シリアルストリームを介してLCD、カメラ、キーパッド、及びGPIOデータをインタリーブ、及び、直列化/非直列化する方法、及び回路
ハンドヘルド携帯装置において見られるようなフレキシブルケーブルに含まれる配線、及び信号の数を低減するための、直列化/非直列化インタフェースを記載する。特に、このインタフェースは、データをインタリーブし、データを多重化し、多数のI/Oデバイスに対する制御を多重化する。例えば、そのようなI/Oデバイスとしては、LCDディスプレイ、カメラ、キーパッド、及びGPIO(汎用I/O)デバイスが挙げられる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリアルインタフェースを介して、多数のデバイスからのデータを多重化、及び直列化/非直列化することに関する。
【背景技術】
【0002】
キーパッド、キーボード、カメラ、LCDディスプレイ、及び種々の汎用I/O(GPIO)デバイスのようなI/Oデバイスは、しばしば、携帯ハンドヘルドデバイスにおいて見られる。これらのI/Oデバイスは、多くのマイクロプロセッサと同様に、通常、パラレルインタフェースを備える。しかしながら、携帯装置においては、一部のI/Oデバイスは、ヒンジにより、コントローラ・マイクロプロセッサから分離される。
【0003】
従来技術の携帯装置において、携帯装置におけるマイクロプロセッサとI/Oデバイスの間の配線には、ヒンジの中に押し込まれたフレキシブルケーブルを介した多数のパラレル接続が必要とされる。多数の配線は、信頼性を低下させ、コストを増大させることから、望ましくない。
【0004】
折り畳み式、又はスライド式の携帯電話のヒンジを通る物理的配線の数を減らすことが、有利である。直列化によれば、ある程度の配線削減が可能となる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、フレキシブルケーブルを介した配線の削減が可能となる。本発明は、少なくともLCDディスプレイ、GPIO(汎用入出力)を介して接続されるデバイス、カメラ、I2Cデバイス、及びキーパッド、又はキーボードとの間で双方向に流れるデータを直列化し、インタリーブするインタフェースを提供する。本発明によれば、同じ複数のシリアル配線を通る複数組のパラレルデータをインタリーブし、専用制御ピン、又はワイヤを使用することなくモードを制御することによって、さらなる削減が達成される場合がある。
【0006】
直列化されたデータは、共有配線上にインタリーブされ、共有配線上では、タイミングインターバルを使用して、種々のデバイスからの時系列を成す信号が混合される。例えば、映像伝送の際には大抵、映像データラインを通って伝送される信号が無いときに、垂直同期パルス(VSYNC)、及び水平同期パルス(HSYNC)が存在する。こうしたタイミングは、他のデバイスが、シリアルデータを送信する際に使用される場合がある。例えば、キーボードデータは、人間のオペレータが、何も遅延に気付かないタイミングで送信される場合がある。キーボードデータとして表したが、カメラVSYNC、又はHSYNC時間において、事実上、任意のシリアルデータを送信することが可能である。
【0007】
同様に、LCDデータ、GPIO信号、及びI2C信号は、共通接続(接続ワイヤ)上に多重化される場合がある。これら3つのデータタイプのうちのどれが送信されるかに関する制御の少なくとも一部は、クロック周波数変化によって制御される場合がある。例えば、もし、LCD信号、又はI2C信号を多重化する場合、クロック周波数を使用して、送信中のデータタイプを区別する場合がある。例えば、特定のクロック周波数は、LCDデータが送信中であることを示すために使用され、周波数変化は、I2C信号が伝送されている場合にモード変更を命じる場合がある。この例では、周波数検出回路を使用する場合がある。LCD信号とI2C信号がいずれも送信されていない場合、GPIOデータがロードされ、直列に伝送される場合がある。
【0008】
当業者には明らかなように、下記の説明は、例示的実施形態、図面、及び使用方法を参照して進められるが、本発明をそれらの実施形態、及び使用法に制限する意図はない。むしろ、本発明が、広い範囲を有し、添付の特許請求の範囲に記載されるようにのみ定義されることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1A】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1B】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1C】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1D】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1E】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1F】内部ストロボ発生を示す図である。
【図2】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図3】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図4】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図5】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図6】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図7】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図8】モード変更を実施するための周波数比較を示すタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1Aは、本発明を使用するシステムを示す。この例において、マイクロプロセッサ4は、多数のパラレルI/Oポートを備え、各I/Oポートは、データ信号、クロック信号、及び制御信号を有する。図1Aの右側にあるのは、対応するI/Oデバイス5である。なお、マイクロプロセッサ4から出るI/O接続は、I/Oデバイス5へのI/O接続と同様である。一部の応用形態では、当業者にとって既知であるように、デバイスによっては、他の制御接続(図示せず)が使用される場合もある。
【0011】
マイクロプロセッサ4とI/Oデバイス5の間にあるのは、ヒンジの中を押し込められるように設計されたフレキシブルケーブル11を介して互いに接続されたマスターデバイス6、及びスレーブデバイス10である。マスターデバイス装置、及びスレーブデバイスは、マイクロプロセッサ4への多数のパラレル接続8、及びI/Oデバイス5への多数のパラレル接続9を有するが、信頼性、及び折り曲げ機能を向上させるフレキシブルケーブル11上において、それら2つの間には、僅か数本の接続が存在するのみである(数本のワイヤが、ヒンジの中で曲がり、壊れる)。
【0012】
図1Aにおいて、本発明によれば、複数のLCD信号、GPIO信号、及びI2C信号の間で、シリアル接続を共用することが可能になる。また、パラレルカメラI/Oデータを直列化し、キーパッドからの信号とインタリーブすることもできる。
【0013】
例えば、本発明に従って作成される一対のデバイス、スレーブ6、及びマスター10は、LCD信号、GPIO信号、及びI2C信号、並びに、カメラ信号、及びキーパッド信号を直列化、及び非直列化する。信号は、信号源の間において多重化され、共通シリアルインタフェースを通して伝送され、要望に応じて全二重、又は半二重で送信される場合がある。
【0014】
図1Aは、本発明を実現する主要ブロックの一例の内部における種々の機能を示している。汎用マイクロプロセッサ4は、一群のパラレル接続8を介してマスターデバイス6と接続される。マスターデバイス6は、4本のシリアル接続を含むフレキシブルケーブル1を介してスレーブデバイス10に接続される。最初の2本12は、クロック(LCDCKS)、及びデータ(LCDDS)を伝送する。これら2本は、LCDディスプレイ16、GPIOインタフェース18、及びI2Cインタフェース20との間で相互に情報を伝送する。次の2本は、カメラクロック(CAMCKS)、及びデータ(CAMDS)を伝送する。これら2本は、カメラ22、及びキーパッド24との間で相互に情報を伝送する。
