説明

シリンダヘッドガスケット

【課題】シリンダヘッドボルトに付着したオイルのガスケット基板間からの滲み出しを確実に防止することができるシリンダヘッドガスケットを提供する。
【解決手段】シリンダヘッドガスケット3を、上側ガスケット基板32および下側ガスケット基板33を上下に積層して一体に形成している。そして、上側ガスケット基板32に開口するボルト挿通孔36aの周縁を、下側ガスケット基板33のボルト挿通孔36bの周縁端を上方から下方に亘って囲繞するように下方に折り曲げて筒状に形成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介設されるシリンダヘッドガスケットに関し、特に、ボルト挿通孔に挿通されるボルトに付着したオイルのガスケット基板間からの滲み出しを防止する対策に係る。
【背景技術】
【0002】
従来、シリンダヘッドガスケットは、下記の技術文献1に示すように、少なくとも2層以上のガスケット基板を上下に積層して一体に形成され、その積層体の上下に隣接するガスケット基板に、複数の燃焼室孔が一列に穿設されているとともに、この複数の燃焼室孔の周りに複数のボルト挿通孔が穿設されている。そして、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間にシリンダヘッドガスケットを介設した状態で、シリンダヘッド側からシリンダヘッドガスケットのボルト挿通孔を介してシリンダブロックに挿通されたボルトにより締め付けられてシリンダヘッドとシリンダブロックとの互いの対向面間をシールした状態で組み付けられるようになっている。
【特許文献1】特開平11−264472号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、シリンダヘッド側から上下のガスケット基板の各ボルト挿通孔を介してシリンダブロックに挿通されるシリンダヘッドボルトの雄ねじ部には、シリンダブロックの雌ねじ部との間での摩擦をなくして正確なトルクにより締め付けが行われるようにオイルが塗布されている。
【0004】
その場合、上下に隣接するガスケット基板にそれぞれ穿設されるボルト挿通孔は、同じ径に形成されているため、雄ねじ部にオイルが塗布されたシリンダヘッドボルトを上下のガスケット基板の各ボルト挿通孔に挿通して締め付ける際に、上下のガスケット基板のボルト挿通孔の周縁端同士の間にシリンダヘッドボルトの雄ねじ部が接触し、その接触によりオイルがボルト挿通孔の周縁端同士の間を介して上下のガスケット基板の間に侵入すると、ボルトの締め付けを終えた組み付け後にオイルがガスケット基板の間から滲み出すおそれがあった。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シリンダヘッドボルトに付着したオイルのガスケット基板間からの滲み出しを確実に防止することができるシリンダヘッドガスケットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明では、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介設され、上記シリンダヘッドとシリンダブロックとの互いの対向面間をシールするシリンダヘッドガスケットを前提とし、少なくとも2層以上のガスケット基板を上下に積層して一体に形成し、その積層体の上下に隣接するガスケット基板に、複数の燃焼室孔を一列に穿設するとともに、この複数の燃焼室孔の周りに複数のボルト挿通孔を穿設する。そして、上記上側に位置する上側ガスケット基板のボルト挿通孔周縁を、上記下側に位置する下側ガスケット基板のボルト挿通孔周縁端を上方から下方に亘って囲繞するように筒状に形成している。
【0007】
この特定事項により、下側に位置する下側ガスケット基板のボルト挿通孔周縁端は、上側に位置する上側ガスケット基板の筒状に形成されたボルト挿通孔周縁によって上方から下方に亘って囲繞されることになり、雄ねじ部にオイルが塗布されたシリンダヘッドボルトを上下のガスケット基板の各ボルト挿通孔に挿通した際に該シリンダヘッドボルトの雄ねじ部が上下のガスケット基板のボルト挿通孔周縁端同士の間に接触することはなく、上側ガスケット基板のボルト挿通孔周縁の内側を接触して挿通されることになる。このため、シリンダヘッドボルトを締め付けても、上下のガスケット基板のボルト挿通孔の周縁端同士の間を介して上下のガスケット基板の間にオイルが侵入することが防止され、シリンダヘッドボルトの締め付けを終えた組み付け後に上下のガスケット基板間からのオイルの滲み出しを確実に防止することが可能となる。
【発明の効果】
【0008】
