライバ情報306は、サブスクライバの名前、生年月日、支払い方法、サブスクリプションの日付(すなわち、現在のサブスクリプションに関する開始日および終了日)などの、1次サブスクライバについての妥当な情報を示す。また、ユーザ・インタフェースは、サブスクリプションが、いつ有効期限切れになるようにスケジュールされているかについての指示、および有効期限日にサブスクリプションが自動的に更新されないことを、1次サブスクライバが選択することができるボタン310、または他のユーザ・インタフェース要素も含む。
【0098】
未処理の招待312は、サブスクリプションを共有するように招待されているが、招待をまだ受け入れていない、あらゆる顧客を表示することが可能である。顧客の名前、1次サブスクライバとの関係、電子メール・アドレス、生年月日などの、招待される顧客についての妥当な情報が表示される。1次サブスクライバが、未処理の招待を管理することを可能にする、ボタンなどの、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素が、提供される。例えば、「再招待」ボタン314により、1次サブスクライバが、前に招待された顧客を再招待することができるようになる。その項目を選択することにより、例えば、招待される顧客への、電子メール・メッセージなどの、新たな通知が生成される。「編集」ボタン316により、1次サブスクライバが、招待される顧客についての情報を編集して、例えば、電子メール・アドレスおよび/または生年月日を変更することができる。「削除」ボタン318により、1次サブスクライバが招待された顧客を削除することができる。その項目を選択することにより、招待が取り消されたという、招待された顧客への、電子メール・メッセージなどの通知が生成される。
【0099】
受け入れられた招待320は、サブスクリプションを共有する招待を受け入れた、あらゆる顧客を表示することが可能であり、このため、サブスクリプションへの2次サブスクライバである2次サブスクライバの名前、1次サブスクライバとの関係、電子メール・アドレス、生年月日などの、各2次サブスクライバについての妥当な情報が表示される。1次サブスクライバが、2次サブスクライバを管理することを可能にする、ボタンなどの1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素が用意される。例えば、「編集」ボタンにより、1次サブスクライバが、2次サブスクライバについての情報を編集して、例えば、電子メール・アドレスおよび/または関係を変更することができるようになる。「削除」ボタンにより、1次サブスクライバが、サブスクリプションから2次サブスクライバを削除することができるようになる。その項目を選択することにより、顧客のサブスクリプションが、1次サブスクライバによって取り除かれたという、2次サブスクライバへの、電子メール・メッセージなどの通知が生成される。
【0100】
基礎をなすeコマース企業ソフトウェア・システムは、顧客アカウント、サブスクリプション、招待される顧客、1次サブスクライバ、2次サブスクライバを、追跡し、関連付けることができることに留意されたい。一実施形態では、ソフトウェア・システムは、サブスクリプションに関連する顧客の「集合」を含む。一実施形態では、ソフトウェア・システム(例えば、データベース)によって使用されるユーザ・アカウント情報は、ユーザ・アカウントが、現在、関連付けられているサブスクリプションが存在する場合、いずれのサブスクリプションに関連付けられているか、およびその、またはそれらの関連付けが、どのようなものであるかを記録し、追跡するのに、ソフトウェア・システムによって使用されるフィールドを含む。その情報は、ユーザが、1次サブスクライバであるサブスクリプションが存在する場合、いずれのサブスクリプションの1次サブスクライバであるか、ユーザが、共有するように招待されているサブスクリプションが存在する場合、いずれのサブスクリプションを共有するように招待されているか、ユーザが、招待を受け入れているサブスクリプションが存在する場合、いずれのサブスクリプションへの招待を受け入れているか、1次サブスクライバが、サブスクリプションを共有するように招待している他のユーザが存在する場合、他のいずれのユーザを招待しているかなどを示すのに使用される。
【0101】
図14は、一実施形態による、1次サブスクライバが、発送プログラムへのサブスクリプションを共有するよう、他の顧客を招待することが可能な、例示的なWebページを示す。Webサイト・ナビゲーション300は、顧客が、Webサイト上の他のページに移動し、かつ/またはサーチなどの、他の機能を実行することができる、ボタン、タブ・メニューなどのの、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。1次サブスクライバ情報306は、サブスクライバの名前、支払い方法、サブスクリプション日付(すなわち、現在のサブスクリプションの開始日および終了日)などの、1次サブスクライバについての妥当な情報を表示することが可能である。また、ユーザ・インタフェースは、サブスクリプションが、いつ有効期限切れになるようにスケジュールされているかについての指示、および有効期限日にサブスクリプションが自動的に更新されないことを、1次サブスクライバが選択することができるボタン310、または他のユーザ・インタフェース要素も含む。
【0102】
招待インタフェース領域330は、一実施形態に従って、メンバシップを共有するよう、他の顧客をどのように招待するかについての指示を含む招待情報を含む。また、招待領域330は、サブスクライバがアクセスして、少なくとも一部は、顧客が、招待を受け入れることを決めた場合、その際に、顧客を認証するのに使用される(例えば、招待される顧客の生年月日)、顧客の名前、電子メール・アドレス、1次サブスクライバとの関係、生年月日などの、招待されるべき顧客についての情報、招待される顧客を認証する際に使用される個人情報(この例では、1次サブスクライバの生年月日)を提供することができる、ポップアップ・メニューまたはテキスト・ボックスなどの、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素、および必須の情報が記入されると、招待を発行する、ボタン332などの、ユーザ・インタフェース要素も含む。「招待」ボタン332を選択することにより、招待される顧客への電子メール、または他の通知が生成される。招待される顧客は、その通知を受け取ると、招待を受け入れるように通知に応答することができる。一実施形態では、顧客は、電子メールに返信して、顧客が、招待を受け入れることを確認する、または招待を拒否することができる。別の実施形態では、電子メール通知、または他の通知は、招待される顧客が、招待を受け入れる(または拒否する)ことができる、eコマース企業のWebサイト上のWebページへのリンクを含む。
【0103】
一実施形態では、図13および図14に示される例示的なWebページのユーザ・インタフェース要素は、サブスクライバが、招待される顧客についての情報、およびサブスクリプションを共有する招待を受け入れた顧客に関する情報を閲覧して、サブスクリプションを共有するよう、他の顧客ら(例えば、サブスクライバの世帯のメンバ)を招待することができる、1つのWebページの中で組み合わせられることに留意されたい。その実施形態では、図13の未処理の招待312、および受け入れられた招待320、および図14の招待インタフェース領域を、限定としてではなく含むWebページが提供される。
【0104】
図15は、一実施形態による、招待される顧客が、サブスクリプションを共有する招待を受け入れることができる例示的なWebページを示す。Webサイト・ナビゲーション300は、顧客が、Webサイト上の他のページに移動し、かつ/またはサーチなどの、他の機能を実行することができる、ボタン、タブ・メニューなどの、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。発送プログラム記述領域334は、発送プログラムの恩恵、費用、条件などの、発送プログラムを説明する情報を表示することが可能であり、選択された場合、顧客に表示される同一のWebページ上に、または別のWebページ上に、発送プログラムについての、より詳細な情報が表示されるようにする、ユーザ・インタフェース要素も表示することができる。また、発送プログラム記述領域334は、誰が、サブスクリプションを共有するように顧客を招待したかについて、顧客に知らせるメッセージも表示することができる。
【0105】
招待認証−受け入れ領域336は、招待される顧客が、顧客を認証するのに使用されるように、1次サブスクライバの生年月日、および招待される顧客の生年月日、または、代替として、1次サブスクライバのクレジット・カードの終わりの4つの数字などの、他の情報を入力する、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。また、ボタンなどの、「招待を受け入れる」ユーザ・インタフェース要素も表示される。顧客が、「招待を受け入れる」を選択し、正しい認証情報を入力した場合、顧客は、2次サブスクライバとしてサブスクリプションに追加される。2次サブスクライバを追加する際、招待の集合とサブスクリプションの集合が、更新される。一実施形態では、2次顧客は、次に、2次顧客が、その時点で関連付けられている(すなわち、2次サブスクライバである)サブスクリプションに関する発送プログラム・サブスクリプション・メイン詳細ページ(図13に示される例示的なWebページのような)に向かわせられる。
【0106】
図16は、一実施形態による、1次サブスクライバまたは2次サブスクライバが、或る品目についての情報を閲覧し、所望の場合、発送プログラムによって提供される1つまたは複数の発送オプションに従って、その品目を注文する(または、その品目が、まだ入手可能でない場合、事前注文する)ことができる例示的な品目詳細Webページを示す。Webサイト・ナビゲーション300は、サブスクライバが、Webサイト上の他のページに移動し、かつ/またはサーチなどの、他の機能を実行することができる、ボタン、タブ・メニューなどの、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。品目詳細領域360は、品目の説明、価格、品目の入手の可能性、品目のピクチャなどの他の品目情報などの、その品目詳細Webページに関連する品目についての妥当なグラフィック情報および/またはテキスト情報を表す。ユーザ・インタフェース・エリア350は、ユーザが、品目を選択するのが済んだ際に、ユーザが購入することが可能な品目の集合、つまり、カートに、Webページ上で示される品目を追加する、「カートに追加する」ボタン352などの、eコマースWebサイトの標準のオプションを選択するための1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。また、領域350は、ユーザが、注文した場合、品目に関する発送アドレスを選択することができる、ポップアップ・メニューまたはテキスト・ボックスなどの、ユーザ・インタフェース要素354も含む。この項目354は、デフォルトで、現在のユーザのアカウントのデフォルトの発送アドレスになる。領域350内、および領域360内の情報は、発送プログラムへのサブスクライバだけにではなく、Webサイトのすべての顧客に表示されることに留意されたい。
【0107】