【0015】
図1Bは、LCD/GPIO、及びI2C機能のような、マスターシリアライザ6とマイクロプロセッサ4の間の電子的機能をブロックの形で示している。16本のLCDデータ線32、6本のGPIOデータ線34、及びLCDチップ選択40(MAINCS、すなわち主LCDディスプレイチップ選択、及びSUBCS、すなわち補助LCDディスプレイチップ選択)が、マルチプレクサ(MUX)データシリアライザ30に読み込まれ、クロックに従って、LCDDSに出力される。LCDチップ選択40、LCDWE(ディスプレイ書き込みイネーブル)、及びI2CSCK(クロック)、I2CSDA(データ)、LCD/I2C(制御)、及びLCDCKREF(基準クロック)は、データシリアライザ30に読み込まれ、又はデータシリアライザ30から出力されるLCDデータ、又はGPIOデータを制御するLCD/I2C論理回路A36、及びストロボ発生器44に入力される。
【0016】
図1Cは、図1Bに示した種々の機能に対応するスレーブデバイスにおける機能、及び回路を示している。データシリアライザ50は、LCD/I2C論理回路B52によって導かれるようなLCD信号、及びGPIO信号か、又はI2C信号を受信する。LCD/I2C論理ブロックA、及びBについては、以下で詳しく説明する。
【0017】
図1D、及び図1Eは、マスター/スレーブデバイス6、10内における、カメラ、キーパッドデータ、及び制御を渡す機能を示している。12ビットデシリアライザ60は、CAMCKS(カメラクロック)、及びCAMDS(カメラ/キーパッドデータ)を受信する。デマルチプレクsタ62は、デシリアライザ60からの12個のパラレルデータをカメラデータと制御信号に分離し、キーパッド信号を再現する信号を検出し、読み取る。これらのデータは、マイクロプロセッサ4に入力される。
【0018】
発振器152を利用して、キーパッド24を調べ、どのキーが押されたかを検出するキーパッド検出回路150が有る。当業者には分かるように、キーが押されたときにそれを検出するために、他の技術を使用してもよい。制御/データマルチプレクサ154は、キーパッド、及びカメラからの送受信信号を時間的に交互にインタリーブする。その際、カメラI/Oに関する時間制限に適合し、かつ、キーパッドの押下を見落とさないように、注意が払われる。
【0019】
キーパッド24におけるキーの押下が、制御/データマルチプレクサ154により、キー検出回路150、及び発振器152からの信号として検出されると、キーデータは、12ビットシリアライザ156へ送信される。キーパッドデータは、直列化され、クロック信号CAMCKSとともにCAMDSを介して送信される。CAMCKSは、キーパッド信号を適切に受信するためのタイミングをマスターデシリアライザ60に提供する。キーパッドデータは、例えば設計上の能力に従って、2進数、16進数などに整形、又は符号化される場合がある。
【0020】
カメラがサービスを必要とする場合、位相ロックループPLL158は、クロックCAMCKREFをカメラ22に提供する。CAMDATA線、HSYNC、VSYNC及びストロボは、コントローラ/データマルチプレクサ154へ直接送信される。コントローラ/データマルチプレクサ154は、例えば、12本のパラレルデータ線160、ストロボ162、及びSERCK(シリアルクロック)164を介してシリアライザ156に接続される。なお、PLL(図示せず)は、直列化のための基準クロックを与えるために、LCDパス上で実施される場合がある。
【0021】
一つの例示的動作として、カメラがHSYNC、又はVSYNC(水平、又は垂直同期)をデアサートしているとき、カメラデータは、無効化される。これらの時間においては、キーパッド、又はカメラの動作を損なうことなく、キーパッドデータを転送することができる。本発明は、このHSYNC時間を使用して、例えばキーパッドデータとカメラデータをインタリーブ、又は多重化する。結合されたデータは、フレキシブルケーブル上のCKS信号とともに直列化され、DS線を介して送信される。
【0022】
マスターデシリアライザ60は、多重化されたキーバッド、及びカメラデータを受信し、パラレルデータとして非直列化し、デマルチプレクサ62を使用して2つを分離する。キーパッドデータは、マイクロプロセッサによって認識されるパラレル形態74を成すように再現される。カメラパラレルデータはさらに、図1Dに示すようなマイクロプロセッサ4によって認識されるパラレル形態を成すように再現される。
【0023】
一実施形態において、キーパッド、又はカメラデータが伝送中であることを知らせるDSグループは、さらに別の接続を含む場合がある。当業者にとって既知であるような他の方法を使用してもよく、例えば、DS線を介して伝送される最初の1バイトは常に、その後に所与の量のカメラ(又はキーパッド)データが続くことを示すモードインジケータであってもよい。
【0024】
図1Fは、本発明を例示する典型的な一組のカメラ波形、及びキーパッド波形を示している。最上部に並ぶのは、CMOS撮影装置やCCD撮影装置のような一般的なカメラにおいても見られることがある時系列である。第1行80のデータ信号は、カメラからの例示的なデータ信号であり、各データ信号の1バイトは16進形式で示されている。これらの信号81のグループは、HSYNCデアサート、水平同期、時間を示している。HSYNC82はローであるが、カメラデータ信号は、5バイトF0、F1、F2、F3、F4、及びF5によって示されている。これらの線上のデータは、カメラに関しては意味を持たない。ただし、本発明では、HSYNC時間を使用して、キーパッドデータをマスターシリアライザ/デシリアライザを介してマイクロプロセッサへ送信する。なお、データ84、及びHSYNC86は、時間的にオフセットされ、その後、80、及び82においてトレースを発生する。この時間差は、マスターシリアライザの電子回路を通過する遅延時間を意味する。また、HSYNC86の間、カメラからのデータバイトF2、及びF3は、項目92で示される2つのバイトグループ00、及び04により置換される。次の行88は、12ビット、又は16進数004で表されたキーパッドデータを示している。1.5バイトのみがキーパッドによって使用され、それに続く4ビットは、ゼロに等しい値にされ、その結果、バイト00、04が、デシリアライザへ送信される。この実施形態では、HSYNCの間に、カメラデータのデータバイトF2、及びF3を置換するキーパッドデータが送信されるが、矛盾がない限り、HSYNCの間にいかなるデータバイトを使用してもよい。また、当業者には分かるように、キーパッドデータは、VSINCの間に伝送してもよい。
【0025】
好ましい実施形態として、システムは、複数のモードで動作させることができる。第1のモード、低速キーパッドにおいて、PLL58はディセーブルされ、シリアルライン上でキーが押下レベルにあるときに、キー発振器52は、キーパッドマトリクスの中を通過する。キーパッドデータは、LVCMOS(低電圧CMOS)を使用して渡される。
【0026】
第2のモード、高速カメラ/キーパッドにおいて、PLL158はイネーブルされる(PLL158はロックされる)。キーパッドデータは、HSYNC信号86がローであるときに捕捉され、渡される。カメラデータは、HYSYNC86がハイであるときに渡される。
【0027】
第3のモード、高速カメラでは、カメラデータは何も受け渡しされなし。ただし、キーパッドデータは、コントローラによって渡され、キーパッドデータマルチプレクサは、ローの擬似HSYNC信号を生成する。
【0028】
当業者には分かるように、本発明を使用して利点を得るために、他のタイミング手段、並びに、他の多重化手段を使用してもよい。例えば、本開示は、発振器を使用してキー押下を検出、及び復号しているが、電圧信号、及び/又は電流信号のような論理信号を使用してもよい。また、利点を得るために、多数のマイクロプロセッサを使用してもよい。さらに、ワンチップコンピュータだけでなく、専用機能を有する非常に大きなシリコン集積回路を使用してもよい。