以上、要するに、上側ガスケット基板のボルト挿通孔周縁を、下側ガスケット基板のボルト挿通孔周縁端を上方から下方に亘って囲繞するように筒状に形成することで、雄ねじ部にオイルを塗布したシリンダヘッドボルトを上下のガスケット基板の各ボルト挿通孔に挿通して締め付けた際の各ボルト挿通孔周縁端同士の間を介した上下のガスケット基板間へのオイルの侵入を防止して、組み付け後の上下のガスケット基板間からのオイルの滲み出しを確実に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係るシリンダヘッドガスケットを自動車用V型8気筒エンジン(V型内燃機関)に適用した場合について説明する。
【0010】
−エンジン全体構成の説明−
シリンダヘッドガスケットの構造を説明する前に、このシリンダヘッドガスケットが用いられるエンジンの全体構成について説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係るV型エンジン1をクランクシャフト14の軸心方向から見たエンジン内部の概略構成を示す図である。この図1に示すように、V型エンジン1は、シリンダブロック11の上部にV型に突出した左右一対のバンク10L,10Rを有している。各バンク10L,10Rは、シリンダブロック11の上端部に設置されたシリンダヘッド12L,12Rを備えている。上記シリンダブロック11には複数のシリンダ13L,13R,…(例えば各バンク10L,10Rに4個ずつ)が所定の挟み角(例えば90°)をもって配設されている。これらのシリンダ13L,13R,…の内部にはピストンが往復移動可能に収容され、各ピストンはコネクティングロッドを介してクランクシャフト14に動力伝達可能に連結されている。更に、シリンダブロック11の下側にはクランクケース15が取り付けられており、上記シリンダブロック11内の下部からクランクケース15の内部に亘る空間がクランク室16となっている。また、このクランクケース15の更に下側にはオイルパン17が設けられている。この場合、クランクシャフト14は車体前後方向に延びて設けられており、V型エンジン1が車体前部において縦置きに搭載されている。
【0012】
また、V型エンジン1のシリンダヘッド12L,12Rは、分割構造となっている。詳しくは、シリンダブロック11の上面に取り付けられるシリンダヘッド本体121L,121Rと、このシリンダヘッド本体121L,121Rの上側に組み付けられるカムシャフトハウジング122L,122Rとによりシリンダヘッド12L,12Rが構成されている。また、V型エンジンEのシリンダヘッド12L,12Rの内側には吸気ポート123L,123R,…が設けられている一方、外側には排気ポート124L,124R,…が設けられている。
【0013】
−冷却装置−
次に、上記シリンダブロック11の左右のバンク10L,10Rおよびシリンダヘッド12L,12Rに対して冷却水を供給する冷却装置について図2および図3を用いて説明する。この図2は本実施形態に係るV型エンジン1のシリンダブロック11を上方からみた平面図である。ここでは、図2において左側のバンク10L(図2では下側のバンク)には奇数のシリンダ列が、右側のバンク10R(図2では上側のバンク)には偶数のシリンダ列がそれぞれ配置され、左側のバンク10Lのシリンダ列は、そのシリンダ列方向前端(図2では左端)に位置する気筒を第1番気筒♯1とし、その後側(図2では右側)に位置する気筒を第3番気筒♯3、更に、その後側(図2では右側)に位置する気筒を第5番気筒♯5、そして、後端(図2では右端)に位置する気筒を第7番気筒♯7として説明する一方、右側のバンク10Rのシリンダ列は、そのシリンダ列方向前端(図2では左端)に位置する気筒を第2番気筒♯2とし、その後側(図2では右側)に位置する気筒を第4番気筒♯4、更に、その後側(図2では右側)に位置する気筒を第6番気筒♯6、そして、後端(図2では右端)に位置する気筒を第8番気筒♯8として説明する。なお、気筒番号の形態はこれに限るものではない。
【0014】
上記シリンダブロック11は、オープンデッキ型に構成されている。つまり、シリンダブロック11の左右のバンク10L,10Rの頂面(シリンダヘッド12L,12R側)にウォータジャケット21,21が開放されていると共に、このウォータジャケット21,21が、左右のバンク10L,10Rの各シリンダ13L,13R,…の略全周囲を囲むようにシリンダブロック11の各バンク10L,10Rの外壁101L,101Rと各シリンダ壁102L,102R,…との間に形成されている。
【0015】
上記シリンダブロック11の左右のバンク10L,10R間の前側位置には、クランクシャフト14からの回転力により駆動するウォータポンプが設けられている。また、上記シリンダブロック11の左右のバンク10L,10R間には、シリンダ列方向(図2では左右方向)へ延びる冷却水通路22が設けられている。この冷却水通路22は、シリンダブロック11の各バンク10L,10Rの内壁103L,103Rと、この内壁103L,103Rの前後両端を遮蔽する前後の遮蔽リブ104a,104bとによって周方向から一体的に区画され、上方から蓋体105(図1に表れる)により覆われて密閉状態に保たれるようになっている。この冷却水通路22は、上記ウォータポンプが左右のバンク10L,10R間の前側位置に設けられる関係上、それよりも後側からシリンダブロック11の後端に亘って左右のバンク10L,10R間に位置している。