発送プログラムのサブスクライバだけが利用することができ、その品目詳細Webページに固有である1つまたは複数のオプションを含むことが可能なバーまたはストライプ340が、表示される。そのバー340は、サブスクライバにだけ表示されることが可能であり、非サブスクライバには、バー340またはオプションのない、同様の品目詳細Webページが見える。バー340は、サブスクライバの名前などの、サブスクライバについての情報を表示する。また、バー340は、品目詳細Webページに関連する品目が、プログラムの下で発送オプションの対象となる場合、発送プログラムへのサブスクライバらだけが利用できる1つまたは複数の発送オプションから選択を行うための1つまたは複数の発送オプション・ユーザ・インタフェース要素も表示する。この例は、2つの発送オプション・ユーザ・インタフェース要素、発送オプション・ボタン342、発送オプション・ボタン344を示す。例えば、発送オプション342は、「無料の2日以内の発送」であり、発送オプション344は、「4ドルの翌日発送」である。他の発送オプションも、提供される。諸実施形態は、1つ、2つ、またはそれより多くの発送オプションを、サブスクライブ済みの顧客に提供することができることに留意されたい。また、一実施形態では、様々な品目詳細Webページ上の様々な品目に関して、様々な発送オプションが、利用できる。バー340は、バー340の中に示される発送オプションの1つを使用して注文された場合、ユーザが、品目に関する発送アドレスを選択することを可能にする、ポップアップ・メニューまたはテキスト・ボックスなどのユーザ・インタフェース要素346も含む。この品目346は、デフォルトで、サブスクリプションのデフォルトの発送アドレスになる。
【0108】
一実施形態では、発送プログラムの下で提供される1つまたは複数の発送オプションの1つを選択するための1つまたは複数の発送オプション・ユーザ・インタフェース要素は、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素である。その実施形態では、サブスクライバが、バー340の中の発送オプション・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択した場合、顧客によるさらなるアクションを全く要求することなしに、品目詳細Webページに関連する品目が、発送プログラムの選択発送オプションに従って、サブスクライバのために自動的に注文され、注文システムに入力されて、処理され、示された発送アドレスに発送される。別の実施形態では、バー340の中の発送オプション・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択することにより、顧客は、関連する品目を注文するのに、さらなるアクションを実行することを要求されることがある。
【0109】
代替として、サブスクライバは、領域350の「カートに追加する」ユーザ・インタフェース要素(例えば、ボタン352)を選択することにより、カートに品目を追加することを選択してもよい。一実施形態では、「カートに追加する」ユーザ・インタフェース要素は、顧客によるさらなるアクションを全く要求することなしに、顧客が品目を注文することを可能にする単一アクション・ユーザ・インタフェース要素である。一実施形態では、サブスクライバは、カートに関する品目を選択することが完了した後、カートの中のすべての品目の注文を完了するための別のWebページに行き、そのWebページにおいて、サブスクライバには、そのWebページのユーザ・インタフェースを介して、プログラムの下で対象となる、選択されたすべての品目に関する、発送プログラムの下における発送オプション、および発送プログラムから除外された、カートの中の選択された品目に関する他の発送オプションを指定する、または変更する機会が与えられる。
【0110】
図17は、一実施形態による、1次サブスクライバまたは2次サブスクライバが、或る品目についての情報を閲覧し、所望の場合、その品目を注文することができる例示的な品目詳細Webページを示す。この例示的な品目詳細Webページでは、その品目は、発送プログラムから除外されており、その旨のメッセージがバー340の中で表示される。また、バー340は、その品目が、なぜ発送プログラムに適格でないかを、より詳細に説明する情報および/または別のページへのリンクも含む。品目は、様々な理由で、例えば、その品目の重量、サイズ、および/または価格により、その品目が、別のベンダを介して注文される、もしくは別のベンダによって発送されるため、品目が特別な発送要件を有するなどのために、発送プログラムから除外される。そのページに関連する品目が、絶版である、在庫切れである、または打ち切られた品目、特別注文品目などであることを示すメッセージなどの、他のメッセージも、バー340の中に表示されることに留意されたい。
【0111】
図18は、一実施形態による、1次サブスクライバまたは2次サブスクライバが、例えば、図16または図17の品目詳細Webページのインタフェース要素352を使用して、顧客が注文することが可能な品目のカート、つまり、集合に追加された品目についての情報を閲覧することができる、例示的なWebページを示す。Webサイト・ナビゲーション300は、サブスクライバが、Webサイト上の他のページに移動し、かつ/またはサーチなどの、他の機能を実行することができる、ボタン、タブ・メニューなどの、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。「発送先」領域370が、注文された場合、サブスクライバの名前、および品目の発送先のアドレスを表示することが可能である。ボタン、または他のインタフェース要素により、サブスクライバが、所望の場合、その表示される情報を変更できるようになる。注文一覧領域380が、品目の総額、該当する税、発送手数料、割引、注文についての他の妥当な情報などの、ページ上で、現在表示されている、注文の中の品目に関する一覧情報を、表示することができる。支払い方法領域382は、顧客に料金請求するのに使用されるべき現在の支払い方法、例えば、Visaアカウント、または他のクレジット・カード・アカウントを表示することができる。領域382は、サブスクライバが、所望の場合、支払い方法の変更を可能にするユーザ・インタフェース要素を含む。料金請求アドレス領域384は、サブスクライバ(またはサブスクリプション)に関する現在の料金請求アドレスを表示することができ、領域384は、サブスクライバが、所望の場合、料金請求アドレスを変更することを可能にするユーザ・インタフェース要素を含む。
【0112】
発送オプション領域372は、サブスクライバが、発送の速さ(例えば、標準の発送、2日以内の発送、または翌日発送)を選択することを可能にするディスプレイ・ユーザ・インタフェース要素、およびサブスクライバが、発送選好(例えば、「可能な限り少ない発送に私の品目をまとめる」または「私の品目が用意でき次第、それらの品目を発送する」)を選択することを可能にするユーザ・インタフェース要素を表示することができる。それらの項目は、デフォルトで、発送プログラムによって指定された選択になる。この例では、発送の速さは、デフォルトで、2日以内の発送になり、発送選好は、デフォルトで、「私の品目が用意でき次第、それらの品目を発送する」になる。他の実現形態では、他のオプションが、提供されることが可能であり、かつ/または他のオプションが、発送プログラムに従ってデフォルトのオプションとして選択される。
【0113】
品目領域374は、その注文に現在入っているすべての品目を表示することができる。品目の簡単な説明や、その品目が、サブスクリプション・ベースの発送プログラムによって提供される発送オプションの対象となるか否かなどの、各品目についての情報が、表示される。この例では、品目Aは、発送プログラムの下で対象とされないが、品目Bと品目Cは、対象となる。また、品目領域374は、どれだけの回数の発送で、品目が配送されるかを示す情報も表示することが可能である。この例では、品目は、2回の発送で発送され、品目Aが、1回の発送で、品目Bと品目C(発送プログラムの下で対象となる)が、別の回の発送で発送される。サブスクライバには、場合により、対象となる品目に関する発送プログラムの下で利用可能な発送オプションを無効にして、各品目、またはすべての品目に関して個々に、発送の速さ、および発送方法を指定するオプションが与えられることが可能であり、あるいは、代替として、発送プログラムの下で対象となる品目が、発送プログラムによって指定された速さ/方法で自動的に発送され、その他の品目が、他の何らかのデフォルトの、またはオプションの速さ/方法に従って発送される。
【0114】
(例示的なシステム・アーキテクチャ)
図19ないし図21は、本明細書で説明されるeコマース企業のeコマースWebサイト上でサブスクリプション・ベースの発送プログラムの諸実施形態を実施するための例示的なアーキテクチャを示す。ソフトウェアもしくはハードウェアの製品および方法への特定の言及、例えば、Oracleへの言及は、例示的であり、限定的ではないことに留意されたい。諸実施形態は、説明される製品および/または方法以外の製品および/または方法を使用して実施されてもよい。
【0115】
図19は、本明細書で説明されるeコマース企業のeコマースWebサイト上におけるサブスクリプション・ベースの発送プログラムを含むシステムに関する例示的な実現形態のアーキテクチャを示す。この例示的な実現形態は、以下の3つのアーキテクチャ・フリート、つまり、構成要素を含んでいる。すなわち、バックエンド・フリート400、サブスクリプション・フリート420、フロントエンド・フリート440である。本明細書で使用されるフリートとは、図22に示されるシステム900のような、2つ以上のシステム、サーバ、マシン、および/または他のデバイスの集合である。
【0116】
諸実施形態は、メンバシップ(サブスクリプション)共有のための基礎をなすサポートを提供する集合サービスの実現形態を含む。集合サービスは、すべてのサブスクリプションに関連するエンティティの一般的な集合、例えば、メンバシップ集合をもたらす可能性がある。サブスクリプションは、メンバシップを代表するメンバシップ集合に関連付けられることが可能である。一実施形態では、集合のメンバは、サブスクリプションに参加している顧客の顧客IDである。
【0117】
集合サービスは、エンティティの間の一般的な関係をモデル化することができる。集合のエンティティはすべて、何らかの特性によって関係付けられる。その特性は、集合の名前や、集合のタイプから派生する。特性は、アプリケーション固有であり、集合サービスは、特性について知らない。集合サービスは、そのサービスがキャプチャする集合の名前とタイプが与えられていることだけを知っている。集合サービスには、集合のメンバが与えられ、メンバのIDをキャプチャし、基本的な関係を格納する。派生したすべてのセマンティクスは、より高位のレイヤ、つまり、アプリケーション・レイヤで生じる。それらのセマンティクスの1つは、招待(招待サービス)に関してである。招待集合は、サブスクリプションに参加するように招待された人々のグループを表している。招待サービスは、汎用の集合サービスの応用例である。
【0118】
顧客が、発送プログラムにサブスクライブすると、サブスクリプションが作成され、集合が顧客で初期設定される。すると、1次サブスクライバ(サブスクライブの所有者)が、サブスクライブを共有するよう、他の顧客ら(例えば、サブスクライバの世帯のメンバ)を招待することができる。さらなる集合である、サブスクリプションに参加するように招待されている顧客らを含む「被招待者」集合が、サブスクリプションに関連付けられる。加えて、すべての顧客には、顧客が参加するように招待されたサブスクリプションを表す顧客アカウントが関連付けられた集合を有する。顧客アカウントに関連付けられた集合は、顧客の間のつながり、すなわち、サブスクリプションへの招待、サブスクリプションに一緒に参加する顧客らなどをキャプチャするのに使用されることに留意されたい。その情報は、顧客の間のつながりを探すためにデータ・マイニングされる。