【0029】
この実施例ではPLLを開示しているが、当業者には分かるように、PLLを使用しない動作を使用してもよい。例えば、カメラのタイミング要件によっては、水晶クロック、又はその均等、及び他のタイプのタイミング回路を使用して、利点を得ることもできる。
【0030】
図1B、及び図1Eを再び参照すると、図2は、ストロボ発生器44の一実施形態を示している。LCD/I2Cが真であれば、LCDWEは内部ストロボ(IntStrobe)を生成し、MUXデータシリアライザ30にデータを読み込む。データシリアライザ30にあるデータは、LCDWEが脈動しているときは、常に送信される。もし、メインディスプレイとサブディスプレイのいずれにもデータが送信されていない場合、GPIOストロボが生成され、GPIOデータが選択され、ロードされ、送信される。もし、MAINCSとSUBCSのいずれかが真であれば、GPIOストロボの生成はディセーブルされる。
【0031】
タイミングは、16CKREFサイクルにつき1つのGPIOデータが送信されるように設計される。あるいは、GPIOデータは、GPIOデータが変化したときにのみ送信されてもよい。
【0032】
図1B、及び図1CからのLCD/I2C論理回路A、及びBの動作を、図3〜図7に示す。このメカニズムは、LCDデータが送信されていないときに、LCDデータのためのクロック信号を変更し、二重の用途に使用するためのものである。この例では、LCDデータの替わりに、I2C信号、及びI2C CLKを伝送する場合がある。
【0033】
図3は、相互接続フレキシブルケーブル11を備えた(マスターデバイス6における)汎用送信機、及び(スレーブデバイス10における)受信機を示している。制御信号が、CONTROL1信号を生成するコンピュータシステム(図示せず)によって生成される。一状況において、CONTROL1信号は、差動駆動回路106を通してLCDデータ104を渡すために使用される場合があり、他の状況において、CONTROL1信号は、I2C信号、及びI2CクロックをパスゲートAを通してフレキシブルケーブル11に渡すために使用される場合がある。高速108、又は低速109のLCDがマルチプレクサ(MUX)10に入力されると、マルチプレクサ(MUX)10は、バッファ122を駆動し、次いで、フレキシブルケーブル11を駆動する。CONTROL1信号は、MUX110を制御し、LCD HS CLK(高速クロック)、又はLCD LS CLK(低速クロック)を通過させ、フレキシブルケーブルに入力させる。クロック信号の速度は、回路が、データをLCD信号であるか、又はI2C信号であるかを判断するために使用される。
【0034】
LCDデータ’、又はI2C信号’、及びCLK’(クロック)は、CONTROL’信号による決定に従って、バッファ111、又はパスゲートBにより受信される。
【0035】
LCD CLK’信号は、バッファ144により受信され、バッファ144は、CKSIN信号を出力する。CKSINは、基準発振器114の周波数FREQと比較される。比較器116は、どの信号を受信したかを決めるCONTROL’信号を出力する。CONTROL’信号は、後述するI2C_ENと同一である。
【0036】
図3に、理解のために、論理構造は例示したが、より詳細な実施形態は、他の図面において説明される。また、I2CパスゲートA、Bは双方向性であり、従ってI2C信号、及びCLKは、両方に渡される場合がある。
【0037】
図4は、フレキシブルケーブル102に接続された出力ピン120を駆動する図3の送信機36における種々の電子回路についての一実施形態を示している。図中、出力ピンは、フレキシブルケーブル11に接続されるように描かれているが、それらは、他の集積回路に直接接続されることもある。差動クロック信号LCD CLKは、送信機122によって駆動され、出力ピン120に出力される。送信機122の出力ピンについて示したように、各ピンは、静電放電保護回路(ESD)として機能するPADに接続される。図面には示されていないが、この実施形態では、全てのピン、接点、及びワイヤが、そのように保護される。
【0038】
「LCD」は、液晶ディスプレイ、又は任意の他のタイプのディスプレイを表し、「CLK」は、クロックを表す。ダミーロード124は、目的に応じて任意選択であり、単に、フレキシブルケーブルに接続された出力ピン130における既知の負荷ケーブル終端器を表す。
【0039】
差動LCDデータ104は、送信機126によって駆動され、フレキシブルケーブル102に接続されたDSOPピン、及びDSOMピン128に出力される。LCDデータ104がDSOP、及びDSOMへ送信中であることは、差動LCDデータの信号が、正、又は負であることをそれぞれ表す。
【0040】
しかしながら、CONTROL1によってパスゲートAがイネーブルされている場合、I2C CLKは、DSOP上に現れず、I2C信号が、DSOM上に現れる。CONTROL1によってI2C信号が、DSOP、及びDSOM線上にイネーブルされた場合、LCDデータ104は、送信機126によって遮断され、例えばCONTROL1ー(CONTROL1の論理反転)によりディセーブルされる。ここでCONTROL1は、送信機に接続されたコンピュータシステム(図示せず)によって設定可能なモード決定信号である。LCDデータ、又はI2C信号が、DSOP、及びDSOM線上に存在するので、バッファ126の出力は、イネーブルされていなければ、パスゲートAをロードしてはならず、また、パスゲートAは、イネーブルされていなければ、バッファ126をロードしてはならない。
【0041】
図5は、図3の受信機を示している。LCD CLKは、光ケーブル終端負荷140、及びバッファ142により受信される。バッファリングされたLCD CLK’信号は、受信機における他の回路(図示せず)に渡される。差動LCD CLK信号の1つであるCKSINは、下の図6の周波数比較器に渡される。
【0042】
これと同時に、LCDデータ(又は、I2C CLK、及びI2C信号)が、フレキシブルケーブルからバッファ144により受信される。もし、I2C_ENが真であれば、I2C信号が受信され、パスゲートBを通して他の回路(図示せず)に渡される。もし、LCDデータが受信された場合、それらは、バッファ144に入れられ、シングルエンドLCDデータ’が次の回路(図示せず)に渡される。必要であれば、ENABLE信号を使用して、LCDデータ’信号が、バッファ144を通ることを防止してもよい。
【0043】
図6は、図3の周波数比較器116として機能する回路を示している。周波数検出器(並列欠落パルス検出器として形成される)161、及び163は、受信したクロック信号CKSINを基準発振器信号OSCINと比較する。その出力は、フレキシブルケーブルの中を通してI2C信号、又はLCD信号を適当な受信回路(図示せず)へ導くI2C_EN信号である。
【0044】
実施形態によっては、カメラクロック17出力は、図1AのCAMCKREFを提供する場合がある。
【0045】
図7は、図6の検出器161の好ましい実施形態を示している。項目161は、OSCINとCKSINの順番が逆になっている点を除き、同じである。CKSINは、DATAIN171に入力され、OCSINは、図7の項目161のCLKIN173に入力される。これらの入力は、出力WBG_COMPLETE175を生成する働きをする。出力175は、入力信号171、及び175に関する欠落パルスを示す信号を出力する。種々の用途における必要に応じて遅延を調節するために、インバータチェーン717は、インバータ179の前に追加することが可能なプログラマブル遅延を生成する。2つの欠落パルス検出器を論理的に結合する場合、LCD CLK’の周波数は、基準発振器と比較される。
【0046】
図8は、シリアルクロック入力周波数のシミュレーションを示している。CKSIN81は、例として75MHzにセットされた基準発振器信号OSCIN183と比較される。周波数検出信号185は、CKSINがOSCIN183に対して何時ハイ187であり、何時ロー189であるかを示している。
【0047】