【0016】
そして、上記冷却水通路22には、そのシリンダ列方向前側位置において上記ウォータポンプの吐出口と連通する連通口221が設けられている。この連通口221は、上記蓋体105の前端部に開口している。そして、ウォータポンプの吐出口から吐出された冷却水は、連通口221から冷却水通路22の前端部に供給されるようになっている。
【0017】
また、上記冷却水通路22の左側バンク10Lのシリンダ列方向後側の気筒、例えば第3ないし第8気筒♯3〜♯8にそれぞれ対応する内壁103L,103Rの6つの対応位置には、上記シリンダブロック11の左右のバンク10L,10Rのウォータジャケット21,21に対し冷却水を導入する導入口222,222,…が開設されている。この各導入口222から導入された冷却水は、左右のバンク10L,10Rのウォータジャケット21,21の冷却水通路22側(図2では左側のバンク10Lのウォータジャケット21の上側、右側のバンク10Rのウォータジャケット21の下側)より導入され、この左右のバンク10L,10Rのウォータジャケット21,21の冷却水通路22側から反冷却水通路22側(図2では左側のバンク10Lのウォータジャケット21の下側、右側のバンク10Rのウォータジャケット21の上側)へシリンダ列方向前側を廻って循環する一方、シリンダ列方向後側を廻って反冷却水通路22側へと循環するようになっている。この場合、ウォータポンプが左右のバンク10L,10R間の前側位置に設けられているため、冷却水通路22の前端は、左側バンク10Lのシリンダ列方向前側の気筒(例えば第1気筒♯1)および右側バンク10Rのシリンダ列方向前側の気筒(例えば第2気筒♯2)とほぼ対応しており、かかる点で、冷却水通路22の左側バンク10Lのシリンダ列方向最前端の第1気筒♯1および右側バンク10Rのシリンダ列方向最前端の第2気筒♯2にそれぞれ対応する内壁103L,103Rの対応位置に導入口を開設することができない構成となっている。
【0018】
更に、上記冷却水通路22のシリンダ列方向後端部には、上記左右のシリンダヘッド12L,12Rに対し冷却水通路22のシリンダ列方向後端部よりそれぞれ冷却水を供給する冷却水供給口23a,23bが開設されている。この冷却水供給口23a,23bから供給された冷却水は、図1に示すように、左右のシリンダヘッド12L,12R内をシリンダ列方向へ延びるウォータジャケット125,125の後端部よりそれぞれ供給され、このウォータジャケット125,125内を循環した冷却水がシリンダヘッド12L,12Rの前端部より外方(車体前方)へ導出されるようになっている。
【0019】
−シリンダヘッドガスケット−
次に、シリンダブロック11の左右のバンク10L,10Rと左右のシリンダヘッド12L,12Rのシリンダヘッド本体121L,121Rとの互いの対向面間をシールするシリンダヘッドガスケット3について図3ないし図5を用いて説明する。この図3はシリンダヘッドガスケットを上方から見た平面図であり、図4および図5はそれぞれボルト挿通孔付近で切断したシリンダヘッドガスケットの断面図である。
【0020】
上記シリンダブロック11の左右のバンク10L,10Rの上面と左右のシリンダヘッド12L,12Rのシリンダヘッド本体121L,121Rの下面との間には、図3に示すように、シリンダヘッドガスケット3(シリンダブロック11の右側のバンク10Rの上面と右側のシリンダヘッド12Rのシリンダヘッド本体121Rの下面との間に介設されるものについてのみ示す)がそれぞれ介設されている。このシリンダヘッドガスケット3は、上側ガスケット基板32および下側ガスケット基板33を上下に積層して一体に形成されている。また、上記左右のバンク10L,10Rのウォータジャケット21,21の反冷却水通路22側と左右のシリンダヘッド12L,12Rのウォータジャケット125,125とが互いに対向する上記シリンダヘッドガスケット3の各気筒♯1〜♯8の対応位置には、シリンダブロック11の左右のバンク10L,10Rのウォータジャケット21,21からの冷却水を左右のシリンダヘッド12L,12Rのウォータジャケット125,125に導出する第1ないし第4流出口31a,31b,31c,31dがシリンダ列方向前側(図3では左側)から順に開設されている。そして、上記シリンダヘッドガスケット3には、シリンダブロック11のシリンダ13R,13R,…に合わせて穿設された4箇所の燃焼室孔35,35,…が穿設されている。また、上記各燃焼室孔35の周りには、図4に示すように、シリンダブロック11の右側のバンク10Rと右側のシリンダヘッド12Rとを締結するシリンダヘッドボルトB(図4において1つのみ示す)が挿通される複数のボルト挿通孔36,36,…が穿設されている。この場合、シリンダヘッドガスケット3に穿設された各ボルト挿通孔36は、図5に示すように、上記上側ガスケット基板32に開口するボルト挿通孔36aと、上記下側ガスケット基板33に開口するボルト挿通孔36bとによって構成されている。なお、図3中、37,37,…はシリンダヘッドガスケット3に穿設されたオイルを戻すためのオイル戻し孔、38は冷却水が流通する水孔である。