【0119】
諸実施形態は、メンバシップ情報を格納するデータベース・インスタンスを含む。そのデータベース・インスタンスは、Webサイトによって使用される、メンバシップ情報を含むデータの信頼できるストア、つまり、1次ストアである。一実施形態では、そのデータベースは、トランザクション・データベースである。一実施形態では、そのデータベースは、Oracleデータベースのような、リレーショナル・データベースである。Webサイトの一般的なオペレーションのためにキャッシング・ストアが使用される。品目詳細ページなどの、Webサイトの高トラフィックのページが、キャッシング・ストアにヒットする。キャッシング・ストアを更新する際に、伝搬遅延が存在することがあり、したがって、キャッシング・ストアは、100%正確ではない可能性があるが、いずれのユーザ・インタフェース要素が、Webページ上に表示されるべきかなどについての決定を行うためには十分に正確である。顧客らが、意思決定を行っており、かつ/または金銭を支出しているために、信頼できる情報を必要とする場合、例えば、顧客によって選択された品目が注文されており、そのため、注文パイプラインに入っている場合、キャッシング・ストアの代わりに、トランザクション・データベースであることが可能な、信頼できるストアが、ヒットされてもよい。
【0120】
一実施形態では、キャッシング・クライアントは、保証されたデータ伝搬を提供する。一実施形態では、信頼できるストアは、トランザクション的には正確である。Webサイト目的で、一部の表示専用の使用ケースにおいて(例えば、注文パイプラインにおいてではない)、例えば、品目詳細ページ上で、わずかに陳腐である、データのキャッシング・ストアに、アクセスが行われる。キャッシング・クライアントは、キャッシング・ストアまでトランザクション・データを伝搬する機構である。キャッシング・クライアントを使用して、フリートにおけるサーバはダウンすることがあり、再び起動された際に、サーバがダウンして以来のメッセージの再生が実行されて、キャッシング・ストアが、最新の状態に回復される。サーバが、ダウンした場合、サーバが、再び起動した際、キャッシング・クライアントは、閲覧された最後のメッセージからメッセージを再生する能力を提供する。
【0121】
バックエンド・フリート400は、同期メッセージ・トランスポートを介する同期要求と、非同期メッセージ・トランスポートを介する非同期要求をともに扱うことができる発送プログラム・バックエンド・サービス402の1つまたは複数のインスタンスを実行している。一実施形態では、パブリッシュ/サブスクライブとBSF/HTTPが、メッセージ・トランスポートとして使用される。このサービス402は、次の2名の1次ユーザを有することが可能である。すなわち、
・注文管理システムが、バックエンド・サービス402と通信して、注文が、サブスクリプション・ベースの発送プログラムの下における発送の対象となるかどうかを判定する。バックエンド・サービス402は、集合サービス430に問い合わせて、オファーを行った個人が、発送プログラム・サブスクリプションのメンバであるかどうかを確認することができる。
・サブスクリプション・サービス424は、サブスクリプションに変更が生じた際に、バックエンド・サービス402に通知することができる。バックエンド・サービス402は、サブスクリプション変更を解釈すること、および関連する集合のメタデータを更新することを担うことが可能である。
【0122】
サブスクリプション・フリート420は、サブスクリプション展開とともに、招待サービス428と集合サービス430を、限定としてではなく、含む。招待サービス428と集合サービス430は、他のサブスクリプション構成要素のいずれも、これらの構成要素に直接に通信することができないという点で、独特である。むしろ、これら2つの構成要素は、他の顧客らをサブスクリプションに関連付け、サブスクリプションに参加するよう、他の顧客らを招待するサブスクリプション・フィーチャのユーザらが利用できる、一般的な構成要素である。招待サービス428は、サブスクリプションに関連付けられるように顧客らを招待する要求を受け取ることができる。その関連付けは、集合を使用して追跡される。集合サービス430は、サブスクリプション構成要素のユーザらによって、サブスクリプションに関連付けるメンバの集合を作成するのに使用される。
【0123】
Webサイト指向のフリート440において、各マシンは、以下のサービスのインスタンスを、限定としてではなく、含む。すなわち、
・サブスクリプション・ベースの発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素が、ページ上に表示されるべきかどうかを判定するために、Webページによって、例えば、品目詳細ページによって使用されるキャッシュ専用(読み取り専用)集合サービス446。Webページは、そのページを閲覧しているメンバに関するすべての集合を求めて、それらの集合のいずれかが、サブスクリプション関連の集合であるかどうか、およびそれらの集合が、アクティブであるかどうかを判定する。一実施形態では、以上は、集合タイプとメタデータの組み合わせを使用して実行される。
・発送プログラム・フロントエンド・サービス448が、サブスクリプション・ベースの発送プログラム固有のWebページによって使用される。
【0124】
(サブスクリプション・ベースの発送プログラムを有する集合−全体的なアーキテクチャ)
いくつかの実現形態では、以下を含むが、以上には限定されない集合サービスの様々な構成が存在する。すなわち、
・単一の集合サービス430が、2つの基礎をなすデータ・ソース、すなわち、JDBC(または他のタイプの)データ・ソースや「伝搬専用」キャッシング・クライアント432データ・ソースを有して展開される。データ・ソースは、サブスクリプション・サービス424によって使用される信頼できるストア422である。以上の基礎をなすデータ・ソースに対して行われる変更は、信頼できるデータ・ソース(信頼できるストア422)とキャッシュ(キャッシング・クライアント432)の間の最終的な整合性を確実にするように、テーブル挿入と連携して行われる。この集合サービス430は、バックエンド・サービス402や招待サービス428によって接触される。
・集合サービス446は、集合情報に関するデータ・ソースとしてキャッシング・クライアント444だけを有するnマシンに展開される。集合サービス446のそれらのインスタンスは、品目詳細ページ、または「顧客は、発送プログラムへのサブスクリプションのメンバであるか」という質問に答える必要がある、他の任意のWebページによって使用される。キャッシング・クライアント444集合データ・ソースは、第1の構成から伝搬メッセージを受け取ることができ、読み取り専用アクセスをサポートする。
【0125】
(招待構成要素)
図20は、本明細書で説明される電子商取引企業のeコマースWebサイト上のサブスクリプション・ベースの発送プログラムの「招待」構成要素に関する例示的な実現形態のアーキテクチャを示す。発送プログラム・サブスクリプションに別のメンバが関連付けられるように申し込むユーザ体験の例示的な詳細と、招待構成要素に関する例示的な実現形態のアーキテクチャを説明する。
【0126】
顧客が、発送プログラムに(1次サブスクライバ)としてサブスクライブした後、サブスクライバは、以下の1つまたは複数を、限定としてではなく表示する、図13に示されるWebページのような、発送プログラム・サブスクリプション・メイン詳細ページに向かわせられる。すなわち、
・顧客が、発送プログラムにいつ申し込んだか
・発送プログラム全般についての情報(恩恵、条件、料金、制約など)
・サブスクリプションが、いつ有効期限切れになるか
・サブスクリプションの期間を、手動で、または自動プロセスをセットアップすることにより、延長することについての情報
・サブスクライバが、そのサブスクリプションに関連付けた顧客アカウントのリスト(2次サブスクライバ)−プログラムに最初に申し込んだ個人(1次サブスクライバ)は、常にリストアップされる
・サブスクリプションを共有するように招待された顧客の電子メール・アドレス(および、場合により、その他の情報)、さらにそれらの顧客が、いつ招待されたかのリスト。
【0127】
一実施形態では、発送プログラム・サブスクリプションに既に関連付けられており、そのため、顧客アカウントのリストの中で表示されている各顧客アカウントは、顧客情報の隣に、「削除」ボタン、または他のユーザ・インタフェース要素を有する。「家族メンバを招待する」ボタン、または他のユーザ・インタフェース要素が、サブスクリプションを共有するよう、顧客が誰を招待することができるかと関係する制約についての情報とともに、表示される。
【0128】
一実施形態では、「削除」ボタンを選択することにより、1次サブスクライバは、「OK」オプションまたは「キャンセル」オプションを有する確認ページに連れて行かれる。サブスクライバは、削除される顧客に、電子メールを介して通知が行われることを告げられる。
【0129】
一実施形態では、発送プログラム・サブスクリプション・メイン詳細ページ上の「追加」ボタンは、電子メール・アドレスを入力するためのユーザ・インタフェース要素を含み、場合により、招待されるべき顧客についての他の情報を入力するためのユーザ・インタフェース要素を、「その個人が、この電子メールに応答する際、その個人は、このプログラムを購入するのに使用されるクレジット・カードの終わりの4つの数字(または、代替として、生年月日などの他の情報)を提供しなければならない。我々が、その個人を認証し、その個人を、このプログラムに関連付けることができるように、その個人が、この情報を有することを確認してください。」というような何かを告げるテキストを含む、図13に示されるWebページのような、Webページにユーザを連れて行くことが可能である。1次サブスクライバは、招待されるべき個人に関する、要求された情報を入力し、次に、「送信」をクリックすることができる。すると、「招待は、電子メール・アカウント「xxx」に電子メール送信されています。認証目的で、受信者が、このプログラムを購入するのに使用されるクレジット・カードの終わりの4つの数字(または、代替として、生年月日などの他の情報)を有することを確実にしてください」というような何かを告げるページが、表示される。
【0130】
一実施形態では、サブスクリプションに参加するように招待される顧客は、顧客が、サブスクリプションに参加したいと所望することを確認するのにアクセスされるURLを含む電子メールを受信する。そのURLは、顧客を、eコマースWebサイトに関するサインイン・ページに連れて行く。一実施形態では、顧客が、Webサイトに対してユーザ・アカウントを有さない場合、顧客は、そのページ上のリンクを介してアカウントに申し込むことができる。サインインした後、招待される顧客は、招待される顧客が、その招待を受け入れて、サブスクリプションに参加したいと所望するかどうかを確認するWebページに向かわせられる。招待を受け入れるための例示的なWebページが、図15に示される。そのページは、招待される顧客が、1次サブスクライバのクレジット・カードの終わりの4つの数字、または、代替として、1次サブスクライバの生年月日や招待される顧客の生年月日などの、他の情報を入力して、顧客を認証する、1つまたは複数のユーザ・インタフェース要素を含む。発送プログラム/サブスクリプションについての情報(例えば、発送プログラム/サブスクリプションが無料であることを明言し、恩恵を説明する)が、「受け入れ」ボタンや「拒否」ボタンとともに、表示される。顧客は、「受け入れる」を選択し、正しい認証情報を入力した場合、顧客が、その時点で関連付けられている(すなわち、顧客が、2次サブスクライバである)サブスクリプションに関する、図13に示される例示的なページのような、発送プログラム・サブスクリプション・メイン詳細ページに向かわせられる。顧客による誤りにより、エラー詳細メッセージを有する確認ページにループして戻ることが可能である。