本発明によれば、一実施形態として、異なるモードを設定するために周波数を使用する利点が得られる。例えば、モード変更は、周波数が有する本来の目的の有用性を維持しつつ、LCDモードとI2Cモードの間で行われ、すなわち、フレキシブルケーブルを通したLCD信号の伝送からI2C信号の伝送へ変更される。集積回路上に必要となるピンの数、及び/又はフレキシブルケーブル上に必要となるワイヤの数は、少なくとも一本減らすことができる。
【0048】
本周波数検出方法によれば、電磁波干渉(EMI)に対する保護を得ながらも、共通シリアルバスを介して共用される双方向I2C制御、及びLCDデータのリアルタイムモニタリング、及び多重化が可能となる。
【0049】
実施形態は、電子回路として図示されているが、当業者には分かるように、他の電子回路を使用して、同じ機能を実施することも可能であり、また、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はハードウェア、並びにそれらの組み合わせを使用したシステムを使用して、同等の機能を達成する利点を得ることも可能である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリアルインタフェースを介して、多数のデバイスからのデータを多重化、及び直列化/非直列化することに関する。
【背景技術】
【0002】
キーパッド、キーボード、カメラ、LCDディスプレイ、及び種々の汎用I/O(GPIO)デバイスのようなI/Oデバイスは、しばしば、携帯ハンドヘルドデバイスにおいて見られる。これらのI/Oデバイスは、多くのマイクロプロセッサと同様に、通常、パラレルインタフェースを備える。しかしながら、携帯装置においては、一部のI/Oデバイスは、ヒンジにより、コントローラ・マイクロプロセッサから分離される。
【0003】
従来技術の携帯装置において、携帯装置におけるマイクロプロセッサとI/Oデバイスの間の配線には、ヒンジの中に押し込まれたフレキシブルケーブルを介した多数のパラレル接続が必要とされる。多数の配線は、信頼性を低下させ、コストを増大させることから、望ましくない。
【0004】
折り畳み式、又はスライド式の携帯電話のヒンジを通る物理的配線の数を減らすことが、有利である。直列化によれば、ある程度の配線削減が可能となる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、フレキシブルケーブルを介した配線の削減が可能となる。本発明は、少なくともLCDディスプレイ、GPIO(汎用入出力)を介して接続されるデバイス、カメラ、I2Cデバイス、及びキーパッド、又はキーボードとの間で双方向に流れるデータを直列化し、インタリーブするインタフェースを提供する。本発明によれば、同じ複数のシリアル配線を通る複数組のパラレルデータをインタリーブし、専用制御ピン、又はワイヤを使用することなくモードを制御することによって、さらなる削減が達成される場合がある。
【0006】
直列化されたデータは、共有配線上にインタリーブされ、共有配線上では、タイミングインターバルを使用して、種々のデバイスからの時系列を成す信号が混合される。例えば、映像伝送の際には大抵、映像データラインを通って伝送される信号が無いときに、垂直同期パルス(VSYNC)、及び水平同期パルス(HSYNC)が存在する。こうしたタイミングは、他のデバイスが、シリアルデータを送信する際に使用される場合がある。例えば、キーボードデータは、人間のオペレータが、何も遅延に気付かないタイミングで送信される場合がある。キーボードデータとして表したが、カメラVSYNC、又はHSYNC時間において、事実上、任意のシリアルデータを送信することが可能である。
【0007】
同様に、LCDデータ、GPIO信号、及びI2C信号は、共通接続(接続ワイヤ)上に多重化される場合がある。これら3つのデータタイプのうちのどれが送信されるかに関する制御の少なくとも一部は、クロック周波数変化によって制御される場合がある。例えば、もし、LCD信号、又はI2C信号を多重化する場合、クロック周波数を使用して、送信中のデータタイプを区別する場合がある。例えば、特定のクロック周波数は、LCDデータが送信中であることを示すために使用され、周波数変化は、I2C信号が伝送されている場合にモード変更を命じる場合がある。この例では、周波数検出回路を使用する場合がある。LCD信号とI2C信号がいずれも送信されていない場合、GPIOデータがロードされ、直列に伝送される場合がある。
【0008】
当業者には明らかなように、下記の説明は、例示的実施形態、図面、及び使用方法を参照して進められるが、本発明をそれらの実施形態、及び使用法に制限する意図はない。むしろ、本発明が、広い範囲を有し、添付の特許請求の範囲に記載されるようにのみ定義されることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1A】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1B】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1C】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1D】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1E】本発明を使用する機能ブロックを示す略ブロック図である。
【図1F】内部ストロボ発生を示す図である。
【図2】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図3】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図4】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図5】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図6】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図7】LCD/I2C多重化を示すブロック図である。
【図8】モード変更を実施するための周波数比較を示すタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1Aは、本発明を使用するシステムを示す。この例において、マイクロプロセッサ4は、多数のパラレルI/Oポートを備え、各I/Oポートは、データ信号、クロック信号、及び制御信号を有する。図1Aの右側にあるのは、対応するI/Oデバイス5である。なお、マイクロプロセッサ4から出るI/O接続は、I/Oデバイス5へのI/O接続と同様である。一部の応用形態では、当業者にとって既知であるように、デバイスによっては、他の制御接続(図示せず)が使用される場合もある。
【0011】
マイクロプロセッサ4とI/Oデバイス5の間にあるのは、ヒンジの中を押し込められるように設計されたフレキシブルケーブル11を介して互いに接続されたマスターデバイス6、及びスレーブデバイス10である。マスターデバイス装置、及びスレーブデバイスは、マイクロプロセッサ4への多数のパラレル接続8、及びI/Oデバイス5への多数のパラレル接続9を有するが、信頼性、及び折り曲げ機能を向上させるフレキシブルケーブル11上において、それら2つの間には、僅か数本の接続が存在するのみである(数本のワイヤが、ヒンジの中で曲がり、壊れる)。
【0012】
図1Aにおいて、本発明によれば、複数のLCD信号、GPIO信号、及びI2C信号の間で、シリアル接続を共用することが可能になる。また、パラレルカメラI/Oデータを直列化し、キーパッドからの信号とインタリーブすることもできる。
【0013】
例えば、本発明に従って作成される一対のデバイス、スレーブ6、及びマスター10は、LCD信号、GPIO信号、及びI2C信号、並びに、カメラ信号、及びキーパッド信号を直列化、及び非直列化する。信号は、信号源の間において多重化され、共通シリアルインタフェースを通して伝送され、要望に応じて全二重、又は半二重で送信される場合がある。
【0014】