【0021】
そして、上記上側ガスケット基板32に開口するボルト挿通孔36aの周縁は、上記下側ガスケット基板33のボルト挿通孔36bの周縁端を上方から下方に亘って囲繞するように下方に折り曲げられて筒状に形成されている。
【0022】
したがって、上記実施形態では、シリンダヘッドガスケット3の各ボルト挿通孔36は、上側ガスケット基板32の筒状に形成されたボルト挿通孔36aの周縁によって下側ガスケット基板33のボルト挿通孔36bの周縁端が上方から下方に亘って囲繞されているので、雄ねじ部Baにオイルが塗布されたシリンダヘッドボルトBを上下のガスケット基板32,33の各ボルト挿通孔36a,36bに挿通した際に該シリンダヘッドボルトBの雄ねじ部Baが下側ガスケット基板33のボルト挿通孔36bの周縁端と接触することはなく、上側ガスケット基板32のボルト挿通孔36aの周縁の内側を接触して挿通されることになる。このため、シリンダヘッドボルトBを締め付けても、その各ボルト挿通孔36a,36bの周縁端同士の間を介して上下のガスケット基板32,33の間にオイルが侵入することが防止され、シリンダヘッドボルトBの締め付けを終えた組み付け後に上側ガスケット基板32と下側ガスケット基板33と間からのオイルの滲み出しを確実に防止することができる。
【0023】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記実施形態では、V型8気筒エンジン1のシリンダヘッドガスケットについて述べたが、V型エンジンの他か、直列型エンジンまたは水平対向エンジンなどあらゆるエンジンのシリンダヘッドガスケットとして適用可能である。
【0024】
また、上記実施形態では、上側ガスケット基板32および下側ガスケット基板33を上下に積層して一体に形成したシリンダヘッドガスケット3を用いたが、3層以上のガスケット基板を上下に積層してなるシリンダヘッドガスケットが用いられていてもよく、その場合には、最上層に位置する上側ガスケット基板のボルト挿通孔の周縁が、それよりも下層の各下側ガスケット基板のボルト挿通孔の周縁端を上方から下方に亘って囲繞するように下方に折り曲げられて筒状に形成されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施形態に係わる冷却装置を用いたV型エンジンをクランクシャフトの軸心方向から見たエンジン内部の概略構成を示す図である。
【図2】V型エンジンのシリンダブロックを上方からみた平面図である。
【図3】シリンダヘッドガスケットの平面図である。
【図4】シリンダヘッドガスケットをボルト挿通孔付近で切断した断面図である。
【図5】シリンダヘッドボルトを挿通した状態でのボルト挿通孔付近の断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 V型エンジン(V型内燃機関)
11 シリンダブロック
12L,12R
シリンダヘッド
3 シリンダヘッドガスケット(積層体)
32 上側ガスケット基板
33 下側ガスケット基板
35 燃焼室孔
36 シリンダヘッドガスケットのボルト挿通孔
36a 上側ガスケット基板のボルト挿通孔
36b 下側ガスケット基板のボルト挿通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介設され、上記シリンダヘッドとシリンダブロックとの互いの対向面間をシールするシリンダヘッドガスケットにおいて、
少なくとも2層以上のガスケット基板を上下に積層して一体に形成され、その積層体の上下に隣接するガスケット基板には、複数の燃焼室孔が一列に穿設されているとともに、この複数の燃焼室孔の周りに複数のボルト挿通孔が穿設されており、
上記上側に位置する上側ガスケット基板のボルト挿通孔周縁は、上記下側に位置する下側ガスケット基板のボルト挿通孔周縁端を上方から下方に亘って囲繞するように筒状に形成されていることを特徴とするシリンダヘッドガスケット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−25409(P2008−25409A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−197113(P2006−197113)
【出願日】平成18年7月19日(2006.7.19)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】