【0131】
一実施形態は、サブスクリプションに参加するように招待された顧客らが、以下のような、サブスクリプション/1次サブスクライバに関連する特定の個人情報を提供することを要求する、招待される顧客が、発送プログラムへの1次サブスクライバの世帯(または他のエンティティ)のメンバであることを検証する、または認証する機構を使用する。すなわち、
・プログラム(1次サブスクライバ)に最初に関連付けられた個人の電子メール・アドレス
・プログラムの代金を支払うのに使用されるクレジット・カードの終わりの4つの数字
・プログラムに最初に関連付けられた個人(1次サブスクライバ)の主要な住居の郵便番号
・1次サブスクライバの生年月日や招待される顧客の生年月日
【0132】
様々な実施形態は、検証/認証のための以上の情報項目の1つまたは複数を使用することが可能であり、かつ/またはその他の情報が、使用される。
【0133】
一実施形態では、顧客は、発送プログラムへの2つ以上のサブスクリプションへのサブスクライバとなることを阻止されない。顧客が、2つ以上のサブスクリプションにサブスクライブされている場合、サブスクリプションの1つが必要な場合、システムによって選択される。一実施形態では、サブスクリプションは、ランダムに、ただし、決定論的に選択される。別の実施形態では、顧客らは、複数のサブスクリプションにサブスクライブすることを阻止される。
【0134】
一実施形態では、サブスクライブへの1名のサブスクライバだけが、1次サブスクライバである。別の実施形態では、特定のサブスクライブへの複数名のサブスクライバが、「1次サブスクライバ」として指定され、このため、そのサブスクライブを共有するように他の顧客らを招待することや、2次サブスクライバを削除することなどの、1次サブスクライバに関して本明細書で説明されるアクションを実行することができる。その実施形態では、サブスクリプションを共有する招待を受け入れて、「1次サブスクライバ」になった1名または複数名の2次サブスクライバを指定する機構が設けられる。一実施形態では、1次サブスクライバは、「1次サブスクライバシップ」を別のサブスクライバに移譲することができる。別の実施形態では、1次サブスクライバは、1次サブスクライバシップを移譲することを許されないこともある。一実施形態では、1次サブスクライバは、サブスクリプションに関連するサブスクライバの集合から自らを削除することができない。別の実施形態では、1次サブスクライバは、サブスクリプションに関連するサブスクライバの集合から自らを削除することを許される。
【0135】
(招待構成要素に関する例示的な実現形態のアーキテクチャ)
一実施形態では、招待構成要素は、エンティティを代表して提供された招待セットや、エンティティに提供された招待、招待の受け入れと拒否を追跡することを担う一般的な構成要素である。招待の受け入れにより、その招待と関係付けられた集合が自動的に操作される。
【0136】
一実施形態では、招待実現形態は、招待が適用される集合の所有権を管理しない、または保持しなくてもよい。招待をメンバシップ管理と分離する理由には、以下が、限定としてではなく、含まれる。すなわち、
・招待は、招待が受け入れられた際、集合を操作しなくてもよい。招待を分離することにより、この構成要素を使用して、集合に追加すること以外の結果を有する招待を行うリファクタリングができる。
・グループ・メンバシップとグループ操作が、集合サービスを使用して公開される。この基本API以外のいずれも、招待構成要素内に組み込まれないアプリケーション固有のロジックを要求することもある。
・1つのサービスを展開して、維持することは、2つのサービスを展開して、維持することより容易であるが、招待が使用されない、集合が使用されるケースと、場合により、その逆のケースが、存在する可能性がある。
・以上のサービスにかかる、予期される負荷は、様々なである可能性があり、集合は、ヒットO(注文)(すなわち、各注文ごとに)である一方で、招待は、ヒットO(プログラムにおける顧客)(すなわち、顧客が、サブスクライバとして参加するように招待されるたびに)である。
【0137】
(発送プログラム・フロントエンド・サービス−例示的な全体的アーキテクチャ)
図21は、本明細書で説明される電子商取引企業のeコマースWebサイト上のサブスクリプション・ベースの発送プログラムの発送プログラム・フロントエンド・サービス448構成要素に関する例示的な実現形態のアーキテクチャを示す。フロントエンド招待API480が、発送プログラム・フロントエンド・サービス448の様々な機能に対するインタフェース群を提供する。フロントエンド招待API480は、例えば、顧客を招待するインタフェース、招待を受け入れる/拒否するインタフェース、発送プログラム情報を得るインタフェース、顧客を削除するインタフェースなどを設ける。発送プログラム・フロントエンド・サービス448は、招待サービス428や、集合サービス430、サブスクリプション・サービス424にアクセスすることが可能である。サブスクリプション・サービス424と集合サービス430は、信頼できるストア422にアクセスすることができる。
【0138】
(例示的なシステム)
一実施形態では、図3ないし図21で本明細書で説明されるサブスクリプション・ベースの発送プログラムを実装する電子商取引企業のeコマースWebサイトは、図22に示されるコンピュータ・システム900のような、1つまたは複数のコンピュータ・アクセス可能媒体を含む、またはそのような媒体にアクセスするように構成された汎用コンピュータ・システムを含む。図示され実施形態では、コンピュータ・システム900は、I/O(入出力)インタフェース930を介してシステム・メモリ920に結合された1つまたは複数のプロセッサ910を含む。コンピュータ・システム900は、I/Oインタフェース930に結合されたネットワーク・インタフェース940をさらに含む。
【0139】
様々な実施形態では、コンピュータ・システム900は、1つのプロセッサ910を含む単一プロセッサ・システムであっても、いくつかのプロセッサ910(例えば、2つ、4つ、8つ、または別の適切な数)を含むマルチプロセッサ・システムであってもよい。プロセッサ910は、命令を実行することができる任意の適切なプロセッサである。例えば、様々な実施形態において、プロセッサ910は、x86、PowerPC、SPARC、またはMIPS ISA、あるいは他の任意の適切なISAなどの、様々なISA(命令セット・アーキテクチャ)のいずれかを実施する汎用プロセッサまたは組み込み型プロセッサである。マルチプロセッサ・システムでは、いくつかのプロセッサ910のそれぞれは、一般に、ただし、必須にではなく、同一のISAを実装することが可能である。
【0140】
システム・メモリ920は、プロセッサ910がアクセスすることができる命令とデータを格納するように構成される。様々な実施形態では、システム・メモリ920は、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)、SDRAM(シンクロナス・ダイナミックRAM)、不揮発性/フラッシュ・タイプのメモリ、または他の任意のタイプのメモリなどの、任意の適切なメモリ技術を使用して実施される。図示される実施形態では、サブスクリプション・ベースの発送プログラムを実装する電子商取引企業のeコマースWebサイトに関して前述した方法や技術などの、所望される機能を実施するプログラム命令とデータは、システム・メモリ920内にコード925として格納されて示されている。
【0141】
一実施形態では、I/Oインタフェース930は、プロセッサ910と、システム・メモリ920と、ネットワーク・インタフェース940またはその他の周辺インタフェース群を含むデバイス内のあらゆる周辺デバイスとの間におけるI/Oトラフィックを調整するように構成される。一部の実施形態では、I/Oインタフェース930は、1つの構成要素(例えば、システム・メモリ920)からのデータ信号を、別の構成要素(例えば、プロセッサ910)による使用に適したフォーマットに変換する、必要な任意のプロトコル変換、タイミング変換、またはその他のデータ変換を実行することが可能である。一部の実施形態では、I/Oインタフェース930は、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス標準またはUSB(Universal Serial Bus)標準の変種などの、様々なタイプの周辺バスを介して接続されたデバイス群に関するサポートを含む。一部の実施形態では、I/Oインタフェース930の機能は、例えば、ノース・ブリッジとサウス・ブリッジなどの、2つ以上の別々の構成要素に分割される。また、一部の実施形態では、システム・メモリ920に対するインタフェースなどのI/Oインタフェース930の機能の一部またはすべては、プロセッサ910に直接に組み込まれることが可能である。
【0142】
ネットワーク・インタフェース940は、コンピュータ・システム900と、例えば、他のコンピュータ・システム群などの、ネットワークに接続された他のデバイス群との間でデータを交換できるように構成される。特に、ネットワーク・インタフェース940は、コンピュータ・システム900、eコマース企業の一部である他のコンピュータ・システム群(存在する場合)、インターネット上の他のサーバ群、インターネット上の別の場所でeコマースWebサイトの顧客らによって使用されるコンピュータ群の間において、通信を可能にするように構成される。ネットワーク・インタフェース940は、一般に、1つまたは複数の無線ネットワーキング・プロトコル(例えば、Wi−Fi/IEEE802.11、または別の無線ネットワーキング標準)をサポートすることが可能である。しかし、様々な実施形態において、ネットワーク・インタフェース940は、例えば、他のタイプのイーサネット(登録商標)・ネットワークなどの、任意の適切な有線または無線の一般的なデータ・ネットワークを介する通信をサポートすることができる。さらに、ネットワーク・インタフェース940は、アナログ音声ネットワークまたはデジタル・ファイバ通信ネットワークなどの遠隔通信/電話ネットワークを介する、Fibre Channel SANなどのストレージ・エリア・ネットワークを介する、または他の任意の適切なタイプのネットワークおよび/またはプロトコルを介する通信をサポートすることもできる。
【0143】
一部の実施形態では、システム・メモリ920は、前述したとおり、プログラム命令とデータを格納するように構成されたコンピュータ・アクセス可能媒体の一実施形態である。しかし、他の諸実施形態では、プログラム命令および/またはデータは、受信される、送信される、または異なるタイプのコンピュータ・アクセス可能媒体上に格納される。一般的に言って、コンピュータ・アクセス可能媒体には、I/Oインタフェース930を介してコンピュータ・システム900に結合された磁気媒体または光媒体、例えば、ディスクまたはDVD/CDなどの、ストレージ媒体またはメモリ媒体が含まれる。また、コンピュータ・アクセス可能媒体には、システム・メモリ920、または別のタイプのメモリとして、コンピュータ・システム900の一部の実施形態に含められる、RAM(例えば、SDRAM、DDR SDRAM、RDRAM、SRAMなど)、ROMなどの、あらゆる揮発性媒体または不揮発性媒体も含まれる。さらに、コンピュータ・アクセス可能媒体には、ネットワーク・インタフェース940を介して実現されるような、ネットワークおよび/または無線リンクなどの通信媒体を介して伝送される、電気信号、電磁信号、またはデジタル信号などの、伝送媒体、つまり、信号も含まれる。
