説明

システム手摺

【課題】手摺部分を手摺支持部と透明樹脂手摺に分離した、システム手摺の提供。
【解決手段】透明性、耐熱性、弾力性のある、透明又は半透明素材で加工成型された、手摺部(2)を、アルミ等の鋼材で引き抜き加工成型された、手摺支持部(1)に取り付け、手摺支持(1)に、手摺取り付け補助プレート(6)がセットされた、手摺取り付けアーム部(3)を挿入し、壁面取り付け位置に位置合わせし、壁面固定ボルト部(8)で固定し、両端を手摺ズレ防止ゴムパッキン部(11)付き、手摺カバー蓋(12)を取り付け、固定ボルト部(15)で締め付け固定し、さらに壁面(9)に壁面固定取ボルト部(8)で固定し、手摺支持部(1)と手摺部(2)の間にドーム状の空間が有り、パネル保持部(4)スペースに、発光シート、カラーシート、突板などが容易に取り付けられるようにした、システム手摺。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、手摺支持部上面に、透明又は半透明素材の手摺を取り付け、手摺支持部底面に、手摺取り付けアームを取り付け、ゴムパッキン付きの手摺押えカバーで固定し用を成す、システム手摺に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、、次のようなものがある。
手摺支持部と手摺部分は一体形状で、素材が鋼材で丸パイプ、角パイプのものが有り、取り付けアームと溶接で固定し、壁面にネジ固定している。
【0003】
また、短いサイズの場合、押えカバーと取り付けアームが一体で、手摺の両端に取り付け固定している。
【0004】
また、木製の手摺の場合、取り付けアームと、木ネジで固定している。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の手摺にあっては、大勢の人が上り降りする階段手摺は、鋼材手摺がほとんどで、手摺部と取り付けアーム部は溶接で固定され、溶接部分が視覚に入る為、均一な溶接を要求され、高度な技術力、ロボット溶接など高額な設備、コストがかかるという問題点があった。
【0006】
また木製の手摺は、木ネジで固定されているため、強度が弱く、個人家屋か少人数の、上り降りする階段でしか利用されない、という問題点があった。
【0007】
また従来の手摺にあっては、手摺の機能のみで、インテリア性、ファッション性、利益誘導性に欠る、という問題点があった。
【0008】
また停電や災害時、目測となる配慮に欠ける、という問題点があった。
【0009】
本発明は、各種パーツからなり、脱着可能なシステム手摺の形状をなし、パネル保持部に用途に合わせ、ELシートライト、蓄光物、光ファイバー、光パイプ、突板、カラーシートに広告、案内メッセージの表現ができ、取り外しが容易なシステム手摺。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明のシステム手摺においては、正面手摺支持部のパネル保持部に、お客様のニーズに合わせたパネルを挿入し、手摺取り付けアームに固定し、透明又は半透明素材の手摺を取り付け、手摺カバーをネジ止めし固定し、手摺の外観斜視角度からも、パネルのメッセージが目視でき、パネル交換も容易な、システム手摺である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図2において、透明性、耐熱性、弾力性のある、透明又は半透明素材で加工成型された、手摺部(2)を、アルミ等の鋼材で引き抜き加工成型された、手摺支持部(1)に取り付け、図9と成し、手摺支持(1)に、手摺取り付け補助プレート(6)がセットされた、手摺取り付けアーム部(3)を挿入し、壁面取り付け位置に位置合わせし、壁面固定ボルト部(8)で固定し、両端を手摺ズレ防止ゴムパッキン部(11)付き、手摺カバー蓋(12)を取り付け、固定ボルト部(15)で締め付け固定し、さらに壁面(9)に壁面固定取ボルト部(8)で固定し、目的を達する。
【0012】
手摺支持部(1)と手摺部(2)の間にドーム状の空間が有り、パネル保持部(4)スペースに、発光シート、カラーシート、突板などが容易に取り付けられるようにした、システム手摺。
【0013】
図2に於いて、丸パイプ形状で、既存の手摺と互換性を持たせ、図10のように要所のみ、システム手摺(10)と既存手摺(16)を容易に接続可能にしたシステム手摺、ただし形状は丸形状に限定されない。
【発明の効果】
【0014】