図1Aは、本発明を実現する主要ブロックの一例の内部における種々の機能を示している。汎用マイクロプロセッサ4は、一群のパラレル接続8を介してマスターデバイス6と接続される。マスターデバイス6は、4本のシリアル接続を含むフレキシブルケーブル1を介してスレーブデバイス10に接続される。最初の2本12は、クロック(LCDCKS)、及びデータ(LCDDS)を伝送する。これら2本は、LCDディスプレイ16、GPIOインタフェース18、及びI2Cインタフェース20との間で相互に情報を伝送する。次の2本は、カメラクロック(CAMCKS)、及びデータ(CAMDS)を伝送する。これら2本は、カメラ22、及びキーパッド24との間で相互に情報を伝送する。
【0015】
図1Bは、LCD/GPIO、及びI2C機能のような、マスターシリアライザ6とマイクロプロセッサ4の間の電子的機能をブロックの形で示している。16本のLCDデータ線32、6本のGPIOデータ線34、及びLCDチップ選択40(MAINCS、すなわち主LCDディスプレイチップ選択、及びSUBCS、すなわち補助LCDディスプレイチップ選択)が、マルチプレクサ(MUX)データシリアライザ30に読み込まれ、クロックに従って、LCDDSに出力される。LCDチップ選択40、LCDWE(ディスプレイ書き込みイネーブル)、及びI2CSCK(クロック)、I2CSDA(データ)、LCD/I2C(制御)、及びLCDCKREF(基準クロック)は、データシリアライザ30に読み込まれ、又はデータシリアライザ30から出力されるLCDデータ、又はGPIOデータを制御するLCD/I2C論理回路A36、及びストロボ発生器44に入力される。
【0016】
図1Cは、図1Bに示した種々の機能に対応するスレーブデバイスにおける機能、及び回路を示している。データシリアライザ50は、LCD/I2C論理回路B52によって導かれるようなLCD信号、及びGPIO信号か、又はI2C信号を受信する。LCD/I2C論理ブロックA、及びBについては、以下で詳しく説明する。
【0017】
図1D、及び図1Eは、マスター/スレーブデバイス6、10内における、カメラ、キーパッドデータ、及び制御を渡す機能を示している。12ビットデシリアライザ60は、CAMCKS(カメラクロック)、及びCAMDS(カメラ/キーパッドデータ)を受信する。デマルチプレクsタ62は、デシリアライザ60からの12個のパラレルデータをカメラデータと制御信号に分離し、キーパッド信号を再現する信号を検出し、読み取る。これらのデータは、マイクロプロセッサ4に入力される。
【0018】
発振器152を利用して、キーパッド24を調べ、どのキーが押されたかを検出するキーパッド検出回路150が有る。当業者には分かるように、キーが押されたときにそれを検出するために、他の技術を使用してもよい。制御/データマルチプレクサ154は、キーパッド、及びカメラからの送受信信号を時間的に交互にインタリーブする。その際、カメラI/Oに関する時間制限に適合し、かつ、キーパッドの押下を見落とさないように、注意が払われる。
【0019】
キーパッド24におけるキーの押下が、制御/データマルチプレクサ154により、キー検出回路150、及び発振器152からの信号として検出されると、キーデータは、12ビットシリアライザ156へ送信される。キーパッドデータは、直列化され、クロック信号CAMCKSとともにCAMDSを介して送信される。CAMCKSは、キーパッド信号を適切に受信するためのタイミングをマスターデシリアライザ60に提供する。キーパッドデータは、例えば設計上の能力に従って、2進数、16進数などに整形、又は符号化される場合がある。
【0020】
カメラがサービスを必要とする場合、位相ロックループPLL158は、クロックCAMCKREFをカメラ22に提供する。CAMDATA線、HSYNC、VSYNC及びストロボは、コントローラ/データマルチプレクサ154へ直接送信される。コントローラ/データマルチプレクサ154は、例えば、12本のパラレルデータ線160、ストロボ162、及びSERCK(シリアルクロック)164を介してシリアライザ156に接続される。なお、PLL(図示せず)は、直列化のための基準クロックを与えるために、LCDパス上で実施される場合がある。
【0021】
一つの例示的動作として、カメラがHSYNC、又はVSYNC(水平、又は垂直同期)をデアサートしているとき、カメラデータは、無効化される。これらの時間においては、キーパッド、又はカメラの動作を損なうことなく、キーパッドデータを転送することができる。本発明は、このHSYNC時間を使用して、例えばキーパッドデータとカメラデータをインタリーブ、又は多重化する。結合されたデータは、フレキシブルケーブル上のCKS信号とともに直列化され、DS線を介して送信される。
【0022】
マスターデシリアライザ60は、多重化されたキーバッド、及びカメラデータを受信し、パラレルデータとして非直列化し、デマルチプレクサ62を使用して2つを分離する。キーパッドデータは、マイクロプロセッサによって認識されるパラレル形態74を成すように再現される。カメラパラレルデータはさらに、図1Dに示すようなマイクロプロセッサ4によって認識されるパラレル形態を成すように再現される。
【0023】
一実施形態において、キーパッド、又はカメラデータが伝送中であることを知らせるDSグループは、さらに別の接続を含む場合がある。当業者にとって既知であるような他の方法を使用してもよく、例えば、DS線を介して伝送される最初の1バイトは常に、その後に所与の量のカメラ(又はキーパッド)データが続くことを示すモードインジケータであってもよい。
【0024】
図1Fは、本発明を例示する典型的な一組のカメラ波形、及びキーパッド波形を示している。最上部に並ぶのは、CMOS撮影装置やCCD撮影装置のような一般的なカメラにおいても見られることがある時系列である。第1行80のデータ信号は、カメラからの例示的なデータ信号であり、各データ信号の1バイトは16進形式で示されている。これらの信号81のグループは、HSYNCデアサート、水平同期、時間を示している。HSYNC82はローであるが、カメラデータ信号は、5バイトF0、F1、F2、F3、F4、及びF5によって示されている。これらの線上のデータは、カメラに関しては意味を持たない。ただし、本発明では、HSYNC時間を使用して、キーパッドデータをマスターシリアライザ/デシリアライザを介してマイクロプロセッサへ送信する。なお、データ84、及びHSYNC86は、時間的にオフセットされ、その後、80、及び82においてトレースを発生する。この時間差は、マスターシリアライザの電子回路を通過する遅延時間を意味する。また、HSYNC86の間、カメラからのデータバイトF2、及びF3は、項目92で示される2つのバイトグループ00、及び04により置換される。次の行88は、12ビット、又は16進数004で表されたキーパッドデータを示している。1.5バイトのみがキーパッドによって使用され、それに続く4ビットは、ゼロに等しい値にされ、その結果、バイト00、04が、デシリアライザへ送信される。この実施形態では、HSYNCの間に、カメラデータのデータバイトF2、及びF3を置換するキーパッドデータが送信されるが、矛盾がない限り、HSYNCの間にいかなるデータバイトを使用してもよい。また、当業者には分かるように、キーパッドデータは、VSINCの間に伝送してもよい。
【0025】
好ましい実施形態として、システムは、複数のモードで動作させることができる。第1のモード、低速キーパッドにおいて、PLL58はディセーブルされ、シリアルライン上でキーが押下レベルにあるときに、キー発振器52は、キーパッドマトリクスの中を通過する。キーパッドデータは、LVCMOS(低電圧CMOS)を使用して渡される。
【0026】
第2のモード、高速カメラ/キーパッドにおいて、PLL158はイネーブルされる(PLL158はロックされる)。キーパッドデータは、HSYNC信号86がローであるときに捕捉され、渡される。カメラデータは、HYSYNC86がハイであるときに渡される。
【0027】
第3のモード、高速カメラでは、カメラデータは何も受け渡しされなし。ただし、キーパッドデータは、コントローラによって渡され、キーパッドデータマルチプレクサは、ローの擬似HSYNC信号を生成する。
【0028】