【0144】
(結論)
様々な実施形態は、コンピュータ・アクセス可能媒体に関する以上の説明に従って実施される命令および/またはデータを受信すること、送信すること、または格納することをさらに含む。一般的に言って、コンピュータ・アクセス可能媒体には、磁気媒体または光媒体、例えば、ディスクまたはDVD/CD−ROM、RAM(例えば、SDRAM、DDR、RDRAM、SRAMなど)、ROMなどの揮発性媒体または不揮発性媒体などの、ストレージ媒体またはメモリ媒体、それとともに、ネットワークおよび/または無線リンクなどの通信媒体を介して伝送される、電気信号、電磁信号、またはデジタル信号などの伝送媒体または信号が含まれる。
【0145】
図に示され、本明細書で説明される様々な方法は、方法の例示的な諸実施形態を表す。それらの方法は、ソフトウェアで、ハードウェアで、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせで実現される。方法の順序は、変更されることが可能であり、様々な要素が、追加される、並べ替えられる、組み合わされる、省かれる、変形されることなどが可能である。
【0146】
本開示を利用する当業者には明らかな、様々な変形や変更を行うことが可能である。本発明は、すべてのそのような変形や変更を含み、したがって、以上の説明は、限定的ではなく、例示的であると見なされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0147】
【図1】従来の流通業者のオペレーションの概観を示す図である。
【図2】eコマースWebサイトを介して顧客に「仮想の店頭」を提供する例示的なeコマース企業を示す図である。
【図3】本明細書で説明されるサブスクリプション・ベースの発送プログラムの一実施形態を実施するための例示的なシステム構成を示すブロック図である。
【図4】一実施形態による、顧客にサブスクリプション・ベースの発送プログラムを提供する方法を示す流れ図である。
【図5】一実施形態による、顧客による単一のアクションを介して発送プログラムに顧客をサブスクライブする方法を示す流れ図である。
【図6】一実施形態による、Webサービス・インタフェースを介して受け取った発送プログラムへのサブスクリプションを受け付ける方法を示す流れ図である。
【図7】一実施形態による発送プログラムへのサブスクリプションへの招待を処理する方法を示す流れ図である。
【図8】一実施形態によるWebサービス・インタフェースを介して受け取った注文を処理する方法を示す流れ図である。
【図9】一実施形態による、顧客が、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにアクセスし、使用する例示的なプロセスを示す流れ図である。
【図10】一実施形態による、サブスクライバが、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにおけるサブスクリプションを共有するように別の顧客を招待する例示的なプロセスを示す流れ図である。
【図11】一実施形態による、サブスクリプション・ベースの発送プログラムに参加するオファーを含む例示的なWebページを示す図である。
【図12】一実施形態による、eコマースWebサイトの顧客が、サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブすることができる例示的なWebページを示す図である。
【図13】一実施形態による、1次サブスクライバが、招待された顧客、および以前の招待を受け入れた顧客に関する情報を含め、サブスクリプションについての情報を閲覧し、編集することができる例示的なWebページを示す図である。
【図14】一実施形態による、1次サブスクライバが、発送プログラムへのサブスクリプションを共有するように他の顧客らを招待することができる例示的なWebページを示す図である。
【図15】一実施形態による、招待された顧客が、サブスクリプションを共有する招待を受け入れることができる例示的なWebページを示す図である。
【図16】一実施形態による、1次サブスクライバまたは2次サブスクライバが、或る品目についての情報を閲覧し、所望の場合、発送プログラムによって提供される1つまたは複数の発送オプションに従って、その品目を注文することができる例示的な品目詳細Webページを示す図である。
【図17】一実施形態による、1次サブスクライバまたは2次サブスクライバが、或る品目についての情報を閲覧し、所望の場合、その品目を注文することができる例示的な品目詳細Webページを示す図である。
【図18】一実施形態による、1次サブスクライバまたは2次サブスクライバが、所望の場合、カートに追加された品目、または顧客が注文することができる品目の集合についての情報を閲覧することができる例示的なWebページを示す図である。
【図19】一実施形態による、電子商取引企業のeコマースWebサイト上でサブスクリプション・ベースの発送プログラムの諸実施形態を実施するための例示的なアーキテクチャを示す図である。
【図20】一実施形態による、電子商取引企業のeコマースWebサイト上でサブスクリプション・ベースの発送プログラムの諸実施形態を実施するための例示的なアーキテクチャを示す図である。
【図21】一実施形態による、電子商取引企業のeコマースWebサイト上でサブスクリプション・ベースの発送プログラムの諸実施形態を実施するための例示的なアーキテクチャを示す図である。
【図22】コンピュータ・システムの例示的な実施形態を示すブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
eコマース・サイトのためのサーバが、ネットワークを介して、ユーザを識別する入力を受信すること、
前記ユーザを識別する前記入力に基づき、前記ユーザが、サブスクリプションの期間にわたって前記eコマース・サイト上で提供される少なくともいくつかの品目のそれぞれに関して、複数のサブスクライバ発送オプションを提供するサブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバであるかどうかを判定すること、
前記ネットワークを介して、前記ユーザが注文することを所望する前記少なくともいくつかの品目の少なくとも1つを指定する入力を受信すること、
前記ユーザが、前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバである場合、非サブスクライバ発送オプションの代わりに、前記複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って、前記品目が発送されるように指示する、前記指定された品目の注文を生成することを含む方法。
【請求項2】
前記特定の品目のユーザ注文を受け入れるように構成されたユーザ・インタフェースにアクセスする前記ユーザからの入力を受信すること、
前記ユーザが、サブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバである場合、前記品目に関する前記複数のサブスクライバ発送オプションから選択を行うように構成された1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素を表示すること、
前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択して、前記品目に関する或る特定のサブスクライバ発送オプションを指定する入力を受信することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素は、前記発送プログラムにサブスクライブされたユーザだけに、前記ユーザ・インタフェース上で表示される請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素は、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素であり、
前記ネットワークを介して、前記ユーザが注文することを所望する前記少なくともいくつかの品目の少なくとも1つを指定する入力を前記受信することは、前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択する入力を前記受信することを含み、
前記指定された品目の注文を前記生成することは、前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択する入力を前記受信することに応答して、前記注文を自動的に生成することを含み、前記ユーザからのさらなる入力は、前記注文を生成するのに全く要求されない請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワークを介して、前記ユーザが注文することを所望する前記品目の1つを指定する入力を前記受信することは、前記eコマース・サイトのWebサービス・インタフェース上で、前記サブスクライブ済みのユーザのために前記品目の注文を要求するメッセージを受信することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ネットワークを介して、前記eコマース・サイトの1つまたは複数のサブスクリプション・ユーザ・インタフェース要素にアクセスする前記ユーザから入力を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブすることをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ネットワークを介して、前記ユーザから、前記eコマース・サイトの単一アクション・ユーザ・インタフェース要素を選択する単一の入力を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムに自動的にサブスクライブすることをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記eコマース・サイトのWebサービス・インタフェースを介して前記ユーザを指定するサブスクリプション要求を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブすることをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記eコマース・サイトによって前記ユーザに送信される、前記発送プログラムへのサブスクリプションを共有する招待への応答を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブすることをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザを前記発送プログラムにサブスクライブすると、前記ユーザにサブスクリプション料金を請求することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、前記少なくともいくつかの品目に関する発送に関して、サブスクライブ済みのユーザに料金請求が行われない少なくとも1つの発送オプションを含む請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、前記少なくともいくつかの品目に関して、サブスクライブ済みでないユーザより低い発送手数料が、サブスクライブ済みのユーザに請求される少なくとも1つの発送オプションを含む請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、前記少なくともいくつかの品目に関する発送に関して、サブスクライブ済みのユーザに料金請求が行われない少なくとも1つの発送オプションと、前記少なくともいくつかの品目に関して、サブスクライブ済みでないユーザより低い発送手数料が、サブスクライブ済みのユーザに請求される少なくとも1つの発送オプションとを含む請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、非サブスクライバに提供されない1つまたは複数のフィーチャに関するオプションである請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記1つまたは複数のフィーチャは、優先取り扱い、購入された品目を手数料無しでの返品、無料のギフト用の包装、無料の彫刻、または前記品目のデジタル・コピーへのアクセスの少なくとも1つを含む請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記発送プログラムへのサブスクリプションを、前記eコマース・サイトの他のユーザらと共有する入力を受信するように構成された1つまたは複数のサブスクリプション共有ユーザ・インタフェース要素を、前記サブスクライブ済みのユーザに表示すること、