手摺支持部の素材がアルミ等の鋼材から成り、お客様のニーズに合わせ着色してもかまわない。
【0015】
構造がシンプルなので、目的に合致した形状を幅広く、選択することが出来る
【0016】
手摺支持部はアルミなどの鋼材で、金型による引き抜き製法で、高精度で大量生産ができ、低コスト化が可能である。
【0017】
手摺部分は、金型による押し出し成形加工で製造され、素材はガラス等の透明物質で成型され、たとえばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂など、お客様のニーズに合わせ選択が可能で高精度で、大量生産ができ、低コスト化が可能である。
【0018】
取り付けアーム部分は、レーザー加工で生産ができ、デザインがフリーダムにでき、短納期ローコスト化が可能である。
【0019】
手摺部分が透明又は半透明素材からなり、手摺支持部の保持部にドーム形状のスペースが有り、広告表現、色別表現、明かり取りができ、斜視角度からも透視が可能である。
【0020】
各パーツがボルトの締め付けのみで固定でき、短時間で取り付け、取り外しができ、廃棄時も素材別に分別が容易である。
【0021】
図2において、手摺カバー蓋取り付けネジ下穴にスリット溝部を設けることにより、単一金型となり、金型代を50%コストカットができる。
【0022】
図2において、スリット溝部を塞ぎネジ下穴を、貫通穴にすることにより、スリット溝部底面部分の肉厚を薄くでき、取り付けアーム部分のスペースが広がり強度維持ができ、取り付けが更に容易になる、メリットがあるが金型構造が複雑になり型代がかさむ、デメリットが発生するので、数量及びお客様のニーズに合わせ選択することができる。
【0023】
システム手摺はパイプ形状で、すでに設置されているパイプ形状手摺と互換性があり、部分のみ交換も容易である。
【0024】
手摺支持部の上面スリット溝部及び、底面略半円部分に、ELシートライト等の配線コードがシンプルに収納できる。
【0025】
システム手摺を100mmぐらいの長さに、ショートカットし、廊下壁面に、取り付け金具に引っ掛けて、夜間の明かり取りなどにも、活用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム手摺の側面図
【図2】システム手摺のA−A断面正面図
【図3】透明手摺部斜視図
【図4】手摺支持部斜視図
【図5】手摺取り付けアームに補助プレートを装着した、斜視図
【図6】手摺カバー蓋斜視図
【図7】システム手摺に手摺カバー蓋を装着したB−B断面側面図と手摺カバー蓋正面図
【図8】手摺支持部の斜視図
【図9】手摺支持部に透明樹脂手摺部が装着された、状態を示す斜視図
【図10】階段壁面にシステム手摺が、装着された状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 手摺支持部
2 手摺部
3 手摺取り付けアーム部
4 パネル保時部
5 スリット溝付き手摺カバー蓋取り付け、タッピングボルト下穴部
6 手摺取り付けアーム部補助プレート
7 手摺埃侵入防止パネル挿入部
8 壁面固定ボルト部
9 壁面
10 システム手摺部
11 手摺ズレ防止ゴムパッキン部
12 手摺カバー蓋部
13 壁面取り付けボルト貫通穴部
14 手摺支持部と手摺取り付けアーム部固定ボルト雌ネジ部
15 固定ボルト部
16 パネル保時部に挿入した、パネルシート部
17 既存の手摺部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手摺部を雄型と雌型の二重構造をなし、その一方を固定し他方を嵌合できる形状であり、雄型を透明物質で作成した形状を特徴とする、システム手摺。
【請求項2】
手摺部(2)の略円筒形状を透明にし、手摺支持部(1)の切断面が円の一部をなすパネル保持部(4)にELシートライト、蓄光物、ファイバー、光パイプ、突板、カラーシート等が、取り付られることを特徴とする、請求項1に記載のシステム手摺。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−342639(P2006−342639A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−195509(P2005−195509)
【出願日】平成17年6月7日(2005.6.7)
【出願人】(592143219)
【Fターム(参考)】