当業者には分かるように、本発明を使用して利点を得るために、他のタイミング手段、並びに、他の多重化手段を使用してもよい。例えば、本開示は、発振器を使用してキー押下を検出、及び復号しているが、電圧信号、及び/又は電流信号のような論理信号を使用してもよい。また、利点を得るために、多数のマイクロプロセッサを使用してもよい。さらに、ワンチップコンピュータだけでなく、専用機能を有する非常に大きなシリコン集積回路を使用してもよい。
【0029】
この実施例ではPLLを開示しているが、当業者には分かるように、PLLを使用しない動作を使用してもよい。例えば、カメラのタイミング要件によっては、水晶クロック、又はその均等、及び他のタイプのタイミング回路を使用して、利点を得ることもできる。
【0030】
図1B、及び図1Eを再び参照すると、図2は、ストロボ発生器44の一実施形態を示している。LCD/I2Cが真であれば、LCDWEは内部ストロボ(IntStrobe)を生成し、MUXデータシリアライザ30にデータを読み込む。データシリアライザ30にあるデータは、LCDWEが脈動しているときは、常に送信される。もし、メインディスプレイとサブディスプレイのいずれにもデータが送信されていない場合、GPIOストロボが生成され、GPIOデータが選択され、ロードされ、送信される。もし、MAINCSとSUBCSのいずれかが真であれば、GPIOストロボの生成はディセーブルされる。
【0031】
タイミングは、16CKREFサイクルにつき1つのGPIOデータが送信されるように設計される。あるいは、GPIOデータは、GPIOデータが変化したときにのみ送信されてもよい。
【0032】
図1B、及び図1CからのLCD/I2C論理回路A、及びBの動作を、図3〜図7に示す。このメカニズムは、LCDデータが送信されていないときに、LCDデータのためのクロック信号を変更し、二重の用途に使用するためのものである。この例では、LCDデータの替わりに、I2C信号、及びI2C CLKを伝送する場合がある。
【0033】
図3は、相互接続フレキシブルケーブル11を備えた(マスターデバイス6における)汎用送信機、及び(スレーブデバイス10における)受信機を示している。制御信号が、CONTROL1信号を生成するコンピュータシステム(図示せず)によって生成される。一状況において、CONTROL1信号は、差動駆動回路106を通してLCDデータ104を渡すために使用される場合があり、他の状況において、CONTROL1信号は、I2C信号、及びI2CクロックをパスゲートAを通してフレキシブルケーブル11に渡すために使用される場合がある。高速108、又は低速109のLCDがマルチプレクサ(MUX)10に入力されると、マルチプレクサ(MUX)10は、バッファ122を駆動し、次いで、フレキシブルケーブル11を駆動する。CONTROL1信号は、MUX110を制御し、LCD HS CLK(高速クロック)、又はLCD LS CLK(低速クロック)を通過させ、フレキシブルケーブルに入力させる。クロック信号の速度は、回路が、データをLCD信号であるか、又はI2C信号であるかを判断するために使用される。
【0034】
LCDデータ’、又はI2C信号’、及びCLK’(クロック)は、CONTROL’信号による決定に従って、バッファ111、又はパスゲートBにより受信される。
【0035】
LCD CLK’信号は、バッファ144により受信され、バッファ144は、CKSIN信号を出力する。CKSINは、基準発振器114の周波数FREQと比較される。比較器116は、どの信号を受信したかを決めるCONTROL’信号を出力する。CONTROL’信号は、後述するI2C_ENと同一である。
【0036】
図3に、理解のために、論理構造は例示したが、より詳細な実施形態は、他の図面において説明される。また、I2CパスゲートA、Bは双方向性であり、従ってI2C信号、及びCLKは、両方に渡される場合がある。
【0037】
図4は、フレキシブルケーブル102に接続された出力ピン120を駆動する図3の送信機36における種々の電子回路についての一実施形態を示している。図中、出力ピンは、フレキシブルケーブル11に接続されるように描かれているが、それらは、他の集積回路に直接接続されることもある。差動クロック信号LCD CLKは、送信機122によって駆動され、出力ピン120に出力される。送信機122の出力ピンについて示したように、各ピンは、静電放電保護回路(ESD)として機能するPADに接続される。図面には示されていないが、この実施形態では、全てのピン、接点、及びワイヤが、そのように保護される。
【0038】
「LCD」は、液晶ディスプレイ、又は任意の他のタイプのディスプレイを表し、「CLK」は、クロックを表す。ダミーロード124は、目的に応じて任意選択であり、単に、フレキシブルケーブルに接続された出力ピン130における既知の負荷ケーブル終端器を表す。
【0039】
差動LCDデータ104は、送信機126によって駆動され、フレキシブルケーブル102に接続されたDSOPピン、及びDSOMピン128に出力される。LCDデータ104がDSOP、及びDSOMへ送信中であることは、差動LCDデータの信号が、正、又は負であることをそれぞれ表す。
【0040】
しかしながら、CONTROL1によってパスゲートAがイネーブルされている場合、I2C CLKは、DSOP上に現れず、I2C信号が、DSOM上に現れる。CONTROL1によってI2C信号が、DSOP、及びDSOM線上にイネーブルされた場合、LCDデータ104は、送信機126によって遮断され、例えばCONTROL1ー(CONTROL1の論理反転)によりディセーブルされる。ここでCONTROL1は、送信機に接続されたコンピュータシステム(図示せず)によって設定可能なモード決定信号である。LCDデータ、又はI2C信号が、DSOP、及びDSOM線上に存在するので、バッファ126の出力は、イネーブルされていなければ、パスゲートAをロードしてはならず、また、パスゲートAは、イネーブルされていなければ、バッファ126をロードしてはならない。
【0041】
図5は、図3の受信機を示している。LCD CLKは、光ケーブル終端負荷140、及びバッファ142により受信される。バッファリングされたLCD CLK’信号は、受信機における他の回路(図示せず)に渡される。差動LCD CLK信号の1つであるCKSINは、下の図6の周波数比較器に渡される。
【0042】
これと同時に、LCDデータ(又は、I2C CLK、及びI2C信号)が、フレキシブルケーブルからバッファ144により受信される。もし、I2C_ENが真であれば、I2C信号が受信され、パスゲートBを通して他の回路(図示せず)に渡される。もし、LCDデータが受信された場合、それらは、バッファ144に入れられ、シングルエンドLCDデータ’が次の回路(図示せず)に渡される。必要であれば、ENABLE信号を使用して、LCDデータ’信号が、バッファ144を通ることを防止してもよい。
【0043】
図6は、図3の周波数比較器116として機能する回路を示している。周波数検出器(並列欠落パルス検出器として形成される)161、及び163は、受信したクロック信号CKSINを基準発振器信号OSCINと比較する。その出力は、フレキシブルケーブルの中を通してI2C信号、又はLCD信号を適当な受信回路(図示せず)へ導くI2C_EN信号である。
【0044】
実施形態によっては、カメラクロック17出力は、図1AのCAMCKREFを提供する場合がある。
【0045】
図7は、図6の検出器161の好ましい実施形態を示している。項目161は、OSCINとCKSINの順番が逆になっている点を除き、同じである。CKSINは、DATAIN171に入力され、OCSINは、図7の項目161のCLKIN173に入力される。これらの入力は、出力WBG_COMPLETE175を生成する働きをする。出力175は、入力信号171、及び175に関する欠落パルスを示す信号を出力する。種々の用途における必要に応じて遅延を調節するために、インバータチェーン717は、インバータ179の前に追加することが可能なプログラマブル遅延を生成する。2つの欠落パルス検出器を論理的に結合する場合、LCD CLK’の周波数は、基準発振器と比較される。
【0046】