前記1つまたは複数のサブスクリプション共有ユーザ・インタフェース要素にアクセスする前記サブスクライブ済みのユーザから、前記サブスクライブ済みのユーザによって指定された前記eコマース・サイトのユーザと前記発送プログラムへの前記サブスクリプションを共有する入力を受信することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記サブスクリプション共有は、前記サブスクライブ済みのユーザが属する定義されたコミュニティに限定される請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記定義されたコミュニティは、前記サブスクライブ済みのユーザの世帯、ビジネス、集合住宅、または学校の1つである請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記発送プログラムへのサブスクリプションを、前記eコマース・サイトの他のユーザらと共有する招待を生成する入力を受け取るように構成された1つまたは複数のサブスクリプション招待ユーザ・インタフェース要素を、前記サブスクライブ済みのユーザに表示すること、
前記1つまたは複数のサブスクリプション招待ユーザ・インタフェース要素にアクセスする前記サブスクライブ済みのユーザから、前記発送プログラムへの前記サブスクリプションを共有するよう、前記サブスクライブ済みのユーザによって指定された前記eコマース・サイトのユーザを招待する入力を受信すること、
前記eコマース・サイトが、前記発送プログラムへの前記サブスクリプションを共有する招待を、前記招待されるユーザに送信することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記招待されるユーザから、前記サブスクリプションを共有する前記招待を受け入れる入力を受信することをさらに含む請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムは、2つ以上のサブスクリプション・レベルを含み、異なるレベルにおけるサブスクライブ済みのユーザには、前記2つ以上のサブスクリプション・レベルにおける異なるサブスクリプション料金の1つまたは複数の異なる発送オプションが提供される請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って前記サブスクライブ済みのユーザによって注文された各品目が、前記品目が、発送される用意ができるとすぐに発送されるように指示することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って前記サブスクライブ済みのユーザによって注文された2つ以上の品目が、統合されて、1回の発送で発送されるように指示することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って前記サブスクライブ済みのユーザによって注文した品目が、定期的間隔または非定期的間隔で、スケジュールされた発送時に発送されるように指示することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記発送プログラムのサブスクライブ済みのユーザに、前記eコマース・サイトのサブスクライブ済みでないユーザには提供されない1つまたは複数のサービス・サイトへの排他的アクセスを提供することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記1つまたは複数のサービスは、優先取り扱い、購入された品目を手数料無しでの返品、無料のギフト用の包装、無料の彫刻、または前記品目のデジタル・コピーへのアクセスの少なくとも1つを含む請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記eコマース・サイト上で提供される前記少なくともいくつかの品目は、サブスクライブ済みでないユーザに提供されるのと同一の価格で、前記発送プログラムにサブスクライブされたユーザに提供される請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記複数のサブスクライバ発送オプションの1つによって発送される品目に関して前記サブスクライブ済みのユーザにかかる発送手数料は、サブスクライブ済みでないユーザに提供されるのと同一の配送条件を有する、それぞれの発送オプションに関する発送手数料より低い請求項27に記載の方法。
【請求項29】
ネットワークを介して、ユーザを識別する入力を受信すること、
前記ユーザを識別する前記入力に基づき、前記ユーザが、サブスクリプションの期間にわたってeコマース・サイト上で提供される少なくともいくつかの品目のそれぞれに関して、複数のサブスクライバ発送オプションを提供するサブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバであるかどうかを判定すること、
前記ネットワークを介して、前記ユーザが注文することを所望する前記少なくともいくつかの品目の少なくとも1つを指定する入力を受信すること、
前記ユーザが、前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバである場合、非サブスクライバ発送オプションの代わりに、前記複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って、前記品目が発送されるように指示する、前記指定された品目の注文を生成すること
を実現するようにコンピュータ実行可能であるプログラム命令を含むコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項30】
前記プログラム命令は、
前記特定の品目のユーザ注文を受け入れるように構成されたユーザ・インタフェースにアクセスする前記ユーザからの入力を受信すること、
前記ユーザが、サブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバである場合、前記品目に関する前記複数のサブスクライバ発送オプションから選択を行うように構成された1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素を表示すること、
前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択して、前記品目に関する或る特定のサブスクライバ発送オプションを指定する入力を受信すること
をさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項31】
前記発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素は、前記発送プログラムにサブスクライブされたユーザだけに、前記ユーザ・インタフェース上で表示される請求項30に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項32】
前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素は、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素であり、
前記ネットワークを介して、前記ユーザが注文することを所望する前記少なくともいくつかの品目の少なくとも1つを指定する入力を前記受信することは、前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択する入力を前記受信することを含み、
前記指定された品目の注文を前記生成することは、前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択する入力を前記受信することに応答して、前記注文を自動的に生成することを含み、前記ユーザからのさらなる入力は、前記注文を生成するのに全く要求されない請求項30に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項33】
前記ネットワークを介して、前記ユーザが注文することを所望する前記品目の1つを指定する入力を前記受信することは、前記eコマース・サイトのWebサービス・インタフェース上で、前記サブスクライブ済みのユーザのために前記品目の注文を要求するメッセージを受信することを含む請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項34】
前記プログラム命令は、前記ネットワークを介して、前記eコマース・サイトの1つまたは複数のサブスクリプション・ユーザ・インタフェース要素にアクセスする前記ユーザから入力を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブすることをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項35】
前記プログラム命令は、前記ネットワークを介して、前記ユーザから、前記eコマース・サイトの単一アクション・ユーザ・インタフェース要素を選択する単一の入力を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムに自動的にサブスクライブすることをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項36】
前記プログラム命令は、前記eコマース・サイトのWebサービス・インタフェースを介して前記ユーザを指定するサブスクリプション要求を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブすることをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項37】
前記プログラム命令は、前記eコマース・サイトによって前記ユーザに送信される、前記発送プログラムへのサブスクリプションを共有する招待への応答を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブすることをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項38】
前記プログラム命令は、前記ユーザを前記発送プログラムにサブスクライブすると、前記ユーザにサブスクリプション料金を請求することをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項39】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、前記少なくともいくつかの品目に関する発送に関して、サブスクライブ済みのユーザに料金請求が行われない少なくとも1つの発送オプションを含む請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項40】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、前記少なくともいくつかの品目に関して、サブスクライブ済みでないユーザより低い発送手数料が、サブスクライブ済みのユーザに請求される少なくとも1つの発送オプションを含む請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項41】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、前記少なくともいくつかの品目に関する発送に関して、サブスクライブ済みのユーザに料金請求が行われない少なくとも1つの発送オプションと、前記少なくともいくつかの品目に関して、サブスクライブ済みでないユーザより低い発送手数料が、サブスクライブ済みのユーザに請求される少なくとも1つの発送オプションとを含む請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項42】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、非サブスクライバに提供されない1つまたは複数のフィーチャに関するオプションである請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項43】
前記1つまたは複数のフィーチャは、優先取り扱い、購入された品目を手数料無しでの返品、無料のギフト用の包装、無料の彫刻、または前記品目のデジタル・コピーへのアクセスの少なくとも1つを含む請求項42に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項44】
前記プログラム命令は、
前記発送プログラムへのサブスクリプションを、前記eコマース・サイトの他のユーザらと共有する入力を受信するように構成された1つまたは複数のサブスクリプション共有ユーザ・インタフェース要素を、前記サブスクライブ済みのユーザに表示すること、
前記1つまたは複数のサブスクリプション共有ユーザ・インタフェース要素にアクセスする前記サブスクライブ済みのユーザから、前記サブスクライブ済みのユーザによって指定された前記eコマース・サイトのユーザと前記発送プログラムへの前記サブスクリプションを共有する入力を受信することをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項45】
前記サブスクリプション共有は、前記サブスクライブ済みのユーザが属する定義されたコミュニティに限定される請求項44に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項46】
前記定義されたコミュニティは、前記サブスクライブ済みのユーザの世帯、ビジネス、集合住宅、または学校の1つである請求項45に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項47】
前記プログラム命令は、
前記発送プログラムへのサブスクリプションを、前記eコマース・サイトの他のユーザらと共有する招待を生成する入力を受け取るように構成された1つまたは複数のサブスクリプション招待ユーザ・インタフェース要素を、前記サブスクライブ済みのユーザに表示すること、
前記1つまたは複数のサブスクリプション招待ユーザ・インタフェース要素にアクセスする前記サブスクライブ済みのユーザから、前記発送プログラムへの前記サブスクリプションを共有するよう、前記サブスクライブ済みのユーザによって指定された前記eコマース・サイトのユーザを招待する入力を受信すること、
前記eコマース・サイトが、前記発送プログラムへの前記サブスクリプションを共有する招待を、前記招待されるユーザに送信することをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項48】
前記プログラム命令は、前記招待されるユーザから、前記サブスクリプションを共有する前記招待を受け入れる入力を受信することをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項47に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項49】
前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムは、2つ以上のサブスクリプション・レベルを含み、異なるレベルにおけるサブスクライブ済みのユーザには、前記2つ以上のサブスクリプション・レベルにおける異なるサブスクリプション料金の1つまたは複数の異なる発送オプションが提供される請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項50】
前記プログラム命令は、前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って前記サブスクライブ済みのユーザによって注文された各品目が、前記品目が、発送される用意ができるとすぐに、発送されるように指示することをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項51】
前記プログラム命令は、前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って前記サブスクライブ済みのユーザによって注文された2つ以上の品目が、統合されて、1回の発送で発送されるように指示することをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項52】
前記プログラム命令は、前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って前記サブスクライブ済みのユーザによって注文した品目が、定期的間隔または非定期的間隔で、スケジュールされた発送時に発送されるように指示することをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項53】
前記プログラム命令は、前記発送プログラムのサブスクライブ済みのユーザに、前記eコマース・サイトのサブスクライブ済みでないユーザには提供されない1つまたは複数のサービス・サイトへの排他的アクセスを提供することをさらに実現するようにコンピュータ実行可能である請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項54】
前記1つまたは複数のサービスは、優先取り扱い、購入された品目を手数料無しでの返品、無料のギフト用の包装、無料の彫刻、または前記品目のデジタル・コピーへのアクセスの少なくとも1つを含む請求項53に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項55】
前記eコマース・サイト上で提供される前記少なくともいくつかの品目は、サブスクライブ済みでないユーザに提供されるのと同一の価格で、前記発送プログラムにサブスクライブされたユーザに提供される請求項29に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項56】
前記複数のサブスクライバ発送オプションの1つによって発送される品目に関して前記サブスクライブ済みのユーザにかかる発送手数料は、サブスクライブ済みでないユーザに提供されるのと同一の配送条件を有する、それぞれの発送オプションに関する発送手数料より低い請求項55に記載のコンピュータ・アクセス可能媒体。
【請求項57】
企業に関するデータを格納するように構成された1つまたは複数のデータ・ストレージ・デバイスと、
ネットワークを介して、ユーザを識別する入力を受信し、
前記ユーザを識別する前記入力に基づき、前記ユーザが、サブスクリプションの期間にわたって前記企業によって提供される少なくともいくつかの品目のそれぞれに関して、複数のサブスクライバ発送オプションを提供するサブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバであるかどうかを判定し、
前記ネットワークを介して、前記ユーザが注文することを所望する前記少なくともいくつかの品目の少なくとも1つを指定する入力を受信し、
前記ユーザが、前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバである場合、非サブスクライバ発送オプションの代わりに、前記複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って、前記品目が発送されるように指示する、前記指定された品目の注文を生成する
ように構成された企業ロジックを実現するように構成された1つまたは複数のサーバとを含むシステム。
【請求項58】
前記企業ロジックは、
前記特定の品目のユーザ注文を受け入れるように構成されたユーザ・インタフェースにアクセスする前記ユーザからの入力を受信し、
前記ユーザが、サブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバである場合、前記品目に関する前記複数のサブスクライバ発送オプションから選択を行うように構成された1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素を表示し、
前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択して、前記品目に関する或る特定のサブスクライバ発送オプションを指定する入力を受信するようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項59】
前記発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素は、前記発送プログラムにサブスクライブされたユーザだけに、前記ユーザ・インタフェース上で表示される請求項58に記載のシステム。
【請求項60】
前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素は、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素であり、
前記ネットワークを介して、前記ユーザが注文することを所望する前記少なくともいくつかの品目の少なくとも1つを指定する入力を受信するのに、前記企業ロジックは、前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択する入力を受信ようにさらに構成され、