図8は、シリアルクロック入力周波数のシミュレーションを示している。CKSIN81は、例として75MHzにセットされた基準発振器信号OSCIN183と比較される。周波数検出信号185は、CKSINがOSCIN183に対して何時ハイ187であり、何時ロー189であるかを示している。
【0047】
本発明によれば、一実施形態として、異なるモードを設定するために周波数を使用する利点が得られる。例えば、モード変更は、周波数が有する本来の目的の有用性を維持しつつ、LCDモードとI2Cモードの間で行われ、すなわち、フレキシブルケーブルを通したLCD信号の伝送からI2C信号の伝送へ変更される。集積回路上に必要となるピンの数、及び/又はフレキシブルケーブル上に必要となるワイヤの数は、少なくとも一本減らすことができる。
【0048】
本周波数検出方法によれば、電磁波干渉(EMI)に対する保護を得ながらも、共通シリアルバスを介して共用される双方向I2C制御、及びLCDデータのリアルタイムモニタリング、及び多重化が可能となる。
【0049】
実施形態は、電子回路として図示されているが、当業者には分かるように、他の電子回路を使用して、同じ機能を実施することも可能であり、また、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はハードウェア、並びにそれらの組み合わせを使用したシステムを使用して、同等の機能を達成する利点を得ることも可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を伝送するシステムであって、前記情報が、高速データ、及び制御、並びに低速データ、及び制御を含むものにおいて、
マイクロプロセッサ、又はコントローラから、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を受信し、送信する第1のシリアライザと、
マイクロプロセッサ、又はコントローラへ、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を送信し、受信する第1のデシリアライザと、
一群のI/Oデバイスから、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、及び制御信号を受信し、送信する第2のシリアライザと、
一群のI/Oデバイスへ、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、及び制御信号を送信し、受信する第2のデシリアライザと、
前記第1のシリアライザと、前記第1、又は前記第2のデシリアライザとの間における第1の接続と、前記第2のシリアライザと、前記第1の前記第2のデシリアライザとの間における第2の接続と、
前記第2のシリアル接続を介して、前記第2のシリアライザ/デシリアライザへ伝送される、2つの周波数を有するクロックと
を含むシステム。
【請求項2】
高速パラレル情報、及び低速パラレル情報、又はシリアル情報を受け取り、インタリーブし、より高速の情報、及びより低速の情報を直列時系列として出力し、その直列時系列を前記第1のシリアライザへ伝送する第1のマルチプレクサをさらに含み、
高速パラレル情報、及び低速パラレル情報、又はシリアル情報を受け取り、インタリーブし、より高速の情報、及びより低速の情報を直列時系列として出力し、その直列時系列を前記第2のシリアライザへ伝送する第2のマルチプレクサをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記データ伝送は全二重である、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記高速情報、及び前記低速情報は、異なるクロック周波数を検出することによって区別される、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記高速シリアルデータは、カメラからの同期信号を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記低速データは、水平同期信号、及び垂直同期信号の間に伝送される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記一群のI/Oデバイスは、LCDディスプレイ、GPIOデバイス、I2Cデバイス、カメラ、及びキーパッドの中から1以上を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記I/Oデバイスは、パラレルデータを送信するキーマトリクスであり、前記データは、直列化され、非直列化され、前記キーパッドマトリクスパラレルデータが再現される、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記I/Oデバイスの1つはGPIOデバイスであり、前記情報の内容が、内部ストロボを生成する前記マイクロプロセッサ、又はコントローラにより変更されたときに、GPIO情報が伝送される、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記I/Oデバイスの1つはGPIOデバイスであり、前記シリアルデータビットが前記ストロボ信号とともに送信されたときに、GPIO情報が、シリアルデータビットとして直列化される、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
情報を伝送するプロセスであって、前記情報が、高速データ、及び制御、並びに低速データ、及び制御を含むものにおいて、
マイクロプロセッサ、又はコントローラから、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を受信し、送信する第1の直列化ステップと、
マイクロプロセッサ、又はコントローラへ、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を送信し、受信する第1の非直列化ステップと、
一群のI/Oデバイスから、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を受信し、送信する第2の直列化ステップと、
一群のI/Oデバイスへ、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を送信し、受信する第2の非直列化ステップと、
第1と、第1、又は第2のデシリアライザとの間においてシリアル情報を伝送する第1の伝送ステップと、
第2と、前記第1、又は第2の非直列か装置との間においてシリアル情報を伝送する第2の伝送ステップと、
第2のシリアル接続を介して、2つの周波数を有するクロック信号を前記第2のデシリアライザへ伝送するステップと
からなるプロセス。
【請求項12】
高速パラレル情報、及び低速パラレル情報、又はシリアル情報を受け取り、インタリーブし、より高速の情報、及びより低速の情報を直列時系列として出力し、その直列時系列を前記第1のシリアライザへ伝送する第1の多重化ステップと、
高速パラレル情報、及び低速パラレル情報、又はシリアル情報を受け取り、インタリーブし、より高速の情報、及びより低速の情報を直列時系列として出力し、その直列時系列を前記第2のシリアライザへ伝送する第2の多重化ステップと
をさらに含む、請求項11に記載のプロセス。
【請求項13】
データを全二重で伝送するステップをさらに含む、請求項12に記載のプロセス。
【請求項14】
異なるクロック周波数を検出することにより、高速データ、及び低速データを区別するステップをさらに含む、請求項12に記載のプロセス。
【請求項15】
高速シリアルデータ同期信号は、カメラからのものである、請求項11に記載のプロセス。
【請求項16】
前記低速情報は、前記同期信号の間にある、請求項15に記載のプロセス。
【請求項17】
I/Oデバイスは、キーパッドマトリクスであり、該キーパッドマトリクスは、直列化され、デシリアライザへ伝送されるパラレルデータを有し、さらに、非直列化の後に、キーパッドマトリクスパラレルデータを再生成するステップをさらに含む、請求項16に記載のプロセス。
【請求項18】
前記I/Oデバイスの1つがGPIOデバイスであるとき、ストロボを生成することによって前記情報を伝送するステップをさらに含む、請求項11に記載のプロセス。
【請求項1】
情報を伝送するシステムであって、前記情報が、高速データ、及び制御、並びに低速データ、及び制御を含むものにおいて、
マイクロプロセッサ、又はコントローラから、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を受信し、送信する第1のシリアライザと、
マイクロプロセッサ、又はコントローラへ、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を送信し、受信する第1のデシリアライザと、
一群のI/Oデバイスから、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、及び制御信号を受信し、送信する第2のシリアライザと、
一群のI/Oデバイスへ、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、及び制御信号を送信し、受信する第2のデシリアライザと、
前記第1のシリアライザと、前記第1、又は前記第2のデシリアライザとの間における第1の接続と、前記第2のシリアライザと、前記第1の前記第2のデシリアライザとの間における第2の接続と、
前記第2のシリアル接続を介して、前記第2のシリアライザ/デシリアライザへ伝送される、2つの周波数を有するクロックと
を含むシステム。
【請求項2】
高速パラレル情報、及び低速パラレル情報、又はシリアル情報を受け取り、インタリーブし、より高速の情報、及びより低速の情報を直列時系列として出力し、その直列時系列を前記第1のシリアライザへ伝送する第1のマルチプレクサをさらに含み、
高速パラレル情報、及び低速パラレル情報、又はシリアル情報を受け取り、インタリーブし、より高速の情報、及びより低速の情報を直列時系列として出力し、その直列時系列を前記第2のシリアライザへ伝送する第2のマルチプレクサをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記データ伝送は全二重である、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記高速情報、及び前記低速情報は、異なるクロック周波数を検出することによって区別される、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記高速シリアルデータは、カメラからの同期信号を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記低速データは、水平同期信号、及び垂直同期信号の間に伝送される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記一群のI/Oデバイスは、LCDディスプレイ、GPIOデバイス、I2Cデバイス、カメラ、及びキーパッドの中から1以上を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記I/Oデバイスは、パラレルデータを送信するキーマトリクスであり、前記データは、直列化され、非直列化され、前記キーパッドマトリクスパラレルデータが再現される、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記I/Oデバイスの1つはGPIOデバイスであり、前記情報の内容が、内部ストロボを生成する前記マイクロプロセッサ、又はコントローラにより変更されたときに、GPIO情報が伝送される、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記I/Oデバイスの1つはGPIOデバイスであり、前記シリアルデータビットが前記ストロボ信号とともに送信されたときに、GPIO情報が、シリアルデータビットとして直列化される、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
情報を伝送するプロセスであって、前記情報が、高速データ、及び制御、並びに低速データ、及び制御を含むものにおいて、
マイクロプロセッサ、又はコントローラから、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を受信し、送信する第1の直列化ステップと、
マイクロプロセッサ、又はコントローラへ、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を送信し、受信する第1の非直列化ステップと、
一群のI/Oデバイスから、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を受信し、送信する第2の直列化ステップと、
一群のI/Oデバイスへ、高速、及び低速のパラレルデータ、シリアルデータ、並びに制御信号を送信し、受信する第2の非直列化ステップと、
第1と、第1、又は第2のデシリアライザとの間においてシリアル情報を伝送する第1の伝送ステップと、
第2と、前記第1、又は第2の非直列か装置との間においてシリアル情報を伝送する第2の伝送ステップと、
第2のシリアル接続を介して、2つの周波数を有するクロック信号を前記第2のデシリアライザへ伝送するステップと
からなるプロセス。
【請求項12】
高速パラレル情報、及び低速パラレル情報、又はシリアル情報を受け取り、インタリーブし、より高速の情報、及びより低速の情報を直列時系列として出力し、その直列時系列を前記第1のシリアライザへ伝送する第1の多重化ステップと、
高速パラレル情報、及び低速パラレル情報、又はシリアル情報を受け取り、インタリーブし、より高速の情報、及びより低速の情報を直列時系列として出力し、その直列時系列を前記第2のシリアライザへ伝送する第2の多重化ステップと
をさらに含む、請求項11に記載のプロセス。
【請求項13】
データを全二重で伝送するステップをさらに含む、請求項12に記載のプロセス。
【請求項14】
異なるクロック周波数を検出することにより、高速データ、及び低速データを区別するステップをさらに含む、請求項12に記載のプロセス。
【請求項15】
高速シリアルデータ同期信号は、カメラからのものである、請求項11に記載のプロセス。
【請求項16】
前記低速情報は、前記同期信号の間にある、請求項15に記載のプロセス。
【請求項17】
I/Oデバイスは、キーパッドマトリクスであり、該キーパッドマトリクスは、直列化され、デシリアライザへ伝送されるパラレルデータを有し、さらに、非直列化の後に、キーパッドマトリクスパラレルデータを再生成するステップをさらに含む、請求項16に記載のプロセス。
【請求項18】
前記I/Oデバイスの1つがGPIOデバイスであるとき、ストロボを生成することによって前記情報を伝送するステップをさらに含む、請求項11に記載のプロセス。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【公表番号】特表2010−535453(P2010−535453A)
【公表日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−519220(P2010−519220)
【出願日】平成20年7月28日(2008.7.28)
【国際出願番号】PCT/US2008/009112
【国際公開番号】WO2009/017703
【国際公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【出願人】(500498833)フェアチャイルド セミコンダクター コーポレイション (26)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年7月28日(2008.7.28)
【国際出願番号】PCT/US2008/009112
【国際公開番号】WO2009/017703
【国際公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【出願人】(500498833)フェアチャイルド セミコンダクター コーポレイション (26)
【Fターム(参考)】
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