前記指定された品目の注文を生成するのに、前記企業ロジックは、前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択する入力を前記受信することに応答して、前記注文を自動的に生成するように構成され、前記ユーザからのさらなる入力は、前記注文を生成するのに全く要求されない請求項58に記載のシステム。
【請求項61】
前記ネットワークを介して、前記ユーザが注文することを所望する前記品目の1つを指定する入力を受信するのに、前記企業ロジックは、前記企業のWebサービス・インタフェース上で、前記サブスクライブ済みのユーザのために前記品目の注文を要求するメッセージを受信するようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項62】
前記企業ロジックは、前記ネットワークを介して、1つまたは複数のサブスクリプション・ユーザ・インタフェース要素にアクセスする前記ユーザから入力を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブするようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項63】
前記企業ロジックは、前記ネットワークを介して、前記ユーザから、単一アクション・ユーザ・インタフェース要素を選択する単一の入力を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムに自動的にサブスクライブするようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項64】
前記企業ロジックは、前記企業のWebサービス・インタフェースを介して前記ユーザを指定するサブスクリプション要求を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブするようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項65】
前記企業ロジックは、前記企業ロジックによって前記ユーザに送信される、前記発送プログラムへのサブスクリプションを共有する招待への応答を受信することに応答して、前記ユーザを前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムにサブスクライブするようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項66】
前記企業ロジックは、前記ユーザを前記発送プログラムにサブスクライブすると、前記ユーザにサブスクリプション料金を請求するようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項67】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、前記少なくともいくつかの品目に関する発送に関して、サブスクライブ済みのユーザに料金請求が行われない少なくとも1つの発送オプションを含む請求項57に記載のシステム。
【請求項68】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、前記少なくともいくつかの品目に関して、サブスクライブ済みでないユーザより低い発送手数料が、サブスクライブ済みのユーザに請求される少なくとも1つの発送オプションを含む請求項57に記載のシステム。
【請求項69】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、前記少なくともいくつかの品目に関する発送に関して、サブスクライブ済みのユーザに料金請求が行われない少なくとも1つの発送オプションと、前記少なくともいくつかの品目に関して、サブスクライブ済みでないユーザより低い発送手数料が、サブスクライブ済みのユーザに請求される少なくとも1つの発送オプションとを含む請求項57に記載のシステム。
【請求項70】
前記複数のサブスクライバ発送オプションは、非サブスクライバに提供されない1つまたは複数のフィーチャに関するオプションである請求項57に記載のシステム。
【請求項71】
前記1つまたは複数のフィーチャは、優先取り扱い、購入された品目を手数料無しでの返品、無料のギフト用の包装、無料の彫刻、または前記品目のデジタル・コピーへのアクセスの少なくとも1つを含む請求項70に記載のシステム。
【請求項72】
前記企業ロジックは、
他のユーザらと、前記発送プログラムへのサブスクリプションを共有する入力を受信するように構成された1つまたは複数のサブスクリプション共有ユーザ・インタフェース要素を、前記サブスクライブ済みのユーザに表示し、
前記1つまたは複数のサブスクリプション共有ユーザ・インタフェース要素にアクセスする前記サブスクライブ済みのユーザから、前記サブスクライブ済みのユーザによって指定されたユーザと前記発送プログラムへの前記サブスクリプションを共有する入力を受信するようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項73】
前記サブスクリプション共有は、前記サブスクライブ済みのユーザが属する定義されたコミュニティに限定される請求項72に記載のシステム。
【請求項74】
前記定義されたコミュニティは、前記サブスクライブ済みのユーザの世帯、ビジネス、集合住宅、または学校の1つである請求項73に記載のシステム。
【請求項75】
前記企業ロジックは、
他のユーザらと、前記発送プログラムへのサブスクリプションを共有する招待を生成する入力を受け取るように構成された1つまたは複数のサブスクリプション招待ユーザ・インタフェース要素を、前記サブスクライブ済みのユーザに表示し、
前記1つまたは複数のサブスクリプション招待ユーザ・インタフェース要素にアクセスする前記サブスクライブ済みのユーザから、前記発送プログラムへの前記サブスクリプションを共有するよう、前記サブスクライブ済みのユーザによって指定されたユーザを招待する入力を受信し、
前記発送プログラムへの前記サブスクリプションを共有する招待を、前記招待されるユーザに送信するようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項76】
前記企業ロジックは、前記招待されるユーザから、前記サブスクリプションを共有する前記招待を受け入れる入力を受信するようにさらに構成された請求項75に記載のシステム。
【請求項77】
前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムは、2つ以上のサブスクリプション・レベルを含み、異なるレベルにおけるサブスクライブ済みのユーザには、前記2つ以上のサブスクリプション・レベルにおける異なるサブスクリプション料金の1つまたは複数の異なる発送オプションが提供される請求項57に記載のシステム。
【請求項78】
前記企業ロジックは、前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って前記サブスクライブ済みのユーザによって注文された各品目が、前記品目が、発送される用意ができるとすぐに、発送されるように指示するようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項79】
前記企業ロジックは、前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って前記サブスクライブ済みのユーザによって注文された2つ以上の品目が、統合されて、1回の発送で発送されるように指示するようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項80】
前記企業ロジックは、前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの1つに従って前記サブスクライブ済みのユーザによって注文した品目が、定期的間隔または非定期的間隔で、スケジュールされた発送時に発送されるように指示するようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項81】
前記企業ロジックは、前記発送プログラムのサブスクライブ済みのユーザに、サブスクライブ済みでないユーザには提供されない1つまたは複数のサービス・サイトへの排他的アクセスを提供するようにさらに構成された請求項57に記載のシステム。
【請求項82】
前記1つまたは複数のサービスは、優先取り扱い、購入された品目を手数料無しでの返品、無料のギフト用の包装、無料の彫刻、または前記品目のデジタル・コピーへのアクセスの少なくとも1つを含む請求項81に記載のシステム。
【請求項83】
前記企業によって提供される前記少なくともいくつかの品目は、サブスクライブ済みでないユーザに提供されるのと同一の価格で、前記発送プログラムにサブスクライブされたユーザに提供される請求項57に記載のシステム。
【請求項84】
前記複数のサブスクライバ発送オプションの1つによって発送される品目に関して前記サブスクライブ済みのユーザにかかる発送手数料は、サブスクライブ済みでないユーザに提供されるのと同一の配送条件を有する、それぞれの発送オプションに関する発送手数料より低い請求項83に記載のシステム。
【請求項85】
ユーザが、サブスクリプションの期間にわたってeコマース・サイト上で提供される少なくともいくつかの品目に関して、1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションを提供するサブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバであるかどうかを判定すること、
前記ユーザが、前記サブスクリプション・ベースの発送プログラムへの現在のサブスクライバである場合、前記少なくともいくつかの品目の少なくとも1つに関して、前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションから選択を行うように構成された1つまたは複数の単一アクション・ユーザ・インタフェース要素を表示すること、
前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択して、前記ユーザが注文することを所望する前記少なくともいくつかの品目の少なくとも1つに関する或る特定のサブスクライバ発送オプションを指定する入力を受信すること、
前記サブスクライブ済みのユーザから、前記1つまたは複数の発送プログラム・ユーザ・インタフェース要素の1つを選択する入力を前記受信することに応答して、非サブスクライバ発送オプションの代わりに、前記1つまたは複数のサブスクライバ発送オプションの前記選択された1つに従って、前記品目が発送されるように指示する、前記ユーザが注文することを所望する前記少なくともいくつかの品目の前記少なくとも1つの注文を自動的に生成することであって、前記ユーザからのさらなる入力が前記注文を生成するのに全く要求されないことを含む、
方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2008−529174(P2008−529174A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−553345(P2007−553345)
【出願日】平成18年1月31日(2006.1.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/003323
【国際公開番号】WO2006/083812
【国際公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(507154295)アマゾン テクノロジーズ インコーポレーテッド (17)
【Fターム(参考)】